5/21-22 塩尻ワイナリーフェスタ Vol.1

3月に参加した塩尻ワインロゲイニングの朝、駅前の観光センターに「塩尻ワイナリーフェスタ2016」のチケットを求める行列が出来ているのを見た。コンビニ端末での販売も瞬殺だったらしい。そんなプラチナチケットを連れが確保してくれていた。という訳で土曜はワインの飲み歩きへ。例年酒を飲むのはマウンテンサイクリングin乗鞍の前夜にコップ1〜2杯だけという超下戸の私だが、この日のために最近はなるべく毎日泡盛を飲んで、少し慣らしたんだ。

Festa参加者は土・日各2,500名。ロゲの時「このワイナリーいいなぁ」と思った城戸ワイナリーについては従業員3人で非常に生産量が少なく、各日96名しか買う権利が与えられない。買う権利と言ってもオプーナじゃないよ。その抽選箱に半券を投入し、いざ駅前会場スタート。まず意外性と品質を併せ持つワイナリーであるイモ高(志学館高校)に…と思ったがシャトルバス待ちの行列が悩ましい。あれに乗って正規の左回りルートを辿ると、常に混雑と闘うことになりそうだ。

という訳で逆回りに歩き出した。駅裏にサントリー塩尻ワイナリーがあり、敷地に入れるのはフェスタの日だけ。施設を見学したり専用の漆ワイングラスで試飲したりおつまみを買い食いする。ここでは無料試飲の他、有料試飲で岩垂原メルローの赤を頂く。なるほど濃い気がする。岩垂原を「いわだれっぱら」と発音するのは私だけでいい、と思ったら次の人もそうしていた。つられたのか、ガチのジモティなのか。つまみに信州鹿肉のミートボールと、開田高原アイスクリームも食す。フェスタの常連たちは自前のおつまみを持ち込んでいるようだ。

Kidoさらに南西へ長々と歩く。平出遺跡あたりの長閑な風景を堪能しつつ、憧れの城戸ワイナリーに到着。有料試飲が出来るってだけでも有難いらしく、人気集中を避けるためここだけはシャトルバスが通じていない。道中前後に人が歩いていなかったので不安だったが、正規ルートをすっ飛ばしてきた人々でやはり賑わっている。二人で1杯ずつ、ピノグリとシャルドネを頼んで飲み比べ。シャルドネの方が馴染むな。普段非公開な貯蔵庫の中は神聖な雰囲気で、代表がマニアたちに何やら説明している。あ、家族経営でもタイムカードがあるのね。他グループの記念撮影に応じたら「お兄さんにきっと好運が訪れるよ!」と言われた。

各務製粉でお茶を貰いつつ一休み。続いて桔梗ヶ原のワイナリー集中地帯に突入する。シャトー・メルシャンは巨大な樽が並ぶ地下セラーが、城戸とは対照的に良い意味で枯れている(後日注:現在は使われていないそう)。試飲所ではナイアガラ四重奏団がモーツァルトやムソルグスキーを演奏している。ずっと聴いていたいが、次へ行かねば。

Grape隣りの井筒ワインは有料・無料ワインの他にジュースの試飲も旨い。地下セラーはダンジョン気分。ここでは土産にぶどうジャムを買っていく。斜向かいにはロゲの入賞賞品だった五一わいん。トラクターの荷台に乗れるやつが面白そうだが行列なので諦める。有料の竜眼にごりワインが、今日の試飲で一番飲みやすかった。これくらいの度数の低さが自分にはお似合い。

奈良井川が形成した河岸段丘を2段降りると信濃ワイン。遅い昼食としてピザやジャンボフランク、ミノリヤアイスクリームを注文し、また名物の生ぶどうジャムがクラッカー付きで自由に食べられて良い。地下セラーは撮影禁止。ここの有料試飲(何だったか記憶が飛んだ)でシメ。ここまで7km余りの歩行距離だった。帰りはシャトルバスに乗ろう。周れたのは全11ヶ所のうち6ヶ所。だがロゲイニング競技じゃないから、勝ち負けなんてない。

駅前会場で抽選結果を確認すると…よっしゃ勝った! 当選率4%をくぐり抜けた。「お兄さんにきっと好運が訪れるよ!」と言われたはこの事だったか。今年はクジ運が半端無く好いから、年末ジャンボも買っちゃおうかって勢い。こうして「城戸ワイナリーオータムカラーズ ナイヤガラブリュット2015」を1,944円で購入する。私なんかには豚に真珠だろうが、きっと意味があると思いたい。

各務製粉の出店で旬菜花おやき、あと観光センターでチロルの森ソフトクリームやフォンビィコーヒーを頂き、人波が引いた駅前はすっかり祭りの後。自分らもリーブ。電車や階段で酔いが回り、松本駅でしばらく動けなくなってしまった。今日救急車の出動を2回見たことが脳裏をよぎるが、どうにか復活して無事帰宅。

Takabo翌日曜日、僅かに二日酔いを感じつつ自転車で高ボッチにアタック。度々ギアがインナーローに入る急坂続き。終盤ヘタレたのはMTB用クランクのせいにしよう。左右幅が広いので、輪行にも支障がありそうだ。崖ノ湯口信号から高ボッチY字路まで48'49"。今回も鉢伏ピストンは諦め、ゆるゆるともう少し登って高ボッチ駐車場へ。新緑と初夏のような陽気が昨日に続く今日でした。少し歩いた山頂1664.9mからは諏訪盆地を見おろすも、富士山は霞の向こう。

下山は塩尻峠方面へ。国道に出ると、昨日行きそびれたサンサンワイナリーがある。出来たばっかりピカピカである。今日のフェスタ参加者たちに混じって中を見学するが、さすがに試飲はしない。丘の上なので風景も良好。

中山の松川パン商店で遅い昼食にし、帰宅。すぐにクランクをランドナー用に戻した。こうして塩尻色の週末が終わる。買ったワインはいつ飲もう。

1/16-17 ツルツル・ド・美ヶ原

3jiroきっかけは、パルコの好日山荘に掲示されてた冬季美ヶ原への登山図。スノーシューやアイゼンが必要と書いてあったが、記録的な雪不足だしヘーキヘーキ。百戦錬磨のヤマヤか王ヶ頭ホテルの送迎を利用できる金持ちだけが到達できる夢の世界へ、いざ乗り込む。快晴の土曜、まずは自転車でアプローチする。いつもの桜清水坂は冬期閉鎖中だが、牛立からの市道は行ける。ローディーを追い抜いてからついペダルに力が掛かり、三城牧場に着く頃にはへろへろになってしまった。ヒルクライム練習が不足している。ここまで自宅から800mアップである。

残り600mアップはダテ河原コースを徒歩で登る。大部分は秋山のように歩きやすいが、一部凍結路もあり特に最後の0.2kmがツルツル。登山口から1時間余りで標高2034mの王ヶ頭を極めると…美ヶ原台上はうっすら雪が積もっただけという風情。向こうに見える浅間山や富士山もまるで雪が少ない。超本格装備で散策に来ている人達も物足りなそう。私としては楽に夢を果たせて良かった。

松本市街を見下ろす王ヶ鼻にも寄る。ここから桜清水に降りる八丁ダルミコースもあるが「冬山未経験者が足を踏み入れてはならない世界に単独で来ている」というイレギュラー感があるので、一番安全な「来た道を引き返す」という選択をとる。主流のダテ河原なら万一の際に通行人も期待できるし。無事に三城牧場まで下り、あとはとめどない鼻水と闘いながら自転車で帰宅。一応持参していた簡易アイゼンが活躍できず拍子抜けもあったが、久々に自分らしい無茶をしたという充実感は残った。

RouteDaijoHana

日曜は安曇野へジョギング25km。曇天だが北アルプスは昨日よりハッキリ見える。スピードを意識して平均5'03"/km、これが今の精一杯。さて今夜から雪模様とのことで、通勤どうなるかな。

来年の10月1日に第1回松本マラソンが開催されるらしい。スタート地点は現在の自宅から歩いて15分の総合体育館。序盤の道幅が狭いのは大きな空襲がなかった街の宿命か。コース設定最大の問題であろう国道19号越えはエプソン橋(またはエプソン大橋)と呼ばれる陸橋が有効活用され、馴染みの信州スカイパークがゴール。これは無視できない大会になる。新聞に載ってたアバウトなコース図から詳細を予想、ルートラボに投稿してみた。

10/17-18 あしたマミア〜ナ

長引いた風邪がようやく完治した土曜日、ジョギングで浅間の激坂を登り美鈴湖へ。遊歩道を一周して久々のサイクルカフェピラータ入り。ちょうど衛星放送でジャパンカップクリテリウムの生中継が始まるところで、これを楽しんでいく。漫画は読み進めず、明るいうちにゴルフ場ルートで下山する。来週末は[”美鈴湖”がぴーくす]というイベントがあるので楽しみ。

Kane日曜も天気良好、長野から連れのクルマで毛無峠へ。そこから徒歩で群馬県に侵入、小径を下りて御地蔵堂に至る。5月の訪問時には無かった慰霊の鐘を鳴らしてみるが、今日の小串鉱山廃墟探索は五区方面重点な。ひどいヤブだが、オフロードオートバイの連中と行き交う。スゴイ。学校跡を左にスルーして進み、初めて見る山神社は意外に立派な鳥居、それに常夜灯が片方立っている。ところが木造の祠は土台から左へ、そぉいと投げ出されたようにひっくり返っていてびっくり。雪解けなど自然の作用によるものか、人為的ないたずらなのか。

Club木の枝に取り付けられたピンクテープを頼りに、もっとひどいヤブを漕ぎ漕ぎ南へ進む。あまり深入りすると…「遭難」の文字が頭をかすめる。コワイ。ようやく少し広いところに出て、職員クラブ「狸穴御殿」が姿を現す。ほとんどの建物が潰された小串鉱山街にあって貴重な、生活を感じさせる遺構である。風呂、階段、トイレ、広間、暖炉…。コンクリート製ゆえ長く残ったようだが大きく傾いていて、平衡感覚がおかしくなりそう(右の写真はカメラ内蔵水準器で水平は取れている)。うっかり壁に手を付いたら一部崩れてしまった。こうして風化が進む。後で知ったがこの建物、熊のねぐらになっているとのこと。備えよう。

(参考:こにゃくうさん「オットの生家を訪ねる旅」裏山の探検隊さん「小串鉱山五区探索編」など)

戻るのもうんざりなヤブを何とか戻り、ジロー坂経由で峠へ戻る。あまりにジグザグ遠回りで、やはり却って時間がかかるな。だいぶ疲れるくらいには歩いた。満足して帰松。今年の毛無峠参りはこれで終了かな。

1/10-12 タンパクは味方 炭水化物は敵 炭水化物は敵

Takeda今冬の青春18きっぷは使い切れないし元も取れない、と思ってたが、結局はしっかり有効活用できた。その最終5回目は使用期限の1月10日、松本〜甲府往復で使う。駅で東京の友人と落ち合い、ほうとう屋「小作」でボリュームたっぷりのすいとんを食べる。それから歩いて武田神社にお参り。武田節で歌われる躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)と言った方が有名かも知れない。「人は石垣 人は城〜♪」 駅前に戻って甲府城も観光する。天守台から甲府盆地の眺めが良く富士山も見える。つーか普通、こっちが武田信玄の居城だと勘違いするよな。桔梗屋が経営している和カフェ「黒蜜庵きなこ亭」の信玄餅パフェは絶品。という訳で、8kmくらい歩いたが食べた量の方が多い気がする。

Gekiue日曜はジョギングで冬季閉鎖中の浅間激坂を登る。今のところ雪が少ない松本市とは言え、ここはアイスバーンの上に薄く積もった雪も凍っていて走りづらい。それにしても急な坂、ほんとに6月になったら自転車で登れるの? 美鈴湖畔のカフェピラータで毎度のようにパスタを食べながら漫画サイクル野郎を、今回は第16巻まで読む。寅さん並に旅の先々で恋多き主人公たち。下山はこちらも冬季閉鎖中な林道湯ノ原線で美ヶ原温泉方面へ。そのあと成人式で賑わう総合体育館を通り、「ぴっこ」でジェラート、ではなくロールケーキを1本買っていく。恵方巻き代わりに…。という訳で、17kmくらい走ったが食べた量の方が多い。

Iceart月曜はありがたき祝日。昨日「あめ市」をすっぽかした分、今日はジョギングで松本城の氷彫フェスティバルを見に行く。松本駅で18きっぷアンケートを提出し、お腹が空いたので食品スーパーでドカ食い。放光寺の厄除観音大縁日まで登って、またお腹が空いたのでコンビニでドカ食い。という訳で、12kmくらい走ったが食べた(ry

8/13分 ハコダテヤマノボレ0813

下北半島の佐井村で迎えた朝。いざ高速船で青森市へ渡るべくアルサスの定期船窓口に行くと、「本日欠航」の文字が私を絶望の淵に叩き落とす。そんなに風つよいかな…。どーすんだよ、膝が痛いから陸路で仏ヶ浦〜脇野沢なんて嫌だぞ。いっそ大間に戻ってフェリーで函館に渡るか。諦めていた北海道が一気に現実的になってくる。そうだそうしよう。着いたらフランチェスカちゃんグッズを買い漁って、特急列車で青森にとんぼ返りすればいい。

Daikan朝の便は行ってしまったので、昼前まで大間町をぷらぷらする。青い空、青い海。昨日よりハッキリ北海道が見える。やがて大函丸に乗船、出航。無上の旅情に包まれるひとときだ。朝ドラのように、伊東四朗が突堤から見送ってる気がする。さよなら本州私は行っちゃいます、ああ津軽海峡夏景色。




ship

Bayという訳でやってきましたほっかいどー! とんぼ返り? するわけないじゃん。サイクリング旅だとスルーしがちな函館の街を、今日はらくらく観光だ。まずはラッキーピエロのチャイニーズバーガーで昼飯にし、緑の島から対岸の赤レンガ倉庫群を望むなど。立待岬には石川啄木一族の墓がある。エロメガネとか言わない。

公園に自転車を置き、今度は市電1日乗車券による乗り潰しの旅。五稜郭は既訪なので行かなかった。そういうの長野県にもあるし…。函館どつく前駅から元町エリアの坂道をぷらぷらしてソフトクリームを食って、公園に戻る頃にはだいぶ暗くなってしまった。設営と炊事を急ぐ。夕食はいつものようにあくまで質素に、もやし入り麻婆豆腐のせご飯。

夜8時、函館山に登り始める。メインルートと思われる旧登山道コースを歩くが、街灯もなけりゃ行き交う人もない、真っ暗闇のスロープが続く。ヘッドライトだけが頼りで、所々慰霊碑のようなものが映るが気にするな。今日は脚休めのつもりだったのに、どうしてこうなった。そう思いながら七合目まで来ると山頂の照明が見えてきて、テンションアップ。ここから街灯だけはある。

Hakodate標高334mの山頂からは、ハッと息を飲む大夜景! こりゃ想像以上の美しさだ。自分の脚で登ってきたゆえの感動もちょっとプラスされてるかも知れない。ただしここからだとロープウェイが少し視界に入るので、駅舎屋上の展望台に回ってみる。…物凄い人だかりに笑ってしまった。これじゃ夜景を見に来たのか人を見に来たのか分からない。押すな押すな、早くどけよという惨状だ。下りのロープウェイも大行列に並んで50分待ちだって。歩いたほうが早いんじゃね?

さっきの空いてる好展望所は建物の裏手を回るため、ほとんどの人は行き方が分からない様子だった。海の向こうには本州下北半島の灯りも横に並んで見えている。後ろ髪を引かれる思いで下山へ。迷ったらシャレにならないので確実に旧登山道コースを選択し、下のロープウェイ駅まで降りたらキリンガラナが自分へのご褒美。あとはテントに帰って寝るだけ。

それにしても本当に北海道に来ちゃったんだなぁと、今更ながら旅の意外性にびっくりしている。

12/31分 東海から日本海へ

Chaga釜山まで来ても貧乏旅行癖は抜けない。昨夜5000ウォンで買ったパリバゲットの売れ残りセットが朝食になる。食べきれない分はまた明日にして、7時前にチェックアウト…受付のジジイ寝てるのでキーを置いてくだけ。地下鉄で南浦駅に移動し、日本建築が残るという乾魚物都売市場を歩き抜ける。昨日行きそびれたチャガルチ市場を観ると、港町の活気が溢れている。何で韓国人って皆元気なんだろな?

国際市場は諦めよう。また地下鉄に乗って北端の老圃(ノポ)駅で下車すると、釜山総合バスターミナルがある。そう、直接日本には帰らずに韓国北東部の東海(トンへ)市に移動するのだ。そこには日本海を渡るフェリー航路があって、今日ちょうどウラジオストク発の便が入港し、鳥取県境港市に向かって出港する。元々船に乗るのが旅の目的だったし、ぜひ利用してみたいじゃないか。…しかしローマ字案内がある高速バスと違い、東海へ向かうのはハングル表記しかない『市外バス』という種別。目的地までの切符を正しく買うことが出来るのか? 途中休憩で置いていかれたり、降りるバス停を間違えたりしないか? 今回の旅で最大の難関と位置付けている。

Bus窓口の運賃表を見ると、ネットで調べたのより値上がりしている。「チョギヨ トンへ ハンミョン(1人)」「(人差し指を一本立てて)한명? ◆○☆×%*▲?」「アホプシ…シパルブン(9時18分)」「◆○☆%▲」精一杯の言葉で、31900ウォンを払いチケットゲット。寝過ごしても大丈夫なように、東海を終点とする便を選んだ。途中で三陟(サムチョク)とムジョンチャ?って所に寄るらしい(追記:ムジョンチャは無停車の意味らしい)。朝の車内はキンキンに冷えてやがる。手袋をしてる人もいるくらいだが、三列シートはなかなか快適。さよなら釜山。バスはまず、高速道路をぶっとバス。

景色は、ハングルさえなければ日本とあまり変わらない。次の海外旅行は植生の違う所へ行こうよ。墓地は形は違うが沖縄のに似てる気がする。こういう車窓風景も旅の貴重な一分一秒だが、寝不足でついウトウトしてしまう。高速道路を下りても一般国道はまるで高速みたいな作りで、制限速度は80km/h。もちろんもっと出してるが、時々信号で止まる。こんな調子で東海岸を北上して行き、11時40分頃ドライブインに入る。アナウンスで「◆○☆%▲ オシボブン(55分)」と聞こえた。あれ、15分しか休憩しないようだ。トイレに寄って、売店を見て2000ウォンでコピを飲むくらい。

Tonghae三陟でだいぶ下車し、東海市に入って途中のバス停でも1人降りる。フェリー乗り場へはこっちの方が近かったな…まぁいいや、13時40分ごろ東海市外バスターミナルに終着した(4時間半弱)。どうせ市内バスとかタクシーとか使い方が分からないし、6kmくらい歩いてみよう。ちょうど市の中心部を抜ける形で、釜山と違って日本語案内なんて無いし、完全に韓国の街だ。いや、ちょっとロシア分がある。

どうにも腹が減って、CU(旧ファミリーマート)でフライドチキンとマックスコーヒーをレジへ持ってく。おばちゃん「◆○☆×%*▲?」??!、こうなったら最後の呪文を唱えるしかない。「チョヌン イルボン サラミエヨ(私は日本人です)」したら、さらに上機嫌に話してくる。自分が海外を旅する時は面白いガイジンたれ、と思ってたけど、今回は最後までダメなガイジンだったなぁ。チキンには韓国らしく辛いソースが付き、コーヒーは遠くチバラギ県の味。

街外れにある東海駅を見て、旅客船ターミナルへはあとちょっと。ところが地図通りの場所には壁しかない。もっと左? と思ったら海軍だし。ここで絶望してたら出国手続きに間に合わないぞ。焦って港湾施設の門番に方向を聞き、右のほうへ。やっと到着した。

Dbs無愛想なカウンターでチケットを購入。2ndクラスだがエコノミークラスの運賃117000ウォンでいいみたい。旅客収入はアテにしてないようで、ネットでもよく見る話だ。他に燃料金など15500ウォン。それでもここまでずっとお金の使い方が分からなかったので、だいぶウォンが余ってしまった。小さな土産屋を見てもピンと来ず、韓国ノリの大袋だけ買ってく。で、出国審査・税関へ。こっちはボディタッチで銃など所持してないか調べられる。こうしてDBSクルーズフェリーの貨客船イースタンドリーム号に乗り込み、ユーラシア大陸から足が離れる。

しかし本当の韓国は、ここから始まったのだった。

12/30分 釜山駅へ帰れ

11名用の船室は日本人部屋。案外やかましいが、旅の貴重な情報も転がってくる。一緒に女を買いに行こうとか、そういうのはあとでやんわり断ろう。レストランのキムチチゲ定食は子供じゃ食えないレベルの辛さだが、酸味と旨味があってとても美味しかった。夜行フェリー星希(ソンヒ)は対馬海峡を渡る。

6b117cd7b1ea49cabe60121a3792166f翌朝未明、もう街明かりが間近に見えてきた。いよいよあれが韓国だ。入港しても下船は入国管理局だかの出勤をしばらく待つことになる。夜が開ける釜山港の街。まじでクルマが右側通行で走ってら。さあ、審査・税関の時間だ。無事通過すれば正式に、晴れてユーラシア大陸に初上陸。おいらの歴史が、また一ページ。アキハバラー\^o^/のノリでプーサーンー\^o^/とやってしまう。まだ船揺れの感覚を残しながら。

早くも人の群れからはぐれ、とりあえず殺風景な湾岸道路を釜山駅へ歩く。喉が渇いたので自販機を使おうとしたら、両替で得た40枚の万ウォン札は使えない(レートは1000ウォン≒100円)。仕方無い、朝食がてら本場のロッテリアで「プルコギボゴセット チュセヨ(下さい)」。伝わったかな?あまり旨くない。で荷物を預かって貰おうと、駅前のプサンインモーテルにWEB予約を入れてある…が、わかっちゃいたけどこの国で予約はあって無いようなもの。それともジジイ、日本語良くわからない振りをしてるのか?したら若いのが来て「チェックインは14時からだから、荷物を預かりますよ」と。ありがたい。

軽荷になって今日はとにかく歩く歩く。まず北へ。道行くクルマは殆どヒュンダイかKIAまたはドイツ。で日本車は予想以上に見かけない。レクサスとホンダを1台ずつ発見しただけだった。やがて商業地の西面(ソミョン)。本屋で「チョギヨ シガクピョ オディイムニカ?(すみません、時刻表ドコデスカー)」とカタコトで聞いてみると「シガクピョ?◆○☆×%*▲!」と大きく横に手を振る。友人N君に聞いてはいたが廃刊の模様。日本ではベストセラーなのにね。言葉が通じただけで嬉しい。多分。

7d15fc820d7543b4b1a18f6667ba225bしかし何か食おうにも、どこでどう声を掛けたらいいのやら。もう疲れたよ…。東へ向かう道すがらやっと勇気を出して、3つ千ウォンのタイヤキ?の出店にチュセヨ。「◆○☆×%*▲?」戸惑ったが、3つでいいのかということらしい。陽気なおばちゃんだった。タイヤキはカリッと脂っこく、旨かった。 日本人が滅多に来ないような学生街でまた本屋を見付け、日本マンガの韓国語訳モノを物色。弱虫ペダルを自分用の土産に買ってく。いつか読めるようになるかしら。どこの街もやたらスマホ屋が多く、それ以上に「약」の字つまり薬局が多い。

85c5a87968e74fc5a15c1f85fe80cc7dやばいもう日が傾いてきた。広安里(クァンアルリ)ビーチからは横一文字の吊り橋が映える。夕景が夜景に変わる頃、やっと海雲台(ヘウンデ)ビーチに到達。カジノで遊ぶ時間は無いし、わざわざ割高な焼肉を食う気もしないので、出店のワプル(ワッフル)だけ食って地下鉄で釜山駅へ帰る。23駅分も歩いていたんだ。車内は皆、サムスンかLGのスマホを弄っている。

荷物を預けてあるとはいえ、部屋が確保してあるとは限らないから怖い。まぁ大丈夫だった。ジジイに4万ウォン取られる。WEBでは3万5千ウォンだったが、もうどうでもいいわ。部屋はダブルベッド。この国のモーテルは普通にビジネス・観光とラブを兼用している。布団のオンドル部屋じゃないが床暖房が効いて暖かい。無線LANもある。あとは値段なりに低グレード。

ゆっくり休む暇はなく、南へ走って南浦洞(ナンポドン)へ。チョンボクチュク、チョンボクチュク〜!N君オススメの済州家(チェジュガ)営業時間に間に合った。壁メニューに日本語もあるので「あわびのおかゆ下さい」。最初は味が分からなくて塩を振ってしまったが、やがてその濃厚な旨味に気が付くと病み付きになる。隣りの日本人達があわびバター焼きを沢山分けてくれたし。「ここで韓国のあわびを食い、これからロシアの“あわび”を食いに行くんだ!」って。釜山を訪れる日本人は皆“飲む打つ買う”しか考えて無い、韓国人にはそう思われてるかも知れない。

6eae46eb32404698ab8efda73373e3b7釜山タワーでしよっぱい夜景を見て、光復路(クァンボンノ)に繰り出すとイルミネーションが凄い。こうして歩いてるだけで楽しく、寝る時間が勿体ない。また出店で何か食おう。…やはり言葉も作法もワケ分からん。どうにか辛いジャンボ焼き鳥にありつき、もう一品。芋けんぴみたいなものをチュセヨ。で「サムチョンウォン」と言われたのにボッとして3万ウォン出してしまい、大恥。そんなに高い訳ないよ。「◆○☆▲イルボン◆○☆×%*▲!」と隣りのおばちゃんに話しながら、お釣りをくれた。日本人だと見抜かれてたし。 調子に乗ってたのが一気に冷めた感じ。

もう釜山駅へ帰ろう。芋けんぴ?をバリバリ貪りながらヒト気の少ない裏通りをトボトボ、あれ意外と治安が良いな。中国人街に入ると声かけが多くなり、退散。駅のロッテリアでアメリカノコピを飲み、一日を締める。

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10/13 それにしても乗鞍、ノリノリである

11月10日に埼玉県秩父市で行われる龍勢ヒルクライムに申し込んだ。例年自転車レースは2〜3程度なのに、今年はもう5つめかよ。そんな金と暇があったらツーリングすりゃあいいだに、でもイベントによる盛り上がりが欲しい気分なんだと思う。

しかし9月1日の乗鞍以降、ほとんどトレーニングらしいことはしていない状況。という訳で今日は乗鞍を登ることにした。クルマを使っちゃうと感動が半減すると知ってはいても、今は体力に自信がない。安直ながら松本市街から乗鞍高原まではクルマで移動する。先月起こした痛い故障は直りエンジンブルブル絶好調、カーオーディオも絶好調。

位ヶ原山荘付近より乗鞍岳を見上げる雲一つない青空のもと、一の瀬園地の駐車場からスタート。脚がヒルクライムの何たるかを忘れているし、こりゃトレーニングじゃなくてサイクリングペースだな。呼吸も追わず、ヒーメヒメヒメなどと口ずさめる程度でいい。紅葉は端境期らしいが、摩利支天バス停付近あたりはなかなか綺麗。時々チャリを降りて写真を撮りながら、レースでは悪天によるコース短縮で臨時ゴールとなった位ヶ原山荘を通過する。

日陰には昨夜?降った雪が残っており、そのせいかは判らないが穂高連峰は独特な灰色をしている。そしてやはり位ヶ原のハイマツ帯こそ乗鞍エコーラインのハイライト。人輪一体となって雄大な景色の中を登るのは楽しいものだ。最後の500mだけ本気出して、今年初めての畳平に到着。

乗鞍剣ヶ峰より位ヶ原、乗鞍高原、松本市街、浅間山方面西風が強いが、用意してきた真冬装備を着込むほどではない。補給食を摂って、小走りで肩の小屋に移動する。ここからは急な登山道だし、老若男女鈴なりなので歩き。トレッキングシューズがそろそろ寿命なのを気にしつつ、トップモストの剣ヶ峰3026mに登頂した。ここが乗鞍で一番いい場所に決まっている。360度の景観は、ずーっとここに居たい気分にさせる。まさに山の中の高山。

オマケの富士見岳を経て畳平に戻ると、夥しい駐輪とバス待ちハイカー。やっぱり自転車って自由で良いものだ(凍結通行止がどうのと耳にしたが、解除されてるっぽい)。自由もルールやマナーを守ってこそ。下りで突っ込み過ぎないよう注意して、一の瀬園地まで下山。手はかじかんでるけどお約束のソフトクリームを食べる。あとはクルマでらくらく、いやヒヤヒヤ帰宅。

トレーニングはこれでOK、ってわけにもいかず、目標が出来た以上、短い期間だがもう一頑張りしたい。

10/5-6 りょうかみとざんの雨と晴

三峰口駅前の鉄道車両公園土曜日、JR松本から長野・高崎・寄居・八王子を回って松本に戻ってくる切符を買った。新幹線で高崎まで飛ばし、八高線は気動車区間。寄居駅前の何もなさに驚きつつ、秩父鉄道のフリーきっぷを買って下り普通に乗る。野上でポンして急行券を付け、終着駅の三峰口で下車。初めて訪れる荒川上流域、さいたま県にもこんな山奥があったんだ。小雨模様のなか、鉄道車両公園にある古い貨物車や電気機関車を見学して回る。車両内に入れるところが良い。

あの花のキービジュアル、旧秩父橋秩父駅まで戻り、乗客は少ないけどサウンドは凄い蒸気機関車を見送り、道の駅で友人と落ち合う。ラーメン屋の見晴亭でちょっとケチャップが混ざるめんまちゃんめんを食い、秩父市内を歩いて巡礼。道から壁からセメントで塗り固められている町というイメージがあったけど、そんなことなかった。旧秩父橋まで行くと、ガチなコスプレイヤーたちが居る。

大野原から鉄道で秩父に戻り、食材の買い出しをして、小鹿野町のハマーズキャンプへ。ここのコテージに泊まる。ネット上に情報が少ないうえ入口看板もないので迷ったが、激安なのにサービスでタープ張ってくれるなど至れり尽くせり、客にアウトドアを楽しんで貰おうという気概に溢れていた。

基本暇人の私はともかく皆は働き盛りなので、4人の日程や希望をまとめるのに気を揉んだ。しかも直前になって宿泊予定の民宿にのっぴきならない事情が発生しキャンセル、涙目でハマーズキャンプに電話したのだけれど、結果オーライ。幸運は我と共にある。猛烈な量のカレーライスを食い、就寝。

日曜日、天気予報が悪かったので登山は諦めていたけれど、明けてみれば雨は上がっている。両神山決行へ。クルマで日向大谷登山口に行き、歩き始める。

だいたい乗鞍某宿でもそうだが、若い頃基準で飯を用意するもんだからたくさん残り、結局私が責任食いみたいになる。今朝も胃がたっぷんたっぷんで、それが不安材料。尤もみな何らかの不安を抱えての登山だ。

両神山の鎖場標高700mほどの緩やかなアップダウンから始まり、沢沿いに何度か渡渉しなからの急登へ。煉瓦色の岩石が多い。さらに清滝小屋を過ぎて尾根筋に入ると鎖場も連続し、短い距離で相当な標高差を稼ぐ。狛犬がオオカミな鳥居から緩急のち、日本百名山の一座である両神山1723mに登頂。好調なペースで登山口から3時間だった。

両神山頂の紅葉上空は青空だが水平は真っ白。富士山くらいは見えないかと期待したが残念。しかし周囲は紅葉が始まってて、良い山の雰囲気だ。軽く補給食をとって、下りも楽ではない。毎年のように死傷者が出る山なので慎重に。登りも下りも口々にキツイキツイ言いながらだったが、終わってみれば丁度良かったと思う。

両神温泉でさっぱりして、ロケット発射の準備をしている椋神社を過ぎたところの道の駅龍勢会館でピザを食い、解散。私は寄居から八高線の旅を再開、これで乗り潰したぞ。八王子から中央本線、大月でポンして特急券を付け松本に帰った。

みんな言いたい放題ながら、失敗しようがもたもたしてようが文句は言われない集まりが、年々貴重になっている気がする。またあるかしら。

9/29 Y線上のアリアケ

カフェ・ド・ラペ付近より有明山いつか自転車で行こうと思ってた中房温泉へ。安曇野の長閑な田園風景を横断し、穂高温泉郷から県道327号「槍ヶ岳矢村線」を登っていく。名前から察するに、本気で槍ヶ岳直下まで車道を通そうと考えていた時代があったのだろう。クルマだと離合困難な道だが、自転車で走るぶんには悪くない雰囲気。

自宅から2時間半。駐車場に入りきれないクルマが溢れるような標高1400mの中房温泉に着いて、十分へとへと。だが来週に登山の予定があるので、その予行演習をしたい。ここから燕岳・大天井岳へは登った事があるので、今回は安曇富士こと有明山を目指す(写真右)。かなり急な道でロープを掴む場面も多く、時々立ち止まって呼吸を整えないと辛い。

有明山で登山道をロスト少しなだらかになって「登山口から1.3km、有明山まで1.7km」の道標あり。10時半という遅い入山だったが、このぶんなら不安はない。と思ったのも束の間、一般登山道とは思えぬほど道が不明瞭になる。あれ?でもテープの目印は続いているし、踏み跡がある限りは進む。やがて巨大な岩壁にぶち当たった。巻く道は見つからないし、こんなのどうよじ登れば…。何ルートか試してみるが、危険過ぎるしどうも違うっぽい。正午を過ぎ、引き返す勇気発動!

さっきの道標近くまで下りて、ようやく正規の道を発見。右に行くんだったのか、わかりづれー。それとも俺がバカなのか。登り直すにも、ここからコースタイム通りだと日が暮れてしまう。既にテンションが落ちてるし、膝も笑い始めている。せっかくの絶好天だが諦めて下山しよう。燕岳方面に比べて極端に人気が低いうえ、中途半端な時間に登り降りしたため、登山道では誰にも会わなかった。いつか、クルマアプローチでいいからリベンジを。

国民宿舎の有明温泉に入っていく。まず膝をアイシングしたかったし、ここの露天風呂は広くて好きだ。あとは自転車で信濃坂という若干の登り返しをクリアし、さらに大口沢経由の登りも追加して帰宅する。

有明山についてネットで調べてみたら、同じように迷った例がいくつかあり、初見殺しの運次第という気もする。私が余計な踏み跡を追加してしまったから、また迷う人が出てしまうかも。反省点としては、山にはもっと早い時間に入るべきだった。でも負け惜しみだが、予行演習としてはちょうど良いボリュームだった。

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