8/2-3 信州循環鈍足
土曜日、松本から篠ノ井まで列車で移動する。あまり早起きしなかったので、ジョギング開始は昼前だ。ヤバいほど暑く、自転車で走るのも無謀であろう炎天下。もう歳なんだから無理はするなと、スポーツドリンクを序盤から多めに摂って慎重に進む。
千曲川左岸のサイクリングロードを南下していく。アスファルトから吹き上げてくるような熱風。少し日が陰って楽になったが、休憩予定の戸倉上山田まで飢えと渇きを我慢できず、少し手前のコンビニで昼食にする。再スタートして歓楽色のある温泉街を抜け、少し元気にペースアップ。しかしジリジリする日差しが復活し、周囲に何もない土手道では不安におののく。遠くにドリンク自販機を見つけたら駆け寄ってまたスポーツドリンクなど。いったい何リットル飲む気だ。
善光寺平と上田盆地を分ける垂直の崖がだんだん近づいてくる。真下まで来ると、驚くような奇観。半過岩鼻(はんがいわばな)というらしい。背後から雷鳴が聞こえて来たので、もうひと頑張り先を急ぐ。33.3kmを4時間半かけて走り、ゴールは上田駅前。これで、信州循環急行を模したジョギングルートは5回に分けて完成した(松本→篠ノ井→長野、松本→小淵沢、小淵沢→小諸、軽井沢→小諸→上田、そして今回の篠ノ井→上田)。
電話ボックスの電話帳で銭湯を探すと、柳町にあるようだ。じまん焼きを買い食いしつつ歩いて、保命水をガブ飲みしてから柳の湯へ。いい湯でした。
1駅区間なら新幹線自由席は安いし、プチ贅沢で長野駅へワープ。まず権堂アーケードの外れに万両というラーメン屋を探し出し、チャーシューメンを注文する。周囲が赤く着色されたチャーシューが昔ながらっぽさを主張。うむ、松本・伊那にあった万両とは全然違うや。それだけ確かめたかった。
間もなく長野びんずる祭りが始まる。第44回と長い歴史を持ち、ボーカルの無いお囃子で踊り歩く。手を合わせる振り付けが印象的で「そうだ、善光寺さんに手を合わせていかなきゃ」という気分にさせられたので、雨の中お参りしていく。長野マラソンだと数分で駆け下りる中央通りが今日は混雑。少々焦ったが予定の列車に間に合わせた。中央西線の豪雨災害の影響で特急しなのが長らく運休中なので、ほぼ同じスジで松本行きの臨時快速がある。ロングシートの211系3両編成でもありがたい。松本に到着すると、あ、松本ぼんぼんやってる。
日曜日、体が起動しない。昨日は3つの街をずいぶん歩いたからなぁ。二度寝して遅い朝食を摂り、自転車で美鈴湖まで登って遅い昼食を摂る。今日のサイクル野郎は2〜3巻。全巻読破のためのカフェピラータ通いはまだ始まったばっかりだ。
気がつけば次の週末からお盆休みに突入。寝台特急北斗星のチケットが取れなかったため北海道は諦め、自転車旅行の行き先は青森県だけ。期間後半の予定を考えていないが、がむしゃらに走るよりは滞在型もいいかな、なんて。一昨年の旅と同様に一切の通信機器を持たず、デジタルデトックス気取りでインターネットと自分を一週間切り離す。ブログは帰ってきてから追って更新します。
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