軽い喉風邪を引いて、しばらくトレーニングをサボってしまった。いよいよ8月に入ったことだし、まだ本調子ではないが再開といこう。
その前に、新しいデジカメを購入した。カシオのEXILIM EX-V7という屈曲光学7倍を特長とする薄型コンパクトものだが、たいして見た目はカッコ良くないので「意外に小さいな〜」という点以外ではガジェットを手にした悦びには欠ける。7倍ズームもこのサイズでは手ブレ補正があっても非実用的で、むしろF値などのレンズ性能が犠牲になっているのが心配だ。そもそも小型デジカメなら手持ちのSoftbank 904SHに良いモジュールが付いているし、ズーム性能ならパナの名機DMC-FZ10がまだまだ現役だ。
ではなんで無きゃ無いでいいものを3万円も出して買ったのか。それは軽量機の中では1時間30分を超えるVGA動画撮影が可能な唯一の存在だったからである。コーデックに個人的には扱い慣れたH.264が使われているし、電池寿命も動画撮影1時間40分を謳っている。他社の最新機がMotion JPEGで引っ張り続けている中、何とも心強い。
でもやっぱ無きゃ無いでいいものを…と思いつつ、早速チャリ載して浅間の激坂を登りながら撮影してみる。が、いつの間に異常終了してやがった。途中でアゴを何回かぶつけたせいかな。しょうがないので美鈴湖からの下りでも撮影を試みる。こちらは成功。チャリ載の仕方にもうひとふた工夫要るので、それをクリアしてからまた公開したい。
ようやく夏らしくなった天気の下、通勤の行き帰りでもアルプス大橋で写真を撮ってみる。う〜ん。ケータイカメラよりは奇麗だが、やはりレンズが…と思う。ただしマニュアル操作機能が意外に充実しているマシンなので、使いこなしによっては面白い画が撮れる可能性は秘めているだろう。
梅雨はまだ明けないのか曇り空。秋のような快晴だった昨日のうちに走っといた方が良かったかな、と思いつつ浅間の激坂を登る。早朝トレーニングの習慣が後退しているので、ろくにウォーミングアップ時間を取れないのはやはり苦しく、不当に心拍が上がる。生涯で打てる脈の回数は決まっているらしいから、ちょっと損した気分。激坂後も軽いギアでゆっくりと、家から600mアップの渋池までの往復にした。
松本市と安曇野市を繋ぐアルプス大橋がついに開通。昼から供用開始されたので、仕事帰りにさっそく活用してみる。長いこと待ってましたとばかりに交通量も多いが、大敵は今までの通勤路と違って信号が二つ増えた事。30秒の遅れが遅刻戦線の戦況を左右するぞ。明日の朝から、なるべく引っかからずに抜けるためのパターン探しだ。
(写真は前日撮影。何でもかんでも「アルプス」と付ける松本地域のネーミング癖はどうかと思うが、でも名に恥じない景観である。)
正午にチャリでアパートを出発。南へ向かって田川沿いから高速沿いの道をつたい、国道20号塩尻峠への登りになる。ふと、上り坂では止まらないはずの私の足が止まった。コカコーラの空きボトルが落ちている。高い確率でiTunes songが当たるというあのキャップシールが欲しいんじゃー。でも一旦拾うとシールだけむしってボトルだけまた捨てる、なんてことはこの往来で出来ない。かと言ってわざわざどっかの分別ボックスにまで持っていく気にはならない。少しの葛藤の後、諦めてその場を後にする。ち、こいつのせいで数秒が無駄になったぜと舌打ち。貧乏根性→無奉仕心→被害意識という我ながら卑しい三連コンボが決まった。ヒュォォォゥ。
この道は登り切るのに意外と時間が掛かり、その間激しい交通量に身を晒さなくてはいけないからあまり好きではない。しかし有事の際、北から敵が襲って来たら南へ逃げなくてはいけないから、好き嫌いは言ってられないな。
なんて事を考えていたら、左手山側の小道から自動車用のタイヤがポーン!ポーン!と勢いよく高く跳ねて転がって来た。教習所のビデオにこんなのあったか? もし数秒私が早くそこを通過していたら、直撃で国道に弾き飛ばされ、後方から来たトラックに脳味噌を砕かれていただろう。その運命を免れたからには、目の前で起こりうる惨劇へ心の準備をした。第一通報者はこの俺だ! さらに人命救助や交通整理をしなくてはならないだろう…。しかし自動車たちも直撃は免れ、減速したり上手にハンドルを切ったりしてかわし、やがてタイヤは道路脇に横になって止まった。あとから犯人の子供が慌てて追いかけて来た。・・・
塩尻峠には以前何かの展示館があって、その屋上からの景色が見事だった。今は良く分からない施設に替わり、屋上が無いし立ち入りも禁止。せいぜい少し引いた歩道橋から眺望するしかないようだ。楽しみな八ヶ岳の連なりも今日は雲の中。
峠を下りて岡谷の釜口水門に到着。便所の排水より汚い湖水がごうごうと天竜川を生産しているが、この季節は仕方ないか。深呼吸出来ぬままジョギングスタート。諏訪湖畔を左手に泥棒回りするのだ。昨夜も仕事後の夜ジョグを8kmしたので足に疲れがあり、ペースは上がらない。でもジョギング道は良く整備されていて走り易い。惜しむらくは平行する県道の交通量が多く、やはり深呼吸する気になれないところか。
東岸は休日を楽しむ市町民や観光客で結構な賑わい。北西岸はジョギング道が途切れがちになり、未開な雰囲気を漂わせている。諏訪湖一周16kmを1時間43分で釜口水門まで戻ってきた。
あとは買い食いなどしつつ、チャリでのんびりと帰途につく。塩尻峠では冷たい雨に降られた。これで梅雨は終わりかな? 本日の獲得標高差は700m。
なかなか梅雨が明けない7月だが、今朝は雲の合間から時折陽が差すぐらい。少し二度寝して時間が少なくなってしまったが、チャリで美鈴湖までは上がろう。太平洋側や日本海側に訪れた天災の影響はなく、道路の通行に問題は無し。腕に力を入れてハンドルの安定に努めると、漕ぐのが楽な気がする。ヒルクライムに強くなるには上半身も鍛えよと云われる。腕立て伏せとか、そういうつらいトレーニングは趣味じゃないが、たまにはやっておくか。
仕事の帰り道、歩行者自転車専用のあづみ野橋を渡ると検問が待ち受けていた。去年、田溝池でも何の事件だったのか検問に巻き込まれたことがあるので、またかという感じ。個人情報をぺらぺらしゃべるのはあまり良い気分ではないが、ご苦労様ですぐらいは言っておこう。今回は殺人事件。ずいぶん広範囲で検問してるようだが、たいていこういうのって手遅れな気が…。
よく降る雨だ。これでは外出する気になれないので、昨日の帰宅時にチャリで豊科カントリークラブルートを登っておいて良かった。豊科田沢からクラブハウス付近まで300mアップあり、登り始めはまだ明るくても山間の山田集落に至る頃にはダイナモランプが必要になる。一千舎展望台付近から安曇野を見下ろすと、もう夜景が始まっていた。都会の夜景を星の海に例えるなら、ここは星の湖のよう。その星のひとつひとつは、意味があって光っているのだろう。
今日はゆっくり休む。時間があるのでパン作りにチャレンジ、パート2。イースト菌がまだまだ残ってるし。生地をこねる作業はいい運動にもなる。自動でぐるぐるこねるマシンがあれば楽だが、あればあったで邪魔だろうし。
前回よりは形がバターロールらしくなり食感も良くなった。美味しかったので焼き上がった12個を全部一気食いしてしまったほどだ。でもまだ、ふんわりさが足りない。この加減をマスターしないことには次のステップへ進めないではないか。
数ヶ月ぶりにギターケースを開けたら、いつの間にやら第4弦がブリッジの所でブッちぎれていた。仕事での指痛を理由にサボりすぎだ。最近は痛くなるような仕事はしてないし、久々に弾いてみよう。弦を直して1時間ほど、思い出しながらの練習になる。いつでもサッと、人をちょっと感動させる演奏が出来るぐらいを目指さなきゃ、むらよしじゃない。壊れた積み木の積み直しだ。
午後はチャリで出掛ける。いったいどこへ向かおう? 玄関を出てからしばらく考え込んでしまったが、決まらないので風まかせに走り出すことにする。いつしか、かつての自転車通勤路を辿って山形村に来ていた。
ここまで来たら目指すは清水高原。唐沢の蕎麦屋集落から扇状地の扇頂に向かう道もあきれるくらい長い急坂だが、そこからあえてサブルートの林道横吹線に入る。沢の急流に沿ってコンクリート舗装の道も高い斜度を維持するから、脚ごたえ満点だ。「浅間の激坂」「桜清水坂」「崖ボッチ坂」と並んでここ「裏きよみず坂」も松本地区屈指の激坂に挙げたい。勝手に命名しつつ。
やがて坂は緩くなり別荘地に入る。標高1300mにあるスカイランドきよみずが最高地点。すこし下って清水寺まで足を伸ばす。ガスってて“清水の舞台”からの俯瞰は今ひとつだが、深い木立に囲まれた古刹は山奥へ来たんだという気分にさせてくれる。
下山はメインルートでスイスイと。
昨夜のカレーの残りをガツガツ食って、チャリで浅間温泉へ乗り込む。わんさかいる自転車の群れに、いざ切り込むランドナー。野球場をジョグで一周し、体調はどうにか100%に仕上がった。エスカOBのG蕃さんや筑波OBのG藤さんと面会でき、やがて各クラスのスタートが始まるとドキドキしてくる。今のうちにどんどん心拍上がれ!
天候は曇りで、レースには絶好のコンディション。これからわずかの1時間30分弱に全力を出し尽くせるか。いよいよ我らが600番台の号砲が鳴った。しまった、ストップウォッチの操作を間違えて計測開始できなかった。仕方がないので現在時刻とスタート時刻を引き算しながらのペース確認となるのだが…。
始めこそ場違いながら十番手以内に付けたものの、ずりずり落ち着きながらの激坂となる。もう前スタート組の屍が転がっている。赤鳥居のシケインをインべたで抜け、その後のヘアピンからシフトアップ。やがてTノブさんに追い付いた。初見ながらエンペラーのパスハンは分かり易く、ドロヨケ付きの仲間がいることも嬉しい。
第1CPは時計を見忘れたが、第2CPでは絶好調を意味する36分30秒と確認。自己ベストを狙うには上々の通過タイムだ。600番台の4〜5台が、ややばらけつつも互いを意識するグループを構成している。そんな中、個人的には最大の難所だと思う「ストップ坂」が立ちはだかった。ここは無理してでも一つ重めのギアで踏む。踏め。踏めども。踏み切った!
腰痛がつらくなってきてグループの後方にはなってしまったが、第3CPが1時間8分。よしっ、自己ベストを1分以上更新できそうだ。しかし「思い出の丘」から向い風を感じ、今ひとつスピードに乗り切れてない気がした。それでも武石峰の大下りでは鳥になって羽ばたいたような錯覚を覚え、最高のハイテンション。
最後の上り坂になるとぴったりと横に付けてくる選手がひとり。ナンバーを見ずとも、これがグループの最下位争いになっていることが分かる。差されてたまるか、リードを奪い返して精神的に折れさせろ。全然思うように力が入らないが、向こうの方がつらいに決まっている。そして私が「死ね坂」と名付けた最後の右カーブ。死ね死ね死ね死ね死んじまえ〜。そして1秒でも速くゴールへ…。
ピピピ。手元の時計を見て計算したら、1時間24分ジャスト!? あれ、やっぱりハイスピードバトル区間で乗り切れてなかったのか? 自己ベストをギリギリ10秒しか更新できずか。でもそれが最大の勝敗ラインと決めていたから、安堵の気分に包まれてチャリを降りる。
たくさんの難所やその景色を思い出すと、やっぱりツールド美ヶ原はツールド美ヶ原。最高に楽しかったんだ。楽しみ過ぎて終盤失速したのならまぁいいや。時間をかければかけるほど楽しいのがツールド美ヶ原である。すぐにG蕃さんがゴールして、私よりはるかに速いタイムでも「序盤の激坂を思うように克服出来なかった」と悔やんでいた。上級者になればなるほどベストを尽くすのが難しいのもツールド美ヶ原である。
今回は常連のS浦さんT井さんが来ていないのがちょっと残念。T井さんの代わりにパック牛乳を飲んでタンパクを補給する。そして完走のご褒美「冷やしトマト」の激ウマさよ。雨が降って来たので写真撮影はあまりせずに下山開始。スリップが怖いというより雨が冷たいのでゆっくりゆっくり下った。前走車が跳ね上げる水しぶきが悩ましい。つくづく自転車という物はドロヨケが付いているのが正しい姿であるな。無事下界に下りて一旦帰宅。朝の残りのカレーを食ってシャワーを浴び、降りしきる雨のなか表彰式&抽選会へ。
テントにリザルトが張り出されているので自分を探す。あれ、あるはずのタイムの所に無い。計測に失敗したのかなぁ。がっくり膝を付こうかと思ったが、しぶとくもうちょっと速いタイムの所を見る。!?、あった。
【中村良大 1:22:01】
ええっそりゃ間違えじゃないの? いや、ゴール時の意識朦朧とした状態での私の時間計算が間違えていたのだろう。失速などしていなかったのだ。出来過ぎたタイムにしばし唖然とする。トレーニング不足感はあったが、それ以外に長めの自転車通勤をしていたのがプラスになっていたのかも。堂々の自己ベスト大幅更新である(と言っても2分10秒差)。
さすがに強運は続かず抽選会では外れたが、記録だけお持ち帰りーで大満足の一日だった。来年のハードルを高くしてしまったけど。
さてカレーを食おう。
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