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10/25-26 ゆけ ゆく先は蓼科だ

3mine日曜朝、松本からチャリで東へ向かう。激坂トレーニング目的でもキツい桜清水坂が、ツーリングだとさらにエグい。不覚にも一度足を付き、先行きに不安を残す。三城牧場からよもぎこば林道を経て、扉峠からいよいよビーナスラインに入る。いつも北の美ヶ原に向かう所だが、今回は南へ。八ヶ岳を背景にどこまでも山が広がり連なる景観が最高に素晴らしい。

和田峠で一旦北東に降りる。トンネル料金所脇の黒曜水は大量のボトルに汲み続けるジジババ達に占領されてるが、勿論割り込ませて貰える。なるほどこの水は美味しい。名無しの峠を越えブランシュたかやまスキー場を経て、利休庵へ。ここで食べていくと決めたからには、混雑していても待つ。所望した韃靼そばは現在扱っていないが、新そばとそば粉天ぷらが旨かったので満足。

Suzuranずいぶん足止めを食っちまったが、疲れていたので必要な休息だったろう。大門峠でビーナスラインに復帰。プリキュアのバナーが眩しい白樺リゾートでカリンソフトを頂きヒーリングッバイ、東へもうひと登り。女神湖への寄り道は時間がないので割愛し、スズラン峠1760mを越える。女の神展望台からの八ヶ岳は雄大。南西へ林間の別荘地を下りて行き、蓼科温泉共同浴場に入る。ピッとやる検温がエラーになるほどに冷え切った身体を、源泉掛け流しの湯で温める。

Tate夕暮れに紅葉の蓼科湖を散歩で一周し、もう少し下りた所のヴィラB&Bホテルにチェックイン。本来は日帰りで甲府に行く予定だったが、長野県民が茅野市内に泊まると三千円引きになる「ちの割」を思い出して、どうせなら利用することにしたんだ。上諏訪さえスッ飛ばす速達型の特急あずさでも全列車停車するほどインバウンドで賑わっていた茅野市、今が苦しいんだろうな。さらにGoToトラベルとの併用でタダ同然になってしまう。まだ枠が余っていて、一人でも利用し易い宿がここだった。

夜に星空観察を試みるが、案外市街地に近いうえ月も出ているので期待したほどではない。写真を撮れば、くじら座の変光星ミラが写るところがちょっとレア。

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Ohtaki有休の月曜、地野菜たっぷりの和朝食が美味しい。この宿にステイしたくなる気持ちを抑え、絶好天の2日目スタート。せっかく蓼科に来たんだからもうちょっと名所を巡って行こう。メルヘン街道を登って…これ結構登るなあ…横谷渓谷の遊歩道を下りて王滝へ。名前の通り立派な滝だし、展望台からの黄葉はまた絶景。

もう少し登って別荘地を抜け、湯みち街道を下りると只ならぬ雰囲気。ここは御射鹿池(みしゃかいけ)。ありふれた溜池だけど、東山魁夷の絵に出てきたとかで有名らしい。月曜午前にも関わらず駐車場待ちの車列が発生するほどの賑わいで、週末には阿鼻叫喚地獄と化すであろう。どんな宗教を信仰するよりも、みんな自転車に乗れば、あらゆる精神的苦痛から解放されて幸せになれるのにね。乗り方にもよるか。

Kinsei南へ、毎度のエコーラインではなく一本上の鉢巻道路を走ってみる。頑張って美濃戸口まで登ればあとは下り基調。信玄棒道と平行し歴史を感じさせる道だが、八ヶ岳が間近に見られるわけではない。のどかな原村や富士見町を抜け山梨県に入り、小淵沢駅の山賊そばを昼食とする。七里岩ラインから清里ラインに移り、韮崎の金精軒(きんせいけん)で信玄餅等を購入。宿で貰ったGoToクーポンはここで使う。

松本からジョギングして来た時の苦しさを思い出す道で、甲府市内に入る。富士アイス朝日店でじまんやきを頂き、武田神社前からの愛宕スカイラインが最後のヒルクライム。こうして三度目の山梨県立科学館に到着。ここのプラネタリウムで平日オンリーのplanetarian秋バージョンを観るのが目的の旅だった。前半の星空解説は、光学式投影機カイセイさんの美しい描写力が活きる。ただし変光星ミラは現在の明るさを反映してないな。

Yama甲府駅から輪行で松本に帰宅。昨日76km2180mUP、今日100km1420mUPという精一杯なボリュームのサイクリングだった。さあ信玄餅の食べ比べだ。

10/10-12 テガ・エンタープライゼス

土曜、JRの「秋の乗り放題パス」を利用して松本から甲府を経由し東京に下る。電車に乗る事が危険なら都民はとっくに全滅している筈なのでゼロリスクと考えるが、念のため都心は避けて武蔵野線でぐるりと東側に回り金町駅下車。エアコンこそがヤバい疫病騒ぎ、それが不要な時期にようやく帰省出来た。事情があって毎月来たかったのに、我慢を重ねて8ヶ月ぶりである。

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Fujiice「秋の乗り放題パス」は秋の青春18きっぷと云われるが連続する三日間有効という制約がある。日曜もガラガラの列車を求めて千葉県を旅しよう。総武本線の八街(やちまた)で途中下車し、富士アイス…って休業日かぁ。山梨長野岐阜でお馴染みのじまん焼きがここでも食えるんだって確かめたかったのに、また今度。

成東駅から空港第2旅客ターミナルまでは路線バスを利用する。尤も現状で空港を利用する人はおらず、他の客4人は成田ジャスコが目当てのようだ。バスを降りて1タミまで小走り、ここは知らなかったら迷う道だろう。成田空港駅からまたJR、これで成田線の未乗区間は解消だ。さらに我孫子まで乗り、ホームの弥生軒で唐揚げそばを頂く。昔から評判の店だが、通過しかしたことなかったから初めて。

Tega霧雨模様ながら手賀沼沿いにジョギングを開始する。手賀沼を見るのも初めてだし、かつてここにディズニーランド建設計画があったことを最近知り、もし完成していたらどんなだったろうと想像しながら走る。南岸はコースが広くて気持ち良くスピードも乗るが、賢い自転車乗りに比べてランナーは左側通行で統一しきれておらず、度々チキンレースになるのが難。てんでバラバラな諏訪湖ランナーより若干マシなくらい。

それにしても意外に距離がある。面積は諏訪湖の1/3なのに、一周は2km長い18kmある。少し足せばハーフマラソンになるんだな。水質改善はもう少し頑張って欲しいが、いつかここの大会にも出てみよう。我孫子駅に戻って、マックスコーヒーで素早く水分糖分たんぱく質を補給して強くなる。

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Raku月曜は有休。また武蔵野線で都心を避け、群馬の横川を目指す…が列車遅延情報が出ている。気が変わって川越線に乗り換え川越下車。以前も「神様はじめました」の聖地巡礼に来ているが、今回は天文学や地質学を扱ったアニメ「恋する小惑星(アステロイド)」の巡礼となる。予習不十分でたくさんはポイントを見つけられないが、ベーカリー楽楽のパンくらいは押さえておく。

八高線を経由し未乗だった五日市線をいちいち往復しつつ、あとは中央本線で松本への帰路。次に東京へ下れるのはいつだろう。

10/4 ミナカミヤマノボレ1004

Mount日曜の9時過ぎ、長野市の篠ノ井駅に降り立つ。先週参加した信州松代ロゲイニングの反省ランに早速やってきた。撮り逃がしたコントロールポイント3ヶ所を全て回収するのだ。岩野橋を渡り、長野マラソンを懐かしく思いながら堤防道路を進む。

松代地区のコントロール2ヶ所を回りつつ、ロゲ入賞賞品を提供していた大渡製菓舗で買い物。大門踊(おおもんおどり)という直径12cm円盤のカステラ煎餅が、10枚箱入りで720円+税とお値打ちだ。コントロールの一つだった山神の石碑から皆神山の登山道に入る。通行止つまり自己責任状態で倒木が多いが、崩落などの危険は無い。まだ虫が多いのが難。

Top謎の古墳を経て、ロンダルキアめいた台地に到達する。「世紀末オカルト学院」ではここに学校がある設定らしい。山頂は3つ。まず三角点のある西の峰を目指すが、地形図上の道は見つからず藪に突進し立往生。何とか道路に復帰するが南からやや遠回りになってしまった。しかも三角点があると思われる場所はまた藪の中。必死に探すが諦める。服が種子だらけになって、全部引っぺがすのに時間が掛かるわ。

もう一度北側の廃道を探索して、また種子だらけになるし…。皆神神社前から、次は最高地点と思われるの東峰へ。標高665m位に稲荷の祠が建つが、辺りはソーラーパネルだらけでやや残念な景色。いよいよ中枢の中の峰へ。謎ゴルフ場に囲まれたエリアに沢山のお宮が合祀されている。景色は遠くに北信五岳が見えそうなくらい。今日は曇りで今ひとつ。

Minakami駐車場には皆神山の由来が記されている。全文コピーは他サイトに任せるが、かいつまんで言うと古事記にも出てくる須佐之男命が重力制御によって造山した世界最大で最古のピラミッドであり、ダイナモ機能山塊による磁力と反重力で天の羅摩船を垂直に離着陸させる宇宙空間への航行基地であるとのこと。凄い!! 何だかピラミッド・パワーによって元気が湧いてきたよ。

西村京太郎サスペンス「愛と死の伝説」の舞台になっていたこともうっすら思い出す。山の南側は軽トラが往来する程度の車道があり、途中には岩戸神社の岩穴がある。何かするとピラミッド内部に入れるとか入れないとか。こうして山を脱出し、北麓に戻って松代温泉の国民宿舎「松代荘」で外来入浴。高張性高温湯は内陸では珍しい気がする。黄土色の湯はドロっとしているようにも感じられる濃厚さで、湯船の底は再結晶化した?塩分がじゃりじゃりしている。

Oomonせっかくサッパリしたがもう少し走ろう。昔見学した松代大本営跡も含め、強烈にディープで濃厚な印象を残す松代の町を後にする。オリンピックスタジアムで最後のコントロールを回収し、篠ノ井駅に戻ってラン終了。これぞ理想的なジョギング旅である。大門踊は割れもなく無事で、美味しいのですぐ食べ尽くす。

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