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2/26 嬉々甲斐甲斐

今日はスピードにがっつくのはやめて、自分本来の旅ジョグに戻ろう。

Shiopass と言う訳で、松本から五千石街道と中山道で塩尻峠に登る。歩道はうっすら積雪が残る程度で、心配したほど走りづらくなかった。釜口水門で補給食をとりつつ、諏訪湖南岸を進む。月初に御神渡りがあったのが遠い過去のように、湖面の氷はもう融けている。

空はスッキリ晴れず気温もあまり上がらないが、強い追い風がペースを助けてくれる。コンビニパンも走りながら食いつつ、甲州街道で富士見峠を越える。ここからは富士川水系。

国道20号を左にそれて間もなく、山梨県北杜市に入る。松本からの自走ジョグとしては初めて長野県外脱出を果たし、軽くガッツポーズ。しかしここから小淵沢駅までが結構登る、最後の難関だ。

Kobuchi 駅前を素通りし、もう少し八ヶ岳方面に登ったスパティオ小淵沢が今日のゴール、68km。わりとここの露天風呂が好きなのだ。あとは駅に戻って山賊そばを立ち食いし、列車で帰松する。ジョギングで7時間余り掛かった道のりが鈍行でも1時間余り。まぁ存分に楽しめた旅だった。先週同様、また日曜日に疲れちゃったね。

2/19 地震雷火事青梅路

Omerapid 昨日横浜をびっこ引きながら歩きまくった影響で一部の筋肉が張っているが、まぁ走れるだろう。葛飾の実家を発ち、新宿からはE257系を使った快速青梅マラソン号に乗って、睡眠不足が解消するころ河辺駅に終着。

やってきました伝統の青梅路30km。河辺小学校で受付を済ませ、荷物を置くならゴール前の総合体育館が有利だろうと思って移動する。しかしあちこちの走友会に全て占有されており、諦めて外に出る。チクショー、群れなきゃ何も出来ん連中め。貴重品だけ有料で預けて、荷物はそこらに放っぽるしかない。

預かり所も受付数に限りがあるとかで、早めに済ませた。あとはウォーミングアップしつつも、ひたすら暇。冷え込んでいるので長野マラソンTシャツの上にシマノのロゴが入った長袖レーシャツを重ね、軍手もして待つ。やがて小学生鼓笛隊のパレードが始まった。「残酷な天使のように~」…どうせなら荒城の月やってくれた方がごっつ良かったのに。

11時30分号砲、は聞こえなかった。白状すると少々欲張った申請タイム(ハーフベストからの換算値)で得たスタートポジションだが、ラインを跨ぐまで1分12秒。ここから目標の2時間7分30秒(4'15"/km)切りを目指すため、遅れを取り戻す旅が始まる。どいつもこいつものんびり走りやがって、サバ読み過ぎじゃないか? 2km過ぎて「帰ってこいよ~」を大音量で流してるあたりからようやく邪魔が少なくなり、帰ってくるぞと勇ましくマイペースを作れるようになる。

ああ、これが青梅マラソンの風景だ。御岳山の坂とかいつか自転車で走ってみたいなぁ。

順調にかっ飛ばし21km地点。語り種となる軍畑の急坂もこなした。あとはこのままのペースで行けば楽々と目標達成だな。…そう油断したのもつかの間、右腹の上あたりが痛くなってスパートを掛けられず、終盤いよいよ苦しくなった。

Startgoal ラスト1kmを切ると呼吸困難に陥る。あちゃー、また気胸症?再発か。肺活が半分になったぶん頻度を倍にして何とかまとめ、フィニッシュ。少し落ち着くと「気持ち良かった~」と思わず言葉に出しちゃう自分、きめぇ。

記録は2時間06分16秒(4'12"/km)、速報で441位と出ているが分母不明、多分1万人以上だろう。2時間切りのようなインパクトもなくほぼ予想通りの数字だが、こんな華奢な肺で4月の長野マラソンどーすんだ。課題は山積みである。

完走おにぎりを食らって若干の写真を撮り回り、ボリュームゾーンが駅を埋め尽くしに来る前に青梅の地を離脱する。拝島で乗り換えれば今回の旅のメインイベント、八高線乗車体験だ。東京では珍しい地方交通線、気動車だったら良かったがフツーの電車だった。

八王子で下車し西放射線ユーロードを歩くこと1km、銭湯でリフレッシュする。あとはスーパーあずさ23号で帰松。さ、まずはいいかげん体重の増加傾向を食い止めないとな。

2/18 ちゅうかなMM

2/18 ちゅうかなMM
不凍栓を操作してから松本を発ち、スーパーあずさ4号に乗って八王子で横浜線に乗り換える。

明け方の街 桜木町で こんなとこに来るはずもないのに〜(山崎まさよし「One more time,One more chance」)

自分のような(元)墨東人にとって東京の西の方とか横浜なんか「いけ好かない」町でしかなく、まず訪れることはなかった。みなとみらいなんて超MMじゃん? しかし今回青梅と往復するために購入した東京週末フリーきっぷをある程度使い倒そうと、範囲内にある横浜の地に生まれて初めて降り立ってみることにしたのだ。

強い寒気のお陰で空気が澄んでいるようだし、むらよしと煙は高い所に登るもの。千円払ってランドマークタワーのエレベーターに乗り込むと、いかにも高速で運行してそうな振動を伴ってから停止した。は? …そのむかし新橋から横浜まで日本に初めて鉄道が開通した時、乗客はあまりに早い到着を信じず汽車から降りようとしなかったと云う。そんな気分がわかる、あっという間の69階だった。展望は言うまでもないがあえて書けば、東京タワーとスカイツリーの間に筑波山、三浦半島の向こうに伊豆大島など。ビルの形がどっしりしてるので真下を覗いてもあまり怖くない。

実は左足指の付け根を痛めており歩くのがつらい。そこで南へ移動するのに水上バスを使おうと臨港パークの方に行ったら、強い寒気のお陰でウヤになってた。仕方ない、歩こう。赤レンガ倉庫や象の鼻パークを経て山下公園氷川丸に着く頃、運行再開してやがった。

あれは夕焼け染まる 横浜ベイブリッジ〜(長渕剛「BAY BRIDGE」)

超MMな港の見える丘公園や元町公園も歩き、足が棒になるころ中華街に入る。とにかく喉が渇いたので、適当な店で旨くもまずくもないラーメンとチャーハンのセット650円を平らげる。月餅を歩き食いしつつ土産に小籠包を購入、やっと電車に乗る。

赤い電車は歌い出す ファソラシドレミファソ〜(くるり「赤い電車」)

フリーきっぷの適用外だが横浜高速鉄道、京浜急行と乗り継ぐ。あれ、今時の快特ってVVVFドレミファインバータじゃないのか。今回の旅のメインイベントだったのに、少し残念だ。でもさすがに速い。

ぶぶぶ きっと飛べると思うんだ 跳ねた後ろ髪が羽田から〜(aiko「ジェット」)

羽田空港国内線第2ターミナルビルの展望デッキに出てみると、ものの数分で松本飛行場一日分を越える離着陸があっちこっちそっちで行われている。恐ろしいとこだなぁ。

ここからはフリーきっぷで東京モノレール、天王洲アイル乗り換えで東京臨海高速鉄道、新木場で京葉線・武蔵野線、新松戸で常磐線各駅停車を乗り継ぎ金町で下車。いつもなら実家まで歩くところをバスを使った。くたびれたー、もうだめだ。

2/16 ハイ、シューズ

Japan2 昨年4月から使用していた高速ランニングシューズ「アディゼロMANA5」はもう靴裏がツルッツルで、路面状況によってはパワーロスが無視できないレベルになっていた。そこで青梅マラソン決戦用に気合のニューモデル「アディゼロJAPAN2」を購入。手に持った感じや実測値はかつてのアディゼロシリーズほど軽くないけれど、実際に履いて近所ランに出てみると、何もしてないのにあっという間に最高速に達する。と言うと大袈裟かな。でも実際体がびっくりしてしまうので、もうちょっと履き慣らしておきたかった。
まぁ向こう2〜3年はどんな距離でも、決戦用はこれ一足でいけるだろう。

2/11 楽をしても空論空論 苦労しても空論空論

Lightblue 朝に雪が降っていたので午前中は動かず。晴れて雪融けした午後にクルマで安曇野へ買い物に行き、そこから新村交差点経由で信州スカイパークの南西側駐車場へ。いつもジョギングの発着場所としている松本市街に近い北東側とは逆の、サイクリングコースの0km表示地点が今日のスタートだ。「いつも」と言っても仕事帰りは寒すぎるので最近は来なくなった。やはり昼間のスカイパークは広大な景色に時を忘れたくなる。

対青梅マラソン最後のスピード持久力トレーニングということで、始めっからハイピッチで飛ばしにかかる。すぐに足首が疲れるし、「こんなペースが持続するわけねー」と思いながら旧コース9kmの一周目を39分53秒で回る。
基本的にはノッて来る筈の二周目は後半ダレて39分57秒。ミズスマシみたいに同じ所をグルグル回って何が楽しいのか解らないが、今日ばかりはプチストイックに三周目に突入する。
「さすがにもう脚が回らなくなるだろう」と覚悟していたら案外粘ってくれて、ペースが落ちない。給水によるタイムロスがあったけど「どうせならベストラップにしよう!」と、軽くラストスパートをかける。この、腕がキンキンに冷たくなる感覚は久々だなぁ。肺を壊すのが怖いから猛ダッシュは掛けられないが、39分49秒で終えた。

計27kmのタイムが1時間59秒40秒、平均すると4'26"/km。「今日は良く走ったー!」と思えた。今の走力を確認する、という意味では最高のランニングだった。あとは本番補正でマイナス10秒/kmを見込み、さらにあと1秒縮められれば「とりあえず目標」のサブスリーペースで青梅の30kmを走れる空論となる。4年前に初めて申し込んだ時の夢だった2時間切り、つまり4分/km切りを実現するには圧倒的に練習不足だけれど。
ともかく今しばらく良好な体調をキープしたい。また雪で開催中止なんてことになりませんように。

2/4 諏訪のみわたり邪魔する奴は 馬に蹴られて死んじまえ

うだうだとNHKでも眺めながら過ごす土曜日の午前。暖かくなってきたし歩いて松本駅へ行き、電車で一眠りしているうちに岡谷到着。釜口水門まで歩く。

Omiwatari やってきました、全面結氷の諏訪湖。報道によれば今日4年振りに『御神渡り』が出現したらしい。ジョギングでまず南岸から走ってみると、確かに広大な氷原の上に筋が何本かあって、沖のほうでクロスしている。まだ発生したばかりでせり上がりはほとんど無いが、天候次第でこれから成長するのかも知れない。ともかく有り難や有り難や。
さて青梅マラソン半月前ということで、ある程度レースを想定したペースに持っていきたい。序盤半周は写真を撮りながらで仕方がなかった。これから本気出す。とは思ったものの、せいぜい追い風区間で4'40"/km程度、向かい風になれば5'/kmに落ちる。1月は餅を食い過ぎていたし、ちっともスピード練習をしてなかったから、やばいなこれは。
南岸から繋がっているのか、北岸でも御神渡りを確認。釜口水門に戻ってきてそのまま次の周回に入るが、ランに集中してるつもりでもペースは変わらない。1.75周した場所、レースより少し短い28kmでジョギングを止めた。すぐ近くに湖畔の湯という温泉銭湯があるので顔や体の塩を流す。さらにマクドでタンパク質を補給。

Takaranage 次の電車まで時間があるし、御神渡り出現でおめでたい神様にあやかりたくて、諏訪大社下社秋宮へお参りに行く。すると節分祭とやらで人だかりが出来ている。普通にパンパンと手を合わせられれば良かったんだけどな、せっかくだから見ていこう。豆まきの茶番が終わると、雑多なものを見物人に振る舞う宝投げがおっぱじまった。ひとつ、赤黒ボールペンを拾ったあと退却して写真を撮ったりしたが、これは弾幕をよけるゲームじゃない。神事なんだからもっと欲丸出しでたくさん奪い合う方が正しかったかな。あと飴袋だけ拾った。
下諏訪駅までダッシュで戻り、間に合った電車で飴をなめながら帰松。

2/2 雪の日の自転車通勤についての見解

「雪の日はチャリ通に限る。歩道の歩行者に迷惑かけまいと考えれば、堂々車道の轍走行。」というツイートに対する反応かは不明だが、「雪の日は自転車を使うな」という意見をツイッターその他でいくつか見かけるようになった。何だかプチ炎上気分だ。自分が社会に適合しえない悪人である自覚はあるが、それはそんなに悪いことじゃないと思う。

まず車道は自動車のためだけではなく、自転車のためのものでもある。自転車は左側に寄って走行することになっているが、その場所は除雪の犠牲となる。だから自転車も犠牲になれと言うのか? いや、車道の轍を共用するしかあるまい。KYと言われるのであれば、マイカー信仰の空気そのものが間違っている。日本はその点で発展途上国であることをまず認識した方が良い。
むろん自転車と自動車は敵対すべきものではなく共存すべきものである。渋滞の先頭を走る状態であれば、時々安全な所に停車して自動車をまとめて先行させるなど、気遣いが大切となる。ただし松本市の交通事情ならその必要はあまり無い。なぜなら、どうせ車道の先もつかえているからだ。
ふだん渋滞を構成して莫大な損を生み出している自動車が、雪の日に限って渋滞を自転車のせいにする話もあるまい。

代替手段はどうだろう。自転車が雪の歩道を走行するのは言語道断。また自転車通勤者たちが大挙して普段乗り慣れない自動車を使用したら? 凄惨な状況しか思いつかない。慣れているドライバー達でさえ青森で立ち往生騒ぎがあったばかりじゃないか。バス路線があればラッキーだが、雪の日は大幅に遅延するうえ積み残しのリスクもある。それなら皆さん歩きますか。

結局、天候によって排除し合うのではなく共存する道を考えるべきだろう。その際、もし自動車が自転車を追い抜きづらい状況があれば、少しのあいだ落ち着いて自転車の速度で走ってみて欲しい。一応前に進んでるじゃないか。それが私の要望である。

さて、今日の積雪は大したことないが日陰は凍結してるっぽいし塩カルとかかったるいので、通勤はチャリンコではなく先週木金と同様にジョギングで行った。往路はやや急いで、復路は買い物などしながらゆっくり、計24.7km。
ぶっちゃけジョグ通は自転車という足を縛ろうとする人達へのアテツケのつもりで始めたものだが、良いきっかけを与えられたものである。

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