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5/17-18 レッスンギタレロ

Program土曜昼、バスタ新宿へ。松本-新宿間で高速バスを使うのは何年ぶりだろう。このところ頻繁に行き来しているので、何とか交通費を浮かそうと必死である。輪行を伴わなければバスも悪くない。松本駅前で路線バスに乗り継ぎ、浅間温泉からは激坂を歩いて美鈴湖畔、カフェピラータへ。

今夜は掛布雅弥(もとみ)ギターコンサート。去年11月にも東京で聴いたが、やはり70過ぎとは思えぬパワフルさと、繊細さもある。それに調子も良さそうだ。魔笛変奏曲などいつかは弾いてみたい曲が格好良いし、コユンババは不可思議の極み。

客は満員。前後の歓談などがやがやした空間が逃げ出したいくらい苦手な自分であるが、ここなら話しかけてくれる人もいて安心感。安曇野市ほりでーゆ〜温泉の近くにある、ギター職人中野さんの共同別荘にゲスト宿泊させて頂く。

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Otane日曜朝はしばらく時間があるので、二十年ぶりくらい?に「おたねの水・御種神社」を探索してみる。安曇野市マウンテンバイクコースや須砂渡憩いの森オートキャンプ場の先にある林道を進むと標識があり、下に降りると真新しい鳥居と、湧水の祠がある。ちゃんと管理されているんだな。

しかし以前メインルートだったはずの、下の県道と行き来する道が廃道の藪漕ぎ。強引に下りていくと小野沢を渡る橋も流失している。裸足になって渡渉を決行、まぁ無事渡れた。ちょっとした冒険を終え、ほりでーゆ〜温泉で一休み。

掛布先生によるレッスンは11時から。そのためクラシックギターを持参してきてある。これまでほぼ独学だったため、相当癖クセであることを指摘されるのかと思ったら、そこは自然で良いと。ただ音の繋ぎ方や指のポジション移動方法など、目から鱗の指摘も多くあっという間の2時間だった。これをきっかけに万年初心者を脱却できたらと思う。

昼食カレーを頂いた後、時間があれば他の方のレッスンを聴講することも可能だが、私は家が遠い。Y山さんにクルマで豊科駅まで送って貰い、土産を買って特急あずさで東京に戻る。これで怒涛の遠征続きは一段落。気力と金を貯め直そう。

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むらよしギムナシオンに去年10月の大弛峠ツーリング・チクマサイクリングクエスト4・信州朝日村サイクルロゲイニング記をアップ。あの時期も怒涛だった。

5/9-11 ぼんちのみち

金曜、有休を取って中央本線を乗り継ぐ。久々に特急券をポンせずに普通列車での旅。大昔に買った麻雀教本を読み返す時間が確保出来れば良い。夕刻の穂高駅に到着し、小径車カラクルSの輪行を解かずパークホテルにチェックイン。明日のコース確認がてら少し散策するが、ぽつぽつ降り始めた。天気が心配だ。

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Start土曜、信州サイクルロゲイニング2025_安曇野Stageのスタッフとして穂高支所に集合する。安曇野は5回目を数え、私がコースプランナーを担当し続けている。これまでは盆地の地形に合わせて縦長サイズの地図を提供して来たが、去年の優勝者にパーフェクトを達成された事もあり、満を持して横長のフィールドとした。要するに西山(安曇野市MTBコースなど)と東山(長峰山など)の両方がある山岳ステージとしたのだ。もちろん大半のコントロールは平地なので初心者も安心。

参加者は60名近くを集めたが、人数の伸びとしては踊り場か。とにかく今日は来て頂いた方々に快適なイベントを提供しよう、と言っても拙い競技説明をしたらプランナーの仕事はほぼ終了。主催者が公式カメラマンを雇ってあるし、競技が始まったら写真撮影の練習がてらぶらぶらするだけである。山岳ステージが土砂降りだったら目も当てられないが、どうにか回復して路面はドライとなった。

Wasabi午後には晴れて、代わりに南風が強くなった。かくして五時間の競技終了。無事故が何よりだし、多くの方が割と山岳の方も頑張ってくれたようである。また4人(組)による総合トップ争いがめちゃくちゃ熱く、ゲーム性では想像以上に成功していたかも知れない。イベントを通じて、皆さんの目が輝いていたのも印象的。ロゲ全般に言える事だが、能動性の高い競技である事が流行の妨げにもなっている。こんなにキラキラしているんだって、どこで叫べば良いのかしら。

解散後、強風のため松本へは自走せず大糸線を利用。Suicaエリアが穂高駅まで拡大したのは実際便利な。北松本駅で輪行を解き、浅間温泉から激坂を登って美鈴湖へ。カフェピラータさんで雑魚寝をさせて頂く。代わりに(?)常連の一部で流行っているという麻雀に付き合う。牌に触るなんてここ二十年は無かったし、コンピュータでやってた訳でもない。だから慌てて付け焼き刃をしたのだが…。やはり慣れなくてノーテン立直や少牌をやらかすし牌勢が掴める筈もなく、4半荘を打って全部マイナスに終わった。リベンジが必要だ。27時就寝。

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Bessho日曜、絶好のサイクリング日和。武石峠は越えられないから三才山トンネルを抜けて軽井沢を目指すのだが、スポークが折れて心も折れた。鹿教湯温泉を散策して入浴、さらに別所温泉も散策して入浴する。上田電鉄としなの鉄道を輪行で乗り継ぎ、軽井沢駅で下車。ここから横川への下り坂だけなんて、なんたるズク無しか! まぁこうやって小刻みに輪行できるのが小径折畳自転車の存在意義よ。

車輪が酷く振れているので慎重に、でも荻野屋ドライブインの営業時間があるからと気持ち急いで走っていると、力餅で有名な玉屋さんがある。ここで良い、力餅とソースカツ丼を頂く。個人店で早い安い旨い優しい、また来るよ。横川駅から輪行で東京に下る。まずは寝不足解消を目指すが、サイクルロゲの反省もしなくちゃな。

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→Facebookアルバム: 信州サイクルロゲイニング2025_安曇野Stage(地図やコントロール写真など)

4/30-5/2 会津バンゲリングベイ

50riGW中の平日が職場の休工となり、その三日間をツーリングに充てる事にした。今年も行き先は「アニメで観たから」というざつなもの。とりあえず東武鉄道の北端である新藤原駅でランドナーの輪行を解き、会津西街道を北に向かって走り始める。五十里ダム湖の新緑に包まれつつ道の駅でダムカレーを食えば、もう帰ってもいいよと思うくらい満足する。この旅、どうなっちゃうのか。

初日は昼からの走行で80kmを進む必要があるため、時間が押している。山王峠は無理して通行止の旧道に突っ込むような事はせず、大人しくトンネルで抜けて栃木県から福島県に入る。すぐに西へ折れて、中山峠の新道アップダウン。なかなかの高度感で道端の残雪が多く、もう寒いのだが、そばソフトは食ってく。

Hisakawa沼田街道を北上して伊南(いな)地区の久川ふれあい広場キャンプ場に到着、700円。久川城跡は九年前に訪れているからスルーでいいや。テントを設営してから食料品店へ買い出しに行ったら、閉店ギリギリ時間で危なかった。先日に(また)肋骨を負傷してしまい、今度こそ自炊用具持参をと意気込んでいたのを諦めて、夕食朝食は全て買い食いとなる。もう一つアテにしていた温泉は定休日、ありゃ。

夜、星空はなかなかのもの。三脚すら持ってこなかったのは残念。

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Tagokura二日目の朝、あまりの寒さに手がかじかみ、テントの撤収作業がつらい。重ね着をして走り出し、ホットの缶コーヒーで生き返る。伊南川の川霧を見ながら北上を続ける。只見町に入り、寄り道めいて只見ダム、そして田子倉ダムへ。このあたりの素晴らしさは筆舌に尽くし難い。さらに奥地には奥只見湖や尾瀬ヶ原があると云う、まさに深山幽谷!

西へ新潟方面に抜ける道は通行止らしい。ダム展示館では今回の旅で唯一の自転車旅行の方(シルクテンション)に会い、情報交換をする。只見駅前に戻ると、二十三年前に泊まった只見荘が懐かしい。新しい観光施設でマトン丼を食っていく。只見川沿いに下り、マッターホルンめいた蒲生岳などいちいち風光明媚だ。

Numazawa金山町に入っても炭酸水の湧き水スポットが二箇所あったり、濁り湯の掛け流し湯倉温泉に入ったり…と五感に畳み掛ける情報量が膨大だ。今回の旅は非日常感を高めるためスマホを家に置いて来たが、どのみちそんな物に齧り付く暇はないのだ。

スキー場の坂をひいこら越えて、二重カルデラの内側へ。本日走行100kmほどで沼沢湖畔キャンプ場に到着。料金は昨晩の倍で自炊無しで使うには高価いが、湖畔というロケーションは格別と言える。もう少し首都圏に近ければ盛況なのだろうけど、客は10組に満たない。時間的に湖一周トレッキングは諦め、夕食の前後に散歩などする。星景撮影は、もう月齢が三日なのと、施設の街灯も明るくて不向きかな。

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鳥のさえずりで起きる最終日の朝、暖かくて助かるが天気は下り坂の予報。郡山までは進めないかも知れない。カルデラを離脱し、三島町の第一只見川橋梁ビュースポットでありきたりな鉄道写真を撮る。APS-Cの15mm単焦点しか持って来ておらず、望遠ズームレンズも持ってくるべきだったと少し後悔する。

Fukuman柳津町は福満虚空蔵尊(ふくまんこくぞうそん)の門前町との事で、せっかくだから寄ってみる。何でも赤べこ伝説発祥の地であり、堂内の天井に飾られた絵画も凄い。粟饅頭の名店がいくつも軒を連ねるなど、実は会津観光の特異点めいた街だった。いなばや菓子店でお土産を買っておこう(広告をやたら見かけるのは小池菓子舗)。

奥会津とサヨナラして会津盆地に入る。強烈な向い風だし、東の方で雨が降っているのが丸わかりで、もう心が折れた。郡山は諦めて、代わりに若松をがっつり観光しよう。お前、いつも諦めてばっかだな。会津坂下(ばんげ)駅前では春日八郎の像が、ボタンを押すと歌う。赤いランプの終列車。

Haguroという訳で鶴ヶ城を散策していると、平日なので小学生グループがたくさん、観光客に聞き込み調査をするフィールドワーク中だ。「会津に来たきっかけは何ですか?」ワイ「えっと…アニメで観たから…」。流石に深夜アニメは知らなさそう。その『ざつ旅』の聖地である東山温泉を訪ねると、1225段を登るという羽黒山湯上神社がある。俺が挑戦せずに誰がする?と思ったらオタクが一人先行して行った。段数を数えながら追うが、追い付かないし数も間違えたわ。往復を終えるとすっかり膝が笑う。

幕末の歴史には疎いが、飯盛山も寄る。さざえ堂のぐるぐる登るやつ、やりたかったんだよね。すっかり本降りの雨、白虎隊自刃の地にて我が旅も終焉を迎える。走行70kmに満たないまま会津若松駅で輪行し、磐越西線と東北新幹線で帰宅。三日間でデジタルデトックス的には物足りないが、想像外に濃厚な旅で、実際すっきりした。残りのGWは自宅で出来る事をしよう。

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→Facebookアルバム: 2025GW奥会津(44枚)

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