9/26-27 サイジョザンノボレ0927

Ginga土曜の昼、鈍行列車を川中島駅で降り、川中島古戦場まで歩く。最寄りの駅とは言えない位置だが、あえてやってみたかったのだ(花巻空港駅から空港まで歩く的な)。小一時間で到着し、あの上杉謙信と武田信玄の像を見て長野市立博物館を観覧する。この辺りが陸地になる頃からの歴史を一気に学ぶことが出来て良い。続いて併設のプラネタリウムへ。今回の映像は配給番組のみで、投影機ウラヌスさんの出番は無し。また日を改めて来たい。

Shiori南長野公園通りは、長野マラソンの最終盤で走る思い出深いストレート。初めて大戸屋なる店で夕食を摂り、農協スーパーで買い出ししておく。今夜の宿は栞舎(しおりや)さん。ゲリラキャンプが価値基準の私にとってビジホは高級ホテル扱いだが、ここはその倍の料金。素泊り専用ながら凄い親切丁寧なおもてなしで感激するし、御主人もマラソンランナーとのことで話が弾む。GoTo割が無くてもまた泊まりたい。

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Matsusr日曜の朝、また小一時間歩いて松代に向かう予定だったが、宿の方にクルマで送って頂けた。これは頑張らねば! という訳でやって来ました第2回信州松代ロゲイニング。去年125名だったらしい参加者が今年254名とのことで、男子ソロの部には強豪BさんGさんTさんの姿があり未知の強敵もいるだろう。上位に割って入るのは大変だが、トレーニング状況はジョグ八月80km、九月110kmという体たらくだし、身の丈に合った戦略が必要だ。

Twitterフォロー先の愛知県勢IさんYさんに挨拶し、芸人「こてつ」「もう中学生」「長野市長」や松代甲冑隊で賑やかな開会式を経て緊張の地図オープン。予想通り横長のテレインで、西端の岩野橋を中間地点と仮定してぐるりと作戦を立てる。それを逆回りに変えて準備完了、今回は雨が降っても大丈夫なようにしておく。

God午前10時に一斉スタート、まず北に向かう。やはり私の足は遅く次々抜かれるが、地図読みの妙でコントロールポイントには先着する、を何度か繰り返す序盤戦。千曲川を渡って川中島古戦場あたりは昨日訪れたこともあり首尾よくクリア。雨は一時パラつく程度。オリンピックスタジアム北の安手はカットし、丁度半分の1時間30分で岩野橋。

テレイン中で唯一と言える山に向かう。地図上では西から登る道を見落としていたが、国道に標識を発見したのは幸い。ここがのんのんびより聖地、上杉謙信が陣を張ったとも云われる妻女山だ。展望台を下から撮れば得点になるけど、せっかくだから登って景色を楽しむ。パーキングエリア裏のコントロールは回り込むのが面倒そうなのでカットし、ようやく松代らしい城下町に斬り込んで行く。

Saijo激しい運動は久々で、足が攣りそうになるのを堪える終盤戦。道の細かさにびびってまた一つカットしたが、フィニッシュタイムは2時間51分、つまり9分余し「行っとけば良かった…」。ヨセの弱さは要改善だ。全33箇所中30箇所、2200満点中2053点の成績で表彰式を待つ。走行距離は推定30.3km。

結果、男女混合の優勝チームに負けつつも男子ソロの部で三位を確保(33名中)。岡崎朋美さんから賞状を受けとる。7月の長和町ロゲでの惨敗からどうにか入賞圏内に復帰できて、とりあえず安堵してしまう。参加料二千円でちゃんとしたTシャツも付く激安イベントだが、副賞に菓子折りも貰えて嬉しい。だがブロンズコレクターで満足してはいけない。もう一つ二つ順位を上げるために、強くならなきゃね。

Map松代=大本営というイメージでだいぶ昔に2回ほど訪れた街だが、今回それにまつわるコントロールは無かった。ちょうど長野駅行きの路線バスが来たので、ゆっくりせず乗っちゃう。また温泉入浴にでも来よう。自分褒美に駅ビル明治亭のソースかつ丼(ヒレ)を昼食とし、鈍行で松本に帰る。次戦の予定は、今のところ無い。

→Facebookアルバム: 第2回信州松代ロゲイニング2020(通過証明のコントロール写真全部ほか旅の景色や大会の様子)

8/29-30 乗鞍ユルクライム

土曜朝6時の予定を40分過ぎ、松本市街地の自宅をチャリで出撃、一路西へ向かう。松本電鉄の終点新島々駅で一旦呼吸を整え、あとは一気にトンネル街道へ突っ込んで行く。まだ交通量は少ないし国道は慣れたものだが、乗鞍方面への県道に入ってからが毎度怖い。路面が悪い上にクルマも無茶しがちだ。

Reisen最後のトンネルを抜ければ一安心、ではなく本格的な登り坂が始まる。ようやく観光センターに到着するも、チーム寿の面々は既にスタート後。トイレとゼリー補給だけ済ませ、10分も休まず再スタートを切る。午前9時半、いざ今年の乗鞍ヒルクライムはお泊り荷物を積んだままだ。

早く追い付かなきゃ、と焦ってもロードバイクに抜かれまくる一方。今日はレース以外で過去最多692台の自転車が入山しているという。既に疲労困憊で、どこで止めようかと思案しつつ三本滝レストハウス通過。ここからはマイカー規制区間となるが、自転車天国ではない。バスやタクシーが、通行止の岐阜県側の分まで頑張って営業中なので、キープレフトを守らない奴は死ぬ。

冷泉小屋前の水場(滝左側の水が飲める)で給水のためチャリを降りると、まともに歩けない。両膝に相当きていて、やはりもう戻るべきかと。もう一度ゼリー補給し、とりあえず弱い力で恐る恐るペダルを漕いで、ゆるゆるリズムを取り戻していく。

2716位ヶ原のハイマツ帯に入り、ようやくチームの3人に追い付く。各自バラバラのスタートだったが、たまたまここで近接しているらしい。もうひと頑張りして観光センターから2時間余の午前11時半過ぎ、長野県と岐阜県の境にゴール。その名も「標高2716m」というバス停がある。松本市街地の580mからの標高差2100m余、単純計算で気圧変化-210ヘクトパスカルをほぼ一気に登り切った、達成感はひとしおだ。久々に本当の「疲れたー」って台詞が吐けた。

とっくにゴールしている他の3人にも無事会う。数年ぶりというIさんの復活は皆に勇気をもたらす。ぶるぶる震えながら畳平の売店でソフトクリームを食い、補給食も摂ってしっかり着込み下山へ。スピードがあるぶん植生や気温の変化がダイナミックだ。

定宿の寿家まで下りて、午後はうだうだ。大会としての乗鞍ヒルクライムは中止になってしまったが、例年の半分ほどのメンバーが集った。来ていない人も諸事情で断腸の思いだろうし、いろんな考え方の人がいるなかで幹事さんも難しい判断だったろう(実際私が幹事の集まりは放り投げっぱなしだ)。宴会も密を避け換気を確保し、フェイスシールドをする徹底っぷり。

乗鞍を走らないと夏が終わらない。宿の人をがっかりさせたくない。今日乗鞍に集まった全ての自転車乗りは、悪い人じゃないと胸を張って言える(私以外な)。

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Kenga疲労のあまり、夕食時のコップ半分のビールで潰れてしまった。年々アルコールに弱くなり、情けない限り。うっかり解除し忘れたスマホ目覚ましが日曜の未明に鳴ってしまう。仕方ない、疲労抜きを兼ねて早朝ジョギングに出よう。昨日は見えなかった剣ヶ峰が眩しく、観光センターあたりは今日も自転車乗りたちが姿を見せ始めているが、天気は下り坂という。今年は遅れて蒔いたという蕎麦の花が見頃で美しい。ここならフラッグ式のロゲイニングも開催できるんじゃね?などと妄想しつつ1時間で宿に戻り、温泉と朝食を。

本来の乗鞍ヒルクライム開催日で缶バッジの配布もあるらしいが、もういいや。自分で自分の行動を考えるのが面倒臭くて、上高地へ散策に行くという先輩方のクルマに同乗させてもらう。沢渡の大駐車場に駐めるとタクシーが営業を掛けてくるのもお約束。4人だとシャトルバスより安くなるし、すぐ出発できるし、運転手の小話も聞けるので実際おトク。

Yakiチャリだと地獄となる釜トンネルも楽々と通り抜け、大正池で下車。まだ川霧と焼岳の美しい朝。奥穂高岳は雲に隠れがちだが、それでも何度来ても美しい日本屈指の山岳リゾートだ。田代池を経て河童橋へ、憧れの上高地コロッケは初めて食べる。このさき明神池方面を勧めてみるが、雨雲の動向もあり散策はここまで。私の帰りの足を心配して下さっていたなら申し訳ない。

乗鞍高原に戻り、昼食は合掌という人気店で美味い蕎麦を頂く。ヤムヤムツリーのバームクーヘンを買い、降りだした雨の小康状態を狙ってチャリで別れる。松本市街地はやはり晴れて暑い。こうして夏は無事終わった。

むらよしギムナシオン(参戦記アーカイブ)に去年6月のツールド美ヶ原(雨天短縮コース)を掲載。せっかく今年の参戦が少ないのにアーカイブの執筆が遅れる一方。いつか追い付く。

8/1-2 雨と崩落の後に

Geki長梅雨が終わりもう8月。最初の土曜はカフェピラータでのギターサークルから。いつも浅間の激坂をジョギングで登っていくが、「令和2年7月豪雨」による路肩崩落で通行止になっている。もし徒歩すら通れないようだと引き返しで大幅に遅刻してしまうので、念のため大音寺山遊歩道に迂回して美鈴湖方面へ登る。走るにはキツいトレイルで、ギターを担いで登る坂じゃないわ。

帰りは、その崩落現場を偵察に行く。去年の台風19号で崩れかけた時にちゃんと補強しておけば、と後悔してしまいそうな壊れっぷり。問題は来年のツールド美ヶ原までに修繕する予算が付くかどうか。現市長は選挙公報にマウンテンサイクリングin乗鞍の写真を使ってスポーツ推進アピールをしていたくらいだから、やってくれそうな気もする。とりあえず徒歩では通過出来たが、人にはお勧めできない。

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Misato日曜も暑くて良い天気。行きたい所はあちこちあれど、パソコンをいじる時間も欲しいので、手近な安曇野市の三郷スカイラインを自転車ヒルクライムする。熊が怖くて遠慮していたので、実に十年ぶりの走行になる。猿が出没するくらいだから、熊の心配は少ないのかも知れない。北小倉信号からの計測で、全盛期より4分程遅い49分余で展望台に到着。キツかった〜。景色はもちろん最高である。三郷ジャスコや梓川カインズで買い物しつつ帰宅。

むらよしギムナシオンに去年5月の中央アルプスヒルクライム(宮田&駒ヶ根)参戦記をアップ。今年は設備破損でロープウェイの営業再開が遅れ、オマケに疫病騒ぎもあってか公式から何のアナウンスもない。来年の復活を願う。

で、お盆休みはどこ行こう。あまり県外には出られないだろうか。

7/11-12 我が名は長和

Live土曜、元々は長和町の近くまで自転車キャンプツーリングに行く予定だった。しかしカフェピラータで阿部将弘さんと中村かおりさんのクラシカルギターソロ&デュオライブがあり、店長さんから「前座をやってみる?」という話が来た。こんな一期一会のチャンス、逃せない。と言う訳で夜8時スタート。客は自分を含め十数名、ほぼ見知った顔だ。

まずYさんとのデュオでバッハBWV1006a。Yさんは私を追い抜く勢いで上達しているものの、まだ緊張に弱い。そこで場数を踏んで貰いたかったのだ。半年間練習を重ねた曲、現状はゆっくりテンポでの演奏となる。私も当然ミスはするが、一定の役割は果たせたと思う。

Yさんのソロが1曲あり、私もワガママで1曲、覚えたての「宵待草」を弾く。あれっ、自分もけっこう緊張してる!? でもそれが凄く心地良い。いやいや、聴く方を心地よくさせなきゃダメでしょ。ともかく無事に前座を勤め終わり、あとはリラックスしてプロの演奏を聴く。コンクール向けとは対照的ながら独特の華麗さと繊細さがあるし、本当に贅沢な2時間だ。

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日曜、とりあえず早起きに成功。クルマで三才山トンネル有料道路をぶっ飛ばし45分、長和町の道の駅「マルメロの駅ながと」に到着。松本市に隣接していながら聞き慣れない町名だが、かつてあった長窪古町・長久保新町・大門村が合併し長門町となり、さらに和田村と合併して長和町になったようだ。あれ「門」の字はどこへ消えた? ともかく自転車で2、3度通過したことはあると思うが、土地カンは無い。

Start受付は検温から。平均36.0℃…体温計を持ってないから知らなかったけど、そんなもんなんだ。疫病騒ぎであらゆるイベントが中止となるなか、新しい生活様式に則した分散型スポーツとしてアピールし、おそらくあったであろう有形無形の圧力をはね除けて開催に漕ぎ着けた「信州長和ロゲイニング2020」。大混乱の世情で一番最初に参加申し込みをしたのは私だったとのことだが、最終的に137名のエントリーを集め、県外者が6割を占めるとか。知多ロゲでお会いした愛知県の方々と挨拶しつつ、午前9時のスタートを迎える。競技時間は4時間、何気にこれは初めてかも。ロゲは基本チーム戦だが、オマケのソロ部門での参加となる。

Hata直近のジョギング量は4月170km、5月125km、6月270kmで明らかに走力が劣る自分が勝つためには、奇策を取らざるを得ない。そこで近場のコントロールをすっ飛ばし、最南端へ一目散。和田村と大門村から回っていく。長久保宿から東の笠取峠へ向かう途中、作戦ではカットするつもりだった山へトレイルを登ってみる。上位がパーフェクト者同士のタイム勝負になる可能性が見えてきたためだが、大雨の後で酷い道だ。コントロール位置説明の紙によれば絶景とのことだが、夏場は何も見えぬ。

中山道の旧旧道をつたって笠取峠を越え、立科町の松並木へ。入れ替わるように中信地方3強(と勝手に目している)のBGTのうちBさんTさんがやって来る。逃げなきゃ。ロゲは指定された特徴物を写真に撮ることにより得点となるが、北東エリアはオリエンテーリングめいたフラグをコントロールとしている。ここまで順調に来たものの、文字通り暗雲が立ち込める。

Hill本降りの雨だ!…梅雨時の不安定な天候を甘く見ていた。防水でないデジカメを保護するのが最優先事項。まごついている間に、剥き出しで持っていた地図や位置説明が雨でどんどんぼろぼろになっていく。精神的にもぼろぼろで、ミスを頻発するようになる。カフェイン入りのエネルギーゼリーは効いているか。

レースペースの走り込みなんか一年以上していない、というのも仇となり脚が攣り始める。大幅なペースダウンで何とか長窪城址に登るが、泣く泣く2ヶ所をカットすることに。優勝どころか入賞すら無理となった。雨は上がりラスト1時間、最北端・最高点を取って一矢報いたい。もがくように丘を再度登っていく。

だが、途中のコントロールへ向かうトレイルの入口位置が、ぼろぼろになった地図の折り目にあたり剥がれて読めない。焦りつつカン任せで突っ込むが、あり得ない藪の中で立ち往生。最悪のミス「ロスト」をやらかした。「天は我を見放したっ!」と全てを諦める。大幅に遅刻しますと大会本部に連絡しなきゃ、でもここ電波通じるのか? 半泣きになりつつ下の方に降りてみると、幸運にも地図にあるT字路に出る。リロケートというやつだ。こうして戦国時代の大戦争を今に伝える「千人塚」までは何とか辿り着く。

1000最高点をカットしたのは痛恨の極み。さらに残るコントロールのうち2つをカットして、獲得したのはコントロール25/30ヶ所、総得点1688/2000。制限時間を4分残してフィニッシュした。あの絶望からよく遅刻せず帰ってこれたとは思う。4時間まるまるじたばたできて、久々のレースを存分に楽しめたのは確かだ。競技結果は男子ソロで自己ワーストの8位に沈み、男女混合チーム5つと女子ソロ1位にすら負けて総合14位。ここまで大敗するとむしろ清々しいし、振る舞いのアイスが旨い。これで参加ロゲイニング通算13戦で6勝7負となり負け越し転落。QUEEN "WE ARE THE CHAMPIONS" の和訳を女王様ことパッパラー河合が歌っていた「我ら横綱っす、負け越し野郎に用はない」という歌詞を思い出す。

Routeblog「あまり疲れた状態でクルマの運転をしてはならない」と教習所で教わったから、クルマでの会場入りは避けたかったところ。道の駅のマルシェ黒曜で昼食を摂り、参加者無料の長門温泉やすらぎの湯で汗と涙と雨と泥を落とす。こんなものかな。1週間程のカフェイン断ちとツイッター断ちを解禁しつつ、クルマで無事帰宅。WEB公開されたリザルトを見ると、全コントロールを回り切ったソロ1位の方のルートが解る。34kmとの伝聞情報があるが、解析すると38kmは走っている。私は34.4km走行で、その差がいかに大きいか分かるつもりだ。しかし埋められない差ではないはず。むらよしは倒れたままなのか?

→Facebookアルバム: 信州長和ロゲイニング2020(通過証明のコントロール写真全部ほか景色や大会の様子)

6/27-29 ルーズ・ド・美ヶ原高原自転車レース小会2020

Gekizaka土曜の朝、浅間温泉庭球場の駐車場に7人で集合。乗鞍ヒルクライムの際に同宿する仲間で、ESCA(東日本学生サイクリング連盟)の流れを汲む、皆私より年上の方々だ。本来はツールド美ヶ原が今日受付、明日出走で行われる予定だったが、大会は中止になってしまった。現状、大勢を狭い所に集めてのイベントは批判を浴びやすいことは理解できる。ならば少人数で、勝手に登ってしまおうという訳だ。

タイムを測る必要はなく、自転車もランドナーに前後キャリア、フロントバッグ、ママチャリ用の耐パンク激重タイヤなど、およそレース仕様とは言えない装備だしゆっくり登る。序盤の激坂をクリアして、一旦は必死こいて先頭を追ってみるものの、姿が見えず心が折れた。やっぱりゆるポタにする。なにせゆっくりなら、腰が痛くならなくて良い。ほとんどだべりっ放しである。

Finish上の方は薄曇りではあるが、レンゲツツジが咲き乱れる広々とした高原を突っ走る楽しさを存分に味わえる。浅間山、乗鞍岳、穂高槍連峰なども良く見える。結局レースタイムの倍、3時間近くを掛けて自然保護センター前にフィニッシュした。「このコース初めて」という3人も満足そう。

慎重に下山し、メンバーたっての希望で千石という店で山賊焼定食を頂く。ワークアウト後のたんぱく質補給マジ大事・・・いやこれ多すぎだろ。1枚でもボリューミーと云われる山賊焼が、オードブル用の皿に2.5枚分はぶち乗せてある。まぁ適度に酸味が付けられており、無事完食できた。皆はクルマで関東圏関西圏に帰る。私はバタンキュー。

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Komagoe日曜、相当ダルいのだが雨が止むのを待ってジョギングスタート。入山辺地区の中村・千手(せんぞ)・駒越集落からさらに奥地へ、熊鈴を付けて進む。去年の台風災害による崩壊から、だいぶ復旧工事が進んでいる。市道終点に美ヶ原高原入口を示す標識があり、いよいよ駒越林道に入る。マップによれば「一般車両は通行できません」との案内だが、徒歩での通過なら問題ないとの解釈だ。かつて路線バスを通すために開削された道なので、舗装と未舗装を繰り返しながらも斜度はとても緩やか。そのぶんつづら折りが延々と続くのが難。道の雰囲気はとても良いのだけど。

Takeshiエネルギーゼリーを摂りつつ、やっとの思いで稜線のツールド美ヶ原コースに合流する。自然保護センターに向かうのは諦めて、まず武石峰1973mに登頂。続けて思い出の丘へ。ここらへんは美ヶ原ロングトレイルの一部で、疲れが吹き飛ぶような爽快ランニングが楽しめる。右に左に絶景が続く。

今日は涼しくてスポドリを温存できてるし、また女鳥羽川源流の水場が有り難い。あとは美ヶ原スカイラインの舗装路を駆け下りていくだけ。美鈴湖を過ぎサイクルカフェピラータまで来ればもう安心。この店の提唱によれば今日は「ルーズ ド 美ヶ原2020」とのことだが、朝の天気が生憎だったか、上まで登った人は少ないようだ。ともかく遅い昼食を頂く。また小雨が降り始めるなか浅間温泉まで下りれば、ほぼフルマラソンの距離を以ってラン終了。やっぱりバタンキュー。

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月曜は有休。映画でも観に行こうと思ってたが、そんな元気ないわ。部屋に引き篭もり根詰めて、土日分をまとめた動画をニコニコにアップロード。Mac miniのSSDが残り少なく、さっさと仕上げて編集ファイルを削除する必要があったのだ。BGMは美ヶ原動画の定番にしている「風になる」と、昔録った下手くそなオカリナ演奏によるラピュタがたまたま時間ピッタリなので使用。

元々サイクリング動画の構想だったのが2日目のジョギングも入れて半々。互いにいけ好かない趣味であり誰得にもならない編集だが、人気を気にするより自分のやりたいようにやる。つーか根詰め過ぎて頭痛い。

→ニコニコ動画: 【サイクリング】勝手にルーズド美ヶ原2020【ジョギング】

6/20-21 日食に吠えろ!

Tanohara土曜、年一回のロングドライブで王滝村へ。クルマを二合目半の駐車場にとめ、自転車ヒルクライムスタート。登るにつれ曇り空となり、案外寒い。ヒルクライムの楽しさを思い出すようにしながら、八海山を過ぎるといよいよキツい坂が増えてくる。腰痛がなければもっと楽しいんだけどな。ロープウェイ山頂駅の裏側がゴールなのだが、なかなか近づく感じがしない。へろへろになってラストスパートもままならないが田の原駐車場フィニッシュ。標高差1170mを1時間30分弱、ほぼ例年通りのタイムなので、心配していたほど体力は落ち込んでいないようだ。御嶽山などは雲に隠れ、居合わせた自転車乗りと共に残念がる。今回は三笠山などの散策はやめておこう。

Lala_2ダウンジャケットを着込んで下山、やっぱり下は晴れている。隠れ家的な木犀舎でランチにしようかと思ったら混んでてびっくり。いつも私以外に客なんていないのに。県を跨いだ移動が解禁されたばかりなので、愛知や岐阜の人々が押し寄せているのだ。松本・長野に見放された王滝を支えてくれる中京民、有り難いことだ。駐車場前に蕎麦屋跡をリノベーションした「ララカレー」なる店がオープンしているので、そちらで食べることにした。浜松系スリランカカレーで面白い味である。限定?のプリンもとろけまくりで、大満足。

この季節、王滝村と言えばやっぱり「ひめや」のほうば巻も絶対欠かせない。店舗は近々産休に入る様子で、その間電話による発送注文は受け付けるのだろうか。りんごたっぷりのアップルパイを食べつつ、クルマで松本に無事帰る。ほぼ例年通りのルーチンワークだが、今年いっぱいで廃車の予定なので、来年以降は難しくなりそう。

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Sun日曜は前日のダメージをゆっくり癒しつつ、夕方前からジョギング開始。3年前の日本ロゲイニング選手権で取りこぼしたコントロールのうち、南西エリアを今更ながら拾いに行く。内田公民館あたりから、月と太陽が部分日食を演じ始める。毎度のように、古いCD-ROMで透かしてデジカメで撮影。しかし雲が多くなってきて、安曇野から松本にかけてゲリラ豪雨の様子が見て取れる。

日食の観測を続けるには、南へ進み続けなければならない。ロゲの反省ランはまた今度にしてほっぽり出し、雲の南下と競走状態になる。塩尻市街地まで来るとだいぶ観測し易くなったが、もう終わる頃。ともかく松本にとどまらず南へ走って日食を追えたのはラッキーだった。電車で帰ろう。次回の日食は十年後だという。みんな、生きてるか?

5/22-24 藪漕ぎしたらスライム沈殿池だった件

3mine金曜、有休をとってチャリで松本から北へ。明科から国道403号ルートを進む。昼食は筑北村「月路」の灰焼きおやき2個。旨さがパワーアップしてる気がするし、生坂勢に遜色なし。これが食える土地に住んでるって幸せなことだ。

麻績村の聖高原に登り着く。いつもは猿ヶ馬場峠を素通りするだけの場所だが、今回時間があるので軽く聖湖を一周してみることに。すると航空機の展示場があって、それに惹かれるように東へ進むと夏山リフトが営業中。観光客激減の折り申し訳ないが、標高差130m程度なら歩いて登る。三峯山展望台からは、横一線の北アルプスや、善光寺平の大絶景。明日登る山を見定め、スキー場を下りる。

Mutsuもう一つ、聖博物館はちゃんと入場して室内展示を見ていく。善光寺街道の資料や五百羅漢、航空機のエンジンも迫力もの。無料の室外展示は戦闘機やSL、戦艦陸奥の主砲!「平和を欲するのなら、戦争を理解せよ」という重い格言も。それにしても何でこんな山奥に、ユニークすぎる博物館。

あとは403号を急行して屋代松代、そして須坂市に到着しサンシャインエイトにチェックイン。古めいたホテルだし、もっと安くて朝食付きのビジホが長野市内ならよりどりみどりなのだが、明日早朝に発ちたいのでここに素泊まりする。ボリュームありまくりな「かねき」のオムライスを夕食とし、ジャスコで買い出しして就寝。

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Gunmaとは言えあまり早起きできず、土曜6時半の出撃となる。里は良い天気。チャリで須坂から高山村へ、さらに牧集落からは激坂登りとなる。周辺の山岳路は去年の台風でずたぼろだが、この県道112号は奇跡的に健在で、昨日の15時に冬季閉鎖が解除されている。標高差1600m余、かなり体力を使い果たして毛無峠に到着。例の群馬県巨大標識で記念撮影。

栄養補給を済ませ、合羽・長ジャージ・トレランシューズ・ゲイター・藪漕ぎ用の軍手・熊鈴・水食糧・地形図・コンパス・GPSログと万全の準備をして10時過ぎに作戦行動開始。不要不急の県境跨ぎを控えよとの政府通達を無視して群馬県に侵入する。まぁ誰も居ないから完全に無問題だろう。と思ったら第1群馬人発見(いや多分長野県民だけど)。息子が小串鉱山に向かったと言う。確かにつづら折りのジロー坂を歩いているのが見える。しまった先を越されたか。こちらは遊歩道を急行し、御地蔵堂には先着する。

Senko御地蔵堂の東側は土石流の跡。これも去年の台風かしら。さて今回最初の宿題は毛無隧道。車道が大きく切れ落ちている所を巻いて来た、さっきの若者とすれ違う。ジロー坂の方は問題なく通れるそうで、有り難い情報だ。うろうろ迷うってようやく藪の向こうに毛無隧道を発見。かつて様々な人間ドラマがあったであろう、長野県側に通じるトンネルだが、今は完全に塞がれている。

小串鉱山の探訪はこれで何度目だろうか。だが東側のエリアはまだなので、次の宿題は選鉱所。ズリ山を下りたり沢を渡ったり、ザ・ブルーハーツの「旅人」さながらに冒険している。斜面に沿った遺構は迫力があり、巨大遺跡の趣。頑張ってよじ登る。またさっきの若者とすれ違う。半袖短パンでよくやるわ。

Slime最後の宿題は東エリア最深部のスライム沈殿池、略してスラ沈。遠くから見たことさえない魅惑の理想郷。DVD「記憶〜雲上のまち小串鉱山〜」でも紹介されており、是非この目で確かめたかったのだ。平坦な道跡を進むとほどなく眼下に現れる。さらに笹薮を漕ぎ、池のほとりに立つ! ちょっとググった限りでは湖畔まで下りた例は見つからず、秘境中の秘境。スライムとは細かい砂の意味だったか、鉱山の廃棄物なのでろくなもんじゃないんだろうけど、しばしその美しさに見とれる。

Kaisenスラ沈を一周して宿題は完了、選鉱場に戻る。もう主要な遺構は行き尽くしたと思うが、変化が気になる所もある。ズリ山を砂走りのように駆け下りて小中学校へ。小串鉱山跡の象徴だった回旋塔は、ネットで伝え聞いた通り崩落している。風雨か、雪の力も相当なものだろう。諸行無常。

もうひとつ、山神社を探すが激しく迷う。ここまで脳内地図だけで行動してるから、今更かばんから地図を取り出すのが面倒なのだ。ぽつぽつ雨が降ってきて気持ち焦るが、どうにか鳥居を発見。ひどい藪を進むと、祠はひっくり返ったまま。5年前もそうだったし、より激しく損傷している。もっとも御神体は御地蔵堂の所に移転しているから大丈夫だ。

Jiro今から西エリアの最深部、職員クラブは無理。5年前に行ったからいいや。右に左に彷徨いながら藪を登り、車道に戻った所で三人組に会う。「この下に何があるんですか?」と驚いた様子。それにしても実質解禁日の今日を待ちわびてた人が私を含め5人いたことになる。あとはゆっくりジロー坂を登り、14時過ぎに毛無峠に帰着すれば、疲労困憊で冒険はここまで。ああ楽しかった。小串鉱山探訪はこれで一段落だが、また来る日もあるだろう。

先程の雨で路面がウエットなので、チャリでの下りは慎重に。長野駅まで走って輪行、駅ビルの明治亭でソースかつ丼を夕食とする。たんぱく質が心身に沁みる。スーパーやホームセンターはどちゃくそ激混みなのに、飲食店はガラガラで可哀想。やはり自粛(ニッコリ)=悪魔なんだな。

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日曜は身体じゅうが筋肉痛。夕方遅くにやっとジョギングに出て、アルプス公園近くの展望所へ。水星を見たかったが、西の空は雲が多くて断念。まだチャンスはあるかしら。

→Facebookアルバム: 毛無峠・小串鉱山2020

5/10 マスカレードサイクリング

同調圧力に負けるなんて最悪の屈辱、何とか県内だけでも…。とGWサイクリング旅行を画策したものの、キャンピングは治安の良いことが絶対条件。他県ナンバー狩りが横行するサツバツとしてマッポーめいた世情、「私は旅人です」なんて格好で自転車を漕いでりゃ、何が飛んでくるか分からないしネット私刑に遭う。軽装ホテル泊にしても、例えば飯田では市外からの宿泊受入れを自粛せよとの通達が出ている。これは楽しくない。

Omachi旅で訪れただけの縁もゆかりもない松本にそのまま住み着いているのだから、ここに居ながらにして旅をしているようなもの。と自分を言い聞かせ、結局はステイホームタウンすることにした。ゲームの消化、部屋の片付け、ギターの練習、ゲームの消化、ゲームの消化…、やることは沢山ある。軽いサイクリングに出ることはあっても、原則としてマスクをしながら遠くて大町まで。つまり松本盆地から出ていない。ジョギングに至っては半径10km圏内で、だいたい夜間に行う。身近にもちょっとした発見がいろいろあるけど、やっぱり消化不良で連休は終わった。7日(木)から通常出勤。働く場所があるだけラッキーだろう。

相変わらず更新が滞っているむらよしギムナシオンのページに、去年5月のGW房総ツーリング、そしてグランフォンドKOMOROの記録をアップ。グランフォンドKOMOROは今年中止となった代わりにズイフトイベントをやってるけど、そんな恵まれた環境がなけりゃアウトオブモスキートネット。もちろん努力してやれるだけのことはやってるのだから陰ながら応援する。今後、自粛という言葉が忌み嫌われる世の中になることを願いつつ、もうちょっとだけ我慢が続くんじゃ。

4/10-12 高遠城 高くて遠い 花見走

Fukuyo金曜は有休をとってチャリで南へ、善知鳥峠を越えて伊那谷に入る。バイパスの箕輪ジャスコを過ぎて天竜川を東側に渡り、さらに東の坂を少し登ると福与城跡というのがあって、寄ってみる。河岸段丘を利用した平山城で空堀などの遺構が良く残り、しかも広い。黄色い水仙とピンクの桜が見事な花の競演で、もうお腹いっぱい。他に訪問者はパンクっぽい兄ちゃん1人だけだった。

View伊那市高遠の友人宅が目的地だが、連絡違いがあって面会できず。勝手な輸送任務だけ果たしたからまあいいや。天下一の桜、高遠城址公園の遠望ポイントを巡ることにする。定番の鉾持神社近くからは仙丈ヶ岳も良く映える。さらにローズガーデンにチャリを駐め、歩いて登って行くと展望ポイントがある。眼下にはピンクに染まった城址公園、奥には中央アルプスの絶景。実は去年のロゲイニングのチェックポイントで、参加してなければ知ることもなかった、穴場中の穴場。

一応城の入り口も寄るが、時節柄閉鎖されている。土産屋はやっているので高遠まんじゅうを買って、伊那北駅から電車で帰る。

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土曜は毎月のピラータギターサークル。ジョギングで通うのに良い季節となった。

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Asahi日曜は引き篭もるつもりだったが、先日の朝日村ジョグで心残りがあった場所にチャリで向かう。桜坂公園、だがここはまだ一部の木が開花したばかりで、見頃はまだまだ先のよう。当然他に誰もいない。薬師堂や山崎公園、沓沢湖跡などをぶらぶらして、スーパーで買い物しつつ帰る。世の中めちゃくちゃだけど、どうせ単独走、自分のやってることはあまり変わらない。

むらよしギムナシオンに、去年の高遠フォトロゲの参戦記をアップ。協力して優勝に導いてくれたチームメイトらに改めて感謝している。落ち着いたら、また結集したい。

3/28-30 善光寺への道は悪行への道か

Asahi先週は朝日村へ行きたかったが、激しい土埃が観測されたため諦めて美鈴湖方面のトレイルを走っていた。この土曜、改めて朝日村方面へジョギングに出る。信州スカイパークを過ぎてからは地形図を片手に、道選びを楽しみながら進む。かつて東日本を救ったあの巨大変電所を経て、朝日村役場のファミマで小休止。先週ここで行われる筈だったロゲイニングは中止になったが、やっぱりこの村を走りたいのだ。来年やると言うが、自分が参加できるかは判らん。

Kannonもっと奥地へ登りかけた所で雨がぽつぽつやって来た。経験上、谷に入るほど降りが強くなることが多い。装備不十分のためカットし、アイススケート場を経て塩尻へ向かう。少し南の山側に入り、埋立工事中の沓沢湖跡を経て観音路隧道へ。中信地方有数の心霊スポットとして知られる狭いトンネルの中を走ると、足音が幾重にも反響して人の声に聴こえる。コワイ!

無事に塩尻市街地へ抜け、もう夕方前で焼き立ておやきは売り切れてるだろうけど、ラブライバーとしてスルーは出来ない旬菜花へ。ルビィ祭壇は相変わらず。冷凍モノを買いつつ、35km走り終えた塩尻駅から電車で帰る。これで3月も先月に続きジョギング300kmを達成。月初はモチベーションを大きく落としていたけど、良く立ち直ったと思う。ここで腐ったら大事なものを失う気がするんだ。

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日曜は結構な積雪のため、夕方に近所を軽くジョギングする程度。

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Iku月曜は有休。久々に自転車で長めの距離を走るべく、国道19号をずっと北へ進む。青看の、目的地までの距離表示がぐんぐん少なくなっていく感覚も久々だ。曇り空だが雪景色が眩しい。さすがに無補給は厳しく、一旦補給食を摂りつつ長野市街地へ。約80km走り、ファミレスのココス尾張部店が目的地。ガルパンおじさんとしてスルーは出来ない、キャラクターポップ(西住まほ)設置店である。デザートにキャンペーンメニューの戦車ケーキも食べて気力回復。善光寺をお参りして長野駅まで。今の脚力だと松本までの復路自走はキツいので、おとなしく輪行で帰る。整備がずぼらなので、たまに輪行することによって各パーツの状態を把握するのだ。

Zenさて東京都などでは不要不急な外出を控える要請が出ていて、長野県においても県外への往来を控える要請が出ている。ツイッターでは「五月蝿くないことを大前提に」楽しく役に立つ情報をくれる方をフォローしているが、そんな安心と信頼の我がタイムラインでさえ、外出行為を非難する声が聞かれるようになった。これは重い。そんなにいらいらぴりぴりしてたら免疫力が下がるよ、なんて言えば神経の逆撫でにしかならない。

一応「COVID-19を乗り越えるサイクリストとしての行動」の指針に沿った行動を心掛けるが、皆が皆節度を持った行動を取れる訳じゃないので連帯して自粛すべきだ、ということも解る。正直SNSでのワークアウト報告はやりづらくなった。だがストレスを上手に解消し、激し過ぎない程度の運動で抵抗力を維持することは理にかなっている。正解が見えない悩みの日々、走っている時くらいは思いっきり楽しもう。

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