10月28日 ギザギザ舗装の童歌
秋晴れのもと、今日は調子が良さそうだ。課題としていた、三城牧場への中山沢ルートをチャリで登りに行く。県道の分岐から4.7km区間620mアップ、最大標識で17%という急激坂を、足を付かずに登りきれるか。コンクリートにギザギザを付けた舗装が延々と続いていることが、この坂の凄まじさを物語っている。一番軽いギアでもヨロヨロして、よそ見も出来ない。それなりに鍛えているつもりの私でも、後半かなり厳しかった。パワーとスタミナを高いレベルで兼ね備えていないと、特にロードレーサーでの登坂は無理だろう。桜清水コテージ地帯に入れば、あと少し。何とか足を付かずに、区間37分で峠に到達。「赤や黄色の 色鮮やかに」なんて童歌のような情景と、美ヶ原台地の絶壁との対比が素晴らしい。(計850mアップ)
下りは別の県道を使いたかったが、工事中だったので止むなく同じ道を引き返す。あまりの急激坂は、登りより下りの方が精神的にはツライ。長時間のフルブレーキに加え、滑り止め舗装のガタガタが腕の感覚を奪うからだ。
無事帰宅後、シャワーを済ませてから市内の百貨店に出向く。“お買い物券”を5000円分持っているのだが、使用期限が今月いっぱいなのだ。しかしいきなりそんだけ使えったって、思い付かない。普段最低限の物資で生活することに慣れていて、どう考えても私はデパートの顧客じゃないのだ。それにあえて欲しいと思うものは、5000円じゃ歯が立たないものばかり。手持ちの現金を足しても、シャツ1枚買えやしない。地階で食料品の買い溜めをするのが現実的だが、一時期そこで働いてたから、顔見知りがウヨウヨの危険あり。「お久しぶり、今何してるの?」などと聞かれると返答に窮する。
結局、FIGAROの財布を買った。今まで15年ぐらい同じ財布を使い続けていて、使い続けるなりの便利さはあったし、財布を買えば中身がなくなる、という理屈でずっと買い替えなかった。お疲れ様。これで金運が、とか思わないよ。
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