3/30 むらさき裏日記

18きっぷ4回目を使って松本に帰る。閉鎖された工場ラインのお疲れ様会があるためで、そうでなければ今頃は網走番外地にいたかも知れない。
無事アパートに到着したのも束の間、チャリで豊科の“村さ来”に向かう。メジャーな店だからすぐに見つけられるだろう、と考えたのが甘かった。場所の難易度が高く、一時間も豊科の街を駆けずり回ることに。こんな裏にあるとは。やっと見つけた頃には当然宴が始まっているし。
ともかくアルコールを口にするのは四ヶ月ぶり。疲れと相まって、一次会までが限界だった。何やら演歌を吠えながら帰宅して、すぐくたばる。

3/29 リアル リアス

3/29 リアル リアス
ゆうべ寝る前に食べた18枚の煎餅が未消化で苦しいけど、朝食におにぎりとせんべい汁をカッ込んで今日も18きっぷの旅。八戸線の鮫を過ぎると車内はガラガラで、まさかの雪模様が海岸風景をさらに北国らしくする。

久慈からは第三セクターの三陸鉄道北リアス線。キャッチコピーは「不思議の国の北リアス」…こりゃ一本取られたわい。ただし景色が良いのは部分部分で、長いトンネルが多い様はさながら海岸の地下鉄だ。なお18きっぷ利用者は運賃が半額になる。知らなかったからラッキー。

久慈を9時10分に出た二両編成の気動車はJR山田線、三陸鉄道南リアス線を経て盛に12時59分着。長かった・・・。いつしか晴れて、山の色もようやく春めいて来る。駅では「三鉄赤字せんべい」が売られていた。ふん、そんなネーミングにこの俺が釣られるかクマー!

赤字線とせんべいを掛けているのかー。食べてみたらバタークッキーだったけど。ドラゴンレール大船渡線で気仙沼まで進み途中下車。観光桟橋まで散歩してみると、森進一「港町ブルース」の歌碑がある。知らんがな。

快速南三陸号は私が疲れて眠っている間に気仙沼線、石巻線、東北本線を経て仙台まで運んでくれた。ここからは巨体のMaxやまびこ号でワープしよう。今夜は東京に泊まる。

こうして来月の生活費を崩しての無茶旅はほぼ終わり。鉄道旅行としては満足したよ。

3/28 陸奥ムラムラ

3/28 陸奥ムラムラ
天気良好、更に北へ向かう。旅の最大の目玉は井川さくら駅。…たいしたことねー。 乗り込んでくる高校生の男子は皆やたら背が高い、不思議な路線。iPodに入ってる水森かおり「五能線」を聴いて気分をびんびんに高めてから、東能代で五能線に乗り換える。 白神山地がぐんぐん迫り、やがて窓一杯に日本海。停まれども停まれども利用客のいない駅が、さいはての旅情を醸し出す。これ、一生に一度は乗っておいて良かった! 鯵ヶ沢を過ぎるとやや賑やかになる。メルシーメルシー。意味の解らないフランス語会話を聞きながら車窓の田園地帯を優雅に眺めていると、まるで映画の中の世界に居るようだ。よく聞くと「漬物が おいしーおいしー」と言っているような気もするが。ホントにそれ以上は意味が解らない。

弘前で降りて徘徊開始。そんじょそこらの県庁所在地より良くまとまって栄えてる印象で、大正ロマンなど観光資源にも恵まれている。弘前城跡公園はジョギングしたくなるほど広いし、確か日本三大桜の名所だっけ?シーズンは見事なのだろう。ただし天守閣は櫓のようにしょぼいが。桜のトンネルを通ってから駅に戻り、鈍行の旅を続ける。独特の発車メロディがオチを付けてくれた。

八甲田山は残念ながら雲の中。日本海側から太平洋側に移り、八戸駅でまた安ホテルにチェックイン。トレッキングシューズでだが夜ジョグに出る。馬淵川の堤防は月明かりだけではちょっと怖い。本八戸駅を見てから中心市街地へ。こちらもイメージに反して(?)なかなかの栄えっぷりだ。13.5kmを走行し終え、疲れたのでお持ち帰り予定の南部煎餅を全部食ってしまった。

3/27 楽しみ本線日本海

3/27 楽しみ本線日本海
今しばらく会社は自宅待機せよとの命を喰らい、なかば半ギレになって、ってことは1/4ギレぐらいか、時刻表と格闘。もうこうなったら万難を排してでも青春18きっぷの旅に出る! 今春は五回分が八千円と安いのだ。 ほとんど徹夜になったが、昔懐かしいボロクソワーゲンのボストンバッグに着替えと地図を叩き込んで、朝の篠ノ井線に乗る。これといって旅の目玉は無いが、とにかく北へ行こう。

思えば、昼休み中の限られた時間に工場の外に出て、春の気配をたたえた安曇野の新鮮な空気を吸っては「旅に出てぇーなー」と呟いていたものだ。今日の空は曇っているし鈍行に座りっぱなしってのも辛いが、ぐんぐんと松本を離れていく感じと、乗り継ぎ列車を待つ間に知らない町を散歩する楽しさ。これこそ私が求めていた、いや帰る場所だ。

北余目−砂越間の事故現場では慰霊碑が光っていた。少し手を合わせる。ここらへんの駅の自販機にはMAX COFFEEがある。しかも愛飲している人がいる。

ロングシートの普通列車は秋田駅に入線。無理をしない範囲ではここが限界だろう。若い頃の自分ならもっと無理して進んだ揚句ステーションビバークするのだろうけど、おじさんは条例違反でお騒がせした某ホテルに泊まろう。

私が生まれて初めて購入したCDはブルーハーツのだと公言しているが、実は同時にもう一枚買っている。植木等のスーダラ伝説だ。学んだ事はたくさんあるし、最近になってまたちょくちょく聴いていた。「タイミングにC調に無責任」は永遠のあこがれ。そして腹の底から「見ろよ青い空 白い雲」…。有名人が亡くなるニュースとしては渥美清以来の悲しみだ。冥福を祈る。

1/1 開運なんでもカーペンター

Kashihara 年末連日の稼ぎと疲れを身に着けて近鉄の臨時急行「開運号」に乗り込み、橿原神宮前に到着。せっかくだからお参りしていこう。人ゴミから風邪菌を拾わないかビクビクしながら境内を行き来する。巫女さんがいっぱい居ることだし御神籤を引いてみた。吉。旅行運「得無し。控えよ」。私にとっては一番のどつぼだ〜。

さらに近鉄の急行を乗り継いで名古屋に向かう。元日なのに休みもせず、初詣・交通関係やいわゆるライフラインに従事する方々には本当に頭が下がる。ただしそれ以外の人々は一斉に休むべき日だろう。以前元日のヨーカドーを冷やかしたことがあるが、けだるい店員達と何か間違えた雰囲気。これが貴族の望む奴隷のあるべき姿なのかという気持ちになったことがある。客も客だ。パチンコ屋だけやってりゃいいのだ。

名古屋からは高速バス。お金をかけた行きとは対照的に、帰りは最安に近い交通手段を使っている。しかし早めに予約を入れておいたおかげで1A席をゲット。存分にかぶりつけるぜ。もう暗くなってしまったけれど。
阿智P.A.ではアドマイヤ・ミル挽きコーヒー自販機を利用。このアホっぷりがたまらない。一杯出来るのに時間がかかるが、次から次へと客が並ぶ人気っぷりだ。

iPodでCarpentersを聴いているうちに、やがて車窓は懐かしの松本平を映しだす。日陰は凍てついたまま。なぜこんな寒い所に人がいっぱい住んでいるのだろう。
店の元日営業を非難しておきながら、松本に着くなり牛丼屋で晩飯を食い、コンビニでも食料を調達する。不覚にも冷蔵庫がカラっからだった。

12/28 iPod shinano

早起きして、松本707発の特別急行しなの2号に乗り込む。自分史上最も貧乏な状況であるが、今回は体力温存を最優先して青春18きっぷなどではなく月初に指定席特急券を取っておいたのだ。繁忙期で高くついた〜。 それにしても383系、はやいはやい。興奮して眠れない。iPodを聴きながら高速に流れる車窓を眺める。木曽路に洋楽は似合わない。寝覚の床を過ぎてようやく眠る。

名古屋の新幹線ホームで立ち喰いきしめんをすすっていると、500系のぞみが入線してきたがこれはスルー。雪等による遅れを心配して一本後の指定を取っておいたのだ。しかし信州に雪が積もるのは今夜からの模様だ。 700系のぞみ107号に乗り込む。もしかしてのぞみ体験は生まれて初めてかも知れない。ひかりよりはやいってどんなんだろう。夢はトップをねらえのラストシーンを駆け巡る。

梅田に至り、ヨドバシカメラでWireless Mighty Mouseを購入。ケータイのFeliCaがあればヨドバシポイントカード還元が受けられてクレジット経由のEdy払いができてANAマイルが付くなんて便利便利、と言いたいが対応レジがまだ少ないみたいでえっれー歩かされた。マウスについては後日。

地下鉄御堂筋線で天王寺、阿部野橋から近鉄線で古市に正午到着。着くなりすぐに親戚和菓子屋の正月用餅売りに参加。一家の存亡がかかる年末商戦に最大限のパフォーマンスを発揮出来るかが課題だ。

8/1 真夜中過ぎの青梅線

夜型の生活を矯正すべく一計を案じた。あえて夕方まで寝た後、今夏もついに青春18きっぷを購入して、中央線に乗り込む。夜から18きっぷを使うのは勿体ない気がするが。 んでノコノコと下京してきたのだが、立川で奥多摩行き最終の青梅線に乗り換え。もうやがて日付が替わるだろう。

7/10 アチチッチ アチチッチ お熱いお湯に

普通に生きていたら一生乗ることの無い“富山地方鉄道不二越・上滝線”を制覇しに行くか、とっとと先を急ぐべきか。どうしても自分の意思で決めることが出来ず、足の向くままに任せる。
すなわち地鉄は諦め、高山本線で南へ向かうことにした。まぁあまり鉄分が濃い旅にするのもね。2両編成の気動車は朝の通学でごったがえす。それも越中八尾を過ぎるとようやくローカル線の風情へ。車窓には富山自慢の北アルプス連峰が横一列で、劔岳や立山が確認できる。今日はあまり晴れて欲しくないんだけどな。

Kamishasoh まもなく列車は深い山間に入り、猪谷駅に到着。近くには猪谷背斜向斜という地学マニア垂涎(?)のスポットがあるが、なんか漫才師の名前みたいだな。高山本線はここから先、災害による不通が長引いており代行バスになる。誰も乗らずに出発していったけど。
自分はそれよりも、神岡鉄道に乗るのだ。この第三セクター線はもうすぐ廃止になるという、風の噂に ひとり来て。ディーゼルカー恋しい 奥飛騨路♪。松本から峠を一つ隔てただけの場所にあるのに、未乗車のまま終るなんてヤダ。(しっかし長野電鉄木島線・のと鉄道能登線・ちほく高原鉄道ふるさと銀河線と続き、廃止間際を冷やかしに行くなんてロクな趣味じゃないな。)
乗客は自分以外に趣味系が一人だけ。なにやらメモを取っているので「乗客は自分以外に趣味系が一人だけ」なんてことを今夜のブログに書くつもりなのだろう。単行の気動車は“山の地下鉄”の異名の通り、しばらくは長いトンネルばかりを抜けて行く。川沿いの法面も「コレ、廃止日まで持つのか?」と思わせる箇所がある。
Chotto 岐阜県旧神岡町内の数駅を経て、終点の奥飛騨温泉口駅に到着。さよなら神岡鉄道。さて次のバスは…3時間半後。全然“奥飛騨温泉口”の役目を果たしてないじゃん。まあいい、町内を歩こう。鉄路を逆に辿ると、高原川からかなりの高さがある神岡大橋の欄干には「ちょっとまて 明るく生きる 道もある」という標語が掲げられている。神岡鉄道に言ってやれよ。
所々にある湧き水で喉を潤しながらさらに歩く。予報に反して暑く晴れてしまったので、水がなかったら苦しかっただろう。そこそこの賑わいがある中心部を抜け、神岡鉱山駅まで歩き戻った。ここでまた引き返し、もうたっぷり町を一周して奥飛騨温泉口駅に到着。七夕飾りの短冊の一つには「かみおかてつどうが しんかんせんになりますように」と書かれている。校門前に新幹線のホームを造らせると言うどこぞの中学校長を思い出してしまった。その夢は絶望に変わるだろう。

Koujin 奥飛騨温泉郷行きのバスには、老人4人が乗っていた。前方には焼岳がそびえている。揺れが気持ち良くてウトウトしたら頭がボタンを押してしまった。「すみません、次降りません!」
降りたのは栃尾温泉。日本人の心に刻まれているド演歌“奥飛騨慕情”では「♪ああ、奥飛騨に雨が降る〜」と唄っているので、まさにその情景を期待していたのだが、残念ながら空は泣いてくれない。
川岸の遊歩道を歩いていたら、おもむろに露天風呂がある。荒神の湯はそんな公共浴場だ。料金は志納だが200円とはっきり書いてあるのでそれをポストに投入してから入浴。

入浴できません!!! メッチャクッチャ熱い。足だけ入れても刺すような熱湯だ。こういうのが得意なつもりな私でも、肩まで浸かるのはほぼ不可能。腰までなら30秒まで。露天べりで桶で体に温泉を浴びせつつ熱さに慣れるのを待つが、それでも無理。他の客が「いつもはこんな熱いことないのに」と言っていたので、月曜日だから管理されてなかっただけかも知れない。とにかく足が真っ赤っかになった。腕は日焼けで真っ赤っかだし。

Hirayuohtaki 予定より早くなってしまったがまたバスに乗り、笠ヶ岳を望む平湯温泉バスターミナル着。次の松本行きまで2時間近くあるョどうする。調べてみると、近くに平湯大滝というのがあるので行ってみる。松本市の縁から3kmほどの所に日本百名滝があるなんて知らなかった。20分ほど歩くと、落差64mという瀑布が鎮座している。何が凄いって、滝を写真に撮る時は普通カメラを縦に構えるものだが、ここでは横に構えたくなる。そんな滝壺の空間の広がりに、予定外の満足感を得られた。
高山発松本行きのバスがやってきた時は誰も乗っておらず、ここで私ともう一人が乗車したのみ。すまねえっす。
というわけで、バス代が合計いくらしたかなんて計算したくないが松本に帰ってきた。たった一泊だったのにえっれー久々な気がする。

7/9 えっちゅーの

7/9 えっちゅーの
Wikipedia内のリンクを激しく辿りまくっていたら朝が来てしまった。今寝たらいけない。外に出よう。

本当に外出するかどうか躊躇しているうちに昼前になってしまったが、JR大糸線に乗り込む。木崎湖畔海ノ口駅の周りには雨にも関わらず巡礼者がちらほら。

南小谷駅ではキハ52を珍しがって写真を撮る人数名。どうでもいいけど窓枠下のミニテーブル下部に栓抜きが仕掛けられてるのを初めて発見した。これで「ビールの栓も噛れねぇ」ひ弱クンな僕でも大丈夫だ。

汽車は糸魚川に着いて、街を徘徊してみる。直江津よりは店が多く開いている印象だ。

北陸本線に乗って(485系でも栓抜きを見つけた)、東富山駅で下車。ここから3kmほど歩く。回船問屋の古い町並みや富山港展望台を経て、岩瀬浜駅に至る。

ちょっと前までJR富山港線の終着駅だったが、今は新型交通システム「富山ライトレール・ポートラム」に代わって運行している。運賃が通勤時間帯以外100円だったのは驚いた。列車は一部路面電車化して富山駅北口に到着した。

というわけで、私はなぜか越中富山に居るのである。夕食はそこらへんのオムライス、宿は東横インの日曜割引。ユースホステル並に安いとは言え、俺何やってんだろう。

まぁ、離れた街を歩けることを単純に喜ぼう。

(富山の薬売りじゃあるまいしPowerBookを背負ってきてないので、今日のブログはケータイから更新)

5/26 夜8時丁度のスーパーあずさ33号

Kochikame 地元の新名所「アリオ」を見に行く。お台場や舞浜にあるようなショッピングモールが亀有にも出来ちまった。松本にも隣り村になんかあるけどそれより5倍はデカいし、本屋一つをとっても垢抜け方が全然違う。お金があったら無限に使ってしまいそうだ。ゲーセンは婦警さんのコスプレだし、シネコンもあるし、でもヨーカドー併設なのは謎。STICK SWEET FACTORYでタルトを、STONE MARKETでステンレスを買ってみた。これ以上の出費は生命に関わる。

くたびれたが、何もない松本に帰らねばならない。亀有・金町ではどうしても「あずさ回数券」を扱っている店が見付からず、素直に安価な高速バスを使うことにした。しかし新宿バスターミナルに辿り着いてみると、バスは満席。仕方なく金券屋であずさ券を買う。イタタ。もう一度バスターミナルを覗いてみると、バスが臨時増車してやがった。なんか間が悪いな。せっかくだから車内でPowerBook広げてブログの文章でも用意しておこう。

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