8/12分 ダイナミックだいくら
福島県下郷町の大川ふるさと公園キャンプ場にて眠りかけた頃、高校生の男女6人位?がワイワイやってきた。テントの中から外の様子は見られず聞き耳を立てるしかないが、どうやら花火をおっぱじめるらしい。こういう安眠妨害はキャンプあるあるだし、花火くらい好きに楽しくやってくれたらいい。ふしぎなピラミッドパワーによって護られた我がテントに、ロケット花火が命中することはないのだ。しかし気がかりなのは、炊事場に置いといたコッヘルが消火用バケツ代わりに使われてること。だいぶ経ってから2人位がテントに近づいてきて存在に気付き「ヤバい、人いたよ…」という反応だったが、ノリノリの仲間を止める程でもなく。果たして翌朝、コッヘルが綺麗に洗ってあったのは「せめてもの罪滅ぼし」だったのだろう。
公園に設置してある放射線モニタリングポストが朝7時に起動、0.070μSv/hを表示する。南会津地方なんて東京墨東よりマシだろうけど、やっぱり若干高いな。それを見届けてからサイクリング開始。郡役所の洋風建築が残る田島の街から西へ、駒止峠への登りに入る。4サイドのサイクリストとすれ違う。こちらはフロント2サイドだが、いずれにせよ絶滅危惧種である。旧駒止峠への道は豪雨災害の影響で通行止だった。あの、鬼怒川氾濫の時の? 仕方なく会津高原だいくらスキー場を左に見て駒止トンネルを抜け、伊南(いな)へ下る。運動不足だから道の駅のソフトクリームは止めておこう。
時間つぶしに久川城跡を散策。手頃な広さの台地に空堀や土塁といった遺構ががよく残っていて、城跡好きなら想像力を掻き立てられる所だ。どう攻める、どう守る。伊南川の清流に沿って沼田街道を南下していくと、姓が3つしかないと云われる檜枝岐村に入る。ここで天気予報を確認するため、やむを得ず「旅の害悪」スマホを起動。うん、問題ない。2泊分の食料を買い込み、連泊としよう。駒の湯という温泉に入り、歌舞伎舞台などを見物しつつキリンテのオートキャンプ場地帯へ。
その中で、設備が古くやや不人気な白樺キャンプ場を選択。他所だと自転車じゃ肩身が狭すぎるから、ここがいい。夜の星空は…また真っ暗になる前に眠ってしまった。
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