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8/14 プラネタリウムの中心でブヒィと叫べなかったけもの

Ssl未明、ペルセウス座からひとつふたつと流星が落ちる。左手の暗闇に浮かぶ軍艦島からは3秒ごとに閃光が届く。明るくなってきたが路面電車がまだ動き出す前、長崎駅に到着。急ぎ輪行し、7時くらいの列車に間に合わせる。予定では熊本の肥後大津で輪行を解き、阿蘇外輪山を越えて宮崎へ向かうつもりだった。だが大型で足の遅い台風10号がいよいよ豊後水道を伺う針路で、九州の東半分は大雨の予報が出ている。どやんすどやんす? 西半分はまだそこまで荒れないようなので、もう一日こっちを走ろう。

佐賀県の巡礼は昨日の朝までに終えたはずだが、一つだけ心残りがあった。武雄市のプラネタリウムに行きたい。という訳で大村線を早岐駅まで乗り、そこから走り出す。国道35号は交通量が多すぎるので県道1号で東へ向かう。途中の波佐見という町も焼き物の里なのね。こうしてまた佐賀県に突入する。

Uchuまるで日曜の朝のようなワクワク気分で、やってきました佐賀県立宇宙科学館。チケット販売にかなり並んでいるが、プラネタリウム12時30分の回まであと1時間以上あるし大丈夫だろ。と油断したのも束の間、自分の数組前で売り切れてしまった。呆然として外へ出る。12時30分の回「月、その先の宇宙へ」はココでしか観られないオリジナル番組だったのに。今をときめく声優、小原好美さんのナレーションだったのに。天に遍くぅミルキーウェイ!とか言ってくれる訳じゃないと思うけど。

Tkbついてない。がっかりするあまり、ここまでの疲れがどっと体じゅうを包む。いやプラネタリウムに人気があるのは良いことだけど・・・。とりあえず暑いから武雄市図書館に行こうか。ツタヤCCCによる運用が悪い意味で有名だが、確かに映える施設で、観光地としては成功しているんじゃないだろうか。武雄温泉の元湯は入ったことがあるので、今回は蓬莱湯に入浴。日焼けした肌にかなり熱い。昼食は武雄バーガー。旨い、絶対に旨い。少し元気を取り戻したかな。

雨が降りだしたので合羽を来て東へスタート。と思ったらパンクした。ついてない。タイヤに焼き物の欠片が刺さっている。さすが焼き物の里。チューブ交換をしてリスタート。この旅で初めて(唯一)自転車旅行者とすれ違う。向こうは合羽も着ないで頑張っている。佐賀市に入り、バルーンさが駅や神野公園などゾンビランドサガの聖地を縫うような経路で中心市街地に到着。本日走行110km、雨は一旦止む。

Zns唐津駅で拾ったビラのひとつに「ゾンビナイトサガ」という美しいフライヤーがあった。何だろう、これ。佐賀県庁の展望ホールでで何かやってるらしい。という訳で暗くなってから県庁へ。入口に何の案内表示もないから本当にここでやるのか警備員に聞いてしまうほどだったが、エレベーターで11階に上がると・・・。何か、何か凄い!(語彙力)。佐賀市の控えめな夜景をバックに、プロジェクションマッピングが映し出される。窓をさすって応援するとキャラが変身するコーナーでは、ちびっ子の人気がリリィに集中している。わかってるな。またいくつかの劇中歌に合わせてPVを映し出すコーナーでは、今日まで駆けずり回った各聖地の風景も出てきて、泣きそうになる。サガって、すごい。本当に来て良かった。もう一回観たいなぁ。

台風接近の折、客は少なかった。近くに風雨をしのげる公園を見つけ、ゲリラキャンプ。

8/13 野母まで走れば大丈夫

Kushimaキャンプ地から無事撤収し、嬉野温泉の街外れにある轟の滝公園を散策。朝日が昇る〜♪

さよなら、佐賀。国道34号のラブホ峠を越えて長崎県に入り、新幹線の建設現場を見つつ大村湾沿いを南下する。せっかくだから大村公園を散策しよう。玖島城跡の石垣や櫓が立派だ。諫早を経て東長崎ジャスコで早めの昼食とする。建物の中は涼しいなあ。

ここから長崎半島の東側、県道34号を野母崎(のもざき)に向かって南下。海の向こうに島原半島や天草諸島を望む風光明媚な道だが、海岸沿いに良くあるアップダウンの激しさにたじたじ。休んでいると茨城県から帰省中と言うロード乗りが抜いていく。追い風なのは救いだが、それにしても暑い(この日、長崎市で今夏最高37.3℃を記録したらしい)。早め早めに自販機でスポドリを補充しながら進む。あまり人工甘味料入りばかりにならないように。

Kaba謎のサイクリングロード終点、そして風力発電所の丘を越えて、脇岬の集落に到着。時間はあるし、長崎県最南端の樺島に渡ろう。旧小学校脇の狭い激坂を登り、もうひと頑張りで樺島灯台。ひたすら海のパノラマ。振り返ると地下ダムという地形が見おろせる。すごく気になるけど、あそこまで下りるには飲料水が足りない。

本日最後のヒルクライムは野母崎権現山200mアップ。「手の平の力であらゆる病気を治します」と言う人が近づいてきて丁重にお断りすると、以降誰もいなくなる。展望台からはあまりにも有名な軍艦島が間近。ケムリクサの聖地だ。エンジンを点ければ今にも微速前進しそうな艦容だが、今は廃墟でしかない。アスベスト云々で今は上陸ツアーも無いようだ。遥か西には五島列島がうっすら並ぶ。いつか、あの島々を冒険するんだ。

Hashima海岸に下りて、アレガ軍艦島という温泉施設に入る。アレガって何だろう、星の名前?…浴室から「あれが軍艦島だ!」と叫ぶこと請け合い、程度の意味だろう。山の上から見るより、水平レベルからの方が何故か感動するな。濃厚な炭酸温泉は、他では得られない触感がある。

夕景のなか、公園でキャンプ。夜になるとちょっと雲が出て星が見にくいが、デネブアルタイルベガ…夏の大三角くらいは判る。本日走行123km、細かいアップダウンを積算すると1600mUPくらい。暑さと装備にしてはいっぱい走った。問題は明日、いよいよ台風が近づいてきた。

8/11-12 サイクルイン鳥

お盆休み、例によって青春18きっぷ輪行で、ひたすら西へ向かう。一週間自宅を遠く離れ移動し続けることになるが、ネット・クラウドではなくその土地土地からの情報を五感で最大限に得るべく、「旅情台無しアイテム」スマホは持たない。・・・のが恒例だったが、今回は実家の事情により止むを得ず所持する。折しも大型の台風10号が西日本に接近中で、九州直撃の可能性もある。スマホの使用は原則として、気象情報と運行情報を取得するにとどめよう。

Hakata_2という訳で車内でウトウトしたり、文庫版の宮沢賢治詩集を読んだり。イミワカンナイけど読み易い文体な気がするし、当時の宇宙観が伝わってくる。今とたいして変わらんね。岡山駅からは山陽新幹線でスピードアップ(どうせここまでの新幹線は激混みで輪行が困難)。福岡県に入り、夕暮れの博多駅に到着。ここまで冷房の効いた車内に居たから、駅前で自転車を組み立てているだけで、頭皮の全汗腺から一気にお湯が噴き出すような蒸し暑さ。とにかく西へサイクリングスタートだ。

Toriもうここが日本の首都でいいんじゃね?という大都会を抜けるあたりに室見駅や室見川がある。「波打際のむろみさん」の聖地かな。糸島市に入り、ドライブイン鳥(とり)糸島店で夕食。やや混みだがゾンビランドサガのコミカライズ版が置いてあって、読んでいるうちに順番が来る。「やき鳥一番 鳥めし二番」のCMソング通りに楽しめる一番定食をオーダー。鶏肉がクリスピーに焼けて旨い。鳥めしとスープも味わい深い。また食べたいね。

本日28km走り、公園でゲリラキャンプ。暑いのは仕方がない。

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Kagamiコンビニで朝食を済ませ、玄界灘沿いを西へ。いよいよ佐賀県に突入する。唐津市、虹の松原…ここで一ヶ月くらいキャンプしたい。一旦南へ折れて、鏡山ヒルクライム開始。16のカーブを数えて、標高280mほどの山頂公園に到達。青い海と空、緑の松原…最高の景観である。ゆっくりしてから松原に戻ると、からつバーガーの販売車がもう営業を開始している。ちょっと早めの昼食にしよう。

Houseアルピノにはコスプレの巡礼者がいる。駅前、小公園、砂浜、そして洋館とゾンビランドサガの主要な聖地を周る。無料のプラネタリウムがあるという少年科学館は休館日で残念。もう正午を回ったので次へ進もう。さらに西へ名護屋城なども気になるが、佐賀ばかり走る計画じゃない。南の伊万里へ急行する。いや、暑いので自販機で休み休みだけど。

ドライブイン鳥の本店はやはり混んでそうだし、まだお腹いっぱいなのでスルー。伊万里駅はJRとMR(松浦鉄道)で分かれている駅の構造が面白い。焼き物は展示を見るのが精一杯だわ。あと橋の欄干とかそれぞれ焼き物で趣向を凝らしている。道の駅山内で生姜ソフトクリームを食べ、さらに南へ。

Ureshino本日107km走り、やって来ました嬉野温泉。ここもゾンビランドサガの主要な聖地で、スタンプラリーも捗る。シーボルトの湯は建物内にキャラのポップが。入浴後は歩いて街を周る。うう、まだ暑い。また適当な公園でゲリラキャンプだが今夜はちゃんと飯を炊き、麻婆ソーセージを作ってかっ込む。さて天気予報を確認、明日までは大丈夫そう。

8/3-4 夢が鉢盛

Prime土曜の午後、フル装備のチャリで松本市内の自宅を出撃。うだる暑さだが、東側の鉢伏山にすっごい雨雲が掛かっている。西側の鉢盛山は微妙なところだが、そっちの山形村ルートを選んで走る。「お夏の碑」から朝日村に入り、中心部を通りすぎて御馬越(おんまご)の突き当り、標高950mにあるのがあさひプライムキャンプ場。ちょっと水場とトイレを借りるだけの自転車キャンパーにとって激安ビジホ並みの料金は高く感じるが、スポーツイベントなんてその土地に金を落とすのが存在意義だから、まぁいいか。実際せせらぎのフリーサイトはすごく気持ちが良い。じっとしていると寒い程だ。

Onatsu米を炊いてレトルトカレーとビタミンちくわが夕食。どうやら雨は降ってこないので、チャリで村中心部に下りる。「お夏まつり」…ネットにほとんど情報は無いが村民総出で盛り上がっており、特に子供にとっては松本ぼんぼんよりこっちがよっぽど楽しみだったんだなぁと。私は踊りをちょっと観てパンを買い食いする程度で、キャンプ場に登り帰る。200円で2分のシャワーが、一秒たりとも無駄にできないスリルを味わえる。

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Start日曜、少し明るくなってきた頃に撤収し、これにて本業(趣味)は終了。さて標高806mの朝日村役場に下りて、第2回日本三百名山鉢盛山2447登山マラソンの受付を済ます。距離38.3km、比高1,641m(積算だと+60m程)で、最高気温36℃?の酷暑に見舞われた去年の第1回は完走率54.5%という伝説的なサバイバルレースだった。自分の記録は5:18'余(参戦記)で、いくら標高差があるとはいえ長野マラソンの最終ランナーよりちんたら走ってたのはどうなの?と反省している。今年は予報33℃程度なのと、スタート時刻が30分早まっているから少し楽になるだろう。目標としては5時間を切って、さらに順位20以内が夢かな。トレーニングは7月200kmと、夏季は原則としてジョギングしない私にしては頑張った。須坂駅⇔毛無峠や、近所の城山遊歩道、Gトレイル等でそこそこ高低差にも慣らしてある。

それにしても参加者の雰囲気が一般的なマラソン大会と違う。みな脚がマッチョで太い。大会キャッチコピー「つわものだけが登ることを許される」の通り、本当に強者だけが定員いっぱい集ってしまい、気後れする。直前サプリは初めてベスパプロを試す。山頂コース参加者全員による記念撮影をして6時30分、だらだらとスタート。誰も行かないから、最初だけ私が先頭になってしまった。以降ずりずり下げる。順位を数えるが、アホだからだんだん分からなくなってきた。朝の曇り空は、御馬越あたりからもうかんかん照りに。さあ登るぞ。

Dirtばらけているが、多分10位グループの最後方で林道ゲートエイドを通過。ここからは未舗装路なので、ロード用シューズだと痛いだろう。今日履いているのはトレイル用のサロモンセンスプロ2、だがもうぼろぼろだ。大会攻略法のページにはしつこく「前半は温存して」と書いてあるが、登りの脚は登りのうちに使い切っちまう作戦。というかロゲイニング強豪のBさんにあまり離されたくなくて、つい追ってしまう。手持ちのスポーツヨーカンを食い、林道中間エイドを経て七曲りに入るといよいよ呼吸が苦しくなる。観念してペースを落とす。風は涼しいのに。

登山口エイドでバナナと塩飴を頂き、今回のテーマは「エイドでゆっくりしないこと!」なのでさっさとリスタート。Bさんと同時だったがもう完全に実力差がはっきりし、すぐ突き放される。膝を手で押しながらひいこら登り、村界尾根からは楽になる・・・が一度冷えた脚がつりそうで、やっぱり走れないわ。折り返してきたトップ選手らとすれ違いつつ、なだらかな所だけ少し走る感じ。

Norikura2:32'程で標高2447m鉢盛山山頂、の少し奥にある反射板に到達し登頂証の木札を貰う。穂高岳や常念岳は隠れ気味だが、今年は乗鞍岳が見える。お茶を沸かして1時間はまったりしていたいが、レース中なので1分も居られない。給水もないし、写真だけ撮ってさっさと引き返す。想定よりかなり早いので、後半に大崩れしなければ5時間は切れそうだ。それにしてもトレイル下山はやっぱり苦手で、後ろから迫ってきた選手にほいほい道を譲る有り様。村界尾根からの急坂はいよいよ脚の踏ん張りが効かなくなり、下る人優先なので登る選手を待たせてしまうのが申し訳ない。

腕もじんじんに痺れ一旦休んで補給すべき所だが、もうひと粘りして無事に登山口エイドに戻る。またバナナと、漬物等も頂きリスタート。ここを折り返し点とする林道コースの選手たちと混ざる。重力任せのペースで走っていると、山頂コースの選手が猛スピードで追い抜いていく・・・が、つってしまったようで先の方で止まっていた。以降、孤独なランが続く。いつになったらこの山奥から脱出できるのか。苦しい時は「マッチョアネーム?」を口ずさむと、ちょっとポジティブになれる。

今回ゲイターを装備しているので、靴の中に小石が入ってこないのは快適。だがウェア擦れが痛いのは想定外。汗のかき過ぎが原因だろう。スポーツヨーカンは走りながらだと食いづらいことが判明したので、予備のカーボショッツを服用しつつ林道ゲートエイドに到着。フラスク2本に入れていた塩水がもうからからなので、水を分けてもらう。

Hoseいよいよ熱風地獄のロード、去年ほどじゃないがさすがに暑い。針尾の集落に入ると住民が水シャワー装置などでもてなしてくれる。消防ホースぶっかけにはもちろんバンザイ突撃、生き返る〜。脚はもう終わっていて、また順位を2つ下げてしまうのだけど。20位以内は厳しいかな。残り1kmにある旧役場の新設エイドで給水し、最後に焼き土下座の坂を登らなくてはならない。なんとか走ってクリア。キャベツコーナーを抜けて、無駄に猛スパートして場を沸かせつつフィニーッシュ!

渡されたスポーツドリンクPETをすぐに飲み干し、もてなし給食へ。ああスイカが旨い、解凍トマトが旨い、キュウリが旨い、スープが旨い、サラダが全部旨い。おにぎりはちょっと喉を通りづらいけど…旨い。そういえばタイムは4時間38分位で、予想外の大幅PB更新となった。去年が遅過ぎたせいか。正確なタイムや順位は不明。今回はリストバンドによる電子計測がコース内の各ポイントにあるのだが、山奥で通信が確立できないため、機器を持ち帰ってからの解析になるそうだ。あと、山岳耐久レースチャンピオンという先頭ランナーが林道下りで軽快すぎて、元MTBチャンピオンのMTBによる先導が負けてしまったらしい。

Finish全身傷だらけでゴールした選手は、トレイルで落ちたか。ファミマで買ったコーラを呷っているうちに、林道コースの表彰式が始まる(もっと短いゲートコースはとっくに終わったようだ)。今回はクーラーの効いた庁舎の中なので、多少ギャラリーが居る。やがて山頂コースの表彰式も始まる。アスリートの女性はなんと美しいことか。庁舎内に飾ってある声優・羽多野渉さんのサイン色紙は、誰か気がついただろうか? まだ続々とフィニッシュする選手も居るが、参加賞のキャベツとスイートコーン?を受け取って、そろそろリーブしよう。フル装備のチャリでのんびり、松本市街地はさらに暑い。帰宅して洗濯したりテントを干したり。すぐ乾くから捗る。

完走率は山頂コース90.5%とのことで救急車沙汰も無し、と思ったら帰宅後にぶっ壊れて病院送りがいた模様。私も帰宅後、水やスポドリをいくら飲んでも飲んでも足りない調子だったし油断ならない。Web公開の記録速報によればタイム4時間38分05秒、総合順位19位/出走189名中で、何とかトップ20を確保できて嬉しい。後半だらしなかったので、次回出るなら今度こそ真面目に前半を抑えるべきだろう。という訳でこのコース、終始しんどいけど終始楽しいわ。だから出たのさ。

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