2/25-26 サロモンの鍵

Nakwingsランニング競技にはいろいろあるけれど「主戦場はフルマラソン」という考えは変わらない。決してそこから逃げる訳ではないが、自分の適性で上位が狙えるものとして、ロゲイニングの比重も高まっている。つまりトレイルランニングシューズが必要…という訳で石井スポーツで足にフィットするものを探し、サロモンWINGS PROを買ってきた。入門用の型落ちだが、24時間競技などの長距離には良いだろう。これでも下手なふにゃふにゃジョギングシューズよりスピード感はある。色がおとなしめなので、鉄道を活用した旅ランにも使えるだろう。

Ushidam

土曜、弘法山から中山北尾根遊歩道をトレイルラン。なるほど、さすがの安定感である。牛伏寺をお参りして松川パンで買い食いして、復路も中山トレイル。下りがたーのしー。千鹿頭神社など寄り道を加え37km余。

日曜は浅間温泉から御殿山遊歩道トレイル。浅間峠からいったん三才山本村に降りて番場池への登り返し。途中からカフェピラータに通じるはずの裏道を行くが廃道化していて、イバラの藪こぎとなった。昼食とだべりでうだうだして、下山は桜ヶ丘トレイル。MTBがよく来るほどの気持ち良い下り坂で、トレイル用シューズだとやはりロード用シューズよりすごくたーのしー。まっすぐ帰らず遠回りして22km余。

これで2月は総距離300kmの大台に乗せたし、距離より重要な標高差も計算してないけど申し分ないだろう。そりゃ足は痛くなるけど、長距離ジョギングが精神的には楽になってきた。慢性疲労気味でスピードが出せないのが課題なので、一旦回復に専念したのち来月はもっと多彩なメニューをこなしたい。重要なのは距離じゃなくて緩急だ。

2/12 貧血時の秘訣

土曜はいっぱい走り回りたかったが、前日から続くド貧血と寝不足が混ざったような症状が悩ましい。やはり一月から急にトレーニングを始めたことと、仕事内容が変わって毎日どったんばったんおおさわぎしてることで体力が持たなかったようだ。数値目標は置いといて、ここは身体の声を尊重してひねもす休養とする。

Presssnow日曜はクルマを松電車検に出す。平成元年式の軽貨物はもうぼろぼろで、今回が限界だろう。ともかく心配していたよりは安くついたので、差額でシューズでも買おうと思う。そのままクルマを整備に預け「代車は要らないです」と言ってジョギング開始。自宅まで走ってから、さらにギターを担いで美鈴湖畔ピラータまで登る。ギターサークル後、暗い山道を星空を眺めながら稲倉回りで下山。

さて明日、治るかな。

2/4-5 執田光を知った顔

Shitta光城山から長峰山に続く稜線の東側に、旧四賀村五常の執田光(しったこう)という地区がある。地図を見ると等高線がごちゃごちゃしていて訳が分からず、自転車でも殆ど行ったことがない。しかしおそらく24時間ロゲのテレインに入るだろうから、ある程度は把握しておきたい。快晴の土曜、五万図を片手に国道143号の七色橋から十二沢林道に入る。地図上では本線に見える道が廃道になっていて、それはそれでたーのしー。刈谷原隧道付近からの道と合流してまともな舗装になり、北へ名無しの峠を越える。今冬は今のところ雪が少なくて有難いが、山奥ではアイスバーンが多く慎重に進む。所々で北アルプスの眺望が良い。

Nenokami会田川に出るまで沢沿いに北上し、いよいよ長峰山東麓に掛かる。なんでこんな高い所に集落があるんだろうという北片山、南片山、謎の神社を経て入ノ沢。人影はあっても老人ばかりで、限界集落感がある。西へ急坂を登って行くと麻生までは除雪が行き届いている。最深エリアの子ノ神は1軒だけ足跡があり手入れされている家があるが、他3軒は廃屋。それでいて山頂には真新しい祠が立つ。あと十年もすれば廃村巡りの方々で賑わいそうな地区だった。魅力的なトレイルもあるし、雪が融けたらもっと色々走ってみよう。

Hiraseほどなく稜線。明科側の白牧(はくまき)は地図上では集落があったっぽいが、跡形も無い。林道白牧線は下るほどに日陰になりアイスバーンで難儀。国道19号でコンビニ休憩をとる。南に戻る道すがら小瀬巾から豊科CCへ登るトレイルを探ったが、竹やぶが深すぎて断念。代わりに下田から山田へのトレイルを探る。地図上の道は廃道になったのか見つからないが、安曇野・北アルプス絶好の展望地である平瀬城への道は整備されていて、さらに稜線上に山田へ向かうことができる。

あとはこのトレイルを西に降りれば、いつもの田溝池へ向かうからまつ遊歩道に合流するはず、と思って雪道を気持よくズボズボ走った所でロスト。うう、こんな近場で迷子かよ。どうなってんだこの辺。次の機会に逆側から探索してみよう。距離40km、標高差(積算)1,180mほど獲得。

日曜は雨だしちょっと距離を稼いでおけばいいや。筑摩野は雨なのに梓川を越えて安曇野に入ると雪だから不思議。筑摩野に戻るとやっぱり雨。距離24km。二月はいよいよ平日でも「いつ走るか」ではなく「いつ休むか」の月になる。

1/28-29 野生のL3

Piratam土曜はギターを担いで人肉館経由、美鈴湖畔カフェピラータへジョギング。とうとう参加申込をしてしまった第1回ロゲイニング日本選手権(松本24h)について、チーム「L3豆戦車」を組むガクさんと第1回作戦会議を行う。とはいえ現状ノープランで、ほぼ雑談な気がする。そもそもガクさんに比べて自分の練習量が少なすぎてヤバい。長距離トレイルの経験もないので、参加資格を満たすために彼のレース歴を借りているし。24hロゲに出ようとこちらから持ちかけた話だが、良かったのだろうか。まぁ急にどうにかなるものではないし、少しずつ脚を作っていくしかない。何しろ勝てば日本一位である。よしんば世界二位だったとしても、日本一位である。世界を転戦するような強力なトップランカーたちに、地の利がどこまで通用するかな。去年の長野マラソンで三年連続サブスリー賞の挑戦権を初年から逃しガッカリしていたところ、その程度で一喜一憂している場合ではない大きな目標が生まれた。その程度と言ってもまずは確実にサブスリーを達成しておきたいが。ギターサークルについては、アンサンブルが形になってきて良い感じだが、現体制では次回が最後になりそう。メンツを増やす力が私にはない。下山もジョギングで計20km。

日曜は昼にクルマでエルサあづみ野などをショッピングし、夕方ジョギング。厳寒期なのに暖かい週末だなぁ。あづみ野サイクリングロードを道の駅堀金まで往復する定番ルートだが、最後に芥子坊主山への登りを入れ、距離30km。ロゲの主会場になる松本青年の家への距離・標高感覚を掴みたかった。戦いはまだ始まったばっかりだ。

1/14-15 すずと生きるエントリー

先日、仕事帰りに丁度良い上映時間かつメンズデーだったのでアニメ映画「この世界の片隅に」を観てきた。タイトルにちなんで片隅の席を取ったが、そのことを忘れて眠くもならず引き込まれた。大泣きするつもりだったのに自分の涙腺を刺激するものでなかったのは意外だが、それを肩透かしとは感じない充実した2時間だった。子供の頃って広島や東京の空襲、沖縄戦等を扱った作品をさんざん見てたような気がするし、それが価値観のベースの一団になっている(ご飯粒ひとつたりとも食い残しするべからず、サイレン音コワイ、とか)。なるほど、もっと多くの人に観てもらえたらいいと思う佳作だった。

「この世界の片隅に」が過去に実際起こりえた物語なら「プラネタリアン」は未来に実際起こりうる物語であり、共にヒロインは穏やかな平和の象徴として存在する。そして小野D

Icesskという訳でブログを本来のトレーニング帳に戻す。と言っても相変わらず平日はサボっていて、土曜に美ヶ原温泉〜浅間飲泉〜洞信号の15km弱、日曜に薄川水力発電所〜美ヶ原温泉〜浅間飲泉の20km弱という近所ジョギングをしただけ。気温が昼でもマイナスという真冬日続きで若干の積雪もあるが、アイスバーンに気をつければまだ走るのには困らない。

あと一気にいくつかのレースにエントリーし、今年のイベント参加スケジュールがおおよそ固まった。

去年自転車ではそこそこの戦績を収めたがマラソンは悔しい思いが続いたので、今年はかなりランニング志向となる。例年は4月の長野マラソンが終わると飽きて自転車に移行するが、今年は夏場も続けるということ。例外として松本→善光寺ウルトラオリエンテーリングよりはグランフォンドKOMOROを優先した。目立つ格好が不許可のAACRよりはアニメ好き向けかと。

12年前、自分が初めて参加したランニング大会である三郷アップルマラソン。その流れをくむ安曇野ハーフマラソンにようやく初めてエントリーした。代わりに信州スカイパークはハーフではなく10kmの部に縮小。ともかく怪我の悪化に気をつけて、飽きずに頑張りたい。

1/7-9 ハリハリ幕張

Mshiruko寝正月の続きをしたい三連休だが、今冬の青春18きっぷをまだ3回しか使っていない。土曜は仕方なく始発に間に合うよう早起きして、どの方角にするかぎりぎりまで迷ったが名古屋に向かう。つるみゃあで降りてつるみゃあ公園からジョギング開始。御器所を経由して坂を登れば霊峰喫茶マウンテン、また来ちゃった。そういえばローリングガールズの聖地でもある。スタンプ埋めのため期間限定のいちごスパをと考えていたが、壁メニューを見て抹茶しるこスパをオーダーする。やがて魔女釜と云われる深い土鍋になみなみと注がれた、毒々しい真緑の抹茶スープがやってくる。中には甘口抹茶を練り込んだスパゲティ、2個のミニ鯛焼き、数個の餅が入っている(幸か不幸かあんこ玉を入れ忘れられていたようだ)。量的に余裕と思ったが、途中で気付く。「スープもちゃんと飲み干さないと遭難扱いでは?」…これが激甘だし、土鍋だからいつまでも熱い。定番の甘口スパ四天王より難易度が高いと感心する。どうにか登頂したが、激苦のストロングコーヒーを飲もうが水を飲もうが、口の中にはいつまでも激甘抹茶の粉っぽさが残るのであった。これが名古屋だ。

Okhazamaもう二度と食うものか!って後悔してもまた来ちゃうんだよね。気持ち悪さを堪えつつ、ゆっくりジョギングを再開する。熱田神宮にお参りするか?東山公園でコアラを見るか?…地図とにらめっこしてると隅に桶狭間古戦場跡を発見、これに決定。南に走った国道1号で豊明市に入り、石碑が並ぶ古戦場伝説地をゴールとする。狭く急な谷をイメージしていたが、平地に若干の起伏がある程度なんだな。言わずと知れた今川義元の討死地で、大河ドラマ「直虎」の父もここらで亡くなっている(後で調べたら桶狭間古戦場とされる場所が名古屋市側にもあり、どちらが本家か対立している様子なのが面白い)。少し引き返し、旧道の有松宿を散策する。東海道五十三次には数えられない間宿だが、古い町並みと、絞り染めの伝統が良く残る穴場的な観光地だった。名鉄を名古屋まで乗り、JR側の駅は君の名は。の聖地。駅のきしめんでやっと口をしょっぱくするが、まだ甘い感覚を残したまま帰松。

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日曜は市内ジョギング程度。夜は雪かきに追われるが中途半端に終わる。

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Ultira月曜、18きっぷ最終回を消費するため仕方なく始発で東京へ下る。どうせ雪でストップするだろうし行ける所まで…と思ったら定刻通りに高尾、東京、そして海浜幕張に到着。でっかいジャスコの映画館まで猛ダッシュすれば11:30の回に間に合う! 予告編が始まっていたけどぎりぎりセーフで「planetarian〜星の人〜」のウルティラ上映に滑り込んだ。知る人ぞ知るセンシャラウンド/9.1ch向けの音響施設を微調整したとのことで、確かに戦闘シーンや雨音などが半端なくクリア。また廃墟プラネタリウムの中という独特の空気感もリアルに再現されていて、それだけで悲しい世界にいるみたい。ちょっと見慣れた浜松の街並み、そして前回観たのとはまた別のシーンでも目からお湯が噴き出して止まらなかった。圧巻のLiaエンディング曲まで、この設備で観ることが出来て本当に良かった。テレビメディアを味方に付けず、高評価なクチコミも大抵Keyファンが持ち上げているだけという扱い止まり(私なんぞはKey嫌いだったのだが)。で甲信地方の劇場では総スカン。はっきり言って人気のないこの作品を、館長の趣味?でよくぞやってくれているものだ。このまま「もっと評価されるべきアニメ」で終わるのか、プラネタリウム番組化?の話もあるようだが。

Makuhariフードコートで昼食後、モールで欲しい物は特に無いしジョギング開始…すぐ止めてしまった。松本の積雪状況が心配で、体力を余したかったから。とぼとぼと幕張メッセを歩き、駅前でもう一休みしてから往路と同じルートで帰松する。もう当面、長野県外に出る用事も金もないな。

2017/1/1-4分 年明け走々

Winterz無力感と言うより無力そのもので、誰に会う約束も作れない正月休み。年がら年中おめでたい頭なので、相対的に年明けという物は苦手らしい。せいぜい、長期に渡った脚休めを終わりにしてジョギングを再開させる。完治には至らなかったが、筋力を付ければ負担はむしろ軽減していく、と淡く期待している。美鈴湖畔ピラータ行きを含む、10kmちょっとずつを4日まで。

ゼロに近い状態からのスタートだが、もしかしたら大きな目標が生まれるかもしれない。それに向けて虎視眈々、少し真面目に生活してみようか。って書けば出来る気がする。むらよしの挑戦はまだ始まったばっかりだ。

むらよしギムナシオンに去年3月の塩尻ワインロゲイニング参戦記をアップしました。

12/17-18 銀河ジョギングロードの夜

Piratacat土曜は月に一度の、ギターを背負っての美鈴湖行きジョギング。激坂の工事状況が分からないので、北回りの人肉坂で登る。脚力が衰えすぎてて、終盤に相当な重さを感じつつピラータ着。常連のHさんTさんが居る。私より遥かに強靭な体力精神力をもつTさんと、ロゲイニングでチームを組もうという話が持ち上がった。来年7月の第1回日本選手権は初代日本一を賭けた戦い。それを賑やかすことが出来るのか、今後の行動次第だ。

問題は4月以来続く足の怪我。筋トレの効果だろうか今日はそんなに調子が悪くないし、下山もジョギングにする。帰る頃にはもう暗いが、最近の傾向として昼より夜が好きになった。ヘッドライトを消して、さらに北回りの三才山本村ルートで下山する。排ガスまみれの自宅付近に比べれば空気がキレイで、桁違いに星が見える。しかし松本の強烈な街明かりがここまで届いており、漆黒の空には程遠い。はくちょう座からカシオペア座にかけて天の川が見えるような、見えないような…。こぐま座の形が分かるだけでもめっけもん。星めぐりの歌を口ずさみながら、街に飲まれていく。

中距離ジョギングでもこうも稀だとダメージが大きく、生活の乱れと相まって日曜は午後3時起床、万事休す。生きてるのか死んでるのか。

12/3-4 真田幸村ゆかりのいたずら赤ぞなえ

Subaru土曜朝、眠っているうちに高速バスが名古屋着。そこから近鉄線の急行を乗り継ぎ、電子書籍版「銀河鉄道の夜」を読んでいるうち大阪古市に至る。通常、大阪南部に用があるなら最安手段と思われる。一年ぶりに親戚宅を訪れ、広島土産を置けば用事は完了。ついでにジョギングで南を目指す。姉と二人の姪も自転車で付いてきて、一緒に富田林すばるホールのプラネタリウムへ。夕方の回は大型映像「銀河鉄道の夜」のリバイバル上映で、長めバージョン(星めぐりの歌付き)なので投影機による星空解説はない。しかしドームスクリーンで再現された宮沢賢治の世界は、さすが伝説のプラネタリウム番組と云われるだけある。本当に理想の鉄道旅行をしているみたい。観客はウチらだけだったが、機会ある人には是非観て欲しい作品だ。

Domyo「近鉄電車で行く真田幸村・大坂の陣」というパンフを拾ったので、日曜はそれを参考に歩き回ることにした。まず親戚宅から北を目指し、夏の陣激戦地の誉田八幡宮〜道明寺・道明寺天満宮へ。駅に「大河ドラマに登場必至!」なんてノボリが立ってるけど、ナレーションで終わらなければ良いが…。さらに石川を渡り、柏原の玉手山公園(小松山)へ。ここでは後藤又兵衛がヒーローだ。観光客の姿はほとんど見当たらないが、ドラマでの活躍次第でどっと増えるかも知れない。また北信濃・柏原出身の小林一茶ゆかりの地でもある。河内国分に着く頃にはもう昼。自転車があれば楽だったろう。

Sanada近鉄線で赤備えな上本町に移動し、また歩き。スケートリンクの楽しそうな真田山公園〜真田丸顕彰碑・三光神社へ。さすがに今が旬で、来訪者が多い。真田ロード商店街も面白い。あいにくの雨が降り出すなか、玉造から地下鉄で恵美須町へ。新世界紀行をして串かつ(二度づけしない)を食べたらタイムリミット。また地下鉄に乗って梅田へ急ぎ、高速バスに飛び乗る。松本直通は便利なようで、この世で渋滞の一構成員をなすことほど陳腐なことはない。銀河鉄道でサウザンクロスに連れてって。

10/22-23 LAP忘れてもエイド食忘れるな

土曜。10時に長野マラソンのネットエントリー合戦が始まるが、今回は3分ですんなり繋がった。予想タイムと実績は共に一昨年の長野2:56’53"、出場回数は11回と入力しておく。その後10時28分に定員に達したらしい。もし間に合わなければ代わりに八ヶ岳の自転車ヒルクライムでいいや、と思ってたんだけどね。

Yayoi全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の下山誘導協力員報酬として箱入りのシナノスイートが届き、ここまであっさり用事が片付いた。松本バスターミナルまで駆け足して、予定より早めの特急バスに乗り込む。梓川の峡谷は黄葉が綺麗。安房峠を抜け、岐阜県の高山市街に到着した。三つ星ルートきっぷで予約しておいた金沢行きバスまで3時間たっぷり観光できる。まぁ普通に、古い街並みとか宮川沿いとかを歩く。やよいそばで高山ラーメンを頂き、駅前に戻ってもまだ半分時間が残ってる。もう1周! 土産屋でモナカアイスを食ったりアイスキャンディ食ったり、氷菓づくし。えるたそ〜

Tsudumi外国人で満席のバスは東海北陸道を北へゆく。白川郷あたりでもう外は真っ暗。渋滞の金沢駅前に到着し、ようやく本題の金沢マラソン受付を済ます。ほぼ駅構内で済むのは便利だが、EXPOはやっぱりしょぼい。あれ、もてなしドームの天井からファーwwwって落下するオブジェ、無くなっちゃったんだっけ。バス酔いで全然食欲が湧かないし、香林坊まで歩くか…。雨は止んでるし、勢い片町まで行ってみる。こうも歩き回ってしまっては、今日のうちに疲れを取る計画は失敗に終わった。しかも目ぼしい店は八時だョ全店終了。パッと食えるサイゼリヤで晩飯とし、BBAもといアパホテルだらけの街だが東横インにチェックインする。貧乏人向けと言われようが、テント泊が基本の自分にとっては超贅沢な設備だと感じる。

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Hall日曜。朝食バイキングは控えめに、のんびり支度してチェックアウト。リッチではないが、3分も歩けば香林坊のスタートエリアという恵まれたリッチのホテルだった。ウォーミングアップはあまりせず、給水をもらってAブロック後方に整列する。開会宣言の「昨年の課題を踏まえて出来る限りの準備をしました」に救われる思い。スタート前に消防団がやって来る。ヤァ!ヤァ!ヤァ!と威勢良く纏をくるくる回している。吹奏楽が響き、8時50分号砲。道が広くて、松本民としては羨ましい。序盤こそ通行規制もあって沿道の見物客は少ないが、武蔵、そして片町あたりは大声援。金沢マラソンと言えば強烈なマイカー信仰を持つ住民、そして観光客をも敵に回した第1回が黒歴史になっているし、今年もツイート検索をする限り相当の反発があるが、これだけ受け入れてくれる人達も居る。ようやく顔がほころんだ。

金沢城の周りを左回りに一周し、さらに緩やかに左回りする渦巻きコース。住宅街もさすがの声援が嬉しい。さて今回の目標はエイドの「食べまっしステーション」を完食しつつ、3時間10分を切るくらい。空は時折陽が差し、風が気になるが全体としては有利な追い風だ。最初の給食で皮ごとブドウを頂き、次は和菓子…カステラが出ていた。無くなり次第、別のきんつば等に変えるのだろう。次、お汁粉とお稲荷さんを両方頂く。そろそろお腹が痛くなって来ないか? いいや、日本一頑丈な胃腸を見せてあげる!(誇張)

30km地点がクライマックスの金沢カレー。今年はカツ乗せ!が紙コップに入っている。ワイナイナ=サンが立ち止まって余裕こいて食べている。私もゆっくり、美味しかった。流石に腹がたっぷんたっぷんでペースも鈍るが、周りのランナーの方がだらしないので順位はガンガンズンズングイグイ上昇。サプライズエイドでうどん入りめった汁を頂き、ラストのスイーツ給食はパウンドケーキ。コースを塞ぐヤクザのシーマは今年は不在で、さあ後はタイムだ。一箇所距離表示がだいぶずれていてビビったが、どうせLAP欠測も多いからいいや。いよいよ腕がじんじん痺れ、気持ちで押す最終盤。出来る限りのスパートでツェーゲン競技場にフィニッシュし、記録は3時間07分58秒(ネットは33秒引き)。追い風に助けられたのもあるけど秋マラソンとしては上々の結果。いやそろそろ秋もサブスリー欲しいな…。順位は10332人中204位で、Aブロックの面目を保ったくらい。爆弾の左足首痛はサポーターでしのいだ。

Finishタオル、メダル、アクエリ、味噌、バナナ、完走証やカニ入りつみれ汁を頂き、出店ゾーンで金沢カツカレーやジェラートダブルを買い食いし、お腹は完全にフルハウス。食い意地ばっかり、卑しくてゴメン。競技場の様子を見に行くと、常人離れしたオーラを放つ松本薫=サンが4時間ちょっとでフィニッシュする所だった。ランナー全員を見送った後からのスタートだった筈で、専門外の競技なのに凄い。金沢の格言で「弁当忘れても傘忘れるな」と云われるあるだけあって雨が降り出すなか、シャトルバスで会場をリーブ。金沢駅から歩いて旭新温泉という銭湯でさっぱりし、ガストのパフェで時間を潰し、駅で土産を買ったらがたんごとん、しんかんせ〜んの時間。かがやき号の車窓は富山の散居村や日本海を流し、1時間余りで長野駅着。後はしなの号でブログの下書きでもしながら、寒く乾燥した松本に帰る。やっとシナノスイートが食える。

そう言えば抽選制で2.3倍だった参加権利。走れただけでもラッキーだったうえ、予想以上に満足した。去年の富山マラソンとどっちが良いかは…すぐに結論は出ない。そして来年秋に第1回を迎える松本マラソンは大丈夫か、自分自身は何処で何をやっているのか。とりあえず脚休め。明日は有休を取れなかったし、風邪を引かないように今しばらく気を引き締めよう。

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