8月8日 絶対無言電話

shibu-shirakabaうだうだしてるうちに午後。国会中継を見届けてから、チャリで三才山集落を経由し美鈴湖を目指す。このルートだと国道でアプローチするうちに高度を稼いでしまうので、いざ本格的な登りになってもあっけなく美鈴湖に着いてしまう。そこへの一番楽なルートであることが判明。浅間温泉からの激坂は翌日の体調に響くから…。今日はさらに渋池まで計600mアップ。
夕方、クルマで堀金村ベイシアスーパーまで、備蓄用の加工食品を買い溜めに往復。ウチに帰って、そろそろ昨日の財布の落とし主から電話が来るころじゃないかと待機。マッポに伝えたのはケータイの番号なので、ケータイが鳴るはず。
そんな折、部屋の固定電話が鳴る。こちらに掛かってくる電話は100%セールスなので、最近は居留守はしなくなったものの、向こうが身分を明かすまで絶対に無言でいることに決めている。
「………………………」「……もし、もし?」「………………………」「……もし、もし?」「(こちら○○ですとか言えよ)」「……ガチャ」
なんだ、いつものセールスか。あれ、待てよ。そうとも思えない老人の声だった。まさか財布の落とし主か!?もしかしてケータイに掛けることを嫌ったか、あるいは私が圏外にいることが多いため繋がらず、電話帳で固定電話番号を調べたのかも知れない。
ああ、もうどうでもいいや!

8月7日 雷撃作戦

西の空から積乱雲が迫る。しかし足首が痛いからジョギングするわけにもいかず、チャリで山に向かう。遠くから轟く雷鳴。あれが来る前に山を登って降りないと、最近は「意外な場所で落雷に遭った」というニュースが多いから…。これは、北の方の国が電撃作戦を仕掛けて来た時に本気で逃げるための、命がけのトレーニングとして最高のシチュエーションである。浅間の激坂を登る足に力がこもる。少しでも気が緩むと、ズゥゥゥン!という響きが近づいてくる。
無事美鈴湖まで登り、これ以上は危険なので三才山集落に降りる。そこからまた軽く谷沿いを一登り。あとは何事もなく、だらだら下りを帰るだけである。
…が、セブンイレブン洞店前の歩道に財布が落ちている!?とりあえず拾う。一見して、保険証と通帳が入っている。これは大変だ、迅速に交番に届けないと。ここから一番近いのはどこだっけ?田舎だからなかなか無い。まず岡田の駐在所に行くが、日曜なのでお休み。次に近い浅間温泉の交番に行ったら、パトロール中で不在。ちょっとイラついてきたぞ。んで、自宅近くの旭の交番でようやくマッポに会えた。
find-doc「財布拾ったんスけど」「じゃあ書類かきますんで時間いいですか」こんな調子で中身を改め、ちょっとびっくりした。所有者は、ことえりでも一発変換できるほど有名な美術館の理事長であった。成金じゃなくて本物のセレブだ。入ってた現金は千円なので報労金を貰ってもしょうがないが(その為に拾ったわけじゃないし)、お礼の電話が掛かってくるらしいのでこっちが緊張しそうだ。
マッポから解放され、うちに帰るとスコールがやってきた。

8月5日 秋が近い

toyoshinaCCまた歩けるくらいには回復したので、待望のサイクリング。二日のブランクがあると、いきなり激坂級は気が進まない。どこへ向かおうかと行き当たりばったり走って、豊科カントリークラブまで登り、名無しのダート峠を越えて旧四賀村に入り、明科町経由で裏道を探しながら帰って来た。3時間くらいぶらぶら走ったけど、どんなに走っても時が過ぎるだけ、みたいな虚しい感情に襲われる。きっと猛暑のせいだ。

8月1日 せがた三城

午後、やっとチャリの整備をする気になる。ブレーキの効きがまともになった。そのまま松本市の東、山辺の谷へ向かう。5日前に中山沢“急激坂”ルートで中腹の三城(さんじろ)を経由、美ヶ原へ登ったのだが、今日は三城までとして大門沢ルートを利用。松本からビーナスラインへの観光メインルートになっているが、登り坂として試したことがなかったのだ。美ヶ原専属坂馬鹿としてあるまじき事態である。
sanshiro初めは中山沢と比べれば天国のようなユルさだったが、結局登らなくちゃいけない標高差は同じであって、だんだんキビシくなってくる。小学校の分校が見えて、間もなくゴール。市街地から800mほどアップ。ここから見上げる美ヶ原は日本離れしてて良い。

夜は赤ちゃんはどこからくるの?に5分程笑い死ぬ。これまたいい運動になった。

7月30日 ガラスの三十代

朝、昼と気ままに過ごして体力回復を図った後、夕方にようやく外出。ジョギングの距離をさらに35km、40kmと伸ばすためには鉄の心臓が必要であると、昨日痛感した。ガラスの心臓では簡単に砕けたり融けたりしてしまう。
という訳で、チャリで浅間の激坂へ。一番軽いギアを使わないようにして本気で登り、心臓への負荷を試みる。足は昨日使い切れなかった分が残っているが、やはりまず呼吸からいっぱいいっぱい。それに耐えながら400mUPの美鈴湖に着く頃、急に心臓に来た。これ以上頑張っても体に悪そうなので、下山。ぼうっとしてたら蛇を踏みそうになった。

夜、ケータイアプリを一つダウンロード。昔懐かし「イースI」。遊んだ事はない筈なのに、BGMだけは何故か覚えている。どこで刷り込まれたんだ。面白い。こんな事してたらまた生活が崩れてしまう。指が痛い。

7月27日 ツアーで美ヶ原

台風一過で暑くなる予報。しかも空気が澄んでいるから、山の景色とか良さそう。こんな日に標高600mレベルにいちゃ煙人間の名が廃る。いざチャリで高い所へ。
手近で高い所と言えば美ヶ原高原。今年はトレーニングとレース合わせて4回登っているが、いつも山頂手前の駐車場で果ててしまう。美ヶ原の真髄は山頂の草原地帯なのだから、そこまで行こう。
nakayama15p朝のうちに8月分オリジナルカレンダーのアップロードを終え、出撃。おなじみの浅間の激坂ルートではなく、南側の扉峠を経由するルートをとる。こちらにも分岐がいくつかあって、わざわざ標識に「狭路・急坂」と書かれた中山沢沿いの道を選択。これがもう笑っちゃうくらいの急坂。斜度15%のコンクリート舗装が延々と続く。笑うしかない。クルマの人も私を見て笑ってるしね。後で地図で調べたら4.7km区間で620mもアップしている(つまり平均13%)。急坂というより激坂…というより急激坂だな。
benus-ochiai三城のキャンプ場地帯に入ると、目指す美ヶ原がギアナ高地のようにそそり立って見える。しかしそこから離れるように南下して扉峠へ。だいたいここら辺で足が売り切れる。美ヶ原の東側に回り込んでビーナスラインを北上。クルマで走るぶんには日本一爽快なワインディングロードなんだけど、チャリにとってはアップダウンの繰り返しが憎らしい。落合大橋からは九十九折りの坂を駆け上り、美ヶ原高原の東口にあたる山本小屋に到着。3時間も掛かっちまったよ。浅間激坂ルートなら死ぬほど急げば1時間半だってのに。
u-kogen3とりあえずプリッツを食ってから、牛伏山1990mの山頂へ歩いてみる。緑眩しい草原も良し、台風の残り雲で見え隠れする遠くの山々も良し(富士山・八ヶ岳・蓼科山・浅間山・北信五岳・北&中央&南アルプスのフルパノラマ)。山本小屋に戻り、疲れてるのでこけももソフトクリームに手を出してしまった。いけないわ。
u-kogen5ここから3kmほどチャリと一緒に高原を縦断。一般車両乗り入れ禁止なので、押し歩きにはなるがチャリの特権だ。と言うかこんないい所はゆっくり歩かないと勿体ない。放牧されてる牛たちものんびりしてることだし。高原西口の王ヶ頭が最高地点2034m。チャリで登れる日本百名山ということだ。
天狗の露地駐車場まで降りれば、あとは慣れた道。オートドライブモード感覚で帰宅。下界は夕方になってもまだ暑い。

7月23日 軽井沢への重い業

昨日、足が「走り足りない」とほざきやがった。なら嫌と言う程走らせてやる。たしか先月「今の体力じゃ無理だ」と思って廃案にした、松本⇔軽井沢の日帰りサイクリングプランがある。実行に移せ。そもそも一日170kmを超える距離が平地でも未経験な上、大小たくさんの峠を越えなければならない。

というわけで、朝の5時半に松本を出撃。目標は日没までに帰って来る事。すぐに第一関門の三才山トンネルへ登り500mUPが始まる。予想外に雨が本降りになり、避暑地に着く前に体がヒエヒエになる。
mochizuki丸子町側に降りると雨は止む。長門町から立科町へ、地図からは確認しにくいごっつい峠がある。ここからは中山道に入り、芦田宿、茂田井宿、望月宿と、所々江戸時代の風情を残した宿場町のアップダウンをクリアして行く。望月町は9年前のGW合宿で買い出しをした際、確か映画館があって「小さな町なのにがんばってるな」と思ったのだが、今日ぐるぐる探してみても映画館は見つからない。記憶違いなのか、潰れちゃったのか。今は望月町ではなくて佐久市に編入されてるし。
八幡宿、塩名田宿、岩村田宿、小田井宿、御代田宿。もう疲れてるのに、ここからさらに登りがキツくなるが、北国街道と合流する追分宿に至る。狩人の「コスモス街道」(あずさ2号の次に売れた曲)に歌われているので感慨深い。「右は越後へ行く北の道 左は木曽まで行く中山道♪」コスモスは咲いていない。

11時過ぎ、ついに軽井沢駅に到着。ここまでコンビニ休憩以外は5時間半走りっぱなし。帰りもそれだけ走らなきゃならないと考えると、大変気が重い。ともかくハヤル気持ちを押さえてまずは碓氷峠へ。駅からすぐだけど。うわぁい群馬県群馬県。霧で何も見えないし、寒い。さすが避暑地軽井沢。
引き返して駅の南側に降りると、巨大アウトレットモールがある。土曜日ということもあるが、大変賑わって繁盛している。これだけでもセクハラ大魔王●さんの力たるや、某国の主席なんかよりも強かったんだなと感心できる。
karuizawaTBレンタサイクルじゃなくて自分のチャリで観光してるのは珍しいかも。旧軽井沢に行くと、歩行者天国のメインストリートはさらに人だかり。見ろ!人がゴ(しつこい)。郵便局にチャリを置いて、ソフトクリームだけ食って無駄に歩き回ってたら、2時間が経過してしまった。ここを観光するのは初めてだったから…。帰りはマジ急がないとやばい。

追分宿から北国街道に折れ、しばらく下り坂が続く。晴れて来たのはいいが、急に暑くなる。小諸懐古園をスルーし、海野宿も通過して、上田から松本街道に入る。最大の関門、青木峠への600mUPがつらい。登り坂ではもはや加速どころか速度の維持もできず、実に弱々しく進む。
最後に名も無き峠を2つ越え、19時前、日没ギリギリに帰宅。はい、もう嫌と言う程走りました。足が参ったと言っております。ちなみに距離は概算177kmで自己新。アップも合計2200mで自己記録大幅更新。明日の事は知らないが、今日は満足感でいっぱいだ。

7月19日 チャ梨花

TOYAfrom2珍しく朝寝坊せずに起きて、涼しいうちにチャリで浅間の激坂に行く。そろそろまた本腰入れて体を鍛え直さないと、と思って頑張ってみたが、すっかり足は弱っていて売り切れ。立ち漕ぎを多用せざるを得なかった。700mUPの第二チェックポイントまで。
夕方に、左足首の完治を祈願してまたクルマでほりで〜ゆ〜温泉に行く。回数券を持ってるとついつい通ってしまう。帰りに堀金村ベイシアスーパーで加工食品を安く買い溜め出来るという利点もあるし。

ところで最近、某商品の購入を検討するべくネットオークションをウォッチしてるが、いわゆるチャリンカーが大量に激安出品していて、心が揺れる。最後のババさえ引かなければメチャ得という、仕手株のようなチキンレースだ。
しかし仮に自分が得をしたとしても、その分泣く人間がいる。ゼロサムどころか明らかに世の中を悪い方向に向かわすことになるだろう。そんなダークサイドに手を貸す行為は、まず良心が咎めるべきだし、いずれは自分の生活を脅かす。
私は去年詐欺被害に遭っているが、金額よりも、そんな事実が恨めしい。

それにしてもチャリンカーって俗称はチャリダーと紛らわしくて迷惑だな。

7月17日 マイファニーサイクリング

a-karasu昨日のパソコン漬けでまた生活を乱し、一日の活動が夕方から始まる。今日は「あづみ野やまびこ自転車道」の、ジョギングでは行かない堀金村以北をチャリで見に行く。大口沢を経由する際に往復で300mアップ程ある以外はほとんど平坦だけど、これこそ極めてフツーでファニーなサイクリングなんだよね。いつの間にか「高い所に登ってこそサイクリング」という妙な価値観が出来上がっていた。自分の原点は江戸川サイクリングロードであるのに。反省。

7月15日 無題

捻挫中(?)の左足首が痛痒くなってきた。いろいろ無理はかけたけど、ようやく回復軌道に乗ったようだ。自然治癒力万歳。
misuzukoBS本当は今日という日にやりたいことがあったのだが、この足では明後日あたりに延期だ。足首に負担の無いチャリでゆっくりと浅間の激坂を登る。野生の鹿が2匹いて、逃げてった。アップは美鈴湖まで。最近は習慣化してないせいか、普通に疲れた。
冷蔵庫の中がほとんど空っぽで、食事はネギご飯・卵ぶっかけでしのいでいる。明日は野菜をいっぱい買って来よう。

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