松本からチャリで塩尻峠を越え、下諏訪町へ。七年に一度の大祭、御柱祭(おんばしら)のハイライト「木落し」の最終日である。昼過ぎに着いて、当然のごとく観覧出来るポジションは得られなかったが、この人ごみだけでも見たかった。七年後に来られるか分からないし。
本日二本目の木落しが済み、実に重そうな御柱がミシミシと道路を引きずられて行く。次の最後の一本までの間に、もう少し良いポジションを得た。ここからならチラ見できそうである。ただ、恒例なんだろうけど時間通りには進まない。曳き網が外れるアクシデントで人間雪崩が発生し、観衆は湧いたが担架で運ばれる人も。ますます進行は遅れる。
兎にも角にもようやく木落しが決行され、一瞬のドラマを目とデジカメに焼き付けることが出来た。ケガ人が救急車で運ばれるのもお約束。終わってから木落し坂の上に立ってみたが、なるほどこれは怖い距離100m、最大斜度35度(パーセントじゃない)。諏訪の人って凄いんだなと思う。満足満足、このタイミングで雨が降ってきた。カッパを着て塩尻峠を戻り帰宅。

平田市から島根半島北西の海岸へ。十六島(うっぷるい)漁港越しには、昨日走ったあたりの稜線にたくさんの風力発電所が並ぶ。道はまた鄙びた漁村を繋ぐ。観光地よりも旅だ。
高尾ゆうゆうラインをぎゅうぎゅう越えて、日御碕灯台へ。石造りとしては東洋一だとか。断崖にうみねこがなく。土産屋はまだ仕度中だし、日御碕神社だけ寄って出雲大社へ移動。本殿は建て替え中で仮殿に参拝となる。どうせなら伝説の高層社殿を復元してよ。
くにびき海岸道路で山陰道に繋ぎ西南へ。三瓶山を垣間見る大田市で昼食後、晴れて暑くなる中やってきました、日本一マイナーな(?)世界遺産、石見銀山。古い町並みをチャリで自由にぶらぶらして、ハイライトの龍源寺間歩(まぶ)という坑道を見学。ゲロマブなコどころかガヤガヤうるさい観光客もおらず、静かにかつての重労働を偲ぶ。
ここから西へ抜ける銀山街道は、降路坂(ごうろざか)という山道になる。重い銀を運んでいたくらいだから余裕、と思っていたのが大間違い。人気のない登山道を必死で押し上げる羽目になる。担ぎも入る。腕力をガンガン消耗してゆき、少し登っては肩で息をし、の繰り返しだ。アームストロングさんなら豪腕だからこんな峠は余裕かも…。戻るも地獄だし、終わらない坂は無いと自分に言い聞かせて行こう。これこそワールドヘリテージな世界遺産の体感に他ならないのだから。
こんな達成感のある峠は久々。だが下りもキツい。倒木の難所は、たまたま近くを測量に来ていた人に手伝って貰う。車道に出てガッツポーズ、しかしさらにまたキツい“遊歩道”に入る。仕舞いにはパンクする。
暗くなる前ギリギリに街道の終末、温泉津の温泉街に着いた。ここの薬師湯は泉質評価がオール5らしい。まるで進研ゼミみたいだ。確かにこれは良い湯で、湯冷めもしない。
ナイトランとなり、真っ暗な国道9号をダイナモを焚いて江津市まで進む。腕も脚もプルプル震えている。もう開いてるスーパーは無い。あ、モスバーガーだ、ここでいいや。あとはまた適当な緑地でテント泊し、帰りの始発を待とう。

境水道大橋を渡り島根半島へ。東の先端、美保関灯台から岬めぐりは始まる。朝は冷え込んでいたが、暖かくなってきた。天気も良いが、大山はほんのうっすら、隠岐の島までは確認できない。
法田峠で半島の北側に抜け、フェリーターミナルのメテオセンターを経て隕石落下地点へ。さすがに直撃した民家は建て替わっているようだが、石碑に手をかざせばメテオパワーによって多少の事では諦めない脚力が付くであろう。今日は気合いのレーパンレーシャツだし。
しかし海沿いはアップダウンが多いし、また良い景色の度に停車して写真を撮っていては、評定速度が下がる一方である。追い風ながら予定時刻よりどんどん遅れていく。ハンガーノック予防にカロメ半箱を食べておく。
島根チェリーロードは海崖の桜並木。今の時期は一方通行でクルマも多いが、チャリは自由だ。途中のイベント広場で花嫁寿司とかじめ汁を買い食い。ツーリング中の慢性塩分不足に汁物は有難い。
北岸を離れ松江市街に入る。朝ドラ『だんだん』のロケ地地帯。宍道湖畔はしじみの貝殻が沢山だ。松江城には人がわんさか。土産屋でしじみ汁を頂き、これで簡単には諦めない脚力が付いただろう。
ファミスタっぽい名前の映画『レールウェイズ』ロケ地の一畑電車と並走しつつ、時間的に一畑薬師は諦めて、それでも平田市の北岸へヒイコラ向かう。またカロメ半箱補給。やってきました映画『白い船』のロケ地、塩津小学校と塩津漁港である。モニュメントもあって巡礼者を満足させる。肝心の白い船である九越フェリー航路「レインボーラブ・ベル」は既に廃止され、もう沖合に現れることはないのだろう。
問題はここから。南へ抜ける県道が未通で、何とか越えられないかと集落の急坂を登ってゆく。畑の中の階段路を押し上げ、ガレた歩道も押し上げて行き、ついに突破。
もう日が暮れるし、体力気力も尽きた。日御碕や出雲大社は諦めて明日に回そう。平田市街に向かいスーパーで買い食いし、『割烹温泉ゆらり』で入浴。22時で終了し、近くの公園でテント泊。サイクリングは明日まで。


鳥取県の伯備線江尾駅で駅寝を成功させ、奥大山を仰ぎ見つつチャリで鍵掛峠へ登る。しかし気まぐれな山の天候が悪化し雨霰。雪のようになってしまった。こっちからの大山を見るのが最優先事項だから、今日明日の予定を潰してでも回復を待たなければならない。退屈しのぎに何もせず、軒下で寒さを堪え待ち続ける。峠への到達は正午になった。おお、同じ絶壁景観でも三城牧場からの美ヶ原とは違う、険しくも巨大な山塊である。
もっと完璧に晴れないかとまた往生際悪く待ち続け、すっかり遅くなった。このあと大山寺へは寄ったが他の名所はパスし、境港市へ急行する。激坂マニアの間で話題の江島大橋だけは往復しておき、境港駅前に到着。無数の妖怪像が並ぶ夕暮れの水木しげるロードを流す。良い意味で日本一妖しい街だ。鬼太郎や目玉おやじ、べとべとさん等を見て満足。港の入浴施設で汗を流し、適当な緑地で野営する。今回は自炊用具を持ってきておらず、食事は全て買い食いとなる半端なキャンプツーリングだ。
部屋から少しでもモノを減らそうとしている最中なのに、本を2冊買ってきてしまった。
今日はチャリで美鈴湖へ。松本浅間カントリークラブのルートは、そこの人が余程ぶぁいく嫌いなのかあるいはかつて事故が多発したのか、二輪車通行禁止になっている。何だか自転車でも躊躇われるので、登りで使うのはここ十年でまだ2回目だ。治りかけの膝を壊さないよう慎重に、450mアップのもりの国まで上がる。まだ樹氷が残っていて、風が吹くとバリバリと剥がれて降ってくる。美ヶ原温泉に降りて帰宅。
余談。富士登山競走の山頂コース完走を目指す強力なキチガイライバルがこんなところに・・・。それにしちゃあ脚ほせーよ。
自転車で標高差400mの稲倉峠に登る。三寒四温と呼ぶには異常に暖かいのだけど、待ちに待った春サイクリングの気持ち良さを有り難がりながら行き来する。同じ道をクルマなんかで走ったらすごく勿体ないだろう。
距離は延ばさず、32日間続いていたジョギングも今日はとうとうサボる。しっかり膝の完治を待ちたい。
さて最近XHTMLだのCSSだのをかじった勢いで、『キッチンメイドWebページ』の更新情報をRSSで配信してみることにした。自動生成サービスとかは難しくてよく解らないから、Macのテキストエディタで手打ちする。RSSの文法は、バージョン2.0なら本当にシンプルで何とかなる。
一番面倒なのは、更新日時を入力するところ。「Fri, 05 Mar 2010 21:56:14 +0900」というフォーマットで書かなければ、RSSリーダーが認識してくれないのだ。これを自動化するにはAppleScriptを組めばいいんだけど、そんなプログラム言語の分野ともなるとチンプンカンプンだ。とにかくネット上にあるサンプルを切った貼ったの半日がかりで、組んではいけないプログラムの例みたいなものが出来た。稚拙でも一瞬で動いてくれればそれでいい?
というわけで『むらよしのホーム』の更新情報もRSSフィード化。「参戦記をアップしました〜」とかブログでだいたい報告してるから要らない気もするが。そもそも世の中の何%くらいの人がRSSリーダーなんて使っているんだろう。大勢のブログを把握するには欠かせず、自分はViennaを使用中。
3月もジョギングを一日10kmは確保したいが、なかなか膝の回復が遅く、様子を見ながらのスローペースが続く。今日は岡田旧道〜田溝池の10.4kmを走行。
明日から天気が崩れそうだし、自転車も乗っておくことにした。これも膝に負担がかかるが、ジョグよりは楽だ。夕方に浅間温泉から人肉館ルートで、自宅から400mアップの美鈴湖まで登る。こちらもゆっくりゆっくりであるが、6月のツールド美ヶ原までには激しく攻められるようにしたい。
帰宅後の冷えた体で、宅配ピザを注文。キッチンメイドでは初めてという白身魚を使った期間限定メニュー「モッツァマスタード フィッシュ&バジルソーセージハーフ」にしよう。Mサイズが1680円と割安なので、これのクリスピー生地で。モッツァレッラの存在感や控えめのマスタードなど味のバランスが丁寧に調味されており、二ヶ月で終わるのは惜しくも感じられた。でも魚って仕込みが面倒なのかな。
今月下旬はチマチマと短距離ジョグをするだけで、目標通りの減量はちっとも出来ず。こうも引き蘢って食べてるばかりではいけないと、今日はチャリで諏訪へ向かう。しかし道中に白いタイヤキの店があるから困る。2つ食えば腹に響くよ。
融雪剤を踏みながら塩尻峠を越え、例によって岡谷市の釜口水門にチャリを置く。ここから諏訪湖畔を時計回りにジョギング開始。来る度に湖岸の整備が進んでいて、『チャレンジ!諏訪湖一周16km Walking&Jogging』の豪華な標識が1km毎に設置されるようになった。最近は暖かめで湖面の氷はとかち尽くされているものの、白鳥の群れや富士山の眺めなどをゆっくり堪能しつつ一周。これだと月間200kmに微妙に足りないので、天竜川沿いを少し下って洩矢神社まで、往復3.3kmを追加して達成しておく。
夕食は塩天丼のジャンボエビ2本乗せ。帰路の塩尻峠越えは夜になり、ランニングシューズは風通しが良いので足が冷たかった。
通勤通学の日常が行き交う朝、自転車の旅は西へ続く。昨日の半分の距離でいいし、のんびりだらだらと。あ、気球が飛んでいる。あっちの方へ行こう。でも近くまで来たらもう着陸してしぼんじゃった。
そのうち武雄温泉。朱塗りの蓬莱門をくぐり、元湯に入る。ぬる湯とあつ湯交互につかるのが気持ち良い。ごはんやで塩気の多い焼きちゃんぽんを食べて行く。
さらに進んで有田。巨人のキャッチャーじゃない。陶器屋がずーっと軒を連ねていて、一軒寄ってくだけでも美術館のように時間が潰れる。柄の良い有田焼は高いなぁ。手が出ないのでジャンクの湯呑みだけ買っておく。
国道35号線で長崎県に入った。これで「自転車で走った道」は海路なしでも北海道沖縄を除く45都府県が繋がった。まぁどうでもいいか。佐世保市街に入り、まずは佐世保バーガーだ。ビッグマンという店でベーコンたっぷり、ワイルドな満足感。
駅前のホテルに荷物を置いてから、海上自衛隊史料館セイルタワーへ急行。日本海軍の興亡や海上自衛隊の活動をたくさんの模型や貴重な史料で紹介していて、これはもえる。半日かけてみっちり勉強したいところだ。しかし悲しいかな閉館までまた30分しかない。急いで目に焼き付け退出する。
さらにアメリカ海軍基地や巨大造船所の脇を抜け、標高191m石岳展望台へヒルクライム。ここから南九十九島の眺めは映画ラスト・サムライでも紹介されたらしい、日本を代表する風景のひとつ。ちょうど夕日が沈む時刻、言葉にならない美しさだ。対照的に東側は軍艦や市街地が望める。
港も寄ってから駅前に戻り、今度は歩いてアーケード街へ。お腹がすいてきた。馬鹿の一つ覚えでまた佐世保バーガーだ。山本という店。強めにトーストした大きめのバンズに見た目でパティが負けてるが、じつは分厚くて、和牛をうたうだけあって旨い。こんだけ食えば大満足。
佐世保中央駅からはMR松浦鉄道で佐世保駅に戻る。たった一駅区間だけの、ミニミニ大興奮の乗車体験。気動車だけど乗り心地は良かった。
チャリは輪行袋に詰めておく。明日はJRで帰るだけ。
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