5/3分 原野駅 かーらーのー?
待ちに待ったゴールデンウイーク旅行。毎年の事とはいえ長野マラソンが終わるとロクに運動しなくなるので、再始動のきっかけにしたい。
渋峠に行くか表富士に行くか? 直前までプランに迷い、なるべく排気ガスの少なそうな岐阜県方面に決定。中央西線の始発で木曽福島の一つ手前、原野駅に降り立った。自転車を組み立て、国道19号を福島まで少し下りて国道361号の木曽大橋を渡る。福島から福井を目指す福々ランになるかな。新緑の山村風景が美しく、背後には中央アルプス。のっけから上機嫌だ。
飛騨街道の旧道で地蔵峠を越えると御岳がどーんと…ちょっと雲に隠れている。下りた所のアイスクリーム屋でとうもろこしソフトをワッフルコーンで頂き、明るい開田高原を長峰峠へ。比較的近場ながら初めて越える県境で岐阜に入る。日和田高原から高地トレーニング地帯。アスリートって奴はこういう所で鍛錬してるんだろうな。
ここから南へ折れ、御岳西側をさらにガンガンズンズングイグイ上昇。だんだん残雪が多くなり、柳蘭峠を過ぎてさらに登るとチャオ御岳が現れた。マンガ雑誌じゃない。ミーハーなイメージのあるスキー場くらいの認識だったが、ここにあったんだ。滑り納めの中京人たちで大変な賑わい。イカ娘など様々なコスプレや痛板を多く見かけると思ったら、仮装大会をやってるらしい。キャンプ装備の自転車にレーパンレーシャツでノコノコやってきた私が一番場違いだな。
濁河峠を下りてまたちょっと登ると、濁河温泉がある。「にごりご」って読むのだと途中の標識で知った。標高1800m、通年営業の温泉街としては日本最高所を謳っている。万座温泉と同じくらい。下呂市営露天風呂は広くてぬるい、茶色の湯。
あとは下り一辺倒、ではない。御岳パノラマラインという狭い道のアップダウンで、左手の谷がどんどん深くなっていく。谷越しの御岳は雲に隠れているが、眼下に溶岩流の台地が細く続いている様が圧巻。この道を走らずして御岳を語るなかれ、と登ったこともない私が言ってみる。
ようやくまともな下り基調になるが、途中で右の鈴蘭峠に寄り道ピストン。10年以上前だったか、白装束ハ○ナウェーブの車列が屯していたことで一時的に知名度が全国区になっていた気がする。ただそれだけ。
道の駅小坂は三色のハナモモが見頃。補給食ばかりでまともな昼食を摂っていなかったから、大動脈の国道41号に入りハンガーノック気味で危険を感じる。上呂駅前に今時珍しい瓶ジュースの自販機を見つけ、ジンジャーエールで一服。自炊用具を持ってきてないので夕食はパンや惣菜で済ませ、萩原の公園でゲリラキャンプ。本日の走行距離106km、獲得標高差1930m。近場にまだこんな素晴らしいツーリングルートがあった。百点満点。
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