7/6 遮光專耐スダレンジャー

Nanashipass 美ヶ原に登る予定もあった気がするが、腰と体力に不安を感じたので裏稲倉峠くらいにしておこうと下方修正。まず国道で旧四賀村側に回るのだが、どうせ走るなら面白い方が良い。そう思って刈谷原隧道の部分は名無しの旧峠を目指す。ガレたダートの坂はすり減った後輪が空回りして悩ましいが、採石場や峠には独特の風情を感じる。その後も楽しく道に迷いながら、いつしか裏稲倉峠の登り口へ。
ここは熊の危険は少ないと思うけど、走行しながらいかに熊鈴を効率よく鳴らすかの実験もしてみる。ペダルに付けてもちっとも鳴らなかったりで、昔あったジュエルリング飴のように中指にでもはめておくのがベターか。
峠まで至ってしまえばあとは殆ど漕がずに帰宅できる気楽なルート。獲得標高差は計650m。

西日の入るベランダを、今更ながらスダレで囲ってみた。かっこいー。夏ってあっという間に終わっちゃうから始まって欲しくなかったのに、すっかり暑い季節になってしまった。アパート脇の沢に現れる蛍も少なくなり、もう梅雨は開けてしまうのか。

7/4 おっかやびっくり旧峠

「7月から反転攻勢を」などとどうせ優勝出来ない野球チームみたいなことを考えていたのだが、早速何もせぬまま三日間が過ぎ、また振替休日を迎えた。せめて今日くらいはヘトヘトになるまで走らないと、とレーパンレーシャツに身を固める。これでどこにも出掛けない訳にはいかないのだ。

Suwamirror 強烈な日差しと強烈な向かい風に悩まされながら塩尻峠を越え、釜口水門に到着。ここにチャリを置いてパワージェルを補給する。既にヘトヘトだが、走り出せばなんとかなると諏訪湖一周ジョギングをスタート。去年同時期に来た時は左回りだったので今回は右回りだ。ジョギング専用の柔らかい舗装があったりして非常に走り易いコースなのだが、なっかなか進まない感じ。パッと見そんなでもない諏訪湖は実走してみると意外に広いのね。残り3kmの表示でやっと元気が出てスパートし、計16kmを1時間44分。

Kyuunakasendou 帰路は、確かに「いちにちじゅうやまみち」とも読める旧中山道を見つけ出し、激坂と云われる旧塩尻峠岡谷側をアタック。大したことないなーと油断していると、だんだん道が強烈な壁になってくる。激坂度は浅間の激坂より上だろう。しかも暗峠に劣らない歴史性がある。ただし岡谷インターチェンジ付近から峠までを最短で結んでいるだけあって、短い。御野立公園展望台で景色を楽しんだ後、峠を越え悪化する天候にびびって家まで急行する。干しておいた布団は無事だった。本日の獲得標高差は750mほど。

6/21 六月はツールド美ヶ原で酒が飲めるぞ

昼前に浅間温泉〜田溝池12.5kmルートをジョギング。カラッとした気候の松本にしては湿度が高くてジトジトするけど、ようやく走ることが楽しく思えるようになってきた。でも未だに秋に何らかのマラソン大会に出ようなんて気が起こらない。成長という魔法が効かなくなることを恐れているのかな。もうマラソンの数値目標は達成してしまったけれど、実は精神面で本当の闘いはこれからなのかも知れない。

Parkmisuzuko 昼食をとり今日はこれでおしまい。のつもりが明日は雨(クロマティ)との報に接し、せめて美鈴湖まででもと思いチャリで浅間温泉から登る。集中力を切らさぬよう頑張ってみて21分余。良いのか悪いのか分からない。登る程にすっかり雨になってしまったので、やはりここまでにして山を下りる。

午後のおやつと一緒に缶チューハイも買ってきた。普段「アルコールなんてこの世に必要ないのだ」と思っているような私が自主的に買ってくるなんて何年振りか。しかも昼間っから。
飲んだ後いつの間にか眠っていて、起きたら気持ち悪くてしょうがない。胃薬〜。格好良く酒が飲めるのが大人だと云うのなら、あたしゃ永遠に子供のままでいいよ。ただ子供は成長し続けなければならない存在だから、それは肝に銘じる。

6/20 目覚めよと呼ぶiPodあり

Ialarm 自転車通勤をしているとなかなか活躍の場が無いiPod。最近はドライブなんてあまりしないし、列車に乗るのも稀だ。何とかなんないかなーと思っていたら、目覚まし時計風の外部スピーカーでスヌーズ的機能もあるiALARMという製品が投げ売りされていたのでポチ。最新のiPodに対応しないため黒モデルが余ったようだ。これが手持ちの第五世代黒iPodにベストマッチ。届いたので早速再生してみると、二千円弱という値段と14cm幅というサイズからは想像出来ない豊かな鳴りっぷりに驚いた。同じ3W+3Wでもディスプレイ内蔵のものを遥かに凌駕しているから困る。高音域が寂しいから長く聴くには向かないが、ちょっと数曲って時には充分かも。これで明日の朝からは好きな曲で目覚めることが出来る訳である。

さて今日はまた振替休日を食らった。7月前半までこんな調子で、代わりに8月はあまり休めなくなりそう。美ヶ原は大丈夫だけど、乗鞍参戦は・・・。
ともかくせっかくの平日休みを利用して銀行に住民税を出納してもらう。去年も相変わらずの低収入だったけど、一昨年まではフリーターとニートを繰り返していたのだからそれに比べれば所得がアップし、払う税金が跳ね上がった。心苦しいけど去年の収入に対する税金だから一括で払うよ。長野県民の場合“森林税”ってのが上乗せされるけど、これで森林整備の不安が解消されるのかな。

ここ数日は仕事からの帰宅後に、部屋の脇に寄せてあるだけの布団を敷き直す元気もなく、畳の上で眠ってしまう悪い癖が再発している。代償として腰痛がますます悪化。あと一週間以内に治さなきゃ、ツールド美ヶ原は途中で自転車を降りてしまうことになる。おまけに先週末の暴食で2kg増えた体重はすっかり脂肪として定着してしまった。「贅肉を筋肉に換える魔法ってないかな。」
そんな状況だが、今からでも出来るだけのトレーニングはしたい。脚っ取り早くパワーを付けるには美ヶ原南西斜面の“桜清水坂”を登るのがイチバンだ。県道分岐から峠までの605mアップを距離4.8km、平均斜度12.6%で駆け上がるのは、暗峠に準じるインパクトがある。序盤で心臓が締め付けられる謎の症状がまた出てしまい自重気味に登るが、靴をこれまでサイクリング時に使っていたトレッキングシューズではなくランニングシューズに替えたのが意外にトゥクリップにフィットし、タイムは33分半とまずまず。これだけなら腰はギリギリ大丈夫。あとは緩い方の坂を森林浴気分でまったり下山するだけだ。

6/15 ツールド蜂蜜ヶ腹

昨日のジョギングではクールダウンを真面目にやっておいたおかげで、膝にあまりダメージが残らなかった。今日はチャリで美ヶ原へタイムアタック。しかしその前にあれこれ整備している段階で腰痛が悪化するから困る。
始めの激坂こそ勢い良かったものの、やはり脚が持たぬ。中間地点あたりからは腰も持たぬ。そのままだらだら走ってしまいがちだったが、一度抜いたロードに追いつかれそうになったため必死こいて逃げることに。こういう人の存在がトレーニング効果を飛躍的に高めるのだ。
Uttest2 ストップ坂で突き放して、もう大丈夫だろうと油断してハイスピード区間に突入。しかしやはりここはランドナー不利か。最後の「死ね坂」で振りさけ見ると、すぐそこまで追いつかれているではないか。前を向いてラストスパート…したいが、どうも野辺山で無理な走行をして以来、深く息を吸おうとすると心臓の圧迫が苦しくてたまらない症状が出る。向こうも無理には抜いてはこなかったが、最低目標としていた1時間30分を微妙に過ぎてゴール。参ったなぁ。
しかも疲れのあまり真面目にクールダウン出来ないまま、ずっとへたり込んでしまった。最近の暴食の報いである。

帰宅してから、また暴食。晩飯のカレーには蜂蜜で下味を付けた鶏肉を入れる。ところでピラミッドから変質してない蜂蜜が発掘されたって話、マジなのかガセなのか。ちょっと検索しただけでは良く分からなかった。

6/11 夢がもりもりもりの国

Misuzusunlight また日にちがあいてしまったが、朝練としてチャリで浅間の激坂へ。暗峠を制覇した今ならどんな坂でも楽々だ、と思いたいがやっぱりキツいものはキツい。なかなか美鈴湖まで集中力が持つものではないな。
あまり時間を確保出来なかったので、450mアップの“美鈴湖もりの国”入り口まで登って美ヶ原温泉方面へ降りる。ブレーキシュー以上に命が削れるクラガリの下りに比べて何と快適なことか。

最近自分はジョギングをしなくなってしまったが、「走る男」という深夜番組がちょっとした楽しみだ。あの森脇健児がジョギングで日本を縦断するという企画。松本にも寄ってくれないかなぁ。

6/7 くらが輪行

6/7 くらが輪行
えーと何年振りの輪行だっけ。朝の松本駅。間一髪でしなの2号の自由席を確保してスヤスヤ眠り、名古屋からはのぞみ61号の窓側指定席で、速く流れる景色に呆気に取られてるうちに新大阪。梅田ヨドバシで二人いる姪の土産等を買い込み、関西線の柏原駅で輪行を解く。古市にある姉の店に荷物を預け、いざ向かうは大阪と奈良を直線で結ぶ歴史の路、暗峠(くらがりとうげ)。自然の地形を活かした凶悪な斜度は関西のヒルクライマーを魅了して止まない。二年前にもチャレンジしたけど、クランク歯飛びにより序盤でリタイアしてしまった。だからクランクを新調したら絶対リベンジしてやると心に誓っていたんだ。そういえば輪行はそれ以来だな。膝を壊しているうえ体調もろくでもないが、気分は燃え燃え。「今日こそ足を付かずに上り下りしてやる!」と意気込んで向かっていると、安堂駅近くで道に落ちている財布を発見。全く世の中には何て無用心な奴がいるものだ。見たら千円しか入ってないし急いでたから、近くの交番に「そこで拾った」と置くだけ置いて行く。

近鉄奈良線の線路端、住宅街の路地のような一方通行から峠道は始まる。これでも国道308号。住宅街を抜ける前から息が切れ、心臓が破裂しそうである。400mアップの峠まで持ちそうにない? うろ覚えだが距離2.3km余り、平均斜度17%、最大斜度28%、だったかな。普通だったら想像出来ないものが目の前にある。「ウソォ!」と思わず呻く壁が道。何度も前輪が浮くし、深溝トラップも次々に襲い掛かるから、心肺の限界の中で集中力を途切らす事があれば自転車は止まるだろう。そのスリリングさが、…たまらない。これは楽しいですよ。

トレーニング不足で脚にパワーがなく、ヘアピンでアウトに膨れるヘタレ走にはなったが、クルマとの擦れ違いでやむを得ず降りるなんて不利はなく、ノンストップで登りは制覇。石畳の峠に至る。よっしゃ!

ここでも足を付かずにUターン。実は命に不安があるのは下りの方だ。アンチ・ブレーキ・システムと云われるランドナーのカンチブレーキではあまりに恐ろしい。特に急な所ではスピードを殺し切らねばならず、前を歩く爺さんにむしろ差をつけられてゆく有様。こんな無理なフルブレーキを続けて、もう機械か手が故障するんじゃないかという臨死の恐怖感! やっとスタート地点まで戻った時には、リムがアチチッチでとても触れることが出来なかった。達成感でホクホク気分ではあるが、あの下りは二度と御免だ。自分へのご褒美に瓢箪山商店街でソフトクリームをかじり、古市に戻って一泊。

姪にはDSソフトの「もじぴったん」を渡す。ワン、ツー^^

6/4 朝練に特価カレー

Asamasunrize 月曜日にまた体調を悪化させたが火曜に回復、そして水曜は今年初めてとなるチャリ朝練に出られた。ゼリードリンクを飲んでから暁の浅間激坂に挑むが、全然体が慣れてなくて動きが鈍い。それでもパワーを付けなきゃと思って2段目のギアでがしがし踏み込む。まっすぐ安定して走れないので効率は悪い。
渋池まで600mアップして引き返す。これを週の平日に2〜3回はこなすのが去年の私だったが、今年はどうか。やっと「とっかかることが出来た」段階だ。

夜はアイフォーンが日本でも発売されるとの報に接しつつ、ドンキでヴァームゼリーをまとめ買い。一個97円は安いでしょ。グリコのカレールーも安かったのでゲットしておく。いつもはハウスのスパイシーブレンド一筋なんだけど、まあいいか。

6/1 台上は乗って大丈夫だじょー?

こんなにも長くトレーニングを休む事になるなんて想像していなかった。ウルトラマラソンの前週あたりから仕事が自称「永遠の暇人」としてはあるまじき状況に陥り、ウルトラ後も抵抗力が回復しないうちから鞭を打ったので、「明日の朝こそはトレーニングしよう」という意気込み空しく何も出来ない日々が続いた挙げ句体調を崩してしまった。
こうしてあっという間にツールド美ヶ原まであと4週間。もう、諦めるのか。土曜日を潰して何とか体調を回復させ、今日は天気も良いしチャリで登りたいから登ることにした。カンチブレーキの微調整を久々に時間を掛けて行い、正午のスタートである。

浅間温泉から登るのとは別趣向の、山辺からビーナスラインに向かうルートを選択。よせばいいのに中腹にあたる三城へは“桜清水坂”を登る。趣向と言うにはまさに最悪最狂の激坂で、疲れは無いけどパワーも無くなってる病み上がりの脚と心臓には厳しかった。全然楽しくないのだ。「あと一段軽いギアが欲しい」と痛感するなんて何年振りか。ようやく三城まで登り着いて自転車を降りゼーゼーやってると、今度は体が冷えてくる。仕方がない、さらに登ろう。
Benus_tsuzura あとは上り下りが連続するけど常識的な斜度で、ようやくサイクリングの楽しみを思い出しながらビーナスライン最後の九十九折りもクリア。八ヶ岳方面の眺めはまるでグーグルアースのように山々の起伏を見下ろせ、美ヶ原の草原はウインドウズの壁紙のようである。…って何て貧弱な発想なんだか。いや、ここは空気が違うぞ。

Ut_tower 美ヶ原台上は一般車両乗り入れ禁止だから、自転車は景色でも堪能しながらのんびりと押し歩くのがルールでありマナーでありファニーであると思うのだが、明らかに自力で登って来た訳ではなさそうなヘッポコMTBが3台ほど乗って走行しているのを見掛けた。とりあえず迷惑とか言う程じゃないんだけど、ハイシーズンに歩行者自転車双方が増えると…何か良くない事が起こって押し歩きさえ締め出されるんじゃないかとちょっと心配。

下山は美ヶ原林道を浅間温泉方面へ。ポーチはカラビナでキャリアに繋いであるから、今度こそ落としてしまうなんて事はないだろう。それにしても下り坂は長く切なく寒い。世の中から下り坂なんてものが無くなってしまえばいい。いつも思う。ああ、でもぐるっと一周ルートは時間は掛かったけれど充実感がある。

5/24 ぼくたちの心肺

今週は毎日帰宅が遅くなり、ふぅと一息ネットを見てしまうと風呂どころか布団にも入れず気を失うというパターンが続いた。朝のシャワーだけでは疲れが取れる訳がないが、ウルトラマラソン後で最も体の抵抗力が弱っている状態にもかかわらず、体調はギリギリ崩さずに乗り切れた。いっぱい食べているおかげ? 大会で1kg痩せたのにすぐリバウンドだ。
かつてないレベルの筋肉痛は少しずつ楽になってきたのに、心臓が苦しいまま。ウルトラとしては異例の標高を誇る“八ヶ岳野辺山高原”コースが、相当な心肺負担を強いたのだろう。JogNoteやブログ等で参戦記が出揃ってきたが、誰も彼も壮絶な表現であのコースの苦しさを書いていることに、共感してつい笑ってしまう。

というわけで復活ランは週末の休みを待たざるを得なかった。今までのジョギングメインからサイクリングメインに切り替えて、ツールド美ヶ原に挑もう。しかしあと4週間しかないからトレーニングは間に合わないだろうなぁ。と思って浅間温泉にある大会ポスターを良く見たら、あと5週間あるではないか。諦めるにはまだ早い?
Misuzutsutsuji 焦って行きたい所だがいかんせん心臓が弱ったままで、無理をすればそのままポックリ逝ってしまいそうだ。なるべくゆっくり登っても浅間の激坂は負担がかかる。心臓破りの坂だなんてシャレにならない。慎重にクリアし500mアップ、美鈴湖を少し過ぎた全国殉国学徒英霊慰霊塔まで走った。

今までに何度となくこの人気の無い場所を訪れているが、石碑までは読んだ事がない。しかし今日はニセアカシアの花粉が石碑に刻まれた文字に埋まり、黄色く輝いて文意を主張していたので思わず目を向けた。
「忌まわしく呪うべき 死あるも また止むを得ない」
かつて大勢の日本人が理不尽な死に方をした。最近ではアジアの方で大勢が殺されたり天災で亡くなったりしている。私だって今日明日かもしれないし、逆に嫌になるほど長生きするかも知れない。いつどんな死を迎えても良いように自分に出来る事は、常に燃え尽きた状態を維持する事。内面的にはそれが出来ているつもりでも、世間一般的な価値観で言えばやり残している事は大量にある。

午後には雨が降り石碑の文字は流されて、また誰も読まないものとなるだろう。

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