5/4 山ホトトギス 初鬱苦死

G蕃さんが山梨より来松して、一緒にツールド美ヶ原のコースを試走することになった。今年の彼はもうヒルクライムレース街道を突っ走っていて入賞も果たしているくらい脚力バリバリなのだが、私は事実上トレーニング初め。目には青葉、好天爽やかな美ヶ原林道を息を切らせたりダベったりしながら登って行くが、後半はすっかり脚が終わり道中だいぶ待たせてしまったと思う。でもやっぱヒルクライムはすごく楽しいや。
Ut_bygemba 正午に天狗の露地駐車場へゴールして、タイムは1時間35分余り。去年同時期より2分だけ速いし初乗りにしてはまずまずかな。しかし今月の下旬にならないと自転車トレーニングには取りかかれないので、去年の自分に近々逆転されるはずだが。(右の写真はG蕃さん撮影)

大勢の自転車乗り、一部ジョガーと行き交いながら軽快に山を下りて行く。その時起こした大ドジについては明日書く。

4/23 光城山で光芒が光るじょー

まだマラソンの筋肉痛が残る朝、軽く6.5kmだけジョギングしてから出勤。そういえば「サブスリー達成したら仕事辞める」なんて事を宣言していた気がするが、今週から工場内のとある小さなラインで管理者の仕事をすることになった。作業者からはガラッと内容が変わるので、別の仕事と言って良い。というわけで今暫く続ける事にしよう。

帰り道、安曇野市東端の光城山(ひかるじょうやま)斜面に一筋の光が続いているのが見える。昼間に見るとそこだけ桜並木になっているのが分かるけど、夜も歩いて上り下りできるのかな。自分は煙のように高い所が好きなくせにこの山は未制覇だった。疲れを押してチャリで遠回りをし、下の端に辿り着く。
Nighthikarujo 光の回廊の正体は裸電球が照らす登山道。さあ桜のトンネルを登っていこう。まばらに行き交う人と「こんばんは」と挨拶をしつつ、また時々振り返って写真をとりつつ、30分ほどで標高911mの山頂に到着。ふもとで散り始めている桜は、頂上ではまだ五分咲き。それを前景に安曇野の夜景をも一望できるのは気分が良い。つい写真撮影に専念してしまうが。

下山後、チャリで150mアップの大口沢経由で帰宅。疲れがおかしなことになっている。

11/23 農獣戦隊ゲキザカジャー

今年の美ヶ原登り納めをしようということで、昼過ぎに浅間温泉から自転車ヒルクライム開始。レースの上位入賞常連となりつつあるG蕃さん@N大農獣OBも同調して松本まで駆けつけてくれ、激坂をガンガン行く。ここのコースはやはり実走して覚えないと攻略しづらい。
一方私はすっかりマラソンにかまけていたので「ホームグラウンド」とは言えなくなってるくらい久々の走行となってしまった。力強い走りを維持することができない。

Iceroad だべりながらのペースで美鈴湖を過ぎたが、渋池付近から路面に残った雪の凍結が顕著になってきた。昨日の未明に里でも降ってしまったからなー。ある程度は覚悟はしていたけど、残念ながら第2チェックポイント標高1300m付近で諦める。さよなら美ヶ原。これ以上は下山時の安全が確保できない。

体感温度の低さに絶叫しながらアパートまで降り、あとはうだうだする。夕食は某カレーバイキングの店。ゲキカラジャー! 最近何をどんだけ食っても食い足りない、あるいはどんなに辛くても物足りない私にとって夢のようなシステムだが、特盛3杯目の途中で突発的に胃がギブアップ。あろうことか食い残しをしてしまった。ご飯一粒残すことさえ絶対あってはならない事なのに、ご免なさい。ただ若さを失うにつれ限界は突然やってくる、という事実が教訓になった。

11/17 熊が大糸クマっちゃう

チャリのパンク修理がてら若干の整備をし、いきおいサイクリングに出掛ける。マラソンの予定が一段落してるからジョギングが最優先事項ではなくなったし。
2時間弱で大町市の木崎湖に至り、湖を一周してから小熊山ヒルクライムを開始。名前の通りクマが出るらしいので一応鈴を持って来たが、立山登山のオマケで付いてたちゃちい鈴なので鳴りが悪い。携帯電話のミュージックプレイヤも最大音量で鳴らして補う。
ふと斜面下方を見ると、30mほど離れたところに動物が振り返るような形でこちらを見ている。岩や切り株の見間違いではない。カモシカにしては背が低くてズングリしているなぁ………子熊じゃん。つまりすぐ近くに親熊もいるってことだ。とんでもない領域に来てしまった。
Kizakiwide 木崎湖一周と合わせて1時間で目的のパラグライダー場に到着。独特の開放感がある俯瞰はまさに絶景だが、それをのんびり楽しむ余裕は無かった。時刻はもう夕方。下山、どうするべ。
来た道を引き返せば熊がいるし、かといって北回りで降りるのも安全とは言えない。さっき何台かのクルマとすれ違ったので、熊は移動してくれたかも知れない。それに期待して引き返しルートを選択。
ところが寒さと電波の悪さで携帯電話が電池切れを起こし、ますます寂しくなる。下りのスピードじゃ鈴の音は役に立たないし、口笛を「ヒュイッ!ヒュイッ!」と頻繁に鳴らすしかない。恐る恐る子熊遭遇ポイントに差しかかり、無事通過出来るかと思ったその時である。

「ガサガサッ!!」

身の毛がよだつとはこのことだろう。勘弁してくれ。振り返る勇気も無く坂を逃げ降りる。ようやく人里に降りた時、ああやっぱり人間は人間のテリトリーで生きるべきなんだと悟った。こんなにもホッとする。だから人間同士で殺し合うのはナシにして。
クルマに轢き殺されぬよう注意しながら、ヘトヘトの体に鞭を打つ大糸線沿いの帰路。すっかり空は暗くなり、振り返って見上げると北極星。お前なんかもう見たくもない。

10/7 ジャガジャガ食うのもフォンドフォンドに

夜中の3時半に松本から糸魚川に向けクルマで出発。うー3時間しか寝てないよー。本当は前泊したかったが仕事が入っちゃったから仕方がない。適度な余裕をもって糸魚川市能生(のう)に到着した。
やってきましたグランフォンド糸魚川。大本営の発表によれば距離120km、合計標高差2000mを誇るサイクルイベントである。ただしコース変更により標高差は若干減った模様。それでもハードな行程であることに変わりはなく、レースではなくサイクリングだと念を押されるが、これを利用して来週のハーフマラソンのために出来る限り心肺を鍛えたい。減量&カーボローディングもこなす腹である。そのためにフロントバッグにはオモシとして工具や要らない荷物を満載しておいた。
スタート前、私にこのイベントを紹介した張本人であるタダノブさんにお会い出来た。やがて走行開始。日本海沿いに伸びる久比岐(くびき)自転車道を東に向かう。基本的に所属チーム毎の集団走行になるみたいで、ソロの私は飛び出してみてもやがて風に負けて吸収されてしまうのだった。それでも内陸に入り西へのヒルクライムになるとガンガン行く。そこでためた貯金を下り時の写真撮影で使い果たすパターン。今日は素晴らしい天気で、高台から望む海が気持ちいいのだ。さらに道は日本の原風景とも言うべき小さな集落を繋いでゆく。

馴染みのないまちを訪ねる。忘れかけていたサイクリングの悦びが、じわじわと蘇ってくる。

Sasazushi 難関を越えるごとに現れるエイドステーションのエイド食も楽しみの一つ。いや、これこそが最大の楽しみかも。笹寿司、笹団子、新米こしひかりおにぎり、いなり、オレンジ、バナナ…。どれも旨い旨い。特に笹団子はやばい。食べ過ぎないように注意して次の区間へ走り出さなければ。
海風を受ける道ではやはり単独走行では辛い。先頭交替に参加しながら体力を温存、のはずがハイレベルな集団だったので脚を使い過ぎた。エイド3からの最後にして最大の難関15%激坂では、ついに体中にエネルギーが回らなくなる。最近チャリでは何の練習もしてないのもこたえて、坂馬鹿としてのパフォーマンスを発揮し切れなかった。
海岸に戻ってからのラストステージではレース気分を味わいつつ、ほぼ目標通りの6時間44分でゴール。目一杯サイクリングを楽しんで、腹一杯エイド食も楽しんだ。ただ、チームを組んで参加しないとちょっとやりづらいかな、という印象もある。

松本への帰路は疲労&眠気との闘いとなる。あークルマ乗り捨てて汽車に乗り換えたい。「煽りにはエンブレで返す」という的確な判断力は残ってはいるが、間違えを起こさぬよう道の駅ごとに休憩を取る。あとは大声で歌ったり往復ビンタをしたりしながら、何とか無事帰宅した。
参加賞は蟹1パイ。面倒くさい食い物を嫌う私としては、晩飯としてとりあえず右足だけ食べる予定だったが、案外旨いので結局1パイ丸ごと食い尽くしてしまった。十二分に充実した一日だった。

(タイトルの元ネタはいつも通り分かりにくいが、自動車ショー歌のこの部分。)

9/17 NDS! NDS! 長野放送〜♪

Nds 仕事帰りにNDSを買ってきた。携帯ゲーム機を買うなんてゲームギア以来だが、まぁ似たようなもんだろう。同時購入ソフトは定番の知育系「やわらかあたま塾」と、定評のある音ゲー「ピンキーストリート」。ピンキー…は通常版のつもりでケースをレジに持っていったらフィギュア付き限定版をレジ裏から出されて驚いた。これでは私がまるで大きなお友達みたいじゃないか。でもかぁいいからお持ち帰りしたい。
・・・しかしこれらは全部、大阪に住む小学2年生の姪への引越祝いなのだ。思えば私も小学2年生の時、今は亡き祖父からゲームウォッチ「シェフ」をプレゼントしてもらった。今でもボタンの接触を応急処置すれば動作はするが、電池がすぐ切れるので部屋の飾り物になっている。今回のNDSは、ついぞ同年代のいとこを作ってやれなかった罪滅し編。

大口沢経由で帰宅後、昼に放映されたNBS長野放送の番組「雲上を駆ける!第22回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」をVHSビデオで見る(テレビを持ってないからプロジェクタを通すのが面倒だが)。今年はやはり天気の良さが際立っていて、その絶景たるや鳥肌モノのインパクトがあった。しかし被写体は例によって男女トップ集団と、完走が危うい太った人々。テレビ的に笑いを誘うつもりだろうが、今年は特に編集者がデブ専すぎだろ、と思わずにはいられない。まぁ最高齢81歳の人は心から尊敬出来るかな。スタートシーンで私とT井さんがほんのチラッと映り、エンドロールで入賞者としてG蕃さんの名前を確認できた。

9/12 合羽変態アサレンジャー

やーっと朝6時に起きられた。外は見事な本降りだが、たかが雨で私の意志が挫かれてたまるか。というわけで上だけ合羽を着てジョギング開始。すぐに膝が濡れて冷えてきて、下も合羽を着てくれば良かったかと思ったが、坂が急になるにつれ暖まってきた。
自分のジョギングルートの中で基本中の基本であったはずの田溝池まで、2ヶ月ぶりに登れた。こんな天候でも釣り人がいるところ。復路は岡田旧道にして10.5km走行。
あとは体調を崩さぬようしっかり食べよう。お昼休みに最中アイスを買い食いする、のはいつもの癖。あまり体に良い物じゃない気もするが。

乗鞍ルートビデオのURLが、どなたが掘り出してくれたのかは知らないが2ヶ所の影響力ある自転車系掲示板で晒された模様で、一気にviewカウンタ上昇。これで私も乗鞍のプチ有名人? 次からそこそこ速いローディーにマークされるという危険も伴う、諸刃の剣だったか。とか思うのは自意識過剰。でも来年もランドナーで出なきゃな…。
今から少し練習を、と200mアップの大口沢経由でチャリ帰宅してみた。それだけ。

8/26 陽が照り過ぎてもノリ暗暗イム

「暑い…」。レース序盤に思わず口をついた言葉だ。素晴らしい好天に恵まれたのはいいが、ヒルクライムをするには少々陽が照り過ぎている。そのためか足取りも重く、中間地点のタイムが31分40秒。去年より10秒も遅いじゃないかと悔しがる。───

Yukemurimae 今日はとうとうやってきた日本最高のヒルクライムイベント、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の本番だ。カロリーメイト2箱計800kcalを朝食にして、いざスタート整列の前の方を確保。やれ脚の疲れや腰の不調はあるとはいえ、下界の不安など後にして思えば一切忘れていた。ただレースを楽しむだけに私はスタートを切ったのだ。

これではいかんとペースを上げると、これまで抜きつ抜かれつしていたライバルをランドナーならではのヘアピンインベタ戦法で置き去りにして、急坂セクションをクリアしていく。いよいよ樹木が低くなってきて見晴らしが良くなる頃、だいぶ足腰の疲れもピークに来て“レース”じゃなくて“サイクリング”モードにしようかと弱気になりかける。そこに現れた「あと5km」の看板。さっと頭の中で計算してみると、ハーフマラソンのペースで走れれば自己ベストと勝ち負けになる。俄然やる気を出して、むちを打つように重めのギア比でロングスパート。心肺の心配は無いし、これくらいの標高になれば涼しくて気持ち良く飛ばせる。ハイマツ帯で次々と同クラスの数人を抜き去ることにも成功し、あとはゴール渋滞に身を委ねるだけ。

ゴールで腕時計を止め、1時間16分19秒。よっしゃ去年の自己ベストを2分あまり縮めた! やたら嬉しくて、まるで優勝したかのようにガッツポーズを繰り返す。今月は精神的に凹みっぱなしだったが、まるで吹っ切れたかのように…。昨秋から何かと自己ベストを出し続ける快進撃も、ゆるみはしたが継続できた。
標高2700m。こんなところに自転車がわらわらと湧いているのも面白く感じられる。しばらくまったりしていればいい。毎度お世話になるG蕃さんは、小指で持ち上がるような軽量ニューマシンを駆って5位入賞。来年の参加申込は同じチームに入れてもらおうっと。筑大OBで同宿したT井さんは序盤で熱中症気味になったとのことだが、大きくタイムを落とすことも無くゴールした(ちなみにS浦さんは欠場)。

Echoontake 下山もやたら楽しい。美ヶ原の下山が雨でろくでもなかった分もあるのだろうが、標高の高い所からの景色ってすごいんだなぁ、と素直に思う。幾重もの山並みの向こうに槍穂連峰や木曽駒、御岳を遠望する。青い空に適度な筋雲。寒くもなく快適に、スタート地点へ降りてゆく。
宿の温泉にゆっくりつかってから、閉会式、そしてじゃんけん大会。景品を勝ち取ることは出来なかったが。
ここから松本市街への帰路も、まぁたかが市内移動だからとチャリで自走。疲れ身に魔のトンネル街道となったが、適当に自動車と折り合って無事帰宅。近所のラーメン屋の肉味噌ラーメンがうまい。

こうして2007年の夏は終わりぬ。

8/25 ひるどき自転車劣等

8/25 ひるどき自転車劣等
今年もまたチャリで国道158号を登る。寝坊して予定時間よりやや遅れたので、東名阪の連中がクルマで大挙して押し寄せてくる前にトンネル地帯を抜けるべく、ダイナモランプの操作以外はノンストップで急ぐ。自転車はスピードで大きく劣るので、渋滞の先頭を走り続けかねないのだ。 幸い昼時の空いてる時間帯に難無く走り抜け、2時間半で乗鞍高原に到着。高原なのにかなり暑いわ。いろいろ散策してみたかったけど、疲れてバタンキュー。 宿の夕食は(普段に比べれば)かなり豪華で、ご飯5杯で腹いっぱい。めっちゃ膨れた状態で温泉も楽しむ。 体調はいまひとつだし、昨日の棚卸しの仕事で腰を痛めてるが、明日は無事完走できるのか。

8/23 束間の山に出でし月かも

日程的に今日が朝練をする最後のチャンスだったんだが、寝過ごした。ああ何て意志薄弱なのかしら。代わりに仕事帰りの豊科CCヒルクライム。寄り道をした後だったのですっかり夜になってしまい、街灯の無い山道をダイナモランプだけを頼りに進んでゆくことに。北斜面は月明かりも届かず、振りさけ見れば枯れ尾花さえ見えない暗闇だが「この道なら走り慣れてるから大丈夫」という安心感がある。お化けなんてないさ♪お化けなんて嘘だッ!!!
しかしもう少しでエコトピア山田って所でやばい気配を察知。次の瞬間、狸を轢きそうになっていた。みぃ。ようやく至った山田集落がユートピアのようであった。それも束の間の幻のようにまた山道を下っていく。月がぼんぼん山の尾根、束間深瀬の里照らす…(松本ぼんぼんより)。こうして最後のトレーニングは終わり。全然足りねー!

ALPSLAB videoに投稿した乗鞍動画のviewカウンターが急に増えだしたな、と思ったらどうやら2ちゃんねるに晒された模様。他にも掲示板やブログにリンクを張られた形跡があり、こういった反響があるんだなぁと嬉し恥ずかしくもあり怖くもあり。

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