5/5 喉が枯れすすき

チャリで山辺から三城牧場へ向かう“桜清水坂”を今年初アタック。距離4.75km、標高差610m、平均斜度12.8%とヘビーな激坂。パワーを付けるべく1速を封印し、暑くて乾いた喉をゼェゼェ言わせながら登る。後半くたびれて37分8秒。ベストより5分近く遅いが、思ったほど悪くないなーと呑気だ。
Ohwagou2 これを二回登れれば富士山国際ヒルクライムなんか怖くないぞと、里に降りて安置中の小さな御柱をいくつか見つつ坂の入口に戻り、再び登り始める。すぐに諦めた・・・体が動かない。私が風邪をひくわけないのだが、最近喉の粘膜が壊れていて、怠け癖に拍車を掛けているような。こんな時期に遠雷が聞こえるし、いいよね…。

往路で須々岐水(すすきがわ)神社のお船祭りを見掛けたので、それでも観ていこうかと寄ってみるも祭りの後。もう少し下りて針塚古墳だけ見物していく。松本平が5世紀の昔から肥沃の地であったことを伺わせる貴重な現存史跡、らしい。

5/2 曳行曳行アザラク

Honmiya4 チャリで塩尻峠を越え、また御柱祭(おんばしら)を観に行く。今度は華やかな上社の里曳き。喇叭隊による陸軍速歩行進がカッコよくて、すごく楽しい気分になる。少しだけ見たら引き返して諏訪湖ジョグをする予定だったが、せっかくの「数え七年に一度の大祭」、それどころじゃない。早足で歩き回りつつ八本の柱を見て、氏子らのハッスルぶりを満喫した。
帰りは旧塩尻峠の激坂を攻略し、少しずつでも脚力をアップさせる。
Minihashira

4/30 真っ暗松代

昨日は長岡の友人宅に4人が集まり、ラーメン食ったり与板大判焼き食ったり弥彦山登ったり酒飲んだりラーメン食ったり。今日は関東へ帰る2人が長野市の善光寺を観光していくようなので、クルマに便乗させてもらうことにした。真っ暗闇で鍵を探すアトラクション「お戒壇めぐり」は、13年前の御開帳時にやってみた時はかすかに灯りが点いていたからそういうものだと思っていたが、今回は本当に真っ暗だった。
Zouzanさらに松代と言えば大本営ってことで象山地下壕へ。先日観た石見銀山に比べれば圧倒的に広い坑内だが、それでも「ここで戦争ねばれ」って言われたらヤダな。

ここで友人と別れてチャリを組み、松本への帰途につく。体調不良かと勘違いしそうなくらい猛烈にダルいのは、ここまでクルマで楽をしたせい。でも食った分は動かないと…。しぶしぶ国道403号線を行き姨捨への坂を登るが、途中の工事通行止めは自転車でも通過不可能だった。平地まで降りて迂回するくらいなら、旧善光寺街道を登ってみよう。自転車でも行けるのか? 熊出没注意の看板にビビりつつも、面白くなってきた。
Hijiriko 果たして急坂ではあるけれど舗装された林道が続き、猿ケ馬場峠で国道403号に合流した。夕凪の聖湖が美しい。さらにもうひと登り、風越峠を越えるルートで松本に無事到着。やっぱりお腹がすいた。

4/28 千曲の友

4/28 千曲の友
朝ドラを観てからチャリで出撃。なかなか雨が止まず山ルートは断念し、犀川沿いにひたすら北上。長野市に入る頃、ようやく天気になる。

さらに千曲川沿いに下る。春爛漫さと豪雪地帯の残雪が同居する中を行く、まさにサイクリング。アキレス腱が痛んでくる以外は、調子良く脚が回っている。

200km以上走って、20時前に新潟県長岡市の友人宅に到着。まぁほぼ去年花火を観に来た時と同じルートなんだけど。

4/24 氷顔鼻

本日、長きに渡る冬季閉鎖が解除された美ヶ原林道。このところの「真冬並み」と言われる寒さが気掛かりだが、早速チャリで登りに行こう。時折他の自転車も行き交って、いよいよシーズンが始まったんだなと実感。しかしポジションが合っていないのか、脚や腰以上に握力が失われてしまい難儀した。
Omoideshita 武石峠からは樹氷の景観で、ロシアの針葉樹林にでも来た気分。行ったことないけど。ゴールタイムは1時間48分20秒…頑張ったつもりにしては、過去最悪のタイムではないか。まぁいいや、今日は登れただけでも。
観光客に「これから下りは楽ですねぇ」と言われるとつい「下りは寒くてイヤだなぁ」と本音が漏れる。そう、めっちゃ冷たくて顔が凍るようだ。風も強いので慎重に下山し帰宅。袋ラーメンに豆板醤を大量追加して暖をとる。

前回の参戦記更新からまた間があいてしまったが、去年のMt.富士ヒルクライムの分をアップした。

4/20 人気満了?

Sngrtoboku 筋肉痛の残りをほぐしに、チャリで大口沢経由、四賀側からの稲倉峠へ。熊がいるならもうとっくに冬眠からは覚めている頃。メットを被ってれば怖がってくれる、ってこともなかろう。たまにベルを鳴らす。午前中は降らないだろうと思っていた雨がポツポツ降り始める中、峠を越えて帰宅。計550mアップ。

遅ればせながら8月のマウンテンサイクリングin乗鞍の抽選にエントリーした。去年同様、ESCA Old Boysのチームエントリーに乗らせて頂いた。募集期間が延長になったとの情報もあり、人気は落ち着いてきているのかも。参加人数が大会本来のキャパに適切なら楽にはなるけど、乗鞍はあのワンサカさも良いしなー。

4/11 オンバシラーV

松本からチャリで塩尻峠を越え、下諏訪町へ。七年に一度の大祭、御柱祭(おんばしら)のハイライト「木落し」の最終日である。昼過ぎに着いて、当然のごとく観覧出来るポジションは得られなかったが、この人ごみだけでも見たかった。七年後に来られるか分からないし。
本日二本目の木落しが済み、実に重そうな御柱がミシミシと道路を引きずられて行く。次の最後の一本までの間に、もう少し良いポジションを得た。ここからならチラ見できそうである。ただ、恒例なんだろうけど時間通りには進まない。曳き網が外れるアクシデントで人間雪崩が発生し、観衆は湧いたが担架で運ばれる人も。ますます進行は遅れる。
Kiotoshi 兎にも角にもようやく木落しが決行され、一瞬のドラマを目とデジカメに焼き付けることが出来た。ケガ人が救急車で運ばれるのもお約束。終わってから木落し坂の上に立ってみたが、なるほどこれは怖い距離100m、最大斜度35度(パーセントじゃない)。諏訪の人って凄いんだなと思う。満足満足、このタイミングで雨が降ってきた。カッパを着て塩尻峠を戻り帰宅。

Kiotoshiue

4/5 You know 温泉津?

4/5 You know 温泉津?
平田市から島根半島北西の海岸へ。十六島(うっぷるい)漁港越しには、昨日走ったあたりの稜線にたくさんの風力発電所が並ぶ。道はまた鄙びた漁村を繋ぐ。観光地よりも旅だ。

高尾ゆうゆうラインをぎゅうぎゅう越えて、日御碕灯台へ。石造りとしては東洋一だとか。断崖にうみねこがなく。土産屋はまだ仕度中だし、日御碕神社だけ寄って出雲大社へ移動。本殿は建て替え中で仮殿に参拝となる。どうせなら伝説の高層社殿を復元してよ。

くにびき海岸道路で山陰道に繋ぎ西南へ。三瓶山を垣間見る大田市で昼食後、晴れて暑くなる中やってきました、日本一マイナーな(?)世界遺産、石見銀山。古い町並みをチャリで自由にぶらぶらして、ハイライトの龍源寺間歩(まぶ)という坑道を見学。ゲロマブなコどころかガヤガヤうるさい観光客もおらず、静かにかつての重労働を偲ぶ。

ここから西へ抜ける銀山街道は、降路坂(ごうろざか)という山道になる。重い銀を運んでいたくらいだから余裕、と思っていたのが大間違い。人気のない登山道を必死で押し上げる羽目になる。担ぎも入る。腕力をガンガン消耗してゆき、少し登っては肩で息をし、の繰り返しだ。アームストロングさんなら豪腕だからこんな峠は余裕かも…。戻るも地獄だし、終わらない坂は無いと自分に言い聞かせて行こう。これこそワールドヘリテージな世界遺産の体感に他ならないのだから。

こんな達成感のある峠は久々。だが下りもキツい。倒木の難所は、たまたま近くを測量に来ていた人に手伝って貰う。車道に出てガッツポーズ、しかしさらにまたキツい“遊歩道”に入る。仕舞いにはパンクする。

暗くなる前ギリギリに街道の終末、温泉津の温泉街に着いた。ここの薬師湯は泉質評価がオール5らしい。まるで進研ゼミみたいだ。確かにこれは良い湯で、湯冷めもしない。

ナイトランとなり、真っ暗な国道9号をダイナモを焚いて江津市まで進む。腕も脚もプルプル震えている。もう開いてるスーパーは無い。あ、モスバーガーだ、ここでいいや。あとはまた適当な緑地でテント泊し、帰りの始発を待とう。

4/4 今すぐシジミー

4/4 今すぐシジミー
境水道大橋を渡り島根半島へ。東の先端、美保関灯台から岬めぐりは始まる。朝は冷え込んでいたが、暖かくなってきた。天気も良いが、大山はほんのうっすら、隠岐の島までは確認できない。

法田峠で半島の北側に抜け、フェリーターミナルのメテオセンターを経て隕石落下地点へ。さすがに直撃した民家は建て替わっているようだが、石碑に手をかざせばメテオパワーによって多少の事では諦めない脚力が付くであろう。今日は気合いのレーパンレーシャツだし。

しかし海沿いはアップダウンが多いし、また良い景色の度に停車して写真を撮っていては、評定速度が下がる一方である。追い風ながら予定時刻よりどんどん遅れていく。ハンガーノック予防にカロメ半箱を食べておく。

島根チェリーロードは海崖の桜並木。今の時期は一方通行でクルマも多いが、チャリは自由だ。途中のイベント広場で花嫁寿司とかじめ汁を買い食い。ツーリング中の慢性塩分不足に汁物は有難い。

北岸を離れ松江市街に入る。朝ドラ『だんだん』のロケ地地帯。宍道湖畔はしじみの貝殻が沢山だ。松江城には人がわんさか。土産屋でしじみ汁を頂き、これで簡単には諦めない脚力が付いただろう。

ファミスタっぽい名前の映画『レールウェイズ』ロケ地の一畑電車と並走しつつ、時間的に一畑薬師は諦めて、それでも平田市の北岸へヒイコラ向かう。またカロメ半箱補給。やってきました映画『白い船』のロケ地、塩津小学校と塩津漁港である。モニュメントもあって巡礼者を満足させる。肝心の白い船である九越フェリー航路「レインボーラブ・ベル」は既に廃止され、もう沖合に現れることはないのだろう。

問題はここから。南へ抜ける県道が未通で、何とか越えられないかと集落の急坂を登ってゆく。畑の中の階段路を押し上げ、ガレた歩道も押し上げて行き、ついに突破。

もう日が暮れるし、体力気力も尽きた。日御碕や出雲大社は諦めて明日に回そう。平田市街に向かいスーパーで買い食いし、『割烹温泉ゆらり』で入浴。22時で終了し、近くの公園でテント泊。サイクリングは明日まで。

4/3 気まぐれシゲルロード

4/3 気まぐれシゲルロード
4/3 気まぐれシゲルロード
鳥取県の伯備線江尾駅で駅寝を成功させ、奥大山を仰ぎ見つつチャリで鍵掛峠へ登る。しかし気まぐれな山の天候が悪化し雨霰。雪のようになってしまった。こっちからの大山を見るのが最優先事項だから、今日明日の予定を潰してでも回復を待たなければならない。退屈しのぎに何もせず、軒下で寒さを堪え待ち続ける。峠への到達は正午になった。おお、同じ絶壁景観でも三城牧場からの美ヶ原とは違う、険しくも巨大な山塊である。

もっと完璧に晴れないかとまた往生際悪く待ち続け、すっかり遅くなった。このあと大山寺へは寄ったが他の名所はパスし、境港市へ急行する。激坂マニアの間で話題の江島大橋だけは往復しておき、境港駅前に到着。無数の妖怪像が並ぶ夕暮れの水木しげるロードを流す。良い意味で日本一妖しい街だ。鬼太郎や目玉おやじ、べとべとさん等を見て満足。港の入浴施設で汗を流し、適当な緑地で野営する。今回は自炊用具を持ってきておらず、食事は全て買い食いとなる半端なキャンプツーリングだ。

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