5/4分 カッコカワイイ浅間

Wakutama未明にテントを叩く雨音で目が覚めるが、出撃する頃には止む。およそ標高0mからの坂道を、身延線に沿って富士宮市へ。日本人なら一度は訪れたい、浅間(せんげん)大社の総本宮にしてワールドヘリテージな世界遺産、富士山本宮浅間大社がここにある。カッコイイ朱塗りの社殿や、早朝のまだ静かな湧玉池などゆっくり見物。

富士山スカイラインには東の御殿場市へ結ぶ周遊区間と、その最高点付近(1460m)から五合目(2380m)までピストンする登山区間がある。一気に制覇するつもりで漕ぎ始めたが・・・どうにも頭がボーーっとして、たまらず西臼塚駐車場で休憩する。みるみる身体は冷え切って、とどめに雨が降ってくる。完全に心が折れた。登山区間はいずれヒルクライムレースで走ることにしよう。防寒防雨装備にして、東側へ下りて行く。

Goten5すると晴れて暑くなってくるし。山の天気はよく判らん。そこで太郎坊からほんの160mアップのピストンで、御殿場口新五合目に寄り道する。これでも景色は五合目らしさに溢れているし、だから五合目まで登ったことにしちゃおう。

このあと話題(マグマ?)沸騰中の箱根にでも行こうか。でも山梨県側に越えて、電車賃を浮かせたい。針路を北にとり、ふじあざみラインのスタート地点へ。道の駅すばしりにはカワイイ自衛隊グッズなんかも売っているが、はちみつソフトクリームが凄く旨い。軽井沢のモカソフト以来の感動だわ。

ゆるゆると籠坂峠を越え、山中湖付近はマイカー大渋滞。富士吉田市には北口本宮冨士浅間神社がる。こちらは何度も訪れているが、富士宮のとはかなり違った趣があることが解った。締めに吉田うどんを食べてサイクリング終了。富士急行の富士山駅からJRの松本駅までSuica決済で移動できるとは、面白い時代になった。

Shizumap三日間でおよそ距離300km、獲得標高差5000m。観光色を強く出しつつも、今の自分なりには十分に身体をいじめ抜くことが出来たキャンプツーリングだったと思う。それが一番したいことなのだから。

5/3分 川根茶ハドソン

Kawane「日本一きれいな川」を謳う気田川(けたがわ)に架かる、自転車がやっと一台通れるような吊橋「一草橋」を渡って、362号線を東へ進む旅が始まる。支流の杉川沿い、一昨年の大崩落現場を過ぎ、国道は酷道の様相に。久保尾辻という峠を越えると「天空の茶産地」が視界に広がる。初摘みの季節で風情たっぷり。今日は繋ぎの日であるつもりが、いきなり絶景を得た。

北上もとい大井っち川に沿って北上し、道の駅中川根でお茶を買って行く。大井川鐵道の千頭駅はトーマスに人だかりが出来ている。自分もゆっくり観光し、川根茶ソフトクリームを食べてリスタート。

Koibitoここからの坂がキツい。概ね二車線化されてるものの、12%坂が延々と続く。最高所を過ぎた展望所に恋人峠と書かれた鐘がある。鳴らしておくか…。下りはさらに狭く急な坂で、手が疲れるばっかりだ。茶畑の景色は相変わらず素晴らしい。

安倍川を渡る橋から富士山が見えてくる。静岡市内の銭湯に…あれ、調べておいた場所のは潰れたようだ。確かもう一軒あったはず、とスマホで調べる。私にとって旅とは原始回帰の機会でもあるから、スマホに頼るなんて負けた気分。ともかく体を洗ってスッキリし、東海道を東へ急ぐ。時間が押してる。どこでゆっくりし過ぎたかな?

薩埵峠(さったとうげ)は残念ながらスルー。せっかく海に来たんだから、海のものを食おうぜ。由比で桜えび定食を注文し、生と釜あげとかき揚げを味くらべする贅沢。それにエビの成分が膝の回復に効きそう。暗くなって、富士川河口近くの公園に到着。がたんごとん、しんかんせーんが鉄橋を渡る音を聞きながらテントに眠る。予定では明日が一番キツいのだが、ちょっと体力を消耗し過ぎたかも。

5/2分 AKH1600

松本から始発ベースの列車輪行は、飯田線の飯田で特急(ワイドビュー)伊那路に乗り継ぐ。眠たがってる場合じゃない秘境駅の数々を過ぎて、静岡県の水窪に到着。灼けるような陽射しのもと自転車を組み立て、昼の買い食いをしたらサイクリングスタート。県道389号を東に、山桜の吹雪を浴びつつ山住峠に登れば、背後に恵那山が霞む。家康ゆかりの山住神社で一休み。

Tenryusr「天竜スーパー林道なんて体力がある人が走るところで、自分には関係ない」。そう思って20年、ようやく登って来られた。ただし北端が通行止なので、ここから南への行程となる。舗装はキレイだが落石が多く、時々ゴツゴツと崩れる音もするから、降ってくる落石にも注意だ。フフフ、怖いか?

左右にたまに展望があるアップダウンが続く。グライダー発射台からは、南に向かって標高を下げる山々と、それを縫う河川の地形がよくわかる。そして赤石山脈南端の秋葉山に座す、秋葉山本宮秋葉神社の上社。火防(ひぶせ)の神様で、日本人なら一度は訪れたい神社の一つだ。東京にある秋葉原の地名由来にもなっている。長野県茅野から高遠、遠山郷を経て浜松に至る国道152号を秋葉街道と呼んで何度かサイクリングしたが、神社はずっとスルーだったんだよね。ちなみに今まで「あきばかいどう」と濁って読んでいたが、正しくは「あきはかいどう」らしい。

Akiha境内から南の展望が素晴らしい。天竜川河口や浜松の謎タワーなどを見おろす。そうこうしてるうちに16時を過ぎ、売店が閉まってしまった。しまった、もみじマークのかっこいい御守りが買えないじゃないか。急ぎ山を降り、ダメ元で下社に駆け込む。売店は閉まっているが残業(?)してる人が居て、頼んだら納めさせてくれた。近くのキャンプ場でテント設営。自炊用具は持参せず、パンやおにぎりの買い食いで繋ぐ旅である。

4/26 ギタサイ

かつて月に300km走っても400km走っても、なかなか切れず涙をのんだマラソン3時間の壁。今年はなぜ、最大で三月の250km(+自転車通勤)というイージーモードでクリア出来たのか。ゴールに待ってる人が居たり、友人のシーズンベストを抜きたいなど「心」な要因もある。勝手知ったる長野のコースに合わせた作戦や新しいシューズは「技」。すると「体」は?

今年は標高差のある練習が多かった。特に長い下り坂は太ももの前側にダメージを与え、「この程度で筋肉痛を起こすなんて走力が落ちたなぁ」と呑気に考えていた。これが、スピード持久力を司る大腿四頭筋を予想外に強化していたのでは。つまりマラソンで記録を目指すなら、距離なんかは脚を作る程度で良いから「長い下り坂」を重視すべし。そんな気がする。11月の第1回富山マラソンにエントリーしてみたけど、どうなるかな。

Takeshi21雪の季節もたびたび通った、自宅より400m高い美鈴湖畔。サイクルカフェピラータの存在は大きかった。土曜日はその報告とお礼?も兼ねて、自転車で登りに行く。その前にツールド美ヶ原のコースをタイムアタック。信じられないほどチャリが重い…いや体が重いのだ。無駄にスタミナがあるから後半は粘り、1時間33分55秒。6月末の本番に向けて、この数字を叩き台にトレーニングしていくことになる。

カフェピラータではクラシックギターの小さなサークル活動が始まっていて、それを聴きながらいつものように自転車旅行漫画「サイクル野郎」を、今回は21〜22巻まで読み耽る。微妙にチューニングがずれた基礎練による1/fゆらぎ?や練習曲の数々が本当に懐かしい。なんだこの、サイクリング部の溜まり場とギター・マンドリン部の溜まり場をミックスしたような居心地の良さは。このままだらだらと晩飯までご馳走になりたかったが、家で布団を干してきてしまったので、夕暮れ時になって慌てて帰る。

近年はギターに手を触れなくなり、そのぶん心は確実に貧しくなっている。このまま記憶の劣化が進行すれば「むらよし×クラシックギター」は無かったことになる。いいのだろうか、それで。

Keshisp日曜日は、そういえば選挙の投票に行かなくちゃ。続けてジョギングで岡田神社へ。城山遊歩道に入り田溝池、芥子坊主山に登る。アルプス公園は駐車場が満車で溢れるほどの家族連れで大賑わい。ここぞとばかりにキャーキャーはしゃげる環境がある。城山公園経由で帰宅。今度はアキレス腱が筋肉痛だわ。

あとは引き篭って、去年の車坂峠ヒルクライム&なつまちスタンプラリー参戦記をアップロード。大会は去年で最後という説もあったが、手押しストップウォッチからチップ計測に変わるものの、今年も開催されるそうだ。もう申込期限を過ぎてしまったが。

4/4-5 答え一発 マックミニ

そろそろ円安による値上げがありそうなMac mini(Late2014)を購入。これまでMacBook(Alminum Late2008)をまさかの6年半近くも使い続けてきて、ようやくの買い換えである。いわゆる「松」モデルにSSDだけ増量し、あとはデフォで妥協して136,200円(税込147,096円)なり。MacBookからの変化は、

  • プロセッサ: 2.4GHz Core2Duo → 2.8GHz Core i5(2コア)
  • メモリ: 8GB → 8GB
  • ストレージ: 256GB SSD → 512GB SSD

Macmini・・・あまり変わってねえ。もともとリッドクローズドと言って外付けディスプレイ等を使ってデスクトップパソコンのように使っていたので、使用感覚もほとんど同じ。さすがにニコニコ動画はぬるぬる動いてくれるようになったし、USBポートが2つから4つになったのも嬉しいが。ノート並みの省エネマシンで地球にもやさしい?

それと、ずっと欲しかったプロ向け(?)映像編集ソフトFinal Cut Proも購入。直後に税込28,800円から34,800円に値上がりしたので、急いで良かった。ともかくこれで、不便を極めていたチャリ載動画の制作環境が大幅に改善した。あとは新マウントを開発せねば。

MacBookの方は、見た目だけは最新のMacBook Proと同じ。各種ケーブルが外れたことだし本来のノートパソコンらしく、スタバでドヤリングにでも使おう。

さて晴れて暑いが風は穏やかな条件の土曜、信州スカイパーク10kmサイクリング&ウォーキングコース改め「信州スカイロード10」でタイム計測ランニングを行う。何とか4'30"/km以内ペースで例年通り36km走れればと考えていたが、ハーフマラソンの距離を過ぎた途端に脚が回らなくなる。スタミナ切れ・・・3周の30kmで走行終了。全体としては目標ペースに収めたが、これでは長野マラソンでサブスリーは無理だ。今後の練習でせめて3:05'前後のタイムを望めるようにしたい。

日曜は36kmの買い物サイクリングと、8kmの近所ジョギングでレスト走。昨年GWツーリングの「御嶽山麓から福井へ」編をようやくアップロードした。いよいよ更新遅れが一年に達しようとしている。ここで尻に火がつけば良いが。

11/9分 戸土忘備録

キャンプだというのに10時間半も熟睡してた。これで寝不足が解消したなら良い。コンビニ朝食を摂りつつ日本海沿いに出る。宮崎海岸は目を皿にして探せばヒスイの原石が見つかるとか見つからないとか。境橋を渡ると新潟県、越後国の振り出しを意味する市振の宿。

Tenken海道の松を過ぎるといよいよ天下の険、親不知子不知に入る。北アルプスがそのまま海に落ちる断崖絶壁に、国道8号の洞門がへばり付くように延々と続くさまは壮観だ。途中の天険トンネルは、歩行者と自転車は旧道で避けることができる。一枚岩に彫り込まれた「如砥如矢」の字が、明治期の開道の喜びを伝える。それまでの北陸道は遥か眼下、わずかな波打ち際を命懸けで通行したんだとか。現代の自転車旅は、多少のアップダウンとトラックの轟音に耐えれば楽々抜けられる。

ぽつぽつ降り出した雨に急かされるように海と別れ、姫川左岸を遡る。このへん糸魚川グランフォンドで走ったわー。翡翠橋と中山橋の間は地図では道があるように見えるが、行ってみたら崖崩れで長らく通行止、永遠に復旧しそうにない。引き返して国道148号に乗り、東側の根知谷に入る。正面には雨飾山が雨に飾られ、左手の駒ヶ岳は岩壁が凄い。進むほどに坂は急になり、昨日の黒部峡谷に勝る秘境感がアップしていく。

Todo脚力の限界に挑戦するかのようなダートの激坂になり、とどのつまりが戸土集落。峠より海側に信越国境があるため、長野県で唯一海が見える集落だった。住民は今いずこ、季節によっては管理に来るらしいが、ほぼ廃村と言える状態だ。分校跡の碑のほか小屋数軒。奥の方にようやく雨戸の閉まった古民家が一軒見える程度。松本街道はこの先険しい峠道を経て松本まで続くが、この天気では冒険すまい。来ただけで満足したので、姫川まで引き返す。

根知駅から大糸線に乗り、南小谷から特急あずさでさっさと帰松。一泊二日でも近場でまだまだこんな面白いサイクリングが出来るんだ、と再確認できた旅だった。

11/8分 宇奈月なっとく

週末に二日かけてサイクリングする行動力が失われてる気がする。という訳でダルい土曜日だが頑張って早起きして輪行、大糸線に乗り込む。行き先は富山県の宇奈月温泉。来年3月にはフル規格の新幹線としては初めて駅名に「温泉」が付く黒部宇奈月温泉駅が開業し、大盛況となることが予想される。その前に訪れてみたかった。

Chinden北陸本線に乗り換え、朝日町の泊駅で下車。自転車を組み立てて扇状地を一路南へ。道路標識ごとに宇奈月温泉を示す平仮名の「う」が付く。う、う、う、うっうー。どこまで登っても背後には海が見える。その様子から舟見という地名が付いたのだろう。扇頂から黒部川右岸の県道328号に入ると、始めのキツい坂さえ登りきれば愛本堰堤と紅葉のいい景色。早くもお腹いっぱい。狭い道に猿が横切る。

1時間で宇奈月温泉に辿り着き、本日のサイクリングはほぼ終了。さあ、黒部峡谷鉄道の往復切符を一駅区間だけ買おう。終点まではいずれ「下の廊下」を歩く時に。…という予定だったが、ここまで来たらやっぱり終点まで欲しくなった。戻る頃には暗くなるだろうが、仕方ない。売店にある鱒の寿司は最後の一つ。これを買い込んでトロッコ列車の旅が始まる。あまり予備知識なしに来たのでまず電気機関車2両プラス客車13両、計15両編成には驚いた。ナローゲージとは言え、まるで大都会。

Kurobeオープン客車で風を受けながら、キーキーというフランジ音高らかに深い峡谷を分け入っていく。室井滋による楽しげなアナウンスが聞こえづらいのが難点かな。本来降りる予定だった黒薙駅を過ぎたら、写真撮影の手は緩めて鱒の寿司を頂く。ん〜ベタな観光旅行だ。ダム湖は青白く、紅葉は終盤だがまだまだ美しく、遠くの山は雪化粧。また発電所ごとにトロッコの引込線があるのが面白い。

Meiken1時間22分で欅平駅に終着。ここから先は関西電力専用鉄道となる。帰りの電車まで2時間弱の余裕を作ったので、ゆっくり散策しよう…いや、なるべくたくさん見たいから、つい小走りしちゃう性。猿飛峡を見て、川原展望台を見て、奥鐘橋、人喰岩、名剣橋、そして名剣温泉に入る。ごった返す駅周辺に比べれば静かで、露天風呂には自分ともう一名。秘境の秘湯という雰囲気を存分に味わった。

復路の「上り」列車もオープン。つい写真ばっか撮ってしまう下りに比べればゆっくりと景色を堪能できるのだが、いかんせん寒い。ダウンのベストとジャケットを重ね着してしのぐ。そろそろ夜景が始まる宇奈月に着くと、みな口々に「寒かった〜…」「さぁ温泉温泉」と言っている。自分も食堂でカツ丼を食ってから温泉会館で体を温める。極楽極楽。

Aimotoかったるいので宿泊は街の小公園でもいいのだが、今回はお行儀よくキャンプ場を目指す。富山地方鉄道沿いに扇頂まで戻って、入善町の墓ノ木自然公園が無料のキャンプ場。墓ノ木っていう名前がイカす。真っ暗森の中だしヒト気ないし。

11/1-3 骨休めロック

天気予報が雨続きの三連休。残念ながら参加イベントも人に会う用事もないし、この機会に骨休めとする。土曜は玄関から一歩も外に出ず。

Novgotenたっぷり寝て日曜。疲れがどっと出てくるのは、体が正常化してきた証拠だろう。まぁちょっとは走るか、と散歩ジョグで黄葉たけなわの御殿山見晴台経由、美鈴湖へ。サイクルカフェピラータの不定期メニュー、チキンソテーがタンパクで嬉しい。サイクル野郎という漫画は10巻まで読み進んだ。主人公たちと共に旅の意味を考えたりと、成長していく感じがする。冬期も営業しているそうなので、ちょくちょく通って薪ストーブにあたりたい。下山は熊鈴を忘れたので舗装路を三才山(みさやま)集落へ。御射(みさ)神社秋宮にお参りして帰る。計20kmは散歩ジョグと言うには長くなった。雨はほとんど降らなかった。

祝日の月曜もたっぷり寝て、案外好天だし安曇野へクルマで買い物。せっかくなのでスワンガーデンから犀川沿いにジョギングする。大王わさび農場を横目に万水川合流点あたりの草むらを探索すると、ジャージや靴に大量の種子が。ぎゃー、この季節はマズかった。往復10km。

昨年11月の国道254号松本〜東京サイクリング記をむらよしギムナシオンに掲載。これでやっと去年のぶんは完了、今年のぶんに取り掛かれる。早く、記憶が消えないうちに…。

9/27-28 赤城は殊に活火山

特急しなのから新幹線あさまに乗り継ぐ時、初めて乗るE7系に喜んだのも束の間、御嶽山噴火のニュースを知って青ざめる。県歌「信濃の国」では「四方に聳ゆる山々は御嶽乗鞍駒ヶ岳、浅間は殊に活火山」と詠まれるが、あさまよりおんたけの方がヤバかったのか。登山者達の地獄絵図を思うと胸が痛む。来年はヒルクライム・イン・おんたけに出てみたいと考えていたが、どうなるだろう。隣の乗鞍岳は大丈夫か? そして、赤城山は大丈夫なのか?

Maebashiローカル線に乗り継いでやってきました群馬の県都、前橋市。輪行を解いてまずは夕暮れに映える群馬県庁を見る。ヒルクライムの会場に着く頃にはあらかたのステージイベントは終わっているが、受付が間に合えばいいか。良さ気な公園が隣接してるので、すぐ近くの食品スーパーで時間を潰して、十分暗くなってからゲリラキャンプ。サイクリングと言えばキャンプでしょう?

翌朝、赤城山ヒルクライム当日。天気晴朗なれども風寒し。乗鞍に限らぬヒルクライム仲間のNorikura1059さん、数年ぶりの再会となる筑大OBのT井さん、ニコ動仲間のボヌールさんに挨拶できた。募集開始21分で締め切られたという当大会、よく皆申し込めたものだ。

Negi初参戦でよく解らず、予想タイム1:22'で申告して与えられたスタートグループはCで7時10分出走。最初はパレード走行で、交差点を越えてから公式ネットタイムの計測開始となる。走力に大差ないなら先頭集団に食らい付くぞと意気込んだが苦しくなり、ずるずる後方集団に下げていく。「裾野は長し赤城山」やや苦手な緩く一定した坂。すぐ樹林帯に入る他大会に比べ市街地、そして暖かい声援が続く。

ペダリングが楽しくなってくる中盤、また脱チェンをやらかしてしまった。車坂峠の時ほど復旧に時間はかからなかったが30秒のロス。さらにリズムを取り戻すまで、またずりずり順位が下がる。これはいっぺんクランクを外して診ないと、よく判らんな。斜度の変化があるところではずいぶん調子を取り戻す。

Softオールスポーツが設置した残り800m標識から気持ちスパート、だが周りも速い。最近ぜんぜん長い距離を走っておらずスタミナ不安のある身体では、呼吸器系に無理が掛かってしまった。半壊しながらフィニッシュ。また気胸などの故障をしてないか不安だが、そこまで追い込めた点は満足感に繋がっている。1:15'28"というタイムも概ね目標通り。まずは何はなくともソフトクリームを買い食い、旨い。

あまりゆっくり出来ないが、隙をついて手近な見晴山だけ登ってみる。見晴らしは大したことなかった。その後も火口湖に降りた荷物場でうだうだし、下山グループは中盤。噂の下山渋滞が市街地で続く。そんな所でも市民の応援がある。

Dan会場に戻ってテントを撤収し、あとは【ろこどる】がんばるステージや出店ブースを楽しむ。赤城だけあって艦これの痛ジャージ達、コスプレまで居る。からからと抽選会が終わればさようなら。帰りも新幹線と特急を乗り継ぎ、火山灰が心配な松本に戻る。

これで今年の自転車ヒルクライム参戦は終了。春のランニング戦線に比べて、惜しいところで記録には恵まれない印象だった。悔しさを来年に繋げられるか。その前に、秋からのマラソンシーズンにズク出せるかだ。

9/21 ぴぴっとしろし

土曜は休日出勤だったとは言え、早朝とか走る時間はあったはず。ところが通勤にまでクルマを使う怠けっぷり。シャキッとしない9月である。毎年こんなんでいいのかなぁ。

Ireired日曜も基本だらだら。数カ月に渡った林道湯ノ原線の法面工事が終わったようなので、午後になってチャリでタイムトライアルに出かける。区間21分47秒。大して追い込んでもないのにゴール後貧血気味でふらふらした。あと一週間で体調を回復させねば。美鈴湖まで下りてチャリを置き、今度はジョギングで周回。2週目は慰霊塔周りのプチトレイルランニング。標高1000〜1100mは桜の葉や何かの実が赤く色づいて、もう秋が始まっている。

「ぴらーた」に行ったら店主が野球で遊んでて、混ぜてもらう。球技は惨めなまでに苦手な僕だが、球を良く見りゃ意外に当たるものだ? カレー食ってサイクル野郎を読み進めて、下山。最近は美鈴湖から下りると「ぴっこ」でジェラートを食うのが恒例となった。だから登るたびに太る。

前回のブログで追記したけど、改めて全日本マウンテンサイクリングin乗鞍2014の動画を紹介。作成に使用しているMacBook(Late2008)が瀕死で、次回の赤城山ヒルクライム動画まで耐えられるか微妙な所。
→ニコニコ動画:乗鞍2014 大雪渓短縮コース(5〜20倍速)
→YouTube:乗鞍2014 大雪渓までの短縮コース(等倍速)

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