8/11分 陸奥湾アトム
ごうごうとした風に飛ばされそうなテントを体で支える、寝苦しい夜だった。朝…風が和らぎ、太陽も顔を出す。もう大丈夫だ。がびがびのチェーンに注油してさぁ出撃。蟹田駅前の街路樹は昨夜の台風で根本から倒れていた。
陸奥湾沿いに、まずは青森市へ南下。向い風が残るけどしょうがない。対岸には下北半島や夏泊半島が見える。青函連絡船の時代に思いを馳せつつ青森ベイブリッジを渡ると、針路は北東へ。浅虫温泉のゆ〜さ浅虫に入り、展望風呂からは対岸に津軽半島の山々を望む。昼食もここで、Bグルメの牛バラ焼定食を頂く。スキヤキだー。
本日のメインは陸奥湾の真ん中に突き出た夏泊半島。大動脈の国道4号を離れ、田舎の漁村をつないで行く。こんな道を走っている今が嬉しい。夏泊崎から大島へ細い橋が架かっていて、西寄りに変わった強い風に気を付けながら歩いて渡る。さらに草むらの路を進めば丘の灯台に出るらしいが、他に行く人もいないし、風と時間を気にして引き返してしまった。100円のホタテ串を2本おいしく食べて、半島の東側へ。対岸の下北半島には夥しい風力発電所群が霞んで見える。さすが電源半島の趣。
野辺地から北は昔走った道なので、今回はJR大湊線を利用する。快速のキハ100形2両編成は混んでいて、ランドナーの輪行袋は比較的コンパクトとは言え、ちょっと申し訳ない気分。最果ての大湊駅で降り、またマエダストアで買い出しして設営地探し。高台の公園に着いたところで俄か雨が降ってきたので、東屋に逃げ込む。ここでいいや。
米を炊く時ガソリンコンロのポンピング棒がすっぽ抜けてピンチに陥る。だから陸奥で火遊びしちゃいけないんだ? 落ち着いて分解したら直ったけど。あとは、未だに定まらない体調が旅の課題。
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