8/9分 火山巡りのチャリは走る
B寝台に揺られ、僅かに明るくなってきた4時15分、東室蘭駅で下車。さよなら急行はまなす。さすがに北の朝は寒いな。
最初の目的地であるオロフレ峠へは登別駅からが近いが列車が停車しないため、20km手前からのサイクリング開始となった。せっかくだからイタンキ浜に寄っていく。鳴り砂は霧雨に濡れて鳴らなかったが、断崖絶壁の風景が北海道らしい。登別駅前から内陸に入っていき、倶多楽湖に寄り道。まん丸のカルデラ湖で、全くひと気がない。外輪山を越え登別温泉に下りる途中、日和山がシューシューと噴気を上げている。生きている火山が間近!
カルルス温泉は受付時間外なのでスルー。オロフレトンネルを抜けると、さっきまでの霧雨が嘘のように晴れている。しかし標高930m、旧道の峠まで登ってみるも海からの湿った空気でまた霧の中。北海道では美幌峠の次くらいにネームバリューがある峠だが、景色を見渡せるのは西側へだいぶ下りた所からとなった。
昭和新山や有珠山を横目に洞爺湖岸を北に離れ、外輪山を越える。さらにアップダウンを繰り返す地形。たまらず道の駅ルスツでソフトクリームを買い食いする。これから毎日、ソフトを食おうぜ。喜茂別から羊蹄山がはっきり見えるようになり、京極温泉で入浴、ふきだし湧水で給水を済ます。ニセコアンヌプリを正面に、今日は倶知安まで。無料のキャンプ場でテントを設営し、米を炊いてマーボドーフを作る。
火山めぐりの様相だったラン初日は、早朝から夕方遅くまで走り距離155km、獲得標高差1750m。キャンプツーリングにしては脚を使いすぎた感がある。明日は休足日にしよう。
コメント