6/29 蕎麦つるつーると美ヶ原
ライバルとなりそうないくつかのゼッケンナンバーを記憶し、いざツールド美ヶ原決戦の朝。「これは常識的に考えて、運営側は中止を宣言するだろう」と思わざるを得ない大粒の雨。出発直前に2ちゃんねるで中止を知ったものの、それでも僕は闘いたいという気持ちを乗せて、レースが行われることを前提としたウェアと装備で大会会場へ。当り前のように中止宣言の放送が聞こえてくる。ああ・・・。
名残惜しく温泉街を一周してから帰宅。頂上で補給するはずだった板チョコをヤケ喰いしていると、norikura1059さんがやってきた。楽しみにしていたレースの喪失を悔やみ合いながら暫くうだうだし、せっかくだから食事に出る。
──松本市では二番目に旨い蕎麦屋。しかし一番の所はその宿の宿泊者にしか提供してないから、実質的にここが一番の店だ。──
そんな評判を知ってはいたが、松本在住十年目にして初めての体験となった美ヶ原温泉の“みやまそば”である。昔ながらの定食屋のような狭い店内で、予習していた通りに“セット”を注文する。やがて来るのがもりそば。白い麺だがコシもあり、あとは時期さえ良ければ天国気分が味わえることを予感させる高品質なそばだった。濃いつゆはそば湯には有利だが麺をつける際は注意が要る。またそんなに難しくはないけど店のルールを予習しておいた方が良い。ともかくここと“野麦”のそばを食べないと松本の蕎麦屋は語れないだろう。いや、そんなに語れるほど味覚発達してないけど。
絶妙なタイミングを見計らって来るのがラーメン。いかにもな中華そばで私の好みではない…と思ったがすみません。めちゃくちゃ旨いです。細麺、つゆ、チャーシュー、激ウマ三拍子揃って大満足。個人的にはそばよりインパクト大だった。雨とは言え日曜日、あとで12時過ぎに通りかかった時にはもう売り切れになっていた、レアなお店である。
お風呂は浅間温泉“◯◯の湯”をチョイス。外来可能湯としては地区唯一の源泉掛け流し式として口コミだけで知られる所であり、ネットでは紹介しないのが暗黙の了解である。もう殆どの大会参加者が出払った後なので空いており、のんびりと上質の湯を楽しむことが出来た。腰痛治れ〜。
norikura1059さんと別れ、午後はツールド美ヶ原参加賞にある招待チケットで市内博物館巡りでもするつもりだったが、いつの間にか眠ってしまっていた。そういえば今日の大会は中止になったんだっけな。でも練習量不足からして実質的に自己記録の更新街道は途切れたことにする。この悔しさと大会自体を楽しめなかった悔しさを、乗鞍にぶつけるぞー!
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