9/15 その先の群馬へ。リベンジ編
松本から長野まで輪行し、8時45分スタート。須坂で買い出しをして高山村へ。痛恨の失敗に終わった5月のサイクリング、そのリベンジに来たのだ。
ここから趣向を変え、舗装の県道ではなくジャリジャリダートの林道湯沢線を登る。ホイルスピンで何度も足を付き、単調なのに気が抜けない作業のような、ランドナーには厳しい坂だった。でも会ったのはクルマ1台、オートバイ2台、小さい猪1匹くらいで、空気は美味しかったと思う。13時に標高1823mの群馬県境、毛無峠に到着。
峠一帯は強い風で時折霧雲が通り過ぎてゆき、あっという間に体はどん冷え。小串硫黄鉱山跡の先の、前の自転車が眠る谷に手を合わせてから昼食をとり、一旦引き返す。
上信スカイラインで群馬県入りを果たし、見晴らしポイントに寄る。両親孝行ドライブ中と思われる方がいて、小串鉱山の話題に。「あそこから大前に降りる道はありますかねー」と聞かれ「無いです!」と断言を返す。「もしかしてあの方?」…私の記事を読んでいたらしく、つまり遭難の事も良く知っていた。なんという偶然、嬉しくなっちゃうね。
間もなく硫黄の香りが漂ってくる。万座温泉に入れるまんざ生涯なかなか無いチャンスだから、豊国館の露天風呂に入浴。見た目はただの白い湯だが、これが深くて気持ちいい。このまま泊まっていきたいくらい。
万座ハイウェーを下りられれば楽だが、自転車は通行不可。先週あたりヒルクライムレースをやってみたらしいし、少しずつ良くなっていくのかな。ともかく白根山の鞍部までもうひと登り。散策する時間はなく、霧の中を豪快に下りて、草津温泉もスルー。昔いっぺん来たし…。
毛無峠からだいぶ迂回した形で嬬恋村大前に到着し、リベンジを果たした。今度こそ、手元に自転車がある。公園にテントを張り、今回は昨日買ったばかりのダウン寝袋があるんだ。早速の活躍、と思ったら案外暑い。
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