7/8-9 トロイチャリィ

Kyobun昼過ぎに松本駅到着、小径自転車カラクルSで行動開始。小松パンで買い食いしたあと、松本市教育文化センターへ。金曜ナイト企画があった頃は「日本一のプラネタリウムだ!」と思っていた場所に久々に来た。今日は星空コンサートで桂聰子さんのフルート演奏が楽しめる。3年前にも同企画を聴きに来たが、今回は有料で客層は大人なので環境は良かった。さすがプロという歌うような演奏で、締めに大好きな宵待草、さらにアンコールとして夏の思い出。トークも弾んでいたので時間は押したが無問題ラ。

私はお腹にザック、背中にクラシックギターという出で立ちで林道湯ノ原線ヒルクライム開始。前傾姿勢が取れないのでテレスコピックハンドルをなるべく伸ばしている。標高差450mほど、実際時間が掛かる。美鈴湖を見てようやくカフェピラータに到着するなり、土砂降りの雨となる。ぎりぎり助かった。

Pirata夜はサロンドピラータ、主に器楽の音楽会だ。私は覚えたてのトロイメライの他、タレガのゆりかご、宵待草、城ヶ島の雨。さらにギターカルテットでSleepers Awake(目覚めよと呼ぶ声あり)。学生の頃デュオで苦心した曲だが、カルテットなら少し余裕を持って楽しめるか。

夜が更けてくると、朝型の自分には視力が弱って楽譜が見えなくなって来る。皆様の個性がほとばしる演奏もたっぷり楽しみ、店長力作のうどんを頂いて寝袋借りて就寝。ここのギター部員はまた増えつつあるようで、自分が心配することは無くなった。またこうやってたまにサロンに呼んで頂ければ幸い。

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Hakama翌日、雨は通り過ぎたようで「上」に登れそう。標高1000mスタートという気楽さで、ツールド美ヶ原コースをとろとろ走る。これも何年ぶりだろう。高原は霧模様で景色は楽しめなかったが、フィニッシュ地点の自然保護センターをあらためて見学してみると、高原の成り立ちなど興味深いことがいろいろ展示してあって楽しい。

ピラータに戻り、ランナーGさんらとだべりながら食事。浅間温泉で入浴してから特急あずさで東京に帰る。9月にはハーモニーホールを借りて大々的に?やると言うから、気合を入れて次の準備を。

9/10-11 つるみゃあ公園に集まってよ いきなりやったろみゃーかFDG

Manten土曜の昼、「ぷらっとこだま」を利用して未来の首都名古屋に到着。やっとかめ〜、ハイ! デジタルサイネージの八十亀ちゃんがお出迎えだ。さっそく名古屋市科学館に行きたいところだが、プラネタリウムのチケットは取れるか微妙なところ。それなら則武ジャスコの満天NAGOYAでいいや。Space Voyageという番組は、上映中にスマホでの写真撮影が許可されている。普通のプラネタリウムはバックライト光だけで星像が台無しになるくらい繊細なものだが、LEDドームの無駄に明るいという利点を最大限に活かした試みと言えよう。ただ、私の低級スマホではなかなか映える写真は撮りづらい。設定を変えながら四苦八苦…これも楽しさのうちか。

地下鉄で大須に移動し、夕食を求めて商店街をさんざん歩き回ったがスガキヤという安牌で済ます。ビルの谷間に昇る中秋の名月を眺めつつ、宿泊はルートイン東別院へ。

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Tsuruma日曜、朝食をがっつり摂ってのんびりと鶴舞(つるま)公園へ。奏楽堂、英語で言えばBand Standが「フィールドディスカバリーゲーム in 鶴舞」の会場となっている。昨年度シリーズ戦二位の実績で今年九月まで招待選手の権利があり、ようやくの行使だ。恥ずかしい戦いはできないが、体重は高止まりしたまま…。

テルさんイシさんと健闘を誓い合いつつ、すでにかなり気温が上がっている9時半に熱戦がスタート。FDGシリーズ初の市街戦であり、スポット一覧が紙の表裏にびっしり79ヶ所! 安手をことごとくカットしないと5時間なんてあっという間に過ぎてしまう。とりあえず南の高得点地帯へ一目散だが、信号の読みが下手で3時間クラスのチームにどんどん先行を許す有り様。

Atsuta終盤に名古屋城周辺で安手を稼ぐ計画。待てよ、序盤に熱田神宮周辺で中得点を稼いだ方が効率が良さそうじゃね? と走りながら作戦変更。これは手遅れになる前に気付いて良かった。広い境内は走行禁止だが、脚休めと割り切ろう。FDGは競技中に使う専用アプリが特徴の一つで、目標スポットの近くでスマホを開くとワンタップで撮影モードに入れるという、嬉しい改良がいつの間にか施されていた。

それにしても中秋の翌日だと言うのにこの暑さ…予報で最高気温34℃だったっけ。所持している塩水2×500mlでは全然足りなくて、度々公園で給水したり自販機でスポドリを買い足しながらの北上となる。三時間の部にしとけば良かった、なんてことが頭をよぎる。暑さは自分に有利だが、格上の2人(組)も暑さにめっぽう強いんだよなあ。もしも東京が直下型大地震で壊滅したとしたら国立競技場になると云われる瑞穂グラウンドを経て、喫茶マウンテン付近はさすがに坂もキツい。

Brogmap揚輝荘に南東側からアプローチできると思った道が行き止まりとなり、終盤に痛い300m(2分間)のロス。スポット捜索はむしろここまで上手く行き過ぎていたとも言える。ナゴド付近でいよいよ時間がなくなり、攣りそうな脚を騙し騙し会場へ急ぐ。信号運は良かったが、結局2分弱の遅刻となった。五時間余、精一杯のことはできたから、悔やんでないよ。

もうぶっ倒れそうになりながら、ドリンクや水被りでどうにか集計に復活する。今回は男女混合の強豪チームが不在で、高スコアは男子に集中。と言うか三位から下が真空地帯のため、遅刻による減点がありながら入賞を確保できた。また三位…すっかりブロンズコレクターである。3人(組)ともルートは似通っていて、どれだけカットしたかの差になっていた。良くできた地図とシステムだが、強豪のルートを予測してもう一捻り欲しい。

Mountain現金で買おうと思ってたTシャツが副賞に付いてラッキー。男子二位のYさんや女子二位のNさんと談義出来たのも幸い。主催Tさんに挨拶しつつ、鶴舞(つるまい)駅へリーブ。地下鉄いりなか駅に移動し我らが霊峰に「登山」、また喫茶マウンテンに来ちゃった。本日の罰ゲーム。暑さで食欲は無いが、甘口キウイスパ…酸味があるのに濃厚な激甘という奇峰を何とか登頂。

名古屋駅で土産にういろうを買い、帰りは新幹線のぞみの指定席を確保して東京に下る。クッタクッタのクワンクワンだ。

→Facebookアルバム: フィールドディスカバリーゲーム in 鶴舞 2022(得点証明となる全通過チェックポイントの写真ほか)

5/3-4 筑波嶺の 肩より落つる ランドナー 恋のシグナル リンリンリンがべー

Gsiまだ有休を頂ける立場でないので、連休が飛び飛びだ。憲法記念日に葛飾区の自宅から出撃、江戸川左岸サイクリングロードを北上する。交差する常磐自動車道は酷い渋滞だが、ランドナーはがんがん進む。野田市街を西に抜け、芽吹大橋で利根川を渡り茨城県に入ると、筑波山がぐっと近づいてくる。昼前には豊里ゆかりの森に到着、キャンプの窓口に行くが…「予約で一杯なんでお断りしてるんです」。その言葉を待っていた。ゲリラキャンプをする口実が出来たのだ。

とりあえずスーパーで昼食を買い食いし、国土地理院「地図と測量の科学館」へ。入館無料だが、地図好きにとってはワンダーランドと言える展示の数々。地学アニメ「恋する小惑星」のパネルが残っているのも良い。思わぬ長居で予定時刻をだいぶ過ぎちゃった。地形図を一部購入し退館する。

Gemini続けて「つくばエキスポセンター」へ。つくば市に住んでいた頃はプラネタリウムなんて興味無かったし、初めての入館となる。目当てだった回を過ぎて子供向け番組「宇宙兄弟」となるが、ガチ小児向けではなく、宇宙への興味を刺激する好内容だった。オート番組のあとはお待ちかね、光学式投影機を使った生解説。ドーム径25.6mの大きさとジェミニスターIIIの描写は素晴らしいが、子供向け回でもボソボソ声なのは、退屈させてしまうのではとひやひやする。

さて夕食をどうしよう、出来れば「クラレット」で食べたいなと思いつつぐるぐるしていると、3周目でようやく開店している。実に23年ぶりとなる重食喫茶。店の人の話も聞けたし、クラレソースの味とかも昔のままだ。ゴールデンウィークはン十年ぶりというOBがよく来店するそうな。店があるうちに、また何度でも通いたい。

Odaすっかり暗くなり、もう少し北上して小田城跡公園の隅にテントを設営。期待したほどすっきりした星空じゃないけど、うしかい座やしし座など春の星座がいくつか見えるだけでも、東京より遥かに良い。

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みどりの日早朝、さっさとテントを畳んでから小田城跡公園をゆっくり散策する。意外に広くて楽しいが、トイレは昼しか使えない。ぼちぼち出撃しよう。

北条大池の隣りには古代の役所「平沢官衙遺跡」が一部復元されている。こんなのあったんだ。結局使わなかった米やストーブを含むキャンプ装備のまま、いよいよ不動峠タイムアタック開始。こまめに距離標識が設置されてて有り難い。だんだんキツさを感じつつ、19分06秒でフィニッシュ。頭がくらくらする。

Nyotaiさらに表筑波スカイラインを北上し、西の肩にあたるロープウェイつつじヶ丘駅へ。ここまで自転車で来ること自体に余り意味はなく、あくまで登山のアプローチだ。実はちゃんと自力だけで筑波山って登ったことないのだ。ビギナー向けコースだけあって、朝の8時からファミリー層が実際多い。登山者渋滞に時おり脚を休めつつ、40分ほどで女体山877mに登頂。空気は霞んでせいぜい霞ヶ浦の手前くらいまでしか見通せないが、素晴らしい高度感のある眺望に達成感は十分だ。

Saka

東側の男体山や親鸞ゆかりの立身石を回り、まだ余裕はあるのでケーブルカー沿いに筑波山神社まで降りる。だいぶ脚ががくがくになってるが、ここからつつじヶ丘へ戻る迎場コースはようやく喧騒から離れ、存分に深呼吸をしながら進める。「マスクを外して森林浴をしないと免疫力が下がり、別の病気が流行る」って一部医学者の予言が現実になりつつある昨今、大切にしたいことだ。

手持ちのカロリーメイトの他、つつじヶ丘駅で幸福だんごを買い食いしてから自転車で下山。風返峠から筑波山神社方面に降りると、登り側が凄惨な自動車渋滞となっている。GWに関東近郊の行楽地におクルマで行く、って発想は異星人の思考回路だと思う。だって、巻き込まれているバスの乗客が可哀想に!

Rinrin筑波山口の駅跡まで降りて、さてどっちへ進もうか。南風に乗って岩瀬まで北上するのが楽そうだが、後の輪行がちょっと面倒。東の下妻方面など色々考え、けっきょく南の土浦まで「りんりんロード」を走ることにした。ちいさなシグナルリンリンリンガベー♪ 筑波鉄道の廃線跡が実際快適な自転車道になっているが、鉄路が復活したら素敵だな。土浦駅で輪行し、駅ビルで食事をしてから普通列車で帰る。明日はゆっくりして、週末の安曇野行きに備えよう。

→補足: Facebook日記の写真38枚

12/4-5 旅ゆけば三河の道に胡麻油の香り

Fujikawa土曜、身延線の特急ふじかわで静岡県の富士駅下車。近くの新幹線新富士駅まで小走りし、無料のレンタサイクルを利用する。ずいぶん久しぶりのママチャリはとても漕ぎづらい。有料の電チャリもアリだったかしら。SA併設の道の駅「富士川楽座」に到着し、小規模館では日本一の集客を誇るプラネタリウムへ。20分の番組を流してるだけだが、光学式投影機メガスターさんの描写が卓越している。番組「星降る場所へ」ではスタプリのプルンス役などで馴染み深い吉野裕行さんのイケボで、四季の代表的な星座から星の固有運動による10万年後の星空まで案内する。

折しも同館で「ゆるキャン△」のパネル展を開催中。喫茶コーナーではキャラのコースターも付けられる。好みの娘を告げなきゃいけないのがこっぱずかしい。安易に化石燃料に頼らない各務原さんも良いが「お、大垣千明さんで」。…新富士駅に戻ってチャリを返却し、こだま号に乗って豊橋乗り換え、愛知県の蒲郡駅に初めて降り立つ。蒲郡と言えば競艇場。入り浸って打ちたかったが、今日は開催日じゃなかった。

Aquaもうひとつ有名なのが蒲郡市竹島水族館で、入館待ちの列がその人気を物語る。料金はがまがま水族館と同じ500円。なるほど手作り感満載の工夫を凝らした展示・パネルが盛りだくさんで、魚たちのパーティ楽しもうか。蟹やグソクムシに触れるコーナーも。グソクムシ~♪

虹が架かる夕暮れ、竹島にも渡って八百富神社などを回っておく。おそらく明日はゆっくり参拝できないから。橋がビュービュー唸るほどの強い風で、体が冷え切ってしまう。アピタであんかけスパを食い、蒲郡みかんなど買い出しをしてOYOホテル海岸荘にチェックイン。自宅ではまだストーブ無しで耐えてるけど、ここはエアコンを付けさせて貰うわ。

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Start日曜、まだ風が残るけど昨日よりは穏やかな朝。宿から少し歩けばフィールドディスカバリーゲーム in 蒲郡の会場、海に面した竹島園地だ。3時間の部と5時間の部あわせて244人の盛況、手堅く入賞できれば御の字だが、あわよくば総合トップに返り咲きたい。トレーニング状況はジョギング距離10月220km、11月320kmと上向き。数日間のカフェイン断ちによる頭痛も乗り切った。やや奇策ながら山岳は中盤以降に回し、序盤は西端のエリアからにしよう。9時30分に5時間制限の競技がスタートする。繰り返すが大切なのは「勝たなきゃいけないんだ…」という悲愴感ではなく、蒲郡の“旅”を全力で楽しむこと。

だが序盤、点数に対して遠回り過ぎる50番を取りに行ったのが悪手。走りながら「これマズいか?」と気付いてはいたが、竹本油脂の工場から胡麻油の香りがするのもまた旅情、まあいいや。中盤に北エリアのキツい登山道で聖山・遠望峰山(とぼねやま)443mを経て、何とか見付けたガレ下りは足首が痛む。最近は体脂肪率が20%以上で高止まりしているからなぁ。時間半分が経過、想定より遅れている。

Goisan平地に降りてから東エリアへ、また登山かと一考するが、行ける脚があるなら行く。カフェイン入りジェルを投入して身体がカーッと熱くなるのはカフェイン断ちの成果。果てしない道でも一歩一歩、諦めなければ五井山(454m)に登頂。これを見ないと蒲郡を去れない大眺望だけど、欲張り過ぎたかも知れない。さらに息を切らせながら登山道を下り登りし御堂山(364m)も登るが、いよいよ時間が足りなくなり撤退戦に移行する。もったいないけど付近の高得点群をことごとくカットしてフィニッシュに一目散。竹島に渡ろうにも微妙に足りず、4分半を余して戦いを終える。まずは遅刻せず帰還できて良かった。途中何回もスッ転んで、地図がぼろぼろだ。

男子カテゴリで、鞍ヶ池ステージ覇者を擁する二人組チームに敗れ2位。得意の5時間ロゲでカテゴリ別1位になれないのは初めてで、まずこれが重い。暫定リザルトでは宿敵Fチーム(男女混合)を上回っていてぬか喜びしたが、確定ではやはり彼らが総合トップ。しかもわりと大差であった。序盤の悪手が最後まで尾を引いたことや、平地でたらたら走ってたじゃねーか?等々反省点は多い。勝つことの難しさをますます痛感している。

Route蒲郡の外輪山を攻めた距離40km、積算標高差1200mの激闘を経て手堅く入賞出来たのは嬉しいし、前日の「ぼんちのふち(安曇野・松本)ウルトラオリエンテーリング」から連闘というIさんYさんとロゲイニング談義が出来たのも救い。ワイワイ喧嘩しながら競技するの憧れるなぁ。私も存分に蒲郡の“旅”を楽しめたのは確かだ。土産にアカザエビせんべいを買って電車に乗り、また来るよ。三河安城~名古屋はこだま号(N700S)、新幹線ホームのきしめんを食ってから特急しなので松本駅到着。自宅へ歩きながら空を見上げれば秋と冬の星座よ、私に力を下さい。

次のFDGは2月の岡崎乙川。パワーアップして一矢報いたいが、そのころ私は松本を離れて生活が激変しているはずだ。

→Facebookアルバム: フィールドディスカバリーゲーム in 蒲郡 2021(得点証明となる全通過スポットの写真ほか)

11/13-15 むらづみ裏日記

Senmi土曜、松本から輪行し岐阜県の瑞浪駅へ。サイクリングで南へ小一時間、世界一の茶つぼやら美濃焼こま犬やらを経て軽く峠を越えると愛知県豊田市の小原(おばら)地区に入る。秋にも咲く四季桜が紅葉と競演するさまは、この世の物とは思えないほど美しい…と云うが、まだ咲き始めと言ったところ。自転車ならではの機動性を生かしつつ寺などを回る。謎の田んぼアートはクルマだと気付かないかも。

Afrec折しも、小原交流館でアニメ「シキザクラ」のファンミーティングなるイベントが始まる時間だ。一応Nアニメで継続視聴している注目の作品。出店のケバブを食ってから入場してみる。スタッフや声優によるトーク、そして公開生アフレコが圧巻だ。東京一極集中のアニメーション業界に風穴を開けようと必死のプロジェクト、応援したい。だが物販は大行列で、また今度な。

すっかり日が傾いて来た。名鉄三河線の遺構などを見つつ、市街地に着く頃には暗くなり、常宿のパークサイドホテルにチェックインする。

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Start日曜、チャリ30分余りでフィールドディスカバリーゲーム in 三河上郷の会場へ。すっかり馴染みの「アプリを使ったロゲイニング」でeスポーツを謳うようにもなっているFDGだが、前回欠場したためシリーズポイント戦争いからは脱落している。今回は元々9月のイベントだったが疫病騒ぎで延期になったもの。男子の強豪はOMMとやらに行ったとのことだが、最大のライバルFチーム(男女混合)は健在。勝つのは難しい。

地図とスポット一覧をオープンして作戦タイム。意外と東側の山岳がたくさん入っており、極端に高得点が散りばめられている。自ずと前半にそれらを回り、後半は西側の平地エリアで調整する作戦となる。9時30分に一斉スタート。三時間の部もあるが、もちろん五時間の部で出走している。やはりFチームもほぼ同じ作戦のようで、スポット毎の見付けづらさ等で位置関係が前後するデッドヒートが続く。

Tenjin道端に棄てられたミッフィーが可哀想。何とか先行しつつ裏側から村積山(むらづみやま)257mに登頂。スポットの引っ掛け問題もクリアして、展望台に寄る余裕もなく下山。岡崎自然体験の森を目指す…が、トレイル入口が二手に分かれている。空に見えるはずの送電線もなく、疑心暗鬼に陥り行ったり来たり。後にして思えば正解の道に入っていたのに「ここは違う」と思い込んで、無駄に右往左往してしまった。行き違ったFチームが正解の方へ向かっている間、私は「どこここ、なんで!?」と絶望していた。

コンパスを便りに何とかリロケートして、必死に追うも後の祭り。おまけに岩津城跡でも意外と奥にある石碑がなかなか発見できず、土塁上をぐるぐるして万事休す。どこか1ヶ所多く取ってきたと思われるFチームが、西の平地エリアで背後に迫る。ああ、走力でも負けてるな…。西北の津島神社でとうとう追い付かれるが、勝利磐石の横綱相撲という事か、そのままフィニッシュに向かったようだ。

Route私はせめて一矢報いたい。強引に円型分水枡を取りに行き、さらにもう一ヵ所…は無理だ。こんな長距離を走るのは7月のFDGin猿投以来だし、へばってスピードの出せない脚で必死にもがく。「最後に僅かでも近道を」と行った道が行き止まりで、用水路沿いの狭い藪を強硬突破。アプリ操作に手間取ったら間に合わないというタイミングだったが4時間59分50秒、制限10秒前に無事フィニッシュした。多くの時間帯で前か後ろにFチームが見えているという異例のロゲとなったが(プランニングにもう一捻り欲しい)、その緊張感がぎりぎりセーフに繋がったとも言える。走行距離47.6km、標高差積算520m(推定)。

すぐアプリ上で勝敗が判る。やはり、負けたのだ。違いは南東の高得点スポット。私は仮に順調だったとしてもそこを取りに行く発想はなかった。臨機応変でいいや(要するに行き当たりばったり)というフォーク作戦では、後半の距離をきっちり計算して「行ける」と判断出来たチームに、戦略面でも戦術面でも勝ち目はなかったのである。1672対1644、この28点差には大きな実力差があった。

Komedaなお、やはり男子カテゴリは他に目立った成績なし。ちょっと男子ぃ~? よくお話しするIさんYさんのチームはしっかり山を取りに行って混合二位をゲットしている。私もカテゴリ別なら優勝で、気分は悪くない。心身ぼろぼろだったなら家路を急ぐ予定だったが、着替えはもう一泊分ある。出店の唐揚げ丼を食いつつ激安ビジホを急遽予約。せっかく愛知に来ているんだから、もうひとつやりたい事がある。

もうジョギングは無理だが、サイクリング巡航は可能。本業(趣味)が自転車旅行だからな。やたら重い優勝賞品をフロントバッグに詰め込んで、ちょっとだけキャノンボール気分で国道1号を名古屋熱田まで走る。途中コメダでピスタチオシロノワールを食いつつ、エクセルインにチェックイン。「おクルマですか?」と聞かれ自転車ですと答えると「部屋まで自転車を入れても良いですよ」とのこと。これは嬉しい!

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Manten月曜、さすがに全身疲労で寝苦しかったが、ホテルの朝食で元気いっぱい。のんびりと熱田神宮の社叢を散歩してから、名古屋駅を通り過ぎてすぐ、オープンして間もないノリタケジャスコに到着する。なんだこのお洒落な外観は! テナントも一風変わっていて、悔しいけどここはジャスコじゃなくてイオンモールって言うべきなのかも知れない。とりあえずタコスを食っとく。

お目当てはコニカミノルタプラネタリウム満天NAGOYA。LEDドームシステムという中国の最新技術が日本初上陸とのことで、早いうちに自分の目で確かめたかったのだ。開演前のデモ映像でもプロジェクタ式とは一線を画するくっきりとした明暗性能が分かる。平日の昼にも関わらず席はだいぶ埋まり、岡田麿里脚本「Dog Star 君と見上げる冬の星座たち」が始まる。

Jokoji明る過ぎるが故の課題もあるようだ。その強烈な発光が逆にドーム全体を照らしてしまい、暗い部分が浮いて画素配列が目立つ。それに、星空シミュレータとしては最新の光学式投影機にシャープさでわずかに及ばない。番組はマリー脚本的な生臭さは控えめで意外に良かった。帰ったら星の勉強をし直そうと思うくらいだ。

チャリに戻り、信号だらけの名古屋市街を何とか東へ抜ける。中央本線の快速がいつも通過する定光寺、古虎渓あたりはどんな感じなのか、一度走ってみたかったんだ。しかし紅葉には早く、狭いトラック街道は非常に走りづらい。ジョギングで通るよりはマシか。岐阜県に入り多治見市役所と冨士アイスじまんやきに寄って、多治見駅から輪行で帰る。三日間、良き旅路だった。

すぐ三週間後にFDGin蒲郡がある。今回の反省点を十二分に活かせば、負けが確定した訳じゃない。

→Facebookアルバム: フィールドディスカバリーゲーム in 三河上郷2021(全獲得スポットの写真など)

10/25-26 ゆけ ゆく先は蓼科だ

3mine日曜朝、松本からチャリで東へ向かう。激坂トレーニング目的でもキツい桜清水坂が、ツーリングだとさらにエグい。不覚にも一度足を付き、先行きに不安を残す。三城牧場からよもぎこば林道を経て、扉峠からいよいよビーナスラインに入る。いつも北の美ヶ原に向かう所だが、今回は南へ。八ヶ岳を背景にどこまでも山が広がり連なる景観が最高に素晴らしい。

和田峠で一旦北東に降りる。トンネル料金所脇の黒曜水は大量のボトルに汲み続けるジジババ達に占領されてるが、勿論割り込ませて貰える。なるほどこの水は美味しい。名無しの峠を越えブランシュたかやまスキー場を経て、利休庵へ。ここで食べていくと決めたからには、混雑していても待つ。所望した韃靼そばは現在扱っていないが、新そばとそば粉天ぷらが旨かったので満足。

Suzuranずいぶん足止めを食っちまったが、疲れていたので必要な休息だったろう。大門峠でビーナスラインに復帰。プリキュアのバナーが眩しい白樺リゾートでカリンソフトを頂きヒーリングッバイ、東へもうひと登り。女神湖への寄り道は時間がないので割愛し、スズラン峠1760mを越える。女の神展望台からの八ヶ岳は雄大。南西へ林間の別荘地を下りて行き、蓼科温泉共同浴場に入る。ピッとやる検温がエラーになるほどに冷え切った身体を、源泉掛け流しの湯で温める。

Tate夕暮れに紅葉の蓼科湖を散歩で一周し、もう少し下りた所のヴィラB&Bホテルにチェックイン。本来は日帰りで甲府に行く予定だったが、長野県民が茅野市内に泊まると三千円引きになる「ちの割」を思い出して、どうせなら利用することにしたんだ。上諏訪さえスッ飛ばす速達型の特急あずさでも全列車停車するほどインバウンドで賑わっていた茅野市、今が苦しいんだろうな。さらにGoToトラベルとの併用でタダ同然になってしまう。まだ枠が余っていて、一人でも利用し易い宿がここだった。

夜に星空観察を試みるが、案外市街地に近いうえ月も出ているので期待したほどではない。写真を撮れば、くじら座の変光星ミラが写るところがちょっとレア。

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Ohtaki有休の月曜、地野菜たっぷりの和朝食が美味しい。この宿にステイしたくなる気持ちを抑え、絶好天の2日目スタート。せっかく蓼科に来たんだからもうちょっと名所を巡って行こう。メルヘン街道を登って…これ結構登るなあ…横谷渓谷の遊歩道を下りて王滝へ。名前の通り立派な滝だし、展望台からの黄葉はまた絶景。

もう少し登って別荘地を抜け、湯みち街道を下りると只ならぬ雰囲気。ここは御射鹿池(みしゃかいけ)。ありふれた溜池だけど、東山魁夷の絵に出てきたとかで有名らしい。月曜午前にも関わらず駐車場待ちの車列が発生するほどの賑わいで、週末には阿鼻叫喚地獄と化すであろう。どんな宗教を信仰するよりも、みんな自転車に乗れば、あらゆる精神的苦痛から解放されて幸せになれるのにね。乗り方にもよるか。

Kinsei南へ、毎度のエコーラインではなく一本上の鉢巻道路を走ってみる。頑張って美濃戸口まで登ればあとは下り基調。信玄棒道と平行し歴史を感じさせる道だが、八ヶ岳が間近に見られるわけではない。のどかな原村や富士見町を抜け山梨県に入り、小淵沢駅の山賊そばを昼食とする。七里岩ラインから清里ラインに移り、韮崎の金精軒(きんせいけん)で信玄餅等を購入。宿で貰ったGoToクーポンはここで使う。

松本からジョギングして来た時の苦しさを思い出す道で、甲府市内に入る。富士アイス朝日店でじまんやきを頂き、武田神社前からの愛宕スカイラインが最後のヒルクライム。こうして三度目の山梨県立科学館に到着。ここのプラネタリウムで平日オンリーのplanetarian秋バージョンを観るのが目的の旅だった。前半の星空解説は、光学式投影機カイセイさんの美しい描写力が活きる。ただし変光星ミラは現在の明るさを反映してないな。

Yama甲府駅から輪行で松本に帰宅。昨日76km2180mUP、今日100km1420mUPという精一杯なボリュームのサイクリングだった。さあ信玄餅の食べ比べだ。

9/26-27 サイジョザンノボレ0927

Ginga土曜の昼、鈍行列車を川中島駅で降り、川中島古戦場まで歩く。最寄りの駅とは言えない位置だが、あえてやってみたかったのだ(花巻空港駅から空港まで歩く的な)。小一時間で到着し、あの上杉謙信と武田信玄の像を見て長野市立博物館を観覧する。この辺りが陸地になる頃からの歴史を一気に学ぶことが出来て良い。続いて併設のプラネタリウムへ。今回の映像は配給番組のみで、投影機ウラヌスさんの出番は無し。また日を改めて来たい。

Shiori南長野公園通りは、長野マラソンの最終盤で走る思い出深いストレート。初めて大戸屋なる店で夕食を摂り、農協スーパーで買い出ししておく。今夜の宿は栞舎(しおりや)さん。ゲリラキャンプが価値基準の私にとってビジホは高級ホテル扱いだが、ここはその倍の料金。素泊り専用ながら凄い親切丁寧なおもてなしで感激するし、御主人もマラソンランナーとのことで話が弾む。GoTo割が無くてもまた泊まりたい。

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Matsusr日曜の朝、また小一時間歩いて松代に向かう予定だったが、宿の方にクルマで送って頂けた。これは頑張らねば! という訳でやって来ました第2回信州松代ロゲイニング。去年125名だったらしい参加者が今年254名とのことで、男子ソロの部には強豪BさんGさんTさんの姿があり未知の強敵もいるだろう。上位に割って入るのは大変だが、トレーニング状況はジョグ八月80km、九月110kmという体たらくだし、身の丈に合った戦略が必要だ。

Twitterフォロー先の愛知県勢IさんYさんに挨拶し、芸人「こてつ」「もう中学生」「長野市長」や松代甲冑隊で賑やかな開会式を経て緊張の地図オープン。予想通り横長のテレインで、西端の岩野橋を中間地点と仮定してぐるりと作戦を立てる。それを逆回りに変えて準備完了、今回は雨が降っても大丈夫なようにしておく。

God午前10時に一斉スタート、まず北に向かう。やはり私の足は遅く次々抜かれるが、地図読みの妙でコントロールポイントには先着する、を何度か繰り返す序盤戦。千曲川を渡って川中島古戦場あたりは昨日訪れたこともあり首尾よくクリア。雨は一時パラつく程度。オリンピックスタジアム北の安手はカットし、丁度半分の1時間30分で岩野橋。

テレイン中で唯一と言える山に向かう。地図上では西から登る道を見落としていたが、国道に標識を発見したのは幸い。ここがのんのんびより聖地、上杉謙信が陣を張ったとも云われる妻女山だ。展望台を下から撮れば得点になるけど、せっかくだから登って景色を楽しむ。パーキングエリア裏のコントロールは回り込むのが面倒そうなのでカットし、ようやく松代らしい城下町に斬り込んで行く。

Saijo激しい運動は久々で、足が攣りそうになるのを堪える終盤戦。道の細かさにびびってまた一つカットしたが、フィニッシュタイムは2時間51分、つまり9分余し「行っとけば良かった…」。ヨセの弱さは要改善だ。全33箇所中30箇所、2200満点中2053点の成績で表彰式を待つ。走行距離は推定30.3km。

結果、男女混合の優勝チームに負けつつも男子ソロの部で三位を確保(33名中)。岡崎朋美さんから賞状を受けとる。7月の長和町ロゲでの惨敗からどうにか入賞圏内に復帰できて、とりあえず安堵してしまう。参加料二千円でちゃんとしたTシャツも付く激安イベントだが、副賞に菓子折りも貰えて嬉しい。だがブロンズコレクターで満足してはいけない。もう一つ二つ順位を上げるために、強くならなきゃね。

Map松代=大本営というイメージでだいぶ昔に2回ほど訪れた街だが、今回それにまつわるコントロールは無かった。ちょうど長野駅行きの路線バスが来たので、ゆっくりせず乗っちゃう。また温泉入浴にでも来よう。自分褒美に駅ビル明治亭のソースかつ丼(ヒレ)を昼食とし、鈍行で松本に帰る。次戦の予定は、今のところ無い。

→Facebookアルバム: 第2回信州松代ロゲイニング2020(通過証明のコントロール写真全部ほか旅の景色や大会の様子)

8/13 田子の浦ゆ うち出でてみれば 真夏にそ 富士の高値な ソフトクリーム

Suruga初日の疲れがたたり2、3日目は若干予定を縮小してのサイクリングだった。最終日は沼津から甲府まで距離100km、標高差1,230mをしっかり走れ。数字の上では「ゆるポタ」だが、連日の熱中症アラートが行く手を阻むし、午後3時までに到着したい事情がある。ホテル朝食後、やや急ぎの出発となる。

寄り道は避けたいが、せめて千本浜から海沿いに出ると左手に駿河湾、右手に富士山の素晴らしい眺め。これは毎日でも走りたい道だ。後ろ髪引かれる思いで内陸に入り、坂を登って行くと富士宮。脚がダメそうならここから輪行しようと考えていたが、追い風にも助けられ調子は上々。予定通り走れそうだ。

Milk今日も標高が上がるにつれ涼しくなると信じて、北へ登坂がんばる。いつしか朝霧高原に入り、富士ミルクランドでソフトクリーム休憩。水場が有り難い。西側からの富士山もさすがの雄大さだが、国道に合流すると交通量がぐっと増え、写真を撮るのも一苦労。剣ヶ峰が見えると、富士登山競走の日を思い出す。

静岡県から山梨県に入れば道は下り基調で、辺りは樹海めいてくる。本栖湖を見ると富士五湖ウルトラマラソンの日を思い出す。昨日買ったラスクをおやつに一休みし、精進湖から北へ、精進トンネルと右左口(うばぐち)トンネルを抜ける。さすが甲府盆地、吹き荒れる熱風が半端ない。ハッピードリンクショップが点在するも、日陰が無いんだわ。じっとしてたら死ぬ。

それでもかつやで遅い昼食を摂る余裕はありつつ、最後に愛宕山ヒルクライムを制して山梨県立科学館に到着。連絡先記入や検温などの手続を済ませて入館するが、もう展示を回る元気はなくて1時間ほどぐったりする。午後4時にプラネタリウム入場、客はそんなに多くない。長野県の佐久・松本・伊那(予定)にあるオルフェウスさんを上回る描写力を誇るカイセイさんによる光学投影が楽しみだったのだが、故障のためデジタル投影機に代行させていたのは残念。

Scope星空解説のあと、ドーム映像「planetarian特別版」の再生。これを上映する施設は全部全バージョン回っているからもう10回目なんだけど、宇宙のことや人類のことを考え直す大切な機会になっている。バージョンは夏のショート。故障した投影機を修理しつつ解説員と屑屋が打ち解けてゆく描写があって良い。

甲府駅から輪行で松本に帰る。例年の夏に比べて軽装備かつ短い日程だったが、しっかり燃え尽きた。一方でネットアクセスを封止しなかったので日常の延長になってしまい、非日常的な旅情は半減。まぁこの疫病騒ぎじゃ情報収集を怠れないし…。

「とにかく自粛、何が何でも自粛」と言う人から見れば、ほいほい県境を跨ぐ私の行いは非難の対象かも知れない。確かにそれも感染拡大を防ぐ一つのアプローチだ。もう一つ、しっかり日光を浴びて運動し滝のような汗をかく。こうして己の抵抗力・免疫力を育むのも重要なアプローチ。ウイルスの温床と言えるクーラーの効いた場所に長居をしないなどリスク管理をしつつ、自分なりに開放的な夏を過ごしたい。

1/10-12 いちごスパをもう一度

8tama冬の青春18きっぷが一回分余り、期限が1月10日の金曜まで。という訳で休みを頂き、中央西線を乗り継ぎ千種駅で下車、ここから西へジョギング開始とする。栄を通過してすぐ最初の目的地、名古屋市科学館に到着、時計を止める。大人気スポットだが平日だとチケットが取り易い。展示をざっと回りつつ、プラネタリウムの時間にあの世界最大ドームへ。3年余り前にここで見て以来全国のプラネタリウムを巡るのが趣味となったがやはり名古屋は別格で、投影の開始と共にドームが抜けたんじゃないかと思うような無限遠の星空と、シームレスに太陽系銀河系を離れていく演出が最高。

もう少し展示を見てからジョギング再開、今度は南へ大須観音をお参りしつつ、名古屋国際会議場に到着。「響け!ユーフォニアム」で全国大会の舞台にもなっていた聖地で、中にも入れるが散策はほどほどに。熱田神宮をお参りして東へ向かい、「名古屋はええよ!やっとかめ」で知られる瑞穂競技場を経由し北上。

Hall午後3時、やっとかめというレベルではなくまた来ちゃった軽食喫茶マウンテン。と言っても冬に来るのは珍しいので、冬季限定の甘口いちごスパゲティを頂く。酸味があるためか他の甘口シリーズに比べると、普通にスイーツとして旨い。また食べたい。昼食を我慢してて失われた血糖値の回復も申し分なく、いつも通りストロングコーヒーも付けて満足し、千種駅に戻ってぐるり一周24kmのジョギングを終了した。これをやると、だいぶ名古屋の地理に明るくなる気がする。

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土曜は脚休め。日曜は目的地を定めずふらふらとジョギング28km。先月後半の不調から回復し、中距離走が楽しくなってきた。まだスピードについては考えなくていいや。

1/4-5聖地めぐりのバカは走る

Hazu土曜、知多半田のホテルをチェックアウトし、名鉄河和線で終点の河和(こうわ)駅へ。知多バスに乗り換え、車窓の知多湾に朝日が昇る。「岬めぐりのバスは走る〜♪」乗客は3人、最後は自分1人で終点の師崎港(もろざきこう)に到着。羽豆岬(はずみさき)の遊歩道を散策すると、展望台からの景色は最高。半島の先端に来た感がある。

海っ子バスに乗り継ぎ、今度は伊勢湾を眺めながらの旅。また乗客1人になる区間もあったが、そこそこの乗り降りはある。それにしても料金が安い(町内160円均一、町境を越えると300円均一)。行政から相当な補助が下りているのかな。内海駅で下車し、名鉄知多新線に乗り換える。海岸から離れた何もない丘陵を高架やトンネルで抜ける、ちょっと寂しい路線だ。

知多半田を通り過ぎ、太田川駅で下車。先々月の知多半田ロゲイニングin東海市の舞台で、成績は申し分なかったが二つ心残りがある。という訳で唯一取りこぼしたコントロールポイントをジョギングで回収に行く。そう遠くもない横須賀埠頭、ここが東海市の海だ。もう一つの心残り、坂角総本舖のえびせんべいも近くの本店で購入。帰ったらたっぷり食うぜ。

Centrair尾張横須賀駅からの名鉄常滑線はさすがの混雑。終点の中部国際空港で下車し、空港内やデッキを探索。何を買うにも高いわ。で、飛行機に乗るわけじゃなく津エアポートラインという高速船で旅立つ。空港と同様、船も忍者文字の案内があるなどやたら忍者仕様だ。津なぎさまちからは歩いて津城を経由しつつ、津新町駅から近鉄線に乗る。

伊勢中川での乗り換え時に車内アナウンスを断片的にしか聞いておらず「大阪方面は右のホームから発車します」とだけ覚えて右の列車に乗ったら、名古屋方面に戻ってしまうというミス。あわてて次の駅で引き返すが「ぼーっとしすぎだろ…」とちょっと自己嫌悪になる。いや、普段の旅程が完璧過ぎるから、たまの失敗はスパイスかもね。到着が1時間遅れる、と先方にメール。

大和八木、橿原神宮前で乗り換え古市で下車。親戚の家に泊まる。

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Muko日曜は柏原駅から18きっぷ使用。梅田のヨドバシカメラで買い物を済ませ、京都方面へ。いつもは向日町で下りるところ、趣向を変えて長岡京駅で下りる。若干歩く距離が増えぎりぎりになったが、向日市天文館のプラネタリウム版planetarian、冬ロングバージョンの上映に間に合わせた。バージョン違いがあるとはいえ、もう何度観ただろう。ただ今日が最終上映日で、昼の回から満席に近い大盛況。夕方の回はもっと大変かな。

Incline向日神社にお参りし、東向日駅から阪急に乗って終点の京都河原町駅で下車。今日のジョギングはここから、放課後さいころ倶楽部というアニメの聖地巡礼をする。祇園巽橋、蹴上(けあげ)の「ねじりまんぽ」やインクライン、鴨川沿いに出町柳、鴨川デルタの飛び石を渡るなど、京都観光に疎い自分には新鮮な旅路だった。今出川駅から地下鉄で京都駅に移動し、18きっぷに復帰する。

ただし中津川から塩尻までは各駅停車が苦行すぎるので、別料金で特急に乗る。明日からの仕事を考えると、つい弱気になってしまう歳なんだ。ともあれ連日、短距離ながらジョギング移動を取り入れつつ東へ西へ、自分らしい年末年始休みを満喫できたと思う。

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