1/4-5聖地めぐりのバカは走る

Hazu土曜、知多半田のホテルをチェックアウトし、名鉄河和線で終点の河和(こうわ)駅へ。知多バスに乗り換え、車窓の知多湾に朝日が昇る。「岬めぐりのバスは走る〜♪」乗客は3人、最後は自分1人で終点の師崎港(もろざきこう)に到着。羽豆岬(はずみさき)の遊歩道を散策すると、展望台からの景色は最高。半島の先端に来た感がある。

海っ子バスに乗り継ぎ、今度は伊勢湾を眺めながらの旅。また乗客1人になる区間もあったが、そこそこの乗り降りはある。それにしても料金が安い(町内160円均一、町境を越えると300円均一)。行政から相当な補助が下りているのかな。内海駅で下車し、名鉄知多新線に乗り換える。海岸から離れた何もない丘陵を高架やトンネルで抜ける、ちょっと寂しい路線だ。

知多半田を通り過ぎ、太田川駅で下車。先々月の知多半田ロゲイニングin東海市の舞台で、成績は申し分なかったが二つ心残りがある。という訳で唯一取りこぼしたコントロールポイントをジョギングで回収に行く。そう遠くもない横須賀埠頭、ここが東海市の海だ。もう一つの心残り、坂角総本舖のえびせんべいも近くの本店で購入。帰ったらたっぷり食うぜ。

Centrair尾張横須賀駅からの名鉄常滑線はさすがの混雑。終点の中部国際空港で下車し、空港内やデッキを探索。何を買うにも高いわ。で、飛行機に乗るわけじゃなく津エアポートラインという高速船で旅立つ。空港と同様、船も忍者文字の案内があるなどやたら忍者仕様だ。津なぎさまちからは歩いて津城を経由しつつ、津新町駅から近鉄線に乗る。

伊勢中川での乗り換え時に車内アナウンスを断片的にしか聞いておらず「大阪方面は右のホームから発車します」とだけ覚えて右の列車に乗ったら、名古屋方面に戻ってしまうというミス。あわてて次の駅で引き返すが「ぼーっとしすぎだろ…」とちょっと自己嫌悪になる。いや、普段の旅程が完璧過ぎるから、たまの失敗はスパイスかもね。到着が1時間遅れる、と先方にメール。

大和八木、橿原神宮前で乗り換え古市で下車。親戚の家に泊まる。

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Muko日曜は柏原駅から18きっぷ使用。梅田のヨドバシカメラで買い物を済ませ、京都方面へ。いつもは向日町で下りるところ、趣向を変えて長岡京駅で下りる。若干歩く距離が増えぎりぎりになったが、向日市天文館のプラネタリウム版planetarian、冬ロングバージョンの上映に間に合わせた。バージョン違いがあるとはいえ、もう何度観ただろう。ただ今日が最終上映日で、昼の回から満席に近い大盛況。夕方の回はもっと大変かな。

Incline向日神社にお参りし、東向日駅から阪急に乗って終点の京都河原町駅で下車。今日のジョギングはここから、放課後さいころ倶楽部というアニメの聖地巡礼をする。祇園巽橋、蹴上(けあげ)の「ねじりまんぽ」やインクライン、鴨川沿いに出町柳、鴨川デルタの飛び石を渡るなど、京都観光に疎い自分には新鮮な旅路だった。今出川駅から地下鉄で京都駅に移動し、18きっぷに復帰する。

ただし中津川から塩尻までは各駅停車が苦行すぎるので、別料金で特急に乗る。明日からの仕事を考えると、つい弱気になってしまう歳なんだ。ともあれ連日、短距離ながらジョギング移動を取り入れつつ東へ西へ、自分らしい年末年始休みを満喫できたと思う。

1/2-3 今日は大洗 明日は沼津

JR金町駅から18きっぷを使う。松戸、我孫子、成田、佐原で乗り換え鹿島神宮駅で下車。少し歩けば鹿島神宮の賑わいだが、まだ10時前なので本殿の参拝はあまり並ばず出来た。奥宮の方は行列になっているので諦め引き返す。30余年前にも来たはずだけど、記憶と合わないな。

Furano鹿島神宮駅から気動車に乗り、鹿島サッカースタジアム駅を通過すると鹿島臨海鉄道となる。車内精算票に味がある。車窓は途中に北浦が見える程度で、大洗駅で再び下車。ガルパンの街をジョギングで周ろう。まずシーサイドステーションで、早くも時計を止める。アウトレットモールの賑わいは今いずこ、空き店舗が目立つが、ガルパンギャラリーは盛況。グッズを買って、向かいの食堂で名物のあんこう鍋を頂く。良い味と歯ざわりだが、ポン酢を置いといて欲しかった。まあ三が日でも開いていて、一人前が用意されてるだけでも有り難い。

Toriiマリンタワーにも入場してみる。アニメの舞台を一望できるのでテンション上がる。エレベーターを2階で降りると否応なくガルパン喫茶に入店せざるを得ない罠。まあいいや、アフォガードを頂こう。あれ、俺は今ジョギング中だったような。

ジョギングを再開し、大洗磯前神社へ。午後ともなるとびっくりする程の行列で参拝は諦めた。また来よう。聖地巡礼をこなしつつ市街地を抜け、駅前へ戻る。水戸経由で実家に帰り、もう一泊。

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Koudu翌日も18きっぷ、東海道線で西へ旅立つ。国府津駅で途中下車すると、国道1号の沿道は人だかり。どうにか応援できるスペースを見つけたところで、箱根駅伝復路7区の先頭ランナーがやってくる。少し間を空けて2位グループ、さらに間を置いて…ピンクのナイキシューズを履いているランナーが多い。ビリは筑波大学、母校ではないが応援に力が入る。ガルパン大洗のフラッグを振ったが目に入っただろうか。

列車に戻るがダイヤが乱れている。三島で下車するも三嶋大社の参拝は諦め、伊豆箱根鉄道に乗る。Over the Rainbow号はダイヤ様の誕生日を祝すヘッドマーク。発車メロディがHappy Party Trainなのも嬉しい。伊豆長岡駅で下車し、ジョギング開始。三津坂トンネルを抜けて我らがラブライブ!サンシャイン!!の聖地内浦へ。湾越しの富士山が美しい。

Diaジョギングは三の浦総合案内所まで。ダイヤ誕の飾りが残っていて嬉しい。ここから路線バスで海を眺めつつ、沼津駅へ。ラクーン屋上などをぶらぶらしてから、また東海道線に乗車。大府で武豊線に乗り換え、半田駅で下車する。知多半島の中心にありビジネスホテルも集中するが、繁華街が無い?不思議な街だ。安い所にチェックイン。

商業的には二大聖地と言える大洗と沼津を巡り、贅沢な二日間だった。アニメというカンフルがなければ衰退する一方だったであろう点で共通する二つの街に栄光あれ。

2019/12/31-2020/1/1 コミケなる劣情の誇り

Daiba年末年始と言えば九州や北海道を旅することも多いが、今年は実家に帰る。ただ帰省して終わるものではない。

と言うわけで大晦日、青春18きっぷとりんかい線でお台場の地に降り立つ。ラブライブ虹ヶ咲編の聖地巡礼で来たのだが、折しもコミックマーケットなるイベントが開催中。お泊まり荷物が多くて保安検査が面倒なので諦めかけたが、首尾よく空いてる駅ロッカーを見つけたので預け、企業ブースだけ入場してみる。うわあい、コミケ初めて! なるほどこんな感じで物を売ってるんだなーとだんだん解ってきたが、キャラは違えどクリアファイル、キーホルダー、アクリルスタンド、タオルや枕...なんだか似たような物ばっかり。戦利品は放課後さいころ倶楽部のキーチェーンひとつのみとした。

Big同人サークルスペースの、あのビッグサイトスゴイデカイビルは皆ずらずら帰る時間だし、その様子だけ眺めて帰る。いつかちゃんと「参戦」したいものだ。夜は紅白歌合戦を最初の一曲だけ観てさっさと寝る。

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元日は実家でごろごろ。せめて近所の水元公園をジョギングで回り、隣接する香取神社で初詣とする。昨日とうってかわって風が穏やか。

12/7-8 ジョグ&ウォーク&トレイン&サイクリング&ドライブ

Pirag今年の予定も概ね終わり、走らない12月に突入。この土曜も岡谷までジョギングするつもりが、峠越えがしんどそうで塩尻までで打ち切る。でもいつもとちょっと違う道を走って違う景色を見たり、南熊井城跡を発見したりと、旅としては楽しみつつ。電車で松本に戻り、市内でもぶらぶら歩いてお買物。

夜はチャリで人肉坂を登り400mアップ、サイクルカフェピラータへ。クラシックギターコンサートを聴く。聴くだけだから気楽なもんだ。先日も同じデュオが近所の珈琲店でやっていたので聴き比べる形になったが、無粋なクルマの騒音が無いなどこちらの方が環境が良い。ほぼ満員の客席にはフルートや琴の奏者もいて、もしかして松本の音楽界ってこの店でゆるーく繋がっているのでは?なんてね。

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Muro日曜もあまり走らず。三郷のちっちゃいジャスコ(ビッグ)にクルマで買物に行き、ついでに室山までジョギングで回る。これも室山地下の宇宙線観測所や、農地に立つ謎の3つの光を間近で見て謎のままなど、いろいろな発見をしつつ。

去年11月のツーリングから一年間をオーバーしてしまったが、上高地キャンプ記をアップ(手元のFirefoxではなぜか文字化けするが、一時的なバグと思われる)。今年は寒い時期にキャンプをする気なんてサラサラ無いわ。でもどこか星空の綺麗な所に行きたい。

来年4月は、長年参加し続けた長野マラソンから一旦離れ、かすみがうらマラソンにエントリーした。実家泊が可能なのが理由。サブスリーを目指すようなシリアスランナーは卒業したのか、またやるのか。年が明けたら考えよう。

11/9-10 東海道四十三コントロール

元々この土曜は響けユーフォニアム定期演奏会のチケットを申し込んでいた。合わせて参加できるイベントが京都か名古屋あたりにないか?と探して、日曜の知多半島ロゲイニングにエントリー。ユーフォはあえなく落選したので予定変更を余儀なくする。土曜は一年ぶりに沼津を聖地巡礼しよう。

Enoo松本からJR身延線を経由し、東海道線の吉原へ。ずっと憧れていた岳南電車に、硬券を買って乗り込む。車窓に工場群や住宅街そして富士山を映しながら、またゴング式の踏切音を聞きながら終点の岳南江尾(えのお)駅で下車。

おもむろにジョギングを開始し、愛鷹山麓の美味しそうな茶畑の坂をがんがん登っていくと、新東名高速道路の駿河湾沼津サービスエリアに登頂する。まず上り線に侵入し、ラブライブプレミアムショップへ。知人に頼まれていた分も含めン千円のお布施をする。下り線にも侵入し、モッフル店を発見したので抹茶味を頂く。家庭用は昔よく食ったが、店舗のは初めて。懐かしい食感。

NeopasaJR原駅に下山してジョギング終了、12kmくらい。電車で沼津駅に移動する。帰ってきたー!って感じがする。もう脚は使いたくないので近くを散策する程度にし、大黒屋では映画にも出てきた今川焼を頂く。気分はすっかり海道一の弓取り、さあ桶狭間に攻め込むでおじゃる。

やば珈琲店で一休みし、ヌーマーズでCD、駅ビル水口園で静岡茶を買って電車で三島へ。新幹線こだまで一気に三河安城までワープし、大府連合首長国で武豊線に乗り換える。今日の目的地は半田駅から少し歩いた町外れにある、サンポートという安ホテル。途中でシキシマという食堂を見つけ、とんかつを注文。旨いなぁ、ソースが旨い。これは思い出の味になる。

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Gate日曜も天気晴朗なれど風が冷たい朝。セルフ管理メントがなっておらず喉が痛いが、走れなくもないだろう。知多半田から名鉄で太田川に移動する。京急蒲田めいた要塞駅で、3階ホームから今日の戦場となるテレインを一望する。地名は大田町で、大会プログラムの地名表記は誤っているが太と大の間違いは良くあること。駅前の大屋根広場が「知多半島ロゲイニングin鉄とランのまち東海市」の会場。大規模な鉄鋼工場群が市の安定財源であり、洋らんの栽培も盛んらしい。私の母の旧姓(百合草)は知多半島由来だが、東海市を訪れるのは全くの初めて(韓国の東海市ならやたら歩いたことがある)。ロゲの長野県外遠征は草津温泉以来2度目で、ソロだと初めてだ。不安と期待で胸いっぱい。

3時間の部と5時間の部、合わせて204名が一斉にスタート。ソロは5時間のみとなる。予想通り縦長のマップで、縮尺1:25000で手の平ふたつ分なら全部回れるのでは?...仮に捨てるなら西のエリアなので最後に残し、まず北に向かって走る。プランニング的には絶妙に(参加者としてはイヤらしい具合に)コントロールポイントが散らばっていて、取りこぼしが無いように進むのは難しい。正直ベストかどうか自信は無いが、加家公園を南北に分断する独自ルートで行こう。

Buddha通過証明となる写真はデジカメでも良いが、「愛ちた!ナビ」というスマホアプリ使用が推奨されているので使ってみる。フィニッシュ後の得点計算が不要になる反面、撮影時には画面を良く見て何度もタップする必要がある。僅か10秒でも積算すれば5分以上のロスになる訳で、勝負に徹するならデジカメの方が良かったかも。

聚楽園(しゅうらくえん)の大仏を見て、最北エリアへ。最高点のガスエネルギー館は工場敷地に囲まれ、人が通れる道は限られている。航空写真で事前サーチ済みなので不安なくクリア。問題は氷上姉子神社本宮で、トレイルが迷路のよう。コンパスと嗅覚めいたカンでどうにか発見する。他の参加者も苦労していた。この辺は名古屋市の辺境で、桶狭間が実際近い。

Canal長野県を水源とする愛知用水に沿って南へ戻る頃、時間が半分経過する。マップ全体をもう一度見渡すが、パーフェクトを達成できるかまだ微妙だ。美味しそうなみかん畑のアップダウンが続き、意外に景色が良い所も。整備された公園も多く、長野県と違って凍結の恐れが無いため飲料水道がたいていあるので助かる。

Suzuka製菓店でふるまいのわらび餅を頂き、終盤は南エリアへ。だいぶ走行ペースが落ちているし、コントロールをすんなりまっすぐ繋げず時間が掛かる。25番の一望スポット、ちょっと地図間違ってるよ。参加者としては疑心暗鬼に陥る恐れがある。街中は信号待ちも多くなり、結局数分不足する見通しとなった。最西端は諦めよう。通過証明とは関係ない風景写真をばかばか撮っていたり、細かいミスもいくつかあったし、もうほんの僅か走力があれば・・・とタレレバを言ってもしょうがない。何を捨てるか?がロゲの醍醐味だ。

Mapfin全44コントロール中43箇所を回り、5分余り残してフィニッシュ。走行距離は45.5kmで、やはり春季に比べると走力がガタ落ちしている。やがて表彰式が始まる。男女混合チームのトップも43箇所回っていて、経路やタイムを考えると私よりハイペースだったのでは? さて男子ソロは…愛知県の強豪が集まっていればパーフェクト当たり前でタイム勝負になっていただろうが、OMMという大会と日程が被ったらしく無事優勝、表彰台の一番上に登頂する。中村リョウタと呼ばれるが、正しくは良大(よしひろ)だ。まぁ太と大の間違いには慣れっこなので放っておく。

ぶっちゃけロゲイニングって麻雀並に運の要素があると思う。おまけに全カテゴリ総合で最高得点(1173点)の副賞も頂いた。インタビューがあり緊張するわ。全体を通して長野県内の大会とはまた違ったホスピタリティがあり、良い大会だった。知多ロゲ再挑戦もあるだろう。ツイッター相互フォローの方にも声を掛けて頂いた。

Mountain東海市で一銭も使わないのも悪いし、駅前の本屋で知多娘。グッズを買い漁る。カワイイヤッター! さよなら東海市、また来るよ。金山で地下鉄に乗り換え、負けたら罰ゲームとして訪れるつもりだった名古屋の軽食喫茶マウンテンへ。異常な甘口メニューが、実際好きなんだ。ローリング☆ガールズの聖地だし。甘口りんごスパにストロングコーヒーを付けて、ここでも無事「登頂」。

三角形を書くような鉄道ルートを終え、松本駅前に降り立つ。「ああ楽しかった!」旅とはこうあるべきなんだ。おっと、自宅玄関に帰るまでが旅だったね。これで今年のレーススケジュールは全て終了。来年は長野マラソンに申し込んでいないし白紙の状態だが、ぼちぼち考えよう。

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通過証明のCP写真などはこちら→Facebookアルバム: 知多半島ロゲイニングin鉄とランのまち東海市

10/27 ノクタンといっしょ

Pirata今年もピラータ音楽会の日がやってきた。月に一度のサークル練習日に、ギターを担いでジョギングで登ることが多い美鈴湖畔へ、今日はクルマで行く。昼前から始まり前半は屋外で賑やかなバンド演奏、後半は店内で器楽や声楽がメインとなる。プロ級の方から初心者まで、飛び入りOKの自由さが良い。

Yさんのニキータ・コシュキンに続き、自分のソロはショパンのノクターン(9-2)タレガ編。この難曲を新たに暗譜できるほどもう頭は柔らかくないのだが、23年前に一度演奏したものをある程度、指が覚えていてくれた。技術的には自分でできることの醜態…集大成。本番となると緊張などでデバフが掛かり、どうしても下手の横好き感が丸出しになる。弾く側も聴く側も一度きり、つまり一期一会であることを意識しつつ、何とか終えた。

Trioギターサークルと言っても現状3人。アンサンブルはトリオで佐藤弘和の「光の街」。タイトル通り明るい曲で、開放弦を大胆に使う。佐藤弘和と聞いても知らなかったが、「四大元素」の音源は聴いたことがあったかも知れない。最後にギターデュオ+Gさんのカホンでいわゆるコーヒールンバ。これも学生時代に弾いたことがあるが、パートを変更したので実質初演。サイクルカフェの雰囲気に合う、楽しい演奏になった。これが音楽だ。

特別メニューの牛丼と、いつものコーヒーを頂く。同時開催のガラクタ市で自転車パーツを確保しつつ帰宅。来年も参加したい。できるだろうか。

ジョギングトレーニングは土曜に田溝池ハイペース、日曜に薄川スローペースで合計30kmほど。5時間ロゲイニングで戦うにはスタミナ練習が不足しているが、まだ慌てる時期じゃない。って2週間後じゃん。

10/5-7 長野の中信でランを支えたくだもの

土曜、新しいシューズ(アディゼロ匠練3)のシェイクダウンを兼ねて松本マラソンスタート会場の総合体育館まで軽く走る。前日受付とかエキスポとか無いのでまったりとした雰囲気。仮設トイレ群に謎動線が作られているが、これ機能するのか?

Saxギターの弦を買う用事があってチャリで街へ下りる。松本マラソン垂れ幕を見ておこうと駅前に行くと、チェッカーズのメドレーが聴こえてくる。サックスアンサンブルの演奏だ。Song for U.S.A.を吹かれたらその場に泣き崩れてしまいそうだが、別の曲で安心? 最後まで聴いてから帰宅。

先月のジョギング量は215km、これでも例年より多い。食事コントロールとか特にせず、陣馬形山ヒルクライムやコモロケを捨てて集中しているという建前のマラソン本番を迎える。

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Start日曜朝、7時半になってもまだ自宅でまったりしてたり。小走りで会場に向かい、ランナーとして参加のM島さんに偶然会えたのは幸い。荷物預けは制限1分前。トイレの動線はやはり機能してなかった。更衣室2階のトイレ空いてるよ…。Aブロックの後方でスタート時刻を待っていると、雨が降ってきて寒い。8時半に号砲、37秒でラインを跨ぐ。沿道で会社の先輩がボランティアをしてる。1km地点でイッチロー'っていう芸人がパフォーマンスしているのは笑えるが、ラップ欠測したがな。

今年が第3回となる大会。定員一万人に対し募集は難航し、八千人程度のエントリー。やはり計画段階で運営委員会が言ってた通り定員五千人にして、様子を見て年々増やしていくべきだった。地元政治家が「長野と同じ一万人規模にしろ」と言ったのではないかと憶測している。序盤から道が狭く、後方ブロックはかなりのストレスになってしまうだろう。下り坂なのでAブロック走者ならペースを組み易いのは利点だが。

松本城前を過ぎ、沿道の応援が多い中心街。いつもはマイカー気違いで大渋滞している道路を、今日はマラソン気違いが埋め尽くしている、この気分の良さ。南へ向かい、しばらくはゆる~い登りとなる。北風が背中を押してくれるので、思ったより楽。一昨年は後半で大撃沈したので慎重に走るが、まだ不安でいっぱい。田川高校前のブラスバンド、まさかの津軽海峡・冬景色。折り返して向かい風区間は少し速い人に食らいついて楽をする。曲の演奏はYMCAに変わっていた。思わずYMCAしながら通り過ぎる。

塩尻エイドでは黄華という品種の、皮ごと食べられるぶどうが旨い。エナジージェルとか持参してないので、給食が命綱となる。国道19号・篠ノ井線・奈良井川を西に渡り、中間地点で1:37'31"。3:15'ペースランナーと愉快な仲間たちはまだ2分くらい先を走っている。エイドでミニまんじゅうを4つ食い、空港東の激坂をハイピッチ走法で攻略。消防ラッパに両手を振り上げつつ信州スカイパークの園路に入る。エイドのりんごがまた旨い。デシコって人のライブにも元気を貰う。

フィニッシュ会場を右に見てまだ27km地点なので精神的に辛いという意見が多いらしいが、なに甘ったれたこと言ってんだフルマラソンなんだから42km走って当たり前だろと思う。スライド区間が多ければ交通規制を低減できるし、ランナーとしても大勢とすれ違えるメリットがある。(中心市街地をゴールにしろだのという意見もあるが、長時間の交通規制が運営にとってどれだけ胃に穴が開くような仕事なのか、考えて欲しい。)

後半撃沈の不安をよそに、今日の脚はむしろぐんぐん加速を始めた。絶対無理と諦めかけていた3:15'ペースランナーと(略)に、33km地点でついに追いつく。空はすっかり晴れて、集団内だと暑いので追い越してしまえ。

Lastしかしいつもの通勤ルートなのに「こんなに長かったっけ」と思ってしまう、ゆるい登りが体力ゲージを一気にすり減らす。知人の応援にサムズアップを返すが、とうとうキロ5分をオーバー。3:15'ペースランナーに追い付かれる。愉快な仲間たちは殆ど振り落とされてるが、まだ数人がしぶとく付けている。向かい風区間なので1kmだけ乗せて貰う。おかげでゴールの見通しが立った。

ペース配分は悪くなかったが、後半の加速をもうちょっと後にすれば良かったかな。力を使い果たしてラスト2kmはもがくように、フィニッシュ。タイム的にもスリリングで楽しかった。アプリで確認すると記録3時間14分46秒で、ネットは3:14'09"。惜しくもネガティブスプリットならずだが、ほぼイーブンペース。そりゃサブスリー云々の春マラソン(長野)に比べると情けない数字だが、今の実力は十二分に出せたと思う。全出走7134名中262位なら、Aブロックランナーの面目も保ったのでは。

Track消耗が激しくて、そばのふるまいを喉に通すのはちょっと苦しかった。でもりんごのシャーベットジュースを頂いて、一気に食欲回復。これ、松本マラソンのやべーやつな。出店でチーズハッドグなるものを初めて食い、もう大丈夫。写真を撮り回っていると競技場から茅原実里の曲が聴こえる。あっちのダンスパフォーマンスも見に行こう。

充分に休み、フィニッシュ会場をリーブ。市街地の大外を回るシャトルバスで、すやぴー。祭りのあとという雰囲気のスタート会場に戻る。近くのジェラート屋さんが移転してしまったので、コンビニでアイスを買って帰る。

Medal去年は台風の影響でJR東日本が史上初の計画運休を発表し、準備を進めていたものの万事休す、中止を余儀なくした。その時のエントリー者は、今年フィニッシュすれば二年分の完走メダルが貰える。この二つがぴたっカチッと嵌合するデザインで、凄く感心する。事情を理解しない人からさんざん悪評された去年の無念を晴らす、物語性を感じずにいられない。スタート前後のストレスを除けば運営もコースも水準以上だと思うし、もっと評価されて良いだろこの大会。

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月曜は有休を取ってでっかいジャスコの串家物語で暴食するパターン。あとは引き篭もってパソコンに向かい、去年10月の第1回伊豆スカイライン国際ヒルクライムの参戦記をアップ。今年も参加を考えていたほど楽しい自転車レースだったが、土曜開催への変更と、コースボリュームのわりに料金が高いせいか人が集まらず中止になってしまった。諸行無常というにも早過ぎる。

次戦は来月の知多半島ロゲイニング。上位を目指すのに今回の松本マラソンの結果は・・・ぎりぎりってとこか。明日から頑張ろう。そして、次のフルマラソンはついに長野から離れて霞ヶ浦か? 自転車のツールド八ヶ岳も気になり、迷い中。

9/14-16 ほんまもんのばったもん

Onodachi秋晴れの三連休。まずジョギングで向かう先は諏訪。自宅からいつもの五千石街道を通り、高速の側道を登って行くと畜産試験場が何だか物々しい。豚コレラで全頭処分って後で知った。道の駅小坂田公園に寄ってから、旧中山道で旧塩尻峠へ。展望台からは富士山も見え隠れする。岡谷側は激坂下りが苦しいが、下りた所に水場があって助かる。

Katakura

下諏訪の富士アイスでじまん焼きを買い食いしつつ、上諏訪の諏訪観光汽船前まで34km弱で終了。よっしゃ今日はバッタおやきに在庫がある。まぁ想像通りの佃煮味だけど、トレーニング後の重要なたんぱく質だ。片倉館温泉に入り、電車で松本に帰る。

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二日目、うぅ…体調が悪い。昨日脱水状態のまま長湯したせいだな。引き篭もって去年のコモロゲイニング参戦記をアップする。ディフェンディングチャンピオン()として今年もイベントを盛り上げたかったが、松本マラソンの前日なのでやめとく。前週にあたる陣馬形山ヒルクライムも興味津々だったがエントリーしなかった。マラソン、もう一ヶ月くらい後にして欲しいなぁ。なんてワガママを考えるが、参加イベント数を絞るのも悪いことじゃない。

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三日目もほぼ引き篭もり。夕暮れにようやく全身の痛みが引いて、近所の12kmジョギング。慌てず少しずつ、走り慣れていく時期でありたい。

9/7-8 宇治の高嶺に涙降りつつ

Kashi青春18きっぷが2回分残っている。という訳で土曜の始発で大阪へ向かう。輪行袋を担いでいるが、自転車ではなくテレビ、サウンドバー、BDレコーダーを運んでいるだけ。最近開通した おおさか東線の新大阪~放出間を初めて利用しつつ、古市の親戚宅に泊まる。姪たちが元&現役の吹奏楽部員ということもあり、『響け!ユーフォニアム』の劇場版ブルーレイ2作も置いていく。

Suikan日曜朝、古市付近を軽くジョギング。さらに近鉄を乗り継ぎ、昼ごろ小倉駅で下車、ここからまたジョギングとする。JR宇治駅前からいよいよ『響け!ユーフォニアム』の聖地巡礼。気温36℃という厳しい残暑で滝先生もとい滝汗が、何ですか、これ。

「(楽器が)上手くなりたい!」と叫びながら走りたい宇治橋、あすか先輩練習場所の水管橋、ますだ茶舗では濃厚な抹茶ソフトクリームを、観光センターではささやかながら支援金を、宇治神社と宇治上神社をお参りし、大吉山はちょっとした登山、北宇治高校のモデル莵道高校、黄檗駅、京アニ本社、京阪六地蔵駅と来た。

UjiDaikichiTodou

1st

駅のすぐ近くに、京都アニメーション第1スタジオがある。もう手を合わせるしかない。改めて見ると、言葉にしがたい事件の生々しさが残る。やはり受け止められない、こればかりは時を巻き戻して欲しい。献花台はもう無く、ここで支援金を募っている訳でもない。ぽつぽつ訪れるファンは居るが、何らかの追悼施設が出来るまで人には勧められない。

KyotoJR六地蔵駅から今夏18きっぷ最後の旅。京都駅も響けユーフォニアムの聖地なので大階段などざっと巡っておく。中津川→塩尻のみ特急を利用し、台風の影響なく松本に帰宅。これから体力トレーニングはそこそこに、楽器が上手くなりたいな。

8/3-4 夢が鉢盛

Prime土曜の午後、フル装備のチャリで松本市内の自宅を出撃。うだる暑さだが、東側の鉢伏山にすっごい雨雲が掛かっている。西側の鉢盛山は微妙なところだが、そっちの山形村ルートを選んで走る。「お夏の碑」から朝日村に入り、中心部を通りすぎて御馬越(おんまご)の突き当り、標高950mにあるのがあさひプライムキャンプ場。ちょっと水場とトイレを借りるだけの自転車キャンパーにとって激安ビジホ並みの料金は高く感じるが、スポーツイベントなんてその土地に金を落とすのが存在意義だから、まぁいいか。実際せせらぎのフリーサイトはすごく気持ちが良い。じっとしていると寒い程だ。

Onatsu米を炊いてレトルトカレーとビタミンちくわが夕食。どうやら雨は降ってこないので、チャリで村中心部に下りる。「お夏まつり」…ネットにほとんど情報は無いが村民総出で盛り上がっており、特に子供にとっては松本ぼんぼんよりこっちがよっぽど楽しみだったんだなぁと。私は踊りをちょっと観てパンを買い食いする程度で、キャンプ場に登り帰る。200円で2分のシャワーが、一秒たりとも無駄にできないスリルを味わえる。

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Start日曜、少し明るくなってきた頃に撤収し、これにて本業(趣味)は終了。さて標高806mの朝日村役場に下りて、第2回日本三百名山鉢盛山2447登山マラソンの受付を済ます。距離38.3km、比高1,641m(積算だと+60m程)で、最高気温36℃?の酷暑に見舞われた去年の第1回は完走率54.5%という伝説的なサバイバルレースだった。自分の記録は5:18'余(参戦記)で、いくら標高差があるとはいえ長野マラソンの最終ランナーよりちんたら走ってたのはどうなの?と反省している。今年は予報33℃程度なのと、スタート時刻が30分早まっているから少し楽になるだろう。目標としては5時間を切って、さらに順位20以内が夢かな。トレーニングは7月200kmと、夏季は原則としてジョギングしない私にしては頑張った。須坂駅⇔毛無峠や、近所の城山遊歩道、Gトレイル等でそこそこ高低差にも慣らしてある。

それにしても参加者の雰囲気が一般的なマラソン大会と違う。みな脚がマッチョで太い。大会キャッチコピー「つわものだけが登ることを許される」の通り、本当に強者だけが定員いっぱい集ってしまい、気後れする。直前サプリは初めてベスパプロを試す。山頂コース参加者全員による記念撮影をして6時30分、だらだらとスタート。誰も行かないから、最初だけ私が先頭になってしまった。以降ずりずり下げる。順位を数えるが、アホだからだんだん分からなくなってきた。朝の曇り空は、御馬越あたりからもうかんかん照りに。さあ登るぞ。

Dirtばらけているが、多分10位グループの最後方で林道ゲートエイドを通過。ここからは未舗装路なので、ロード用シューズだと痛いだろう。今日履いているのはトレイル用のサロモンセンスプロ2、だがもうぼろぼろだ。大会攻略法のページにはしつこく「前半は温存して」と書いてあるが、登りの脚は登りのうちに使い切っちまう作戦。というかロゲイニング強豪のBさんにあまり離されたくなくて、つい追ってしまう。手持ちのスポーツヨーカンを食い、林道中間エイドを経て七曲りに入るといよいよ呼吸が苦しくなる。観念してペースを落とす。風は涼しいのに。

登山口エイドでバナナと塩飴を頂き、今回のテーマは「エイドでゆっくりしないこと!」なのでさっさとリスタート。Bさんと同時だったがもう完全に実力差がはっきりし、すぐ突き放される。膝を手で押しながらひいこら登り、村界尾根からは楽になる・・・が一度冷えた脚がつりそうで、やっぱり走れないわ。折り返してきたトップ選手らとすれ違いつつ、なだらかな所だけ少し走る感じ。

Norikura2:32'程で標高2447m鉢盛山山頂、の少し奥にある反射板に到達し登頂証の木札を貰う。穂高岳や常念岳は隠れ気味だが、今年は乗鞍岳が見える。お茶を沸かして1時間はまったりしていたいが、レース中なので1分も居られない。給水もないし、写真だけ撮ってさっさと引き返す。想定よりかなり早いので、後半に大崩れしなければ5時間は切れそうだ。それにしてもトレイル下山はやっぱり苦手で、後ろから迫ってきた選手にほいほい道を譲る有り様。村界尾根からの急坂はいよいよ脚の踏ん張りが効かなくなり、下る人優先なので登る選手を待たせてしまうのが申し訳ない。

腕もじんじんに痺れ一旦休んで補給すべき所だが、もうひと粘りして無事に登山口エイドに戻る。またバナナと、漬物等も頂きリスタート。ここを折り返し点とする林道コースの選手たちと混ざる。重力任せのペースで走っていると、山頂コースの選手が猛スピードで追い抜いていく・・・が、つってしまったようで先の方で止まっていた。以降、孤独なランが続く。いつになったらこの山奥から脱出できるのか。苦しい時は「マッチョアネーム?」を口ずさむと、ちょっとポジティブになれる。

今回ゲイターを装備しているので、靴の中に小石が入ってこないのは快適。だがウェア擦れが痛いのは想定外。汗のかき過ぎが原因だろう。スポーツヨーカンは走りながらだと食いづらいことが判明したので、予備のカーボショッツを服用しつつ林道ゲートエイドに到着。フラスク2本に入れていた塩水がもうからからなので、水を分けてもらう。

Hoseいよいよ熱風地獄のロード、去年ほどじゃないがさすがに暑い。針尾の集落に入ると住民が水シャワー装置などでもてなしてくれる。消防ホースぶっかけにはもちろんバンザイ突撃、生き返る〜。脚はもう終わっていて、また順位を2つ下げてしまうのだけど。20位以内は厳しいかな。残り1kmにある旧役場の新設エイドで給水し、最後に焼き土下座の坂を登らなくてはならない。なんとか走ってクリア。キャベツコーナーを抜けて、無駄に猛スパートして場を沸かせつつフィニーッシュ!

渡されたスポーツドリンクPETをすぐに飲み干し、もてなし給食へ。ああスイカが旨い、解凍トマトが旨い、キュウリが旨い、スープが旨い、サラダが全部旨い。おにぎりはちょっと喉を通りづらいけど…旨い。そういえばタイムは4時間38分位で、予想外の大幅PB更新となった。去年が遅過ぎたせいか。正確なタイムや順位は不明。今回はリストバンドによる電子計測がコース内の各ポイントにあるのだが、山奥で通信が確立できないため、機器を持ち帰ってからの解析になるそうだ。あと、山岳耐久レースチャンピオンという先頭ランナーが林道下りで軽快すぎて、元MTBチャンピオンのMTBによる先導が負けてしまったらしい。

Finish全身傷だらけでゴールした選手は、トレイルで落ちたか。ファミマで買ったコーラを呷っているうちに、林道コースの表彰式が始まる(もっと短いゲートコースはとっくに終わったようだ)。今回はクーラーの効いた庁舎の中なので、多少ギャラリーが居る。やがて山頂コースの表彰式も始まる。アスリートの女性はなんと美しいことか。庁舎内に飾ってある声優・羽多野渉さんのサイン色紙は、誰か気がついただろうか? まだ続々とフィニッシュする選手も居るが、参加賞のキャベツとスイートコーン?を受け取って、そろそろリーブしよう。フル装備のチャリでのんびり、松本市街地はさらに暑い。帰宅して洗濯したりテントを干したり。すぐ乾くから捗る。

完走率は山頂コース90.5%とのことで救急車沙汰も無し、と思ったら帰宅後にぶっ壊れて病院送りがいた模様。私も帰宅後、水やスポドリをいくら飲んでも飲んでも足りない調子だったし油断ならない。Web公開の記録速報によればタイム4時間38分05秒、総合順位19位/出走189名中で、何とかトップ20を確保できて嬉しい。後半だらしなかったので、次回出るなら今度こそ真面目に前半を抑えるべきだろう。という訳でこのコース、終始しんどいけど終始楽しいわ。だから出たのさ。

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