2013/1/1 ならよし旅日記

2013/1/1 ならよし旅日記
例年通り姉の手伝いで、4日間にわたる餅販売の激務があった。それでも元旦そうそう近鉄古市を出発する。今まで指をくわえて眺めるだけだった吉野行き急行電車、ついに終点まで乗る日が来たのだ。本当は松本から自転車を持って来たかったけど、片肩での輪行はリスクが高いので断念していた。

急行とはいえ橿原神宮前を過ぎると急いで行かない。カーブが多い奈良の奥地をゆっくりと、やがて吉野駅に到着した。古来より信仰深い山域、もう聖地巡礼は始まっている。まずはそうとう旧式のロープウェイに乗る。稜線まで上がったら、ここからウォーキング開始。

金峯山寺などワールドヘリテージな世界遺産が目白押しだが、初詣の名所ではないらしく人通りはまばらである。だがそれがいい。コンクリの急坂をガンガンズイズイグイグイ上昇していく。昔サイクリング部の合宿で通り掛かったことがあるはずなんだけど、全然覚えてないや。

上千本花矢倉からの点棒が抜群で、中千本下千本を眼下に金剛・葛城・二上山などがはっきり見渡せる。あっちが下市。高城山展望台まで登って今回はここまで。奥千本を諦めて引き返すと、別のウォーカーと競走状態になる。ニワカじゃ相手にならんよとばかりに小走りで対抗するも続かず、あっさり負けた。

下山はロープウェイを使わず七曲りを経由し、計3時間半ほど歩いたかな。桜が咲く時に来たら高遠とは別の良さがあるのだろう。近鉄で吉野口まで戻り、あとは青春18きっぷでJR線の旅。和歌山線もレアだが桜井線は激レア、と思ったらやたら混んでた。この路線は駅名も凄いな、揚げ句の果てに京終とか。奈良から関西本線で柘植まで。これまた未乗の草津線を経由して、あとは東海道本線。

素直に松本には向かわず、豊橋のビジネスホテルに宿をとる。全国民が休みたいはずの元日から働く人たちには、頭が下がるというか申し訳ないというか。気まぐれな旅行者のためにドアを開けてくれてありがとう。

8/17分 津軽海峡線夏景色

ふかふかの寝台で列車に揺られるのは実に快適だった。5時ころ目を覚ますと、車窓には陸奥湾が広がる蓬田付近。『雲の向こう、約束の場所』のテーマが頭の中を流れる。

札幌発の夜行列車降りた時から、青森駅は雨の中。南へ帰る人の群れは誰も無口で、シャッターばかり切っている。私も一人、鈍行列車に乗り、酒田まで続くロングシートに泣いていました。ああ…

Murakami 鶴岡から臨時特急いなほ84号でワープし、村上で途中下車。散歩に出ると、七夕祭りで山車を引いている。電線に触れんばかりに高く飾られたぼんぼりは、人形劇を模した作りで凝っている。実際に電線に引っかかってぶっ壊れてしまったけど。それにしても本州は暑い。新潟からはこちら方面への旅で毎度世話になる快速くびき野号。増えつつあった溜め息が止まるほど、素晴らしい列車だ。また日本海に夕日が沈む。

高田で乗り換えて長野へ。大雨による徐行で相当な遅れが生じ、乗り継ぎが危ぶまれたが待っててくれた。帰路だけで17回目の乗り換えを済まし、これで松本に帰れる。
この一週間の旅で得たものは何か? 成長したのか? 多分、生命力は上がったと思う。当初の不安は日々解消し、まったりと激しく危なげなく、予定以上の質と量で走りを楽しめた。小旅行を経て、ようやく新しい自転車が相棒になった気がするし。反面、他のチャリダーと会うことが少なかったのは少々残念。もっと旅人が増えるといい。

チャリを組み立て、日付が変わる直前に帰宅を果たす。盆休みはあと二日残っているし、荷物を乾かしたり洗濯したりしながら、ネットの世界へも復帰していこう。ただいま。

Mapblog

8/16分 北海道で見る夕日は これが最後ねと

Ganbou 風の強い早朝。公園裏手の長い階段を登ると、遠軽の象徴である瞰望岩の頂に立つ。まだほとんど眠っている町を一望でき、石北本線のスイッチバック線形もよく分かる。かつては北に続いていた名寄本線に思いを馳せ、下山して出発。サイクリング最終日も、消失点まで続く一直線の道を走る。

Yuubetsu 1時間もすれば湧別の町を抜けて、ついには港に突き当たる。少し東にシフトして浜に出れば、そこは一面のオホーツク海。旅の予備日としての蛇足ではあるが、これも見たかったんだ。頭の中に長渕剛の『オホーツクの海』が静かに流れる。あるいは斉藤清六が「オホーツクオホーツク♪」と歌う一正蒲鉾のCMソングとか。テトラポッドに登って、カムチャツカのてっぺん先を睨んだり、気まぐれな恋人の夢を見たり。右手はサロマ湖の砂嘴が緑色に続くが、知床連山までは見えないか。左手は目を閉じれば樺太が見えるし、海に背を向けて両手を広げれば「こっからこっちが北海道〜」…と言うにはそうとう大きく広げる必要がある。

あとは帰るだけ、って時に本降りになる。雨中走行こそランドナーの真骨頂と言えど、あんまりずぶ濡れのまま輪行するのはブルーだなぁ。と思ったら遠軽まで戻ると止んでくれた。本日走行50km、ここの駅にてサイクリング終了。若干チャリを乾かしてから輪行し、キオスクで土産を買って10:18発の特別快速『きたみ』に間に合わせる。これを逃すと、以降間に合う列車は特急しかなくなるため、昨日急遽無理して距離を稼いだんだ。北海道&東日本パスによる帰路が始まる。

ぽっかりと時間的余裕が出来たので、どこか乗ったことのない路線を使ってみよう。時刻表とにらめっこした結果、旭川から富良野線に乗ることにした。やがて美瑛駅に到着し、乗り継ぎの列車までまた時間がある。自転車を畳んでしまっても、私にはジョギングという脚がある。裏手の丘を駆け登って行くと『ケン&メリーの木』が立ち、美瑛らしい丘々の景色にマッチする。続いて北西の丘展望公園も寄り、天気は今ひとつだが駅に戻るまで気持ち良く駆け抜けた。

Ishikari 富良野駅周辺も少しぶらぶらして、根室本線で滝川へ。あとは普通に函館本線で札幌へ向かう。遥か西の空が晴れていて、神々しい夕焼けになっている。私はこの車窓をずっと覚えているだろうか。

暗くなって苗穂で途中下車。駅前に蔵の湯という銭湯があり、食事セットが安いのでここで夕食にソースカツ丼を食う。風呂で昨日今日の汗も流した。札幌駅に移動し、急行はまなすを待つ。帰りは大枚はたいてB寝台を取った。旅情はまさにブルートレインそのもので、殺人事件とか起きたらどうしましょう、キャー!

22:00発。さぁ北海道はまだまだ長いよ。

8/12分 襟裳の夏は何も見えない夏です

Shizunai 夜行急行はまなすで北海道入りを果たし、苫小牧で途中下車。すっかり体が痛いので、少し早朝の市内を散歩しよう。寒さに震えながら食堂目当てで3km離れた港町の卸売市場まで行くも、今日は日曜でお休みだった。朝食はコンビニで済まして日高本線の単行気動車に乗り、さらに東を目指す。車窓は本州に比べると極端に人家が少なく、サラブレッド牧場や昆布の天日干しが連続する。なんちゅー所まで来てしまったんだ。「とにかく遠い所へ」という旅心をかなり久々に刺激する。

昨年末に配られた職場カレンダーに長いお盆休みがあるのを確認してから、「もしかして北海道ツーリングをするラストチャンスかも」と構想を練り始めた。ところが5月の遭難で自転車やキャンプ用品、そして自信を失った。一旦は諦めたものの、ギリギリの金策と機材繰りでどうにか出発に漕ぎ着けたのである。新しいランドナー『丸石エンペラー』でする初めての旅行。途中で音を上げることがありませんように。

さいはての駅、様似に11:19着。逆にここで走り終えた人と情報交換をしつつチャリを組み上げ、いざサイクリングを開始する。ライダーさん達が手を振ってくるので振り返す。そうか、ここは北海道なんだ。テンションがグングン上昇する。さっきまで晴れていた空は雲行きが怪しいが、磯の香りの濃さを感じながら徐々に脚の回転が良くなってくる。

Erimo えりも町のコープで買い出しし、国道336号から岬へ向かう道道34号に入ると、進めば進むほど森林のない丘が美しい道。これ、無料で走っていいの?ってくらい。しかし霧も深くなってくる。旅の第一目標だった襟裳岬に到着し突端まで歩くも、辛うじて眼下に波しぶきが見えるくらい。…目を閉じれば犬吠埼が見えるし、岬に背を向けて両手を広げれば「こっからこっちが北海道〜」。

100hama 岬の東側を少し北上すれば百人浜。かつて大量の遺体が流れ着いたことから付いた地名で心霊スポットとされるが、キャンプ場はそんなイメージとは違って浜から離れ緑に囲まれたところ。今日はまだ46kmしか走ってないけど、ラン初日から疲れてもロクな事がないからここまででいいや。まったりしよう。コンロやコッヘルまで持参する本格キャンプツーリングは3年振り。ごはんはまあまあ美味しく炊けた。おかずはレトルトカレーですが何か。

8/11分 旅は紙かカンに限る

※本日より暫く、一週間遅れで一日分ずつブログを更新していきます。

冷蔵庫の中身を空っぽにし、BDレコ以外ほとんどのコンセントを引っこ抜いて自宅を出る。松本駅まで走ったらチャリを輪行して、6:53発の普通列車に間に合わせる。『北海道&東日本パス』…連続する7日間JR2社の普通列車に乗り放題となる10000円の切符で、急行でも乗車券として使えるのが青春18きっぷとの大きな違いである。車窓には北アルプス、帰ってくるのは一週間後だ。

新潟県からは日本海側をひたすら北上する。車内でケータイやスマホを弄っている人を見ると羨ましくもある。自分だって旅先でニュースをチェックしたりブログやツイッターを読み書きするのは嫌いじゃない。けれどせっかくの非日常に日常が付いて回るし、電池切れの心配もしなくてはならない。
今回、思い切ってそういった物は持たないことにした。旅には紙の時刻表と地図があれば充分。あとはカンで。不安だけれど、帰ってくる頃にはきっと当たり前になっている。

全て鈍行だと間に合わないので、新発田から少し特急でワープする。お盆休み初日ということでデッキまで酷い混雑、25分の辛抱だった。村上から再び鈍行でまったり、笹川流れの景色をうとうと眺めながら山形県に入る。鳥海山を過ぎて秋田県に入ると日本海に夕日が沈む。もうだいぶ遠くまで来たもんだ。大館からはまた特急ワープ。後発の鈍行でもギリギリ間に合うが、輪行中に乗り換え時間がタイトになるのは危険。ここで特急を使っておけば乗り継ぐ急行が半額になるので、料金に大差ないし。

Aomori811 青森駅に夜行『はまなす』が入線する時のワクワク感は半端じゃない。臨時を除けばJRで現存する唯一の急行列車で、青い客車が連なる様はブルートレインのような趣がある。今夜は機関車を含め13両、ホームからはみ出さんばかりに増結された編成だが、自由席車両はすぐに囚人列車と化した。指定席車両にも立ち客が溢れて来たので、やはり早目に自転車を積んでおいて良かった。自分は一ヶ月前にわざわざ有休を使って確保した、増結車の指定席。低グレードな簡易リクライニングだが、夜通し突っ立ってるよりゃマシだろう。

22:42発。列車はいつしか海底深く、意識も薄れてゆく。

4/14 もえる男の赤いゼリー

4/14 もえる男の赤いゼリー
毎年長野市行きに使っている松本バスターミナル発の高速バスが土日廃止になってしまったので、今年は電車に乗る。信州往復きっぷで安くなるし、信州特急料金回数券が金券屋で一回+550円。という訳で贅沢にもL特急しなの号を使用する。この区間で特急は初めてだが、姨捨でスイッチバックを体験出来ない代わりに景色の案内放送が入るのね。今日は生憎の雨空である。

長野駅からシャトルバスを横目に歩き、やってきました長野マラソンの受付会場ビッグハット。参加賞の黒いTシャツは比較的ツカエそうだ。出展ブースではある商品を探し回るが、無い。呼吸に不安があるので鼻孔を拡げるアレが欲しい。あの!柏原選手もしてるのに流行ってないんだな。諦めて、初めて見るアミノバイタルパーフェクトエネルギーだけ買ってみる。明日のレースに組み込む予定。

歩いて駅に戻り、長野電鉄の駅そば「しなの」でチートロ玉うどんを立ち食い。カーボローディングになるかな。さらにコンビニでパンを買い込んで東横インにチェックイン。テレビのナディアを観てる途中で眠りについてしまい、24時過ぎに起床。あわわわ、どうしよう。近頃どうも睡眠不順だ。

2/18 ちゅうかなMM

2/18 ちゅうかなMM
不凍栓を操作してから松本を発ち、スーパーあずさ4号に乗って八王子で横浜線に乗り換える。

明け方の街 桜木町で こんなとこに来るはずもないのに〜(山崎まさよし「One more time,One more chance」)

自分のような(元)墨東人にとって東京の西の方とか横浜なんか「いけ好かない」町でしかなく、まず訪れることはなかった。みなとみらいなんて超MMじゃん? しかし今回青梅と往復するために購入した東京週末フリーきっぷをある程度使い倒そうと、範囲内にある横浜の地に生まれて初めて降り立ってみることにしたのだ。

強い寒気のお陰で空気が澄んでいるようだし、むらよしと煙は高い所に登るもの。千円払ってランドマークタワーのエレベーターに乗り込むと、いかにも高速で運行してそうな振動を伴ってから停止した。は? …そのむかし新橋から横浜まで日本に初めて鉄道が開通した時、乗客はあまりに早い到着を信じず汽車から降りようとしなかったと云う。そんな気分がわかる、あっという間の69階だった。展望は言うまでもないがあえて書けば、東京タワーとスカイツリーの間に筑波山、三浦半島の向こうに伊豆大島など。ビルの形がどっしりしてるので真下を覗いてもあまり怖くない。

実は左足指の付け根を痛めており歩くのがつらい。そこで南へ移動するのに水上バスを使おうと臨港パークの方に行ったら、強い寒気のお陰でウヤになってた。仕方ない、歩こう。赤レンガ倉庫や象の鼻パークを経て山下公園氷川丸に着く頃、運行再開してやがった。

あれは夕焼け染まる 横浜ベイブリッジ〜(長渕剛「BAY BRIDGE」)

超MMな港の見える丘公園や元町公園も歩き、足が棒になるころ中華街に入る。とにかく喉が渇いたので、適当な店で旨くもまずくもないラーメンとチャーハンのセット650円を平らげる。月餅を歩き食いしつつ土産に小籠包を購入、やっと電車に乗る。

赤い電車は歌い出す ファソラシドレミファソ〜(くるり「赤い電車」)

フリーきっぷの適用外だが横浜高速鉄道、京浜急行と乗り継ぐ。あれ、今時の快特ってVVVFドレミファインバータじゃないのか。今回の旅のメインイベントだったのに、少し残念だ。でもさすがに速い。

ぶぶぶ きっと飛べると思うんだ 跳ねた後ろ髪が羽田から〜(aiko「ジェット」)

羽田空港国内線第2ターミナルビルの展望デッキに出てみると、ものの数分で松本飛行場一日分を越える離着陸があっちこっちそっちで行われている。恐ろしいとこだなぁ。

ここからはフリーきっぷで東京モノレール、天王洲アイル乗り換えで東京臨海高速鉄道、新木場で京葉線・武蔵野線、新松戸で常磐線各駅停車を乗り継ぎ金町で下車。いつもなら実家まで歩くところをバスを使った。くたびれたー、もうだめだ。

1/3 大糸線はシャッターチャンスも多いと

大阪発の夜行急行きたぐには、一ヶ月前に速攻でチケットを取りに行ったのにオトクな「パン下中段」をゲットできず、それなら人生初めてグリーン車なるものを体験してみようと座席車にした。しかし寝るなら狭くても三段寝台の方が良かった。いつもの半分しか眠ってない感覚で、未明の北陸本線糸魚川駅に到着。さよなら、昭和の香りを残して走り続けた583系。

Kizaki3jan 大糸線はJR西日本量産の気動車キハ120形。やがて明るくなると、外は雪景色が凄い。南小谷から電車の車窓も素晴らしく、しかし松本に近づくにつれ混雑してくる。運賃が若干安くなる島内駅で下車し、チャリを組み立てて少し走れば無事帰宅。ここ一週間は古いケータイでニュースやツイッターを一部かじっていた程度なので、久々にインターネットに帰ってきた気分だ。ああ、堕ちてゆく。

一昨日分の筋肉痛が現れてだるいが、明日はどうせもっとだるくなる。松本の寒さにびびりつつ、ジョギングで田溝池〜浅間温泉の基本12.5kmをゆっくり回った。

12/28 南の島のハメハ名阪

12/28 南の島のハメハ名阪
今日明日は本業を有給休暇にして、年末恒例の餅売りを手伝うため大阪古市に向かう。現状、こちらの方が人の命(姪二人)が掛かっている。

気温マイナス7度で手がかじかみ自転車を輪行できるか不安だったが、1年4ヶ月ぶりの作業で手順に戸惑いつつも無事パック。袋の口を閉め切れなくてミットも無いけど。朝一の特別急行しなの2号に乗り込み、音楽を聴きながら眠る。

名古屋で近鉄の名阪特急に乗り換える。憧れのビスタカーなので2階建車両…を期待したが指定されたのは平車両だった。まぁいいか。三重から奈良へ山間を抜け、二上山が見えてくる。大和八木で急行に乗り換え河内国分1137着。ここらへんは近鉄の大阪線と南大阪線が平行して走る地域で、自転車さえあれば古市へはこの駅からでも近い。つーか大阪暑っ!まるで南の島だ。

到着次第さっそく販売の仕事。大晦日まで、体力の全てをかける。

4/17 飯田線のパンクロック

六道の堤 JRの臨時快速「高遠さくらまつり号」に乗るつもりで松本駅に行ったら運休になっていた。仕方ない、後続の普通列車で向かおう。飯田線に乗り換え、南箕輪村の北殿(きたとの)駅で下車。ここからジョギングで南アルプス仙丈ヶ岳方面へ向かう。ここ数日は貧血症に加え土曜出勤もあり、今日は部屋で大の字に寝ていたかったが、生涯あと何回あるか分からない桜の季節だからね。体は言うことを聞かないが、春らんまん、旅気分で初めて走る道が心地良い。途中に「六道の堤」という池があり、桜の穴場となっていた。「桜のトンネルや 悪魔の通り道――!」ザ・ブルーハーツの旅人という曲が頭の中をがんがんリピートする。

高遠城址公園遠望 国道361号の大渋滞を横目に高遠の街に入る。北側の高台は知る人ぞ知る絶景ポイント。しかしちょっと来るのが早かったかな、城址公園の丘を染めるタカトオコヒガンザクラはまだ五分咲きってところだ。
高遠城址公園桜雲橋ともかく時計を止め、入園料500円を払って中を散策。恐れていたほど人がわんさかって程でもなく、ボケッと一周してそれなりに名所を楽しむ。

復路もジョギング。城址の裏手を回ってから、三峰川沿いに中央アルプス駒ヶ岳方面へ下る。県内ランナーあこがれ伊那駅伝の舞台だったと思う。「四月の花は桜色 未来の誰かにプレゼント――」そんな曲もあったっけ。ザ・ブルーハーツのナビゲーターだ。飯田線の伊那北駅に到着し、あとは電車で帰ろう。北アルプスに夕陽が沈む松本平へ。

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