7/19-20 夕涼み 扉温泉 扉閉じ

日曜の夕方、やっと外出する気になってチャリで山辺の谷に向かう。桜清水坂をアタックするようなズクもなくぶらぶらしていると、中村・千手(せんぞ)と三反田・上手町(わでまち)の間を横切る北沢渓谷に農道の橋が掛かっているのを発見。自然保護団体とモメてたらしいが、いつの間に完成していたんだな。こんな所を通るのは酔狂な自転車乗りくらいだろう。

Tobirastoneさらに東の扉温泉街をぐるっと。街と言っても入浴施設と高そうな旅館が一軒ずつの他は、何か骨が転がってる廃旅館が一軒あるだけ。扉峠へ通じる県道67号は長らく通行止で、街の近くでも写真のようなありさま。18年前初めて美ヶ原に登った時にも使った道だが、酔狂な自転車乗り以外に需要はなさそうだし、もうこのまま廃道になるかも知れないね。諸行無常。

一応風呂の支度をして来たのだが、「桧の湯」受付終了の18時30分をわずかに過ぎてしまいアウト。帰る。

月曜も休日だが、夜になってやっとジョギングに出るだけ。山の向こうが稲光でピカピカぴかりん、夏だなぁ。水路にはホタルの生き残りが一匹。浅間温泉で飲泉して帰る8.2km。

という訳で3週間前のツールド美ヶ原動画がやっと完成。ニコニコ動画に5倍速編を、その補完としてユーチューブに等倍速をアップロード。相変わらずニコ動の100MB制限が厳しく、晴天レースは映像のコントラストが強いため容量オーバーしがち。少し暗めに補正して圧縮効率を稼ぎ、無理やり収めた。音声解説は付け焼き刃的なニンジャスレイヤー用語を乱用。Final Cut Pro Xの使い方を少しずつ覚えながら、今のところiMovie時代と大差ない仕上がりである。

→ニコニコ動画:ツールド美ヶ原2015(5倍速)
→ユーチューブ:ツールド美ヶ原2015(等倍速)

7/4-5 ああ霧鐘

土曜日。ツールド美ヶ原が終わった今頃になって、今年初めて桜清水坂タイムアタックを行う。ギア28-28Tをモッテスレバこのロング激坂なぞ楽勝…な筈はなく、やはり呼吸を限界まで使う。結果34'14"と、ちょっと力不足か。

Misttower三城牧場からよもぎこば林道で扉峠へ。さらにビーナスラインで美ヶ原の山本小屋まで登る。車両乗入れ禁止の台上はすっぽり雲の中で、牛さんたちも困ってる? 自転車を霧鐘の鳴る方向に押して行くと美しの塔がある。広大な台地は見えないけれど、これも美ヶ原を象徴する風景。

王ヶ頭を越えて自然センターまで歩けばやっと自転車に乗れる。一部落石が気になる美ヶ原スカイラインを急降下して、美鈴湖畔に完成したばかりの自転車競技場をチラ見して、サイクルカフェピラータに駆け込む。

遅れた遅れた、ギターサークルの基礎練習がもう始まっている。しかし身体も手指もドン冷えで、ギターどころじゃない。しばらくストーブに当たってから、終盤だけ貸しギターを借りて参加。「サイクル野郎を全巻読み終えて、店に行く建前がなくなってから参加を検討する」という腹だったのに、こういう成り行きだ。そのうち発表会をやるらしい。

雨が降り出したので慌てて下山。日曜日は5週間ぶりにクルマを動かした他は引き篭もる。夏休み計画の詳細を練っているところ。

6/28 ツール・ド・清く正しく美ヶ原高原自転車レース大会

雨予報のせいで松本入りしなかった選手も多いと聞く。ところがまさかの絶好天。どや!これが松本の気候というもの。地元民が「ツールド」と略す、正しくは「ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会」その日が来る。

Startこれならテンションも上がる!…と言いたいが、今期のトレーニングはまだ朝練ゼロという惨状。美ヶ原前の一叩きとなるはずだった先週の王滝村ヒルクライムは雷雨中止だったので、ぶっつけ本番になってしまった。「今回は誰にも会えないかも」と塞ぎこんでいたところ、市内のトムさんや乗鞍仲間のI田さんI川さんに声を掛けていただき、気分も晴れた。タイムアタック的にはヤル気無しのまま、最後尾からゆっくりスタートを切る。

それがかえって功を奏したか。そこそこ粘りつつカフェピラータ前を通過すると調子が上がってくる。第2チェックポイントでスタッフを務める乗鞍仲間のK原さんから給水を受け取り、もう少し頑張る。しかし練習不足感は否めず、イナーメの選手に置いて行かれてからは気ままに一人旅。思い出の丘からのハイスピードバトル区間は、向い風ながら格上選手にタダ乗りして持ち直す。「一秒でも早くっ!」と、つりそうな脚でもがくラストスパート。フィニッシュタイムはまさに去年より1秒早い、1:22'31"となった。力の無さを戦術でカバーし意外な結果を得たが、「これならもっと練習しておけば」という後悔も成り立つ。今年はまだこれで終わりじゃない。

Gezan誰にも会わない、完全ぼっち参加時代も気持ち次第で楽しめたが、話す仲間がいると否応なしに楽しいものだと思った。清らかな高原の風が心地よく、常念山脈や東信方面など景色良好。レース前とはまるで違う気分に浸りつつ、無事下山する。サービスの豚汁や怪しい出店で昼食を摂り、表彰式や抽選会を眺めて終わり。ごきげんよう。暑くて肌と喉がカラカラだ。

さっそくチャリ載動画の編集に入りたいが、その前に王滝村の中止報告ムービーをアップする。動画を撮影してなかったけど、どうしても王滝村の魅力を紹介したく、写真のスライドショーのみで形にした。たまたま長門アニメで聴いた「亡き王女のためのパヴァーヌ」をBGMに選定。夢で重低音を効かせたアレンジを聴いたことがあるので、GarageBandでそのようにした。

6/20-21 おんたけ王滝どんだけ大雨

Kenka松本から輪行で木曽福島下車。合羽を脱げば降るし着れば止む厄介な雨模様のもと、長野県西端の王滝村まで走る。おんたけ湖ハーフマラソンでも会場だった松原スポーツ公園で「ヒルクライム・イン・王滝村」の受付を済ませ、戦後最悪な火山災害の献花台に手を合わせる。この公園が救出活動の基地、及び犠牲者の一時安置所になっていた映像を思い出す。去年まで「ヒルクライム・イン・おんたけ」だった大会名を変更したのは、御嶽山に付いた怖いイメージを避ける為と、王滝村を応援しようという思いを込めた為だろう。じっさい村の財政は泣きっ面に蜂の様相で、人口もゼロに近付いている。大会公式サイトの「…王滝村の地域活性化に繋がることを期待して、火山活動の影響で各地のヒルクライムレースの中止が発表される中、あえて開催を決定いたしました。」という文に心を打たれ、参加を決めたんだ。

Inobutaニコニコ動画仲間のボヌールさんと「王滝食堂」でいのぶた鍋をつつく。締めにラーメンを投入して明日への栄養補給はバッチリだ。暗くなるのを待ち、雨をしのげる場所でゲリラキャンプを敢行。金を落としたいのは山々だが、ヒルクライマーだのランナーだのである以前にキャンパーだから仕方ないね。明日の朝に生きてるかどうか、明日の朝になってみないと判らない。この原始に帰ったような感覚がたまらない。

Satomiya無事迎えた翌朝、雨は止んだかに思えた。しかし会場で軽くジョギングをしてるうちに激しい雷雨に見舞われる。スマホでレーダー画像を確認しても、真っ赤な帯が次々襲ってくる状態。間もなく主催者発表「皆さん薄々感じてると思いますが(略)中止とさせていただきます」。ホッとしつつも、あらゆる準備が無駄になるのだから残念だ。

Lake直帰するのはもったいないので、名残惜しく村内をふらふらする。至る所に「スピリチュアルロードおんたけ王滝」のキャッチフレーズ看板がある。スピリチュアルやね。一合目の御嶽神社里宮は449もの石段があり、登坂欲を少し満たす。もう少し、二合目まで自転車を転がし「ひめや」でほうば巻を購入、「おんたけ広場」でも少々の土産を買う。行く先々で「今日は残念でしたね」と優しく気遣って頂き、嬉しい。おんたけ湖の南岸を走って、さよなら王滝村。いつか規制が解除されたら、自転車と歩きの組み合わせで御嶽山の頂上まで行くつもり。

列車で松本まで戻ると、さすがこっちは晴れている。早くキャンプ用品や輪行袋、それに自転車自体を乾かしたい。今年の自分は雨男な気がするが、来週のツールド美ヶ原は大丈夫だろうか。

6/13-14 オレンジレンゲ

土曜の昼にのそのそとツールド美ヶ原コースアタック。ただし来週末に王滝ヒルクライムを控えているため、呼吸器系を壊さないよう慎重に。それにしてもずっとペースが悪いままで、ゴールまで1:36'余り掛かった。はっきり言って身体が重い。近ごろまた食い過ぎてるが、もっとアイスを食べたいよう。

Renge今年は早くも満開を迎えたレンゲツツジ。再来週のツールド美ヶ原本番まで残らないかも知れない。かつて一番の見所だった武石峰は寂しくなったが、袴越のスキー場跡地は歓声が上がってるほど見事。

例によってカフェピラータで屯する。サイクル野郎28巻まで。夏にあえて四国へ行くのもありか、でも大洗からのフェリーも乗りたいしなー、などと夏の計画も考えつつ。店のギターを少し触らせて貰ったが、ほんと、ポジションが出てこない。練習し直そう。

日曜はゆっくりジョギング。大門沢川の語源にあたる普門院を経由してから清水池、田溝池に登る。そんなに古くないように見える木道がボコボコなのは、材質か何か間違えたのだろうか。ロープで塞がれて久しいが、釣り人たちは構わず避けて歩いている。城山遊歩道の東山展望コースからさらに芥子坊主に登ると、山頂には三角点と共に御嶽大権現などの石碑がある。来週の御嶽が平穏でありますように、と手を合わせる。塩倉池に下りて帰宅。

さあ、王滝と美ヶ原の二連戦に向けて、ジタバタしつつ体調を整えていこう。

5/30-31 土曜ワイドスプロケ

宅配業者の声で目が覚める土曜日。そう、自転車チェーンを交換してから歯飛びが収まらないので、根負けしてスプロケも交換することにしたんだ。そもそも荷物を積んでダートを走ることもあるランドナーの場合、ロード用の8段13-26Tではクロース、つまり狭すぎた感がある。そこでMTB用のワイドな11-28Tですよ。トップ側の歯数が少ないのは謎だが、美ヶ原の下りで役に立つだろう。ロー側はもっと多い歯数も選べたが、フロント側が3段48-38-28Tで、インナーローに入れると丁度1:1。これ以上軽いのは今のところプライドが…。下らねぇけど、これで暗峠の再挑戦も可能になるだろう。

Misuzubri特に肺あたりが先週末の疲れを引きずっていて、まるでやる気が無い。けど新スプロケを試すくらいは乗っておくべきなので、林道湯ノ原線で美鈴湖へ登る。ゆっくりゆっくり、決して呼吸を荒らげないように。MTBに抜かれてもキニシナイ。そしてカフェピラータで昼食。黙々とサイクル野郎を26巻まで読み進めていると、聞こえてくるのはラブライブの話題とか。この店はおかしい(褒め言葉)。ジロ・デ・イタリアの録画中継もつい見入ってしまう。

帰宅してから、クランクを旧チャリのと交換する。これでフロントインナーへの脱チェン現象が直るかも。教訓としては、チェーンは自覚症状がなくても定期的に交換すべし。でないと前後ともギアが摩耗して余計面倒なことになる。って昔も自転車屋に怒られたっけ。

日曜もやる気なく、カーオーディオに合わせて寂しいなすんすんっなどと歌いながら安曇野を買い物ドライブ。帰ってから去年のツールド美ヶ原参戦記をアップロード。今年分の参加申込み期限に間に合ったぞ…。ただし珍しく(?)当時の怒りの感情をそのまま述べている。

夕暮れにジョギング出撃。県の森公園に寄ってもクラフトフェアは祭りのあと。その雰囲気が自分に合っている。弘法山からは夜景の始まりにハッとする。ゆっくりペースを保ち11km走行。マラソンのオフシーズンも細々と走り続けたい。それにしてもこれだけ肺が弱いと、6月下旬の王滝村・美ヶ原2連戦はどっちかが捨てレースになってしまうかも。

5/23-24分 破風タイムショー

また土曜の始発で長野へ。今回は自転車を組み立て、まず須坂まで走る。ここからチャリ載動画の撮影を開始。信号待ち以外は足を付かないつもりで、毛無峠へ登る。昨日から最終区間の冬期通行止が解除されているので、さっそく来たんだ。しかし脱チェンと落下ゴミ拾いで完全にノンストップとはいかなかった。つーか標高差1500mオーバーを一気というのは辛いわ。脚がなくなる。

Hafu須坂駅前から2時間ちょっとで毛無峠に到着。連れのクルマがまだ来てないので、とりあえず破風(はふう)岳にプチ登山する。一部雪渓歩きがあったり、野ウサギと遭遇したり。山頂からは無上の景観。峠に戻って落ち合い、小串鉱山跡を探索することに。この直通の遊歩道を歩いてみたかったんだ。まだ時期が早くて地蔵堂などはオープン前。謎の鐘も設置されていなかった。今でも硫化水素臭が残る荒れた大地を砂走りのように下りて行くと、学校跡に立っているのが回旋塔。揺らしてみても、時は戻ってこない。

あと山神社の鳥居を探してみたかったが、場所の記憶が曖昧なので諦める。下手に深入りすれば遭難フラグが立つ。その戒めのための、我が毛無峠参りである。疲れでへろへろになりながら峠に戻り、サンドイッチを頂いてから下山。

日曜は、途中の気分転換に田溝池〜浅間飲泉をジョギングした以外はひたすら引き篭って動画の制作。まだFinal Cut Pro Xの使い方がよく分からないが、iMovieに比べて痒いところに手が届きまくりなのが気持ち良い。それに買ったばかりのMac miniのマシンパワーをモッテスレバ、今日中に完成するんじゃね? と思ってさらにコン詰める。深夜26時半、ようやくアップロード。他のことは何も出来なかった。このブログ更新も明後日に回して。

→ニコニコ動画: 【自転車載】その先の群馬へ。〜毛無峠・小串鉱山〜

5/16-17 ミニ回向

長野マラソンの時ってあまり歩き疲れたくないから、せっかく善光寺が御開帳中なのに寄らなかった。土曜、改めて松本発の始発電車で長野に向かいお参りする。学生の時以来か?と思って後で自分のブログを調べたら6年前の前回にも来ていたようだ。記憶はあてにならないな。この時間、回向柱に触るだけならほぼ並ばなくて済む。売店のミニ回向柱が気になるが、買ったら工作に使ってしまいそうだ。

Mizuba連れのクルマで戸隠へ。そばソフトクリームが旨い。そばの味、というよりそば茶の味と言った方が分かりやすい。そのあと飯綱東高原の水芭蕉園に行くと、花の時期はほぼ終わっていたが、やたら成長した葉に埋め尽くされているのが印象的だった。温泉施設に行けばアルパカに会えたらしいが、風呂の支度をしていなかった。

日曜。自転車いりじでクランク付け直しとチェーン交換だけするつもりが、いつの間に後輪ハブのグリスアップを始めているなど泥沼化。おれメカに弱いから取り返しの付かない事態に陥りかけつつ、どうにかまとまった。けれどもう午後、遠くへのトレーニングは諦める。

Mountbaそれより、今年こそチャリ載動画撮影用のカメラマウントを改良したい。何か画期的な方法はないだろうかと思案したが、結局ハンドルがぶれまくるヒルクライムだとトップチューブから上に生やすスタイルに落ち着く。ただこれまでの樹脂フレームがヤワで振動を拾いすぎていたから、木製フレームに作り替えてみた。ウッディ! 先々代スチールフレーム並みの高さを稼ぎつつ、軽量かつガッチリして揺れが減るはず。というわけで試し撮影として美ヶ原温泉から林道湯ノ原線を登る。TT区間は22'57"で去年と同じくらい。美鈴湖畔のカフェピラータで食事と漫画「サイクル野郎」、今日は24巻まで。

帰宅して編集にかかるが、iMovieからFinal Cut Pro Xにステップアップして初めての起動だったし、戸惑うことが多くてだいぶ時間が掛かってしまった。きっと慣れてしまえば、買ったばかりのMac miniのパワーもあるし快適なのだろう。あとは、よりブレない走りが出来る脚力が欲しいものだ。

5/4分 カッコカワイイ浅間

Wakutama未明にテントを叩く雨音で目が覚めるが、出撃する頃には止む。およそ標高0mからの坂道を、身延線に沿って富士宮市へ。日本人なら一度は訪れたい、浅間(せんげん)大社の総本宮にしてワールドヘリテージな世界遺産、富士山本宮浅間大社がここにある。カッコイイ朱塗りの社殿や、早朝のまだ静かな湧玉池などゆっくり見物。

富士山スカイラインには東の御殿場市へ結ぶ周遊区間と、その最高点付近(1460m)から五合目(2380m)までピストンする登山区間がある。一気に制覇するつもりで漕ぎ始めたが・・・どうにも頭がボーーっとして、たまらず西臼塚駐車場で休憩する。みるみる身体は冷え切って、とどめに雨が降ってくる。完全に心が折れた。登山区間はいずれヒルクライムレースで走ることにしよう。防寒防雨装備にして、東側へ下りて行く。

Goten5すると晴れて暑くなってくるし。山の天気はよく判らん。そこで太郎坊からほんの160mアップのピストンで、御殿場口新五合目に寄り道する。これでも景色は五合目らしさに溢れているし、だから五合目まで登ったことにしちゃおう。

このあと話題(マグマ?)沸騰中の箱根にでも行こうか。でも山梨県側に越えて、電車賃を浮かせたい。針路を北にとり、ふじあざみラインのスタート地点へ。道の駅すばしりにはカワイイ自衛隊グッズなんかも売っているが、はちみつソフトクリームが凄く旨い。軽井沢のモカソフト以来の感動だわ。

ゆるゆると籠坂峠を越え、山中湖付近はマイカー大渋滞。富士吉田市には北口本宮冨士浅間神社がる。こちらは何度も訪れているが、富士宮のとはかなり違った趣があることが解った。締めに吉田うどんを食べてサイクリング終了。富士急行の富士山駅からJRの松本駅までSuica決済で移動できるとは、面白い時代になった。

Shizumap三日間でおよそ距離300km、獲得標高差5000m。観光色を強く出しつつも、今の自分なりには十分に身体をいじめ抜くことが出来たキャンプツーリングだったと思う。それが一番したいことなのだから。

5/3分 川根茶ハドソン

Kawane「日本一きれいな川」を謳う気田川(けたがわ)に架かる、自転車がやっと一台通れるような吊橋「一草橋」を渡って、362号線を東へ進む旅が始まる。支流の杉川沿い、一昨年の大崩落現場を過ぎ、国道は酷道の様相に。久保尾辻という峠を越えると「天空の茶産地」が視界に広がる。初摘みの季節で風情たっぷり。今日は繋ぎの日であるつもりが、いきなり絶景を得た。

北上もとい大井っち川に沿って北上し、道の駅中川根でお茶を買って行く。大井川鐵道の千頭駅はトーマスに人だかりが出来ている。自分もゆっくり観光し、川根茶ソフトクリームを食べてリスタート。

Koibitoここからの坂がキツい。概ね二車線化されてるものの、12%坂が延々と続く。最高所を過ぎた展望所に恋人峠と書かれた鐘がある。鳴らしておくか…。下りはさらに狭く急な坂で、手が疲れるばっかりだ。茶畑の景色は相変わらず素晴らしい。

安倍川を渡る橋から富士山が見えてくる。静岡市内の銭湯に…あれ、調べておいた場所のは潰れたようだ。確かもう一軒あったはず、とスマホで調べる。私にとって旅とは原始回帰の機会でもあるから、スマホに頼るなんて負けた気分。ともかく体を洗ってスッキリし、東海道を東へ急ぐ。時間が押してる。どこでゆっくりし過ぎたかな?

薩埵峠(さったとうげ)は残念ながらスルー。せっかく海に来たんだから、海のものを食おうぜ。由比で桜えび定食を注文し、生と釜あげとかき揚げを味くらべする贅沢。それにエビの成分が膝の回復に効きそう。暗くなって、富士川河口近くの公園に到着。がたんごとん、しんかんせーんが鉄橋を渡る音を聞きながらテントに眠る。予定では明日が一番キツいのだが、ちょっと体力を消耗し過ぎたかも。

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