3/26,31-4/1 走春賦

Okkoto3/26(月)は有休だが脚の疲労のため、ゆるチャリにしておく。松本から塩尻峠を越え、岡谷の富士アイスで自慢焼きを買い諏訪湖畔で一休み。茅野からまた緩い坂を登って行くとのどかな原村。中心街は意外と栄えているんだな。ゆるキャン△でしまりんが通っていた道を逆に辿って行くと、つい先日何人かの命を飲み込んだ阿弥陀岳が目前だ。また富士山もうっすら見えてくる。

山梨県に入った所に八ヶ岳リゾートアウトレットがあり、初めて訪れる。目が死んでる自分とはいえ、アウトドアブランドのショップなら欲しいと思うものがなくもない。今日は買物目的ではないし、ロコビーズなる食い物だけ頂いておく。もう少し進んだスパティオ小淵沢が目的地。今となっては平凡な温泉施設だが、空いてる時に露天風呂でぼーっと空を眺めているのが好き。ここに天文台を建てよう。小淵沢駅から電車で帰る。

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Jinniku3/31(土)は月例の、ギター担いで美鈴湖畔ピラータへジョギング。帰りは暗くなったが、松本の夜景がいつもより綺麗に見えるのは気のせいか。これで3月はジョギング距離350kmとなった。気持ちだけはもっと走れそうなんだけど、常に脚が故障ぎりぎりで、近年これくらいが限界となっている。

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Daio4/1(日)、そろそろスピード練習をしたいところ。だが恒例の信州スカイパークはプロサッカーで賑い過ぎてそうだし、内心応援しているけど、今日は安曇野を走ることにした。道の駅堀金にクルマを駐め、あづみ野サイクリングロードからジョギング開始。だが先週末の疲れがまだしつこく残っており、サブスリーペースなんて殆ど出ない。気持ち良いくらいのペースに落ち着かせ、わさび農場で春らしさを感じつつ戻る。ほりでーゆ~温泉に寄って帰る。

今年は花粉症がさほど苦しくないが、ちょっと長引いている気がする。まもなく終わり、信州に桜の季節がやって来るはず。開花に合わせて、バイオリズムを高めていこう。

3/24 上高地線を待つ君の横で僕は時計を気にしてる

アルピコ交通(松本電鉄)上高地線が混雑している。大半が「ふるさと鉄道まつり」目当てで新村駅で降車し、残りが「上高地線ロゲイニング」の参加者たちだ。波田駅で降りてすぐ、波田公民館がスタート/フィニッシュ会場。早めの昼食を摂り、ウエアやランニングパック等の準備をする。先日田畑に積もったなごり雪はだいぶ解けているが、サングラスはしておこう。

松本エリアロゲイニングシリーズが四年ぶりに波田に帰って来た。あの時はロゲ初体験ながら男子ソロの部で優勝、ただしチーム阿闍梨に大敗したのを覚えている。今回は阿闍梨さんこそいないが、去年の生坂ステージで私より上位に居たBさん(今回はチーム)とTさんの動向が凄く気になる所だ。向こうも私の名を知っている筈で、恥ずかしいレースは出来ない。

Startレースというか、地図読みの知力とランニングの体力、チームならチームワークの総合力を競うスポーツ。総勢150名という盛況な会場で、緊張の地図配布タイムがやってくる。凍結だか倒木だかで通行止め箇所があるとの説明を受けつつ、短時間で作戦を練る。いや、おおまかな戦略は既に決まっていた。走力に劣る私が勝つには、利用が許可されフリー乗車券まで配布されている上高地線を有効に活用する奇策しかない。アップダウンの激しい北西の扇状地エリアは捨て、北東の市街地エリアに急行。そのあと南を周ってから電車に乗るんだ。ルート取りが「の」の字になるイメージなので、けものフレンズ作戦と命名。向きは違うけど。

でも後半が上手く繋がりそうにない。ここは必殺「高度な柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処する!」(要するに、行き当たりばったりと言うことではないかな)。全員集合写真のあと、正午に一斉スタート。5時間という長い制限時間の中でコントロールポイントの選択は自由なので、各チームが方方に散ってゆく。得点証明となる写真を撮りながら、梓川沿いのなだらかな地形を利用して梓橋まで下りる。涼風が気持ち良く、花粉もそんなに飛んでないように感じる。早くも脚が痛いのでペースを落ち着かせよう。

Joyama城山を越え蟻ケ崎のブレ菓子店は最遠コントロールだが、私にとっては超近所。この辺は正直地図が要らない地帯だ。信号だけ読みつつ順調に南へ進むが、低得点コントロールが多いのが気がかり。笹賀のアジャリカフェからは、想定を変え北へ繋ぐことにした。

「の」の字がいびつになったが、予定列車の時刻を睨みつつ線路沿いを西へ伝い、新村駅発1540にギリギリ間に合わせる。ここまではソロならではの“独走性”が活きた形だ。この先も自走した方が高得点が狙えそうな気がするが、時刻に間に合わせる為に必死だったので、心が折れている。車内で一休みしたいし補給食も大事。カーボショッツのカフェイン効果を最大限引き出すため数日カフェイン断ちをしていたが、どうだろう。

緩い登りを電車に任せつつ、波田を過ぎて渕東駅で下車。残り1時間、四年前に攻略できなかった南西の山エリアにいよいよ突入する。競技説明で「全くお薦めできない」と言われてた通り、林道の登り坂が雪でズボズボ。パワーランニングで何とかゆっくり進む。

Nyaku若沢寺(にゃくたくじ)史跡へ標識は充実しているのだが、ここで手前側の入口を通り過ぎてしまう痛恨のミス! 「お前、行き過ぎだぞ」と諭してくれるチームメイトが居れば、どんなに良かったことか。足跡が無くなっておかしいなあと思いつつ、奥の入口から遺跡の最上段まで無駄に登ってしまった。転びつつ最下段まで落ちてコントロールは発見できたが、時間と体力のロスが大きく、これでは入賞すら出来ないと顔が青ざめる。

気を取り直して雪トレイルを東に進み、鞍部を越えたら少しでも遅れを取り戻すべく、ボブスレーが滑るように駆け下りていく。トレランシューズがバシャバシャ水浸しになるし、このエリアを最後にして良かった。少し南へ回って唐沢そば集落の高得点はゲット出来たが、いよいよ残り時間が少ない。残りいくつかあるうち一箇所だけ取りフィニッシュへ一目散、タイムは4時間57分31秒だった。危ない危ない。ああ、悔しいなあ。でも目一杯に駆けずり回ることが出来たし、これなら勝ち負けになるだろうという安心感もある。トン汁やおにぎりのふるまいが疲れ切った身体に染み渡る。

Map自己採点してみると23箇所1733点。四年前に比べてコントロール数は減ったが得点では上回った。阿闍梨さんには遠く及ばない。表彰式では混合チームの意外なハイレベルさに驚き、男子チームはやはりBさんの所。最後に男子ソロの発表となり3位Uさん、2位Tさん。その差56点、薄氷ながら私が1位に立った。悲願の全カテゴリトップ得点も達成、結果オーライである。副賞の波田名産品も豪華で嬉しい。

ぼっち参加だと誰とも話さないことが多いが、帰りの電車は混合1位の方たちと談義していて退屈しなかった。夕食はモスバーガーでチキンも付け、さらにコンビニスイーツを買いつつ帰宅。いろいろネガティブなことも考えがちな日々だけど、今日くらいはいい気分で居させてくれや。

走行距離40.0km+9.5km、積算標高差470mほど。翌日は、まるで初めてフルマラソンを走った後のように全身筋肉痛でろくに動けなくなった。改めて地図を見直すと、とうてい完璧とは言い難いルート取りで、お山の大将感半端ない。この反省を活かして、いつかまた存分に戦いたい。

→Facebookアルバム:上高地線ロゲイニング(通過した全コントロール等の写真と説明38枚)

3/17-18 Welcome to ようこそ スカイパーク

Dsc_0032気温計が−2℃を指し、高ボッチ高原は雪化粧をしている土曜の朝。ジョギングで信州スカイパークまで急行し、〝春の松本ランニングフェスティバル〟の受付に間に合わせる。2012年の第一回からずっとランナーとして参加していたが、今年はレース数削減と恩返しを兼ねてボランティアの一般公募に志願した。とうとう三千人級の大会に成長し、捌くのは容易ではなさそう。

ようこそスカイパークへ。サービスことゴール後の飲食物配布の一員となり、ランナーの帰りを待ち構えるだけ。だがその物資運搬から人力で慌ただしく筋肉痛確定だし、それを袋詰めしていく作業も「ああああ〜間に合わない!」って感じ。大量に出るダンボールの空き箱はボランティアの動線を埋め尽くさんばかりで、それを畳んでまとめる〝静脈〟作業もてんやわんや。気が付けば豚汁コーナーは長蛇の列で、そちらに加勢したり。シュラバスキーにはたまらない環境である。箸の向きを勘違いしていたなど「あの時ああしておけば良かった」という後悔だらけだが、想像以上に良い経験になった。それぞれの目標をやり遂げたランナー達の表情も印象に残る。

端境期にmgmgタイムしてもうひと頑張りして、気が付けばお昼過ぎ。お弁当を頂いて解散。余り物もたくさんあるようだ。だけどデイパックがちっちゃいからバナナを少ししか持ち帰れないんだよ。ボラ募集ページにあった記念品とは何だったのか、まぁいいや。

さてランナーに行方不明者がいて家族が困っているという話を小耳に挟んだ。念のため、ジョギングがてらスカイパークの走路を一周して男子トイレの個室を全て見回る。異状はなかったが、無事発見されたのだろうか。あとは地図読みの練習をしつつ北にむかう。方向や距離感覚をキャリブレーションしていく作業だが、もうくたくた…。新村駅まででやめにして、松本電鉄で帰る。

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日曜は筋肉痛のため、午前中は上高地線ロゲイニングの作戦を練る。自由に乗降できる松本電鉄の使い方がカギになるか。どの便に乗ると前半後半どう動けるか。難しいな。

Dsc_0049午後は地図読みの練習ジョギングへ。まだ脚が痛くて引き返そうかと思ったが、ゆっくりなら何とかなる。城山公園の展望台に登ると、朝日村・山形村から湧く土埃が猛烈で、強い南風に流されている。安曇野方面も今日は深入りしない方が良さそうだ。

大糸線の梓橋駅から南に折れて、上高地線の北新駅へ。ここから松本に向かって、どの駅にトイレがあるかないかを調べつつ走る。またトイレ探しか。(梓橋・新村・北新・下新にはあるが、島高松・大庭・信濃荒井・渚・西松本には無い。)

あまり長時間高負荷を掛けるトレーニングは出来なかったが、一応は上位戦線の一角として恥ずかしくない競技をしたい、次の週末。

3/10-11 プラネタリウムよりも遠い場所

土曜、高速バスで松本を発つが、岡谷付近が凍結や事故の影響で通行止。峠越えが下道になった。詰め込んでいた予定がさらにタイトに…大丈夫かや。

Yorimoi東京に下り、日野で多摩モノレールの乗り換え。立川の高松駅で下車すると、南極・北極科学館がある。館内には所々に「宇宙よりも遠い場所」のパネルがあって嬉しい。展示も南極物語の古い記憶が蘇ってくるようで、ちょっと涙が出てくる。 オーロラシアターはミニプラネタリウムみたいで、8Kデジタル式投影機メディアグローブ シグマが稼働している。オーバースペックな気もするけど、いいぞもっとやれ。観覧無料だがショップがあり、しらせツールボックスが本日より取扱開始とあって、つい買っちった。

Tanashiジョギングはここから、急ぎたいけど荷物があるしゆっくり。小川用水や青梅街道を東に進んでいると、明らかにロゲイニングという風貌の連中が右往左往している。後で調べたら小平丸ポストロゲイニングというらしい。私もそろそろ細かい地図読みを練習しなきゃだが、こういう他所の土地を走る時もつい大雑把な丸暗記で済ませてしまう。

12km走り、「ローリング☆ガールズ」で活躍した田無タワーに到着。ここの多摩六都科学館にあるプラネタリウムは、世界で最も先進的としてギネス認定されてるんだとか。光学式投影機ケイロンIIによる銀河の描写はギンギラギンにさりげない。満員の客も子供がノリノリで解説員と問答している。

Ueno西武線と大江戸線で上野御徒町駅に移動し、「三ツ星カラーズ」の聖地としてアメ横から徘徊。国立科学博物館にはこれまたプラネタリウムみたいなシアター36◯で、足下まで迫力の映像体験が得られる。展示では南極物語ジロの剥製にも会える。いよいよ時間がなくなって、他は駆け足で通り過ぎるだけになってしまった。また来るよ。葛飾の実家に戻り、夕食これ大事。

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Hirai日曜も肌寒い。ジョギングで中川沿いを下り、平井大橋で荒川を渡るとアニメ版「時をかける少女」で印象的な、首都高の遠景である(ポプテピピックでもネタになってたな)。高級機材が頻繁に行き来する荒川サイクリングロードを上り堀切へ渡ると、かつしかふれあいRUNフェスタが開催され賑わっている。自分は参加者じゃないが母が出店に参加しており、ポップコーンを買い食い補給。実家に戻り26km。

新宿で友人と会食して、あとは鈍行列車で松本に帰る。途中の甲府でほうとうを食べつつ。最近は聖地巡礼に明け暮れ過ぎてるが、まぁいいか。松本の夜空は春の星座が巡る。

3/3-4 早太郎電鉄

土曜、アルウィンの会議室で「春の松本ランニングフェスティバルin信州スカイパーク」ボランティア説明会に出席する。申し込みしてから特に連絡とか来なかったが、会場の名簿に自分の名前があって一安心。通常のイベント参加とは、まずここから勝手が違うものだと心得る。

帰宅して、ネットで松本マラソンにエントリー手続き。聖域なくレース数を削減するとは言ったが、去年のあれでは悔しくて悔しくて。

それにしても鼻水が出るし眼と身体がダルい。ボクが風邪なんか引くわけないし…とよーく考えたら花粉症の季節に入ったんだ。それなら休めてもしょうがないし、鼻孔にワセリンを塗って午後は美鈴湖畔ピラータへジョギング登り下り。計18km。

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Tenryu日曜。さそり座や夏の大三角が見えるくらいの早起きで始発に乗り、岡谷駅で下車。南に向かってジョギングを開始する。かつて運行されたと云う信州循環列車に沿った道のうち、まだ岡谷~辰野間は走ったことがなかったんだ。辰野まで来れば課題はクリア。せっかくだから天竜川の左岸「竜東線」をさらに南下していく。伊那のコンビニで一休み。先週選ばなかった伊那峡の道を行くと、ちょっとした景勝地になっている。

晴天で暑く、喉の渇きが気になる。駒ヶ根市に入り天竜川を西に渡ると、大田切川沿いにどんどん登る。前面には中央アルプスが迫り、背後にも南アルプスが見えやすくなってくる。

Kouzenいよいよペースが鈍ってきた所で駒ヶ根高原の光善寺境内へ。霊犬「早太郎」が磐田の猿をやっつけに行ったという伝説が、あるとかないとか。早太郎みくじのフィギュアをアルウィンに持っていけば、ジュビロを倒してくれるだろう。ってディビジョンが違うか。

計48kmを5時間45分、こまくさの湯で時計を止める。まずはトレーニング後のタンパク補給に、軽食喫茶ガロへ。えらい混雑しているが、カウンター席がひとつ開いていたのは幸運。隣のライダーも明らかにゆるキャンおじさんだ。

さすがに着丼には時間が掛かったが、遭難者続出と云うソースかつの見事なボリューム、食べ終わるのが勿体ない美味しさだった。こまくさの湯は16年振りで、宝剣岳などを見上げる露天が良い。飲泉は無いのでごくごくできない。脚のアイシングもしつつ汗を流し、さて帰りはどうしよう。

1000joここは高速バスがメインルートだが時間が合わない。アウトドアショップKやこまくさ橋などをぶらぶらして、すずらんソフトクリームを食って、市街地まで遠いけどのんびり歩いて、電車で松本に帰る。という訳で、花粉との闘いはまだ始まったばっかりだ。

2/24-25 陣馬痛ったい

土曜、半年振りの自転車フルキャンプ装備で出撃。松本市から強い向い風に逆らうように南へ、善知鳥峠を越える。自分にとって“手段”でしかなかったキャンプが“目的”になるのは、ゆるキャン△の影響ありありである。痛い。箕輪町の西沢スーパーでまったり昼食してると、山林火災で煙がもくもく上がっているのが見える。空気が乾燥しているようだ。

Orikusa伊那市から先、天竜川左岸には川沿いのルートもあるが、調子が良いので火山峠を越えてみる。噴火している訳ではない、地味な峠だった。駒ヶ根市に入り、目前に雪化粧をした陣馬形山が迫る。今からあれに登るのか…。

折草峠への県道210号は狭く、最後の集落から先は雪道になった。轍はアイスバーン。もう押し歩くしかない。峠から西の林道黒牛折草峠線(舗装済)に入ると、一部日なたは解けているものの、ほぼ歩きという状況は変わらない。二度と遭難の過ちは犯してはならないから、常に「退路はあるか」と自分に問いかけながら進む。路面をバリバリ砕きながら進む、ぼくは砕氷船ペンギン饅頭号だ。所々道を横切るでかい足跡は何だろう。警戒の口笛を吹く。雪の進軍氷を踏んで♪

建物が見えて「あと少し」という所で、あてにしていた轍が引き返してしまった。ここからは重いラッセル。ほんの少し進んでは肩で息をして呼吸を整え、また少し進んでは、を繰り返す。体力生命力の限界へのチャレンジになった。

Curry予想以上な難儀の末、たどり着いた陣馬形山キャンプスペース。徒歩で登ってきたらしい人のテントが一張りある(のちにもう一張来る)。お前らも同業者か? 何にせよ人の気配は有難い。水道は止まっているがトイレは開いている。とりあえず地面が露出している場所を見つけテントを設営、の前に木道階段を登り標高1445mの山頂へ。中央アルプスの稜線は雲が掛かっているが、田切地形の伊那谷を見下ろす景観に息を飲む。反対側の南アルプスはまずまず見える。塩見岳が判りやすい。

Komagane風がまだ強くて、うっかりテントを一度飛ばしてしまった。ペグはなかなか地面に刺さらないし。お湯を沸かすくらいはしたかったが、直したはずのストーブはまた壊れていた。せっかくカレーメンを持って来たのに、菓子パンだけの夕食になる。やがて暗くなり、再度山頂に登ると駒ヶ根市の十字を切るような夜景が美しい。本当に来て良かった。あとは生きて朝を迎えられるかだ。

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夜中、足の冷たさに何度も目を覚ました。凍った地面の冷気が、銀マットを貫通して背中に伝わってくる。「朝の光が待てなくて、眠れない夜もあった♪」なんて歌が思い出される。状況はずいぶん違うが。

Chuo5時過ぎにはもういいやと体を起こし、日曜の朝食。テント内のボトル水は凍ったが、おにぎりとオレンジジュースは大丈夫だった。きんきんに冷えてやがる。パッキングが済むと荷物がだいぶ減った感じ。防寒着を全部着込んだからだ。気温推定マイナス9度。朝も山頂に訪れると、中央アルプスの稜線がくっきり。越百山・南駒ヶ岳・空木岳、少し北に宝剣岳・中岳・木曽駒ヶ岳、そして目覚めの街並み。また来るよ。

下山もしばらくは轍に自転車を、横の残雪に足をという方法で押し歩きが続く。美里集落からようやく完全除雪となるが、凍ったブレーキの効きが悪くて急坂は慎重に下る。中川村役場まで降りれば生還達成。知らなかったよ、缶コーヒーがこんなに旨いものだったなんて。

Shimo引き続き天竜川左岸を松川町、豊丘村、喬木村と下る。弁天橋を渡り少し登れば、旅の目的地である飯田市美術博物館に到着。折しも今日はプラネタリウムまつりで、任意の特別番組回を無料で観られる。普通の星空解説が見たかった気もするけど、まあいいや。午後の回の整理券を2枚貰っておく。

時間があるので、チャリは置いといておもむろにジョギングを開始する。飯田線の下山村駅から伊那上郷駅へ走るルートは「下山ダッシュ」として有名で、いつか挑戦するために今日は予習だ。区間14分ほど。中心街に戻り、飯田と言えば焼肉だと思ってランチを探すが、大好物の山賊あげに引かれて丘の上のふくろうという店で昼食にする。トレーニング後のタンパク補給にこれが一番?

Iidapl飯田城温泉天空の城でアルカリ性の温泉に浸かり、さっぱりする。プラネタリウムに戻って番組「江戸時代の星図~中国星座の世界~」「宇宙への旅」のダブルヘッダー。投影機は松本市のと同じスーパーメディアグローブIIという古いデジタル式なので解像感は期待出来ないが、また良い勉強になった(後日注:松本市のはIだった)。客入りが良くて賑やかなのも悪くない。

博物館も少し観て伊那谷の形成を学び、飯田駅へ。後は輪行してブログの下書きをしながら松本に帰る。寝不足に襲われながら。これがひとつの旅だ。

2/17-18 食うも食わぬも 生坂おやき

土曜のトレーニングは近所ジョグ程度にしておき、例によって遅れたが昨年の生坂村おやきロゲイニング参戦記をアップロード。同時に、来月の上高地線ロゲイニング(波田5h)に男子ソロでエントリーする。レース数を削減するとは言ったが、この舞台には私が居ないと!という奢り。負けてなお強しのポジションは目指したい。

Ikudam日曜、さっそく地図読みの復習に掛かる。五万図を片手に自宅から北へジョグ、明科を通過する。天気晴朗なれど風の寒さや。にわかに廃村巡りを思いついたが、もうちょっと山の雪が解けてから考えよう。

灰焼きおやきが食べたくて「元気だせ家」に寄るが廃業していた。ここのも美味しかったのに…。日岐集落に福寿草を愛でつつ、ダムを渡って生坂村中心部へ。「かあさん家」に寄るが、毎度のようにおやきは売り切れ。さらに犀川対岸の「勝家おやき店」まで足を伸ばすも、痛恨の臨時休業日。結局食うことが出来ないまま、ゼリードリンクで急場をしのぎ西の四人峠を越える。景色がガラリと変わる、安曇野と北アルプス。松川村の西友で時計を止め、やっと昼食にありついた。信濃松川駅から大糸線で松本に帰る。

という訳でオチは無いが、脚力は復調しつつある。引き続き怪我に注意して旅を続けたい。

2/3-4 霧霧まいヶ峰

Watari土曜、下諏訪駅からジョギング開始。まず諏訪湖畔に出て、5年振りに出現という御神渡りを確認する。ありがたやありがたや。走っていると暑いくらいの陽気だし結氷が解けてしまわないか心配だが、来週の冷え込みでせり上がりが成長する可能性もありそう。

上諏訪から県道40号の登りへ。角間新田の激坂を過ぎるといよいよ山の中だが、道はそこそこ除雪されている。まだかまだかと耐えに耐えて、最後に登坂車線のある区間を攻略するとようやく霧ヶ峰高原。先週の草津温泉もそうだが、ロゲイニングの舞台と「これまでジョギングした道」が自宅から繋がった。客まばらなスキー場を過ぎるといわゆる霧ヶ峰インターチェンジに到達する。ゆるキャン△に倣ってライブカメラに手を振ってみるが、見てる人はいないだろうな(と思ったら当該時刻にツイッター反応あり)。

Kiriic霧の駅で昼食を、と思ったら冬季休業中。少し戻って、スキー場前の高原の店でソースかつ丼を頂く。すぐにジョグを再開するにはキツい、しっかりしたボリュームだった。下りもゆっくり県道40号を、立石公園回りで走る。高台から全面真っ白な諏訪湖を一望する。花火の日は大盛況だろうな。

距離37km、標高差900m程の旅を終え、片倉館で温泉に入る。ここもゆるキャンの聖地だが、飲泉は無いのでごくごく出来ないわ。上諏訪駅から電車で松本に帰る。

翌日曜のジョギングは美鈴湖まで登るつもりが、疲れのため浅間温泉の飲泉所までで引き返す。踏んだり蹴ったりの昨秋に比べればえっれー元気だが、まだまだ脚は出来ていない。

1/28-29 草軽軽便ジョギング

本白根山噴火による周辺規制強化の報に接し、5月に須坂あるいは山ノ内からチャリで草津温泉に向かう予定だったルートの代替を考える。…いや、今スグ行きたくなった。

Manzanboという訳で、日曜の始発電車に乗って中軽井沢駅に到着。国道146号をジョギングで、北へ行こうランララン。膝の痛みが心配でスロウにスタート、どうやら大丈夫そうね。登るにつれ、間近に浅間山が雄大。朝までの大寒波は徐々に緩んでくるが、標高1410m、峰の茶屋付近はさすがにかじかむ。群馬県に入ると溶岩台地の緩い下り。車道は除雪されてるが、歩道は無かったり雪に埋もれてたり。若干心苦しいが、走りづらくはない。

Kitakaru北軽井沢のセーブオンで軽食休憩とし、さらに草軽電気鉄道の旧駅舎を見物。名前の通り草津と軽井沢を結んでいた軽便鉄道で、どこかのおっちゃんが乗ったことあるって自慢してたの、心底羨ましかった。今日はボクが草軽電鉄だ! 向かう先には本白根山、特に噴煙などの異常は見られない。左手には毛無峠のU字地形が雪化粧で輝く。

急な下りを経て吾妻川を渡り、大津からの国道292号は最後の力を振り絞るように一歩一歩登る。鞍部を過ぎ、温泉街に入るとようやく顔がほころぶ。5時間40分でほぼフルマラソンの距離を走破し、湯畑に到着。標高差は480m+570mってとこ。辺りはそこそこ賑わっているが、これでも報道の影響で少ないのかしら。

Yubatake宿のチェックインまで時間があるし、グランデフューメのジェラート・ラスク食べ放題! ごめん、たっぷり5杯も頂いちゃった。せっかく走ったのにね。宿は閑静な北はずれのhotel takaで、内湯で汗を流し部屋に戻ると、もう布団に吸い込まれそう。でももうちょっと何かしなきゃ。お腹が落ち着くのを待って、タオルを持って外出。観光客ウエルカムな三つの外湯の一つ、熱めの地蔵湯に入る。

行列で有名な「静」も今夜は閑古鳥。ジューシーな焼き鳥を頂いてライトアップの湯畑をぷらぷらしてると、もう明日死ぬんじゃないかってくらい満たされてくる。さらにヌルめの千代の湯にも入って、セーブオンで夜食と朝食を買って宿に戻る。おやすみ。

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Shiro月曜日。たまたま噴火騒動前に用もなく有休を申請してあったので、仕事は休み。宿の温泉に入ってから街に繰り出す。白旗の湯は凄く熱い湯船と、物凄く熱い湯船。湯巡りの締めには丁度良く、これであらゆる病は治ったに違いない。宿をチェックアウトし、白根神社に火山活動の早期沈静化を願う。山びこの揚げまんじゅう等を食べ歩きつつバスターミナルへ。ゆもみちゃんまんじゅうを買って、さよなら草津温泉、また来るよ。軽井沢への帰路は高原を行く草軽交通の急行バス。やっぱ乗り物は楽だわ。

Mikasaバスは長野県に入り峰の茶屋で左折し、白糸ハイランドウェイへ。ここは原則としてチャリや徒歩は禁止されている。三笠での降車は私一人。旧三笠ホテルってのを見学したかったんだ。調度品は超ド豪華だが、現代のビジホの方が便利だよなぁとか考えてしまう。広さと豪華さを競い合うような超高級別荘地を歩き抜け、旧軽井沢ではスロウスタートの聖地巡礼がてら、毎度のようにミカドコーヒーのモカソフトを食べる。コーヒーラスクも買って行こう。平日だし、聞こえてくる言葉は外国語ばかりの街。

Karusta軽井沢駅前の草軽電鉄デキ12機関車の展示も今見ると感慨深い。さらに国鉄の旧駅舎がしなの鉄道によって再び活用され始めており、構内にミニSL?など楽しそうなものを作っている。あとは電車で松本に帰る。

今月は旅ジョギングが充実していたものの、そのぶん金を使い過ぎたし来月は節約しなきゃ。流行りの冬キャンプなら可能だろうか?

1/20-21 ぼっち週末旅行

Bocchial大寝坊の土曜、電車で村井駅まで移動し、昼にジョギングスタート。冬アニメ最大の話題作 ゆるキャン△の聖地の一つ、高ボッチ山1665mへ向かう。崖の湯から上は冬季車両通行止だが、今年はまだ雪が少なく、日陰以外はドライで助かる。激坂続きで、走っている状態を維持するのはキツい。標高1500m辺りからさすがにアイスバーンが多くなり、慎重に道の脇を歩く。稜線に出ると雪道に軽四?の轍。だだっ広い最上層には誰もおらず、少女終末旅行の最終話を彷彿とさせる。手持ち最後の固形食料(カロリーメイト)を口にする。足跡やMTBの轍はあるので午前中は人が居たのだろう。トイレも簡易式は使える。

Bocchisw遊歩道の先にある山頂からは諏訪湖を見下ろし、ゆるキャンOPと同じ構図が得られる。糸守町のロケハン地とも云われるが、よく分からないや。冬らしからぬ陽気で空気は霞み、富士山は写真に映らない程度にうっすらとしか見えない。誰もいないから、両手を広げてぐるぐるして山頂気分を存分に味わう。

競馬場を横目に南へ下山していくと、ガチなザックを背負って登って来る人とすれ違う。シーズンオフ最高!とか言いながらキャンプをするのだろう。中山道まで下りて旧塩尻峠を越え、岡谷の富士アイスで時計を止める。上田店と違って行列がないのが不思議。安くて旨いじまん焼きを4つ食って、岡谷駅から電車で帰る。

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日曜は近所ジョギング。浅間の桜ヶ丘トレイルを登ってピラータで食事。居合わせたガクさんと御殿山経由で下山する。彼も今年はレース参加に消極的とのこと。

明日からようやく松本地方にも冬が訪れる予報で、山は閉ざされるがジョギング通勤が捗る時期か。

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