« 6/23 (温め)ムラなし裏日記 | メイン | 6/26 チャリーン、いんぺいでーす »

6/24 ツール・ド・カレーヶ腹

昨夜のカレーの残りをガツガツ食って、チャリで浅間温泉へ乗り込む。わんさかいる自転車の群れに、いざ切り込むランドナー。野球場をジョグで一周し、体調はどうにか100%に仕上がった。エスカOBのG蕃さんや筑波OBのG藤さんと面会でき、やがて各クラスのスタートが始まるとドキドキしてくる。今のうちにどんどん心拍上がれ!
天候は曇りで、レースには絶好のコンディション。これからわずかの1時間30分弱に全力を出し尽くせるか。いよいよ我らが600番台の号砲が鳴った。しまった、ストップウォッチの操作を間違えて計測開始できなかった。仕方がないので現在時刻とスタート時刻を引き算しながらのペース確認となるのだが…。
始めこそ場違いながら十番手以内に付けたものの、ずりずり落ち着きながらの激坂となる。もう前スタート組の屍が転がっている。赤鳥居のシケインをインべたで抜け、その後のヘアピンからシフトアップ。やがてTノブさんに追い付いた。初見ながらエンペラーのパスハンは分かり易く、ドロヨケ付きの仲間がいることも嬉しい。
第1CPは時計を見忘れたが、第2CPでは絶好調を意味する36分30秒と確認。自己ベストを狙うには上々の通過タイムだ。600番台の4〜5台が、ややばらけつつも互いを意識するグループを構成している。そんな中、個人的には最大の難所だと思う「ストップ坂」が立ちはだかった。ここは無理してでも一つ重めのギアで踏む。踏め。踏めども。踏み切った!
腰痛がつらくなってきてグループの後方にはなってしまったが、第3CPが1時間8分。よしっ、自己ベストを1分以上更新できそうだ。しかし「思い出の丘」から向い風を感じ、今ひとつスピードに乗り切れてない気がした。それでも武石峰の大下りでは鳥になって羽ばたいたような錯覚を覚え、最高のハイテンション。
最後の上り坂になるとぴったりと横に付けてくる選手がひとり。ナンバーを見ずとも、これがグループの最下位争いになっていることが分かる。差されてたまるか、リードを奪い返して精神的に折れさせろ。全然思うように力が入らないが、向こうの方がつらいに決まっている。そして私が「死ね坂」と名付けた最後の右カーブ。死ね死ね死ね死ね死んじまえ〜。そして1秒でも速くゴールへ…。
ピピピ。手元の時計を見て計算したら、1時間24分ジャスト!? あれ、やっぱりハイスピードバトル区間で乗り切れてなかったのか? 自己ベストをギリギリ10秒しか更新できずか。でもそれが最大の勝敗ラインと決めていたから、安堵の気分に包まれてチャリを降りる。
たくさんの難所やその景色を思い出すと、やっぱりツールド美ヶ原はツールド美ヶ原。最高に楽しかったんだ。楽しみ過ぎて終盤失速したのならまぁいいや。時間をかければかけるほど楽しいのがツールド美ヶ原である。すぐにG蕃さんがゴールして、私よりはるかに速いタイムでも「序盤の激坂を思うように克服出来なかった」と悔やんでいた。上級者になればなるほどベストを尽くすのが難しいのもツールド美ヶ原である。
Rainyut 今回は常連のS浦さんT井さんが来ていないのがちょっと残念。T井さんの代わりにパック牛乳を飲んでタンパクを補給する。そして完走のご褒美「冷やしトマト」の激ウマさよ。雨が降って来たので写真撮影はあまりせずに下山開始。スリップが怖いというより雨が冷たいのでゆっくりゆっくり下った。前走車が跳ね上げる水しぶきが悩ましい。つくづく自転車という物はドロヨケが付いているのが正しい姿であるな。無事下界に下りて一旦帰宅。朝の残りのカレーを食ってシャワーを浴び、降りしきる雨のなか表彰式&抽選会へ。

テントにリザルトが張り出されているので自分を探す。あれ、あるはずのタイムの所に無い。計測に失敗したのかなぁ。がっくり膝を付こうかと思ったが、しぶとくもうちょっと速いタイムの所を見る。!?、あった。
 【中村良大 1:22:01】
ええっそりゃ間違えじゃないの? いや、ゴール時の意識朦朧とした状態での私の時間計算が間違えていたのだろう。失速などしていなかったのだ。出来過ぎたタイムにしばし唖然とする。トレーニング不足感はあったが、それ以外に長めの自転車通勤をしていたのがプラスになっていたのかも。堂々の自己ベスト大幅更新である(と言っても2分10秒差)。
さすがに強運は続かず抽選会では外れたが、記録だけお持ち帰りーで大満足の一日だった。来年のハードルを高くしてしまったけど。
さてカレーを食おう。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.dcnblog.jp/t/trackback/104669/7025730

6/24 ツール・ド・カレーヶ腹を参照しているブログ:

コメント

自己ベスト更新おめでとうございます。

レース中は雨がもったんですね。よかったですね。

ありがとうございます。
今年は心臓に負担を感じなかったので、マラソンで培ったそれが
功を奏したんだと思います。

降らなくて良かったですが、雨の激坂がどんな惨状になるか見て
みたい気もしました…。

コメントを投稿

つぶやき

最近の投稿動画

相互ブックマーク

勝手ブックマーク

更新ブログ

他の所有アカウント

Powered by Six Apart
Member since 05/2005