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10/5-6 りょうかみとざんの雨と晴

三峰口駅前の鉄道車両公園土曜日、JR松本から長野・高崎・寄居・八王子を回って松本に戻ってくる切符を買った。新幹線で高崎まで飛ばし、八高線は気動車区間。寄居駅前の何もなさに驚きつつ、秩父鉄道のフリーきっぷを買って下り普通に乗る。野上でポンして急行券を付け、終着駅の三峰口で下車。初めて訪れる荒川上流域、さいたま県にもこんな山奥があったんだ。小雨模様のなか、鉄道車両公園にある古い貨物車や電気機関車を見学して回る。車両内に入れるところが良い。

あの花のキービジュアル、旧秩父橋秩父駅まで戻り、乗客は少ないけどサウンドは凄い蒸気機関車を見送り、道の駅で友人と落ち合う。ラーメン屋の見晴亭でちょっとケチャップが混ざるめんまちゃんめんを食い、秩父市内を歩いて巡礼。道から壁からセメントで塗り固められている町というイメージがあったけど、そんなことなかった。旧秩父橋まで行くと、ガチなコスプレイヤーたちが居る。

大野原から鉄道で秩父に戻り、食材の買い出しをして、小鹿野町のハマーズキャンプへ。ここのコテージに泊まる。ネット上に情報が少ないうえ入口看板もないので迷ったが、激安なのにサービスでタープ張ってくれるなど至れり尽くせり、客にアウトドアを楽しんで貰おうという気概に溢れていた。

基本暇人の私はともかく皆は働き盛りなので、4人の日程や希望をまとめるのに気を揉んだ。しかも直前になって宿泊予定の民宿にのっぴきならない事情が発生しキャンセル、涙目でハマーズキャンプに電話したのだけれど、結果オーライ。幸運は我と共にある。猛烈な量のカレーライスを食い、就寝。

日曜日、天気予報が悪かったので登山は諦めていたけれど、明けてみれば雨は上がっている。両神山決行へ。クルマで日向大谷登山口に行き、歩き始める。

だいたい乗鞍某宿でもそうだが、若い頃基準で飯を用意するもんだからたくさん残り、結局私が責任食いみたいになる。今朝も胃がたっぷんたっぷんで、それが不安材料。尤もみな何らかの不安を抱えての登山だ。

両神山の鎖場標高700mほどの緩やかなアップダウンから始まり、沢沿いに何度か渡渉しなからの急登へ。煉瓦色の岩石が多い。さらに清滝小屋を過ぎて尾根筋に入ると鎖場も連続し、短い距離で相当な標高差を稼ぐ。狛犬がオオカミな鳥居から緩急のち、日本百名山の一座である両神山1723mに登頂。好調なペースで登山口から3時間だった。

両神山頂の紅葉上空は青空だが水平は真っ白。富士山くらいは見えないかと期待したが残念。しかし周囲は紅葉が始まってて、良い山の雰囲気だ。軽く補給食をとって、下りも楽ではない。毎年のように死傷者が出る山なので慎重に。登りも下りも口々にキツイキツイ言いながらだったが、終わってみれば丁度良かったと思う。

両神温泉でさっぱりして、ロケット発射の準備をしている椋神社を過ぎたところの道の駅龍勢会館でピザを食い、解散。私は寄居から八高線の旅を再開、これで乗り潰したぞ。八王子から中央本線、大月でポンして特急券を付け松本に帰った。

みんな言いたい放題ながら、失敗しようがもたもたしてようが文句は言われない集まりが、年々貴重になっている気がする。またあるかしら。

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