9/27-28 赤城は殊に活火山
特急しなのから新幹線あさまに乗り継ぐ時、初めて乗るE7系に喜んだのも束の間、御嶽山噴火のニュースを知って青ざめる。県歌「信濃の国」では「四方に聳ゆる山々は御嶽乗鞍駒ヶ岳、浅間は殊に活火山」と詠まれるが、あさまよりおんたけの方がヤバかったのか。登山者達の地獄絵図を思うと胸が痛む。来年はヒルクライム・イン・おんたけに出てみたいと考えていたが、どうなるだろう。隣の乗鞍岳は大丈夫か? そして、赤城山は大丈夫なのか?
ローカル線に乗り継いでやってきました群馬の県都、前橋市。輪行を解いてまずは夕暮れに映える群馬県庁を見る。ヒルクライムの会場に着く頃にはあらかたのステージイベントは終わっているが、受付が間に合えばいいか。良さ気な公園が隣接してるので、すぐ近くの食品スーパーで時間を潰して、十分暗くなってからゲリラキャンプ。サイクリングと言えばキャンプでしょう?
翌朝、赤城山ヒルクライム当日。天気晴朗なれども風寒し。乗鞍に限らぬヒルクライム仲間のNorikura1059さん、数年ぶりの再会となる筑大OBのT井さん、ニコ動仲間のボヌールさんに挨拶できた。募集開始21分で締め切られたという当大会、よく皆申し込めたものだ。
初参戦でよく解らず、予想タイム1:22'で申告して与えられたスタートグループはCで7時10分出走。最初はパレード走行で、交差点を越えてから公式ネットタイムの計測開始となる。走力に大差ないなら先頭集団に食らい付くぞと意気込んだが苦しくなり、ずるずる後方集団に下げていく。「裾野は長し赤城山」やや苦手な緩く一定した坂。すぐ樹林帯に入る他大会に比べ市街地、そして暖かい声援が続く。
ペダリングが楽しくなってくる中盤、また脱チェンをやらかしてしまった。車坂峠の時ほど復旧に時間はかからなかったが30秒のロス。さらにリズムを取り戻すまで、またずりずり順位が下がる。これはいっぺんクランクを外して診ないと、よく判らんな。斜度の変化があるところではずいぶん調子を取り戻す。
オールスポーツが設置した残り800m標識から気持ちスパート、だが周りも速い。最近ぜんぜん長い距離を走っておらずスタミナ不安のある身体では、呼吸器系に無理が掛かってしまった。半壊しながらフィニッシュ。また気胸などの故障をしてないか不安だが、そこまで追い込めた点は満足感に繋がっている。1:15'28"というタイムも概ね目標通り。まずは何はなくともソフトクリームを買い食い、旨い。
あまりゆっくり出来ないが、隙をついて手近な見晴山だけ登ってみる。見晴らしは大したことなかった。その後も火口湖に降りた荷物場でうだうだし、下山グループは中盤。噂の下山渋滞が市街地で続く。そんな所でも市民の応援がある。
会場に戻ってテントを撤収し、あとは【ろこどる】がんばるステージや出店ブースを楽しむ。赤城だけあって艦これの痛ジャージ達、コスプレまで居る。からからと抽選会が終わればさようなら。帰りも新幹線と特急を乗り継ぎ、火山灰が心配な松本に戻る。
これで今年の自転車ヒルクライム参戦は終了。春のランニング戦線に比べて、惜しいところで記録には恵まれない印象だった。悔しさを来年に繋げられるか。その前に、秋からのマラソンシーズンにズク出せるかだ。
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