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5/23-25 ぜんしん渋 イェー!

金曜の夜。ステーキガストで大飯食らいをして景気を付け、まえばし赤城山ヒルクライムの“予選”に挑む。コツは長野マラソンと同じだし、あっさりネットエントリーに成功。20分余りで締め切られたという、びっくりするほどの人気大会なようだ。群馬県って、すごい。

土曜の朝。始発列車で長野に向かい、さらに長野電鉄に乗り換える。終点の湯田中まで運んでもらいたいが、接続が悪いので標高376mの信州中野駅で下車し輪行を解く。食品スーパーに寄ってから、国道292号を渋峠に向けてサイクリングスタート。群馬側からは学生時代に登ったことがあるけど、より標高差のある長野側からは初めてだ。

概ね正午までに峠に着けばいいや。ループ橋や澗満滝展望台、名水公園など、下りだとスルーしがちなポイントで脚を止めつつ登っていく。秋山郷方面への分岐で標高1490m、まだまだ先は長い。ほんと、この山域のボリューム感は美ヶ原などとは段違いだ。それだけ登り応えがあって、人輪一体自由自在、幸せはここにある。左右の池沼群にだんだん残雪が多くなって、横手山の裾に建物が見える。ようしあれが峠だな、もうひと頑張り!

と思ったら横手山ドライブイン…!? まだまだ登りは続くじゃん。予期せぬロングスパートになってしまった。右手の絶景を写真に収める余裕もなく、惜しくも正午を20秒過ぎて県境の渋峠ホテル前に到着した。呼吸いっぱい、良いトレーニングになった…。

292ここまで来ればもう急ぐことはない。標高2172mの日本国道最高地点からは草津温泉街の向こうに榛名山、赤城山まで遠望する絶景。右に左に景色が素晴らしすぎて、写真の意味が無い。まだ残る雪壁を抜け、国道を離れて万座温泉へ下りる。

登り返しで長野県に戻り、やって来ました毛無峠。ここから群馬県に入っちゃいけないんだよ。私の自転車を飲み込んだ谷に手を合わせる。あの記憶はだいぶ薄れてきた。戒めを込め、なんか先祖の墓より熱心に通っている気がする。

Kenashin廃索道の下を通り、登山道を少し歩く。御飯岳は遠いので、手前の小ピークまでだが。道中からの毛無峠や小串鉱山跡、浅間山の風景もまた良い。日本離れした未開感がたまらない。ずっと、ずーっと眺めていたい。

あとは高山村・須坂市方面に下るだけだが、途中に工事通行止があるので、山田温泉側の中日影林道に迂回する必要がある。登り疲れた身とランドナーに距離7.3km、標高差600mダウンの未舗装路はキツかった。せっかくだから山田温泉に寄ると、スポーツ自転車用のスタンドが用意されてて嬉しい。共同浴場の大湯は洗い場蛇口の構造が面白い。

山岡家でラーメンを食い、長野駅でサイクリング終了。特急で松本に帰る。

日曜は引き篭って頼まれてた作業に没頭。それを投函がてら、ジョギングに出たのは夜になってから。あがたの森はもうクラフトフェアが片付いていて、すっかり祭りのあと。薄川の金華橋で引き返す11.6km。しばらくこんな調子の週末が続きそうである。

車坂峠ヒルクライムのチャリ載動画について、等倍速版もYouTubeにアップニコ動5倍速編のような紹介要素もなく、需要はやはり限定的と思う。

5/17-18 あの動画で篭ってる

3shirosky少しでも多く動画を作る時間が欲しい。という訳でサイクリングは短時間でパワーを付けられる桜清水坂を登る。タイムアタック開始まもなくまた脱チェン。洗浄が甘かったかなぁ。20秒程度のロスで片付け、延々15%坂をヘタレながらゴールへ。区間34分19秒。車坂峠の反省から、ラストスパートを吐く寸前まで追い込めたのは収穫。

新緑が美しく、とても天気が良い週末なのに。あとはひたすら部屋に引き篭もる。日曜の日が落ちてから、辛うじて浅間温泉方面へジョギングに出たくらい。長野マラソン翌日に膝を痛めて以来久々に走ったが、まだ楽しいと思えるくらいの力は残っていた。

という訳でちょっと日を跨いでしまいつつ、先週末に参加したサイクリングフェスティバルあさまの動画を1日日「なつまちサイクリングスタンプラリー」と2日目「車坂峠ヒルクライム」に分けてニコニコ動画にアップロード。江島大橋動画の影響でお気に入り登録ユーザーが激増してたから制作当初は緊張したんだけど、ハード・ソフト環境の問題のほうが大きく、とても疲れた。6年前のMacBookで編集するのはもう限界…。

5/11分 あさま完走事件

ランチパーティーの会場ともなる信州青少年の家の隅っこに、テント一式やキャリアをこっそり置いておく。そこで当日受付の様子を眺めていると、味噌など見慣れぬ参加賞を配っている。聞けばスタンプラリーでの同時受付では渡し忘れていたらしい。二日連続の自転車イベントは初めての試みで、なかなか完璧に連携を取るのは難しいようだ。

Start600余名の参加となったサイクリングフェスティバルあさま・車坂峠ヒルクライム。ここの登り坂「チェリーパークライン」は学生のころ長野県出身の先輩が勧めていたので憧れていた。大会を知り数年前から出場を計画していたら、たまたま第十回記念に重なり前日イベントも開催された。そちらも楽しめたし、今日も頑張るぞ。エンジョイの部の出発を見送り、坂を少し下りた所がフルクラスのスタート地点。

8時35分にロード男子Bクラスが号砲を受ける。今期ヒルクライムレースの練習といえば美ヶ原に1回登った程度だし、ウォーミングアップもあまりしてないのでゆっくり始動。あっという間にトップ集団が見えなくなる。ざっくり55分という目標があるし、ぼちぼち負荷を上げていこう。距離12km、標高差1005m。平均斜度8.3%はあの富士山国際ヒルクライム(あざみライン)に次ぐレベルの急坂レースだが、斜度の変化が少なく激坂は無い。

中間点手前に乙女スロープと呼ばれる緩い坂があって、エンジョイの部の面々がそこで休憩がてら観戦する仕組み。これは気分が良い! 一気にスピードを上げ、また急坂に入ったのでフロントディレーラーを操作したところだった。

ガチャ!…あ、チェーンが内側に落ちちゃった。あるある、ちょっと逆に回せば…直らない。仕方なくランドナーを降り、指で何とか…あれ、めっちゃ食い込んでる。これは甚大なタイムロス。やっと直ったと思ったら変な癖が付いててまた内側に落ちちゃうとか。計5分近くかけて、やっと再出発する。最近粘度が高いオイルを吹き付けてたのが原因だろうか。

傷だらけの指が油で真っ黒。クイックではめ直した後輪がちょっとブレてる。フロントインナー封印でセンター縛り。一旦下がってしまった心拍。全てを諦めてしまいたい悪条件だが、レースは半分残っている。もう、誰よりも楽しんでやる! 全員抜き返すつもりで、必死になって追う。追う。やがて峠が見えてくる。凄くいい天気だ。

練習不足による低パワー感は否めず、ただ呼吸が苦しくてラストスパートは不完全燃焼っぽく、群馬県境の車坂峠にフィニッシュ。電波チップではなく係員がストップウォッチで計測する方式は、今や大会名物だ。ただし今年までかも知れないとのこと。59分17秒、どうにか大台には間に合った。

Saku長野県側は富士山や八ヶ岳を背景に佐久平を見下ろす。昨日巡った御牧大池も発見。ゴールエリアからの展望の良さは、これまで参加したヒルクライムレースの中でピカ一だ。具だくさんの豚汁やバナナ、コーヒーのふるまいがあり、お腹も膨れる。

下山後はお楽しみのランチパーティー。800円分のクーポンを出店で自由に使う仕組み。トマトスープ(無料)、コロッケ、フランクフルト、焼き鳥、ジェラートダブルで50円不足したので現金を追加。参加賞忘れの件がアナウンスされてたけど、皆気が付いたかしら。

閉会式。「日本一ダセー大会を目指している手作りの大会なんで、多少の不手際は許してね」とのこと。表彰式では、なんと8歳で完走した選手が登場。並の精神力じゃねーな。最後は抽選会。抽選箱に券を入れておきながら帰っちゃったバカヤローが多すぎで全賞品の配布は諦めるムードになったが、抽選役の県議が「せめてそのヘルメットは誰かに渡そうよ」と引いた番号が私のだった。次の選挙じゃアンタに投票するぜ! って選挙区違うけど。

End小諸駅前に下り輪行、少し時間が空いた。前日受付特典のクーポンが1000円分残っているので、ティーサロン寿徳で使う。絶品生クリームの小倉パフェとコーヒーで丁度1000円、かと思ったらセットで800円だった。釣りは要らないと言ったが「損はさせないよ」と言って300円分のトマトをお土産に付けてくれた。素敵。それにしても二日連続パフェなんて、普段しない食生活が出来るのがクーポン制の魅力か。虫歯になっちゃうぞ。

さよなら浅間山。しなの鉄道線と篠ノ井線で帰松する。日焼け止めの足りなかった顔が赤い。メカトラで実力通りの結果が出せなかった悔しさと、抽選会で9870円の値札が付いたメットを当てた幸運と。このリベンジと恩返しをいつの日か。

5/10分 あの町屋館で待ってる

Rallyop松本から篠ノ井線・しなの鉄道線を乗り継いで、まもなく到着。あ、神出鬼没のハイぶりっ子ちゃんが電車に手を振ってる。という訳でやってきました小諸の街。明日の車坂峠ヒルクライムが第10回を迎えるということで、記念の前日イベント「なつまちスタンプラリー」が開催される。痛いウェアや機材がぞろぞろと、サイクリングの部とウォーキングの部を合わせて百人はいるだろうか。

14時過ぎに出発。コースはショート16kmかロング24kmでほぼ決められているが、みな思い思いのペースでばらけていく。最初のポイントは布引観音下の駐車場。アニメの聖地なら渓谷を登って参拝する所だが、既訪なので次へ行く。

キャンプ装備のまま参加してるので、南の台地への登りはちょっときつい。ロングコースの二番目は御牧大池。ここは初めて巡礼するので嬉しいし、天気絶好で景色も最高

Pref139キービジュアル「あの県道139号」を経て、乙女湖公園が三番目。まだ通過人数の少ないことをスタッフが心配していたので、道の右側に案内矢印があると見逃してしまうかもよと答えておいた。

市街地に戻り、ほんまち町屋館と佐藤青果前でスタンプ五つ。あとは指定店のどれかで認証印を貰えば完成する(ラリー参加者クーポン500円×2枚使用可)。目当てのラーメン屋が支度中じゃねーかと町屋館に戻った所で、颯爽、登場、キクミミさんだー。皆の人気者。初めて言葉を交わせて良かった。

そば七で豆腐が乗ったみぞれそばを頂いてからゴール。完走賞はステッカーだが、チャリに貼るには大きいな。あと缶バッチは何に付けよう。制限の17時を過ぎ、解散。

Mitsu車坂峠ヒルクライムの受付会場はずっと坂の上だし17時までだからヤバいのでは、と懸念していたらスタンプラリー参加者は同時受付だって。ツイッターで返信くれたから知ってたけど、公式アナウンスは無いんだよなぁ。ともかく前日受付特典のクーポンが500円×4枚あるので、とりあえず若い女性に大ヒット中の甘味処みつばちでカレーうどんとモカパフェとコーヒー。至福の一時。

小諸市といえば長野県最強の食品スーパー「ツルヤ」の総本山。明日の朝食を買って、夕暮れの北アルプスを左後ろに見ながら坂を登る。受付会場近くの総合運動場で、いつものようにゲリラキャンプ。

5/5分 行程300km、夢幻の如くなり

サイクリング最終の三日目は、まさかの雨。体調も今ひとつなので、あわよくば日本海までという強気案は取りやめ、観光メインでいいや。

「地図からの脱却」が最近のテーマだが、限られた日程では完全に自由というわけにはいかない。予めルートを頭に叩き込んでおき、旅行中は地図を封印してカンに任せるという方法で擬似的に実現している。それも昨日までで、今日分のルート考察はとうとう手持ちの地図を開いた。

まずは大野市街地の観光から。七間朝市は、まだ始まる時間じゃなかった。御清水(おしょうず)で水分を補給し、チャリを置いて越前大野城のある亀山を登る。こちらも登閣時間ではなく、展望は限定的だった。

Asakura国道158号の旧道は快適。稀に越美北線のキハ120形を目撃しつつ、少し南側に寄り道すると一乗谷がある。良く覚えていないがソフトバンクCMのロケ地になっていたらしく、それ以前に言わずと知れた朝倉氏遺跡、栄華を極めた小京都である。復原町並はGW中は入場無料とのことで侵入するがまだ客は誰もおらず、深緑の上下合羽に茶色のバンダナ姿の私は関係者と間違われて、他のスタッフにやたら挨拶されまくる始末。付近は義景館やいくつもの庭園跡が高低差ある遊歩道で繋がる。これだけの町を灰燼に帰すとは、おのれ信長め。

Eihei来た道を少し戻って今度は北上。急坂を登って宇坂トンネルを抜けると、曹洞宗大本山の永平寺が大勢のガチ信者を集めている。私も父方が曹洞宗だから無関係ではないが、「宗教とは心の安寧を商材にした経済システム」と割り切っているので信仰は薄い。拝観料を払って本堂に賽銭を投げてちゃっちゃと済ますつもりだったので、靴を脱いで説法を聞いて回廊を歩く参拝形式は、ちょっと面倒に思えた。心に余裕を持てれば面白かっただろうに。そもそもここは観光地ではなく厳しい禅修行の寺。理解を深めて、また来よう…。

最後に越える峠は越坂峠。短いながら、山深げな雰囲気が良い。福井市街地の国道8号をちょっと南下して、国道158号の起点を見に行く。そこにはあの信長書店があった。おのれ信長め。ちなみに国道158号の終点は松本市にある。

正午に福井駅到着。本日の走行距離59km、獲得標高差460m。とりあえず駅ビルの飲食店で福井名物ソースカツ丼を食うが、満足度はキャベツのある駒ヶ根に軍配かな。あとは列車で松本に帰る。あこがれの特急サンダーバードで富山までワープし、鈍行で大糸線を経由する。まもなく北陸新幹線が延伸開業したら、このへんの使い勝手も変わるだろう。

こうして、テントを乾かすための予備日を残してGW旅行は終了。人気の少ないルートは地味そうだという予想を裏切って、多彩で充実したサイクリングだった。ずっと家でふて寝してようかとも思ってたけど、やっぱり出発して良かったな。

5/4分 めいほうからの霊峰

夜中に突風で何度もテントごと飛ばされそうになったが、何とか朝を迎えた。ゲリラキャンプだしケチが付かないうちにさっさと退散。

岐阜県中部は川が南北に走るので、東西の移動は峠を越えるかトンネルを抜けるかになる。まず飛騨川から新日和田トンネルを抜けて馬瀬川に下り、清見を経て坂本トンネルを抜けると吉田川源流に入る。

Meihouここからが地味ながら旅の最難関、水馬洞(みずまぼら)林道。ランドナーだから少々のダートは大丈夫だと思うが、荷崩れや熊の出没が心配だ。しかしめいほうスキー場からの展望は開放的で、昨日見えなかった御岳がくっきり、乗鞍岳も垣間見える。上機嫌のうちに中央分水嶺の山中峠を越える。水芭蕉園があるが、他の観光客が「昔の面影が全くない」と言うほど数が少ない。

樹林の隙間に白山を眺めつつ、国道158号まで降りればクルマやバイクが多い。道の駅荘川は金管四重奏で盛り上がっている。遠くの地でフェスティバル気分に包まれる。これが、旅だ。

国道156号を南下すると、ひるがの高原でまた中央分水嶺を越える。ようやく他の自転車乗りも見かけるようになるが、まだまだライダーに比べれば超少数民族。自転車ブームとか聞くけど、誰かに決められたコースではなく自由にツーリングする、という点では発展途上だろうか。

Shouga長良川鉄道の終着駅である北濃まで下りて、駅舎の軽食堂でおはぎを頂く。かつてここから越美北線の九頭竜湖駅に線路を繋ぐ計画があったらしく、その夢を自転車で繋ぎに来た。少し引き返して峠道に入る。日本の棚田百選の正ヶ洞(しょうがほら)棚田や日本の滝百選の阿弥陀ヶ滝が脚を止める。それにしても急な峠路、なるほど鉄道敷設が断念されたわけだ。

桧峠でまたまた中央分水嶺を越え、本格的な登りは終了。満天の湯というつるつる系の温泉でリフレッシュし、福井県側に下りる。が、石徹白(いとしろ)集落はまだ岐阜県。昔いろいろあって境界が替わったようだ。福井県に入ると川べりの道なのにガードレールが無く狭い。

九頭竜湖駅併設の道の駅でちょうど17時、親子恐竜の像が首を振って吠えている。ダムを見に行く時間と体力は残ってないなぁ。ここからの国道158号は、険しい九頭竜峡の地形にスノーシェッドが連続する。大野市街地まで頑張って走行距離137km、獲得標高1930m。またスーパーで買い食いし、適当な公園でテントに身を隠す。

5/3分 原野駅 かーらーのー?

待ちに待ったゴールデンウイーク旅行。毎年の事とはいえ長野マラソンが終わるとロクに運動しなくなるので、再始動のきっかけにしたい。

渋峠に行くか表富士に行くか? 直前までプランに迷い、なるべく排気ガスの少なそうな岐阜県方面に決定。中央西線の始発で木曽福島の一つ手前、原野駅に降り立った。自転車を組み立て、国道19号を福島まで少し下りて国道361号の木曽大橋を渡る。福島から福井を目指す福々ランになるかな。新緑の山村風景が美しく、背後には中央アルプス。のっけから上機嫌だ。

飛騨街道の旧道で地蔵峠を越えると御岳がどーんと…ちょっと雲に隠れている。下りた所のアイスクリーム屋でとうもろこしソフトをワッフルコーンで頂き、明るい開田高原を長峰峠へ。比較的近場ながら初めて越える県境で岐阜に入る。日和田高原から高地トレーニング地帯。アスリートって奴はこういう所で鍛錬してるんだろうな。

Chaoここから南へ折れ、御岳西側をさらにガンガンズンズングイグイ上昇。だんだん残雪が多くなり、柳蘭峠を過ぎてさらに登るとチャオ御岳が現れた。マンガ雑誌じゃない。ミーハーなイメージのあるスキー場くらいの認識だったが、ここにあったんだ。滑り納めの中京人たちで大変な賑わい。イカ娘など様々なコスプレや痛板を多く見かけると思ったら、仮装大会をやってるらしい。キャンプ装備の自転車にレーパンレーシャツでノコノコやってきた私が一番場違いだな。

濁河峠を下りてまたちょっと登ると、濁河温泉がある。「にごりご」って読むのだと途中の標識で知った。標高1800m、通年営業の温泉街としては日本最高所を謳っている。万座温泉と同じくらい。下呂市営露天風呂は広くてぬるい、茶色の湯。

Onpanoあとは下り一辺倒、ではない。御岳パノラマラインという狭い道のアップダウンで、左手の谷がどんどん深くなっていく。谷越しの御岳は雲に隠れているが、眼下に溶岩流の台地が細く続いている様が圧巻。この道を走らずして御岳を語るなかれ、と登ったこともない私が言ってみる。

ようやくまともな下り基調になるが、途中で右の鈴蘭峠に寄り道ピストン。10年以上前だったか、白装束ハ○ナウェーブの車列が屯していたことで一時的に知名度が全国区になっていた気がする。ただそれだけ。

道の駅小坂は三色のハナモモが見頃。補給食ばかりでまともな昼食を摂っていなかったから、大動脈の国道41号に入りハンガーノック気味で危険を感じる。上呂駅前に今時珍しい瓶ジュースの自販機を見つけ、ジンジャーエールで一服。自炊用具を持ってきてないので夕食はパンや惣菜で済ませ、萩原の公園でゲリラキャンプ。本日の走行距離106km、獲得標高差1930m。近場にまだこんな素晴らしいツーリングルートがあった。百点満点。

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