3/25-26 ロゲ三位一生説

前夜はお風呂に入って暖かくして寝る!・・・はずが、何もできず床寝していた事が判明した朝。しかもチャリがパンクしていて、慌てて修理して国道19号を北へかっ飛ばす。1時間余で生坂村の会場に到着するも、サプリメントやエネルギーゼリーを持ってくるの忘れた。つまり、なんもかんもいい加減な土曜の午前である。

Karattoそれでも花粉症以外は心身ともに絶好調。7月の日本選手権に向けて重要な前哨戦だし、まず勝ちを狙うつもり。正午に「いくさか村おやきロゲイニング」3時間の競技が始まる。配布された地図と位置説明を頼りに、なるべく多くのコントロール(ポイント)を写真に収めて帰ってくるランニング競技だ。基本的にチームスポーツだがオマケにソロ枠もあって、ぼっち参加出来るのは有難い。

生坂村の地形は大まかに言ってCの字に流れる犀川と、さらに大きなCの字状の外輪山が西側に連なる。その稜線が得点稼ぎの軸になるし、南から時計回りに進むのがセオリーだろう。しかしその南エリアがスカスカだし、他の人と同じ行動をとっては走力に劣る自分が勝てる訳がない。スタート直前に急遽作戦変更、まず東の丘を攻めて北からの反時計回りとする。のっけからショートカット路を探そうとして足が止まったが、大丈夫か?

Dohyo東側に絶壁をなす京ヶ倉・大城はテレイン(競技エリア)に含まれていない。しかし犀川を左岸に渡り、稜線北部エリアもなかなか鬼畜なアップダウンが続く。高津屋山の頂きにある「天空の土俵」はスルーも考えたが、単純にどんな所か見ておきたかった。ロゲイニングは、旅だ。グリーンパークブリッジで深い谷のダウンアップを回避できるのはおいしい。位置説明の文面もヒントになる。さらに稜線登り、こんなところに草尾山集落なんてあるのかしらと。確かに家は2軒あるが、片方は窓割れてね? この山域はマニア垂涎な廃村の宝庫として一部で有名なのだ。

Skyspoトレランシューズだと下りをぶっ飛ばせるのが良い。稜線南部エリアに入り、終盤のまとめ方を思案しているうちにちょっと分岐を通り過ぎてしまった。抜いたはずのチームに先行されて恥ずかしいが、こういう細かい所はチームが有利だよな。名前だけ以前から気になっていた登波離橋(とはりばし)を経て、絶景のパラグライダー場からは村を一望。北に戸隠連峰、南に松本平も望むこの辺りは走り抜けるのが勿体無い。今度ゆっくり訪れよう。

ここまでの猛烈なアップダウンが脚に来ているし、腕のしびれがハンガーノックを予感させる。自由の効かなくなった体に日岐城跡の空堀地形が響く。生坂ダム堤頂歩道で犀川右岸に戻り、もがくように急ぐ。余るはずの時間でもう2〜3ヶ所とるつもりだったが、断念してフィニッシュ一直線。制限1分半前、ギリギリ遅刻しなかっただけ御の字だろう。走行28.4km、積算標高差1,170m。去年3位だった塩尻ロゲの時よりかなりパワーアップしている。

日本選手権でチームを組むガクさんが初ロゲ。彼に参加経験をさせて出場条件を満たすのが、実は最大の目的だった。地図読みは未知数ながら長距離走力は抜群で、今回は強敵でもある。無事フィニッシュしていて「1500点は行ったんですけどね」「(マジ…!?)」慌てて自分も集計に入る。どうにか僅差で上回ったが、ナビゲーション能力も不足ないようで頼もしい。もう一回戦ったらこっちが負けるだろう。

Ikumapそれにしても、自分が回ったコントロール数は22。想定していた優勝ラインに届いていない。今持てる知力走力を出し切った満足感と結果への不安が入り混じるなか、サービスの豆菓子、ジュース、灰焼きおやき、漬物、おにぎり、暖かい豚汁を頂く。灰焼きおやきが旨すぎる。やがて表彰式。最後の発表になる男子ソロは他カテとは比べ物にならない強豪揃いで、1位Bさん2位Tさん3位自分4位ガクさん5位Mさんと、予想通りのトップファイブの中で何とか3位以内入賞を確保するのがやっとだった。特に上位2人は百戦錬磨のウルトラトレイルランナーで、私だったら有り得ない南エリアの強引な攻めから入っている。敗因は走力不足と体脂肪率17%のぷよぷよボディってところ。殆ど無駄のないルート取りの美しさでは劣っていないと自負したいところだが…もっともっと修行しないとな。それとも3位4位が力を合わせてトップを伺う、なんてコンビニ業界が目論むように上手く行くかしら。

せっかくだから参加者無料のやまなみ荘ラジウム岩盤浴場に入り、妙に豪華な入賞賞品を背に国道の裏道、そして大口沢経由で松本へ帰る。思い付きで初めて河昌の山賊焼き定食を食べる。お高いが旨い。さらにスーパーでアイスやパンを買って暴食。まるで反省していない…。

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Prize日曜は遅い時季の雪が降るなかレスト走、にしては長めの27.7km。これで3月目標の350kmに達し、次戦長野マラソンに向けたコンディショニングがし易くなった。しかし賞品が猛烈な勢いで減っていく。

→Facebook: コントロール通過証明写真ほか

→公式リザルト

3/18-20 シューズレアリスム

Renb3土曜、例年緒戦となる「春の松本ランニングフェスティバルin信州スカイパーク」。メインカテゴリはすっかりハーフとなったが、6月の安曇野ハーフにエントリーしたため今年も10kmの部で出場となる。8時半の出走に間に合うよう自宅からチャリを飛ばすが、ランニングシューズでは足が寒すぎてキツかった。風は少なめでレースには良いし、花粉も少ない気がする。

Gateそのシューズは下ろしたての戦車、アディゼロ匠錬ブースト3。キロ4分半を切るようなトレーニングはしてないが毎年ぶっつけ本番だし、ターゲットペースを3'53"/kmつまり10kmで39分切りとしている。初めてのブースト、効果はいかほどか。号砲を受け、序盤からぶっ放す。3〜4kmラップが3'36"/kmと出て、これは距離が間違っているのではと疑問に思いつつ、その前後は3'50"/kmほどで推移。後半苦しさを感じながらも、戦略ミスを認めたくない一心で粘る。結果としてほぼフラットなペース配分となった。競い合いがなく一人旅になってしまったのは残念。トラックに戻り、呼吸器を壊すか壊さないかギリギリのスパートでフィニッシュ。38分33秒、24位(申込400名中)というリザルトだった。順位は落ちているが、今年の好調ぶりを示す自己ベスト更新は嬉しい。

豚汁やおにぎり等々のサービスを受け取り、ハーフのスタート前で賑やかだが早々に会場を後にする。休日出勤を断ったことによって発生した昨日の激務と、今日の激走…肉体的な負担は相当なもので、昼から寝込んでしまった。

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Takasune日曜、体力回復。トレランシューズを履いて北へ、善光寺を目指すことにする。序盤は趣向を変え、馬飼峠へ。北側に危険箇所あり、ここからもう不穏だった。刈谷原トンネルの直上に城山があるけどスルー。それを西に巻くトレイルが地図上にはあるので行ってみる。うわ廃道だわこれ。崩落箇所を強引に進み、北側まで回り込んだが、いよいよロストして立ち往生。枯れた木の根を掴み崖登りを余儀なくする。どうにか稜線にたどり着くと、複数の空堀。予定外だが鷹巣根城跡の山頂に到達した。西へ鉄塔巡視路を下りて行き、遭難は免れたがここまで時間が掛かりすぎ。

善光寺参りなんて諦めムードで、スーパーで自棄食いしてもうちょっと北へ進んでみる。すると背後からランナーに追い付かれる。まさかの、ロゲイニング日本選手権でチームメイトとなるガクさんだった。とは言え直近の生坂ロゲでは敵なので、再起不能なまでに打ちのめしてやらないといけない。つい意地になってペースアップするが立峠へのトレイルで突き放され、打ちのめされたのはこっちだった。

Hijiriその後も作戦会議をしつつ速めのペースで中ノ峠、大切り通しを越え、麻績セブンでお別れ。おかげさまで時間的にはだいぶ持ち直した。彼はさらに峠を3つ4つ越えて自走で松本に戻ると言う。おっそろしいなあ。こちらはガッタリとペースダウンし、あと一つの猿ヶ馬場峠。峠の聖湖はまだ全面結氷してるし、その先のトレイルは半端に硬い雪道やぬかるみに足を取られ、すっかり泥だらけ。でもトレランシューズだと靴が喜んでいるような気さえする。

稲荷山から延々右カーブが続く地獄のロードは、やはり気力が必要。暗くなる前にやっと善光寺に辿り着いた。自宅から64km、積算標高差1400mくらい。アルプス温泉という銭湯に入って、長電「しなの」そばを食って電車で帰る。

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Water祝日の月曜は、もう動く気なんてしない。けどもう一足シューズを買ってあって、生坂ロゲまでに慣らしておかないといけない。サロモンセンスプロ2というロードもトレイルも行ける、準レース向け仕様だ。もうすっかりシューズ沼だなと自嘲しつつ、桜ヶ丘トレイルを登っていく。若干ヒモを緩めたほうが良さそうだな。プラネタリアンの布教活動がてらピラータで昼食を頂き、もう少し登った作業道長畑線から北に伸びる尾根を下りてみる。やがて踏み跡は地図上の線より西へ外れたが、ウオッチに取り付けた方位磁針も活用して現在地は把握できている。かくして南沢林道に降りた。ついでに林道を南下すると、突き当りに舟ヶ沢から美鈴湖へ通じる水路を発見。なるほどこうやって水量を維持していたんだ。

Sensep2三才山本村から浅間峠を越え、御殿山遊歩道を下りて帰宅し走行20km、積算標高差740mくらい。生坂ロゲで履くのはロードシューズにすべきか迷っていたが、下り坂の安定性はやはりトレランシューズが抜群だ。センスプロ2で行こう。突如来松した友人と会食し、連休を終える。しばらく脚休めしたい。

3/10-12 逆から読んでも湯元元湯

木曜の夜、松本から夜行バスに乗り込む。金曜の未明、浅草に到着。人の殆どいない浅草寺が新鮮で良い。今日は有休を取ってあるんだ。東武線をホテルニュー新越谷まで乗り、さらに昼行バスで北を目指す。

Bigiという訳でやってきました福島県の郡山。おもむろにジョギングで北西に走りだす。強い向かい風がとても冷たい。さすが東北物流の大拠点という街を抜け16km余、谷あいに入るあたりで磐梯熱海温泉に到着。箸が重くて扱えないほど冷え切った身体に、あたみ食堂の焼肉定食が旨い。落ち着いて街を歩いてみると、そこかしこで除染作業の追い込み作業をしている。こういう現実を目の当たりにするのは初めてだ。観光客は来るのだろうか。

Atami湯元元湯でお風呂。14時前だと倍額になってしまうが、湯船を独占できるメリットがある。便所が汲み取り式だったりするなど時代に取り残されたような施設だが、あつ湯と冷たいくらいのぬる湯の交互浴は掛け値なしに良い。HP全回復で磐越西線に乗り、郡山駅前に戻る。

コオリヤマ・スゴイタカイビルの20〜24階「スペースパーク」に、地上高が世界一というプラネタリウムがある。目当ての17時まで時間があるので、絶景の展望ロビーや科学館の展示ゾーンから観覧。宇宙の広さをイメージする一助となる。平日で係員が暇そうなので、体感フライトシムやら身体を固定してぐるぐる回るトリプルスピンやら月面重力を再現するムーンジャンプやら、遠慮せず体験させてもらった。ぴょーんぴょーん、疲れた…。

Planeta併設カフェ「とぅいんくる」でコーヒーを頂き、いよいよ宇宙劇場へ。日本初公開、プラネタリウム特別版planetarian。これだけなら400円っていう番組を、金と時間と走力をかけて観に来たのだ。客は50名ほど。平日でこれなら盛況と言えるし全国展開も期待できるが、短縮版になる可能性が高く、ロングバージョンはレアかも知れない。上映前から館内にサントラが流れていて気分が盛り上がる。高性能投影機スーパーヘリオスの紹介時も、ファンならニヤけてしまうBGM。映し出す凛とした星空は極めて美しいが生解説の時間はそこそこに、プロジェクターによるplanetarian上映に切り替わる。

その内容についてまで熱く語ると切りがないわ。製作期間が短かかったであろう点や、ファンじゃない人が観てどう思うかが気になるところだが、ぜひ全国展開してもらって春夏秋冬の全バージョンを観たい。それが小さなわたしの夢です。ビアードパパのシュークリームを東北新幹線の中で爆食いし、大宮から埼京線通快、新宿から中央線スーパーあずさと乗り継いで松本に帰る。心身疲れつつ自宅へ歩き出したところで、列車内に忘れ物をしたことに気づき慌てて駅に戻るなど。こんな無茶苦茶な旅が、面白く無い訳がない。

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土曜はギター担ぎジョギングで美鈴湖畔ピラータ往復。距離14km程。標高差もあるが、だいぶ楽に感じられるようになってきた。ただ、サークルが消滅の危機だ。だべりがメインだからいいか。

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Water日曜は近所のトレイル探索。前回ロストした田溝池から山田への道は、なるほど逆からじゃ判らない。山田から北に伸びる尾根にも道があるが、地図では途切れるので深入りせず、引き返してエコトピアに下りる。豊科CC脇の上ノ山に登って、大口沢に下りる道を探す。迷いつつどうにか発見。交通路というより、水道施設の巡視路と思われ、かなり険しかった。

12sawa大口沢から北へ登るトレイルはしっかりし過ぎて落ち葉が溜まり、足を取られる。地図にない祠を発見してMPは回復。尾根道のダート車道に出て、846mピークはKDDIの電波塔跡地のようだ。執田光中尾への点線道はコンクリ舗装に若干の堆積物程度。まだまだ限界集落巡りは半ばだが、22km程走行で終わり。明科駅から電車で松本に帰る。

という訳であっという間に三連休終了。スピードトレーニングを殆どしないまま、信州スカイパーク10kmレースを迎えることになりそうだ。

3/4-5 試走疾走失速ご馳走

Uenoyama土曜は休出の筈だったが職場がインフルで壊滅し、休めることになった。自分も何だか不調だが、単なる花粉症だろう。クルマを塩尻市の小坂田公園に駐め、トレランシューズでジョギング開始。去年3月の塩尻ワインロゲイニングで取りこぼしたコントロールを今更回収すべく、その時の競技マップを片手に「塩尻宿」「アルプスワイン」「文殊の池」「大門上水道組合記念碑」とデジカメに収めて行く。

いよいよ「上の山城跡」へのトレイルに入る。面食らうほどの急坂だが、このプチ冒険感がたーのしー。空堀や帯曲輪が残る山頂から、ちょっとした眺望がある。ここから西への道が半ば藪こぎの急坂で、マラソンシューズでは立ち往生していただろう。上野山側からじゃなるほど発見できないし、競技の時さっさと諦めた判断は正しかったようだ。

Asty稜線を西に降り廃道を経て「石仏」、最西端の美寿々酒造は時間の都合で今回も諦め、市街地の「サントリー塩尻ワイナリー」へ。塩尻駅南側、中央本線デルタ線の内部に入れないかなーなんて様子を伺ってみたけど、JRと昭和電工の土地で部外者は無理っぽい。最東端の「サンサンワイナリー」まで登って小坂田公園に戻り、走行距離20km。クルマでまずアスティかたおかの温泉に入りに行き、7ヶ月ぶりの給油、金沢カレーのボンバー、スイートポーターのスペシャルクレープとこなして帰宅。

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Mmge日曜もロゲ練習として2万5千分の1地図を片手に、マラソンシューズでジョギング。自宅からすぐの総合体育館前まで行き、そこから第1回松本マラソンのコースをトレースする。誰かががっちり決めたルートなので冒険感は薄いが、しっかりコースの良し悪しを見ておきたい。まずスタート直後の美須々交差点は、1車線の左折レーンを使うのか、若干右に迂回し2車線確保だが直角左折か、両方使うのか…気になるところ。その後も国道143号とはいえ一部センターラインが引けない狭めの緩い下りが続く。

Idegawa松本城から大名町、本町は応援も多そうでテンションが上がりそう。薄川を渡って、問題は6km地点の出川橋(いでがわばし)から南。一万人規模の大会だしボリュームゾーンだとまだ大混雑な頃だが、1車線の土手道でガードレールもない。転げ落ちる人のため、救助隊を多めに配置しておくべきだろう。病院はスグそこだ。田川沿いを離れ、いよいよ登り坂が本格化。旧五千石街道に入り道も狭くなるが、もう大丈夫な頃か。

田川高校前はエイドや応援の拠点になりそう。野村橋西で折り返すと、前方左手にアルプスの眺めが楽しめる。コースは西へ進み、塩尻の市道だがエプソンの為に架けられたためエプソン大橋という異名もある立派な陸橋で、国道19号とJR篠ノ井線を越える。松本市内にこういう便利な橋がない為、ここで活用されるのには感心。19号を交通規制するのは無理だからな。

Fdag奈良井川を渡り、中間地点付近は尺稼ぎの遠回りがあるが、送電線のある景色が好きな人には良いところ。河岸段丘をエイヤッと登ると信州スカイパークの外周路、そして一部は公園内も走る。運が良ければ飛行機の離着陸も見られる見晴らしの良い「信州スカイロード10」だが、松本マラソンで走れるのはその一部で、すぐ外周路に戻る。一旦フィニッシュ前を通過するが、まだ28km地点。松本山雅FCのホームであるアルウィンサッカー場を見て、北東の二子まで往復するコース。

Hachibuseここはいつもの通勤路ということもあるが、ぶっちゃけ面白く無い。復路は緩い登り坂が確実にペースを鈍らせる。終盤の踏ん張りどころで力を余しておきたい。ここらで松本空港から飛び立つヘリコプターを見ただろうか。日常茶飯事なので気にも留めなかった。走路にデルタ状に囲まれる地帯があり、家は数軒だが大会時は出入り出来なそう。また尺稼ぎの遠回りがあるが、やまびこドームや馬術競技場が見られる。再びアルウィン前を通って、やっとフィニッシュの陸上競技場に到達。全体的には他のマラソン大会に引けをとらないコースだと思う。

もうちょっと、空港東のサークルKまで足を伸ばし45km走行。平均5'10"/kmとまだレースペースには程遠いが、今日のオーバーロードはきっと力になるだろう。遅い昼食を買い込んで、松本空港からバスで家路につく。さっきのヘリコプターが墜落したなんてニュースを知らずに。バスの乗客は二子橋まで自分一人。そのあとぼちぼち客を拾い、意外に遅延なく松本駅前に到着。信州蜂蜜本舗のソフトクリームを買い食いしつつ歩いて帰宅する。遅くなったがアイシング、アイシング。今月はいっぱい走るよ。

2/25-26 サロモンの鍵

Nakwingsランニング競技にはいろいろあるけれど「主戦場はフルマラソン」という考えは変わらない。決してそこから逃げる訳ではないが、自分の適性で上位が狙えるものとして、ロゲイニングの比重も高まっている。つまりトレイルランニングシューズが必要…という訳で石井スポーツで足にフィットするものを探し、サロモンWINGS PROを買ってきた。入門用の型落ちだが、24時間競技などの長距離には良いだろう。これでも下手なふにゃふにゃジョギングシューズよりスピード感はある。色がおとなしめなので、鉄道を活用した旅ランにも使えるだろう。

Ushidam

土曜、弘法山から中山北尾根遊歩道をトレイルラン。なるほど、さすがの安定感である。牛伏寺をお参りして松川パンで買い食いして、復路も中山トレイル。下りがたーのしー。千鹿頭神社など寄り道を加え37km余。

日曜は浅間温泉から御殿山遊歩道トレイル。浅間峠からいったん三才山本村に降りて番場池への登り返し。途中からカフェピラータに通じるはずの裏道を行くが廃道化していて、イバラの藪こぎとなった。昼食とだべりでうだうだして、下山は桜ヶ丘トレイル。MTBがよく来るほどの気持ち良い下り坂で、トレイル用シューズだとやはりロード用シューズよりすごくたーのしー。まっすぐ帰らず遠回りして22km余。

これで2月は総距離300kmの大台に乗せたし、距離より重要な標高差も計算してないけど申し分ないだろう。そりゃ足は痛くなるけど、長距離ジョギングが精神的には楽になってきた。慢性疲労気味でスピードが出せないのが課題なので、一旦回復に専念したのち来月はもっと多彩なメニューをこなしたい。重要なのは距離じゃなくて緩急だ。

2/12 貧血時の秘訣

土曜はいっぱい走り回りたかったが、前日から続くド貧血と寝不足が混ざったような症状が悩ましい。やはり一月から急にトレーニングを始めたことと、仕事内容が変わって毎日どったんばったんおおさわぎしてることで体力が持たなかったようだ。数値目標は置いといて、ここは身体の声を尊重してひねもす休養とする。

Presssnow日曜はクルマを松電車検に出す。平成元年式の軽貨物はもうぼろぼろで、今回が限界だろう。ともかく心配していたよりは安くついたので、差額でシューズでも買おうと思う。そのままクルマを整備に預け「代車は要らないです」と言ってジョギング開始。自宅まで走ってから、さらにギターを担いで美鈴湖畔ピラータまで登る。ギターサークル後、暗い山道を星空を眺めながら稲倉回りで下山。

さて明日、治るかな。

2/4-5 執田光を知った顔

Shitta光城山から長峰山に続く稜線の東側に、旧四賀村五常の執田光(しったこう)という地区がある。地図を見ると等高線がごちゃごちゃしていて訳が分からず、自転車でも殆ど行ったことがない。しかしおそらく24時間ロゲのテレインに入るだろうから、ある程度は把握しておきたい。快晴の土曜、五万図を片手に国道143号の七色橋から十二沢林道に入る。地図上では本線に見える道が廃道になっていて、それはそれでたーのしー。刈谷原隧道付近からの道と合流してまともな舗装になり、北へ名無しの峠を越える。今冬は今のところ雪が少なくて有難いが、山奥ではアイスバーンが多く慎重に進む。所々で北アルプスの眺望が良い。

Nenokami会田川に出るまで沢沿いに北上し、いよいよ長峰山東麓に掛かる。なんでこんな高い所に集落があるんだろうという北片山、南片山、謎の神社を経て入ノ沢。人影はあっても老人ばかりで、限界集落感がある。西へ急坂を登って行くと麻生までは除雪が行き届いている。最深エリアの子ノ神は1軒だけ足跡があり手入れされている家があるが、他3軒は廃屋。それでいて山頂には真新しい祠が立つ。あと十年もすれば廃村巡りの方々で賑わいそうな地区だった。魅力的なトレイルもあるし、雪が融けたらもっと色々走ってみよう。

Hiraseほどなく稜線。明科側の白牧(はくまき)は地図上では集落があったっぽいが、跡形も無い。林道白牧線は下るほどに日陰になりアイスバーンで難儀。国道19号でコンビニ休憩をとる。南に戻る道すがら小瀬巾から豊科CCへ登るトレイルを探ったが、竹やぶが深すぎて断念。代わりに下田から山田へのトレイルを探る。地図上の道は廃道になったのか見つからないが、安曇野・北アルプス絶好の展望地である平瀬城への道は整備されていて、さらに稜線上に山田へ向かうことができる。

あとはこのトレイルを西に降りれば、いつもの田溝池へ向かうからまつ遊歩道に合流するはず、と思って雪道を気持よくズボズボ走った所でロスト。うう、こんな近場で迷子かよ。どうなってんだこの辺。次の機会に逆側から探索してみよう。距離40km、標高差(積算)1,180mほど獲得。

日曜は雨だしちょっと距離を稼いでおけばいいや。筑摩野は雨なのに梓川を越えて安曇野に入ると雪だから不思議。筑摩野に戻るとやっぱり雨。距離24km。二月はいよいよ平日でも「いつ走るか」ではなく「いつ休むか」の月になる。

1/28-29 野生のL3

Piratam土曜はギターを担いで人肉館経由、美鈴湖畔カフェピラータへジョギング。とうとう参加申込をしてしまった第1回ロゲイニング日本選手権(松本24h)について、チーム「L3豆戦車」を組むガクさんと第1回作戦会議を行う。とはいえ現状ノープランで、ほぼ雑談な気がする。そもそもガクさんに比べて自分の練習量が少なすぎてヤバい。長距離トレイルの経験もないので、参加資格を満たすために彼のレース歴を借りているし。24hロゲに出ようとこちらから持ちかけた話だが、良かったのだろうか。まぁ急にどうにかなるものではないし、少しずつ脚を作っていくしかない。何しろ勝てば日本一位である。よしんば世界二位だったとしても、日本一位である。世界を転戦するような強力なトップランカーたちに、地の利がどこまで通用するかな。去年の長野マラソンで三年連続サブスリー賞の挑戦権を初年から逃しガッカリしていたところ、その程度で一喜一憂している場合ではない大きな目標が生まれた。その程度と言ってもまずは確実にサブスリーを達成しておきたいが。ギターサークルについては、アンサンブルが形になってきて良い感じだが、現体制では次回が最後になりそう。メンツを増やす力が私にはない。下山もジョギングで計20km。

日曜は昼にクルマでエルサあづみ野などをショッピングし、夕方ジョギング。厳寒期なのに暖かい週末だなぁ。あづみ野サイクリングロードを道の駅堀金まで往復する定番ルートだが、最後に芥子坊主山への登りを入れ、距離30km。ロゲの主会場になる松本青年の家への距離・標高感覚を掴みたかった。戦いはまだ始まったばっかりだ。

1/14-15 すずと生きるエントリー

先日、仕事帰りに丁度良い上映時間かつメンズデーだったのでアニメ映画「この世界の片隅に」を観てきた。タイトルにちなんで片隅の席を取ったが、そのことを忘れて眠くもならず引き込まれた。大泣きするつもりだったのに自分の涙腺を刺激するものでなかったのは意外だが、それを肩透かしとは感じない充実した2時間だった。子供の頃って広島や東京の空襲、沖縄戦等を扱った作品をさんざん見てたような気がするし、それが価値観のベースの一団になっている(ご飯粒ひとつたりとも食い残しするべからず、サイレン音コワイ、とか)。なるほど、もっと多くの人に観てもらえたらいいと思う佳作だった。

「この世界の片隅に」が過去に実際起こりえた物語なら「プラネタリアン」は未来に実際起こりうる物語であり、共にヒロインは穏やかな平和の象徴として存在する。そして小野D

Icesskという訳でブログを本来のトレーニング帳に戻す。と言っても相変わらず平日はサボっていて、土曜に美ヶ原温泉〜浅間飲泉〜洞信号の15km弱、日曜に薄川水力発電所〜美ヶ原温泉〜浅間飲泉の20km弱という近所ジョギングをしただけ。気温が昼でもマイナスという真冬日続きで若干の積雪もあるが、アイスバーンに気をつければまだ走るのには困らない。

あと一気にいくつかのレースにエントリーし、今年のイベント参加スケジュールがおおよそ固まった。

去年自転車ではそこそこの戦績を収めたがマラソンは悔しい思いが続いたので、今年はかなりランニング志向となる。例年は4月の長野マラソンが終わると飽きて自転車に移行するが、今年は夏場も続けるということ。例外として松本→善光寺ウルトラオリエンテーリングよりはグランフォンドKOMOROを優先した。目立つ格好が不許可のAACRよりはアニメ好き向けかと。

12年前、自分が初めて参加したランニング大会である三郷アップルマラソン。その流れをくむ安曇野ハーフマラソンにようやく初めてエントリーした。代わりに信州スカイパークはハーフではなく10kmの部に縮小。ともかく怪我の悪化に気をつけて、飽きずに頑張りたい。

1/7-9 ハリハリ幕張

Mshiruko寝正月の続きをしたい三連休だが、今冬の青春18きっぷをまだ3回しか使っていない。土曜は仕方なく始発に間に合うよう早起きして、どの方角にするかぎりぎりまで迷ったが名古屋に向かう。つるみゃあで降りてつるみゃあ公園からジョギング開始。御器所を経由して坂を登れば霊峰喫茶マウンテン、また来ちゃった。そういえばローリングガールズの聖地でもある。スタンプ埋めのため期間限定のいちごスパをと考えていたが、壁メニューを見て抹茶しるこスパをオーダーする。やがて魔女釜と云われる深い土鍋になみなみと注がれた、毒々しい真緑の抹茶スープがやってくる。中には甘口抹茶を練り込んだスパゲティ、2個のミニ鯛焼き、数個の餅が入っている(幸か不幸かあんこ玉を入れ忘れられていたようだ)。量的に余裕と思ったが、途中で気付く。「スープもちゃんと飲み干さないと遭難扱いでは?」…これが激甘だし、土鍋だからいつまでも熱い。定番の甘口スパ四天王より難易度が高いと感心する。どうにか登頂したが、激苦のストロングコーヒーを飲もうが水を飲もうが、口の中にはいつまでも激甘抹茶の粉っぽさが残るのであった。これが名古屋だ。

Okhazamaもう二度と食うものか!って後悔してもまた来ちゃうんだよね。気持ち悪さを堪えつつ、ゆっくりジョギングを再開する。熱田神宮にお参りするか?東山公園でコアラを見るか?…地図とにらめっこしてると隅に桶狭間古戦場跡を発見、これに決定。南に走った国道1号で豊明市に入り、石碑が並ぶ古戦場伝説地をゴールとする。狭く急な谷をイメージしていたが、平地に若干の起伏がある程度なんだな。言わずと知れた今川義元の討死地で、大河ドラマ「直虎」の父もここらで亡くなっている(後で調べたら桶狭間古戦場とされる場所が名古屋市側にもあり、どちらが本家か対立している様子なのが面白い)。少し引き返し、旧道の有松宿を散策する。東海道五十三次には数えられない間宿だが、古い町並みと、絞り染めの伝統が良く残る穴場的な観光地だった。名鉄を名古屋まで乗り、JR側の駅は君の名は。の聖地。駅のきしめんでやっと口をしょっぱくするが、まだ甘い感覚を残したまま帰松。

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日曜は市内ジョギング程度。夜は雪かきに追われるが中途半端に終わる。

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Ultira月曜、18きっぷ最終回を消費するため仕方なく始発で東京へ下る。どうせ雪でストップするだろうし行ける所まで…と思ったら定刻通りに高尾、東京、そして海浜幕張に到着。でっかいジャスコの映画館まで猛ダッシュすれば11:30の回に間に合う! 予告編が始まっていたけどぎりぎりセーフで「planetarian〜星の人〜」のウルティラ上映に滑り込んだ。知る人ぞ知るセンシャラウンド/9.1ch向けの音響施設を微調整したとのことで、確かに戦闘シーンや雨音などが半端なくクリア。また廃墟プラネタリウムの中という独特の空気感もリアルに再現されていて、それだけで悲しい世界にいるみたい。ちょっと見慣れた浜松の街並み、そして前回観たのとはまた別のシーンでも目からお湯が噴き出して止まらなかった。圧巻のLiaエンディング曲まで、この設備で観ることが出来て本当に良かった。テレビメディアを味方に付けず、高評価なクチコミも大抵Keyファンが持ち上げているだけという扱い止まり(私なんぞはKey嫌いだったのだが)。で甲信地方の劇場では総スカン。はっきり言って人気のないこの作品を、館長の趣味?でよくぞやってくれているものだ。このまま「もっと評価されるべきアニメ」で終わるのか、プラネタリウム番組化?の話もあるようだが。

Makuhariフードコートで昼食後、モールで欲しい物は特に無いしジョギング開始…すぐ止めてしまった。松本の積雪状況が心配で、体力を余したかったから。とぼとぼと幕張メッセを歩き、駅前でもう一休みしてから往路と同じルートで帰松する。もう当面、長野県外に出る用事も金もないな。

つぶやき

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