5/17-18 レッスンギタレロ

Program土曜昼、バスタ新宿へ。松本-新宿間で高速バスを使うのは何年ぶりだろう。このところ頻繁に行き来しているので、何とか交通費を浮かそうと必死である。輪行を伴わなければバスも悪くない。松本駅前で路線バスに乗り継ぎ、浅間温泉からは激坂を歩いて美鈴湖畔、カフェピラータへ。

今夜は掛布雅弥(もとみ)ギターコンサート。去年11月にも東京で聴いたが、やはり70過ぎとは思えぬパワフルさと、繊細さもある。それに調子も良さそうだ。魔笛変奏曲などいつかは弾いてみたい曲が格好良いし、コユンババは不可思議の極み。

客は満員。前後の歓談などがやがやした空間が逃げ出したいくらい苦手な自分であるが、ここなら話しかけてくれる人もいて安心感。安曇野市ほりでーゆ〜温泉の近くにある、ギター職人中野さんの共同別荘にゲスト宿泊させて頂く。

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Otane日曜朝はしばらく時間があるので、二十年ぶりくらい?に「おたねの水・御種神社」を探索してみる。安曇野市マウンテンバイクコースや須砂渡憩いの森オートキャンプ場の先にある林道を進むと標識があり、下に降りると真新しい鳥居と、湧水の祠がある。ちゃんと管理されているんだな。

しかし以前メインルートだったはずの、下の県道と行き来する道が廃道の藪漕ぎ。強引に下りていくと小野沢を渡る橋も流失している。裸足になって渡渉を決行、まぁ無事渡れた。ちょっとした冒険を終え、ほりでーゆ〜温泉で一休み。

掛布先生によるレッスンは11時から。そのためクラシックギターを持参してきてある。これまでほぼ独学だったため、相当癖クセであることを指摘されるのかと思ったら、そこは自然で良いと。ただ音の繋ぎ方や指のポジション移動方法など、目から鱗の指摘も多くあっという間の2時間だった。これをきっかけに万年初心者を脱却できたらと思う。

昼食カレーを頂いた後、時間があれば他の方のレッスンを聴講することも可能だが、私は家が遠い。Y山さんにクルマで豊科駅まで送って貰い、土産を買って特急あずさで東京に戻る。これで怒涛の遠征続きは一段落。気力と金を貯め直そう。

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むらよしギムナシオンに去年10月の大弛峠ツーリング・チクマサイクリングクエスト4・信州朝日村サイクルロゲイニング記をアップ。あの時期も怒涛だった。

4/20-21 ひたち野の原野を走り 真青なる丘そびえたり

Lakeかすみがうらマラソンに四年連続参戦となる日曜の朝、常磐線で土浦下車。今年も早めに会場入り出来たので、写真を撮り回ったり、れんこんめんを買ったり。荷物を預けてウォーミングアップを開始すると、筋肉が張っている。先週末に自転車で駆けずり回った疲労が残っている状況で、水曜に「刺激入れだ」とスピード走をしたのが失敗だったか。でもスタートしてしまえばそんなものは雲散霧消するものだと思っていた。シューズは使い古しつつあるFuelCell RC ELITE v2。

フルマラソンの前に10マイルの部があり、そのスタートを横で見送る。去年の私同様、これがフルの行列であると勘違いしているランナーが数十名は紛れ込んでいる。ひとり声を掛けて列から外すけど、キリが無いので後は放っておく。ナンバーカードの色は違えど、アルファベット順をフルと同じ「S,A,B...」にしているのが紛らわしい。「L,M,N」とか「X,Y,Z」にするだけで問題解決するので、運営に提案してみよう。

Startかくして9時45分、フルの部もスタート。お嬢様とかそうじゃないとか、殿方とか女性とか、サラリーマンとか自営業とか、金持ちとか貧乏とか、どんな事情も一切関係ありません。好き以外にやる理由があるなら教えて下さい。さあ一緒に走りましょう。

暑いので序盤からこまめに給水を摂りつつ、5km地点で21'15"ときっちり。思えば去年の当レース以降、怪我を直すためジョギング距離0kmが4ヶ月余続いた。練習再開後、まず走る習慣を取り戻すのに四苦八苦したものの、今年に入ってからは好調をキープ。ここ数年ではイチバンの量と質を確保しただろう。前半をサブスリーペースで突っ込んで、後はどう転んでも3:07'~08'だった去年一昨年より好結果が望めるし、あわよくば…という計算だ。

気候は曇っているのは良いが高温多湿。後半は向かい風になるので、前半のうちに少しアドバンテージを作りたい。松平健コスプレの人を15km地点まで追うが、だんだん脚に自由が効かなくなる。中間地点通過1:29'41"…もうここで力が入らなくなっていた。

Finish後半は完全にジョギングと化した。前半抑えていた?3時間ペースランナーと愉快な仲間たちに颯爽と抜かれ、付いて行けない。蓮根畑に霞ヶ浦、牛久大仏、筑波山。広大な景色に、土浦のビル群が徐々に近づいてくる。背中ポケットに入れておいたエナジージェルはあまり摂らず、焼き芋・バナナ・お汁粉といったエイド給食を楽しんでいる。向かい風は涼しくてむしろ助かるわ。それにしても、何でこんなことに…。

ラスト200mは脚がほぼ攣っていてぴくぴくさせながらのフィニッシュ、3時間17分46秒という、思いがけない失速レースとなった。理由は調整不良とはっきりしているので、こんな年もあるさと切り替えるしかない。いくら頭脳と容姿がガキンチョでも、身体の回復力は齢相応に落ちていることに向き合え。

いろいろ参加賞を貰って退出。応援に来てくれていた友人と合流し、食事をして帰宅。今回3'05"切れたらGPSランニングウォッチを買うぞ!と意気込んでいたけど大幅未達なので、当面は購入を断念する。でも今日のようなミスを防ぐにも必要そうだからどうしたものかね。次のレースはツールド美ヶ原で、小径自転車での1時間30分切りを目指す流れ。

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Nemo月曜の有休は焼き肉食べ放題がルーチンだけど、今年はやめておく。また常磐線に乗って勝田駅下車、シャトルバスで国営ひたち海浜公園の西口へ。見頃を迎えつつあるネモフィラの丘を観に来た。なるほど一生に一度は、というとんでもない規模である。平日にもかかわらず凄い人人人だが、何かと待たされて不快という程ではない。チューリップ畑の造形も見事。但しフードコーナーのメシマズは基本。

Desert

公園の全貌はなかなか把握できないほど広大で、遊園地や大草原、誰もいない砂丘地帯に迷い込んでいるうちにタイムアップ。南口から阿字ヶ浦駅まで歩いて、ひたちなか海浜鉄道に初乗車。勝田からの帰りはJREポイントでグリーン券をポンする。筋肉痛が辛いのにずいぶん歩き回ってしまったが、連休はモウオシマイダー。

遊んでいる場合じゃなかった。信州サイクルロゲイニング2025_安曇野Stageの地図作成をちょっと急がねばなるまい…。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に10月の定峰峠ヒルクライムをアップ。今年もやるのかな?

12/21-23 The Poorleg Beatles

土曜、墓参りを兼ねつつ年末恒例となっている中山競馬場ジョギングへ。現地観戦はパドックを自分の目前で見られるのがメリットだが、それを活かせる事はなく今年も全敗となった。もう競馬なんてしない。

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Quar日曜、八時ちょうどのあずさ5号南小谷行きに乗る。次のダイヤ改正で白馬止まりになってしまうという、ショッギョムッジョ! 松本駅から浅間温泉行きのバスは乗客自分一人。あとは小一時間歩けば標高千メートル、サイクルカフェピラータに着く。ソロや小編成の音楽会、サロンドピラータの日。

三ヶ月前に大ホールを借り切ってやったサークル内クラシックギターコンクールですっかり燃え尽き、一ヶ月前になって慌てて練習を再開した。まぁ毎回そんなもんだ。だもんで演った事のある曲中心になるけど、難曲「レディマドンナ」は学生時代の学園祭コンサート以来27年ぶり(多分)に挑戦する。技術的にはぼろぼろだけど、自分が楽しむ!そして聴いてる人をも楽しませる!という目標はそこそこ達成出来たのではないかな。

他にも名称は忘れたけど変わった楽器の演奏や合唱、みんな一所懸命に音を出している。商業音楽とは別の意味で、生きた音楽がここにあると度々感心するのだ。盛会のうちに終了し、歓談のち歩いて街へ下りる。常宿の東横イン泊。

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Alps月曜、有休。バイキング朝食はやや控えめに、ジョギングに出る。行き先はどこでも良いが、かつての定番ルートだった田溝池へ。結氷は七割ほど。日常的にこんな坂を駆け上がり、駆け下りていたのだから、僕は強かった筈だよ。

宿に戻りシャワーを浴びてチェックアウト。松本市内にもいつの間にか愛知式ロゲイニングアプリFieldDiscoveryのスポットが沢山登録されているので、ウォーキングしつつ15ヶ所集める。通っていた店が幾つか閉店になっているし、パルコも井上百貨店本店もまもなく無くなるという。ショッギョムッジョ! だが知らないだけで新しい店も沢山あるのだろう。午後のあずさ34号で東京に帰る。

あ、有馬記念の単勝投票券、当たってた。また行かなきゃ…。

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更新に間が空いた。むらよしギムナシオン(参戦記)に今年4月のかすみがうらマラソンをアップ。来年も出走が目標だ。

9/22-23 シマウチスゴイデカイホール

金曜、有休を取って昼ごろ松本に到着。ふるさとの鯛焼きをかじりつつぶらぶら散歩し、島内の松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)に到着。・・・さすがに早く着き過ぎたな。公園のベンチで持参のクラシックギターを少し練習したり、ホール併設の喫茶店でクレープを食べたり、それでも時間があるのでまた散歩したり、ベンチでぼーーっとしたり。こんな過ごし方もたまには貴重だ。

Pre夕方17時半に集合する頃には身体が冷え切っていた。今夜はサロンドピラータ番外編。いつもは美鈴湖畔の店でやるミニ音楽会を、一体どういう経緯なのかは知らないがハーモニーホールの大ホールを借りてやるのだと言う。「693席の大ホールを20人位の観客で埋め尽くしましょう!」…実際演奏者を含めても30名に届かない位か。リハーサルの時間は無く、ばたばたと準備して18時の開演を迎える。

声楽二重唱で「いつくしみ深き」から始まる。私を泣かせるつもりだろ。そしてギターソロの三人目くらいに自分の順番が来る。前の二人がしっかり弾いているのを舞台袖から聴いてびびっていた。ともかく、筑波時代のノバホールで叶わなかった「大ホールでソロを演奏する夢」がついに実現する。この日のために上野のアウラという専門店でン十万円するおニューのギターを調達してきた。じっくり試奏して決めた西野春平2022モデル、さすがにここの音響でとろけるような音を出す、のだが。

緊張が良い方向に作用しない。鉄板レパートリーであるはずの「荒城の月」「宵待草」「城ヶ島の雨」がどれもかみかみなのだ。やっぱり私は楽器に向いていないのではないか。気を取り直して「Sleepers Awake」アンサンブルへ。学生時代因縁の曲だが、今回は二重奏ではなく四重奏なので負担は軽く、楽しく弾けた。ただし私は松本を離れてしまった身。実際会って練習する機会がほとんど無かったので、呼吸を合わせる余裕がなくてちょっと苦しかった。

ギターのほかピアノ、ホイッスルなど皆思い思いに好きな曲を演奏していく。このフリーダムさがサロンドピラータの心地よいところだ。休憩時間を挟んで、どうやらもう一回演奏させて貰える時間を確保できた。今度こそ集中して、ショパンの2曲に挑戦する。ただここ一週間で慌てて練習を詰め込んだので指の疲労が溜まっている。華麗な指さばきが出来なくなったので、曲順を替えて先に「夜想曲」を済ませておく。ようやくエンジンが掛かってきたところで、最後である。

Quar「雨だれ」タルレガ編曲。もちろん超有名なピアノ曲だが、初めからギター曲だったんじゃないの?ってほど美しく弾きやすい。音量もピアニッシモからフォルティシモまでこのホールは受け止めてくれる。ようやく、弾きたいように弾き切れた。もう少し他の方の演奏を楽しんで、最後にSleepers Awakeもう一回。明らかにレベルアップしたね。

という訳で、何だか良く分からないけど素晴らしい機会をありがとう。ギターを名器にするか否かは自分次第。これからのサロンに向けて、成長して行こう。

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Oba東横イン松本駅東口で迎えた土曜。特にすることはないが、千曲市に行きたくなった。チクマサイクリングクエスト3(9/30までエントリー受付中!)のプランナーとしての調査は終えているが、心残りがたくさんあるので、その一部を埋めに行くのだ。松本からなら近い。JR篠ノ井線で7駅目、姨捨で下車する。稲刈り作業中の棚田もまた美しく、ぶらぶら寄り道しつつ、戸倉の方へ歩いて下りていく。上山田でスタッフ仲間のタイラーさんにエンカウント。

歩行距離18kmほどとは言え、ギターを手提げしながらでは疲労困憊。やっと戸倉駅にたどり着いて、しなの鉄道に乗る。小諸で小海線に乗り換え佐久平駅へ。ジャギの胸像が完成したとの報に接しやってきた。駅前の北斗七星型に散らばる北斗の拳マンホールを探し歩いたり、でっかいジャスコでガチャポン引いたりして、やっと新幹線で東京に下る。全身筋肉痛だ、あたたたた〜!

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年の松本マラソンをアップロード。凄く良い大会へと成長しつつあるのに、今年は定員割れの象徴として有名になってしまった。応援しているが、今年は同日開催の信州須坂ロゲイニングに(3時間チームの方で)参加することになる。すまん。

5/3-5 那須 輪行袋の渡り鳥

Ooarai3日、普段通り自宅で朝食を摂ってから、常磐線で茨城県へ輪行。水戸でガルパン列車IV号に乗り換え、大洗駅でランドナーを組む。磯前神社を参拝していたら正午を過ぎてしまった。ほぼ午後だけのサイクリングでどこまで行けるのか、クロモリ重戦車パンツァーフォー!

海門橋で河口を見てから、関東第三の大河、那珂川を遡る旅が始まる。土手道や国道123号などを北西に進み、栃木県に入ると八溝山地と交差するため一旦大きくアップダウンする。EV列車が終着する烏山からまた平坦な、国道294号。

123那珂川の本流沿いに黒羽で泊まる予定だったが、大田原中心市街地の方が何かと揃ってそうなので少し西に進路変更。前方に左から高原山・大佐飛山地・那須連山と三つの山塊が見えてくる。目指すは一番右。

大田原はNHK天気予報で栃木県北の代表都市としているが、なるほどこんな街だったか。追い風に助けられて、ほぼ午後だけで114km、400mUP走れた今日。手頃な食堂は見付けられず、スーパーで買い食いして城跡公園でゲリラキャンプ。

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Volcano4日、黒磯で那珂川を渡れば那須街道のヒルクライム開始だ。戦争博物館(休館中)前に置かれている97式中戦車チハたんに驚きつつ、那須湯元を経てクライマックスのボルケーノハイウェイへ。九合目行きロープウェイ駅からは2時間待ちのアナウンスが聞こえてくる。歩いたほうが早いずら。

ヘロヘロに疲れつつ標高1470m、峠の茶屋に到着。さっさと引き返して那須岳の西へ回り那珂川源流の碑を見に行く予定だったが・・・雲ひとつない青空、おニューのザンバランシューズ、これは登らないと男の恥だ。頑張って、張り切って、ザンバランでえいえいおー!

Chausu徒歩1時間で茶臼岳1915mに登頂! まぁ小バエやロープウェイが吐き出した人々でわちゃわちゃしてて、那珂川河口〜源流RTA達成ヤッターという気分ではない。少し離れた所に腰掛けてパンをかじりながら、やっとぼーっとする。お鉢周りも絶景に次ぐ絶景。遥か遠くに雪を被っているのは越後や会津の山々だろうか。

那須連山の主峰はここだが、福島県境の三本槍岳の方が2mだけ高いらしい。いずれ登る機会があるだろうか。峠の茶屋に下山してきのこ汁を頂き、深刻な塩分不足を解消。奈須にきのこは欠かせない。つつじ吊り橋を観光して、鹿の湯で温泉に浸かる。

Itamuro那須高原スカイラインのアップダウンをこなして板室へ。那珂川本流の源流部は諦めたので、ここが今回の旅で見る最上流となる。たくさんの鯉のぼりが泳ぐ景観は、ありきたりだけど感動してしまった。自転車で来たがゆえの感情だろう。

塩原温泉でまた入浴し、食堂で夕食を摂って箒川の公園でゲリラキャンプ。満月近く星空は今ひとつ、早く寝よう。この日の走行93km、1720mUP(+登山5.5km、450mUP)。

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Nikkou5日。樹齢1500年と云う塩原八幡宮の逆杉は、どきっとするような巨木。日塩もみじラインは概ね斜度8%以内に抑えられ、早朝でクルマは滅多に来ないし、新緑爽やかなヒルクライムに心が洗われる。だが前日までの無理が祟って体力の限界が近づいていた。

下り坂で冷え切った身体を温めるため龍王峡を少しだけ散策。鬼怒川温泉の廃ホテル群は目の保養か。SL大樹とすれ違いつつ、杉並木を経て大谷川からは日光連山の雄大な眺め。東武日光駅前で栃木土産を調達しておこう。街中は酷すぎる渋滞…だから連休中に観光地へクルマを出すなとあれほど。

Matou足尾山地を南西に抜ける日足トンネル内部も登り坂なのが、もうキツかった。神子内地区はどこか桃源郷めいて、旅のフィナーレに相応しい。間藤駅に到着したら銅山観光をする余力なく、さっさと輪行してわたらせ渓谷鐵道に乗り込む。輪行だって体力を相当に消耗するもの、俺は詳しいんだ。この日の走行83km、1370mUP。

桐生まで完乗はせず相老で東武線に乗り換え、葛飾へ帰る。諸事情でスマホは携帯したが、期間中SNSは封止していた。自分の旅らしい旅はすごい久々、3年ぶりくらいかなあ。また糸の切れた凧のように旅をしたい。

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むらよしギムナシオン(参戦記・旅行記サイト)に去年GWの筑波山ミニキャンプ編をアップロード。今年はだいぶパワーアップ出来たかな。

5/3-4 筑波嶺の 肩より落つる ランドナー 恋のシグナル リンリンリンがべー

Gsiまだ有休を頂ける立場でないので、連休が飛び飛びだ。憲法記念日に葛飾区の自宅から出撃、江戸川左岸サイクリングロードを北上する。交差する常磐自動車道は酷い渋滞だが、ランドナーはがんがん進む。野田市街を西に抜け、芽吹大橋で利根川を渡り茨城県に入ると、筑波山がぐっと近づいてくる。昼前には豊里ゆかりの森に到着、キャンプの窓口に行くが…「予約で一杯なんでお断りしてるんです」。その言葉を待っていた。ゲリラキャンプをする口実が出来たのだ。

とりあえずスーパーで昼食を買い食いし、国土地理院「地図と測量の科学館」へ。入館無料だが、地図好きにとってはワンダーランドと言える展示の数々。地学アニメ「恋する小惑星」のパネルが残っているのも良い。思わぬ長居で予定時刻をだいぶ過ぎちゃった。地形図を一部購入し退館する。

Gemini続けて「つくばエキスポセンター」へ。つくば市に住んでいた頃はプラネタリウムなんて興味無かったし、初めての入館となる。目当てだった回を過ぎて子供向け番組「宇宙兄弟」となるが、ガチ小児向けではなく、宇宙への興味を刺激する好内容だった。オート番組のあとはお待ちかね、光学式投影機を使った生解説。ドーム径25.6mの大きさとジェミニスターIIIの描写は素晴らしいが、子供向け回でもボソボソ声なのは、退屈させてしまうのではとひやひやする。

さて夕食をどうしよう、出来れば「クラレット」で食べたいなと思いつつぐるぐるしていると、3周目でようやく開店している。実に23年ぶりとなる重食喫茶。店の人の話も聞けたし、クラレソースの味とかも昔のままだ。ゴールデンウィークはン十年ぶりというOBがよく来店するそうな。店があるうちに、また何度でも通いたい。

Odaすっかり暗くなり、もう少し北上して小田城跡公園の隅にテントを設営。期待したほどすっきりした星空じゃないけど、うしかい座やしし座など春の星座がいくつか見えるだけでも、東京より遥かに良い。

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みどりの日早朝、さっさとテントを畳んでから小田城跡公園をゆっくり散策する。意外に広くて楽しいが、トイレは昼しか使えない。ぼちぼち出撃しよう。

北条大池の隣りには古代の役所「平沢官衙遺跡」が一部復元されている。こんなのあったんだ。結局使わなかった米やストーブを含むキャンプ装備のまま、いよいよ不動峠タイムアタック開始。こまめに距離標識が設置されてて有り難い。だんだんキツさを感じつつ、19分06秒でフィニッシュ。頭がくらくらする。

Nyotaiさらに表筑波スカイラインを北上し、西の肩にあたるロープウェイつつじヶ丘駅へ。ここまで自転車で来ること自体に余り意味はなく、あくまで登山のアプローチだ。実はちゃんと自力だけで筑波山って登ったことないのだ。ビギナー向けコースだけあって、朝の8時からファミリー層が実際多い。登山者渋滞に時おり脚を休めつつ、40分ほどで女体山877mに登頂。空気は霞んでせいぜい霞ヶ浦の手前くらいまでしか見通せないが、素晴らしい高度感のある眺望に達成感は十分だ。

Saka

東側の男体山や親鸞ゆかりの立身石を回り、まだ余裕はあるのでケーブルカー沿いに筑波山神社まで降りる。だいぶ脚ががくがくになってるが、ここからつつじヶ丘へ戻る迎場コースはようやく喧騒から離れ、存分に深呼吸をしながら進める。「マスクを外して森林浴をしないと免疫力が下がり、別の病気が流行る」って一部医学者の予言が現実になりつつある昨今、大切にしたいことだ。

手持ちのカロリーメイトの他、つつじヶ丘駅で幸福だんごを買い食いしてから自転車で下山。風返峠から筑波山神社方面に降りると、登り側が凄惨な自動車渋滞となっている。GWに関東近郊の行楽地におクルマで行く、って発想は異星人の思考回路だと思う。だって、巻き込まれているバスの乗客が可哀想に!

Rinrin筑波山口の駅跡まで降りて、さてどっちへ進もうか。南風に乗って岩瀬まで北上するのが楽そうだが、後の輪行がちょっと面倒。東の下妻方面など色々考え、けっきょく南の土浦まで「りんりんロード」を走ることにした。ちいさなシグナルリンリンリンガベー♪ 筑波鉄道の廃線跡が実際快適な自転車道になっているが、鉄路が復活したら素敵だな。土浦駅で輪行し、駅ビルで食事をしてから普通列車で帰る。明日はゆっくりして、週末の安曇野行きに備えよう。

→補足: Facebook日記の写真38枚

4/17-18 DREAM SOLORUNNER

Okosama土曜に普通列車で、やっとかめ…でもなく6日ぶりに名古屋へ。喫茶マウンテンの激甘スパ登頂スタンプカードが満了していたのでそれを使いクリームソーダと、「大人のお子様ランチ」を頂く。予想以上のボリュームでお腹いっぱい。

多度神社や蟹江西に行こうという計画もあったが、土砂降りの雨予報に負けて断念した。代わりに地下鉄西高蔵から東側に歩き、熱田ジャスコの屋外駐車場で開催されているサイクルスポーツデイズというイベントを訪ねる。目玉のロードバイク試乗が中止となっており、今日は物販がメイン…確かにお買い得かもね。乗鞍王者の筧選手・中村選手・森本選手、さやパカさん・MIHOさん・なななさんらによるトークショーを見るが、スピーカーが遠くてあまり聞き取れず。ラッキーバーガー(ピエロではない)のローストビーフバーガーは予想以上のボリュームでお腹いっぱい。

Talk前売1000円の入場料を払った価値があるかは微妙で、雨でも、雨だからこそ楽しめる工夫が欲しかった(東京スカイツリーみたいな)。おかげで空いてるのは良かったし、時間を潰す目的は果たせた。もうズボンの裾はびしょびしょだが、トレッキングシューズを履いて来たので靴の中は乾燥している。さすがスポルティバ。

西高蔵の西側にある名古屋国際会議場センチュリーホールに向かうと、昼の部の参戦者たちがぼちぼち帰り道。いったいどんなだったのか? わくわくしながらやって来ました「響け!ユーフォニアム」定期演奏会、夜の部。アニメ劇中の曲を実際に洗足学園音楽大学が演奏する人気の吹奏楽コンサートだ。去年東京で初参戦するはずだったものの、公演4日前に急遽中止が決定…。ただ座って拍手する程度の集まりでそんなに警戒する必要があったのか、その世情に対し今でも少し根に持っている。今回もまた数字上では疫病の波が来ていて、サイクルスポーツデイズではいくつかのブースが参加を取り止めていたほど。この定演も数日のズレがあれば中止の判断だったかも知れない。

Ticket間引き席で客数が半分になるし、ファンが殺到するような物販もない。そのぶん謎ジオラマが付いたチケット代は12500円と高かった。それだけ払って2時間、何も感じなかったらどうしよう…。一階席のやや後ろで、少し不安になる。緊張するブザー音の後、開演。

スクリーンにアニメ1期1話冒頭のシーンが流れ、「地獄のオルフェ」の演奏から始まる。そう来るか…。今回はこの演出で、時系列に沿って作品を振り返る構成になる。TRUEさんのボーカル曲もすんごい伸びやかで、マイクいらねーだろってほど。ホールの響きも極楽浄土で、聴いてて涙がどんどん溢れそう。ある意味お目当てだった黒沢ともよさん、朝井彩加さん、安済知佳さん、豊田萌絵さんの声優トークコーナーが箸休めになっている。

Century劇中で名古屋国際会議場センチュリーホールは全国大会の舞台となっているが、実際ここでユーフォ定演が開催されるのは初めてとのこと。そう、2期クライマックスの課題曲・自由曲シーンを初めて完璧に再現している! さらに「リズと青い鳥」も圧巻で、スクリーン上の演奏とリアルの演奏が完璧にシンクロしている。実質ラブライブ!?

他にも手拍子楽しい「宝島」や、しっとり聴かせる二重奏、先月リリースされたばかりのドラマCDからの選曲など、感動と驚きは書き切れない。京都アニメーションの件や自身の罹患をも内包したと思われる声優トークに、結局は泣かされるし。こうして2時間とちょっとが、新たなる希望を胸に終わるのだった。これだけ心が動くってことは、俺はまだ生きてるってことだ。

雨はほぼ止んだし、栄まで5km歩こう。失われた水分をファミレスのドリンクバーで補充しつつ、グレイスインホテルにチェックイン。

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Sobue日曜、小倉も乗せられるパンのバイキングをガッツリ頂いてからジョギング旅スタート。名古屋城ビルを堀の向こうにチラ見してから西へ、県道67号を進む。晴れ予報だったが、時折黒い雲が上空を通過し雨を降らせる。清州城ビルは電車から度々見えるけど、こうして間近で見上げるのは初めてだ。

大都会を離れ、田園風景の稲沢市へ。最後はちょっと迷いつつ祖父江の善光寺東海別院に到着。本殿がまさにミニ善光寺の構え。「かいだんめぐり」は途中真っ暗なものの、錠前のある中心部は謎ジオラマが輝く! これはこれで極楽浄土かもね。少し戻る形で森上(もりうえ)駅まで走り25km。トレッキングシューズだとこれくらいが限度だろう。

Inaba名鉄尾西線は素晴らしいローカル旅情。電車を一宮で乗り換え、岐阜まで移動する。手段を徒歩に切り替え、新緑まぶしい金華山へ。麓にある伊奈波善光寺にお参りして、これで飯田元善光寺に縁深い所はだいたいコンプしたんじゃないだろうか(長野・甲斐・関は既訪)。また美濃国三宮にあたる伊奈波神社にもお参り。凄く良い所だが、ここで土砂降りの雨になってしまった。軒下で待てどなかなか止まない。

登山は諦めて、福丸という店の薄皮たい焼きを注文。焼き上がりを待っているうちに、ようやく晴れた。しかし一度折れてしまった心を再び奮い立たせるのは難しい・・・なんて事を言ってたら響けユーフォニアムだって次の曲が始まらない訳で。また泣きたければ、さあ歩け。それにしてもこのたい焼き、今川焼並みの激安にしては旨いな。リピート決定。

Kinka岐阜公園から百曲り登山道をガンガンズンズングイグイ上昇していく。硬い堆積岩が斜めに露出している様は悠久の時を感じる。いずれこの山もプレートテクトニクスに沈むだろう。人間の何と刹那なことか。急坂も標高差300m程度だしあっという間にロープウェー山頂駅に到着。もう少し歩けば展望台がある。この景色が見たかった! 濃尾平野を一望するパノラマが素晴らしい。

岐阜城ビルはスルーして、めい想の小径を下山。他にも登山道はいくつかあるので、また来たい。帰りの時刻が迫り、急ぎ岐阜駅へ向かう。御鮨街道を歩いていると空穂屋(うつぼや)という歴史めいた建物があり、焼きドーナツを売っている。食べ歩きに丁度良く、油で揚げていない優しい味が沁みる。これもリピート決定。

柳ヶ瀬アーケードを通りつつJR岐阜へ。でも乗るのは名鉄の方。ちょっと高いが名古屋の名鉄バスセンターに直結だし。あとは高速バスで松本に帰る。登山に始まり登山に終わる、全部思い返すのも大変な夢の二日間だった。

2/21-22 甲斐善光寺もお参りしないと片参り?

Shio五月のウルトラオリエンテーリング・元善光寺-善光寺175kmに備え、まず「100km走るとはどういう事か」を体に思い出させなければならない。という訳で、日曜の朝6時過ぎに松本から甲府に向かってジョギングで出撃。序盤はなるべく脚を使いたくないが、登り坂に加え南風が強い。3時間掛けて旧塩尻峠を越える。今日は暑くなりそうだ。

判る範囲で甲州街道の旧道を使いつつ、すずらんの里駅付近で距離半分。富士見峠を越えると下り基調に加え追い風も強く、気持ちペースは上がる。いやもう足が痛いんだけど。左手にあった太陽は右に移動していき、代わりに九日ほどの月が昇ってくる。適宜食事休憩を入れつつ山梨県に突入。今年初めての、長野県外脱出となる。

Ubaそのまま国道20号を進む。ずっと正面に富士山が見えているけど、ほんの少しずつしか大きくならない。左手には七里岩の断崖が延々7里続く。そのニラの形をした台地の先端が韮崎で、すっかり暗くなってきた。予想していたけど、やはり走力としてはここまで。でも「なるべく歩かない」って決めたから、ゆっくりでも東へ進む。一旦止まるとリスタートがしんどいし、何で好き好んでこんなことをやってんのか。

こうして101.5kmを14時間05分掛けて、甲府のワシントンホテルプラザに到着。四年前のほぼ同旅程より遅いし、現状の何もかも足りない無力さを思い知る。「これを叩き台にパワーアップを」とか言う前にまず長距離に慣れないと、ウルトラオリエンテーリングの完走は絶望的だ。

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Zenko月曜有休。あちこち痛くて良く眠れなかったが、体調は良好だし怪我もない。朝食をがっつり頂いて、甲府市内を散歩する。近くの桔梗屋甲府本館で土産用に鬼滅の刃コラボの桔梗信玄餅を買い、東へ少し離れた甲斐善光寺をお参り。長野より若干小さいが立派な伽藍で、お戒壇廻りもこなす。これでウルトラ完走間違いなし!? さらに古事記や日本書紀にも書かれている酒折宮をお参りし、富士アイス東店でじまんやきとクリームソーダをイートイン。

甲府駅までで歩行10km、良いレストになった。電車で帰ろう。

5/22-24 藪漕ぎしたらスライム沈殿池だった件

3mine金曜、有休をとってチャリで松本から北へ。明科から国道403号ルートを進む。昼食は筑北村「月路」の灰焼きおやき2個。旨さがパワーアップしてる気がするし、生坂勢に遜色なし。これが食える土地に住んでるって幸せなことだ。

麻績村の聖高原に登り着く。いつもは猿ヶ馬場峠を素通りするだけの場所だが、今回時間があるので軽く聖湖を一周してみることに。すると航空機の展示場があって、それに惹かれるように東へ進むと夏山リフトが営業中。観光客激減の折り申し訳ないが、標高差130m程度なら歩いて登る。三峯山展望台からは、横一線の北アルプスや、善光寺平の大絶景。明日登る山を見定め、スキー場を下りる。

Mutsuもう一つ、聖博物館はちゃんと入場して室内展示を見ていく。善光寺街道の資料や五百羅漢、航空機のエンジンも迫力もの。無料の室外展示は戦闘機やSL、戦艦陸奥の主砲!「平和を欲するのなら、戦争を理解せよ」という重い格言も。それにしても何でこんな山奥に、ユニークすぎる博物館。

あとは403号を急行して屋代松代、そして須坂市に到着しサンシャインエイトにチェックイン。古めいたホテルだし、もっと安くて朝食付きのビジホが長野市内ならよりどりみどりなのだが、明日早朝に発ちたいのでここに素泊まりする。ボリュームありまくりな「かねき」のオムライスを夕食とし、ジャスコで買い出しして就寝。

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Gunmaとは言えあまり早起きできず、土曜6時半の出撃となる。里は良い天気。チャリで須坂から高山村へ、さらに牧集落からは激坂登りとなる。周辺の山岳路は去年の台風でずたぼろだが、この県道112号は奇跡的に健在で、昨日の15時に冬季閉鎖が解除されている。標高差1600m余、かなり体力を使い果たして毛無峠に到着。例の群馬県巨大標識で記念撮影。

栄養補給を済ませ、合羽・長ジャージ・トレランシューズ・ゲイター・藪漕ぎ用の軍手・熊鈴・水食糧・地形図・コンパス・GPSログと万全の準備をして10時過ぎに作戦行動開始。不要不急の県境跨ぎを控えよとの政府通達を無視して群馬県に侵入する。まぁ誰も居ないから完全に無問題だろう。と思ったら第1群馬人発見(いや多分長野県民だけど)。息子が小串鉱山に向かったと言う。確かにつづら折りのジロー坂を歩いているのが見える。しまった先を越されたか。こちらは遊歩道を急行し、御地蔵堂には先着する。

Senko御地蔵堂の東側は土石流の跡。これも去年の台風かしら。さて今回最初の宿題は毛無隧道。車道が大きく切れ落ちている所を巻いて来た、さっきの若者とすれ違う。ジロー坂の方は問題なく通れるそうで、有り難い情報だ。うろうろ迷うってようやく藪の向こうに毛無隧道を発見。かつて様々な人間ドラマがあったであろう、長野県側に通じるトンネルだが、今は完全に塞がれている。

小串鉱山の探訪はこれで何度目だろうか。だが東側のエリアはまだなので、次の宿題は選鉱所。ズリ山を下りたり沢を渡ったり、ザ・ブルーハーツの「旅人」さながらに冒険している。斜面に沿った遺構は迫力があり、巨大遺跡の趣。頑張ってよじ登る。またさっきの若者とすれ違う。半袖短パンでよくやるわ。

Slime最後の宿題は東エリア最深部のスライム沈殿池、略してスラ沈。遠くから見たことさえない魅惑の理想郷。DVD「記憶〜雲上のまち小串鉱山〜」でも紹介されており、是非この目で確かめたかったのだ。平坦な道跡を進むとほどなく眼下に現れる。さらに笹薮を漕ぎ、池のほとりに立つ! ちょっとググった限りでは湖畔まで下りた例は見つからず、秘境中の秘境。スライムとは細かい砂の意味だったか、鉱山の廃棄物なのでろくなもんじゃないんだろうけど、しばしその美しさに見とれる。

Kaisenスラ沈を一周して宿題は完了、選鉱場に戻る。もう主要な遺構は行き尽くしたと思うが、変化が気になる所もある。ズリ山を砂走りのように駆け下りて小中学校へ。小串鉱山跡の象徴だった回旋塔は、ネットで伝え聞いた通り崩落している。風雨か、雪の力も相当なものだろう。諸行無常。

もうひとつ、山神社を探すが激しく迷う。ここまで脳内地図だけで行動してるから、今更かばんから地図を取り出すのが面倒なのだ。ぽつぽつ雨が降ってきて気持ち焦るが、どうにか鳥居を発見。ひどい藪を進むと、祠はひっくり返ったまま。5年前もそうだったし、より激しく損傷している。もっとも御神体は御地蔵堂の所に移転しているから大丈夫だ。

Jiro今から西エリアの最深部、職員クラブは無理。5年前に行ったからいいや。右に左に彷徨いながら藪を登り、車道に戻った所で三人組に会う。「この下に何があるんですか?」と驚いた様子。それにしても実質解禁日の今日を待ちわびてた人が私を含め5人いたことになる。あとはゆっくりジロー坂を登り、14時過ぎに毛無峠に帰着すれば、疲労困憊で冒険はここまで。ああ楽しかった。小串鉱山探訪はこれで一段落だが、また来る日もあるだろう。

先程の雨で路面がウエットなので、チャリでの下りは慎重に。長野駅まで走って輪行、駅ビルの明治亭でソースかつ丼を夕食とする。たんぱく質が心身に沁みる。スーパーやホームセンターはどちゃくそ激混みなのに、飲食店はガラガラで可哀想。やはり自粛(ニッコリ)=悪魔なんだな。

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日曜は身体じゅうが筋肉痛。夕方遅くにやっとジョギングに出て、アルプス公園近くの展望所へ。水星を見たかったが、西の空は雲が多くて断念。まだチャンスはあるかしら。

→Facebookアルバム: 毛無峠・小串鉱山2020

2/28-3/1 走って埼玉

InageyaJR特急あずさ「お先にトクだ値スペシャル」の期限が2/28までなので、金曜に有休を取って東京へ下る。八王子で乗り換え国分寺駅で下車しジョギング開始。西武線小平駅までのほんの5kmだが「ウマ娘プリティーダービー」に登場した「いなげや小平回田店」に寄るのが目的。アニメの場面のように人参を買う…訳にはいかず野菜ジュースとパンで代用。

電車で所沢駅に移動する。西武の都であり「翔んで埼玉」の主要地。所沢の街中を訪れるのは始めてで興味津々である。まず、ザ・ブルーハーツのカバー曲をふんだんに使用したアニメ「ローリング☆ガールズ」でラーメン対決のシーンに出てきた「まぼろし軒」で遅い昼食を摂る。セットのミニ牛すじ丼が塩味控えめで、ラーメンに合う。

Tamプロぺ通り、ファルマン交差点を経て航空公園へ。日本における航空発祥の地とのことで、広々とした市民憩いの場だ。このあと川越に行く予定もあったが時間が微妙なので諦め、代わりに記念館をじっくり観て行く。飛行機に詳しくなること請け合い。(ただし翌週より休館との報)

航空公園駅前のYS-11や、映画でブラザートムが誇らしげに語っていた東京航空交通管制部を回り、所沢駅に戻る。今日は良く歩いた。なるべく混雑した列車を避けるため西武新宿駅~JR飯田橋駅間も徒歩で移動しつつ、御茶ノ水で友人と会食。夜遅くに葛飾区の実家到着、アルコール消毒などやや神経を使う。

Edogawa/

土曜はプラネタリウム巡りをしたかったが、どこも閉鎖されてしまった。せいぜいジョギングで三郷方面を走る。翔んで埼玉の舞台「流山橋」を渡ると、江戸川の土手は菜の花が薫る。行き来するランナーが多く、熱くなって思いっきりぶっ放す。21km、気持ち良かった。

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Kameido日曜、テレビで東京マラソンのゴールを見届けてから実家を発ち、東武亀戸線に乗って亀戸天神をお参り。まだ受験シーズンと思うが客は疎ら。更に歩いて錦糸町の「すみだトリフォニーホール」へ。

本来は今日ここで、京都アニメーションの地元を舞台とした作品「響け!ユーフォニアム」の定演演奏会が行われる筈だった。パニックめいて何でもかんでも中止という流れに関せず開催されそうな情勢だったが、4日前の首相要請でとうとう延期が決定された。

うすうす敗色濃厚なのは判っていても大本営発表を信じ続け、最後に玉音放送で泣き崩れる…そんな気分だ。スポーツ・文化イベントばかり槍玉に上がった事は理不尽だし、そこまでやるからには「何の成果も得られませんでした!」じゃ済まされないぞ、と荒らげたくもなる。しかし最近、世の中が神経質な話題ばっかりで気が滅入り、却って抵抗力が下がるという人もいる。自分が特別に得た情報でも無い限り、新型コロナウイルスについての話題はツイートしない事にした。熱く語ったところで、誰だって自分が信じたい事しか信じず、反作用が増幅していくばかり。私としては終戦、まだ千島列島のほうで何かやってらぁ。

ユーフォ定演は延期扱いとはいえ演奏する学生さん「フレッシュマン2016」は卒業されるし、ホールの確保や声優さんたちのスケジュール合わせも困難を極めるだろう。実質中止では…と思うが、この悔しさを晴らすような奇跡を待つ事にする。

Gorin勢い両国まで歩いてから地下鉄で西葛西に移動。ここは翔んで埼玉で千葉扱いを食らっていた街。昼食にインド料理の店へ行ったらバイキング形式で、予定外に食べ過ぎた。その分カロリー消費のため葛西臨海公園へ歩き、園内をぷらぷらする。観覧車は止まっているが、家族連れで案外賑わっている。

勢い舞浜まで歩き、憧れのモノレール「ディズニーリゾートライン」に乗車。鼠園が閉鎖されてるのにしっかり6分間隔での運行、すなわちがらがら。ぐるり一周して、お台場でラブライブグッズを買って、新宿から高速バスで松本に帰る。

3月はボランティア参加に申し込んでいた春ランin信州スカイパークが中止。それとの整合のためか、上位入賞を目指していた朝日村ロゲイニングも中止になってしまった。世間じゃ「うがい手洗い大洗」なんて標語が流行ってるけど、それは当たり前として一番大切なのは抵抗力。体力重点で乗り切ろう。

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