2/25-27 どんなことが起こるのかな 期待のカラクルS

Ara金曜、葛飾区の北端から江戸川区の中ほどまで10kmちょっとのジョギング。そこに自転車店サイクルステーションハヤシさんがある。「カラクルSを下さい!」。テック・ワン社の猛虎参號さんが営業していて乗鞍仲間にも広まっており、ずっと気になっていたモデルである。どちらかと言えばやや軽量なスポーツ仕様が欲しかったが、在庫切れなので標準仕様(税込145,200円)でいいや。生産が追いついてないと聞いていたし、あるだけラッキー。店頭に赤と白の完成車があり、赤を選択。Cf気候の国に住んでいるからにはまずしっかりした泥除け装備が最優先事項なので、その場で取り付けて貰う。加えて専用の輪行袋と適当なボトルケージを購入し、リアキャリアは取り寄せとなった。折り畳みのコツなどを親切に教えて頂いたし、ジョギングで来たので乗って帰れる!

FoldさてこのカラクルSは、小径車とかミニベロとかフォールディングバイクとか言われるものであり、つまりタイヤ径が小さくて折り畳みが可能な自転車である。普段乗っているランドナーに比べるとやはり直進安定性は欠けるので最初は戸惑うが、すぐに慣れた。意外にスポーティな走りをするもので、電動ママチャリなんかよりよっぽど速い。それでいて、ロードバイクだと遠慮してしまう歩道通行も許されてしまうような可愛さがある(あくまで例外です)。都内自転車乗りの鬼門である環七総武陸橋も、簡単に歩道階段を…いや期待したほど持ち易くはない。

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Tannhau土曜、さっそく輪行だ。「慣れれば10秒」という謳い文句のようには行かないが、30秒もあれば折り畳みが完了する。この畳んだ姿が非常にコンパクトで無駄がないという機能美こそが、カラクルSを選んだ最大の理由である。一緒にクラシックギターも担いでいるが、このギターケースとサイズ感は大差ない。ランドナーだとギターと一緒に列車旅ってのは、かなり無理に近いだろう。常磐線、山手線を経て中央本線の特急あずさで松本へ。ああ、懐かしい…。

Alpsもちろん組み立ても工具要らずですぐ完了。ランドナーだと何だかんだ30分掛かることもあるが、カラクルSだと3分でもう走り出せる。東横インにギターだけ預けてから安曇野へ、5/8に開催するサイクルロゲイニングの地図作成に必要な調査を詰めていく。つまり1分でも惜しい訳だ。走行性能的にも、小径車としては大きめの20インチタイヤが頼もしい。つーかこれより小さいとやってられない。

ホテルに戻って、また折り畳んで部屋に持ち込むのも良いが、そこまではしなかった。

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Jinniku日曜はギターを持って出撃。まだキャリアが無いので、バックパックに重ねてギターケースを背負う形なのがちょっとキツい。浅間温泉から神宮寺の坂を美鈴湖へ登っていく。この「輪行してギター背負って走る」というのが、カラクルSで一番やりたかったことなのだ。ギアはフロント50の1段、リア11-32の9段で、過不足は感じない。

サイクルカフェピラータで、室内楽サロンに参加する。と言ってもあまり練習をしてきておらず、ここで今まで弾かせて頂いた曲のやり直しばかりになってしまう。ショパンの雨だれ、宵待草、城ヶ島の雨…。今後も時々行われそうだし、次は新曲を用意したい。東京への帰りも特急あずさを利用。あ、輪行袋の中にヘルメットも一緒に収まるのね。

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Pirataという訳で、私のやりたいことを叶えてくれているカラクルS。何かしらダメ出しをしようにも、四世代目にあたり製造技術も十分に枯れている為か、全体的にしっかりした作りで悪いところが見当たらない。もちろん小径車に過度の期待はしないのが前提であるが。敢えて言えばヘッドマークのシールが弱くてすぐ外れること(もう別のシール貼ったわ)、取扱説明書が誤字やレイアウト崩れなど雑であること(従業員の家族とかにDTPに強い人いないかな?)、ネット上の噂ではキャリアを付けると専用輪行袋に入らない?可能性があること、そもそも輪行袋が華奢なことか(転がして移動する用に底が抜ける機能付きだが、泥除けがあると無理だし無駄)。つまり本体設計と金属加工技術だけ優れた、典型的な日本の工場らしさを感じる。トータルでの顧客満足を目指すならまだまだ伸び代はあるはずだ。

などと、つい偉そうなことを書いてしまった。かく言う私も次の職場が決まったので、いろいろ叩かれながらやっていきたいと思う。通勤には引き続きランドナーを使うが、カラクルSも貴重なバックアップとなるのだ。

2022/1/23 長かった長野県

Salon日曜、「カフェピラータ第1回室内楽サロン」に参加すべく、いつものようにギターを担いでジョギングで美鈴湖畔ピラータへ。サロンが何なのかはよく知らないが、毎年秋の音楽祭よりはリラックスしてやりましょうということらしい。始めるタイミングや演奏順、曲目も自由に進行していく。と言っても現状弾き手はYさんの奥さん(ピアノ)、N店長さん(以下クラシックギター)、Yさん、私の四人だけ。聴き手も見知った常連さんたちだし、確かに過度に緊張することはない。私はここでは初披露のタルレガゆりかごの他は、過去にやった日本の曲(宵待草、城ヶ島の雨、雪の降る町を、早春賦)をソロで演奏。Yさんとのデュオでバッハのゴルトベルク(一部)、平均律プレリュードとフーガ、そして難関曲だったBWV1006aプレリュードを何とか弾ききった。松本時代最期の思い出に、素晴らしい機会を頂けたことに感謝したい。

Pirjanという訳で、この街で一旗揚げるという夢が叶うこともなく、情けなく東京の実家に出戻りする。23年間の愛着に感傷に浸ったのもつかの間、今はろくすっぽ掃除をしていなかった汚部屋の片付けにばたばたする日々が続いている。ゴミ収集日の度に何袋も出しているのにちっとも追いつかないし、台所部屋の掃除はひたすら重曹まみれだ。一休みしつつブログを書いたら、また作業の続きをせねばなるまい。果たして期日までに間に合うのか。

今後も当面はギターサークルを続けたいし、サイクルロゲイニングのプランニングがあるので、出来れば毎月松本に訪れたい。そんなに上手くいったとしても、もう自分の街ではなくて単なる訪問者なんだ。未練たらたらだけど、どこかで気持ちを切り替えて、新しい環境で前に進まなくちゃいけない。まぁとにかく引っ越し作業の続きを急ごう。

実家にはネット環境が無いため、とりあえず5Gホームルーターなるものをソフトバンク(の怪しい代理店)で契約し試用中。しかし利用しているプロバイダDCNへは外部接続となるため、FTPが出来ないという問題がある。Webページ「むらよしのホーム」は当面、ブログ用のサーバに臨時開設しアップしていくことにした。このブログやメールは継続利用していく。

→むらよしのホーム臨時(http://mr.dcnblog.jp/home/)※まだ何もありません

東京に移ってからはこれまでのような活動が制限されるかも知れないし、そうでもないかも知れないが、今後とも、時々よろしくお願いします。

10/24 快晴でもショパンの調べ

Band日曜、クラシックギターを担いでジョギング。浅間の激坂を登って標高差400m、カフェピラータにたどり着く。今日は一年に一度のフリマ&音楽会。例年この日だけはクルマで来るんだけど、廃車にしたからとうとう本番当日もジョギングだ。演奏もジャージでやることになる。

朝は冷えたが良く晴れて、滞りなく室外でのバンド演奏から。松本ぽたりんぐクラブさんの面々が集っているから客数的にも盛況である。聴いてる方としては「演奏できて当然」のように考えてしまうのだけど、同系統の楽器をやっていると、そのレベルに達するまでにどれだけ苦労したかが、何となく分かる。

Guitar休憩のあと室内に移動。私はYさんとのギターデュオで、バッハのゴルトベルク(アリアと第一変奏)、プレリュードとフーガ第九番を演奏する。やはり練習通りとはいかず、「走る」のを抑えられなかったり。致命的な演奏停止等が無かっただけ良かったし、楽しんで頂けたかも知れない。続けて私のソロだが、その前に信州サイクルロゲイニング安曇野Stageのエントリー募集、最後のお願い。やり過ぎるとウザいから加減が難しい。曲目は雨にちなんだ2曲「城ヶ島の雨」「ショパンの雨だれ」。城ヶ島は覚えたてだが先日実際にそこを旅して思い入れひとしお、雨だれは古いレパートリーの覚え直し。適度な緊張を維持していたのだけど、終盤は怖くなって心を閉ざしてしまった。まぁ、私にはこういう演奏しか出来ないってのを残せたと思う。

ガチ勢の声楽&ピアノなど、今どき貴重な生演奏の時間が続いていく。名残惜しく全てのプログラムを終え、次はまた遠い機会に。走って帰らなきゃいけないから、フリマでは何も買わなかった(カレンダー基金だけワンコイン)。御殿山トレイル経由で下山、帰宅する。

Webサイト(むらよしギムナシオン)に去年8月の自転車ツーリング記「木曽・園原と西伊豆・富士西麓」をアップ。そういえば今年は去年以上にロングツーリングが出来ていない。もう、時間がないぞ。

4/17-18 DREAM SOLORUNNER

Okosama土曜に普通列車で、やっとかめ…でもなく6日ぶりに名古屋へ。喫茶マウンテンの激甘スパ登頂スタンプカードが満了していたのでそれを使いクリームソーダと、「大人のお子様ランチ」を頂く。予想以上のボリュームでお腹いっぱい。

多度神社や蟹江西に行こうという計画もあったが、土砂降りの雨予報に負けて断念した。代わりに地下鉄西高蔵から東側に歩き、熱田ジャスコの屋外駐車場で開催されているサイクルスポーツデイズというイベントを訪ねる。目玉のロードバイク試乗が中止となっており、今日は物販がメイン…確かにお買い得かもね。乗鞍王者の筧選手・中村選手・森本選手、さやパカさん・MIHOさん・なななさんらによるトークショーを見るが、スピーカーが遠くてあまり聞き取れず。ラッキーバーガー(ピエロではない)のローストビーフバーガーは予想以上のボリュームでお腹いっぱい。

Talk前売1000円の入場料を払った価値があるかは微妙で、雨でも、雨だからこそ楽しめる工夫が欲しかった(東京スカイツリーみたいな)。おかげで空いてるのは良かったし、時間を潰す目的は果たせた。もうズボンの裾はびしょびしょだが、トレッキングシューズを履いて来たので靴の中は乾燥している。さすがスポルティバ。

西高蔵の西側にある名古屋国際会議場センチュリーホールに向かうと、昼の部の参戦者たちがぼちぼち帰り道。いったいどんなだったのか? わくわくしながらやって来ました「響け!ユーフォニアム」定期演奏会、夜の部。アニメ劇中の曲を実際に洗足学園音楽大学が演奏する人気の吹奏楽コンサートだ。去年東京で初参戦するはずだったものの、公演4日前に急遽中止が決定…。ただ座って拍手する程度の集まりでそんなに警戒する必要があったのか、その世情に対し今でも少し根に持っている。今回もまた数字上では疫病の波が来ていて、サイクルスポーツデイズではいくつかのブースが参加を取り止めていたほど。この定演も数日のズレがあれば中止の判断だったかも知れない。

Ticket間引き席で客数が半分になるし、ファンが殺到するような物販もない。そのぶん謎ジオラマが付いたチケット代は12500円と高かった。それだけ払って2時間、何も感じなかったらどうしよう…。一階席のやや後ろで、少し不安になる。緊張するブザー音の後、開演。

スクリーンにアニメ1期1話冒頭のシーンが流れ、「地獄のオルフェ」の演奏から始まる。そう来るか…。今回はこの演出で、時系列に沿って作品を振り返る構成になる。TRUEさんのボーカル曲もすんごい伸びやかで、マイクいらねーだろってほど。ホールの響きも極楽浄土で、聴いてて涙がどんどん溢れそう。ある意味お目当てだった黒沢ともよさん、朝井彩加さん、安済知佳さん、豊田萌絵さんの声優トークコーナーが箸休めになっている。

Century劇中で名古屋国際会議場センチュリーホールは全国大会の舞台となっているが、実際ここでユーフォ定演が開催されるのは初めてとのこと。そう、2期クライマックスの課題曲・自由曲シーンを初めて完璧に再現している! さらに「リズと青い鳥」も圧巻で、スクリーン上の演奏とリアルの演奏が完璧にシンクロしている。実質ラブライブ!?

他にも手拍子楽しい「宝島」や、しっとり聴かせる二重奏、先月リリースされたばかりのドラマCDからの選曲など、感動と驚きは書き切れない。京都アニメーションの件や自身の罹患をも内包したと思われる声優トークに、結局は泣かされるし。こうして2時間とちょっとが、新たなる希望を胸に終わるのだった。これだけ心が動くってことは、俺はまだ生きてるってことだ。

雨はほぼ止んだし、栄まで5km歩こう。失われた水分をファミレスのドリンクバーで補充しつつ、グレイスインホテルにチェックイン。

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Sobue日曜、小倉も乗せられるパンのバイキングをガッツリ頂いてからジョギング旅スタート。名古屋城ビルを堀の向こうにチラ見してから西へ、県道67号を進む。晴れ予報だったが、時折黒い雲が上空を通過し雨を降らせる。清州城ビルは電車から度々見えるけど、こうして間近で見上げるのは初めてだ。

大都会を離れ、田園風景の稲沢市へ。最後はちょっと迷いつつ祖父江の善光寺東海別院に到着。本殿がまさにミニ善光寺の構え。「かいだんめぐり」は途中真っ暗なものの、錠前のある中心部は謎ジオラマが輝く! これはこれで極楽浄土かもね。少し戻る形で森上(もりうえ)駅まで走り25km。トレッキングシューズだとこれくらいが限度だろう。

Inaba名鉄尾西線は素晴らしいローカル旅情。電車を一宮で乗り換え、岐阜まで移動する。手段を徒歩に切り替え、新緑まぶしい金華山へ。麓にある伊奈波善光寺にお参りして、これで飯田元善光寺に縁深い所はだいたいコンプしたんじゃないだろうか(長野・甲斐・関は既訪)。また美濃国三宮にあたる伊奈波神社にもお参り。凄く良い所だが、ここで土砂降りの雨になってしまった。軒下で待てどなかなか止まない。

登山は諦めて、福丸という店の薄皮たい焼きを注文。焼き上がりを待っているうちに、ようやく晴れた。しかし一度折れてしまった心を再び奮い立たせるのは難しい・・・なんて事を言ってたら響けユーフォニアムだって次の曲が始まらない訳で。また泣きたければ、さあ歩け。それにしてもこのたい焼き、今川焼並みの激安にしては旨いな。リピート決定。

Kinka岐阜公園から百曲り登山道をガンガンズンズングイグイ上昇していく。硬い堆積岩が斜めに露出している様は悠久の時を感じる。いずれこの山もプレートテクトニクスに沈むだろう。人間の何と刹那なことか。急坂も標高差300m程度だしあっという間にロープウェー山頂駅に到着。もう少し歩けば展望台がある。この景色が見たかった! 濃尾平野を一望するパノラマが素晴らしい。

岐阜城ビルはスルーして、めい想の小径を下山。他にも登山道はいくつかあるので、また来たい。帰りの時刻が迫り、急ぎ岐阜駅へ向かう。御鮨街道を歩いていると空穂屋(うつぼや)という歴史めいた建物があり、焼きドーナツを売っている。食べ歩きに丁度良く、油で揚げていない優しい味が沁みる。これもリピート決定。

柳ヶ瀬アーケードを通りつつJR岐阜へ。でも乗るのは名鉄の方。ちょっと高いが名古屋の名鉄バスセンターに直結だし。あとは高速バスで松本に帰る。登山に始まり登山に終わる、全部思い返すのも大変な夢の二日間だった。

11/28-30 あさま再塗装事件

土曜、ジョギングで美鈴湖へ登りギターサークル。ブログをさぼってて触れてなかったが、月初にピラータ音楽祭が、例年より小規模ながら開催された。ソロで「宵待草」「雪の降る町を」「早春賦」、デュオで「BWV1006a」、パーカッション入れて「コーヒールンバ」を演奏。さて次を考えねばなるまい。上手くなりたい上手くなりたい。

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Banzan2日曜、電車を乗り継ぎ中軽井沢駅から北へジョギング開始。これも自分的に毎年恒例化している、草津温泉への旅ジョグである。雪化粧を始めた浅間山の噴煙を間近に、ゆっくり時間をかけて峰の茶屋越え。群馬県に入って、分去茶屋跡から今回は西を行く。国道よりだいぶ交通量が少なくて走り易いが、コンビニが無いデメリットも。古来、草津への道はこっちだったのだろう。左手の樹間に四阿山や破風岳が見え隠れする。

Tsuma

万座・鹿沢口駅前にあるセブンイレブン嬬恋三原店は、かつて小串鉱山を命からがら脱出した時に爆食した思い出の店。平常時に来てもまぁ普通のセブンだわ。ここからはまた登り坂で、力を入れて走らないと止まりそう。でも前回までの国道羽根尾経由よりはだいぶ楽。目前に草津白根山が近づき、振り返れば今日走ってきたルートが見える浅間山北麓の景色も雄大。道沿いには草軽電鉄の遺構も点在するようだ。

Yubatakeこうして六時間余で湯畑に到着。日曜の夕方ともなれば閑散…を期待していたのに凄い人だかり。「GoToトラベルが中止になる前に」と考えることは皆一緒である。お陰でアテにしていたラスクジェラート食べ放題は受付終了している。仕方なく焼鳥等を食べ歩いて飯島館にチェックイン。おんぼろだが、わたの湯源泉を引いているのが稀少。凄く熱くて、免疫力みるみるアップ。

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189月曜は有休、まずは外湯でリラックス。宿の朝食を頂きチェックアウトし、路線バスで軽井沢に戻る。さらにバスでまた群馬県に入り横川へ。おぎのやの釜めし定食を昼食として、碓氷峠鉄道文化むらに入場する。まるで自分のようだからツイッターのアイコンにしている189系あさまと感動の再会…あれ、いつの間に再塗装されてる! あの痛々しい錆が良かった気もするが、少し安心。

Mugen折しも無限列車大作戦という謎解きゲームが開催中。一度は参加を断ったが、時間が半端に余りそうなのと、他の客は皆それを目当てに来てるっぽい様子。地図を読んで駆けずり回るのは大好きだし、私もチャレンジしよう。ただし帰りのバス時刻が迫っているので正攻法は採らず、冊子のヒントで半分は解いてしまう(さすがにネットには頼らない)。最後に無限列車仕立て?のアプトくんに一周乗って解答を確定させ、認定証を頂き終了。鬼滅の刃についてはダイジェストフジテレビ版を観た程度の知識だが、なかなか楽しかった。

軽井沢に戻って甘精堂マロンソフトクリームを頂き、電車で松本に帰る。また草津温泉に行きたいゲージを少しずつ溜めていこう。

7/11-12 我が名は長和

Live土曜、元々は長和町の近くまで自転車キャンプツーリングに行く予定だった。しかしカフェピラータで阿部将弘さんと中村かおりさんのクラシカルギターソロ&デュオライブがあり、店長さんから「前座をやってみる?」という話が来た。こんな一期一会のチャンス、逃せない。と言う訳で夜8時スタート。客は自分を含め十数名、ほぼ見知った顔だ。

まずYさんとのデュオでバッハBWV1006a。Yさんは私を追い抜く勢いで上達しているものの、まだ緊張に弱い。そこで場数を踏んで貰いたかったのだ。半年間練習を重ねた曲、現状はゆっくりテンポでの演奏となる。私も当然ミスはするが、一定の役割は果たせたと思う。

Yさんのソロが1曲あり、私もワガママで1曲、覚えたての「宵待草」を弾く。あれっ、自分もけっこう緊張してる!? でもそれが凄く心地良い。いやいや、聴く方を心地よくさせなきゃダメでしょ。ともかく無事に前座を勤め終わり、あとはリラックスしてプロの演奏を聴く。コンクール向けとは対照的ながら独特の華麗さと繊細さがあるし、本当に贅沢な2時間だ。

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日曜、とりあえず早起きに成功。クルマで三才山トンネル有料道路をぶっ飛ばし45分、長和町の道の駅「マルメロの駅ながと」に到着。松本市に隣接していながら聞き慣れない町名だが、かつてあった長窪古町・長久保新町・大門村が合併し長門町となり、さらに和田村と合併して長和町になったようだ。あれ「門」の字はどこへ消えた? ともかく自転車で2、3度通過したことはあると思うが、土地カンは無い。

Start受付は検温から。平均36.0℃…体温計を持ってないから知らなかったけど、そんなもんなんだ。疫病騒ぎであらゆるイベントが中止となるなか、新しい生活様式に則した分散型スポーツとしてアピールし、おそらくあったであろう有形無形の圧力をはね除けて開催に漕ぎ着けた「信州長和ロゲイニング2020」。大混乱の世情で一番最初に参加申し込みをしたのは私だったとのことだが、最終的に137名のエントリーを集め、県外者が6割を占めるとか。知多ロゲでお会いした愛知県の方々と挨拶しつつ、午前9時のスタートを迎える。競技時間は4時間、何気にこれは初めてかも。ロゲは基本チーム戦だが、オマケのソロ部門での参加となる。

Hata直近のジョギング量は4月170km、5月125km、6月270kmで明らかに走力が劣る自分が勝つためには、奇策を取らざるを得ない。そこで近場のコントロールをすっ飛ばし、最南端へ一目散。和田村と大門村から回っていく。長久保宿から東の笠取峠へ向かう途中、作戦ではカットするつもりだった山へトレイルを登ってみる。上位がパーフェクト者同士のタイム勝負になる可能性が見えてきたためだが、大雨の後で酷い道だ。コントロール位置説明の紙によれば絶景とのことだが、夏場は何も見えぬ。

中山道の旧旧道をつたって笠取峠を越え、立科町の松並木へ。入れ替わるように中信地方3強(と勝手に目している)のBGTのうちBさんTさんがやって来る。逃げなきゃ。ロゲは指定された特徴物を写真に撮ることにより得点となるが、北東エリアはオリエンテーリングめいたフラグをコントロールとしている。ここまで順調に来たものの、文字通り暗雲が立ち込める。

Hill本降りの雨だ!…梅雨時の不安定な天候を甘く見ていた。防水でないデジカメを保護するのが最優先事項。まごついている間に、剥き出しで持っていた地図や位置説明が雨でどんどんぼろぼろになっていく。精神的にもぼろぼろで、ミスを頻発するようになる。カフェイン入りのエネルギーゼリーは効いているか。

レースペースの走り込みなんか一年以上していない、というのも仇となり脚が攣り始める。大幅なペースダウンで何とか長窪城址に登るが、泣く泣く2ヶ所をカットすることに。優勝どころか入賞すら無理となった。雨は上がりラスト1時間、最北端・最高点を取って一矢報いたい。もがくように丘を再度登っていく。

だが、途中のコントロールへ向かうトレイルの入口位置が、ぼろぼろになった地図の折り目にあたり剥がれて読めない。焦りつつカン任せで突っ込むが、あり得ない藪の中で立ち往生。最悪のミス「ロスト」をやらかした。「天は我を見放したっ!」と全てを諦める。大幅に遅刻しますと大会本部に連絡しなきゃ、でもここ電波通じるのか? 半泣きになりつつ下の方に降りてみると、幸運にも地図にあるT字路に出る。リロケートというやつだ。こうして戦国時代の大戦争を今に伝える「千人塚」までは何とか辿り着く。

1000最高点をカットしたのは痛恨の極み。さらに残るコントロールのうち2つをカットして、獲得したのはコントロール25/30ヶ所、総得点1688/2000。制限時間を4分残してフィニッシュした。あの絶望からよく遅刻せず帰ってこれたとは思う。4時間まるまるじたばたできて、久々のレースを存分に楽しめたのは確かだ。競技結果は男子ソロで自己ワーストの8位に沈み、男女混合チーム5つと女子ソロ1位にすら負けて総合14位。ここまで大敗するとむしろ清々しいし、振る舞いのアイスが旨い。これで参加ロゲイニング通算13戦で6勝7負となり負け越し転落。QUEEN "WE ARE THE CHAMPIONS" の和訳を女王様ことパッパラー河合が歌っていた「我ら横綱っす、負け越し野郎に用はない」という歌詞を思い出す。

Routeblog「あまり疲れた状態でクルマの運転をしてはならない」と教習所で教わったから、クルマでの会場入りは避けたかったところ。道の駅のマルシェ黒曜で昼食を摂り、参加者無料の長門温泉やすらぎの湯で汗と涙と雨と泥を落とす。こんなものかな。1週間程のカフェイン断ちとツイッター断ちを解禁しつつ、クルマで無事帰宅。WEB公開されたリザルトを見ると、全コントロールを回り切ったソロ1位の方のルートが解る。34kmとの伝聞情報があるが、解析すると38kmは走っている。私は34.4km走行で、その差がいかに大きいか分かるつもりだ。しかし埋められない差ではないはず。むらよしは倒れたままなのか?

→Facebookアルバム: 信州長和ロゲイニング2020(通過証明のコントロール写真全部ほか景色や大会の様子)

10/27 ノクタンといっしょ

Pirata今年もピラータ音楽会の日がやってきた。月に一度のサークル練習日に、ギターを担いでジョギングで登ることが多い美鈴湖畔へ、今日はクルマで行く。昼前から始まり前半は屋外で賑やかなバンド演奏、後半は店内で器楽や声楽がメインとなる。プロ級の方から初心者まで、飛び入りOKの自由さが良い。

Yさんのニキータ・コシュキンに続き、自分のソロはショパンのノクターン(9-2)タレガ編。この難曲を新たに暗譜できるほどもう頭は柔らかくないのだが、23年前に一度演奏したものをある程度、指が覚えていてくれた。技術的には自分でできることの醜態…集大成。本番となると緊張などでデバフが掛かり、どうしても下手の横好き感が丸出しになる。弾く側も聴く側も一度きり、つまり一期一会であることを意識しつつ、何とか終えた。

Trioギターサークルと言っても現状3人。アンサンブルはトリオで佐藤弘和の「光の街」。タイトル通り明るい曲で、開放弦を大胆に使う。佐藤弘和と聞いても知らなかったが、「四大元素」の音源は聴いたことがあったかも知れない。最後にギターデュオ+Gさんのカホンでいわゆるコーヒールンバ。これも学生時代に弾いたことがあるが、パートを変更したので実質初演。サイクルカフェの雰囲気に合う、楽しい演奏になった。これが音楽だ。

特別メニューの牛丼と、いつものコーヒーを頂く。同時開催のガラクタ市で自転車パーツを確保しつつ帰宅。来年も参加したい。できるだろうか。

ジョギングトレーニングは土曜に田溝池ハイペース、日曜に薄川スローペースで合計30kmほど。5時間ロゲイニングで戦うにはスタミナ練習が不足しているが、まだ慌てる時期じゃない。って2週間後じゃん。

1/26-27 人は石焼き 鳥は白

Glee1月は順調にジョギング距離を稼いでいるが「ここで調子に乗ると故障する」という経験則もあるので、土曜は休養とする。信州大学グリークラブ第57回定期演奏会の招待券が手に入ったので、音楽文化ホールへ聴きに行く。久々にホールで聴く純音楽。筑波大学に例えればメンネルコールだが、ここはそこそこの人数を保っていて羨ましくも思う。その迫力だけでなく、ハーモニーもしっかりしていて、もっと聴いていたかった。メインプログラムが終わった後の弾けっぷりに、学生時代を思い出さずにはいられない。

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Swan日曜はクルマを豊科生協に駐めてからジョギング。まず石焼きおやきの店「うしこし」へ。灰焼きほどマニアックではないがなかなかのボリュームと硬さがある。サイクルラックやイートインコーナーもあり、ここもファンになってしまいそう。

さらに犀川沿いに豊科白鳥湖や大王わさび農場をゆっくり見物しつつ北上。あづみ野自転車道に入ってようやくペースアップしクルマに戻る。1月300kmを越えた。生協やセリアで買い物をして帰る。

むらよしギムナシオン(参戦記ページ)に去年3月の上高地線ロゲイニングをアップ。今年の春ステージは筑北村とのことで、また地図読み練習から頑張って上位を目指そう。

10/28 ギターが叫びたがってるんだ

土曜の朝、不摂生がたたって喉が痛い。おとなしく引き篭もって生姜を大量摂取しつつ、録り溜めたままのドキュメンタリー番組を消化する。パタゴニア極限レースやらTJARやら・・・こりゃ自分には無理だ。胃腸だけは丈夫なんだけど、登山技術がダメダメで。足が痛くなるのもイヤよイヤよ。

Wnnn日曜、大幅に寝坊したかいあって全回復。しかしいつもは自転車又はランニングで向かう美鈴湖に、今日はクルマで向かう。恒例のピラータ音楽祭、快晴に恵まれた。あくまで仲間内イベントだが、今年は参加者が増えてちょっと賑やか。一度は音楽で食ってくことを志した人と、完全に趣味でやる人と、演奏の雰囲気が異なる気がする。

前半は室外でバンドを聴き、後半は室内で器楽曲に加わる。自分はクラシックギターソロでオーバー・ザ・レインボー。ラブライブサンシャインの映画タイトル…とは関係なくて「心が叫びたがってるんだ」からの発想。ゆえに悲愴ソナタを強引にねじ込むが、このネタ分かった人いないだろうな。正直練習不足。続いてギターデュオはG線上のアリアとシチリアーノ(バッハ)。こちらは練習の成果は出たと思う。シチリアーノは評判も良かった気がする。また来年も参加できたらなあ! それを当たり前と思わず、生活を守りつつ精進してゆこう。

同時開催のがらくた市でiPod nano第7(最終)世代をゲット。第5世代を紛失し、第6世代は故障させて以来あまり外で音楽を聴くことはなくなったが、またジョギングのお供になるだろうか。帰宅後、セットアップはまだなので何も聴かずに近所を買物ジョギング。十月の週末が終わる。

12/16-17 星めぐりのギター

Gotenトレーニング再開宣言してみたものの、平日は1回の朝ジョグがせいぜいだった。堕落した生活を戻すエネルギーのありやなしや。土曜は美鈴湖畔に登る。最近クルマばっか使ってたから、脚で行くのは久々。近道の浅間激坂は工事状況が分からないので、往路は御殿山遊歩道の見晴台を経由。自転車カフェピラータで食事とギター練習をし、復路は人肉館を経由。もう夕方は真っ暗だ。

Stove

日曜もジョグだが近所の丘を周る程度。そのあと徒歩3kmで、ギターサークルの方の家へ。彼の奥さんが主催する小さな音楽会がある。私みたいな捨犬以下がモグって良いものか恐縮だが、自転車趣味人って妙に寛大だからダイジョーブ。ピアノ連弾や子供の紙芝居、そして我々ギターデュオもジムノペディ1番とリベルタンゴで参加する。星めぐりの歌でコカリナや合唱の伴奏として加わるのも急な話だったが、シンプルながら形になった。冨田勲x初音ミクのイーハトーヴ交響曲、そしてプラネタリアン等で耳にし毎日口ずさむほど好きだった曲で、嬉しい。

帰宅する頃、昨日の筋肉痛がやってくる。日を開けずに叩いていければ、前シーズンの強さが蘇ってくる筈だ。

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