朝4時に起きてスバゲティを胃に流し込み、H氏にクルマを出して貰う。こんな季節に雪が降っている。最悪の天気での競技を覚悟しつつ、高速道路で長野市へ向かう。
・・・あれ、晴れてきた!
早目に会場入り出来たので、余裕をもってウォーミングアップ。あー疲れた。混乱なく8時35分に号砲。いよいよ、長野県に住み始めてからずっとあこがれていた長野オリンピック記念マラソンを走るのだ。
コースは道幅を広くとってあり、渋滞がなくてすごく走りやすい。ハイな気分で快調に飛ばす。今は赤字補填が大変らしいというオリンピック施設を見て回るコースなので、西へ東へ折り返し地点が多いが、良い気分転換になる。
概ね軽い追い風を受けながら、市内を少しずつ南下。後半に入ると、ペースが徐々に落ちてくる。持ちタイムを意識して前半飛ばし過ぎた報いだ。何とか持ち直そうとするも、もう足が上がらない。
どうにもならないものは仕方ない。それよりここは長野マラソン。足はつらいけど気分はハイなまま、沿道の声援にこたえる。応援の人がすごく多くて、23万人も来ていたらしい(松本市の人口より多いのかよ)。菜の花が咲く千曲川沿いの情景が、特に印象に残っている。
ペースが落ちれば落ちるほどゴールが遠くなる。目標タイムは無理っぽくなったので、「歩かずの完走」を目指す事にする。それだけなら何とかなりそう。ところが最後にしっかり試練が待ち受けていた。残った気力を振り絞るべき40km過ぎで、右足が悲鳴を上げたのだ。足が吊る5秒前。そんな状況が続き、大きくタイムや順位をロスする。そのぶん声援を多く受けられるから良いけど(?)。
からがら、ラストの野球場に入ると人工芝がとても柔らかい。それを利用してスパートの真似事をちょっぴりして、せっかくだから万歳をしながら42.195kmを走り終える。でっかいタオルを掛けて貰えるのが嬉しい。
大会は総じてオリンピックのノウハウが活きた素晴らしいものだった。良くも悪くも長野市はオリンピックのまちなんだなと実感。予報外に好天に恵まれ、日焼けのあとがくっきり。もちろん足は歩くのも大変。
大町方面へクルマで移動して、美麻の温泉でスッキリする。木崎湖へ下りて遅い昼食を星湖亭でとる。時間の都合でメニューは「まりえカレー」しかなかった。まぁいいか。
ともかく、ぶっ倒れたりせず生きて帰れて良かった。
記録:3時間42分13秒(ネット3:39:32程)
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