12/21-23 The Poorleg Beatles

土曜、墓参りを兼ねつつ年末恒例となっている中山競馬場ジョギングへ。現地観戦はパドックを自分の目前で見られるのがメリットだが、それを活かせる事はなく今年も全敗となった。もう競馬なんてしない。

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Quar日曜、八時ちょうどのあずさ5号南小谷行きに乗る。次のダイヤ改正で白馬止まりになってしまうという、ショッギョムッジョ! 松本駅から浅間温泉行きのバスは乗客自分一人。あとは小一時間歩けば標高千メートル、サイクルカフェピラータに着く。ソロや小編成の音楽会、サロンドピラータの日。

三ヶ月前に大ホールを借り切ってやったサークル内クラシックギターコンクールですっかり燃え尽き、一ヶ月前になって慌てて練習を再開した。まぁ毎回そんなもんだ。だもんで演った事のある曲中心になるけど、難曲「レディマドンナ」は学生時代の学園祭コンサート以来27年ぶり(多分)に挑戦する。技術的にはぼろぼろだけど、自分が楽しむ!そして聴いてる人をも楽しませる!という目標はそこそこ達成出来たのではないかな。

他にも名称は忘れたけど変わった楽器の演奏や合唱、みんな一所懸命に音を出している。商業音楽とは別の意味で、生きた音楽がここにあると度々感心するのだ。盛会のうちに終了し、歓談のち歩いて街へ下りる。常宿の東横イン泊。

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Alps月曜、有休。バイキング朝食はやや控えめに、ジョギングに出る。行き先はどこでも良いが、かつての定番ルートだった田溝池へ。結氷は七割ほど。日常的にこんな坂を駆け上がり、駆け下りていたのだから、僕は強かった筈だよ。

宿に戻りシャワーを浴びてチェックアウト。松本市内にもいつの間にか愛知式ロゲイニングアプリFieldDiscoveryのスポットが沢山登録されているので、ウォーキングしつつ15ヶ所集める。通っていた店が幾つか閉店になっているし、パルコも井上百貨店本店もまもなく無くなるという。ショッギョムッジョ! だが知らないだけで新しい店も沢山あるのだろう。午後のあずさ34号で東京に帰る。

あ、有馬記念の単勝投票券、当たってた。また行かなきゃ…。

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更新に間が空いた。むらよしギムナシオン(参戦記)に今年4月のかすみがうらマラソンをアップ。来年も出走が目標だ。

9/28-29 ギター大好き中野さん

Hall土曜の昼、松本駅に降り立つ。接続の良い大糸線が無いから徒歩で2駅分、島内のハーモニーホールへ。カフェピラータに集うクラシックギターサークルが、またしても大ホールを貸切利用している。イベント名も「中野潤国際ギターコンクール」と壮大だ。すなわち、松本市在住のギター製作家中野潤(ファニート)さんにフランスの作曲家ジャンマリーレーモンさんが贈ったJUANITO, EL GUITARRERO。この神聖なる課題曲に対してスゴイ・シツレイにならないよう、皆恐ろしいほど練習を重ねてきている。

客席はギタリスト阿部将弘さん他カフェ常連客の一部という感じだが、退屈させてはいけない。各自個性のある演奏をされているので杞憂だったが、私なりにも楽しませたい。ステージに出て見渡したら、向こうの壁に「楽しめ!」って書かれている事をイメージして始める。これにより、緊張はもちろん「僕が一番、ギターを上手く弾けるんだ」みたいな邪念も封じる。ミスは出るけどテンポや音量、音色の変化、ノイズ低減に至るまで分かる範囲で追求する、豊かな表現が出来たのではないか。

Solo自由曲は自作曲であることが条件。学生時代にショボいのを一つ作って以来で、困ったものだ。課題曲最優先で後回しになったが、思い付きのモチーフを膨らませて何とか期限ギリギリ形にした。曲名は「朝になく」・・・って半端な住宅地で毎朝鳴いてるキジバトじゃねーか。音楽というものは聴くだけでなく演奏、作曲の三位一体で楽しむもの…だが拙者には音楽というものが判らん。

私の次でトリを飾るのはブラジルなどで活躍する今村つばささん。異次元かつ国際的。中野さんが優秀者を選考するという話だったが全員金賞とされた。ガチなコンクールで稀によくある「該当者なし」とは違うんか。何よりここからの感想戦が本日のメインイベントである・・・が、私は寝冷えによる免疫暴走で喉を潰している。無念だが、明日には治る。

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Niimura日曜、快方に向かっているがまだ声が出ない。入浴施設の瑞祥でゆっくりして、上高地線の電車に乗って新村駅の様子を見に行くなど、贅沢な時間の使い方をしたのち特急で東京に下る。燃え尽きたぜ。

むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に今年3月のかつしかふれあいRUNフェスタ(ハーフ)をアップ。来年分の区民先行エントリーが始まっている。

6/15 雷都一発

Ninomiya土曜、中野潤国際ギターコンクールに向けて?少しだけ練習をしてから小径自転車カラクルSで出撃。江戸川サイクリングロードをひたすら北へ行こうランララン。追い風に助けられて、脚がノッてくると1kmを2分ほどで巡航している。関宿から利根川を渡ると茨城県境町、三和町。そして紬で有名な結城市で昼食休憩とする。駅北口のショッピングセンターに寄ったらあと3日で完全閉店とのことで、バイパスのロードサイドに負けてしまった中心市街地の典型的な衰退っぷりが寂しい。

栃木県に入り、二宮町から鬼怒川自転車道に入る。最初は左岸(東側)、すぐに右岸に渡りあとはほぼ一直線だ。サイクリングロードとは言え路面に雑草が多く、行き交うロードバイクは並行する車道を走っている。宇都宮市に入るといよいよ見えてきた、開業一年足らずのライトレール(LRT)鬼怒川橋梁! ちょうど下り列車が渡るところ。それを追いかけるように柳田大橋を渡って線路に合流し、あっさり追い抜く。

Lightそのまま芳賀町にある終点の芳賀・高根沢工業団地駅に先着。自宅からここまで110km余を休憩時間込みで5時間半掛かった。追い風とは言えこの快走っぷりはさすがカラクルSだと思う。記念撮影と輪行のため一本見送り、次の13:54発に乗車。宇都宮ライトレール宇都宮芳賀ライトレール線? 芳賀・宇都宮LRT? ライトライン? やたら呼称が多いのが難だし、雷都にちなむなら雷電で良いじゃんと思う。他の数人の乗客はほぼ折り返し乗車の趣味人だが、ショッピングセンターのある「ゆいの杜」前後でどんどん一般客が乗り込んで来て、さらにはツアー客も加わり噂通りの大混雑。

だが車内にスーツケースがちょうど乗るくらいの台があり、輪行自転車をそこに置けたので迷惑にならなかった。そう、カラクルSならね。50分弱で宇都宮駅東口に到着、またチャリを組む。雷電にはいずれ近々乗りに来る予定だったが、それが今日になった理由は「村治佳織×村治奏一ギターDuoコンサート」が栃木県総合文化センターで催されるとの報に接したからだ。県庁前の出店でケバブを食い、頭から水を被るなどしてメインホールへ。

Hall「県民の日スペシャル」と銘打ったイベントに県外民がお邪魔します。間に合わなかったり当日券が売り切れてたりしたら諦めるところだが、無事にクリアで4000円。さすがに一階席は埋まってて、顔がよく見えない二階席となる。顔より指が見たいのだけれど。16時開演。

やっぱりおじちゃんおばちゃんがクラシックギターに求めてるのって禁じられた遊びとアルハンブラなんですよ。という訳で「アルハンブラの思い出」から。ただしデュオアレンジなのでソロに聴き飽きた人でも十分に楽しめる。続く「ニュー・シネマ・パラダイス」「ラプソディー・ジャパン」で聴衆の心をがっちり掴む。とにかく音の出し方ひとつひとつが多彩で丁寧で、要するに上手い。

Prog弟の奏一さんソロとなり、「荒城の月」がめちゃくちゃ格好良い。ノクターンOp.9-2は聴き慣れたタレガ編ではないのでアレッって思うがアルメイダ編はこういうものらしい。超絶技巧な「ディアンスのフォーコ」は姉の方しか知らん聴衆を真顔にさせただろう。気の遠くなるような基礎練と練習曲の果てに、こういう演奏がある。わかっちゃいるけど真似できない。

休憩時間が20分あり、体温調整のため建物の外を散歩してくる。おっと、もう姉の佳織さんソロが始まる。「薬師寺にて」「人生のメリーゴーランド」。親しみやすいトーク・選曲と、フィギュアスケートの金メダル選手を見ているかのような安定した演奏が麗しい。「サンバースト」をリアルで聴けたのも良き思い出になりそう。

最後にまたデュオ演奏となる。生音に特化したホールではないので少々増幅しており、ちょっと気になる場面もあった。それは些細なこと、ドイツの風を感じるさせるような「ブラームスOp.18b」と「バッハ目覚めよ」でクラシックの原点に立ち返る。「シューベルトのセレナーデ」「リベルタンゴ」と、飽きさせないアレンジと高度な演奏で締める。同じ姉弟でも修羅餓鬼の地を這うウチとどうしてこうも違うのかしら。

Nikkoアンコールは「カヴァティーナ」、ダブルアンコールは「禁じられた遊び」。客電が点く前に席を立って大損をこく人が多いのはいただけない。栃木県ゆかりの曲は無かったが、渡良瀬橋を演る訳にもいかないだろうからまぁ良い。ギターは小さなオーケストラ、なんてもんじゃない可能性をひしひし感じたコンサートだった。来て良かったなあ!

東武宇都宮駅で再び輪行すると、みな赤いウチワを切符代わりにパタつかせている。県民の日だから東武宇都宮線が無料になるのか。東京方面へ乗り通す自分にはたぶん関係ないだろう。車窓の妙に綺麗な夕焼けは雨が近づいているサイン。西新井駅まで乗り継いで、ぽつぽつ降り出すなか帰宅。今回は二荒山神社や餃子店に行けてないし、次は宇都宮をじっくり観光したいものだ。

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むらよしギムナシオン(参戦記)に去年9月の足立シティロゲインを追加。今は足首が完治するまでジョギングを禁止しており、マラソンやロゲイニングのエントリーも見合わせている。いずれまた、走れますように。

12/2-3 乗るチャリーの森

Sinonome土曜の昼過ぎ、特急あずさで松本駅着。近くのウエルトンホテルに自転車、ギター、その他荷物を預けてジョギングに出る。目的地など定めない、かつて松本で暮らしていた時のように気ままに走る。寿台のデリシアで軽食を摂りつつ、中山の裏側をぐるっと回って弘法山古墳からの眺望を楽しみ、戻ってくる。やっぱ坂のある街っていいな。

夜は凡蔵という居酒屋で塩の道ウルトラオリエンテーリングの打ち上げに参加。イベントに参加してないのに・・・まぁ未来図社の忘年会も兼ねているから。相変わらず酒が入るとすぐ具合が悪くなるけど、料理は旨いしそこそこ話せた。星を数えながらホテルに戻る。

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Keshibo日曜、まだ暗いうちにまたジョギングに出る。かつての基本ルート、田溝池から芥子坊主山へのトレイル登りだ。登り坂も下り坂も長いから、筋肉の喜びようが東京なんかと全然違う。そりゃ昔は強かった筈だよ。森の中、深呼吸し放題なのも良い。街に降りれば排ガスまみれなのは変わらんけど。

美味しいバイキング朝食を摂ってチェックアウト。それにしてもシャワーの出が極端に悪いホテルだった。お腹にデイパック、背中にギターというちょっと苦しい姿勢で自転車(カラクルS)に乗り、人肉坂をヒルクライム。標高1000mのサイクルカフェピラータで、毎度の室内楽サロンに参加する。

Salon席が足りなくなるんじゃないかってほど、今回は盛況だ。自分はクラシックギターで25年ぶりに「ノルウェーの森」を演奏。あとはイエスタデイとショパンの雨だれ。練習不足が如実に現れて申し訳ない。まぁ食事と聴いてるだけでもすごく楽しいから。

音楽に包まれた空間が名残惜しいが、16時過ぎには店を出る。寒いので何か絶叫しながら下山。駅そばで温まって特急あずさで東京に下る。いわゆる千葉あずさで、新宿ではなく錦糸町で降りれば山手線を回避して帰れる。荷物が多い時は便利かな。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年12月のフォトロゲイニング寄居をアップロード。ぼちぼち関東地方も戦場とする。

9/22-23 シマウチスゴイデカイホール

金曜、有休を取って昼ごろ松本に到着。ふるさとの鯛焼きをかじりつつぶらぶら散歩し、島内の松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)に到着。・・・さすがに早く着き過ぎたな。公園のベンチで持参のクラシックギターを少し練習したり、ホール併設の喫茶店でクレープを食べたり、それでも時間があるのでまた散歩したり、ベンチでぼーーっとしたり。こんな過ごし方もたまには貴重だ。

Pre夕方17時半に集合する頃には身体が冷え切っていた。今夜はサロンドピラータ番外編。いつもは美鈴湖畔の店でやるミニ音楽会を、一体どういう経緯なのかは知らないがハーモニーホールの大ホールを借りてやるのだと言う。「693席の大ホールを20人位の観客で埋め尽くしましょう!」…実際演奏者を含めても30名に届かない位か。リハーサルの時間は無く、ばたばたと準備して18時の開演を迎える。

声楽二重唱で「いつくしみ深き」から始まる。私を泣かせるつもりだろ。そしてギターソロの三人目くらいに自分の順番が来る。前の二人がしっかり弾いているのを舞台袖から聴いてびびっていた。ともかく、筑波時代のノバホールで叶わなかった「大ホールでソロを演奏する夢」がついに実現する。この日のために上野のアウラという専門店でン十万円するおニューのギターを調達してきた。じっくり試奏して決めた西野春平2022モデル、さすがにここの音響でとろけるような音を出す、のだが。

緊張が良い方向に作用しない。鉄板レパートリーであるはずの「荒城の月」「宵待草」「城ヶ島の雨」がどれもかみかみなのだ。やっぱり私は楽器に向いていないのではないか。気を取り直して「Sleepers Awake」アンサンブルへ。学生時代因縁の曲だが、今回は二重奏ではなく四重奏なので負担は軽く、楽しく弾けた。ただし私は松本を離れてしまった身。実際会って練習する機会がほとんど無かったので、呼吸を合わせる余裕がなくてちょっと苦しかった。

ギターのほかピアノ、ホイッスルなど皆思い思いに好きな曲を演奏していく。このフリーダムさがサロンドピラータの心地よいところだ。休憩時間を挟んで、どうやらもう一回演奏させて貰える時間を確保できた。今度こそ集中して、ショパンの2曲に挑戦する。ただここ一週間で慌てて練習を詰め込んだので指の疲労が溜まっている。華麗な指さばきが出来なくなったので、曲順を替えて先に「夜想曲」を済ませておく。ようやくエンジンが掛かってきたところで、最後である。

Quar「雨だれ」タルレガ編曲。もちろん超有名なピアノ曲だが、初めからギター曲だったんじゃないの?ってほど美しく弾きやすい。音量もピアニッシモからフォルティシモまでこのホールは受け止めてくれる。ようやく、弾きたいように弾き切れた。もう少し他の方の演奏を楽しんで、最後にSleepers Awakeもう一回。明らかにレベルアップしたね。

という訳で、何だか良く分からないけど素晴らしい機会をありがとう。ギターを名器にするか否かは自分次第。これからのサロンに向けて、成長して行こう。

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Oba東横イン松本駅東口で迎えた土曜。特にすることはないが、千曲市に行きたくなった。チクマサイクリングクエスト3(9/30までエントリー受付中!)のプランナーとしての調査は終えているが、心残りがたくさんあるので、その一部を埋めに行くのだ。松本からなら近い。JR篠ノ井線で7駅目、姨捨で下車する。稲刈り作業中の棚田もまた美しく、ぶらぶら寄り道しつつ、戸倉の方へ歩いて下りていく。上山田でスタッフ仲間のタイラーさんにエンカウント。

歩行距離18kmほどとは言え、ギターを手提げしながらでは疲労困憊。やっと戸倉駅にたどり着いて、しなの鉄道に乗る。小諸で小海線に乗り換え佐久平駅へ。ジャギの胸像が完成したとの報に接しやってきた。駅前の北斗七星型に散らばる北斗の拳マンホールを探し歩いたり、でっかいジャスコでガチャポン引いたりして、やっと新幹線で東京に下る。全身筋肉痛だ、あたたたた〜!

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年の松本マラソンをアップロード。凄く良い大会へと成長しつつあるのに、今年は定員割れの象徴として有名になってしまった。応援しているが、今年は同日開催の信州須坂ロゲイニングに(3時間チームの方で)参加することになる。すまん。

7/8-9 トロイチャリィ

Kyobun昼過ぎに松本駅到着、小径自転車カラクルSで行動開始。小松パンで買い食いしたあと、松本市教育文化センターへ。金曜ナイト企画があった頃は「日本一のプラネタリウムだ!」と思っていた場所に久々に来た。今日は星空コンサートで桂聰子さんのフルート演奏が楽しめる。3年前にも同企画を聴きに来たが、今回は有料で客層は大人なので環境は良かった。さすがプロという歌うような演奏で、締めに大好きな宵待草、さらにアンコールとして夏の思い出。トークも弾んでいたので時間は押したが無問題ラ。

私はお腹にザック、背中にクラシックギターという出で立ちで林道湯ノ原線ヒルクライム開始。前傾姿勢が取れないのでテレスコピックハンドルをなるべく伸ばしている。標高差450mほど、実際時間が掛かる。美鈴湖を見てようやくカフェピラータに到着するなり、土砂降りの雨となる。ぎりぎり助かった。

Pirata夜はサロンドピラータ、主に器楽の音楽会だ。私は覚えたてのトロイメライの他、タレガのゆりかご、宵待草、城ヶ島の雨。さらにギターカルテットでSleepers Awake(目覚めよと呼ぶ声あり)。学生の頃デュオで苦心した曲だが、カルテットなら少し余裕を持って楽しめるか。

夜が更けてくると、朝型の自分には視力が弱って楽譜が見えなくなって来る。皆様の個性がほとばしる演奏もたっぷり楽しみ、店長力作のうどんを頂いて寝袋借りて就寝。ここのギター部員はまた増えつつあるようで、自分が心配することは無くなった。またこうやってたまにサロンに呼んで頂ければ幸い。

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Hakama翌日、雨は通り過ぎたようで「上」に登れそう。標高1000mスタートという気楽さで、ツールド美ヶ原コースをとろとろ走る。これも何年ぶりだろう。高原は霧模様で景色は楽しめなかったが、フィニッシュ地点の自然保護センターをあらためて見学してみると、高原の成り立ちなど興味深いことがいろいろ展示してあって楽しい。

ピラータに戻り、ランナーGさんらとだべりながら食事。浅間温泉で入浴してから特急あずさで東京に帰る。9月にはハーモニーホールを借りて大々的に?やると言うから、気合を入れて次の準備を。

3/18-19 ぼくはまちどりちゃん!

Snowpira土曜、各停タイプのあずさで松本に向かう。雨くらいは仕方ないと思いつつ塩嶺トンネルを抜けると、ガラリと変わって雪景色。これにはびっくりしたが、冬らしい冬の無かった東京と比べてここにはまだ冬がある。気分はむしろ大はしゃぎだ。

松本駅でカラクルSの輪行を解く。フレームのリコールに先立つ破壊検査のため以前の赤い車体はメーカーに提供し、今はガンメタ色のものに代わっている。他にハンドルポストを短いのに換えて若干前傾姿勢になった。走り易くなったが、久々の登り坂らしい登りはなかなか応える。標高が上がるほどに路面の雪が滑り、一部は歩き押しつつ美鈴湖畔カフェピラータに到着。

Guitarたまに開催しているサロン・ド・ピラータに、悪天候にも関わらずそこそこ人が集まる。今回は楽器を持参せず、Yさんからクラシックギターを借りて、新しく覚えた「浜千鳥」を演奏。他に以前からのレパートリー「宵待草」「城ヶ島の雨」もやる。前回に比べると集中力に欠けた反省点があるけど、あとは落ち着いて観たり聴いたりする側に徹する。食事、菓子、コーヒーも美味しく幸せな時を過ごした。

寝袋は持参。そのまま店内に泊めさせて頂く。

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日曜は良い天気。慎重に下山して安曇野に入ると、もう雪はほとんど無い。これなら5月開催のサイクルロゲイニングに向けた最終調査が捗る・・・はずだが、今日は坂の多い所に集中したのと、NaviTabi利用の為のさまざまなチェックがあり、想定の半分くらいしか回れなかった。もういっぺん来ないとな。

Yama道の駅池田で土産を買って、気付いたら予定の特急発車時刻まであと1時間。松本駅まで21kmの距離があるし、これは無理か? しかしあずさ券(お先にトクだ値)は後続列車が利用できない鬼畜仕様。疲れ切っているはずの脚でフラットペダルをぶん回し、どうにか間に合った。良く走るカラクル、さっと折り畳める小径車の面目躍如である。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年4月のかすみがうらマラソンを掲載。このところジョギング量が落ちているが、今年は大丈夫か?

11/12-13 南風吹かば 走り通せよ 松の本 歩きなしとて 秋を忘るな

Climb土曜、8時ちょうどのあずさ5号が大幅に遅れて出発。頻繁に利用しているわりに今まで人身事故の影響を受けたことはなかったが、とうとうドカンと食らっちまった。早めにピラータに到着して先に昼食を頂く算段だったが、松本着が90分も遅れては万事休す。小径自転車カラクルSを組んで美鈴湖畔まで急ぎヒルクライム、ただしマラソン前日に膝を壊したくないので坂の緩い人肉坂を登る。標高差420m、着く頃にはもう「サロン ド ピラータ」が始まる時間だ。

Guitar前回からまた長らくサボってしまい、クラシックギターの練習を慌てて再開したのは先月末に朝日村サイクルロゲの地図を脱稿してから。そのため曲目はベートーヴェンのいわゆる月光ソナタひとつに集中した。前座的にタレガの練習曲(ゆりかご)を弾いてみたがぼろぼろ、やばい…。どうにか月光は弾きたいように弾けて嬉しかった。「曲に対する執着心を感じる」との評価を頂いた。

年配のお客さんが来たタイミングで城ヶ島の雨などが弾けたら良かったが今は無理、後悔している。ギターのほかピアノ、声楽の組み合わせやティンホイッスルも加わり、「楽しさ」そのものの室内楽演奏会だった。歓談では天文の話もあり、大好きに溢れた一日。夕食にカルボナーラとコーヒーを頂き、凛とした星空を眺めながら、真っ暗な山道を下って行く。東横インにて宿泊。

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Start日曜、バイキング朝食をそこそこに頂きチェックアウト。どうせ会場のトイレは長蛇の列なので、沢村公園で用を足しつつ美寿々のスタート地点へ。第6回松本マラソン(開催は3回目)の号砲が鳴る。九月は200km余トレーニングし、さあこれからだという時に膝を故障し十月は100km程度に激減。まあぐたぐた抜かしてサボってたんだけど。今さらばたばたする気にもなれず、カフェイン絶ちとかしてないしサプリ類も摂ってない。補給は全てエイドに頼るし、1km毎のラップも面倒だから取らないというテンションである。

DaimyoAブロック最後尾から申し訳なさそうに走り出し、スタートラインまで39秒。コースは改善が重ねられ、とりあえず松本城をほぼ一周。駅前通りを駆け抜けた後、地元ランナー定番の薄川を金華橋まで遡り、エイドのスティックおやきをもそもそ食べつつ寿台のメーンストリートで大声援を受ける。中間地点(1:43'31"通過)の赤木山まで登ったら西へ下りてエプソン大橋へ…。

市街地マラソンとしては標高が高いうえ、アップダウンも激しい。だが今回ランナーを苦しめたのは概ねアゲインストで吹き荒れる強い南風だろう。「松本マラソンを走っているんだ!」と終始気持ちはにっこにこだけれど、極力単独走にならないよう気をつけなければならない。一部ちょっと無理をしたかも知れない。紅葉美しい信州スカイパークに入れば追い風でペースを持ち直すが…。

Finishラスト2kmはまた向かい風で、心が折れる。序盤から競っているヤーゲンラート二人組のうち一人に抜き返された。「こりゃ3:30'もオーバーしそう、どう言い訳しようか」。忘れた頃に追い付いて来たのが3:30'ペースランナーと愉快な仲間たち。これに一時的にでも付いて行けたことで救われた。グロス3時間29分19秒でやまびこドームにフィニッシュ。ワーストに近い記録だけど、完走の嬉しさはベストに近い。すぐに蟻ヶ崎高校書道部のでっかい「制覇」という作品が強風で崩落する。あれはサブ3.5のご褒美だったのだろう。

順位は男子352位(約4千人中)とのこと。しばし休息の後、出店のチーズハットクを食ってフィニッシュ会場をリーブ。シャトルバスの経路は高速道路経由にパワーアップしている。スタート会場に戻り自転車を回収。雨が降りだすなかホテルに預けておいたギターも回収し、松本駅に逃げ込む。アルピコプラザのクリエでケーキセットを頂き、土産を買って予定の列車を待つ。

帰りのあずさ46号も人身事故で遅延、という落ちが付く。東京は、まぁあかん。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年11月の信州大学マラソン最後尾スタッフ参加記をアップ。今年は一般募集を再開している、もうひとつの松本マラソンだ。

7/9-10 芸術の夏、日本の曲

Torii土曜、特急あずさで東京から松本に上る。駅のSuicaロッカーにクラシックギターを預け(でかいので千円掛かる)、小径車カラクルSを組み立てて朝日村へ。天気はまずまず、ここで行うかも知れないサイクルロゲの調査に来ている。奥地のキャンプ場などを回るが、時間が中途半端でまるで不十分なまま松本駅に引き返し、ギターを回収して浅間温泉へ。お腹にバックパック、背中にギターという苦しい姿勢で神宮寺からの坂を登り、美鈴湖畔のサイクルカフェピラータへ。もうハンガーノックに近い状態で、正直しんどいヒルクライムだった。すぐに夕食をオーダー、生き返る。

Pirata若干の練習のあと、夜8時からサロン・ド・ピラータが始まる。器楽曲中心で、互いの演奏を気軽に楽しみましょうという企画で今回3回目なのかな。私は2回目か。ヨーロッパめいた雰囲気の会場で、ギター、ピアノ、声楽が演奏される。そこに日本の曲を持ち込んでしまう私は、ソロで「浜辺の歌」を初披露。あとは定番の「宵待草」「城ヶ島の雨」だ。エキゾチック! さらにYさんとのデュオで佐藤弘和の「そよ風の中、自転車に乗って」を演奏。オンラインで合わせたりはしてたが、リアルで合わせるのは今日が初めて。それでも概ね何とかなった。アンコール的に定番のモリエンド・カフェ(コーヒールンバ)も演るが、指のスタミナが持たんわ。

歓談を経て、このまま店に泊めさせて頂く。演奏する機会があるだけでも有り難いのに。

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Mika翌朝、雨の予報だったのに晴れてる。まぁゆっくりコーヒーを頂いてから名残惜しく下山。また駅にギターを預けて朝日村へ。今回は情報収集として歴史民俗資料館に入館する。併設の朝日村美術館の方がどうもメインみたいで、カミジョウミカ展から観覧。難病持ちらしく、見たこともない画風に感じる。夥しい薬の包装を使った作品は、薬を一切飲まない私にはホラー過ぎるわ。で、ロゲプランの情報としては遺跡や道祖神の展示くらいか。

Moegino

昼食として、ずっと気になっていたそば処「もえぎ野」で天ぷらそばをオーダー。あ、村出身の声優羽多野渉さんのサイン色紙が飾られている。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。人気店で料理が遅くなり、そばはとても旨いしツユも好みだが、近くの入浴施設に寄る時間はなくなってしまった。急ぎ松本駅へ戻り輪行とギター回収、夕方のあずさに乗って東京へ下る。

本当にサイクルロゲは出来るのか。プランニングはまだ始まったばっかりだ。

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むらよしギムナシオンページに去年8月の伊那ヒルクライムレース参戦記をアップ。今年は無さそうだな…?

2/25-27 どんなことが起こるのかな 期待のカラクルS

Ara金曜、葛飾区の北端から江戸川区の中ほどまで10kmちょっとのジョギング。そこに自転車店サイクルステーションハヤシさんがある。「カラクルSを下さい!」。テック・ワン社の猛虎参號さんが営業していて乗鞍仲間にも広まっており、ずっと気になっていたモデルである。どちらかと言えばやや軽量なスポーツ仕様が欲しかったが、在庫切れなので標準仕様(税込145,200円)でいいや。生産が追いついてないと聞いていたし、あるだけラッキー。店頭に赤と白の完成車があり、赤を選択。Cf気候の国に住んでいるからにはまずしっかりした泥除け装備が最優先事項なので、その場で取り付けて貰う。加えて専用の輪行袋と適当なボトルケージを購入し、リアキャリアは取り寄せとなった。折り畳みのコツなどを親切に教えて頂いたし、ジョギングで来たので乗って帰れる!

FoldさてこのカラクルSは、小径車とかミニベロとかフォールディングバイクとか言われるものであり、つまりタイヤ径が小さくて折り畳みが可能な自転車である。普段乗っているランドナーに比べるとやはり直進安定性は欠けるので最初は戸惑うが、すぐに慣れた。意外にスポーティな走りをするもので、電動ママチャリなんかよりよっぽど速い。それでいて、ロードバイクだと遠慮してしまう歩道通行も許されてしまうような可愛さがある(あくまで例外です)。都内自転車乗りの鬼門である環七総武陸橋も、簡単に歩道階段を…いや期待したほど持ち易くはない。

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Tannhau土曜、さっそく輪行だ。「慣れれば10秒」という謳い文句のようには行かないが、30秒もあれば折り畳みが完了する。この畳んだ姿が非常にコンパクトで無駄がないという機能美こそが、カラクルSを選んだ最大の理由である。一緒にクラシックギターも担いでいるが、このギターケースとサイズ感は大差ない。ランドナーだとギターと一緒に列車旅ってのは、かなり無理に近いだろう。常磐線、山手線を経て中央本線の特急あずさで松本へ。ああ、懐かしい…。

Alpsもちろん組み立ても工具要らずですぐ完了。ランドナーだと何だかんだ30分掛かることもあるが、カラクルSだと3分でもう走り出せる。東横インにギターだけ預けてから安曇野へ、5/8に開催するサイクルロゲイニングの地図作成に必要な調査を詰めていく。つまり1分でも惜しい訳だ。走行性能的にも、小径車としては大きめの20インチタイヤが頼もしい。つーかこれより小さいとやってられない。

ホテルに戻って、また折り畳んで部屋に持ち込むのも良いが、そこまではしなかった。

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Jinniku日曜はギターを持って出撃。まだキャリアが無いので、バックパックに重ねてギターケースを背負う形なのがちょっとキツい。浅間温泉から神宮寺の坂を美鈴湖へ登っていく。この「輪行してギター背負って走る」というのが、カラクルSで一番やりたかったことなのだ。ギアはフロント50の1段、リア11-32の9段で、過不足は感じない。

サイクルカフェピラータで、室内楽サロンに参加する。と言ってもあまり練習をしてきておらず、ここで今まで弾かせて頂いた曲のやり直しばかりになってしまう。ショパンの雨だれ、宵待草、城ヶ島の雨…。今後も時々行われそうだし、次は新曲を用意したい。東京への帰りも特急あずさを利用。あ、輪行袋の中にヘルメットも一緒に収まるのね。

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Pirataという訳で、私のやりたいことを叶えてくれているカラクルS。何かしらダメ出しをしようにも、四世代目にあたり製造技術も十分に枯れている為か、全体的にしっかりした作りで悪いところが見当たらない。もちろん小径車に過度の期待はしないのが前提であるが。敢えて言えばヘッドマークのシールが弱くてすぐ外れること(もう別のシール貼ったわ)、取扱説明書が誤字やレイアウト崩れなど雑であること(従業員の家族とかにDTPに強い人いないかな?)、ネット上の噂ではキャリアを付けると専用輪行袋に入らない?可能性があること、そもそも輪行袋が華奢なことか(転がして移動する用に底が抜ける機能付きだが、泥除けがあると無理だし無駄)。つまり本体設計と金属加工技術だけ優れた、典型的な日本の工場らしさを感じる。トータルでの顧客満足を目指すならまだまだ伸び代はあるはずだ。

などと、つい偉そうなことを書いてしまった。かく言う私も次の職場が決まったので、いろいろ叩かれながらやっていきたいと思う。通勤には引き続きランドナーを使うが、カラクルSも貴重なバックアップとなるのだ。

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