6/28-29 ツールド美ヶ晴れ

土曜は雨が小康状態になってからジョギング。Softbank934SHという5年前の機種を知人に譲ってもらったので、初期化に必要な操作(FeliCaメモリクリア)をしてもらうため松本駅ビルのSoBaMoショップへ。ただしGPS非搭載なので、また群馬で遭難とかしたら今度こそ死んじゃう。山へ入る場合は904SHという8年前の機種を再登板させるだろう。まだまだ捨てられない。

女鳥羽川沿いに浅間温泉まで上り、ツールド美ヶ原の前日受付を済ます。会場で乗鞍仲間のiwaさんi川さんに会い、雑談してから帰宅。

Start日曜はいよいよツールド美ヶ原当日。今年の私は自信を持って晴れ男と言えよう。暑くなりそうだ。kinottyさんボヌールさんと挨拶してから、軽くジョギングしておく。こういうウォーミングアップができるのは、ランドナー&トークリップ&マラソンシューズの強み。やがて我らがロードC3組がスタートラインへ。天候がどうあれトレーニング状況がどうあれ、二千人の中で一番レースを楽しむのはこの俺だ…!

序盤の激坂からやや強気で美鈴湖へ。平坦区間で先頭交代を回してくれた選手が有り難く、1CPで軽く20分を切る。が、ここまで頑張りすぎた。置いてかれてからは他にペースの合う選手もおらず、我慢の展開。メカトラの兆しはないか、身体は最後まで持つのか、…どうやら集中力は十分だ。

Finish終盤のハイスピードバトル区間は単騎になってしまったものの、多分追い風にも助けられて一矢報いる走りが出来ている。晴天で気分最高。死ね死ねぇっ!とスパートしてフィニッシュ、1時間22分32秒。自己ベストより51秒遅く、去年より11秒遅い。練習量の少なさは裏切らないわ。でもゴール後のトマトは格別。

信州スカイパークランでも戦ったトムさん、乗鞍仲間でここでは運営スタッフのk原さんにも会う。一人欠けてる。

Miev今日の本番はここから。柄にもなく下山誘導協力員を仰せつかったので、レンゲツツジ色のスタッフジャケットを着て、待機場所へ。最終組まで待つことになったが、まぁいいや。下山誘導車MiEVに続けて自転車列の先頭を走る…はずが、早撃ち野郎ども数人が追い抜いて車を煽りまくっている。これはマズい。二つ目の登りで何とかそいつらを抜き返し、また出そうになる奴をハンドサインで制す。ルール上は車と20m空けなければいけないが、この状況では無理っぽい。キッチリ2〜3車身を保つようにして、ゆっくりゆっくり下山する。残念ながら別の組で事故があり、その救急車に続くように走る我々は、不謹慎ながら葬送行列の如しと思った。

また自分らの組も、存在しないはずの対向マイカーが現れた時はかなり危険な状況が発生した。たまに振り返って、キープレフト出来てないガキを怒鳴りつける必要があっただろうか?

はるちゃん5のロケ地、枇杷の湯ヤレヤレ下山を終えた。例年は一旦帰宅して昼食やシャワーを済ますが、今回は遅くなったのでブース出店でメシにする。ケバブロールは冷めてるがそこそこ、タンドリーチキンは味付けが濃くてレース後には良い。ブルーベリー生クリームチョコクレープも旨い。幸運続きの私だから抽選会も何か当てるつもりでいたが、空振りで解散。大会参加者には温泉入浴の割引券が配布されているので、夜になってから枇杷の湯でぽかぽかになる。

次戦の乗鞍、赤城、大阪マラソンを見据えて、来月からは、来月からは頑張ろう。頑張ろう。

6/21-22 空気圧ガール

ツールド美ヶ原のコースは、レース直前の週末を迎えた。土曜の貴重な晴れ間はやはり自転車が多い。だが、なかなかまともに挨拶できないくらいずっと息を切らせて登っていた。タイムアタックの結果1:26'50"。あれ、悪くない。

Utcow強さの源にするはずだった朝練を殆どサボっているが、プチ夕練をぷちぷちやってたのが少し力になったのか。いやそれより、フロアポンプでまともな空気圧をタイヤチューブに与えることが出来るようになったのが大きいだろう。去年までよく携帯インフレーターのゆるゆる圧で走っていたものだ。これでロードレーサーにまた一歩近づいたぞ。

日曜も雨はさほど降らず、定番の田溝池ルートをジョギングしておく。先々月までのようなスピードやスタミナは遠い過去のようになってしまったし、来月から頑張ろう。あとは引き篭もり。

で、やっと去年のお盆休みに行った自転車旅の記録「津波の爪痕と賢治の足跡」編をむらよしギムナシオンにアップした。ダークツーリズムなる言葉を旅よりだいぶ後になって知ったが、いずれにせよ重い印象があってなかなか手が付かなかったのだ。あとはサクサクと去年分を片付けられる、かな。

同時に今年のお盆休み計画も考え中。津軽海峡を挟んでどう走るか、ブルートレインには乗れるのか、そこらへんを軸に。北へ行こうランララン、今が一番楽しい。

6/7-8 江戸川乱流

Ldoragon中央線東京週末フリー乗車券は最近「特急券は別売り」という形に改定された。取り敢えず鈍行の始発で松本を発ち、東京に下ろう。南武線を経て蒲田に着き、友人と昼食を摂る。別れた後、りんかい線を使って新木場へ。夢の島公園にある第五福竜丸展示館に寄る。吹奏楽にラッキードラゴン(福竜)という曲があると聞いて「あああれね」と言いたいが、小学校の社会科見学で来ている筈なのに殆ど記憶が無い。それが悔しくての再訪である。人類が狂った時代…あとちょっとだけ続くんじゃ。

乗鞍畳平から富士見岳までの距離を私はよく「東京駅の京葉線ホームから中央線ホームまで歩くようなもの」と表現する。今回京葉線ホームから総武快速線ホームまで歩いてみたら、これも想像以上に長かった。両国の自転車屋でランドナー向けグッズを幾つか買って、葛飾の実家に泊まる。録画を頼んでおいたBS1のラン×スマ長野マラソン編を観て、用事は済んだ。

Edohyd翌日、小雨に当たりながら中川沿いをジョギングする。新中川通水記念公園を経て北小岩で墓参りをし、江戸川の土手に上がる。最近の大雨で運動場が冠水している。そのための河川敷とはいえ、呆然と眺めている野球少年達が可哀想だ。水元公園は菖蒲まつりたけなわで、葛飾音頭が聞こえてくると、里心が付いちゃうじゃんか。19km走行。

あとはフリー乗車券の復路。高尾でも墓参りして、小淵沢でポンして特急券を付け帰松。

先日大阪マラソンの抽選を突破したため、今年のレーススケジュールがほぼ決まった。
3月 松本ランフェス10km…自己ベスト
3月 松本ロゲイニング5h…男子ソロ優勝
4月 長野マラソン…6年ぶりサブスリー
5月 車坂峠ヒルクライム…メカトラで凡タイム
6月 ツールド美ヶ原
9月 マウンテンサイクリング乗鞍
9月 赤城山ヒルクライム
10月 大阪マラソン
2回もフルマラソンを走るのは6年ぶりとなる。あとどこかにハーフマラソンやロゲイニングを入れたいが、もう年間8レースは自分的には多過ぎる状況かも。あくまでメイン趣味は自由な旅だからな。それと、最近自転車での練習に身が入ってないので、今から大阪マラソンを照準にした方がいいかな。決まったようで贅沢な悩みは尽きない。

5/31-6/1 濃いも碓氷も数ある中山道

Happyv土曜日。小諸からジョギング開始の予定だったが、気が変わってしなの鉄道を終点の軽井沢駅まで乗り、そこから走り始める。ジョン・レノンゆかりの石畳「幸福の谷」に寄り道してから木陰涼しい別荘地の坂を登り、遊歩道に入ってもうひと頑張り。

中山道旧碓氷峠の見晴台は長野・群馬の県境で、ガスってるもののかすかに安中市街地が見下ろせる。峠は安政遠足(とおあし)という日本最古のマラソン大会の決勝点で、両県の神社が敷地や階段を共有しながら立っているのが面白い。日本武尊が「あづまはや」と嘆いた場所でもある。こんな所にレンタサイクルがうっかり登ってきたら大変だからか、少なくとも旧軽から自転車で来るのは禁止されている。それにしても最近、しょっちゅう群馬に足を踏み入れてるような。

ここから横川に下りるのも面白そうだが、取り敢えず予定通り西に戻る。旧軽井沢の賑わいは素通り〜、のつもりが定番ミカドコーヒーのモカソフトは食っちゃう。上品なコーヒーの風味と濃厚なのに滑らかな口当たりは絶品!

Asamasky峠の上り下りですっかり足が痛いけど、もう少し頑張ろう。国道18号は軽井沢駅より若干標高を上げ、1000mを超えたところで追分宿に入る。「右は越後 へ行く北の道 左は木曽まで行く中山道♪」と歌うコスモス街道を頭の中で流しながら右へ。シャーロック・ホームズの像を見てさらに右へ、浅間サンラインを少し走って左へ。要するに中途半端な所を走る県道80号だが、佐久平や浅間連山の雄大な景色は良好。

小諸ツルヤで昼食を買い食いしさらに西へ、北国(ほっこく)街道旧道を進む。もう走っている状態を維持するのがやっとという疲れっぷり。なんでこんなにオレ弱ってるんだ? 今日は信州循環ジョギングの最終章として篠ノ井まで走る予定だったけど、とてもじゃないが無理っぽい。30km手前の上田までにしよう。

スポドリをガブガブ飲みながら田中宿・海野宿を抜けて、富士アイスでじまん焼きとソフトクリームを買い食いして、上田駅で終了。駅前の気温計は30度を表示している。ずっと変な悪寒がしていて暑さに気付かなかった。距離51.7kmは良く走ったと言えるかな…目標未達は悔しいけど。車坂峠ヒルクライムのとき買った4枚綴りの信州特急回数券を無事期限内に使い切り、松本に帰る。

ジョギングはやれマラソンの順位だタイムだを気にして励むこともあるけれど、自分にとって、基本的には旅の手段。

Junmsz日曜日は体中ひどい筋肉痛。でもヒメヒメなどと口ずさみながら自転車を漕いでいれば、多少の体調不良はどうにかなるものだ。近所では緩めの坂と言える林道湯ノ原線のタイムアタックに行く。使う筋肉がジョグとは違うけど、使う肺は一緒だから無理は掛けられない。ラストスパートをせずに、TA区間22分48秒。美鈴湖まで下りてバンク建設予定地の様子だけ見て、来た道を引き返す。美ヶ原温泉白糸の湯とさくら食堂に寄って帰宅。

バタンキュー。明日から頑張ろう。

5/23-25 ぜんしん渋 イェー!

金曜の夜。ステーキガストで大飯食らいをして景気を付け、まえばし赤城山ヒルクライムの“予選”に挑む。コツは長野マラソンと同じだし、あっさりネットエントリーに成功。20分余りで締め切られたという、びっくりするほどの人気大会なようだ。群馬県って、すごい。

土曜の朝。始発列車で長野に向かい、さらに長野電鉄に乗り換える。終点の湯田中まで運んでもらいたいが、接続が悪いので標高376mの信州中野駅で下車し輪行を解く。食品スーパーに寄ってから、国道292号を渋峠に向けてサイクリングスタート。群馬側からは学生時代に登ったことがあるけど、より標高差のある長野側からは初めてだ。

概ね正午までに峠に着けばいいや。ループ橋や澗満滝展望台、名水公園など、下りだとスルーしがちなポイントで脚を止めつつ登っていく。秋山郷方面への分岐で標高1490m、まだまだ先は長い。ほんと、この山域のボリューム感は美ヶ原などとは段違いだ。それだけ登り応えがあって、人輪一体自由自在、幸せはここにある。左右の池沼群にだんだん残雪が多くなって、横手山の裾に建物が見える。ようしあれが峠だな、もうひと頑張り!

と思ったら横手山ドライブイン…!? まだまだ登りは続くじゃん。予期せぬロングスパートになってしまった。右手の絶景を写真に収める余裕もなく、惜しくも正午を20秒過ぎて県境の渋峠ホテル前に到着した。呼吸いっぱい、良いトレーニングになった…。

292ここまで来ればもう急ぐことはない。標高2172mの日本国道最高地点からは草津温泉街の向こうに榛名山、赤城山まで遠望する絶景。右に左に景色が素晴らしすぎて、写真の意味が無い。まだ残る雪壁を抜け、国道を離れて万座温泉へ下りる。

登り返しで長野県に戻り、やって来ました毛無峠。ここから群馬県に入っちゃいけないんだよ。私の自転車を飲み込んだ谷に手を合わせる。あの記憶はだいぶ薄れてきた。戒めを込め、なんか先祖の墓より熱心に通っている気がする。

Kenashin廃索道の下を通り、登山道を少し歩く。御飯岳は遠いので、手前の小ピークまでだが。道中からの毛無峠や小串鉱山跡、浅間山の風景もまた良い。日本離れした未開感がたまらない。ずっと、ずーっと眺めていたい。

あとは高山村・須坂市方面に下るだけだが、途中に工事通行止があるので、山田温泉側の中日影林道に迂回する必要がある。登り疲れた身とランドナーに距離7.3km、標高差600mダウンの未舗装路はキツかった。せっかくだから山田温泉に寄ると、スポーツ自転車用のスタンドが用意されてて嬉しい。共同浴場の大湯は洗い場蛇口の構造が面白い。

山岡家でラーメンを食い、長野駅でサイクリング終了。特急で松本に帰る。

日曜は引き篭って頼まれてた作業に没頭。それを投函がてら、ジョギングに出たのは夜になってから。あがたの森はもうクラフトフェアが片付いていて、すっかり祭りのあと。薄川の金華橋で引き返す11.6km。しばらくこんな調子の週末が続きそうである。

車坂峠ヒルクライムのチャリ載動画について、等倍速版もYouTubeにアップニコ動5倍速編のような紹介要素もなく、需要はやはり限定的と思う。

5/17-18 あの動画で篭ってる

3shirosky少しでも多く動画を作る時間が欲しい。という訳でサイクリングは短時間でパワーを付けられる桜清水坂を登る。タイムアタック開始まもなくまた脱チェン。洗浄が甘かったかなぁ。20秒程度のロスで片付け、延々15%坂をヘタレながらゴールへ。区間34分19秒。車坂峠の反省から、ラストスパートを吐く寸前まで追い込めたのは収穫。

新緑が美しく、とても天気が良い週末なのに。あとはひたすら部屋に引き篭もる。日曜の日が落ちてから、辛うじて浅間温泉方面へジョギングに出たくらい。長野マラソン翌日に膝を痛めて以来久々に走ったが、まだ楽しいと思えるくらいの力は残っていた。

という訳でちょっと日を跨いでしまいつつ、先週末に参加したサイクリングフェスティバルあさまの動画を1日日「なつまちサイクリングスタンプラリー」と2日目「車坂峠ヒルクライム」に分けてニコニコ動画にアップロード。江島大橋動画の影響でお気に入り登録ユーザーが激増してたから制作当初は緊張したんだけど、ハード・ソフト環境の問題のほうが大きく、とても疲れた。6年前のMacBookで編集するのはもう限界…。

4/20 フロック・イズ・デッド

Track東横インでそこそこに朝食を摂り、長野駅から北長野駅まで気動車移動、長野運動公園までの抜け道を小走りするパティーン。今年はCブロックナンバーを付けている特権で、ウォーミングアップにメインの陸上競技場が使える。招待選手がいっぱい走っているし、サブスリーランナーの聖地って感じ。いやマラソン趣味の不健康さを考えると毒の沼地か。

昨日の受付会場で購入したサプリや補給食を口や背中ポケットに入れつつ、スタート整列へ。雨の予報は何だったのか、薄晴れで寒くもないコンディション。Cブロックに恥じないタイムは最低限の義務だし不安も大きいが、練習通りに走れば良いから悲壮感はない。8時30分いざ号砲。the Canadian Clubのライブ演奏が盛り上げる。

3時間切りの条件である4'15"/kmペースをかなり意識する。41秒あったスタートロスは10km地点までに吸収したが、ちょっと飛ばし過ぎたようで脚が硬い。マークしている選手を見送り、マイペースを組み直す。追い風区間は単騎で走れるが、コース全体としては不利な南東の風が吹いていて、ポジション取りやペース配分が難しい。

エムウェーブで高橋尚子さんとハイタッチ! そして3時間ペースランナーと愉快な仲間たちを抜く。さらに五輪大橋でも、もう一組ある3時間ペースランナーと愉快な仲間たち。橋の上は風が強いので、渡り終えるまで利用させてもらってからポイ。中間地点で1:28'16"。

25km過ぎでタダノブさんに声を掛けて頂く。「今年は行けるよ」の意味を込めてガッツポーズ。オールスポーツのカメラマンにはコロンビアポーズやダブルピースをする余裕がまだある。32km過ぎでまた高橋尚子さんとハイタッチ! ありがとう。

序盤に見送ったライバルを追い越した。千曲川の岩野橋を渡ると、雄大な景色と延々続く応援に「すごい」の声が出る。今回スピードはともかくスタミナには自信があったが、終盤は追い風区間でもペースアップできず、フルマラソンの難しさを実感。でも夢のようだ。

Stadium3時間切りを安全圏に収めたランナー達と自由に競走している感じのロングスパート。ちょっと早まったかと思ったが、腕の冷たさと呼吸を目一杯追い込んで、喜びのフィニッシュ。2時間56分53秒。自己ベストより3分落ちはほぼ事前予想通りのタイムで、泣くような感情の起伏は無い。けれど6年ぶり2度目のサブスリー。長い長いスランプから立ち直れて、本当に嬉しい。一度だけだとフロックとも言えちゃうが、これでもっと自信が持てる。

タオルやメダル、アミノバイタルサプリ&ドリンク、長野米おにぎりを貰い、預けていた荷物を受け取って着替えたら長野マラソンタウンの出店ブースへ。去年と違うドネルケバブの店で辛口を買ったら旨かった。さようなら、桜満開のオリンピックスタジアム。シャトルバスと電車で松本に戻り帰宅。経験上、やはりゴールタイムが速いほどその後の行動が楽になる。とは言えあとは家でゆっくり。明日も休もう。足りなかった事とかこれからの事を考えつつ。

4/12-13 ニャクタクバンバン

Anyouもうタイムを気にする苦しい練習は必要なくなり、ワクワクするような旅ジョグに回帰すればいい。そんなわけで土曜日は、先日の松本ロゲイニングで取りこぼしたコントロールを探しに、西への旅に出る。一部で見つけづらいという話があった梓川沿いの岩岡火打石をまずチェックして、コントロールでは無かったけど三溝駅前の安養寺で咲きかけの枝垂桜を見ていく。

あまり訪れたことがなく、頭の中で空白域だった波田南西部。ここを避けたことが、総合1位チームとの大きな差になってしまった。集落の坂道を登って行くと盛泉寺(じょうせんじ)がある。コントロールだった水沢観音堂は寺の奥の方で、ちょっと見付けづらかった。夫婦堤脇のそば盛という店を通過して、いつの間に波田山城への登山道に入る。かなりの坂で、仮に私がレースにこのルートを組み込んでいたら、後半潰れてしまったんじゃないだろうか。やがて掘割や幾重もの郭を擁する城跡に登り着く。

Nyaku少し西へ下ると、若沢寺(にゃくたくじ)跡がある。今まで全く知らなかったが、かつては信濃日光と呼ばれ、たいそう賑わっていたらしい。今は何段もの広場と石垣くらいしか残っていないが、こんな山奥に幻の大寺院があったのか。ちょっと石見銀山遺跡を思い出す光景だ。帰ってからもっと詳しく調べてみよう。ちなみにコントロールとされた忍杉跡の標識は伐採作業の都合か倒れていて、これまた見付けづらかった。レース中だったら焦っただろうな。今は当時の光景に思いを馳せながら、じっくり探索することが出来る。

山を下り渕東駅でジョギング終了、24.8km。しばらく電車は来ないようだが、このゆっくりした時間こそ貴重に感じてジタバタせず。やがて来た電車で渚駅まで乗り、ワッフルを2コ買い食いして帰宅。

Kojo翌日曜日は、前日の対として松本平東側の林小城跡を探索ジョギング。だんだんたんぼのような夥しい郭と、よく残された石垣が特徴。若沢寺とともに信濃三沢寺に数えられたという広沢寺(こうたくじ)にお参りし、花見客で賑わう松本城を経て帰宅、16.2km。

夜遅く、去年7月のMt.鳥海バイシクルクラシック参戦記をようやく仕上げてアップロード。ますます執筆の遅れが拡大しているし、もっとマメに少しずつ進めるようにしたい。

4/5-6 ラストアタックは私に

冷たい風が気になる土曜日。信州スカイパークまでクルマで行って、レース前最後のタイムアタックを開始する。キツいランニングになるので出来ればやりたくないが、悔いなくゴールする為に避けては通れぬ道。

比較対象は6年前。長野マラソンで2時間53分台を出した直前に、一周9kmコースを4周アタックした時のタイム。今は一周10kmに改良されているので、3周プラス3kmの往復で合計36kmに合わせる。4'20〜25"/kmをターゲットとしつつ、1km毎スプリットによってはサブスリーペースの4'15"を切ることもあり、急仕上げながら良くここまで走力が付いたものだと一安心。

新兵器としてジェルフラスクなるものを買って、パワージェルを2袋入れてレーシャツの背中ポケットに入れてみたが、すぐに暴れて落下してしまう。それに水増ししないと飲みづらく、自分流のマラソンでは使いものにならないことが確認できた。あと2年半前に買ったタイメックスウォッチのバンドがボロボロになり、泣く泣く増税前の駆け込みでアディゼロウォッチに買い替えたのだが、これの操作にも慣れておく必要があった。

結果、36kmを2時間37分14秒(平均4'22"/km)で6年前の2分30秒落ちとなった。まだマラソンで自己ベスト更新を狙える水準にないのは悔しいが、計算上は3時間切りが現実味を帯びてきている。呼吸がヤバいほどキツくはならなかったのも収穫。先々週の信州スカイパーク10kmレースでスピードを付け、先週の松本ロゲイニングではストップ&ゴーを繰り返しつつ5時間近く走って持久力を付け、今週はその融合を果たせた。全て計画通り。

日曜日の今日は、夕方にゆっくり浅間温泉〜田溝池の12.7kmジョギング。長野まで残り2週間、セオリー通り練習量を減らしつつ、疲れを抜いて体調を整えていこう。レースは自信を持って走りたい。

3/29 五時間戦えますか(ロゲイン)

アルピコ交通上高地線に揺られながら、大学3年目のサイクリング部オリエンテーリング大会のことを思い出していた。皆に優勝候補と言われながら、3位にも入れなかった悔しさを。慢心ダメ、ゼッタイ。

Rogstart松本ロゲイニング2014 Spring Stageは波田公民館を発着点として、昼の12時にスタートする。これから5時間駆けずり回って、配布された地図上の「コントロール」と呼ばれるポイントを、見本写真に倣ってなるべくたくさんデジカメに収める、ちょっと変わったランニング大会。スタート前にざっくり蛍光ペンで円状にルートを書き、それを元に進む。

ロゲイニングという単語を近年知ったが、基本はチーム戦。今回ソロの部もあるとのことで、初参加となった。オマケカテゴリとは言えエントリー39名という最多人数の激戦区、狙うは優勝である。方位磁針やGPSが無くても迷いようがない地の利と、長野マラソンに向けてノッてきている走力。これで勝てなかったらオレはダメだろうくらいの気持ちで。経験の薄さが気がかりだし、花粉症でちょっとダルいんだけど。

まず西へ渕東駅などを撮り、沈下橋である八景山橋で梓川を渡る。知っている場所ばかりでもなく、真光寺のある河岸段丘へ登る所なんかは、初めてドラクエIIのロンダルキア台地へ登る時のような興奮を覚える。極端に遠いコントロールはスルーして、東の市街地へ向かう。ビデオ撮影しているスタッフに向かって鬼怒コロンビアのポーズ。

RogactrJR大糸線島高松駅のコントロールを撮り、時刻表を見たら5分後に上り電車が来るようだ。ルール上OKだし、せっかくだからパワーバー粘土を食いつつ隣りの島内駅まで利用してみる。松本城からは南下。交通量が多い街中だが、信号パターンまで知り尽くした通勤路だし。

暑い一日、終盤はいよいよ心臓も肺も脚もキツい。今の自分にウルトラマラソンは無理じゃないか? ラストは歩くようなスピードに落としつつ、制限時間を15分余してフィニッシュ。ちょっと勿体ないが、精一杯やったことには変わりない。あとは結果を待つのみ。

地図に書かれたコントロールの番号がそのまま点数になるなんて、フィニッシュしてから知った。プログラムをちゃんと読んでいなかったのが悪いんだけど。それでもあまり不利にはならず、全43コントロール中27箇所ゲットで総得点1695点。男子ソロ1位で自分の名前が呼ばれ、小さくガッツポーズ。だが時間進行が押してて男子ソロだけインタビュー無し。はいはいオマケカテゴリオマケカテゴリ。いつか気が向いたら、走力が近い人に声を掛けてチームを組もう。チームの部で2000点近い猛者も居たし、いつかあんなふうになれるかしら。

このあと交流会もあるようだが、ぼっち参加には難易度が高そうで、申し込んでいなかった。入賞賞品のフューエルツールポーチやSTERNの焼菓子を背負って、帰りの電車に乗る。松本駅の階段が辛い。ささやかなご褒美に高橋のカツカレーを食って帰宅。

→フォト蔵:松本ロゲイニング走行マップ(48.6km)

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