6/18 パウダー買うだ

少し長い距離をジョギングしようかと思ってまず田溝池に登ったが、下りに入ったところでまたしてもエネルギー切れ。依然17%を超えている己の体脂肪はただの飾りか。まぁ単純に昨日の疲れだろう。少し歩いて回復を待ち、結局いつもの浅間温泉ルートで12.6km。どのみち右膝に故障の前兆があるので、速くは走れなかった。今度こそ悪化させないようにケアしていこう。

Powder ところで海軍のように頻繁にカレーを作っているのだが、ルーの原材料名をみると成分の殆どは怪しい油脂と小麦粉だ。無くてもいいんじゃね?という訳で試しに香辛料のみのカレー粉を買ってきた。面倒臭いレシピは抜きにして、肉の下味を(伯方の)塩多めに、玉葱炒めを念入りにする以外は普通に作ってみる。量なんか適当。トロミとか旨みとかは工夫の余地があるのだろうが、自分にはこれで十分だった。味覚の養生にもベターではないか。

8/18 崖の上の糖尿

18きっぷの4回目は中央西線の始発から乗り継ぎ、愛知県春日井市の高蔵寺駅で下車。ここから南に向かってジョギング開始だ。一旦名古屋市に入り、森林公園ゴルフ場を上り下りしてるうちに尾張旭市に入る。曇ってはいるけど蒸し暑い、松本とは明らかに違った空気だ。瀬戸市からまた丘に掛かる。今日は山登りに来た訳じゃないんだぞ。トレイル用デイパックを背負ってるから格好はそれっぽいが。

Morikoro 長久手町に入り、やってきました愛・地球博記念公園「モリコロパーク」。あん時ゃ一回しか行ってないが、それでも名残の数々に感動しっぱなしである。ほとんど残さなかった某科学万博記念公園とはえらい差だ。サツキとメイの家は当日券が余ってるようだが、また遠くから指をくわえて眺めるだけでいいや。万博の時はそれさえ押し合いへし合いでままならなかった。崖の上のポニョ展も相まって園内は親子連れでなかなかの賑わいだ。

公園をざっと一周、に一時間以上掛けてしまった。陽が出てますます暑いリニモ沿いを西へ走る。品川を発ったリニアモーターカーは飯田を経てこれに接続するんだよね。右手には長久手古戦場、秀吉と家康の激戦があった所だ。さてどっちが勝ったでしょう?
スポーツドリンクや水道水をがぶ飲みしつつ、いよいよ大名古屋市街地に突入。消火栓蓋の丸八マークで解る。

高蔵寺のスタートから33km、4時間13分をかけ天白区の植田トロン温泉でゴール。ショボい終わりだが、身を清めておく必要があった。疲れたので地下鉄に身を委ね3つ目、いりなか駅で下車。坂を登って行くと目前には重食喫茶、霊峰マウンテン! 今日は登山に来たのだ。15時半でもほぼ満席で賑わっている。観光地化が著しいことに昔からの登山家が嘆いてるところも含めて登山っぽい。
席につくと隣りには壮大な遭難、つまり食べ残しの跡。ネットとか見て軽い気持ちで登ろうとしたのだろう。あ〜あ、だから山を甘く見るなと。私は甘口バナナスパに掛かろうと心に決めていたが、主峰の甘口抹茶小倉スパなら二年前に余裕しゃくしゃく単独登頂に成功している。似たようなのじゃ進歩ないなあと思って、壁の貼り紙に適当っぽく書かれた「あつげしょう(中)1350円」に急遽オーダーを変更。他メニューの倍する値段がおかしい。あとストロングコーヒー。
Atsugeshow まず付け合わせの菓子と未体験な濃さの飲み物が来る。うんストロング、これはこれでいける。そしてうやうやしげに運ばれて来た「あつげしょう(中)」。ざわ…、ざわ…。周りの視線が集まるのも無理はない。刃渡り30cmはあるフランスパン丸々一本の上にだっぷりどっぷりと生クリーム。両脇には甘いチェリーがあしらわれ、山に例えるなら何だろう。もはや日本のものではない。

予想以上のテーブルマウンテンに身震いするが、急いで登れば何とかなると思った。いざピッケル、もといナイフとフォークを手に取り、登攀開始。!?…岩が固くてナイフの歯が立たない。恐るべしフレンチマウンテン。これは長期戦の構えだ。しかし長引けば長引く程に戦況は不利になる。おまけにクリームとパンの間にはおはぎ十個分はありそうな大量の甘いつぶあんが化粧の層をなす。嫌な汗が出る。すみません山を甘くみておりました。走り疲れている時って食が細くなるもんだし風邪気味であることも災いした。三合目でもう酸欠症状を起こし始めたのである。
いやいやいや、出された食事を残すなんて倫理的にあってよいものか。世界中には、と言うより自分自身が今の調子じゃ来年には飢餓に苦しむだろう。甘い物が恋しくておはじきを口にする話とかなかったか?

一歩一歩、時にひと啜りの特濃コーヒーで休憩しながらフォークを手繰り寄せていく。「諦めたら楽になるぞ〜」という悪魔の甘い囁きが脳を溶かし始める。幻聴だっ。たまらずズボンを緩めてみても効果はない。そういう問題じゃなくて、これはもう砂糖の暴力だ。あつげしょうというネーミングからも悪意しか感じない。充分な下調べをせず自らの体調も省みなかった己が全て悪いのは分かっているのに。既に仲間のレスキューに失敗している隣りの山は、ヒソヒソとこちらを遠望している。付け合わせの菓子ならサクサク食えるのに、クリームでホワイトアウト、あんこでブラックアウトを繰り返し、パンの甘みさえ苦痛に感じられれば崖っぷち、もう全く唾液が出ない。これ以上は土石流災害が発生してしまう…。パンパカパーン!私はついに悪魔に魂を売ったのだ。残り二合が甘りに絶壁だった。山を甘く見ていた。失意の遭難者は申し訳ない気持ち一杯で過去の精算を済ませ、とぼとぼと下山するのだった。もう二度と、ここでの単独登山は行わないだろう。

まだ地盤が緩んでいるので、地震は危険だ。地下鉄には乗れず、鶴舞駅まで歩く。うぷ。あとは18きっぷで帰松。今の私は何をやってもダメだなぁ。一体何しに出掛けてたんだ。ひいぃっ、火で炙るとドロドロに融ける白い粉! 暫くは砂糖恐怖症になること請け合いだ。

11/10 愛知の山はおいちぃ

11/10 愛知の山はおいちぃ
11/10 愛知の山はおいちぃ
まだ軽く頭痛が残る体調だが、私には登らねばならない山がある。鈍行切符を買って、二両編成の中央西線は木曽谷へ。車窓いっぱい、霧に見え隠れする黄葉が見事。

名古屋市営地下鉄いりなか駅から坂道を歩いて登って行く。もう登山は始まっているのだ。ああ、もう胃が緊張でシュクシュクしている。やがて今回の旅のメインイベントたる“喫茶マウンテン”が目前に聳える! (同名の店舗が京都天橋立の近くにあり救助してもらった記憶があるが、日本全国にその名を轟かせているのはこちらだろう。)重食喫茶の異名も持つが、つくばのクラレットとどっちが重いのか?

いざ聖域へ足を踏み入れ、ソフトコーヒーと代表メニュー「甘口抹茶小倉スパ」をオーダー。意外に早く出てきたが、恐れていたほどの超山盛りではない。ネットの評判から軽々しく頼んで残す人が多かったのか、量を若干減らしているのかも知れない。しかしあまりの甘さに3口で遭難する人もいるというから油断は禁物だ。急ぎ写真を撮って、熱々の麺に乗せられた大量の生クリームが溶けないうちにアタック開始。確かに激甘で味わう余裕は無いし、油断もなにも油っこい。喰えども喰えども減る気がしない青虫、もといスパゲティー。

それでもガツガツと掻っ込み、あっさり単独登頂に成功! 口の中はあっさりじゃないけど。濃厚なソフトコーヒーとお茶受けで悠々と口直しをする。即効性な糖分を大量摂取したことで体中がカーッと熱くなっている。これなら体調不良などぶっ飛びそうだ。明日に備えたカーボローディングとしても丁度良かったかな。下山は多少ふらふらしつつ、一駅余計に歩いておく。

金山駅前をぶらついた後、尾張一宮に移動しホテルにチェックイン。実は愛知県内に宿泊するのは生まれて初めてで、“経県値”のサイトで日本地図を赤く染め尽くす野望は、残すところ徳島県と佐賀県のみとなる。

晩飯はうどん屋で味噌カツ丼定食。我ながら良く喰うなあ。胃が心配だ。

5/31 キチキチそばとモーモツ煮

H氏がもう一泊していったので、蕎麦でも食いに安曇野へドライブ。きちがいそばという過激なメニューが有名な某店に辿り着く。牛もつ煮も名物で、これがとてもやわらかく、汁まで飲んでしまう旨さ。しかもざる1人前493円という良心的な値段設定。私は2人前を注文したが、これがかなりのボリュームで、およそ一流の蕎麦を有り難がって食ってる場合じゃなかった。そんなノリがいい。
Wasabisoft 安曇野観光毎度恒例のわさび田にも寄って帰る。

気が付けばもう月末日。あわてて次月のカレンダーを作ってもまとまらん。

2/3 メイチカセツブン

2/3 メイチカセツブン

松本バスターミナルから名古屋行の高速バスに乗る。列車じゃなくてバスを使うようになったら負けかな、と思ってる。でも途中通る恵那山トンネルは未体験だったから良かったかも。トンネルで思い出すのは小学校低学年の頃。子供が公民館に集められて、交通安全教育の一環なのか日本坂トンネル事故のえぐいビデオを見せられた。燃え。今でもあの大惨事は夢に出てくる。でも高速のトンネルってゲームみたいで好きだけど。

名鉄バスセンターで降りて、あとは近鉄電車を乗り継げば松本→大阪(古市)の最安プランが完成する。でもそんなに急いでもしょうがない。道中の楽しみは名古屋しかないから、いかにここで暇潰しをするかにかかっている。お腹を空かせる為にもメイチカやユニモール、ESCAを散々歩き回り、昼食はひつまぶしにした。鰻の蒲焼ご飯を、一杯目はそのまま、二杯目は薬味を乗せて、三杯目はダシをかけて食べる。蒲焼の香ばしさがダシのうま味と合わさった時、確かに感動がある。名古屋名物の、ちょっと贅沢なお茶漬けだった。

東急ハンズで土産を買い、近鉄線に3時間余揺られて古市到着。

12月19日 神様は年少兵

朝イチ(といっても10時)の映画館へ『男たちの大和/YAMATO』を観に行く。あんま映画なんて趣味はないし、この作品も無関心なまま時が過ぎ去りそうなものだが、尾道を観光した時(このページ右のフォトアルバム参照)に実物大ロケセットに寄った勢いで特別前売券を買ってしまったものだから、しょうがない。でも初期評判は上々のようだし、楽しみに観る。
・・・泣けた。単に戦争憎し、平和万歳ではなく、すっかり忘れられてしまった大切なことが、メッセージに込められている。本当に日本人の心からそれが失われれば、また一気に戦争へと向かう。(私はいずれ戦争が起こることを前提に生きているが。) 朝日新聞社が一枚噛んでいるから、アンチウヨな方でも安心して観られるだろう。戦闘シーンについても「船一隻沈めるのにそんなに火力がいるのか!」と恐ろしくなった。映画の聖地巡礼がてら、また尾道を歩きたくなったよ。

余韻に浸りつつ、ランチを求めて街を徘徊する。ビルを見上げてみても、この街に大和の艦橋ほどの大きさを誇る建築物はない。一周したのち『野麦』という蕎麦屋に入った。週末なら行列ができる松本一の人気店だが、今日は季節柄もあってか、3つしかないテーブルに一組いただけだった。大盛1,300円を注文。ざるそばが大きな丸いざるに乗って出てくる。明らかに工業的に作られたものとは一線を画す舌触りが面白い。そしてたいてい2口以降はどうでもよくなるのに、ここのは最後の一口まで“蕎麦の味”を楽しませてくれる。シャキッとした気分で店を出る事ができた。

Kurosawadec (写真はアパートのベランダより、何となく撮った。)

12月5日 蜂の子ブンブン

持久力トレーニングは今月から二日にいっぺん、で落ち着きそう。
今日は部屋の一隅があまりに散らかっているので、これを洗うことにした。出るわ出るわ、未開封のDMや請求書、電化製品のパンフレット、観光地の絵地図や入場券、意味不明なメモ、読むまでもない説明書、期限切れの保証書、昔の仕事の資料、その他雑多な書類。これを燃えるゴミと資源ゴミに分けるのに馬鹿に時間がかかる。思い出になるようなものも心を鬼にしてポアするが、そのうちやになって基準が曖昧にないってゆく。ギリギリ自立しているようで、自己管理のなってなさに愕然とするのであった。
ようやくある程度スッキリして、まだ未開拓な場所はあるものの、諦めて晩飯にする。タンパク不足解消のために、実家からかっぱらってきた蜂の子の大和煮だ。んー、あまり味しない。蜂の子は信州伝統の珍味であるが、私の知る限り今時の信州人は昆虫食が出来ない。あるいは出来ない振りをする。まぁ必要もないか。

11月4日 風邪の大食い

一度悪化した体調は簡単には治らず、体中が少し痛い感じ。だいたい一ヶ月周期で体調が良くなったり悪くなったりしてるから、やな予感はしてたんだけど。
今日もトレーニングはしないことにして、歩いて街へ下りる。NHK支局で長野マラソンの申込書を貰ってきた。そのころ(来年4月)に走れるかどうかは謎だが。昔働いてたピザ屋にも行き、チラシを貰ってくる。今夜中にWebページを更新するため。年末にちょっと仕事お世話になろうかな・・・。
マラソン前はスパゲティとか食っとくといいらしい。という訳で、松本B級グルメの歴史的定番(?)「ヤマナミ」というスパゲティ屋に入る。エビの串焼き乗せで750円は安い。夕方前の微妙な時間で他に客がいないのに、何らBGMがかかってないのがシュールだ。ともかく昔懐かしい感じのソフトで甘太い麺は楽しめた。(でも今の体調の私には、ちと量が多かった。)

10月11日 秋の宮島

夜行船は未明の北九州・新門司港に到着。JR駅への送迎バスが3分後には発車。これで小倉駅まで乗ることもできるが、門司駅で途中下車することにした。みなさんさようなら。
きっぷに今日の日付スタンプを押してもらい、門司港駅まで列車で移動。こういったぶらぶら旅でないとまず寄らない土地だ。夜が明けてゆく。レトロチックな駅舎や旧館たち、雄大な海峡風景、そこに浮かぶ関門橋、強い潮流に負けじと行き交う大小の船。門司いいよ門司!
Kanmon関門橋のたもと、和布刈(めかり)公園を登り、ここからもその俯瞰を満喫する。すっかり門司港が今日のメインになってしまったな。さらにエレベーターで海底トンネルに降りて、下関を目指す。さあ、歩いて本州に帰ろう。
本州側の地上に出ると、そこは壇ノ浦。大河ドラマ出演者達の手形が飾ってあって笑える。こちら側は昔チャリで走ったことがあるが、ゆっくり歩いてみるのも格別。潮流がいつの間に凪いでいるのが、時の流れを感じさせる。門司港から10kmは歩き回って、下関駅に到着。予定よりすっかり遅くなった。鈍行列車に乗って東へ急ぐ。
下関発岡山行という7時間超の長大な運行設定にJR西日本の投げやりさ(?)を感じつつ、眠気でうとうとしたり多島美にうっとりしたり。4時間経った途中の宮島口駅で下車。青春18きっぷで宮島連絡船に乗るのが夢だった(今回のきっぷは18きっぷとは微妙に違うが)。
Miyajima1関門でゆっくりし過ぎたしわ寄せで、宮島は早足で回る。ここって日本三景でしかも世界遺産なんだっけ? 台風の度に話題になる所だよね。時間を気にしつつ、オタフクソースののぼりに誘われて広島風お好み焼きを食べることにした。
おいしくて、何か心もお腹もいっぱいになってしまった。これ以上、何を観光せよと言うのだ。こういうタイミングで死ねれば幸せかしら、なんて考えないけど。
本土に戻り、JR鈍行でさらに東へ東へ。姫路あたりの安いカプセルにでも泊まろう、などと思いつつ地図を眺めていたら、急に尾道案が浮上。もう暗くなっちゃったし、列車に乗り続けるのもしんどいしなぁ。とりあえず尾道駅で降りてみる。お、4,000円のビジネスホテルがある。よっしゃ、ここに泊まろう。
Crane・・・それでも安いとは思えないようなお粗末な宿だったが。まあいい。風呂を済ませてから、夜景でも撮りに外出する。向島にある造船所クレーンや尾道大橋のライトアップがキラキラ奇麗。ひんぱんに往復する何系統もの渡船もここならではだ。さらに尾道といえばラーメンなので食べてみる。まあまあ。

10月3日 拾いまクリ三兄弟

Shibuikekuriいよいよ朝から絶好調。チャリで浅間の激坂を経由、600mアップの渋池まで登る。このへんは、小さな山栗がたくさん落ちている。3年前も金欠だったのでよく拾ったものだ。今年はもう最盛期を過ぎつつあるが、今日は30個あまり拾っておいた。
昼は眠気をこらえつつ、HDD内のAAC(音楽)ファイルをなるべくVBR化する作業に没頭。ほんのちょっと音質が良くなる訳だが、そんな細かいことにこだわんなくてもいいじゃん、て気もする。
夕方はジョギング。3週間ぶりに150mアップの田溝池まで上がる。急登をどう克服するかとペース配分をするのが楽しい。岡田の旧街道筋を下りてくるコースで10.5km走った。
Torikuri晩飯は、朝拾った栗でご飯を炊く。鶏肉が余ってたので、適当に切って一緒にお釜にブチ込んだ。題して“鶏栗カマメシ”。栗がぼろぼろになってしまったし、色合い等もっと改良すべき点はあるが、これはこれでおいしく食えた。

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