先週まで座り仕事だったのが、今週から立ち仕事に変わった。腰は楽になったけど、やはり慣れない作業はクタクタになる。そんなわけで平日のトレーニングは木曜に芥子望主山まで夕練に行っただけだった。
土曜日の今日は昼前まで体力の回復を待ってから、ツールド美ヶ原前の最終タイムアタックを同コースで開始する。午前中の登坂を終えたサイクリストたちと次々すれ違いつつCP1美鈴湖21'46"、CP2登沢39'49"、CP3風穴1:13'23"、GOAL自然センター1:27'50"となった。ラップもトータルも先月のTAとほぼ変わらねぇ…。後半の集中力持続が課題だけれど、自己ベストは遠いまま。怪我によるブランクと、なかなか朝練に出ない心の弱さが悔やまれる。北東には浅間山が見える。あの向こうには先代の自転車が眠っているんだ。
時折薄日が差し、高原の黄緑と北アルプスの残雪との対比が感動的なまでに美しい。武石峰あたりのレンゲツツジも来週には見頃を迎えるだろうか。今日は少し下った袴越スキー場跡の群落が橙に染まり、カメラマンを集めていた。
さて先日ふじあざみラインで行われた富士山国際ヒルクライムのチャリ載動画を、とりあえず等倍速でユーチューブにアップした。去年の各レース撮影と比べて、マウントに針金一本を加えて僅かに補強してあるが、それでもまだブレるのでiMovieによる補正頼みである。マイナーなレースだし需要あるのかな、と思ったら早速ツイッターで若干のコメントを頂けた。今は5倍速編の製作を急いでいる所。
新しいランドナーを購入したは良いが、まだツーリングの味を覚えさせる前にいきなり国内二凶ヒルクライムレースに連れ回すなんて、ひどい話だ。お盆休みにはたっぷりのんびりキャンピングをさせてやりたい。
松本からマイカーで夜の下道を走り、道の駅富士吉田で車中泊をする。翌朝に篭坂峠を越えて、やってきました静岡県小山町の須走。ふじあざみラインを登る富士山国際ヒルクライムに初参加するのだ。当日受付があって助かる。土砂降りの予報もあったが、雨はほぼ止んで薄日も差すくらい。norikura1059さんの記事などで予習したが、平均斜度10%という特異なプロフィールを持つコース、実際どんなレースになるんだろう。
いつものように、自作マウントにデジカメを取り付ける作業を行う。しかしこれまで過酷な使用を繰り返していたせいで三脚用ネジ穴がバカになり、大慌て。ちょっと緩い固定になってしまった。隣の人が話しかけてくれたお陰で落ち着きを取り戻し、8時45分にスタートを切る。
序盤の緩い松並木直登は徐々に斜度を増し、耐え切れなくなる頃つづら折りに入って一旦楽になる。コースは途中雨模様。馬返のわずかな下りのあと一気にキツくなり、現れたのが恐怖の「毒キノコ」標識。28x26Tでは一歩踏むごとに加速減速を繰り返す激坂が続き、温存していたつもりの脚力をガリガリ削られる。1km進むのに要する時間が増大し、目標の1時間切りは無理だと悟る。グレーチングで転ぶ選手を時々見掛けるし、もう足を付かずに走り切れれば御の字ではないだろうか。懸念していたデジカメ固定も緩んでしまったりでさらに集中力が削がれ、終盤はちょっと情けない走りになった。
天候は晴れてきて、最後のカーブで富士山頂が目前に見えた時は「うおぉぉぉ!」と声を上げてしまった。一応はもがいて須走口新五合目フィニッシュ、終盤競いあった外国人の方と握手する。タイムは1:04'10"…。
先月の遭難騒動以来まだ膝が痛むが、一休みしてから気を付けて山道を小走りすること10分、小富士という寄生火山からの景色を楽しむ。霧が出てきた。また山中で彷徨するなんてゴメンだよ。五合目まで戻ると、実業団P1クラスのゴールシーン観戦を楽しめる。もっともE1とE2とE3とP1って何が違うのか私には分かってない。Fは女性ってのは分かるけど。
晴れて蒸し暑いとは言え路面はまだウェット。下山中あるグレーチングを過ぎた所で真後ろからドンガラガッシャーン!と音がした。驚いて振り返っても、すでに路肩のヤブに飲まれた後だった。会場まで戻ってサービスのなめこ汁を頂くとホッとする。
表彰式をちょっとだけ見て、帰途につく。夜食・朝食・昼食を自分で作ってきた弁当で済ますくらい今月は極端な金欠だが、帰りは安全のために一宮御坂で御坂で中央道に乗ってみたり。自宅アパートの駐車場にクルマを入れて、ようやく「無事」の二文字。夕食は今月唯一の外食として万両の牛乳ラーメンを頂き、遠征の労いとする。
まだ左膝が痛くてジョギング不可能だし、チャリでも強く踏み込めない。それでも徐々に回復してきて、一定の負荷で回すぶんには問題なくなった。
その様子見とエンペラーでの動画撮影テストを兼ねて、午前は美ヶ原温泉から美鈴湖もりの国へ登る林道湯ノ原線をタイムアタックしに行く。トップチューブの太さがトラベゾーンと同じでブレーキケーブルの取付位置が微妙に異なるだけなので、カメラマウントは少し角度調整するだけで流用できた。肝心の走りの方は、後半集中力を切らしてしまったもののTA区間(4.7km、380mUP)を21分26秒とまずまず。一旦帰宅して動画を手ぶれ補正解析にかけておく。
午後は三城牧場へ登る桜清水坂(4.75km、610mUP)をタイムアタック。富士山国際ヒルクライムで走るふじあざみラインを意識するならココ!というエゲツナイ坂で、とにかく軽いギアが要る。しかしこのエンペラーに付いてるスプロケは13-26Tとレンジが狭い。ランドナーならロー側は28T欲しかった…。何とか蛇行を抑えるのが精一杯で、林道分岐16'44"、頂上35'40"と残念な結果に終わった。今日2本目なら仕方ないか。
昨年来60kgを割ることがなかった体重が、本日59.7kgを記録。こちらは順調である。
動画は何とか今日中にアップロードまで終わった。変化のない退屈な林道なので、5倍速にしときゃ良かったか。
→YouTube: 林道湯ノ原線タイムアタック(3倍速)
じてんしゃのみせ道[タオ]に注文して7日間、新しいランドナーが出来上がった。『県下一斉ノーマイカー通勤ウィーク』とは何だったのか?ってくらい月曜まで酷い渋滞のなかマイカー通勤でしのいでいたから、このスピード納車は助かる。早速昨日から自転車通勤に復帰する。新車の安定感も相まって、あまりの快適さに顔がほころんでしまう。
今日は朝練にも復帰。ブレーキシステムはカンチでも、遭難で痛めた左膝は完治していない。ゆえにまるで踏み込めないが、ゆっくりでもいいから慣らし運転やポジション調整などを坂道でやっておきたい。わずかに小雨が降るなか、浅間温泉から美鈴湖(1CP)まで27分58秒とタイムは散々たるもの。せっかく先月は「数年ぶりに美ヶ原で自己ベスト伺えるか!?」ってくらいの調子だったから勿体ないけど、またイチからやり直しだ。
新しい自転車は丸石サイクルのエンペラー・ツーリングマスターの緑色。ブリのトラベゾーンはもう製造されていないので、そのライバル格だったランドナーに宗旨替えとなる。つーか丸石って倒産したからエンペラーも消滅したもんだとばかり思っていた。まだ生きてたんだ。実態は学生向けの量産品であっても、その名称にはベートーベンのピアノ協奏曲が似合いそうな優雅さがあるではないか。
重さは実測13.1kgで、ダイヤモやキャリアが付いてないのにトラベゾーンより600g重い。これはフレーム云々より、細身のランドナー用リムが生産されてない?のが主原因と思われる。太めのリムで、耐久性はありそうだ。
他にもインプレッションは多々あるけど、今宵はここまでに致しとうござりまする。

松本から始発電車に乗って長野駅着。チャリを組み立て、エムウェーブを経由して須坂へ。ちょっと多過ぎたかと後悔するほど食料を買い込み、まもなく高山村に入る。これで、長野県の現存市町村はすべて自転車かマラソンで走ったことになる。コンプガチャリンコ。
まぁせっかくだから峠の一つでも越えて行こう。県道112号のキツい坂をひたすら登り、標高差1600m程で鞍部。あとは下り基調で毛無峠に着いた。索道跡、そしてネットで有名なリアル群馬県の標識があり、景色はまさに「吼えろ!アフリカ・サバンナ・キリマンジャロ」。
昼食をがっつり摂ってから、手近な破風岳にも登り下りする。一帯の眺めを堪能したし、いざその先の群馬へ。「この先危険につき関係者以外立入禁止」「遭難多発地帯」の標識もあったが、ネット上には無数に探訪記があるし、甘く見てしまえ。砂利ダートを降りて行くと、小串鉱山跡に到着する。
日本有数の硫黄鉱山としてかつては2100人が暮らし、スーパーや映画館もあったと云うが、今は所々潰れた建物が残るのみ。元住人が再建したのか地蔵堂だけは新しく、中には最盛期の貴重な写真が展示されていた。
薮道を経た学校跡には、回転ブランコだけが立っている。これでキャッキャと遊んだ子供はいまいずこ。
ここからさらに群馬側に徒歩道路があるはず。それらしき所を降りてくが、沢筋にはまる一方で道は見つからない。まずいことに地形図も紛失した。もはや戻ることも出来ず、じゃぶじゃぶ浸かったり必死にチャリを押したり担いだりしながら、でもあまり進まず時間ばかりが経過する。当然ケータイは圏外。
体中が疲労でガクガク振るえ、今日中に嬬恋村大前へ降りるのは到底無理と悟った。僅かな平地で緊急キャンプとし、夕食はウイダープロテインinバー1本とポカリPET半分だけ。明日に残した食料はカロリーメイト1箱、ポカリもう半分、梅チューブ少々。
ふじあざみラインで戦える脚力を付けるべく、松本最強と思われる県道283号の激坂「桜清水坂(距離4.75km、標高差610m、平均斜度12.8%)」で自転車タイムアタック。非効率的かも知れないがインナーローを封印し2速でガシガシ漕ぐ。凸凹を付けたコンクリート舗装に体力を削られる。前半は林道分岐まで15'48"、後半明らかに疲れて頂上33'25"となった。ベストに1分ほど足りぬ。
三城牧場を見てから帰宅。
むらよしギムナシオンページに正月のツーリング「高野山と大阪湾」編をアップ。ようやく今年分の執筆に取り掛かったが、毎月何かしら旅やレースをしているので、しっかり時間の管理をしないと追いつくのが難しい。けど意思が弱くて…。
快晴かつ涼しい好条件のもと、ツールド美ヶ原コースのタイムアタックを開始する。先週末はうっかりタイムを録れなかったので、それからずっと再挑戦したくてウズウズしてたんだ。
とは言えまだパワー不足は否めず、ランドナーの面目躍如たる浅間の激坂で、568と書かれたジャージの二人組に軽々と抜かれてしまう。こんな調子で来月のふじあざみラインは登れるのか?不安になりながらも徐々にリズムを作り、1stCP21'43"、2ndCP39'42"。
通過タイムで40分切れたぞと喜んだのも束の間、今の力では飛ばし過ぎたのか少し脇腹が痛くなり、ペースを緩めるシーンも。今後の課題としよう。何とか集中力を取り戻しつつ3rdCP1:13'37"、GOAL1:28'00"となった。
春にマラソンがある年とない年とでは体力の維持度が違うなぁ!これ練習タイムとしては上出来じゃね?と思ったが、後で自分のブログを見返したらレースでベストを出した年は同時期にあと1'20"速かった。更新するのは厳しいかな…。
すぐ帰宅して大の字にバタンキューする予定だったけど、せっかく好天だから勿体ない。貧血っぽくフラフラ歩き王ヶ頭のとなり、先週末は寄らなかった王ヶ鼻まで登る。松本を見おろすには最高の場所で、盆地を挟んで北アルプスの三千メートル峰たちと向かい合う。それにしても道中、ウグイスの鳴き声が多い山だ。
景色を堪能してから下山。昼食後は安曇野へ買物&温泉ドライブに出る。堀金のほりでーゆ〜はつい最近リニューアルされ、洗い場はより今風に使い易くなったが、愛でていた露天庭園の松が伐採されたなど残念な面も。まぁまた時々は入りに来る。
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