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10/25-27 走るも走らぬも 大阪の路

Intex来年四月に行われる長野マラソンのネット申し込みは、例によって土曜の午前10時、早い者順のクリック合戦。今回は北陸新幹線延伸開業と善光寺御開帳が重なるので一筋縄でいかないとは予想していたが、手順ミスで数秒出遅れるとか、いつの間にログアウトしててログインやり直しとか、クレカ払いがシステム障害で通らなかったりとかで余計に手間取り、確定まで15分掛かった。28分で締め切られたと云うから、やや危なかったかも。駄目だったらツールド八ヶ岳や草津といった他の選択肢もあるけどな。ともかくこれで一次予選(ホテル予約)と二次予選を突破、三次予選(新幹線予約)は松本人なら免除だ。さて、それから「しなの」と「ひかり」で大阪へ急ぐ。自分はなぜ長野マラソンに出るのか、そしてなぜ、大阪マラソンに出るのか?

と言う訳でやって来ました、南港にほど近いインテックス大阪、受付会場である。身分証の提示が求められるなど妙に厳重、赤と黒の参加賞Tシャツがかっこいい。出店ブースはサプリなど並ぶと貰える物が多くて、つい時間が掛かる。観光の予定はやめて、まっすぐ古市へ。姉宅に泊まる。

Castle日曜の朝、JR大阪環状線の森ノ宮駅で降りると大阪城ちゃんが見える。参加規約違反じゃないかってくらい、マラソンの練習らしいことを何もしてないこの秋。タイムは望めないけど、これから初めてこの街を走れるってだけでワクワクする。5倍と云う参加抽選を突破出来たのは、幸運の2014年を象徴する一つの出来事。荷物預けは駅から近いけど、スタート地点へは大阪城公園の東端から西端までかなり歩く。狭い松本城ちゃんとは勝手が違うなぁ。サブスリーを記録した長野マラソン直後に強気の予想タイムで参加申し込みをしたため、与えられたのはAブロックのゼッケン。申し訳ない気分だけど、せめて前半は後続に迷惑を掛けないよう流れに乗ろう。午前9時、3万人のランナーが号砲を受ける。

スタート時点で気温20度の暑さ。トイレに行きたくなる不安が少ないのは良いが、こまめに給水を取らないとヤバそうだ。やたら「小渕健太郎」のノボリが多いけど、大会テーマソングを作ったコブクロの人だと後で知る。流れに乗るどころか快調に順位を上げて行き、いっそ今からサブスリーを狙う?…なんてね。沿道の応援や大都市の街並みを目に焼き付けながら走る。あれが中央公会堂、あれがアップルストア、あれがグリコネオン。完全に交通規制された御堂筋クンを中心に、環状線内は十字形に行ったり来たりするコースで、やはり中間地点あたりでペースが鈍ってくる。環状線を脱出して南に進むと大阪人情の核心部、観客との距離がぐっと近づく印象。「兄ちゃんらも辛いけど、応援してる方も辛いんやで〜!」といった大阪ならではの声が嬉しい。32.5km地点の大給食エイドにはタコ焼きやわらび餅、あめちゃんなど何でもあり。干し梅と饅頭を食べ、水かと思って受け取った紙コップにはパイナップルが。

住之江公園駅付近で、もうだいぶ意識朦朧としつつふと沿道を見ると、姉と姪二人が来ていた。「人が多過ぎて、お互いを発見するのはまず無理だろう」と伝えておいたのだがバッチリ、3DSで写真も撮ってくれたようだ。

Finish脱水症でストップするランナーが多い終盤、自分もすっかり失速している。スピードが落ちれば落ちるほど、ゴールは遠くなる。ゴールはあるのかな…。南港大橋のアップダウンをクリアしたところでとうとうジョギング以下のペースになり、順位も激しく落ちていく。しかし肺への負担を一定に保つと言う意味では目標通りのレース運び。赤城山ヒルクライム以降また肺が壊れかけているから、傷を拡げてはならない。無理なスパートをせず、3時間17分丁度でフィニッシュする。・・・…やっぱり悔しいなぁ。

レースの前後にやたら歩く距離が長いのが大規模マラソンの欠点。エアーサロンパスの試供は助かる。姉らと落ち合って「うまいもん市場」で太閤ラーメン等を食い、会場を離脱する。二泊させて貰う恩義に家の補修作業をするので、天王寺のコーナンで買い出しをし、「働きたくないでござる」などとブツブツ言いながら河堀口(こぼれぐち)駅から近鉄に乗って古市へ。ばたばた。夜は雷雨になるし、今日は夏だった。

月曜は有休。のんびり近鉄線の急行を乗り継いで名古屋へ、味噌カツカレーを食べてから高速バスに乗り換えて松本に帰る。今年はもう何もない。来年以降の大阪マラソンも、運試しに申し込みしてみようか。ちゃんと練習して。

10/18-19 富士の高値に俺あわてつつ

5年前に買ったパナソニックFT1というデジカメがある。ヒルクライムレースに掛かる1時間半ものあいだ動画を撮れるのが強みで、散々コンクリートに叩き落としても、また台風の中で使っても壊れないタフな奴だった。しかし動画撮影の役割をアクションカメラのコンツァーROAM2に譲った今となっては、屈曲光学系ゆえの画質の悪さに不満を感じるようになった。写真日記アプリPoinにアップされている他の人の美しい作品を見るにつけ、嫉妬心がめっちゃメラメラ。おまけに、近頃はズームレバーが迷走する事も多くなった。寿命か。

XQ1(ただし撮影はFT1)という訳で欲しくなったのは、富士フィルムXQ1。サイクリングやジョギングにためらわず連れ出せる、ポケットに無理なく入るコンパクトさが第一条件。それをクリアしながら大きめの2/3型センサー、明るいF1.8レンズ、多彩なマニュアル機能、そして何より世界最速を謳う0.06秒オートフォーカスと0.99秒起動が素晴らしい。これに時間がかかった為に逃したシャッターチャンスは百度や二百度ではない。デザインも変な曲線とかなく、末永く使えそう。

しかし発売開始から約一年、4倍に抑えられたズームと12Mに抑えられた画素数が店頭では受けなかったのか、安く叩き売られた挙句ディスコンになってしまった。その無理のないスペックに個人的には好感が持てるのだけど…。ネット価格が31000円以上に跳ね上がったので慌てて、まだ27800円を保っているキタムラ渚店に買いに行ったら在庫切れ。並柳店に残る最後の一台を確保してもらい、ようやくの購入となった。同時に、ここ数年所有してなかったTカードに再加入。今度はクレジット無しだけど。

XQ1で、御殿山見晴台より早速あちこちでスナップを撮りまくるので、土曜日のジョギングは夕方に薄川を走った程度。日曜日もデジカメを持って、近くの浅間温泉桜ヶ丘からトレイル。美鈴湖慰霊塔まで登って、旧スケート場(自転車競技場建設中)に下りる小径を発見する。カフェぴらーたで昼食&漫画読みし、御殿山見晴台から浅間温泉に戻る定番ルートで帰る。

XQ1の位相差AFは速さに加え、これまでコントラストの低さゆえ感知できなかったアルプスの稜線でも合焦するので風景写真がサックサク。細部はレンズ交換式に敵わないのだろうけど、暗部が綺麗だし、逆光時の空気感が段違いに良くなった。これなら夜景もいけるね。

XQ1で、時計博物館あたりの夜景夕方にはアルペンルートを観光してきたという友人Oと松本駅で会い食事。絶好の天気に立山黒部とは羨ましい。駅でついでに来週末の大阪マラソンに行く切符を買っておく。スタミナ練習もスピード練習もしてないし、もう完走できればいいやぁ。

10/11-13 奇々祭々

Minochi土曜日。JR篠ノ井線の稲荷山駅で電車を下り、ジョギングで西の信州新町に向かう。鳥坂峠の案内板があるのでそこから坂に入ったら、かなり古い旧道らしく、やがて未舗装の細い道になって不安になりながらも峠へ。県道に復帰出来たしまぁいいか。ここは長野市に合併するまで信更(しんこう)村だったようで、地形図からは読み取りづらい登りがさらに続く。峠?を越えると水内ダムが見下ろせて、犀川まで降りればジンギスカン料理の「むさしや」に到着。8.7km走行。クルマで来た友人HAと落ち合い、ジンギスカンを食う。

Ogushitenそのクルマで群馬県嬬恋村に入り、鹿沢温泉のインフォメーションセンターで行われる小串硫黄鉱山展を…と思ったら手違いで写真などの到着が遅れてるんだとか。たまだれの滝ウォーキングや休暇村の温泉で時間を潰して戻ると、ようやく一部の写真やプリントを閲覧できる状態になっていた。まぁ、興味がある人にとってはそこそこ貴重な資料だと思う。

松本に戻ると浅間温泉で自称日本三大奇祭の「たいまつ祭り」が始まる時間。見るのは十年ぶりくらいかな。洗練されてない荒っぽさが魅力。

Roba日曜日は登山だ。クルマで中央道を名古屋へ急ぎ、まだモーニングタイムの喫茶マウンテンに入る。今回の注文はロバライスとストロングコーヒー。ロバライスは普通に旨いピラフにフルーツポンチが混ざり、ドンタコスがあしらってある。強烈に濃厚なストロングコーヒーにはモーニングのパンと茹で卵が付く。奇食だが登頂の難易度は低かったので、和風パフェを追加注文した。小さめの熱々タイヤキが乗ってる以外は常識の範囲内で、これもあっさり登頂。まぁ食べ過ぎだけど。同行の友人には代表メニューの甘口抹茶小倉スパを勧めたが…軽く登頂していたものの「一度でいい」そうだ。

Toyotabiさらに長久手町のトヨタ博物館へ。アンチマイカー信仰の急先鋒たるむらよしだが、実は誰よりもクルマ好き? じっくり時間を掛けて観てしまう。「この時代に生きていたら、どんなクルマに乗りたかったろうか」などと想像するのが楽しい。自転車コーナーにももちろん釘付けだ。あとはモリコロパークをぐるり歩いて、サツキとメイの家も遠くから見て、ジャズバンドの演奏を聴きながら一休み。移動販売のメロンパンが旨い。松本に戻り、美ヶ原温泉に入ってさくら食堂でさらに炭水化物を補充して帰宅、バタンキュー。

祝日の月曜はうだー。松本城公園のそば祭りをスルーして野麦に行ったら空いててラッキー。ここの蕎麦が風味豊かで良い。それにしてもこの三日間で食い過ぎた。友人と別れたあと雨の薄川へジョギングに出ると、糖分でどろどろになった血液が体中を巡りだす。下り坂では4'30"/kmくらい出ているようだが、胃とも肺ともつかぬ痛みを抱え、トータル17.5kmでは平均5'08"/kmとなった。去年のおんたけ湖ハーフはぶっつけ本番で何とかなったが、大阪マラソンはフルだしやばいかも。ちなみにおんたけ湖ハーフは今年は中止らしい。会場が噴火による行方不明者の捜索基地になってるしね…。王滝村を応援したいし、来年はなるべく行きたいものだ。

去年11月の龍勢ヒルクライム参戦記をむらよしギムナシオンにアップ。こちらも今年は中止か? 住民トラブルがあるというウワサ。御嶽が不条理なら龍勢は理不尽だ。

10/4-6 SSD(シーズン最終動画)

Jikkasa土曜日、まだ天気はもってるしジョギングで安曇野へ。すぐにやる気をなくし、梓川SAのコンビニで買い食いする。せめてもうちょっと走ろうと、堀金方面へ再出発。やっぱ遠いなーと思って右に曲がり、豊科のVAIO建物を見に行く。諸行無常。光橋を渡って、大口沢のプチ峠道を経て松本に帰る27.5km。意に反して堀金往復より長い距離になったが、少し走る楽しさを思い出したというか、長距離への恐怖心が薄らいだので良いランだった。

日曜は強い雨だし、ほぼ部屋に缶詰め。それでも動画編集は終わらなかった。MacBook内蔵HDDがとうとう死んだのでSSDに換装し、多くの作業が快適になったが、動画の処理はどうしても重いんだよなぁ。

という訳で仕上げは月曜に持ち越し、ようやく赤城山ヒルクライムのチャリ載動画が完成。ニコニコ動画の100MB制限は5倍速短縮編でもキツく、特に晴天日のコントラストが強い映像はファイルサイズが大きくなりがちなので、x264の画質設定を泣く泣く下げてギリギリ収めた。またユーチューブには等倍速で上げるので、まずエンコードに一晩ちょっと。エンコミスを見つけてもう一晩ちょっと、という調子。アップロード後、サーバーサイドでの処理にも時間が掛かる。

来年には改良マウントを投入して更なるブレ低減を図りたい。そうすれば圧縮効率も良くなるはずだ。しかし良い工作案が思い浮かばないな。

→ニコニコ動画:赤城山ヒルクライム2014(5倍速編)
→ユーチューブ:赤城山ヒルクライム2014(等倍速)

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