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5/25 クルマで来るなやくるまやへ

両親が法事のついでに信州に来たので、安曇野の観光に同行させてもらう。定番だけど“くるまや”という蕎麦屋を紹介。気違いウルトラランナーを自称する私としてはここの名物“きちげえざる(5人前)”に挑戦してみたかったが、どうもクルマに乗ると胃の調子が悪くなるので自重しておく。それにしてももつ煮が旨い。
Niceboat さらにこれまた定番の大王わさび農場へ。「バスツアーだとゆっくり体験出来ないから」とゴムボートに母が乗りたがったので3人で乗船。こんな時の料金は親持ちだしな…。どちらもこれといった難病にかかっている訳ではないけれど、親と居られる時間は残り限られているだろう。そう考えると独り暮らしを続けて自立気分に浸っている場合じゃないのでは、と葛藤してしまう。でも東京なんて俺の住む所じゃねーしなー。
あとは私の部屋でコーヒーを飲んでもらって、両親は諏訪のホテルへ向かった。

100km_birdview ジョギングシミュレーターサイト、Google Earth、そしてPhotoshop Elementsを連携させて、八ヶ岳野辺山ウルトラの鳥瞰図っぽいのを作ってみた。高さを三倍に強調してあるけれど、実際地べたを走っているとこれくらいのインパクトはある。前半の八ヶ岳中腹アップダウンからしてきつく、42kmコースのゴールまで走るのだって大変である。さらにだらだらとした下り・上りが繰り返され、ズドーンと悪夢の馬越峠。その下りでもたっぷり脚に負担をかけた後、ラストに野辺山高原への登りが待っている。それが良く分かる図ではないだろうか。
作った図はいずれ参戦記に使おう。去年の乗鞍のがまだなんだけど。
Elevimage

5/24 ぼくたちの心肺

今週は毎日帰宅が遅くなり、ふぅと一息ネットを見てしまうと風呂どころか布団にも入れず気を失うというパターンが続いた。朝のシャワーだけでは疲れが取れる訳がないが、ウルトラマラソン後で最も体の抵抗力が弱っている状態にもかかわらず、体調はギリギリ崩さずに乗り切れた。いっぱい食べているおかげ? 大会で1kg痩せたのにすぐリバウンドだ。
かつてないレベルの筋肉痛は少しずつ楽になってきたのに、心臓が苦しいまま。ウルトラとしては異例の標高を誇る“八ヶ岳野辺山高原”コースが、相当な心肺負担を強いたのだろう。JogNoteやブログ等で参戦記が出揃ってきたが、誰も彼も壮絶な表現であのコースの苦しさを書いていることに、共感してつい笑ってしまう。

というわけで復活ランは週末の休みを待たざるを得なかった。今までのジョギングメインからサイクリングメインに切り替えて、ツールド美ヶ原に挑もう。しかしあと4週間しかないからトレーニングは間に合わないだろうなぁ。と思って浅間温泉にある大会ポスターを良く見たら、あと5週間あるではないか。諦めるにはまだ早い?
Misuzutsutsuji 焦って行きたい所だがいかんせん心臓が弱ったままで、無理をすればそのままポックリ逝ってしまいそうだ。なるべくゆっくり登っても浅間の激坂は負担がかかる。心臓破りの坂だなんてシャレにならない。慎重にクリアし500mアップ、美鈴湖を少し過ぎた全国殉国学徒英霊慰霊塔まで走った。

今までに何度となくこの人気の無い場所を訪れているが、石碑までは読んだ事がない。しかし今日はニセアカシアの花粉が石碑に刻まれた文字に埋まり、黄色く輝いて文意を主張していたので思わず目を向けた。
「忌まわしく呪うべき 死あるも また止むを得ない」
かつて大勢の日本人が理不尽な死に方をした。最近ではアジアの方で大勢が殺されたり天災で亡くなったりしている。私だって今日明日かもしれないし、逆に嫌になるほど長生きするかも知れない。いつどんな死を迎えても良いように自分に出来る事は、常に燃え尽きた状態を維持する事。内面的にはそれが出来ているつもりでも、世間一般的な価値観で言えばやり残している事は大量にある。

午後には雨が降り石碑の文字は流されて、また誰も読まないものとなるだろう。

5/19 私の夢には続きがありません

3年前に初めてフルマラソンを走った時の翌日も筋肉痛はひどかったが、今回は単純計算で2.5倍ひどい。登り坂で酷使した腰もやばい。とてもじゃないが働ける体ではなく、有給を取っておいて本当に良かったと思う。その休暇を勝ち取るためにさんざん嫌な思いもしたし、なるべく穴を埋めようと先週は無理して働いたんだ。

今日は銀行や郵便局へ手続きに行き、ようやくキャッシュカードも復活。やっと現金が下ろせるようになって、ポーチ紛失の顛末はほぼ終了。あと少しやり残していることはあるが。記念にヤマナミのスパゲティを食べに行く。一昨日のカーボローディングパーティーでは食い足りなかったらしい。さらに開運堂の自動マシン式ソフトクリームも初めて食べてみる。こうしてまともに動かない体で街をうろうろしていると、身の危険を感じてしょうがない。急に襲われたら受け身の取りようがないのだ。しゃがむ事すら出来ないお前はチーターマンかと。
免許も復活したことだし、4週間ぶりにクルマを動かす。一応たまにアイドリングだけはしておいたからエンジンは好調だ。こういう疲れがひどい日は使い慣れた温泉が一番、という訳で安曇野市のほりでーゆ〜へ。冷水浴と温泉浴を何度も繰り返して筋肉痛の低減を図る。なっかなっか取れないけど。

昨日も書いたが、ウルトラランナーだから人格者という事は決して無い。うっかりすると、デカいザックほど偉いと思って夜行列車でビールをあおっているガザツな登山者。ああ見られてしまうだろう。ただ今後の人生において絶対に越えられない壁に直面したとき、私は泣きながら悪夢の馬越峠を思い出すのだ。そのような戦場が見つからないこと自体が壁なわけだが(泣)。

にしても次にすべきは何なのだ。答えが空から降ってくるわけじゃないが、今は考えられない。

5/18 ウルトラのキチがいる ウルトラの馬鹿がいる

始めに断っておくとウルトラマラソンは仙人の嗜みではない。修羅と呼ぶには勿体ないガキどもの気違い沙汰である。相部屋の方々の夜中の落ち着きのなさで特にそう感じた。

Am400kaijo というわけであまり眠れぬまま朝食ご飯3杯平らげて未明の会場に集合。第14回星の郷八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソンは、千人の気違いの他に71kmの部や42kmの部も朝5時に同時スタートとなる。前の方を確保したのでスタートラインを跨ぐまでわずか6秒。まずは足慣らしに野辺山高原をぐるりと回るコースとなる。左手にまんまる赤い朝日が、右手にパラボラアンテナが映える。
が、平坦らしい平坦路はここまで。八ヶ岳中腹への登りに差し掛かると横一面の雄大な連峰に感嘆するのも束の間、路面は砂利道となる。期待していたよりガレていて、シューズのスポルティーフとも言うべきアディゼロLT3では不安定の極みである。それでも登り坂では負けたくないし下り坂でもあまり抜かれたくない、と我がまま気分でつい飛ばしてしまうのだった。
走りにくかった林道が終わると今度は苦手な下り坂。予想外のアップダウンに、42km地点まででかなり脚を消耗してしまった。3時間35分で到着したが、まだ走らなきゃいけないの? ここの着替えエリアで薄着モードにチェンジし、ウルトラへの旅立ちとなる。

55km地点までは調子良く、サブナインつまり9時間切りもいけるんじゃないかという勢いだったが、これ以上の距離は未体験。それに合わせるようにペースがガクンと落ち、あっさりサブテン狙いに下方修正。つまり相当苦しい。エイド(給水所)の度に腹がたっぷんたっぷんになるくらい飲み食いしてるのも問題だが、この楽しみがないと精神的に持たないからいいのだ。
それにしても本当に平坦路がほとんどない。南牧村・小海町・北相木村と旅をして南相木村に入ると、遥か向こうの壁のような山容に峠の切り通しが見える。まさかあれを登るんじゃないんだろうな。誰しもが信じられない気分になるだろうが、延々登って71kmの部のゴールを過ぎるといよいよあの馬越峠に取り掛かるのだ。71kmの部の存在意義がいまいち分からなかったが、なるほどと頷くしかない。

しかし登り坂だけなら得意な私の脚質はまだ生きていて、歩きを入れたくない一心でゆっくりでも走っていれば後続を突き放せるし順位も少しずつ上がる。ただしペース的にはサブテンが厳しくなってきた。だからといって頑張ろうとすると終わってる心臓が悲鳴を上げる。だから記録の事は置いといて黙々と、走っている状態を維持するしかない。俺は馬なのだ、馬鹿なのだ。だから馬越峠を越えるのだ。
長い登りもやがては終わる。もうエイドごとにまったりしている時間的余裕は無いのですぐリスタートを切るが、ここから苦手な下り坂も長い。膝上の筋肉の痛みをこらえてちんたら下っていると、まるでストライドが違う面々が追い抜いて行く。僕にもあんな脚があればサブテンなんて余裕だろうなぁと羨望する。
川上村多目的センターが最後の大エイド。あまり長居は…と思ったが先に到着している選手の「ここのうどん美味いよ! もうサブテン確定だしゆっくりしていこうよ」の声に負けてすすることにする。ああ、パワーがみなぎる。けれどさんざんエイドのWGHプロ粉末を貰ったり自前のアミノバイタルプロ粉末も飲んだりとサプリの薬漬け状態なのだけど、もう効かなくなっていた。

ここから向かうは、さすがJR最高所の野辺山高原。線路沿いを走っていても登りがキツいが、ハイブリッドトレインが通りかかったのが少し嬉しい。登り坂でライバルから逃げても平坦になると抜かれる、の繰り返しで残り10km、そして5km。前半の林道で痛めた右足首が炎上しているし、とにかく両足裏が疲れで痛いし、脚の推進力も終わっている。どうか安全に、脚が壊れないようにスローペースを維持するのが今の私に出来る精一杯。ずりずり落ちる順位は気にせず、ぎりぎりでも10時間を切れるよう残り時間から計算してペースを作ろう。でないとここまでの作戦失敗が全て後悔に変わってしまうから。

こんなキツい思い二度とするものか。そう思わずにはいられない100kmだったが、両手に十本の指を立ててついにゴールテープを切った。記録は9時間52分52秒で25位。割とギリギリだったけど、日本屈指の難コースと言われる野辺山での初ウルトラ挑戦は、何とかサブテン達成で飾れた。ウルトラ完走の重々しいメダルを掛けてもらえたのも嬉しい。しかもゴール後すぐに、42kmの部に出ていたタダノブさんが私を見つけてくれてハイタッチ! 喜びの瞬間を伝えられる人がいて、今回はラッキーである。で、やっぱりここでもエイド食を食い漁る。
体育館で預け荷物を受け取って、その重さにふらふらになって「もうダメだ」とつぶやいて大の字に倒れる。高い天井の鉄骨や明かりが降り注ぐ。ウルトラマラソンが捕虜の行軍と違う点はこれだと思った。

100km_goal 立ち上がってタダノブさん御一行にも顔見せをし、ゴールシーン等の写真撮影もしてから近くのいこいの家でひとっ風呂。野辺山からの帰りの気動車は座れて助かった。しかし全く未体験だった苦しみの産物、筋肉痛はもうバリバリ始まっていていつ治る事やら。フルでサブスリー、ウルトラでサブテンの実績を手に入れて思い残す事は無いし、もうしばらくジョギングは止めて休養したい。

5/17 こうみメチャ混うみ

5/17 こうみメチャ混うみ
旅仕度を整え、数日分溜まった新聞を新聞紙に変える時間も確保。昼に松本駅からあずさ16号に乗って小淵沢で下車した。さあ今回の旅で最大のイベント、ハイブリッドトレイン「キハE200 こうみ」に乗るのだ。気動車なんだけど回生ブレーキなどで充電される蓄電池を活用して特に環境性能に優れる最新鋭の車輌が小海線で運行されてるのだ。信濃毎日新聞のアニメ版テレビCMにも登場し、全長野県民のみならず世界中の新海誠ファンにも膾炙し(以下略

ただし小淵沢〜小海間では一日一往復しかないレアな体験となるためか、2両しかない列車はめちゃ混み。それとも何か大会でもあるのか? 乗り心地やモーターサウンドをあまり堪能出来ぬまま深い森の中をガンガンズンズングイグイ上昇して野辺山に到着してしまった。言わずと知れたJR最高地点の駅。ホームには臨時のトロッコ風列車も入線している。あっちの方が良かったかな。とにかくシャッターを押しまくる。

今日の宿は駅から歩いて4分と至近距離のリゾートイン黒岩荘、ただし相部屋。夕食はカーボローディングパーティーでビールには手を付けず食って喰って食いまくる。苦しい…。

実は左足裏が妙に痛いのだが、明日までにきっと治る。

5/15 番号にPINときたら警視庁

ウルトラマラソンの期日があっという間に迫る一方、ポーチが警察署から郵送されてくる日は千秋の思いで待ち続けた。紛失してから11日目、ようやく今日届き、残業続きで夜遅いけどジョギングがてら郵便局の夜間窓口に取りに行く。はやる気持ちを抑え、やや遠回りでコモ庄内まわりの9kmを走行。今週の平日に走れたのはこれだけになってしまった。
Pouch 帰って早速ケータイを起動・・・のはずがマッポが下手に再起動を試みたらしく、分かる筈もないPIN暗証番号の入力を何度も間違えてPUKロックが掛かるというややこしい事態になっていた。アホすぎる。警視庁までもがそんなセキュリティ関連知識の欠乏を見せてどうする。どのみち明日の昼には回線停止の解除手続きをソフトバンクモバイルにお願いしなきゃいけないから、その時オペレーターに何とかしてもらおう。
というわけで喜び半分ではあるが、郵送料が“天引き”されていることを除けば財布の中身とか全部無事。鍵束、デジカメやそのデータも無事である。当たり前の生活が帰ってきた。もし世の中の半数を占めると思われる悪人が拾っていたら、現金だけ抜いてその他は崖下にポイとかしてたかも知れない。私はまだツイている。野辺山への旅立ちに間に合って良かったし。

5/11 落ちカレー

紛失した際に止めたクレジットカードの替えが配達記録で届き、一昨日にジョギングがてら郵便局の夜間窓口まで取りに行った。これでまず買い物の自由がある程度確保できた。平日昼間に銀行に行かれずキャッシュカードの再開手続きが遅れれば、現金が下ろせないのでクレカでキャッシングなんていう方法もある。突発的な原因によるやむを得ない借金は人としての一線を越えてはいないと思うがどうだろう。さすがに返済前に新たな借金をする人には近づいてはならぬものだが。なぜなら借金は信販会社に自分の信用を販売する事によって成り立ち、それを返済という形で買い戻すまではその人の信用は売り切れているからだ。しかし実際、そんな信用ゼロの人がまた金を借りて…なんて状態を、私が生きる下流社会では良く見かけるのである。
おっと話が脱線した。電話料金引き落としなどのクレカ番号変更手続きも行う。こうやって少しずつ金銭面について社会との関係を修復してゆく。普通だったことが、こんなにも安心感をもたらすなんて。その有り難みが身にしみて分かるだけでも、今回の顛末は授業料として激安だった。

警察への送付依頼書などが手間になってまだポーチが手元には届いてないが、一時は連絡不可能と思われた拾得者さんとメールがやりとりできたので、先にお礼の品を送ることにした。これでやっと気持ちが晴れる。「大事な時のために」と保管しておいた百貨店商品券が役に立ったのはここだけの話である。

今日の雨は午後には収まったものの気温が低く、お疲れモードでどうしようかと躊躇って部屋をウロウロするありさま。勢いを付けて玄関を飛び出し、やっとジョギングモードに入る。長野マラソンのブース出展で買ったスピードトレーニングシューズのアディゼロLT3をようやくおろすが、やはり最初は硬く感じる。なのに新品ゆえクッション性は高いから少し跳ねるような感覚。そんなにスピード練習をするつもりは無かったのに、田溝池〜浅間温泉12.5kmルートを4'30"/kmのハイペースで楽々走れてしまった。靴擦れ等の兆候もなく、やっぱりこのアディゼロLTシリーズが一番自分の足に合っているなぁと感心する。
八ヶ岳野辺山ウルトラマラソンは前半トレイルランシューズが推奨されるほどの林道コースで、LTはオーバースペックというか場違いなのだが、今は出費を抑えなくてはならないし一番自分に合った靴で走ればいいじゃんと思う。ワンランク下のCSは履き潰しちゃったし、フル決戦用に履いてたRCはもちろん無謀。

当日の戦略を練るためにWebで参戦記を漁ってみるが、さすがにサブテン(10時間切り)レベルのものはあまり見掛けない。ましてド入門者の私には無理か。でもまぁ、サブスリーが至上目標だった長野マラソンに比べれば、ろくな練習をしてないと言うかリラックスした状態で一週間前を迎えている。まずは完走だよね。どんな苦しい思いをするか、まったく想像がつかないや。

夜はカーボローディングパーティーのトレーニングのため(?)、玄米白米半々で計3合をカレーライスにしてチャレンジ。2.5合で胃がおかしくなりバタンキュー。カレーが辛かったせいだきっと。ここ数年は“ジャワカレー スパイシーブレンド”一筋なんだけど、たまには甘いのも買ってみようか…。

5/7 SOS 名無し

朝少し早めに出社して、カード式電話を何年振りかに使いながら八王子署の落とし物会計係に連絡をとる。ポーチの中身は現金から何から全て無事っぽい。クルマに轢かれた形跡もなさそうだ。にも関わらず、拾得者は名乗らずにお礼も要らないんだとか。「ええええーーーー!」最悪の事態との差を考えると現金全部差し上げても良いくらいで、常識的にもお礼に五千円位の予算を組んでいたところだ。いや現金な話はともかくとして、感謝の念すら伝える事が出来ないなんてあんまりだ。いったい私はどうすれば良いのか。

逆に“最悪の事態”だった場合、自分はどうしていただろう。しかしそれでも復讐の鬼にはなりたくない。負の感情の悪循環は自分にさらなる不利益をもたらすことくらい知っている。ただし、悪用の限りを尽くされた上に空き巣にまで入られたら僕は壊れてしまうかもしれないなぁ。

しかし何という偶然だろう。当日私と走っていたG蕃さんが、彼と同じメーカーの自転車“FELT”乗りで同じ日に美ヶ原に登っていた方のブログを発見してコメントを付けたところ、その方がG蕃さんのブログも見て「拾ったのは私の友人です」とのコメントを返していた。
つまり拾得者は自転車の方で、あの無駄に重いポーチを裏美ヶ原経由、下諏訪まで安全に運んでくれていたのである。その旅程、獲得標高差は2,700mにも及ぶという。下諏訪の交番は他の人のケータイを拾ったときに届けに行った事があるが、駅からは離れた場所にあるから夜ともなれば見つけられずに東京まで持って行ったのも無理はない。同行の方々にも迷惑をかけてしまった。
何かお礼を出来ないか、連絡を試みているところである。

今夜は美ヶ原温泉往復の9kmをジョギング。久々に普通の平穏なジョグをした気がする。始めゆっくり、だんだん調子に乗ってきたところで終了。

5/6 こちら八王子市ジョモ前警察署

気分がドン底だと、人のちょっとした笑顔とかが嬉しくなるんでないかい。しかし一体どうやって生活を立て直すか、胸にどうしても引きずりながらのGW明け勤務であった。

免許や保険証をサラ金とかに使われないよう早急に信用情報センターへ手続きを取る必要があるのだが、よく分からなくて未提出だった。その書類を早く作成しなきゃと思いつつ帰宅すると、留守電がチカチカ光ってる。ピ…「こちら警視庁八王子警察署の落とし物係です」

サブスリー達成の時とどっちが嬉しいんだ、ってくらい一人奇声を上げてガッツポーズを繰り返す私であった。紛失した財布・ケータイ・デジカメ・鍵入りポーチの拾得者がいらっしゃったのだ。多分ドライブで美ヶ原に来た際に拾って、松本警察署の場所とか知らないだろうし自宅近くの東京都八王子署に届けたのだろう。善人だったことは幸運の極みである。あぁ。
止めてしまったキャッシュカードの再利用に手間はかかるが、最悪の事態は避けられたし、何と言ってももう絶望の山狩りを繰り返す必要が無いのだ。それが一番嬉しいかも。
ただ平日昼間に八王子署まで取りに行くことは出来ないので、こちらに送ってもらう手筈を取るのに日数が掛かりそうだ。それまで多少不便な生活にはなる。手元に戻り次第拾得者への報労金をたっぷり弾みたい気持ちだが、普通に現金の10%、それに何か付けようかと思う。何が良いかな?

あと、同じようなミスは二度とおかしてはならない。ポーチが簡単に外れない仕組みを作る、現金は必要以上に持たない、ケータイはマメにバックアップを取りセキュリティも強化する、などなど教訓は盛り沢山だ。

5/5 ヤマガリータ

山中で紛失したポーチを発見する夢で目が覚めた。しかしいつも凶悪なメロディーで6時半を告げるケータイは、今朝は傍らにいない。そう、財布や鍵、デジカメまで入ったポーチごと、昨日美ヶ原からチャリで下山中に落としてしまったのだ。いったいどこらへんでフロントキャリアから振り落とされたのか見当がつかず、G蕃さんのクルマで登り直して貰い、チャリで再び下山してみたが発見できなかった。時間を大きくロスさせてしまった上に残念な思いをさせてしまった。
私自身、人間関係を除く最貴重品のほとんどを同時に失うという人生最悪級の危機を、正面からは受け止められず、どこか他人事のように考えるしかない。機械的に警察に届け出て、各種カード類を止め、ケータイも止める。

さて今日まで仕事休みなので、ジョギングで自力捜索に出る。探し物なら得意だしきっと見つかるさ、去年も同じことがあってその日のうちに見つかったじゃないか…その時の反省が充分に活きていなかったことが今回の悲劇に繋がったのだが。
かなりゆっくりと登りながら、怪しい崖下や竹やぶは重点的に歩いたり引き返したりして山狩りをする。しかしあまりに捜索すべき範囲が広すぎて、道の右か左かも分からないし、完璧にやるには独力では不可能だ。時折小雨が降るのでケータイやデジカメの水没が心配になる。

薄皮あんぱんを食いながら、最後にケータイを使った“思い出の丘”までの標高差1,300mを登り切ったが、冷たい雨が降るばかり。ここからの下山に最後の望みを託して、また長い距離を目を皿にして捜索してゆく。こういう時、何も信仰を持っていないのは辛いことかも知れない。自分で「気を確かに!」と言い聞かせてふらふらするしかない。

結局43.7kmを8時間弱かけて上り下りし、何の収穫も無いまま帰宅。「山菜狩りの人が拾ってくれたかも」という期待空しく、留守電に警察からの朗報はなし。これ以上の綿密な捜索は割に合わないはずだ。
財布の現金を失った上、キャッシュ・クレジット全てのカードも失ったので向こうしばらく現金を下ろせない。若干のヘソクリがあるので何とか食べてはいけるが、立ち直るには相当な時間が必要となりそうだ。それ以上に割賦が残っているケータイの紛失の方が金銭的にデカイだろう。これもしばらくは新調せずに様子を見たいので、その間不便を強いられそうだし。カードその他の再発行にかかる時間的・金銭的ロスも相当なものだ。財布自体も買い替えなきゃ。

ただ“所有物の価値”について原点から考え直す、良い機会にはなるだろう。あと残り少ない現金で生活するために、消費のあり方についても一円単位で節約していた時代の感覚を取り戻そう。

今日はガッカリを極めるブログエントリーになってしまい、読み手の方には申し訳ありません。また携帯電話については昨夜止めるまで何度掛けても圏外だったことからまだ山中にあると思いますが、電池が切れる前に悪気のある人に拾われると個人情報が漏洩する恐れがあることを、予めここに深くお詫びいたします。

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