10/7 ジャガジャガ食うのもフォンドフォンドに
夜中の3時半に松本から糸魚川に向けクルマで出発。うー3時間しか寝てないよー。本当は前泊したかったが仕事が入っちゃったから仕方がない。適度な余裕をもって糸魚川市能生(のう)に到着した。
やってきましたグランフォンド糸魚川。大本営の発表によれば距離120km、合計標高差2000mを誇るサイクルイベントである。ただしコース変更により標高差は若干減った模様。それでもハードな行程であることに変わりはなく、レースではなくサイクリングだと念を押されるが、これを利用して来週のハーフマラソンのために出来る限り心肺を鍛えたい。減量&カーボローディングもこなす腹である。そのためにフロントバッグにはオモシとして工具や要らない荷物を満載しておいた。
スタート前、私にこのイベントを紹介した張本人であるタダノブさんにお会い出来た。やがて走行開始。日本海沿いに伸びる久比岐(くびき)自転車道を東に向かう。基本的に所属チーム毎の集団走行になるみたいで、ソロの私は飛び出してみてもやがて風に負けて吸収されてしまうのだった。それでも内陸に入り西へのヒルクライムになるとガンガン行く。そこでためた貯金を下り時の写真撮影で使い果たすパターン。今日は素晴らしい天気で、高台から望む海が気持ちいいのだ。さらに道は日本の原風景とも言うべき小さな集落を繋いでゆく。
馴染みのないまちを訪ねる。忘れかけていたサイクリングの悦びが、じわじわと蘇ってくる。
難関を越えるごとに現れるエイドステーションのエイド食も楽しみの一つ。いや、これこそが最大の楽しみかも。笹寿司、笹団子、新米こしひかりおにぎり、いなり、オレンジ、バナナ…。どれも旨い旨い。特に笹団子はやばい。食べ過ぎないように注意して次の区間へ走り出さなければ。
海風を受ける道ではやはり単独走行では辛い。先頭交替に参加しながら体力を温存、のはずがハイレベルな集団だったので脚を使い過ぎた。エイド3からの最後にして最大の難関15%激坂では、ついに体中にエネルギーが回らなくなる。最近チャリでは何の練習もしてないのもこたえて、坂馬鹿としてのパフォーマンスを発揮し切れなかった。
海岸に戻ってからのラストステージではレース気分を味わいつつ、ほぼ目標通りの6時間44分でゴール。目一杯サイクリングを楽しんで、腹一杯エイド食も楽しんだ。ただ、チームを組んで参加しないとちょっとやりづらいかな、という印象もある。
松本への帰路は疲労&眠気との闘いとなる。あークルマ乗り捨てて汽車に乗り換えたい。「煽りにはエンブレで返す」という的確な判断力は残ってはいるが、間違えを起こさぬよう道の駅ごとに休憩を取る。あとは大声で歌ったり往復ビンタをしたりしながら、何とか無事帰宅した。
参加賞は蟹1パイ。面倒くさい食い物を嫌う私としては、晩飯としてとりあえず右足だけ食べる予定だったが、案外旨いので結局1パイ丸ごと食い尽くしてしまった。十二分に充実した一日だった。
(タイトルの元ネタはいつも通り分かりにくいが、自動車ショー歌のこの部分。)
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