金曜から有休をとって、完全に休足!・・・のはずが、天気が良いしクルマを松本から伊那公園まで走らせ、そこからチャリで高遠を目指す。例年は長野マラソンの翌日に行くのだが、今年は季節の移ろいが早くてもう桜が散っちゃうよ。実際だいぶ落ちたあとで、水面の花筏は綺麗。町の奥にある勝間のしだれ桜は見頃で、これは来た甲斐があった(写真は当日のツイートへ)。友人宅に顔を見せ、チャリで川沿いのマイナーな道を教えて貰いつつクルマに戻る。
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土曜の昼食後、特急しなので長野駅へ。準備万端…あ、デジカメを持ってくるの忘れた。スマホで代用するしかないわ。車窓は桃の花が綺麗だけど、レース中に観る余裕はあるかな。駅から大会受付会場への移動は徒歩にする。シャトルバスの方が微妙に速くて楽なのだが、クルマ類は昨日で懲り懲り、マイペースで歩いたほうがストレスが少ない。サプリ類を買い込んで駅へ戻る途中、ロゲイニングっぽい人達がうろうろしているのを見掛ける。上田城−善光寺ウルトラオリエンテーリングの連中だな。おやつに明治亭のソースかつ丼しかもヒレを頂き、西友で夜食を買って東横インに泊まる。外は雨が降りだした。やることがないので午後8時過ぎには就寝。
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日曜、いよいよ長野マラソンの朝が来る。早く走りたくて走りたくてうずうずしていた一週間だった。けれど体調のピークは今日に合わせてあるつもりなんだ。ホテルの食事をしっかり頂き、ランナー券で北長野駅まで列車に乗る。雨は一旦上がったか、傘は要らない。メジャー大会めいた雰囲気の会場に、出来たばかりのスタート地点モニュメントが人気を集めている。Cブロック以上の特権、メイントラックでのウォーミングアップは、ぬかるみが無くて良い。だが一万人のモブの一人であることは忘れるな。
8時30分スタート。Bブロック中盤からで、ラインまで13秒。雨が強くなってきたが、長野にしては珍しく北東の風向きで、絶好のコンディションと言える。それでも今年は長距離ペース走を経験しておらず、レース運びに自信がない。追い風に乗りつつ、また向い風区間では姑息に人の後ろに付けつつ、落ち着いたペースで五輪大橋へ。数日カフェイン断ちした効果はあるか、ここでカフェイン入りパワージェルを服用。ようやく3時間ペースランナーとゆかいな仲間たちを抜き去り、中間地点1:28'40"。
雨天にも関わらず沿道からの「頑張れ」「がんばえー」の声援がとても励みになるが、ここらへんは「あ、すごいー」ばかりになる。背後に大勢の3時間ペースランナーと(略)が迫っているからだ。ザッザッザッザッ!! もう、逃げ切る一心で27km、30kmの壁を突破していく。岩野橋を渡って35km地点からは強くなってきた風に向かう側。早くこの区間を終わらせたくて、脚と呼気に力を込める。心配していたペースダウンは最小限に抑えられた。
あとは順位だ、最後まで気を抜くな。「むりー!」と叫びながら(嘘です)失速していくランナーを次々かわしつつ、ラストスパート・・・は思うように掛からない。こっちもいっぱいいっぱいなんだよ。雨はほぼ上がりオリンピックスタジアム入り、2時間58分49秒でフィニッシュ。すぐに3時間の刻が来る。これで二年連続サブスリー、三年連続賞まであと一回だ。
よろよろと歩いたりストレッチしたりしていると、場内に上位表彰者を称える威風堂々の演奏が流れる。感極まって泣きそうになった。マラソン練習は年明けからの三ヶ月ちょっととは言え、積み重ねて来たものがあるんだ。実は一月に右膝を痛め、アイシングで騙し騙しトレーニングしてきた。結果、量(距離)は例年通り確保できたが質では落ちていた。あと週に何枚食ってるんだよってくらい山賊焼きを爆食し続けていたせいか、減量にも大失敗していた。長野マラソンは最高だが、今回3時間を切れなかったら最後にするつもりだった。
何とか夢は繋いだ。泣くのは来年にしよう。夢が叶っても、叶わなくても。
お楽しみの出店ブースで山賊焼きとクレープを頬張り、写真を撮り回る。青空が広がってきたが、風はさらに強くなってランナーを弄ぶかのよう。ツイッターフォロー先の何名かはゴールしたようだが、今年も誰とも合わずシャトルバスでリーブ。車内テレビでダイジェストムービーを流しているのが嬉しい。篠ノ井駅からまた特急に乗るという贅沢で帰松。S商店で小松の牛乳パンを買ってハイパーカロリー補給し、ブログ等をまとめる作業へ。今夜も早く眠れるかな。
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