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9/22-23 シマウチスゴイデカイホール

金曜、有休を取って昼ごろ松本に到着。ふるさとの鯛焼きをかじりつつぶらぶら散歩し、島内の松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)に到着。・・・さすがに早く着き過ぎたな。公園のベンチで持参のクラシックギターを少し練習したり、ホール併設の喫茶店でクレープを食べたり、それでも時間があるのでまた散歩したり、ベンチでぼーーっとしたり。こんな過ごし方もたまには貴重だ。

Pre夕方17時半に集合する頃には身体が冷え切っていた。今夜はサロンドピラータ番外編。いつもは美鈴湖畔の店でやるミニ音楽会を、一体どういう経緯なのかは知らないがハーモニーホールの大ホールを借りてやるのだと言う。「693席の大ホールを20人位の観客で埋め尽くしましょう!」…実際演奏者を含めても30名に届かない位か。リハーサルの時間は無く、ばたばたと準備して18時の開演を迎える。

声楽二重唱で「いつくしみ深き」から始まる。私を泣かせるつもりだろ。そしてギターソロの三人目くらいに自分の順番が来る。前の二人がしっかり弾いているのを舞台袖から聴いてびびっていた。ともかく、筑波時代のノバホールで叶わなかった「大ホールでソロを演奏する夢」がついに実現する。この日のために上野のアウラという専門店でン十万円するおニューのギターを調達してきた。じっくり試奏して決めた西野春平2022モデル、さすがにここの音響でとろけるような音を出す、のだが。

緊張が良い方向に作用しない。鉄板レパートリーであるはずの「荒城の月」「宵待草」「城ヶ島の雨」がどれもかみかみなのだ。やっぱり私は楽器に向いていないのではないか。気を取り直して「Sleepers Awake」アンサンブルへ。学生時代因縁の曲だが、今回は二重奏ではなく四重奏なので負担は軽く、楽しく弾けた。ただし私は松本を離れてしまった身。実際会って練習する機会がほとんど無かったので、呼吸を合わせる余裕がなくてちょっと苦しかった。

ギターのほかピアノ、ホイッスルなど皆思い思いに好きな曲を演奏していく。このフリーダムさがサロンドピラータの心地よいところだ。休憩時間を挟んで、どうやらもう一回演奏させて貰える時間を確保できた。今度こそ集中して、ショパンの2曲に挑戦する。ただここ一週間で慌てて練習を詰め込んだので指の疲労が溜まっている。華麗な指さばきが出来なくなったので、曲順を替えて先に「夜想曲」を済ませておく。ようやくエンジンが掛かってきたところで、最後である。

Quar「雨だれ」タルレガ編曲。もちろん超有名なピアノ曲だが、初めからギター曲だったんじゃないの?ってほど美しく弾きやすい。音量もピアニッシモからフォルティシモまでこのホールは受け止めてくれる。ようやく、弾きたいように弾き切れた。もう少し他の方の演奏を楽しんで、最後にSleepers Awakeもう一回。明らかにレベルアップしたね。

という訳で、何だか良く分からないけど素晴らしい機会をありがとう。ギターを名器にするか否かは自分次第。これからのサロンに向けて、成長して行こう。

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Oba東横イン松本駅東口で迎えた土曜。特にすることはないが、千曲市に行きたくなった。チクマサイクリングクエスト3(9/30までエントリー受付中!)のプランナーとしての調査は終えているが、心残りがたくさんあるので、その一部を埋めに行くのだ。松本からなら近い。JR篠ノ井線で7駅目、姨捨で下車する。稲刈り作業中の棚田もまた美しく、ぶらぶら寄り道しつつ、戸倉の方へ歩いて下りていく。上山田でスタッフ仲間のタイラーさんにエンカウント。

歩行距離18kmほどとは言え、ギターを手提げしながらでは疲労困憊。やっと戸倉駅にたどり着いて、しなの鉄道に乗る。小諸で小海線に乗り換え佐久平駅へ。ジャギの胸像が完成したとの報に接しやってきた。駅前の北斗七星型に散らばる北斗の拳マンホールを探し歩いたり、でっかいジャスコでガチャポン引いたりして、やっと新幹線で東京に下る。全身筋肉痛だ、あたたたた〜!

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年の松本マラソンをアップロード。凄く良い大会へと成長しつつあるのに、今年は定員割れの象徴として有名になってしまった。応援しているが、今年は同日開催の信州須坂ロゲイニングに(3時間チームの方で)参加することになる。すまん。

9/3 ダラダラ走る形 電車に乗る形 バームクーヘン食べよう

Belmont葛飾区の自宅からチャリで20分余り。足立区のベルモント公園という洋風めいた場所が第9回足立シティロゲインのメイン会場である。親しみを込めてゲソロゲと呼びたい。前週の乗鞍ヒルクライムからの連闘となるが、こんな近所なら参加しない手はないだろう。さっそく愛知方面のイベントでよくお会いするIさんを見つける。ここらが出身地なのだとか。彼は今回都合により3時間の部、自分は5時間がんばってみる。

9:15受付開始時間になり、地図を受け取ってさっそく作戦タイム(だから早く来たほうが良い)。地図は目を凝らせば信号機や歩道橋まで網羅されている大変繊細で美しいものだ。競技エリアは足立区ほぼ全域の他、葛飾区や荒川区も一部入る。さて5〜8月の平均ジョギング距離が60km/月という体たらくでは、いくら35℃の猛暑が味方とは言っても上位進出は望めない。だが電車利用可能ルールを上手く活用すれば一矢報いることが出来るのでは。5時間の部は10時30分までの任意スタートとなり、大半の選手がさっさと出発してしまった。気持ち焦るが、「序盤に綾瀬11:00発の常磐線に乗りたい」のと「最後に北千住15:18発の東武線に乗って帰ってきたい」のを両立できるギリギリのタイミング、10:24出撃とする。

Kameari得点証明は原則としてスマホGPS利用のWebアプリを用いる。最初のチェックポイント足立区役所で、一覧の写真にあるドラえもんのパネルがなかなか見つからない。他の選手が「見つからなくてもGPSさえ反応すれば良いんですよ」と言って次々去って行く。えぇ…釈然としないがこれ以上まごつく訳にも行かない。以降そういうルールと割り切って、特徴物の発見には拘らないこととする。もちろん写真を撮る必要もないが、後でブログとかにアップしたいから時々は撮ろう。

綾瀬11:00発の常磐線各停に間一髪滑り込み、隣りの亀有駅で下車する。こち亀マンホール6箇所をコンプすれば高得点が入る特殊なルール。これもいちいち発見せず、スマホ画面をタップして「Good!」判定が出ればさっさと次へ進む。何かもう別の競技だ(場所がズレているとOops!判定で数秒ロスするから一応注意な)。後半にどうせペースダウンして時間が足りなくなるだろう、そう思って適宜チェックポイントをカットしつつ、地図北端を東から西へ進む。公園や自販機が多く、給水に困らないのが街ロゲの安心なところ。

Liner舎人(とねり)公園から細か〜い道を繋ぎつつ一旦スタート会場付近に戻り、さらに南へ。予想以上にペースが落ち込み、こりゃ北千住エリアは諦めるか・・・あ、日暮里舎人ライナーがあるじゃん。これで荒川と隅田川を渡り、荒川区の高得点80点をゲット。電車利用可能ルールを謳うわりに路線が非常に見辛いのが難な地図だが、次の70点まで都電が並行して走っているようだ。地図には停留所まで記載されておらず、次の電車が来る気配もない。どうする? これくらいは自分の脚で走れ!と頑張ってみるが、ほどなく颯爽と追い抜かれるのだった。ちょっと損したな。

町屋から千住大橋まで京成線を活用できなくも無いが、無闇に電車を使うのも待ち時間が致命傷になりかねないし、時刻表を調べるために立ち止まるロスも惜しい。というかリスケが面倒くさくて、ここも馬鹿正直に走行を続ける。ああっ脚が攣りそうになってきた。さらにペースダウンしつつ、やっとたどり着いた18番CP「喜田屋本店」。5箇所あるショップポイントの一つで、参加者クーポン券を使うと制限時間が5分延びる特典がある(複数店舗で使っても再延長はされない)。どら焼きを買って、これで大丈夫・・・。

Routeだが電車の時刻は待ってくれない。エリア高得点源の65点と42点をカットしないと間に合いそうにない。しかしそれでは北千住に来た意味がない。イチかバチか65点だけ拾い、攣りかける脚を引きずるように北千住駅へ。何とか東武線のホームに上ったところで15:18発のドアが開く。またもぎりぎり間に合ったー!

梅島駅で下車し会場へ急ぐ。ごく稀に同点者がいるとタイムで順位が決まるから、ロゲは最後まで気が抜けない。こうして15時28分37秒に無事フィニッシュ(暑さのせいかスタート時刻の脳内記憶が改ざんされており、2分以上余して悠々フィニッシュと勘違いしていたが、実は遅刻まであと24秒だった)。スマホで暫定リザルトを見ると何故かさっきの18点(喜田屋本店)が消えてて、修正入力しておく。ショップポイントを使用しているし何なら写真も撮ってあるので証明できる所。それでも1236点で男子ソロ及び総合3位。この貧脚で入賞なら嬉しいが、またもブロンズコレクターか。

Lotteryだが2位の選手が大遅刻で、自分が繰り上がる。1位と3位は毎年のようにJOA Navigation Gamesを制するチーム茶鈴古のKさん(1308点)とSさん(1210点;フィニッシュ時刻を間違えて30分早着したとか)。前日に茅野ロゲで圧勝したTさんはさすがに足休めか。そんな強豪に割って入れたのは、幸運としか言いようがない。もちろんもっとしっかり練習していれば勝てたのに、と一抹の悔しさもある。後の計測で、走行距離は37.3km。

副賞がバームクーヘンなのは、今回ロゲのテーマがマンホールだったからかな。得点しつつ目視では未確認なチェックポイントも多いので、今後当面の練習はここの反省ジョグに当てよう。チャリで足立区役所のドラえもんを「ここに居たのかぁ」と再確認しつつ、帰宅し玄関に入れば遠足は終了。そしてシューズを脱ぐ時、ついに脚が攣ってひっくり返るのだった。

※正確に加点されてない参加者が多いらしく、ブログ執筆時点でリザルトはまだ暫定です。

Facebookアルバム: 第9回足立シティロゲイン 2022(競技前中後のスナップ写真や走行ルート地図)

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年10月の松本・安曇野サイクルロゲイニング(初日の安曇野のみ参加)をアップロード。サイクルロゲも面白いぞ、今年10/9の千曲Stage現在プランニング追込中です、よろしくね。

8/26-27 おねがい まいめの池

Bus土曜、新宿発8時15分の各駅停車タイプあずさに乗る。ぼーっと車窓を眺めていると、脳内では様々な思考実験が行われている。何も覚えてないけど。昼飯は松本駅前のイイダヤでいいだや。

アルピコ交通上高地線に乗り、新島々で路線バスに乗り換え。12時50分の便に輪行用の臨時増発は無いが、ほぼトランクで足りるようだ。さわんど(沢渡)で上高地方面への乗り継ぎ客を降ろし、いよいよ乗鞍高原観光センターへ。小径自転車カラクルSを組み、乗鞍ヒルクライムの受付を済ませる。去年と同様、頂上行きの下山用荷物は前日に、マイクロバスに放り込んでおく形となる。

Maimeブース出店はあれも欲しいこれも欲しいと目移りするが、輪行組は控えめに。次週ロゲ参加用のワンチュール(エナジージェル)だけ買い溜めし、剣ヶ峰が見え隠れする乗鞍高原をぶらぶらする。一の瀬園地の少し遊歩道に入った所に「まいめの池」があり、言葉にするのが難しいくらい美しいと感じた。観光客でごった返すこともある牛留池などと違い、県道からも喧騒からも離れて深呼吸し放題。まだまだ知らない乗鞍があるんだな。

遠雷と熊を警戒しつつマイナーなサイクリングロードを下り、常宿となっている寿家さんへ。メンバーに加えて頂き、幹事のMさんをはじめ暖かく迎えて下さる皆さんに感謝している。元大学サイクリング部員というのは意識高い系の真逆を行くもので、そこに救いがある。

夕食後、少しだけ酒を飲む。今年になって初めて口にするアルコールだった。外は雷雨だが明日には止むだろう。

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Kotobuki日曜、霧の隙間に今日も剣ヶ峰が見え隠れする上々の条件。サドル下にDIY!すりでっち様のアクリルチャームをぶら下げ、標高差175mアップして乗鞍ヒルクライム会場入り。一般男子E(46〜50歳)は7:50〜8:10のフリースタートだが、せっかくだからその中の一斉スタートに加わる。すぐ息が上がるのは練習していない証。だがフラットペダルだった去年と違って今年はビンディングを付けているのだよ。ハンドル周りのパーツ変更で車重は若干上がっているが、大幅な記録上昇を狙えるものだと思っていた。

Start第1チェックポイント23'49"・・・去年より6秒しか早くない! ここから猛チャージを掛けないといけないが、スタミナの温存も必要だ。つづら折り地帯はカーブのインベタでゴボウ抜きし、直線でじわじわ追いつかれるの繰り返し。だいたい向こうが根負けしてくれる。冷泉小屋など所々沿道の応援が熱くて良い。

第2チェックポイント1:01'14"・・・去年より13秒しか早くない! 油断すれば自己ワーストを叩き出してしまう。けれど脚は売り切れに近いし空気も薄い。一番軽いギアで何とか位ヶ原の絶景をゆっくり進むしか無い。いよいよ最終盤の大雪渓前。前方を走るロードバイクどもをロックオンレーザーでまとめてぶち抜いてやる! 気分はクライマックス、こんなに楽しい遊びが他にあるか。

また肺がぶっ壊れるんじゃないかって不安にもなるラストスパート。渋滞気味で少し力を緩めるシーンもあったが、フィニッシュラインは力強く漕ぎ切る。標高差1,260mの旅、力は出し尽くした。第2CPでうっかりウオッチをSTOPしてしまったから、タイムはよく分からない。ワーストにはなってないと思うが、ペダルを替えてこの体たらく、なんて力が落ちてしまったのかしら。

Tatami富士見岳は霧に隠れがちなので絶景登山を諦め、仲間の集合場所でうだうだする。学生時代の同輩Mがたぶん来ているはずだが、見つからなかった。NHKチャリダー収録のギャラリーをして、集団下山へ。今年はゴールエリアでアミノバイタルゴールドの配布があったお陰様か、珍しく大きな下山事故は無かった様子。空きっ腹で走らないのが一番の安全策だ。

下山後のりんご食べ放題などが復活してるのも嬉しい。記録証を発行すると「1時間26分53秒229」と出た。去年より35秒早いね…もうええわ。宿に下って温泉&昼食。近くのバス停からバス輪行できるか微妙なとこなので、集合写真撮影までは待てずお別れ。急いで観光センターまでヒルクライムし、14時13分発に間に合わせる。輪行臨時便(トランク積み)が増発されて有り難い限りだが、やはりここで乗っておいた方が良いみたいだ。

Cake松本駅で時間が出来、もうすぐ潰れるというパルコあたりなどをぶらぶらする。なんかパルコって憧れだったからさ、ギター弦はたいていここで買ってたのよ。だが一人で5HORN喫茶は難しい。丸善ビルの彩香でケーキセットを頂き、駅で土産を買って千葉行あずさで東京に下る(錦糸町で下車すると山手線や千代田線を使わず金町に帰れる)。

という訳で去年のワースト記録に向き合うことすら出来てなかったような、不甲斐ない走りであった。ここ二年間生活環境の変化でヒルクライムは乗鞍のみという状況だったが、来年からはまず美ヶ原に復帰するし、出来るだけヒルクライム趣味を再興しようと思う。むらよしの坂バカはまだ始まったばっかりだ。

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