11/22 二五四ネゴシエーション
金曜を有休とし、自転車で国道254号の終点(松本市平瀬口)から起点(文京区本郷三丁目)まで走る旅を企てる。普段全く意識することはないが、松本と東京を一本で結ぶ唯一の国道で、積年の宿題だった。厳しい冬の様相を見せる常念山脈を背に、初めて利用してみる松本トンネル(30円)を抜けると、筑摩山地に朝日が昇る。
標高1100mまで登って三才山トンネル(50円)を抜け、さらに名無しの峠を越えると中山道に合流する。 芦田宿、茂田井間宿、望月宿を過ぎる所まで旧道を訪ね、佐久市を横断。コスモス街道の花はとっくに終わっていて、紅葉も最終盤。本日のメインたる内山峠だが、長野県側は大した登りじゃない。トンネルもあるが、ここはやはり旧道で越えたい峠道。狭くひと気なく、それでいて明るい。峠は荒船山登山口になっていて、それなりに駐車車両が多い。少し下りたところから、荒船山の威容が拝めるポイントが度々ある。いつか登ってみたいものだ。一旦新道に合流し、また旧道で渓谷沿いを下ってゆく。国道254号である事を主張する標識がボロボロで、マニア受けしそう。さて近年鬼門化しつつある群馬県に入ったのだから、よほど気を付けて進まねばならない。取り敢えず下仁田ドライブインで蒟蒻コロッケとネギ味噌コロッケを買い、それとお茶で冷やした身体を暖める。
今回の旅はデジタルデトックスどころかiPad持参で、コンビニを見つけては買い食いしてネットに接続している有り様。その代わり腕時計を忘れたので、ほとんど時間を気にしないタイムデトックス(?)を試みている。あとツーリングマップルは持参しているが、それを一切見ないという妙な縛りを課している。マップデトックス?…記憶とカンを頼りに進め。
富岡製糸場は何時間も掛けてじっくり見学したいが今日はそんなに余裕なく、外壁だけ見ていく。代わりに土産屋で、グンマのソウルフードと云われるカリントまんじゅうを4個購入。一つ食べてみると、甘くて油っこいカリント皮の中に、これまた甘い餡が入っている。うへえ、これあと3つ食うの?…しかし数キロ走ってまたお腹が空いたので、全部平らげてしまった。これで入国審査は大丈夫だ。暗くなって、藤岡市までで今日の日はさようなら。ショッピングセンターで買い食いしつつiPadで時間を潰し、あとはどこでゲリラキャンプしようかしら。
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