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11/20,21,27,28 信大急行アルプス

20(土)、自宅からチャリ30分余で信州スカイパークの陸上競技場へ。「信州大学マラソン2021」は去年から疫病騒ぎにより一般参加を募っていないが、スイーパー(最後尾係)としてスタッフ参加することになった。その話が来たのが4日前という急さだが、フルマラソンの距離ならいつだって走れるよ? コースはスカイロード10にちょっと付け足した10.55kmを4周する。制限時間は5時間30分とされる。

Courseやがて数十人の受講生がバスでやってくる。若いって良いなぁ、なんて思う歳になったもんだ。私だけ5分早めにスタートを切っておき、コース誘導が必要な場所に立つ。生徒全員が通過したら最後尾に付く流れだ。すなわちビブナンバー30番と40番の男子が完走ぎりぎりかなというペースである。2周目に入ると40番が止まりがち。だって、ぴょんぴょん飛び跳ねる酷いフォームだもん。仮にも最高学府で専門教育を受けている建前であろうし、いまさら私が何か言ってもスゴイシツレイだから「もうどうにでもなあれ」と放っておくしか無い。と言うか単位を途中で諦めずにこの場に居るだけで偉いのだ。学生時代に幽霊と化し、そのまま還らぬ人となったのは私だ。

Track2周で諦めるかと思ったら3周目に突入したのは、良いファイトだ。けれどやっぱりもうまともに走れず、ようやく30番が伴走を諦めて先に行く。ここまでのスローペースが仇になって次の関門で切られたらしいが、それもドラマのうち。歩き混じりの40番もなんとか3周ゴール。私には「次の最後尾に追い付く」というミッションがあるので、急行を開始する。ただここの体育教師はフルマラソンの経験が無いのだろう。エイドにエネルギーゼリーを置くべきところ、34kcalしかないアフターチャージゼリーしか置いてない。やっぱり人工甘味料はこの世から滅んで欲しいわ。

そんな不満を募らせつつ騙し騙し、最終周を平均4'37"/kmで走った。結局最後尾には追い付けなかったが、制限時間にはぎりぎり間に合ったので良しとしよう。閉会式で一言という無茶振りを食らい、せいぜい学生たちのファイトを讃えておく。弁当を余分に貰ってチャリで帰宅する。

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21(日)はギターサークルのためギターを担いで美鈴湖畔のカフェピラータへジョギング。先月のサイクルロゲイニング安曇野のマップは殆ど私が作成したとは言え、株式会社未来図の著作物なのでおいそれと配布できないが、この店にはこっそりコピーを置いておく。

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Alps27(土)はまた未来図社のイベントスタッフとして、アルプス公園へジョギングで向かう。軽く雪が舞っているがコンディションはそう悪くない。「親子でトレイルラン」のコース設置、コース誘導、動画撮影による記録計測を行う。同イベントは初開催とのことで手探り状態ではあるが、なんとかまとめていく。

最後に大人の部の賑やかしとして私も出走する。0.4kmを1周したあと2.4kmを2周する合計5.2km程度だが、アップダウンが結構エグい。息を限界までゼーハー言わせながら27分余掛けてフィニッシュ。良い刺激になった。これだけ楽しめて食事まで頂けるのは嬉しい限り。

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Mg28(日)、松本城の内堀に氷が張るほど冷えた朝。「松本サイクリング&ウオーキングDAY」のスタッフボランティアとして松本メディアガーデンへ。主催は松本観光コンベンション協会、企画は未来図案件。何をして良いか判らず始めは後ろでおろおろしているという醜態を晒したが、徐々に慣れて受付業務などをこなしていく。もう十年以上も接客仕事をしてないのが良くないわ。イベントは盛況のうちに終了。ついでに中心街を散歩して帰る。

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例によってキューが溜まりすぎている参戦記・旅行記サイトに「2020/9 辰野蛇石ミニキャンプ」と「2020/10 ビーナスライン蓼科〜甲府」という二つのサイクリング記をアップ。どちらも一泊という短さだが、記録には残しておきたい。

11/13-15 むらづみ裏日記

Senmi土曜、松本から輪行し岐阜県の瑞浪駅へ。サイクリングで南へ小一時間、世界一の茶つぼやら美濃焼こま犬やらを経て軽く峠を越えると愛知県豊田市の小原(おばら)地区に入る。秋にも咲く四季桜が紅葉と競演するさまは、この世の物とは思えないほど美しい…と云うが、まだ咲き始めと言ったところ。自転車ならではの機動性を生かしつつ寺などを回る。謎の田んぼアートはクルマだと気付かないかも。

Afrec折しも、小原交流館でアニメ「シキザクラ」のファンミーティングなるイベントが始まる時間だ。一応Nアニメで継続視聴している注目の作品。出店のケバブを食ってから入場してみる。スタッフや声優によるトーク、そして公開生アフレコが圧巻だ。東京一極集中のアニメーション業界に風穴を開けようと必死のプロジェクト、応援したい。だが物販は大行列で、また今度な。

すっかり日が傾いて来た。名鉄三河線の遺構などを見つつ、市街地に着く頃には暗くなり、常宿のパークサイドホテルにチェックインする。

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Start日曜、チャリ30分余りでフィールドディスカバリーゲーム in 三河上郷の会場へ。すっかり馴染みの「アプリを使ったロゲイニング」でeスポーツを謳うようにもなっているFDGだが、前回欠場したためシリーズポイント戦争いからは脱落している。今回は元々9月のイベントだったが疫病騒ぎで延期になったもの。男子の強豪はOMMとやらに行ったとのことだが、最大のライバルFチーム(男女混合)は健在。勝つのは難しい。

地図とスポット一覧をオープンして作戦タイム。意外と東側の山岳がたくさん入っており、極端に高得点が散りばめられている。自ずと前半にそれらを回り、後半は西側の平地エリアで調整する作戦となる。9時30分に一斉スタート。三時間の部もあるが、もちろん五時間の部で出走している。やはりFチームもほぼ同じ作戦のようで、スポット毎の見付けづらさ等で位置関係が前後するデッドヒートが続く。

Tenjin道端に棄てられたミッフィーが可哀想。何とか先行しつつ裏側から村積山(むらづみやま)257mに登頂。スポットの引っ掛け問題もクリアして、展望台に寄る余裕もなく下山。岡崎自然体験の森を目指す…が、トレイル入口が二手に分かれている。空に見えるはずの送電線もなく、疑心暗鬼に陥り行ったり来たり。後にして思えば正解の道に入っていたのに「ここは違う」と思い込んで、無駄に右往左往してしまった。行き違ったFチームが正解の方へ向かっている間、私は「どこここ、なんで!?」と絶望していた。

コンパスを便りに何とかリロケートして、必死に追うも後の祭り。おまけに岩津城跡でも意外と奥にある石碑がなかなか発見できず、土塁上をぐるぐるして万事休す。どこか1ヶ所多く取ってきたと思われるFチームが、西の平地エリアで背後に迫る。ああ、走力でも負けてるな…。西北の津島神社でとうとう追い付かれるが、勝利磐石の横綱相撲という事か、そのままフィニッシュに向かったようだ。

Route私はせめて一矢報いたい。強引に円型分水枡を取りに行き、さらにもう一ヵ所…は無理だ。こんな長距離を走るのは7月のFDGin猿投以来だし、へばってスピードの出せない脚で必死にもがく。「最後に僅かでも近道を」と行った道が行き止まりで、用水路沿いの狭い藪を強硬突破。アプリ操作に手間取ったら間に合わないというタイミングだったが4時間59分50秒、制限10秒前に無事フィニッシュした。多くの時間帯で前か後ろにFチームが見えているという異例のロゲとなったが(プランニングにもう一捻り欲しい)、その緊張感がぎりぎりセーフに繋がったとも言える。走行距離47.6km、標高差積算520m(推定)。

すぐアプリ上で勝敗が判る。やはり、負けたのだ。違いは南東の高得点スポット。私は仮に順調だったとしてもそこを取りに行く発想はなかった。臨機応変でいいや(要するに行き当たりばったり)というフォーク作戦では、後半の距離をきっちり計算して「行ける」と判断出来たチームに、戦略面でも戦術面でも勝ち目はなかったのである。1672対1644、この28点差には大きな実力差があった。

Komedaなお、やはり男子カテゴリは他に目立った成績なし。ちょっと男子ぃ~? よくお話しするIさんYさんのチームはしっかり山を取りに行って混合二位をゲットしている。私もカテゴリ別なら優勝で、気分は悪くない。心身ぼろぼろだったなら家路を急ぐ予定だったが、着替えはもう一泊分ある。出店の唐揚げ丼を食いつつ激安ビジホを急遽予約。せっかく愛知に来ているんだから、もうひとつやりたい事がある。

もうジョギングは無理だが、サイクリング巡航は可能。本業(趣味)が自転車旅行だからな。やたら重い優勝賞品をフロントバッグに詰め込んで、ちょっとだけキャノンボール気分で国道1号を名古屋熱田まで走る。途中コメダでピスタチオシロノワールを食いつつ、エクセルインにチェックイン。「おクルマですか?」と聞かれ自転車ですと答えると「部屋まで自転車を入れても良いですよ」とのこと。これは嬉しい!

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Manten月曜、さすがに全身疲労で寝苦しかったが、ホテルの朝食で元気いっぱい。のんびりと熱田神宮の社叢を散歩してから、名古屋駅を通り過ぎてすぐ、オープンして間もないノリタケジャスコに到着する。なんだこのお洒落な外観は! テナントも一風変わっていて、悔しいけどここはジャスコじゃなくてイオンモールって言うべきなのかも知れない。とりあえずタコスを食っとく。

お目当てはコニカミノルタプラネタリウム満天NAGOYA。LEDドームシステムという中国の最新技術が日本初上陸とのことで、早いうちに自分の目で確かめたかったのだ。開演前のデモ映像でもプロジェクタ式とは一線を画するくっきりとした明暗性能が分かる。平日の昼にも関わらず席はだいぶ埋まり、岡田麿里脚本「Dog Star 君と見上げる冬の星座たち」が始まる。

Jokoji明る過ぎるが故の課題もあるようだ。その強烈な発光が逆にドーム全体を照らしてしまい、暗い部分が浮いて画素配列が目立つ。それに、星空シミュレータとしては最新の光学式投影機にシャープさでわずかに及ばない。番組はマリー脚本的な生臭さは控えめで意外に良かった。帰ったら星の勉強をし直そうと思うくらいだ。

チャリに戻り、信号だらけの名古屋市街を何とか東へ抜ける。中央本線の快速がいつも通過する定光寺、古虎渓あたりはどんな感じなのか、一度走ってみたかったんだ。しかし紅葉には早く、狭いトラック街道は非常に走りづらい。ジョギングで通るよりはマシか。岐阜県に入り多治見市役所と冨士アイスじまんやきに寄って、多治見駅から輪行で帰る。三日間、良き旅路だった。

すぐ三週間後にFDGin蒲郡がある。今回の反省点を十二分に活かせば、負けが確定した訳じゃない。

→Facebookアルバム: フィールドディスカバリーゲーム in 三河上郷2021(全獲得スポットの写真など)

11/3,6,7 大町でおお間違えた

Start祝日の水曜、JR大糸線で松本から北大町駅へ。ここで降りたロゲ参加者は私だけか。と言う訳でやって来ましたOMACHIロゲイニング2021。時節柄、より人を分散させるためにカテゴリ別の時間差スタートとなっている。ソロは11時から、3時間の競技が始まる。ちなみに自分のジョギング練習量は十月で220kmとピークの半分。

アスリート2名が先行し、最初の信号で置いていかれる。もうだめだ。さて、与えられた作戦タイムがスタート10分前からと短く、その中で戦略を決めた。市街地東側の丘は終盤の調整には使えないので、まずそこから。霊松寺の紅葉にボーッと見惚れて、いきなりミスったぞ。

Iyari北へ行こうランララン。信濃木崎駅は「おねてぃ」の聖地だけあって取りたいコントロールだが、ここは冷静にカット。熊鈴を付けて山に入る。鉄塔巡視路の激しいアップダウンにスッ転ぶし、迷いかけてコンパスで修正するなど。これがKTプランナーの厳しさだなぁ。視界が開けた場所からは木崎湖も俯瞰し絶景! こんな一期一会の景色に逢えただけでも今日参加した価値がある。

湖畔でもう時間半分が経過し、西部戦線へ。極端に遠い最高点はハナから諦めている。鹿島大橋の袂でガサガサッ! こんな所で熊か? カモシカでした。こんな感じであちこちで、競技とは無関係な写真を撮りまくってしまう。「ロゲ=旅」という楽しみ方をしているからだ。

Route走力不足を感じ、高得点なアルプス搗精工場もカット。市街地のコントロールを取り尽くしてやるぞとなだれ込むが、終盤の時間経過は想像以上に早い。結局だいぶ残して制限2分前にフィニッシュするのだった。獲得20/30コントロール、1459/2000点。

致命的なミスは無いし力を出せたから、もしかして上位に食い込んでいるかも? と集計用紙を持って行った所で、居合わせたBさんに負けていることが判明。さらに上が二人は居ると言う。ああ、入賞できたらメトロノームウオッチを買う予定だったのに、今回は断念。時節柄、表彰式は無くて後でWEB発表となる。Iさんとか帰っちゃったし、やっぱ寂しいな。そこまで分散させないと観光協会等との調整が付かないから仕方なかったんだろうな。私もぼちぼち、信濃大町駅へ歩く。半端な時刻で食堂はやってないし、松電ストアでパン買い食いしてから電車で帰ろう。

リザルトは男子ソロ18名中で五位、総合でも47チーム・ソロ中で同順位。上位7名くらいまでは僅差にも見えるが、みなてんでばらばらなルート取りなのにきっちり実力通りの順位が出る。これがKTプランナー地図作成の真骨頂なのだろう。一位の人は実業団レベルのスーパーランナー、二位の人は身の丈に合った戦略が奏功している。私は自己採点で戦略90点、戦術70点、走力50点とする。

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3jiro土曜は自転車。そろそろ自分の自転車シーズンは終了でランニングに切り替える時期(この切替が面倒臭い)。最後にツールド美ヶ原のコースを登っておく。ゆっくり、紅葉の写真を撮りながらだけど。ゴールの自然センターで綿あめのやつ買おうかと思ったら、もう今シーズンの営業は終了している。

サイクルラックに自転車を駐め、歩いて王ヶ鼻へ。アルプスの山々と松本市街地の俯瞰、これも見納め。あと三城牧場の俯瞰がまた、秋に染まって美しい。さらに歩いて王ヶ頭へ。やっぱりここは、みんなみ観てもらいたい景色だ。自然センターに戻り、ダウン等を着込んで無事下山。

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Seseragi日曜、また電車で信濃大町駅へ。もっと早い時間に来れば芸術祭を回るのも良かったんだけど、寝坊した。一番行きたいプラネタリウムは長いこと休映中。やはりロゲイニングの反省ランと称して、取り逃したコントロールを回る。せせらぎの気持ち良い平地のトレイルや、大町マラソンで懐かしい源汲(げんゆう)橋など。アルプス搗精工場はぜひ見学したかったが、さすがに日曜は稼働しておらず。

こうして落ち着いて再走してみると、競技の時は読み違えていた部分などを発見できて、また良い経験値となる。次は…勝ちたい。

→Facebookアルバム: OMACHIロゲイニング2021(全通過コントロールの写真など)

また先週末の信州サイクルロゲイニング2021_安曇野Stageについて、試走と前日のキャンプ、当日の様子をまとめた動画をニコニコにアップした。数多い自転車動画の中でも特異なテーマだと思う。これでロゲにばたばたした日々もようやく一段落。と思ったら次は来週、FDG三河上郷だ。

10/30-31 アルプスあづみのサイクルロゲイニング 略してAACR(嘘)

Upotsu土曜の昼過ぎ、チャリで松本市から安曇野市へ。10月も末になって、今年初めてのキャンプ装備だ。一泊なのでサイドバッグまでは付けないが。明日のロゲでコントロール(目標物)になっている道の駅堀金のドラえもん像が万が一にも撤去されてないことを確認しつつ、穂高の少し北へ。かじかの里公園、ここをキャンプ地とする。近年人気が高いが、もう満杯で断られる、なんて事はなく一安心。

テントを設営して米だけうるかしておき、空荷のチャリで東の明科へ、安曇野ジオロゲイニングの様子を見に行く。5時間の部もあるが、3時間の部の表彰式だけ見てリーブ。今度は西の山麓へ行き、しゃくなげの湯で温泉に入る。リニューアルされてからは初めて利用する。混み過ぎと言うほどではないが、一時期に比べてだいぶ賑わいを戻したと思われる。

Kajikaジャスコ(ビッグ)で食材を買い、暗くなってキャンプ場に戻る。久々にガソリンコンロで炊く米はまあまあ、だが麻婆豆腐の素で絡めた魚肉ソーセージは不味い。この料理下手、どうにかならないか。

食後はお楽しみの星空観察。排ガスと光害まみれの松本に比べれば澄んだ空が期待されるが、雲が出てきてしまった。まあいい、早く寝よう。夜10時を過ぎても騒いでるクソ客は管理人が注意してくれる。

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日曜、朝焼けが良い感じ。温め直したご飯とパックキムチを朝食とし撤収。穂高の碌山公園研成ホールにスタッフ7時集合、これに間に合わせる。自宅で寝ていたら大寝坊だったかも知れなくて、そのためのキャンプだった。昨日のジオロゲから引き続きスタッフをしてる方々はより大変だろう。

Start信州サイクルロゲイニング2021_安曇野Stage」、ここ数ヶ月はこれだけのために生きていた、と言ったら過言だけど、プランナーとして練りに練った「地図」と「コントロール説明図」を提供。何重もの安全対策を施しつつ出し惜しみはせず、とっておきに溢れた作図になっている。参加者数は試行大会の前回並み、20人ちょっとを何とか揃えた。まだビジネスとしては成り立っていないし、このタネに芽が出るのかは不透明。ともかく、来てくださった方々には最大限の楽しみを供給したい。

スタート前の競技説明も担当する。私が参加者なら「くどい!」と思う部分でもあり、やれ左側通行しましょうとか歩道通行のルールなんかは釈迦に説法、スゴイシツレイなので省略する。「猿が急に飛び出してくることもあります」とは前方に集中しろということを分かりやすく言ったつもりだ。9時に全員スタート、大丈夫かな…。心配だけどすることもないので、競技の写真撮影という名目で私もぶらぶら出掛ける。曇り空ながらアルプスの山々が見えて悪くない景色。結局あまり他の参加者と行き合うことは無かった。

Mapcont昼12時までを制限時間とする。「もっと長時間の競技を」という案もあるが、実感として2時間半を過ぎるとヘロヘロになってくるし、安全面から3時間が限度と考える。大幅な遅刻者はおらず、全員無事に帰還。この点は本当に助かった。男子のトップ争いもプランナーの想定を上回るレベルで白熱。「楽しかった」「走り始めたら本気になった」などの声も聞かれ、イベントとして一定の成功は収めたようだ。

スタッフ一同、会場を撤収し安曇野餃子館で締め。とぼとぼと自宅までペダルを漕ぎ、旅を終わらせる。選挙は期日前投票で済ませてある。さて好評の一方で、人によってルールの認識に差がありすぎて公平性が保たれずストレスになるとの意見も複数あり。「あいつは一時停止を守らない」など、あらゆる自転車イベントで必ずそういう不満を散見するし、まして順位をつける競技となると非常に難しい問題。日本各地でもまだごく一部でしかサイクルロゲイニングが行われていない理由を痛感するし、諸問題をどう解決しているのか聞きたいところだ。

Finishこのピンチはチャンスなのか、それとも芽が枯れてしまうのか? 次回もプランナーを担当する内約はあるけど、主催の未来図さんとしては慎重にならざるを得ず、話が進むのかどうか当面は未定だ。私見として、ちゃんとご飯を食べて車道左側通行をしていれば事故の加害者になることはまず無いし、適度なカオスさは自転車最大の魅力とも思っている。遵法主義者たちがあまりにルールをがちがちにした結果自転車乗りが激減し、文化的・環境的損失を被るという本末転倒をやらかした国家もあると聞く。

脚力や機材性能の違いが戦力の決定的差ではない、地図読みの戦略・戦略が結果を大きく左右する。そんな知的スポーツを、乗り慣れた自転車で楽しめる。何と素晴らしいことではないか。

→Facebookアルバム: 信州サイクルロゲイニング2021_安曇野Stage(全コントロール解説など)

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