6/6 エンペラーをぶっとばせ

じてんしゃのみせ道[タオ]に注文して7日間、新しいランドナーが出来上がった。『県下一斉ノーマイカー通勤ウィーク』とは何だったのか?ってくらい月曜まで酷い渋滞のなかマイカー通勤でしのいでいたから、このスピード納車は助かる。早速昨日から自転車通勤に復帰する。新車の安定感も相まって、あまりの快適さに顔がほころんでしまう。

Koutei 今日は朝練にも復帰。ブレーキシステムはカンチでも、遭難で痛めた左膝は完治していない。ゆえにまるで踏み込めないが、ゆっくりでもいいから慣らし運転やポジション調整などを坂道でやっておきたい。わずかに小雨が降るなか、浅間温泉から美鈴湖(1CP)まで27分58秒とタイムは散々たるもの。せっかく先月は「数年ぶりに美ヶ原で自己ベスト伺えるか!?」ってくらいの調子だったから勿体ないけど、またイチからやり直しだ。

新しい自転車は丸石サイクルのエンペラー・ツーリングマスターの緑色。ブリのトラベゾーンはもう製造されていないので、そのライバル格だったランドナーに宗旨替えとなる。つーか丸石って倒産したからエンペラーも消滅したもんだとばかり思っていた。まだ生きてたんだ。実態は学生向けの量産品であっても、その名称にはベートーベンのピアノ協奏曲が似合いそうな優雅さがあるではないか。

重さは実測13.1kgで、ダイヤモやキャリアが付いてないのにトラベゾーンより600g重い。これはフレーム云々より、細身のランドナー用リムが生産されてない?のが主原因と思われる。太めのリムで、耐久性はありそうだ。
他にもインプレッションは多々あるけど、今宵はここまでに致しとうござりまする。

5/26分 その先の群馬へ。

毛無峠
松本から始発電車に乗って長野駅着。チャリを組み立て、エムウェーブを経由して須坂へ。ちょっと多過ぎたかと後悔するほど食料を買い込み、まもなく高山村に入る。これで、長野県の現存市町村はすべて自転車かマラソンで走ったことになる。コンプガチャリンコ。

まぁせっかくだから峠の一つでも越えて行こう。県道112号のキツい坂をひたすら登り、標高差1600m程で鞍部。あとは下り基調で毛無峠に着いた。索道跡、そしてネットで有名なリアル群馬県の標識があり、景色はまさに「吼えろ!アフリカ・サバンナ・キリマンジャロ」。

昼食をがっつり摂ってから、手近な破風岳にも登り下りする。一帯の眺めを堪能したし、いざその先の群馬へ。「この先危険につき関係者以外立入禁止」「遭難多発地帯」の標識もあったが、ネット上には無数に探訪記があるし、甘く見てしまえ。砂利ダートを降りて行くと、小串鉱山跡に到着する。

日本有数の硫黄鉱山としてかつては2100人が暮らし、スーパーや映画館もあったと云うが、今は所々潰れた建物が残るのみ。元住人が再建したのか地蔵堂だけは新しく、中には最盛期の貴重な写真が展示されていた。

薮道を経た学校跡には、回転ブランコだけが立っている。これでキャッキャと遊んだ子供はいまいずこ。

ここからさらに群馬側に徒歩道路があるはず。それらしき所を降りてくが、沢筋にはまる一方で道は見つからない。まずいことに地形図も紛失した。もはや戻ることも出来ず、じゃぶじゃぶ浸かったり必死にチャリを押したり担いだりしながら、でもあまり進まず時間ばかりが経過する。当然ケータイは圏外。

体中が疲労でガクガク振るえ、今日中に嬬恋村大前へ降りるのは到底無理と悟った。僅かな平地で緊急キャンプとし、夕食はウイダープロテインinバー1本とポカリPET半分だけ。明日に残した食料はカロリーメイト1箱、ポカリもう半分、梅チューブ少々。

5/24 渋池 略してcvk

Cvk 一週間ぶりの朝練は、またツールド美ヶ原コースを2ndCPまで。コーンスープだけ飲んで出撃したが、やはり脚は回らない。cvkからようやくエンジンが掛かり始めたものの時すでに遅し、タイム43'35"と先週よりだいぶ遅くなってしまった。進歩がないうえ後退すると、気持ち焦るなぁ。近頃また食べ過ぎてるせいかな。そのぶん走ればいいさ。

5/20 コンクリ坂から

Sanjirocows ふじあざみラインで戦える脚力を付けるべく、松本最強と思われる県道283号の激坂「桜清水坂(距離4.75km、標高差610m、平均斜度12.8%)」で自転車タイムアタック。非効率的かも知れないがインナーローを封印し2速でガシガシ漕ぐ。凸凹を付けたコンクリート舗装に体力を削られる。前半は林道分岐まで15'48"、後半明らかに疲れて頂上33'25"となった。ベストに1分ほど足りぬ。
三城牧場を見てから帰宅。

むらよしギムナシオンページに正月のツーリング「高野山と大阪湾」編をアップ。ようやく今年分の執筆に取り掛かったが、毎月何かしら旅やレースをしているので、しっかり時間の管理をしないと追いつくのが難しい。けど意思が弱くて…。

5/19 ホーホケキョ となりの王ヶ鼻

快晴かつ涼しい好条件のもと、ツールド美ヶ原コースのタイムアタックを開始する。先週末はうっかりタイムを録れなかったので、それからずっと再挑戦したくてウズウズしてたんだ。

とは言えまだパワー不足は否めず、ランドナーの面目躍如たる浅間の激坂で、568と書かれたジャージの二人組に軽々と抜かれてしまう。こんな調子で来月のふじあざみラインは登れるのか?不安になりながらも徐々にリズムを作り、1stCP21'43"、2ndCP39'42"。
通過タイムで40分切れたぞと喜んだのも束の間、今の力では飛ばし過ぎたのか少し脇腹が痛くなり、ペースを緩めるシーンも。今後の課題としよう。何とか集中力を取り戻しつつ3rdCP1:13'37"、GOAL1:28'00"となった。
春にマラソンがある年とない年とでは体力の維持度が違うなぁ!これ練習タイムとしては上出来じゃね?と思ったが、後で自分のブログを見返したらレースでベストを出した年は同時期にあと1'20"速かった。更新するのは厳しいかな…。

Hanahotaka すぐ帰宅して大の字にバタンキューする予定だったけど、せっかく好天だから勿体ない。貧血っぽくフラフラ歩き王ヶ頭のとなり、先週末は寄らなかった王ヶ鼻まで登る。松本を見おろすには最高の場所で、盆地を挟んで北アルプスの三千メートル峰たちと向かい合う。それにしても道中、ウグイスの鳴き声が多い山だ。

景色を堪能してから下山。昼食後は安曇野へ買物&温泉ドライブに出る。堀金のほりでーゆ〜はつい最近リニューアルされ、洗い場はより今風に使い易くなったが、愛でていた露天庭園の松が伐採されたなど残念な面も。まぁまた時々は入りに来る。

5/17 ためらいのたらのめ

Eboshisunrise 何もしない日が続いたが、ようやく体の強制起動に成功した。朝めし前の自転車トレーニングとして、野球駐車場からタイムアタックを開始する。しかし普段まだ眠っている時間に、浅間の激坂で脚が回るはずがない。呼吸は楽をしつつ第1CPで24’04”、慰霊塔分岐あたりからようやく調子に乗り始め第2CPで42'52"。ここまでTA区間8.5km、標高差655mで、朝練としては時間的にもスタミナ的にも精一杯だろう。引き返して人肉坂で下山し、道中ひとつだけ失敬したタラの芽を味噌汁の具にして食事を摂る。
もっと早起きを習慣化して区間40分を切れるようになれば、勝ち負けなんだけどな。相変わらず意思が弱くて…。

5/13 ワダジュクの木

ツールド美ヶ原コースのタイムアタックを今年初めて行う。昨日もTAっぽい走りをしたせいか、引き腕が筋肉痛で困る。しかし涼しくて登りやすく、マシンも絶好調で徐々にペースを上げ、第1チェックポイント23分弱、第2CP42分弱と盛り返してきた。その後も良く回したと思うが、いつの間にウオッチの操作をミスってタイム計測が無効になってしまった。果たして1:40掛かったのか1:30分切れたのか、さっぱり分からない。

Daijo 昨日の雪で化粧直しをした北アルプスが荘厳で、御嶽・乗鞍・駒ケ岳、浅間は殊に活火山、四方に聳ゆる山々のパノラマが素晴らしい。天狗の路地から押し歩きで山頂の王ヶ頭2034mに立つと、蓼科・八ヶ岳・富士山・南アルプスも一望。そして広大な草原台地、これが美ヶ原だ。

Wadajuku さらに押し歩きで台上縦断を終え、ビーナスラインを降りる。落合大橋からビーナスラインを離れ東へ下山。普段「ホームグラウンドは美ヶ原」とか言ってるわりに東側の地理には疎く、初めて和田宿を訪れることが出来た。標高800mの山間に中山道宿場町の雰囲気が残り、トレーニングというより旅をしている気分になる。まさしくツーリング。

せっかくタオルを持ってきたし、和田宿温泉ふれあいの湯に入浴していく。景色そこそこの、普通の施設だった。風呂上りでとてもダルいが、山を越えなくては帰宅できない。少し下諏訪方面に登って右折し、県道67号「松本和田線」で西に向かう。ここを走るのも初めてで、つづら折りになってるぶん勾配は緩く、新緑爽やかで登り易い坂だった。

標高1660mの扉峠を越え、あとはいつもの三城牧場経由で帰松する。距離86km、獲得標高差2450m。たっぷりサイクリングを楽しめた日曜日だった。

5/12 プクプク・プーリー

滅茶苦茶ガタが来ていたリアディレーラーのプーリーとチェーンを交換する。他にも整備すべき箇所は多いが、俺メカに弱いから面倒臭いしこれで出撃。キーキー言わなくなったしギアチェンジがばっちりキマルしもう、自分の自転車じゃないみたいに絶好調じゃん。

美ヶ原温泉から林道湯ノ原線を登る。まだ全力でブン回せるほど体ができておらず恐る恐るだが、一応タイムは計測。県道交差点〜もりの国前の距離5.2km、アップ430mを24分42秒。次に機会があれば県道よりちょっと上がったY字路からの計測にして、他サイトに合わせよか。

Misuzupulley 美鈴湖畔はまだ山桜の花が残っている。わずかにお天気雨がパラつき、北風が寒い。今日はここまでにして人肉坂を降り帰宅する。まぁ少しずつ力を付けていきましょう。

4/30 ツイストアンド茶臼

昨日は阿南町森林公園キャンプ場へ川沿いに向かう道が通行止で、国道151号経由にしたらこれがかなりの急坂。ループ状に登る道路を見て心が折れ、道の駅千石平で体力も尽きた。目立たない軒下にこっそりテントを張り、夜を過ごす。

今朝5時にずらかって西へ。トンネルを避けて少し登ったところが売木峠。長野県民にもまず存在が知られていない、峠に囲まれた小さな自治体「売木村」に入る。これで県内の市町村は殆どサイクリングかジョギングで通ったことになる。まだ高山村のみクルマでしか行ったことがないので、いずれまたの機会に。

村の中心部から快適な勾配で西南へ登り、もう一つの売木峠へ。根羽村に入ると茶臼山高原の周遊道路となる。やたらパワースポット推しで怪しさ大爆発なのが面白い。登山道を少し登ると愛知県境の山頂に至る。昨日しらびそ高原からも遠くに尖って見えていた山だ。
Chausu 愛知県の最高峰と言えば満場一致で軽食喫茶マウンテンということになるだろうが、標高が一番あるのはここ茶臼山1415m。長野県的にはありふれた名前のありふれた里山に過ぎなくても、愛知県的には一大リゾート地として開発されているほど。それぞれの県側に展望台があり、今日は曇天だけれど南アルプスをうっすら遠望し、雲海の盆地群や牧場の丘々を見下ろせる。海や名古屋市街までは見えないや。

ここから茶臼山高原道路を西へ下りてゆく。登り返しもあるけれど概ね快適に飛ばせる下り勾配で、元有料道路区間の19kmがあっという間に終わる。国道257号を少し北上して三州街道との交点が道の駅稲武。ああ、やっと温泉に入れる。やっとヒゲが剃れる…。昼食もここでまったり唐揚げ御膳。

Iwamura 西へ行けばマウンテンだが、今回は国道257号をさらに北へ進み岐阜県に入る。新緑美しい川沿いを降り登りして新木ノ実トンネルを抜けると、右手に岩村城への入口がある。これが激坂で狭い上に前後からクルマが来るので、今回の旅で一番息を切らせる登り方をした。城跡は石垣がとにかく見事。日本三大山城の一つで、女城主がキーワードらしい。
ここから市街地へ下る遊歩道に自転車を引いて行ったら、思いのほか階段状になっていて担ぎがかなり入った。もうだいぶパワーを使い果たした。

あとひと頑張り国道363号を西南へ、明知鉄道と並行して走って明智駅がサイクリングの終点。日本大正村を謳う街並みをさっと回り、五平餅を食ってから輪行する。もうね、明智って聞くだけでIQすごく高そうな感じがするね。
この小さな気動車の乗車体験が旅のクライマックス。GWで車内は賑わっているが、架線のない単線にぽつんと駅のホームがある途中駅は風情がある。今や珍しい硬券もいい味出してる。いつも恵那駅を通過するとき指をくわえて見ていただけの路線に、初めて乗ることができた。

あとはJR中央線で普通に松本へ帰る。ネットを気にしたり弁当を作ったりといった日常も帰ってくる。残るのは体中くったくたな感覚。

4/29 まさに蛇洞

4/29 まさに蛇洞
喬木村の矢筈ダムキャンプ場の少し先、山奥に突如現れる巨大構造物、三遠南信道の先行開通部分だ。このトンネルを通れれば楽なんだけど、チャリはダメ。ほとんど自転車道と化している旧道を登り、狭く長く真っ暗な赤石隧道を抜けると旧上村に降りる。熊を警戒したけど居たのはカモシカだった。

ここから蛇洞林道経由でしらびそ峠を目指す。大鹿村地蔵峠からの道と合流して最後の登り。1995年サイクリング部のGW合宿で通り、初めて生きてることを実感した場所だ。今でも私は生きているか?ちょっと自信ないけど、レースとかでたまに「命を、燃やせ〜!」と心で叫んでいる。

少し生きてる実感が蘇ってきたところでしらびそ峠に到着。まさにむらよしが選ぶ日本一の峠!高度差のある谷の向こう、聖岳を主に左右に広がる南アルプスの冠雪した稜線が間近である。今日は雲一つない青空に映え、あんパンをかじりながら感動しっぱなしだ。

南アルプスエコーラインと名付けられた狭い林道を下る途中は、日本唯一のクレーター地形と確認されたらしい。言われてみればそんな気もする、絶景の道。さらに急坂を下っていくと日本のチロルこと下栗の里。一体どうやって生活してるのやら、観光客は有り難く眺めて写真を撮るばかりだ。

梨元ていしゃばで鹿丼を食い、旧木沢小学校の木造校舎が自由に見学できるとのことで寄ってみる。12年前に廃校となってから時が止まったかのように作文やドリルが雑然と置いてあったりして、あまりのノスタルジーにふつう泣いちゃうよこれ。

遠山川沿いに天竜川まで下りて遡り、泰阜村の温田駅に寄り道してから阿南町のスーパーで買い出し。今夜こそ電波の届かなそうなキャンプ場を予定してるので、先にブログ送信。

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