3/26-27 塩尻ワインロゼイニング
先々月にジョギングで阿禮神社にお参りした折り、塩尻駅の観光センターでチラシを手にしたのがきっかけだった。「塩尻ワインロゲイニング」。地図読みとランの総合力を競うオリエンテーリングのようなマイナースポーツで、二年ぶり二回目の参加となる。一昨年の波田ステージでは地の利チートとビギナーズラックで男子ソロ1位、総合ではチーム阿闍梨に次ぐ2位だった。念願の総合1位を狙えるだろうか。競技制限時間は3時間とやや短くなる。
土曜の昼に開催。電車で塩尻駅に着くと、観光センターには行列が出来てて、最後尾に塩尻ワイナリーフェスタのチケット完売とのプラカードが。5月のイベントらしいが、そんなに人気があるのか。咲-Saki-の聖地レザンホールに隣接するのが今回の大会会場となる塩尻市立体育館。エントリーは総勢181名で、うち男子ソロ37名。お前ら全員に、俺は勝つ…つもり。
玄蕃サラちゃんのミネラルウォーターPETが配布されるが、水は波田ステージの副賞だったミニ水筒で補給することにする。15分前に緊張の地図・コントロール位置説明が配布。パッと見て、鳴雷山の尾根道を行かないと勝てないことが分かる。トレイルは経験不足で見当が付かないが、平地だけで稼ぐプランは諦め、山に入らざるを得ない。方位磁針はもちろんGPSの利用も認められているが、見てる暇なさそうだし私は使わない。
正午に競技開始。参加者が蜘蛛の子を散らすように四方に散らばる。指定された位置のデジカメ写真が得点となるので、手始めに近場のヘルスパ塩尻とエロ映画館から。3つ目から、山道に入る。前半のうちにさっさと終わらせたい。尾根分岐をひとつ見逃したが、固執せず先を急ぐ。一部残る積雪に足跡がないので、自分が先頭のようだ。木ヤブ小枝がスネを切りつけ、痛くてたまらない。1月末の雨氷被害で松の倒木も多く、行く手を阻む。展望の良い所では思わず立ち止まって観光写真を撮る。素晴らしい天気に恵まれた。
最高標高地点1160mを経て、予定通り1時間半で山を降りた。さあ得意の平地フィールドだ。平出遺跡や数々のワイナリーを巡り、東に西にポイントを欲張ろう。しかしスピードは5分/km程度に落ちている。前半で脚と肺を使っちゃったからなぁ。最西端ポイントは諦める。時間に余裕が出てきても、マラソンのトレーニングとして最後までしっかり走るようにして、制限まで8分余してフィニッシュ。走行距離25.5km。
獲得コントロール数21/30、総得点1366/2000。概ね3分の2ラインを突破し、これだけあれば勝てたのではないか? と安堵したのは束の間。他の人の採点をチラ見したら23ヶ所周ってる人がいて青ざめる。表彰式で他カテゴリに高得点はいなかったが、男子ソロともなると強豪揃い。一位(1452点)にも二位(1438点)にも呼ばれず、三位に辛うじて引っかかる。敗因は、トレイルに対する苦手意識が高じて「さっさと終わらせたい」とばかりに急ぎ入山したこと。落ち着いて東側エリアのポイントを稼いでから入るべきだった。それを実行して勝つには大局観と、ワンランク上の走力が要るだろう。
相手も強かった。一位の源後選手はオリエンテーリングのトップランカー…つまり別格だし、それに肉薄した二位松井選手の快心と言える激闘も称えるべき。面白いのが男女混合チーム優勝の「はってぃーとらいおんまる」という筑波大生で、平地だけで1145点を叩き出している。青春18きっぷで帰るから表彰式には不在という美味しいオチも付けた。(→記録速報)
他所の分析をして気を紛らせようが、負けは悔しい。天才じゃないから、努力が劣れば成績は沈む。それでも今の力なりには精一杯走れたし、爽やかな気分ではある。副賞も三位までは同等の五一わいん720mだ。ロゼをゲット。これだけで参加料の半分は元がとれたりする。トレイルの綿密な調査や、大きなトラブル無くイベントを実行したスタッフにも感謝したい。この後行われる交流会は参加登録しておらず、近くのカウボーイ家族で自棄食いしてから電車で帰る。強引に参加して、オリエンテーリングやロゲイニングの練習法でも聞き出しておけば良かったなぁ。
次のロゲ参加は7月の霧ヶ峰ロゲイニングを予定している。友人が乗り気なので、チームスポーツという一面を楽しんでみたい。フィールドは山しかないので、今回のトレイル経験も活きるだろう。男子チームに強豪が集まる大会なので入賞はさらに難しくなるが、まずは経験値みるみるアップさせたい。
日曜はレスト走だが距離しっかりの20km。花粉症の悩みはまだまだ続く。
※ロゲの全通過コントロール写真はフェイスブックに投げました。
→フェイスブックアルバム: 塩尻ワインロゲイニング
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