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6/20-21 おんたけ王滝どんだけ大雨

Kenka松本から輪行で木曽福島下車。合羽を脱げば降るし着れば止む厄介な雨模様のもと、長野県西端の王滝村まで走る。おんたけ湖ハーフマラソンでも会場だった松原スポーツ公園で「ヒルクライム・イン・王滝村」の受付を済ませ、戦後最悪な火山災害の献花台に手を合わせる。この公園が救出活動の基地、及び犠牲者の一時安置所になっていた映像を思い出す。去年まで「ヒルクライム・イン・おんたけ」だった大会名を変更したのは、御嶽山に付いた怖いイメージを避ける為と、王滝村を応援しようという思いを込めた為だろう。じっさい村の財政は泣きっ面に蜂の様相で、人口もゼロに近付いている。大会公式サイトの「…王滝村の地域活性化に繋がることを期待して、火山活動の影響で各地のヒルクライムレースの中止が発表される中、あえて開催を決定いたしました。」という文に心を打たれ、参加を決めたんだ。

Inobutaニコニコ動画仲間のボヌールさんと「王滝食堂」でいのぶた鍋をつつく。締めにラーメンを投入して明日への栄養補給はバッチリだ。暗くなるのを待ち、雨をしのげる場所でゲリラキャンプを敢行。金を落としたいのは山々だが、ヒルクライマーだのランナーだのである以前にキャンパーだから仕方ないね。明日の朝に生きてるかどうか、明日の朝になってみないと判らない。この原始に帰ったような感覚がたまらない。

Satomiya無事迎えた翌朝、雨は止んだかに思えた。しかし会場で軽くジョギングをしてるうちに激しい雷雨に見舞われる。スマホでレーダー画像を確認しても、真っ赤な帯が次々襲ってくる状態。間もなく主催者発表「皆さん薄々感じてると思いますが(略)中止とさせていただきます」。ホッとしつつも、あらゆる準備が無駄になるのだから残念だ。

Lake直帰するのはもったいないので、名残惜しく村内をふらふらする。至る所に「スピリチュアルロードおんたけ王滝」のキャッチフレーズ看板がある。スピリチュアルやね。一合目の御嶽神社里宮は449もの石段があり、登坂欲を少し満たす。もう少し、二合目まで自転車を転がし「ひめや」でほうば巻を購入、「おんたけ広場」でも少々の土産を買う。行く先々で「今日は残念でしたね」と優しく気遣って頂き、嬉しい。おんたけ湖の南岸を走って、さよなら王滝村。いつか規制が解除されたら、自転車と歩きの組み合わせで御嶽山の頂上まで行くつもり。

列車で松本まで戻ると、さすがこっちは晴れている。早くキャンプ用品や輪行袋、それに自転車自体を乾かしたい。今年の自分は雨男な気がするが、来週のツールド美ヶ原は大丈夫だろうか。

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