8/31 脚のないやつぁ俺んとこへこい 俺もないけど心配すんな

Nori17km見ろよ青い空白い雲。 どうせ雨で中止だという予想に反して、これは走れるぞ! 走らなくちゃいけないぞ! 今年もランドナーのくせに前の方のスターティンググリッドを陣取り、1kmちょっとのジョギングでウォーミングアップ。
チャンピオンクラスG蕃さんと女子MTBクラスKU田さん(S浦さん)のスタートを見届け、我が男子C-2クラスはロードレーサーの部としては最後のスタート順。昨年のチャリ載カメラ映像から解析したラップタイムをメモにとっておき、それをレースゲームによくあるようなゴーストカーに見立てる。「だまって俺についてこい」と俺のゴーストがささやくのさ。

序盤は必死に食らいつき、第一チェックポイントまではほぼ同タイムとなったがもう分かっていた。「とてもついて行けない」と。進むにつれて10秒、20秒と遅れていき、第二チェックポイントでは30秒の遅れ。ここから足腰がいよいよ言う事を聞かなくなり、順位までズリズリ下がる。九十九折りを雲霞の如く自転車が登ってくるさまや遠くの景色を観て「こんな高い所を走ってるなんてスゲーよ」などとすっかりサイクリング気分に浸りながら、いつの間にかゴール前。あわててスパートを掛けるが不完全燃焼に終わった。
タイムは1時間18分ジャスト。昨年だって「練習不足でどうしよどうしよ」状態でとても神聖化できるようなタイムじゃなかったが、今年は体力面にも増して精神力で負けた気がする。チャリ載カメラという最恐の監視役を積まなかったのも良くなかったのか。とにかく疲れ、腰が焼き切れるように痛い。絶好のコンディションに助けられ、辛うじてチャンピオンクラス出場権(1:20以内)は確保できたが、死ぬまで精神力は成長しなくちゃいけないんだよう。

途中誰かに「ホームページ見てますよ」と言われて嬉しかった(955番の方だったかな)。同時スタートの人だと勘違いして「今年は練習してないから先に言っていいよ」などと言ってしまったが、よく考えたら違うスタート順だった。
猛虎参號さんにも遭遇。性能アップした六甲颪のBGMに、ついつられて口ずさむ。女子高生男やママチャリ囚人服など、乗鞍ならではの個性的なキャラクターも見掛けた。フロントバッグにビデオカメラ置いて撮影してた人もいたな。私も映っただろうか。
ゴール地点ではハッスルHKさんにもお会い出来た。今年は私の惨敗となりましたm(_ _)m。

Noriunkai 少々雨がパラついたがすぐ止んだ。T井さんのゴールシーンをカメラに収め、やがて下山。撮影には今一つの天気だが、はるか東方の美ヶ原や浅間山にかかる雲海が印象的で、ずっと眺めていたかった。
下山したらサイスポだったかの取材を受けた気がする。小市民だから気の効いた返答は出来なかったし、載ればラッキーか。あとは宿の温泉で冷えた体を温める。

会場に戻るとタダノブさんにもお会いできた。トライアスロンですか。そのうちなんとかなるだろう…。
見事入賞したKU田さんの表彰式を見届け、ここからの帰路もクルマに乗せてもらった。あのトンネル街道を走るにはもうすっかり神経が衰弱してたから、とても助かった。下界まで降りればまだまだ夏の暑さ。過程や結果はどうあれ、やっぱり乗鞍は最高の一日。

8/24 今じゃリムまでオンボロロ オンボロボロロ

午後になると雨は上がり、クルマで出掛ける。さすがに信州はツーリングのメッカだけあって、キャンプ装備のチャリダーをあちこちで見かけることができる。自分もああでなければ…って先週やったばかりか。

いよいよ7日後に迫った乗鞍に向け、少々の自転車整備をする。と言っても交換するのはチェーンくらいで、バーテープやトゥストラップ、タイヤなどボロボロのままだ。特にやばいのが前輪のリム。先週雨中のいろは坂でトドメを刺してしまったのか、メルトダウン寸前である。あわててネットで注文するが、換装は間に合うだろうか。
トレーニング状況は、もう敗北宣言を出しても良いと思う。根拠不明の闘志も薄れてきた。今日も美鈴湖まで400mアップしたところで、雨のため引き返す。

かなり今更感が漂いまくりだが、ようやく去年の乗鞍参戦記を完成させアップした。ざっと、写真を流し見するだけでも良いので寄ってみて下さい。

8/17 ウツだ、食おう

雨漏りのする東屋。テントのフライでしのぎながら、無事雲の下で迎えた朝だった。
ここも早々にずらかってJR日光の古い駅舎でホットコーヒーを買い、冷えきった体を暖める。タクシーの運ちゃんらと話をしているうちに気が変わり、昨日諦めたはずの世界文化遺産“二社一寺”を巡るため、少し登り戻ることにした。神橋のたもとにチャリを停め、小雨の中歩いて輪王寺、東照宮前、フラタニティもとい二荒山神社をお参りする。朝8時の開場までまだ時間があるため内部拝観はできない。「世の中に不満があるなら自分を変えろ、それが嫌なら耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ」という教えを今に残す(?)見ざる言わざる聞かざるの三猿を見たいというのが旅のきっかけだったから少々残念だが、観光客が押し寄せてくる前の静かな神域というのも良い物だ。巫女さんが次々と私服で出勤してくるスーパー巫女みこタイムだし。

Suginamiki 日光を出発して、ギネス級の長大な杉並木街道を駆け下りて行く。クルマの入れない石畳や未舗装路も、自転車なら自由自在に満喫できるのが良い。“走る男”という番組でこの辺を走っているのを見かけて、自分も走ってみたいなと思ったのが旅のきっかけだった。
やがて杉並木は途絶えても桜並木が続く。嬉しい旅のフィナーレランだ。

という訳でやってきました宇都宮。こんな時間に開いてる餃子屋なんてあるのかしらと街を徘徊して、一応ラーメン屋なら開いてるなぁと抑えつつJR宇都宮駅前。駅ビルに老舗の支店があって、丁度10時の開店時間だった。雰囲気じゃないけどここでいいや。焼きと水のセットを注文し、醤油・酢・ラー油をたっぷり付けて頂く。味は良いのだが、期待していたほど実が詰まってる訳じゃない。比較的安いことも人気の理由なのだろう。それにしても何という行列か。あと数分到着が遅れていたら諦めているところだった。NHKの朝ドラに度々宇都宮餃子が出てくるので食べてみたいなと思ったのが旅のきっかけだった。余は満足じゃ。

Iwafune しかし旅路はここで終わるものではない。「栃木って行ったことあるか?」ぶっ壊れそうな脚をみんみん回して栃木市方面へ急ぐものである。雨が降ったり止んだりと期待外れな天候の下、幾多の困難を乗り越えて終着したのはJR両毛線の岩舟駅! ああもう、分かる人だけ分かる聖地。駅前の風景には感動したけど、肝心の駅待合室は吸殻やゴミでひどく散らかっていた。何とかしてくれよ、と言っても無人駅か。
ここで輪行して列車に乗り込む。もう無謀なランをしなくてもいいんだ。普通に帰るだけでいい。

高崎で新幹線に乗り換え長野までワープ。そこから松本までは鈍行。こうして二泊三日とは思えぬ濃厚な旅は無事終了。無事という言葉がありがたい。いろいろ干して乾かすためにあと一日休みが欲しいが、そういうわけにもまいらん。

8/16 精魂尽き果て金精峠

8/16 精魂尽き果て金精峠
夜中に襲われることなく無事迎えた朝。今日は気合いのレーパンレーシャツに着替えてテントを畳み、薄皮つぶあんパンを食って6時にはずらかる。

まずは朝焼けの日本ロマンチック街道を東へ、今井峠アタック。峠にはロックハート城がある。信州ゴールデンキャッスルよりちょっとだけ立派かも。

沼田市に降り、日焼け止めを塗りつつ次は椎坂峠。「12種のソフトクリーム」という看板がこれでもかという程現れるので、誘惑に負けて峠のドライブインですりおろしりんごソフトクリームを食べる。少しシャーベットみたいな食感が加わり、旨い。峠には開放感ありすぎのゴルフ打ちっぱなしやオルゴールの展示販売などもあり、クルマで来たらのんびりしたい所だ。つーか昔何かのドライブでこの辺通ったことがあるはずだと今更気付いた。

その時に寄った吹割の滝は華麗にスルーし、だらだら登っていった所の片品村でカロリーエイドを補給。いよいよ旅の最難関、金精峠への登りに入る。ここからでもざっと距離20km、標高差1000m。半分も登らぬうちに両手が痺れ、暫くの休止を余儀なくする。昨日もいっぱい走ったうえ今日も既に二つ峠を越えているから無理もないか?

1キロ1キロが凄く重く感じられ、かつてこれ程苦労した峠越えがあっただろうかと脳内検索してみる。若い頃はもっと体力回復能力があったから…。

また両手が痺れ、あずきキャラメルでごまかしつつリスタート。二つの湖畔を過ぎ、14時にようやく登り切った。峠はトンネルだから感動は薄いが、最難関を突破したという事実だけで充分だ。

栃木県側に抜けると天候はどんより気味。下っていても腕が痺れるので、菓子じゃなくてちゃんとしたものを食べなきゃダメだ。戦場ヶ原のドライブインで、名前からして旨そうなゆばラーメンを食べる。とにかく何でも旨い。

中禅寺湖畔から今日も雨が降ってくる。華厳の滝を華厳にスルーして先を急ぐも、いろは坂で土砂降りの雷雨になってしまった。ジェットコースターのような急坂を、渋滞を縫うように落ちて行く。観光はあまりしないつもりとはいえ東照宮くらいは見て行きたかったが、それどころじゃない。ああ、世界遺産までもスルーか…。

東武日光駅で暫く途方に暮れた後、スーパーで夕飯を買い食いして町外れの温泉にはありつく。風呂は極楽だが、雷雨がなかなか止まない。これから一体どこにテントを張れるのか、それが最後の難関だ。

8/15 ぐんぐん群馬

8/15 ぐんぐん群馬
出撃が遅くなり10時半。まぁ何とかなるだろう、自転車旅なんだから。今回二年振りのキャンプツーリングは自炊セットこそ積んでいないが、いつもの通勤路からして深緑が新鮮に見える。ブログ用にケータイは持ってきたけど基本的に無線は封止。

大口沢から国道143号をそのまま進み、照り付ける夏の太陽が暑すぎるなと感じつつ、ぐんぐん青木峠を越えて上田市へ。マツヤというスーパーで昼食を調達するのだが、ここはEdyが使えるので便利だ。早くこいこい松本へ。

しかし、ここからが長い。鳥居峠への登りがだんだんキツくなる。心拍数の上がり過ぎに気付いて時々休む程。荷物たくさん積んで何やってんだ?と疑問に思ったらこれが俺の生き方なんだと納得させつつ、いつしか峠を越えて群馬県に入った。ここまで来れば非日常だ。

少し嬬恋村を下ると景色が高原野菜の青々とした匂いと共に開ける。十二年前くらいに参加したツールド嬬恋を思い出すなぁ。

ここらで天候急変、土砂降りになる。道路も川のようになり、靴がぐちゃぐちゃだ。一旦止んだのに二度目の土砂降りが来て、たまらず川原湯温泉駅に逃げ込む。ここで駅寝もアリかと思ったがもう少し進もう。時間的に予定していた沼田市到達は断念するが。峠ひとつ分、明日はさらにキツくなりそうだ。

関東は日が暮れるのが早いなと思いつつ晩飯をスーパーで買い食いしてる間にもまた雷雨が。東吾妻町の岩櫃城温泉で疲れを癒し、中之条町のテキトーな東屋でテントをゲリラ設営。

果たして無事朝を迎えることができるのか。この不安感がなぜか好きなんだ。

8/10 崖の上のボッチ

土曜出勤の週が続き、休日としての貴重さを増す日曜は家事に追われるから出撃は午後になる。今日は“崖ボッチ坂”と個人的に呼んでいる道を走りに行く。崖ノ湯口の交差点まででも若干の距離とアップがある上、ここからは10%級の坂が延々と続く松本地方屈指の急登である。
Hachinyudo 「力を付けなくちゃ」と前半に飛ばし過ぎたのがたたり、後半は呼吸が苦しいのに足がそれ以上に重く、1kmを7分以上かかるようなヘロヘロ走りになってしまった。高ボッチの三叉路を過ぎるともう完全に惰性走行。崖ノ湯口から鉢伏山の道路終点まで1時間18分かかり、去年同時期より5分オーバー。ちょっとヤバいなぁ。
疲れ切ってしまったし遠雷が聞こえるので山頂トレッキングは断念し、ピストンコースを引き返す。急坂は下りでもブレーキを握る手が疲れるから困る。
帰宅して風呂とメシを済ませバタンキュー。暗くなる前に眠る。

8/2 あいたた あいた 会田宿

土曜出勤の帰り道、クランクをいつもより多めに回してみたいと思い立って、逆方向に走り出した。赤紫に染まる北アルプスを背に、穂高から明科、そして四賀に向かう頃にはまっくら森の道。辿り着いた旧四賀村の中心地は、かつて善光寺街道の会田宿として栄えた宿場町で、今もその面影を残す。夜になって走ってみるのも味があるものだ。
ここからは月明かりも届かぬ果ての風情のなか、松本に向かう。周り山なら峠道 遠い町まで帰りたい。火葬場トンネルを抜け、大口沢まで下ればいつもの通勤ルート。今日の帰路はいつもの3倍の35kmぐらい、獲得標高差は360mくらい。

Bon_isemachi しかし自宅はスルーしてそのまま松本市街地へ降りる。長野県下最大のカーニバル「松本ぼんぼん」その夜なのだ。もう終わってる頃かと思いきや、まだ2回の踊りを残しており一安心。上半身の持久力が無い私からは信じられない程、みんなエネルギッシュに踊り狂っている。これで一年分のパワーを使い切ってしまうから、松本人は普段大人しいのだろう。去年は絶望にふさぎ込んで何も見えなかったが、今年は少し元気を貰った気がした。

こうして信州の盛夏は終わりを告げる。既に寝冷えをしてしまい、昨日から喉が痛い。

7/31 夏眠暁を覚えず

今更ながら乗鞍や暗峠関連で検索をしてみると、私が投稿した動画を取り上げたブログが新たに見つかったりして、絶賛もあれば建設的な批判もある。いずれにせよ数人くらいは今度のレースで私のランドナーに気付き、ライバル視するかも知れない。ちょっと自意識過剰かもしれないが、そんな人たちをガッカリさせては自分が一番ガッカリだ。ゆえにせめて去年並みのパフォーマンスは出せるようにトレーニングしておきたい。
今朝は辛うじて暁の眠気をギリギリ寄り切り、美鈴湖まで400mアップの自転車トレーニングに出られた。やはりこれをやるとやらないのとでは一日の充実度が段違いだし、週の平日に2回以上出られる習慣を付ければ、今からでも何とかなるかも。

7/21 ザバスざます

今月は三連休が3回もあったのに、これと言って旅をするなどの活用が出来なかった。自分なら全く金を掛けずに旅をすることだって出来たはず。気持ちが弱くなってるなぁ。今後は振替出勤が増える見込み。

あまり自転車トレーニングもはかどっていないので、今日くらいは1単位を取っておきたい。1単位すなわちツールド美ヶ原のコース一回分、標高差1300m前後と考えている。
昨夜は氷嚢をして寝たのだが、朝6時半に起きたときは軽い熱中症による頭痛が残っていた。二度寝をして11時40分…よし、大丈夫だ(何が)。
ボトル水に多めの食塩を混ぜておき、気温35℃にも達しようという猛暑の昼下がりに浅間温泉からヒルクライムスタート。さすがにこの暑さでは無謀なのか、序盤の激坂で5人組が休み休み登っている。私もあまりガンガン行くのは無理と判断して、1割引のパワーで漕ぐことにする。
Cloudshinezaka 標高が上がるにつれて陽が陰り、気温も下がって来たのでペースはやや持ち直す。ゴールの天狗の露地まで1時間40分とタイムは悪いけれど、走りには満足。ザバスのゼリードリンクだけ飲んで引き返す。ザバスってムッキムキのボディービルダー向けブランドっていうイメージが強いが、自転車乗りにもたまには役に立つだろう。
水の予備を持って来ていなかったので、武石峠そばにある湧き水“女鳥羽川源流”が大変ありがたい。あとは夕立の予報もあるし逃げるように大急ぎで下山。時折大粒の雨が襲ってくる中、序盤に見かけた5人組がまだ登って来てるけど大丈夫なんだろうか。下山後、まさに美ヶ原林道方面に落ちる雷を目撃したのだが。

7/13 眺めの長峰

相変わらずゲームにハマり込んでいる。「どうして時間が経つとお腹が空くんだろう?」 寝ることは忘れても食うことは忘れないから困る。
という訳で今日は1時間しか眠ってないが、せっかく天気の良い日曜日だからどこかに外出しなくちゃ。午後になってしまったが、チャリでまずは400mアップの稲倉峠に登り、旧四賀村側へ熊鈴を神経質に鳴らしながら降りて行く。そのまま明科方面に抜け、冷水橋という所からこれまた400mアップの長峰山(ながみねやま)をアタック開始。何ヶ月か前に自転車雑誌で紹介されていた山なのだが、展望台マニアを目指す私ともあろうが未踏だった。自宅から中途半端な距離なので後回しにしちゃってたのだ。

From_nagamine 雨が降って来たけど夕立の時間じゃないので気にせずに進む。山腹の集落を結ぶ、実に味わいのある理想郷ルートだ。やがて雨は止み辿り着いた山頂は…びっくり絶景ですよ。観光の為に木を伐採しちゃったかどうかは知らないけど、開放感のある安曇野の眺めはここからがイチバン!と思わせる程だ。これからも時々来よう。
隣接する光城山(ひかるじょうやま)にも寄る。こちらは桜の季節は素晴らしい所だが、展望は今ひとつ。ただ空堀の地形を残すなど、かつて難攻の山城だったことを伺わせる。
また熊鈴を鳴らしながら田沢方面に降り、大口沢経由田溝池まで登って帰宅し本日の獲得標高差は950m。さすがの睡眠不足で、暗くなる前に眠ってしまった。

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