10/7-9 雨は降らん降らん 城ヶ島の磯に

クラシックギターで「城ヶ島の雨」のソロを練習中。それならやはり城ヶ島に行きたくなるし、神奈川県ついでに海老名で劇場版レヴュースタァライトを観たい。それらを軸に旅の計画を立てていたところ、静岡県沼津にある「あわしまマリンパーク」の経営がオタッシャ重点(手の施しようがないほど悪化している)との報道を目にする。いつ突然死するか分からない。

Yoki急遽予定を早め、木曜午前に所用を済ませたあとJR松本駅から列車に乗る。18きっぷに似た「秋の乗り放題パス(連続する3日間有効)」による鈍行の旅だ。今日は身延線経由、沼津駅まで。サンシャインカフェで夕食を摂り、定宿のグランドホテルで就寝。まどろんできたところで…地震! さすが東海地方はでっかい揺れるなぁ! しかし震源は千葉県で、沼津は震度3とのこと。ホテル9階なので長周期地震動による増幅を食らったようだ。

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Awa金曜、朝食バイキングを詰め込みチェックアウト。ジョギングで蛇松貨物線跡~御用邸砂浜などをつたい10数キロ、あわしまマリンパーク入口に到着。債権トラブルでAqours丸は差し押さえられたが、ちびAqours丸は健在のようだ。「これで淡島に渡れる」と安堵したのも束の間、昨夜の地震で島の水道設備が故障し、今日いっぱい休園になりますと告げられる。これはさすがにリトルデーモンの証(ツキがない)…。

作品の舞台を旅して、ただ「一緒、嬉しい」と感じたいだけのラブライブファンとしては、マリンパークの経営権が健全な業者に渡ることを祈る他ない。飼育生物が心配だし、現場スタッフさんたちのメンタルは持つのか…どうかお達者で。松月でみかんどら焼きを頂きつつ、やっぱり水族館めいたものが観たいので伊豆三津シーパラダイス(みとしー)に入場。富士山の眺めと共にイルカショーなどを楽しむ。

Rondoニュースによれば地震の影響で列車のダイヤ様がお乱れになっているので、早めに移動しておこう。路線バスで沼津駅に戻り、JR相模線の海老名駅に到着。ここのジャスコシネマ(元サティのワーナーマイカル)では驚異のロングラン上映をしているスタァライトに加え、その前作にあたるロンド・ロンド・ロンドもリバイバル、続けて鑑賞できるようになっている。しかも7番スクリーン、THXとやらの一番良い箱で。

ロロロはテレビ版の総集編、かと思いきや新作に近い出来栄えで、登場人物の行動原理が分かりやすく理解が深まる。そして、劇場版スタァライトは四回目の鑑賞になる。「同じ作品を映画館で観るのは三回まで!」というのが俺ルールだったのに、遂に破ってしまった。これは処方箋が必要だ。

相模鉄道の初利用で横浜駅に移動し、また安ビジホ。今夜は揺れるなよ。

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Canon土曜は寝坊したが、何とか朝食バイキングを詰め込み予定の電車に間に合わせる。京浜急行の三浦半島1DAYきっぷで、カナブン以南が路線バスを含め乗り放題になるというもの。京浜急行の横浜以南は初乗車。まず堀ノ内駅で下車しバスで観音崎へ。すぐにバスを乗り継ぎ、浦賀駅へ。また電車で堀ノ内に戻って乗り換え、南端の三崎口駅に到着。ここですぐ構外に出ず、次の電車の接近メロディを待つ。ふーねは ゆくゆくー♪ 「城ヶ島の雨」の転調部分が使われている。これをまず聴きたかったんだ。

Awasakiここから三崎漁港や城ヶ島が結構遠いのは、諸事情で鉄道が延伸出来なかったせい。日除けの帽子をして南へ駆け出す、のどかな丘陵地帯。ほんと、いつもと違う風景のジョギングは楽しい。通り矢を眼下にかつて有料だった大橋を渡り、城ヶ島に上陸。雨が降っていれば歌の通り風情はあっただろうけど、やはり晴れは気持ちが良い。まず北原白秋の記念館や歌碑に寄ってから、島の東側に向かう。元軍用地の開放的な公園になっていて、展望台からは遥か房総半島の鋸山を望み、渺々右に館山あたりか。海岸に降りると岩場探検がまた楽しい。下を見れば地層が縦になってて、うーん不思議だ。

一旦丘に戻り、南側も城ヶ島のアイコンと言える「馬の背洞門」に降りてから岩の浜を走り、西側の観光街へ。ジョギング終了10数キロ、せっかくだから何か食べて行こうよ。行列の店は避け、小浜屋でまぐろ漬け丼を頂く。しっかり、まぐろの味だ。

Sagamiまたバスに乗り三崎めぐりの様相。窓に広がる青い海よ〜♪ 西海岸を北上する3路線を乗り継いで、逗子・葉山駅から電車で金沢八景駅下車。さらにバスで朝比奈峠を越え、鎌倉付近は人がわんさか。疫病騒ぎがあろうがなかろうが、鎌倉・江ノ島エリアは土日に来る所じゃねーな。やはりバスは定時性に難ありどんどん遅れるが、やきもきするのは勿体ない。終電まで十分に余裕はとってある。JRスカ線の鎌倉駅以南も初乗車で、終点の久里浜駅へ。えらい複雑な乗車経路の旅も、京急で横浜に戻れば非日常は終了、乗り放題パスの最後で松本に帰るだけ。

淡島は無念だったが、他は予想以上に大満足な旅だった。さあ、あとはギターの練習に専念しよう。

→Facebook投稿: 城ヶ島の写真ほか計45点

9/25-26 鞍ヶ池は軽が楽

本来はフィールドディスカバリーゲーム三河上郷というイベントがあったはずの週末だが、疫病騒ぎにより再来月に延期となった。予約してある宿については、宿の人の気持ちを考えると、とてもキャンセルなんて出来ない。これまでのFDGの反省ランでもしに行こうか…。

Sanage土曜、JR中央西線を下る。愛知環状鉄道と名鉄瀬戸線を乗り継いで、終点の尾張瀬戸駅で下車。昼過ぎのジョギングスタートは、瀬戸物が並ぶ商店街から東へ進む。藤井聡太棋士の出身らしく、垂れ幕などが飾られている。盗難除の御利益があるという雲興寺までは狭いダンプ街道で、心苦しいランとなる。

ここから東海自然歩道というトレイルに入る。これを走ろうというのは昨日の思い付きだが、良好に整備されていて感動的。トイレが点在するし、ハイカーやランナーもそこそこ多い。休日なら熊の心配は無さそうだ。坂は急な所も多く、お泊り荷物を背負ってるし無理せず歩きを多く入れる。一旦大きく下って、また登って赤猿峠。

Ooiwaもうひと頑張りで猿投山の三角点山頂629mに到達する。北側に展望はあるが、あれだけ登った割には高度感が今ひとつ。もっとスッキリ晴れて御嶽山などが遠望できれば、また違うのかも知れない。遠くから見れば独立峰のような猿投山だが、このあたりはどこが山頂だか分からない地形で、実際最高点は「東の宮」の裏にあるようだが侵入出来ない。

瀬戸市から豊田市に入り、南へ下っていく。大岩展望台からは豊田市街地などを広く見下ろすことができて、素晴らしい展望。猿投神社まで降りれば一安心のトレイル終了。さらに南へ、FDG猿投で逃したスポットに一部寄りつつ、新豊田駅で時計を止める。4時間18分(27km)、旅ランとして程よいボリュームだ。定宿化しつつある豊田パークサイドホテルにチェックイン。

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Utsuku日曜、バイキング朝食をそこそこに食べてチェックアウト。小雨模様のなか、傘を差して東へジョギング。なんかすごい橋とスタジアムを経て、鞍ヶ池公園に到着。ここは10/24に行われるFDG鞍ヶ池の舞台だが、ピラータ音楽祭と日程が被り欠場することになった。音楽祭について「10/31は他用があってヤダ」と言ったのは私だし、11月に入ると寒いから10/24がベスト。一年間の集大成で、ギターソロだけでなくデュオもやるから最優先となる。

よってFDGはシリーズ戦も捨てることになる。上位プレーヤーというかヒールとしての盛り上げ役を自負していたので、何だか申し訳ない気分だ。埋め合わせにもならないが、須坂ロゲと迷っていた11/14はFDG三河上郷を優先する。

そんな訳で、未練がましく鞍ヶ池公園にやってきたのだ。ただの農業用溜池ではない。ほとりにはスターバックスコーヒーがあり、雨でもスポーツが出来る巨大屋根、植物園や動物園、若草山という芝の丘、スノーピークショップなどがあり、それらを園内バスが結んでいる。丸一日楽しめそうな、まるで遊園地である。長野県民としてとりわけ目を引くのが「美しの塔」…なんだコレ。美ヶ原高原の霧鐘塔を模しているようだが、詳細はどこにも記載がなく不明だ。

Yutori雨が強くなってきたので、ジョギングはここまで。スタバで一休みして、バスで豊田市街地に戻る。名鉄豊田線と地下鉄を乗り継ぎ、ナゴヤドーム前矢田で下車。ナゴドを間近で見るのは初めてだ。でっかいジャスコはさすがの人出で、フードコートの利用は諦める。菓子パンでいいや…。

大曽根から、名古屋の珍交通の一つ「ゆとりーとライン」を初めて利用してみる。専用高架を走るガイドウェイバスという仕組みで、定時性と急坂でのパワフルな走りが魅力だ。途中からは一般道に入り、ハンドル操作のある普通のバスとなる。最近沿線にコストコが出来ちゃって、思いっきり渋滞にハマるが。

高蔵寺からはJR中央西線、いつもの帰り道。イベントの延期にむしろ感謝したくなるような、多彩な旅だった。

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Flyerさて10/31の用事というのは「信州サイクルロゲイニング2021_安曇野Stage」である。運営の未来図さんとしてはサイクルロゲ事業を続けるか迷いがあったようだが、前回「空の道」参加者さん達からの絶賛を受け「やらない訳にはいかない」という事情のようだ。引き続き私がプランナーを務めることになった。最近はひたすら安曇野をサイクリングなりジョギングなりしていたし、図書館で郷土本を読みふけるなど情報収集に努めている。そろそろ地図が形になりそうである。

安全かつ楽しい地図を作ることだけが私の役割だが、やはり前回以上の参加者数と評判が集められれば良いなあと願うし、勝手にフライヤーも作っちゃう。もちろん当日はスタッフとして会場に詰めることになる。

7/23-25 灼熱のレヴュー “ワイ(ル)ドテレイーーーンバトル” 走って迷って奪い合いましょう。

金曜祝日、チャリを駆って信州スカイパーク南端へ。朝7時集合、もう汗だくに暑い。「信州空の道サイクルロゲイニング」…ここらで地形図を使う本格的なサイクルロゲイニングは初めてではないだろうか。そのプランナーとしてスタッフ参加できることは光栄である。イベント名も私の発案で、信州スカイロードを単に和訳しただけ。

Sky株式会社未来図さんが運営するサイクルロゲとしても初めてとのことで、今回は試行として30名のこっそり募集。結局20名ちょっとのエントリーとなったが、猛暑の時期、表彰もないのによくこれだけ興味を持ってくれたと思う。神奈川県などの遠方からの参加もあり、エントリー者は全員集合。なかなかない事だ。私はサイクリング用のウェアにヘルメットとグローブも付けた「正装」でプランナーとしての挨拶を行う。ランナーがサイクルロゲも作っちゃいましたではなく、自転車乗りの自転車乗りによる自転車乗りの為のロゲであることをアピールしている、つもり。

9時にスタートすると、残されたスタッフは暇。私はちょっとテレインの見回りに出掛ける。現時点で「ぼくがかんがえた さいきょうのサイクルロゲイニング」…皆楽しんでくれているだろうか。暑いけど、自転車は風を受けるぶんランニングより快適だ。にしても曇り予報だったのに何という夏晴れか。もし雨だったら相当数のDNSが見込まれ試行大会どころじゃなくなってたので、本当に幸運だ。

Park12時までにフィニッシュ、のはずが半数近く帰ってこない。サイクルロゲ自体珍しいので、距離感覚が難しいだろうか。途中棄権の連絡があった方を除き、まもなく全員帰還。事故や熱中症による救急車沙汰が無かったのが何より助かる。「楽しかった〜」との声が多く聞こえ、報われる思い。

優勝候補のWさんが少し遅刻し、トップスコアは私のギター仲間であるYさんに決定。前の美鈴湖サイクルオリエンで愛知県からお越し頂いたFDG代表の超人Tさんに次ぐ成績だった強豪で、今回も決戦用タイヤやオリジナルマップホルダーを用意するなど、真剣に勝ちを狙っていただけはある。私からロゲイニングのコツなど一般論を話すことはあったが、もちろんプランナーとしての情報は一切伝えていない。お互い気を使った所だ。

つつがなくイベントは終了。おもてなしの心に足りない部分があったなど反省点も多々。今日の経験が次に繋がるだろうか。この日、松本は最高気温34.3℃を記録。

その他、プランナーとして思いの丈はフェイスブックのアルバム形式でまとめた。

→Facebookアルバム: 信州空の道サイクルロゲイニング2021

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土曜、18きっぷで愛知県の高蔵寺へ。列車内のクーラーがキツいぞ、人類ホビロン。愛知環状鉄道に乗り換え、(万博)八草〜新豊田間は初乗車となる。こういうのが一番嬉しい。

Planetという訳で再びやってきたトヨタの地。とよた科学体験館の入口体温計で38.9℃と出てビビる。炎天下を歩いたからな。ほどなく冷めて、プラネタリウムのチケットを確保しておく。番組によっては満席になる人気館だからね。昼食後、時間潰しに名鉄三河線豊田市〜猿投間を電車で往復する。2両編成はS字カーブを描いて猿投駅へ。跨線橋からは猿投山の眺望。この暑さで登るのは無謀と思うが、明日のテレインに含まれるだろうか。

豊田市駅に戻ってもまだ時間はあるので、ジャスコシネマのあるKiTARAへ。大小のフィギュアが並ぶガチャコーナーが凄い。ラブライブスーパースターのガチャだけ引いておく。松坂屋はあと69日と表示されている。これだけ立派なデパートが閉店…残念である。とよた科学体験館に戻って一休みし、いよいよプラネタリウムの時間。さすが広いドーム、コニカミノルタのインフィニウムさんもなかなかの表現力で美しいスタァライトを描く。配信番組はヒーリングアース。響けユーフォニアムの滝先生などを演じる櫻井孝宏ボイスが、眠らせに来る。危なかったー。

パークサイドホテルにチェックイン。部屋の窓からプラネタリウムのドームが見下ろせるのは素晴らしい。

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日曜、ホテルの朝食をしっかり採って、おいでんバスに乗り込む。スマホ弄りはせず、このあたりの地形に目を慣らしておく。私たちはもう舞台の上。戦いは始まっているってことだ。棒の手広場前のひとつ手前、猿投神社前で下車し、朝のうちに落ち着いて参拝しておく。

Gateやって来ました「フィールドディスカバリーゲーム in さなげ」。専用アプリを用いたロゲイニング形式のイベントに、3時間の部と5時間の部合わせて300名以上が集まっている。私はFDGシリーズ第1戦に勝利しポイントトップであるだけに、ライバルをがっかりさせるような恥ずかしい戦いは出来ない。もちろん5時間でのエントリーだ。

で現状はというと、176kmウルトラオリエンで燃え尽き&足底の怪我で長期休養し走力リセット→トレーニング再開するも膝が痛くて走れない→30分、1時間、2時間と少しずつ走れるようになりかけたところ派手に転んで肋骨にヒビ→やっと深呼吸が出来るくらいに回復するも体重は例年夏の2kg増し←イマココ。

ろくに走れる脚ではないが、持ち前の暑さ耐性と読図力でどこまで上位を狙えるだろうか。既にかなり暑い9時30分、一斉にスタートを切る。テレインに猿投山はなく予想より南寄り。手のひら2つ分では収まらないワイドなテレイン、今回も半分くらいはカットする必要がある。ヨセで回収しづらい北東側から入るのがセオリーで、強そうな人はみんなこっち。現状唯一のライバルであるFチームさんがどんどん先を行き、とうとう視界から消えてしまった。もうだめだ。脳内はずっとワイルドスクリーンバロックという曲が流れている。戦う覚悟を鼓舞する歌だ。「歌って踊って奪い合いましょう♪」

Showa昭和の森に向かって、ある尾根から下りる道を行こうとしたら激ヤブ。プランナーが調査をした時は通れても、夏場はあっという間にこうなるのはロゲあるある。何というワイルドなテレイン。蜘蛛の巣だらけになりながら強引に下りるが、大幅なタイムロス。脚と腕が切り傷だらけで痛い。うろたえるな! 展望台からの風景は今日一番の絶景となった。南東に向かう道が立入禁止で、そっちはごっそり諦めて西へ向かう。後にして思えば幸運だった。

三河御船駅跡など、鉄道好きには嬉しいスポットも盛りだくさん。「みふね」と聞くとラブライバー的には三船栞子さまを連想する。歌って踊って奪い合いましょう〜(ちょっと違う)。トヨタ紡織工場前では相互フォローなIさんYさんのチームとスライド。実力近い者同士で組めるのは羨ましい。

それにしても暑い。自分に限って熱中症の心配は無いが、湿度が高いのか愛知式の暑さは正気を保つのが難しい。あの多治見に近いのだからそりゃ暑いわな。ランパック専用のフラスクを持ってくるのを忘れて、給水は背中に積んだペットボトルをいちいち取り出して行っている。ぼちぼち尽きたので購入しよう。自販機から生まれたてのドリンクは冷たくて美味いなあ。この日、豊田市は最高気温33.6℃を記録。

Mifune最西端エリアであのFチームが追いついて来て物凄い勢いでまた引き離していく。走力の差は如何ともし難い。欲張って大遅刻でもしない限りダントツで優勝するだろう。前回遅刻されているだけに、そこは抜かりないはずだ。私も中央の高得点は諦めてそろそろフィニッシュに直進しないといけない。ずっと登り勾配になることも計算に入れて、ギリギリか。

道沿いのスポットだけ回収しよう。19番、なんか写真例と撮った写真違くないか。でもまに、まに、まに、まにまにまに間に合わない!と焦っているので再確認を怠ってしまう。こうして3分弱残してフィニッシュ、すぐ日陰で休みたいところ、集計作業が辛い。一ヶ所写真送信エラーで加算されてない所は申し立てで認めてもらったが、19番がNGになっている。ああやっぱりね。こういうヒッカケが多いのが今回のプランナーの特色らしい。それでも何とか男子1位の座は確保したが…。

やはりFチームさんがダントツのトップスコアで、表彰式の順番が先になった男子勢の何と不甲斐ないことか。だが男子2位のKさんは富士登山競走の持ちタイムで言えば私より1時間近く速いスーパー超人。ロゲ慣れしたら怖い存在になるだろう。

Map_2シリーズ戦ポイントもFチームさんに逆点を許した。今日はあまり読図に問題は無く、走力というキラめきが足りなかった。差はまだ僅か。次は取り返してやるぞと、彼らが登壇する感想戦を見上げながら闘志に火を付けるのだった。FDG代表のTさんに挨拶して会場を離れる。帰りのバスは時刻の都合上、1kmほど小走りした上中山バス停から。やたら重い副賞を抱えつつ乗り継ぎがタイトで、ゆっくり食事もできぬまま猿投・豊田を離れる。また来るよ。

という訳でこのままフェードアウトという訳にはいかず、今年度はFDG愛知シリーズがイベント参加の軸になりそうである。元々そんなにたくさんやるつもりはないので、長野県内は既にエントリーした伊那ヒルクライムレースと乗鞍ヒルクライムを除き難しいかも。あと一とつくらい何とかしたい。

→Facebookアルバム: フィールドディスカバリーゲーム in さなげ2021(イベントの様子や通過証明写真など)

7/17-18 初オリエンに熱中しよう

Alcp一番暑い時間帯に走ることこそ暑熱順化の効果がある、と言ったら過激だろうか。土曜の正午ごろ自宅をジョギングで出発し、アルプス公園へ。ネイチャリングフェスタというファミリー向けのお祭りが開催中で、私の目的は一つ「地図読み探検ゲーム、オリエンテーリングをやってみよう!」。見知ったスタッフさんに上級コース(1900m)の地図を渡され「中村君なら説明要らないね、15分くらいで帰ってこれるね」と。いやロゲはともかく、こういうタイムトライアル形式のオリエンなんてやったことないんだけど…。

たぶん地図の下にある空欄に改札パンチみたいなのを順番に入れていくのだろう。タイム計測はセルフなので、時計を撮っておもむろにスタート。先週転倒して痛めた肋骨がひびくので、激しい運動は出来ない状態だ。それにしてものっけから別の尾根に登ってしまう大ミス。勝手知ったるアルプス公園で何で!?…やはり暑さで頭ぼーっとしている。まずコンパスを読みなさい。3つめの藪尾根でも蜘蛛の巣だらけになりながら右往左往の大迷い。後半はやれやれ走りで、結局24分19秒も掛かっちった。初オリエン、ほろ苦デビューであるが楽しかった。

その後は浅間温泉から美鈴湖に向かい、カフェピラータで遅い昼食。下山はもりの国から桜ヶ丘へ向かうトレイルを走る。しまった今日は熊鈴を忘れちゃった。でもいつも通ってる道だからヘーキヘーキ。そう思いつつ中間の謎祠手前、右手でガサゴソ!あっ動物!? 20mほど先、藪でもない所で背中を向けて逃げる物体は猿でもカモシカでもない、紛れもなく熊の成獣だ。もしかして俺、九死に一生を得た? 熊が居て当たり前の山域だけど、ここ数日は学生の大会で騒がしい自転車競技場と野球場に挟まれたこの場所にまさか出没するとは。油断せず備えなくてはいけない。とりあえず今日は口笛を吹きながら下りよう…。

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Kiyo日曜は木曽方面に出掛ける予定だったが、暑さにやられちゃったか昨夜から胃が動かず、立ち歩くこともままならない。昼まで体力回復を待ち、また暑い正午ごろ出撃。36℃予報のもと、チャリで山形村を目指す程度にする。大池地区の清水古道入口から、林道堂ヶ入線をアタック。距離4.3kmで460mアップする平均11%、筑摩野でも指折りの「長い激坂」だ。やはりこの体調ではバテバテで、清水寺前まで31分41秒の凡タイム。来月の伊那ヒルクライムレースに向けてもうちょっと脚力を付けたい。

さて直近の予定は、7/23(金)に信州空の道サイクルロゲイニング。これはプランナーとしての参加で既に入稿したのでもう頑張ることはないが、爽やかな晴天を願う。翌日は豊田市にチェックイン、日曜にFDGin猿投というロゲイニングがある。FDG第1戦は勝利したがフロック? 今回は惨敗してフェードアウトするか、次戦以降もヒールとして君臨できるのか、これは頑張り次第。攻めの姿勢が大事、願わくば猛暑になれ!

むらよしギムナシオン(参戦記)ページには2年前の知多半島ロゲイニングin東海市をアップ。これでやっと2019年の分を書き終えた。2020年は大半のイベントが中止だったので書くことは少ないはず。一気に今年分に追い付きたい。

6/26-27 勝手にツールド美ヶ原2021

Mochiウルトラオリエンテーリングによる足の痛みが引いて、トレーニングを再開。しかし長期のサボりがたたって今度は膝がすぐに痛む。ランニングも自転車も中途半端なまま、ツールド美ヶ原の週末を迎えた。もっとも大会そのものは中止、それでも集まる人々のために会場でアミノバイタル等の配布を行なっている。

土曜、乗鞍仲間6人が集結してスタート。去年はだべりながらゆっくり走ったが、今回は2年ぶりのタイムアタックとする。キャリアを外した軽量装備でなるべく本気で漕ぐ。・・・ペース配分は悪くないが、チェックポイント毎に脚力の弱体化が如実に現れる。最近換装したクランク(シマノバイオペースという逆楕円かつ175mm長の珍品)が合ってない可能性もあるが、それ以前の問題だろう。

Takeshiフィニッシュタイムは1:34'19"、全盛期より10分以上遅い結果となった。これがレースだったら唖然としてしまうところだが、走り自体はとても気持ち良いもので、やっぱり僕は自転車が、ヒルクライムが好きなんだと思う。今日はやたら電動アシストの高級機材を見かけるが、あれどうなんだろうね。

全員無事にフィニッシュし、無事に下山。ピラータに案内できたら良いのだけど、「千石」のデカ盛りにチャレンジするのが恒例となっているから仕方ない。山賊焼定食、去年よりは余裕で完食できた。その胃袋が問題なのだ。

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Hokora日曜、コンビニで市民タイムスという新聞を買ってくる。昨日いろいろ取材を受けていて、ばっちり写真が載っていた。これは嬉しい!(→WEB版

今日はジョギングで桜ヶ丘トレイル経由、カフェピラータへ。昨日のツールドフランスの話題でもちきりである。長居して、下山は雨につき舗装路で。

急激に増加している体重を止める術はあるのか。来月から頑張ろう。

5/14-16 距離的にありえんオリエン

Mazda金曜、JR飯田駅に降り立ちキラヤスーパーで買い出し。夕食は満津田で牛焼肉丼を頂く。飯田に来るといつもここ。今場所は三段目スモトリ・満津田の調子も良さそうだ。

シルクホテルアネックスにチェックインすると、ロビーで大会運営のKさんMさんYさんに遭遇。このご時勢で多くの方が出場を辞退され、あと戦友のGさんも辞退されたとのこと。明日は誰を追ってレースをすれば良いのか。

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土曜、朝食とFDGみよしの賞品にあったUTAサプリの試供品を摂取し、電車で元善光寺へ。ざっと60名が乗り込んでいて、つまり参加者の大半である。まずは寺の階段を登り本堂に手を合わせる。アイサツは大事。古事記にもそう書かれている。

Startウルトラオリエンテーリング・元善光寺-善光寺』コースプロフィール176km、累積標高3,020m・・・「そんなの絶対無理!」と思って当初はエントリーを見合わせていた。だがこれに出ておけば長野県のマラソンイベントに思い残す事は無いだろうと、だいぶ遅れてエントリー。以来、出来る限りの準備はしたつもり(ツーリングを楽しんでただけ)。カフェイン断ちによる頭痛も解消して頭は冴えている。受付で地図セットと専用GPS端末を受け取る。このGPS情報はWeb公開され、誰でも観戦できる仕組みだ。

午前6時、辞退された方々に申し訳ない気持ちを残しつつ、でも待ち焦がれたスタートの刻を迎える。地図上で指定されたコントロールと呼ばれる特徴物を、制限36時間で順番に写真撮影していくルール。とりあえず自分の順位が分かる位置でレースを進めたい。ところが二万五千分の一スケールにまだ慣れていない先頭2名が次々と、最初のコントロールを500m〜1kmオーバーランして引き返しを余儀なくする。その次の選手も分岐を見逃して、あらぬ方向へ走り去る。

…俺がトップじゃん。まぁちょっとだけ良い気でいさせてくれや。河岸段丘登りに入り、私も分岐を100mほど間違え、やはり追い付かれるのだが。コントロール「延命地蔵尊」は写真見本とだいぶ草木の生え方が異なり、しばらく走ったあと不安なって引き返して再確認、ヨシ! 176km走っといてDSQ(失格)は避けたい。

20km地点の飯島エイドはルールブック上は通過不要だが、貰えるものは貰っておこう。ところが現場では通過必須の判断で、その混乱で私がトップ到着になってしまった。・・・ここまで上位争いを演じてしまって、「La victoire est à moi(調子に乗んな!)」って方が無理じゃんね。かかり気味になって、駒ケ岳SAからはとうとう単独トップに躍り出る。ちょっとしたトレイルを経て善光寺…ならぬ光前寺、こまくさ橋を渡り北へ北へ。

Ina追い風は助かるが、いよいよ晴れて暑くなってきた。これは相当数のリタイアが見込まれる。伊那地方の国道や県道は狭くランニングには不適なので、配布地図には交通量の少ない推奨ルートを示すピンクのラインが引かれている。またその道を通らせるためのコントロール配置になっている。これが案外複雑で、ロゲイニング慣れしてないと心が折れるだろう。あまり頭が疲れないよう、ずっと真っ直ぐで良い道はあえて地図を見ないで心を休める。おっと、なるべく全ての通過市町村でマンホールを写真に撮るという遊び心は忘れない。

田切地形によるアップダウン、羽広観音へのアップダウン、暑さと給水不足にダメージを負いつつ63km地点の箕輪エイドにトップ到着。ヘッドライトの点灯チェックを受けて、ここからの地図セットを受け取る。エイド食はハッピーターンやカントリーマアムといった喉を通りそうにないものばかりだが、なるべく食べる。せめてバナナでもあれば…。配布スポドリもカロリーオフタイプだし。小さい羊羹2個を補給用に持ち出しリスタートする頃、Y選手が到着。強豪は私みたいにエイドでだらだらしないから、すぐに追い付かれるだろう。

案の定じわじわと追い付かれ、一気に追い抜かれる。ここまで本当に良い夢を見させて貰った。ツインターボばりの「大逃げからの逆噴射」が始まる。徳本(トクホン)水がコントロールになっていて水分不足は解消するが、今度は圧倒的カロリー不足に悩まされる。エナジージェルをちょびちょび摂っているだけでは足りるはずもなかった。事前にちゃんと計算をしていなかった私が悪い。

ルートは初期中山道・牛首峠へ大きく西に迂回する。とうとう歩き混じりになり、喉を通らないカロリーメイトを少しずつかじりながら峠越え。去年近くの蛇石キャンプ場で熊を見たから熊鈴必須な。ここからはほぼ知っている道で、ハッピードリンクショップがどこにあるのかも把握している。桜沢に下りて早速、弾けるレモンの香り、ポッカレモネード!…ってこれカロリーオフタイプじゃん。人工甘味料は滅びろ。コンビニでパルムアイスとタピオカミルクティーを摂り、やっと走れるようになるが3位転落。

Castleこの大会を知っていると言うジョガーに声を掛けられ、嬉しいけど心に余裕が無い。もうだいぶ暗くなってきたなか、村井から出川までピンクラインがえらい複雑。ツルヤスーパーに行くとき良く使う抜け道だが、踏切の使用は避けたい。とうとう反逆して国道・県道を進むことにする。カフェインドリンク解禁としてコーラを呷りつつ午後8時、114km地点の松本エイド(松本神社)に到着。いつの間にか2位に返り咲いているが、これも風前の灯火だろう。

ヘッドライトの他にスマホのバッテリーチェックも受けて、新しい地図を貰う。デポジット荷物の食糧少なすぎたかなー。半袖Tの下に長袖Tを着こみ、仮眠は取らずに出撃。このへんは自宅から500mの位置だし帰ろかな、帰りたい、おふとん夢の中…。四日目の月が沈み真っ暗な林道の防獣柵を越え、刈谷原峠は完全に歩き。下り坂もとうとう走れなくなり、眠気で目の焦点が合わずふらふら歩き。やはり私はここまでの男だった。挫折感に打ちひしがれながら順位も落ちていくが、自販機前でコーヒーナップ(小仮眠)をとり、歩けるようにはしておく。そうすればいずれゴールに着く。さすがの星空もあまり観察する余裕は無い。

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Tachi日曜、地獄の立峠に入った。山の中は松の花粉だろうか、ヘッドライトの光にずっと大量の粉が照らされている。喉がいがいがするわ。「山に体を立てちゃいけない、体を沿わせるんだ」という格言?を思い出しつつ、ふくらはぎが死ぬのではと懸念していたトレイルの急登は案外大丈夫。だが大腿四頭筋?の踏ん張りが効かず、坂を下るほうが困難になった。もう一つ中ノ峠を越え、命からがら137km地点、最終の西条エイドへ。メンタルもすっかりやられているのか、私にしてはスタッフとべらべらしゃべる。

自己最長距離は24時間ロゲイニングの時の132kmなので、もう完全に未知の領域に入った。2km区間だけ走れたが、歩きに戻る。もう一度数分の仮眠を取り、麻績へはまた推奨ルートと違う道を通る。草木も眠るウシミツ・アワー、国道もほとんどクルマ来ないしね。ガッタリを経て最後の山場、猿ヶ馬場峠へ。ロスト気味の他選手と少し協調しつつ、聖湖に登り着く頃には朝になった。ヘッドライトをしまう。

Kuwabara下り坂がますます無理になって、ここでリタイアすることもできず、気の遠くなるような長い時間を掛けて桑原集落へ。本降りの雨になりウインドブレーカーを着込むが、低体温症の心配も出てきた。稲荷山のコンビニに寄りコッペパンを購入すると、なんだ、ちゃんと喉を通るじゃん。これで走れ・・・ない。右足裏に激痛が走る。雨による靴濡れでアイシングされていなかったら、気絶もんだ。

「とうとう地図に長野駅が見えてきましたよ!」と嬉しそうな他選手。彼なりにここまで至ったドラマを感じ、私も少し前向きな気持ちになる。女性トップらしき(後日注:混合チームの方)にも抜かれつつ、丹波島橋で最後のインゼリーを投入。駅前からの参道はマスクを着用。トイレを探しているうちにまた順位を落とすも、善光寺信号直前で1人抜き返す。ここからは走行禁止でほどなく駒返橋、176kmフィニッシュ地点に午前11時23分37秒、つまりタイム29時間23分37秒、全体12番目での到着となった。記念撮影には笑顔を返すが、無心に近い。

Zenko徳寿院という宿坊に移動。全58コントロールの写真確認を経て、元善光寺&善光寺の御朱印を完走証として受け取る。DSQにならなくて良かった。シャワーを浴び、眠くならないうちにリーブ。改めて善光寺本堂にお参りすると、ようやく涙が滲んでくる。ここ数ヶ月は甲斐善光寺・関善光寺・元善光寺・善光寺東海別院・岐阜善光寺・善光寺大勧進・善光寺大本願そして長野善光寺(ようするに元善光寺サイトのリンク先すべて)を巡り「完走できますように」と手を合わせてきた。完走というか完歩になってしまったが、ついに成就できたんだ。「ありがとうございました!」。

大会カメラマンという激務をこなすHさんにも別れのアイサツをし、もうほぼ歩けないのでバスで長野駅へ。駅のエレベーターを使うなんざ、9年前の群馬遭難時以来だ。電車で松本に戻り、モスバーガーで1,400円の豪食。バスで帰宅…ここのバス路線を使うのも9年ぶり。

Prize敗因をまとめると、大逃げからの逆噴射、圧倒的カロリー不足、大腿四頭筋の力不足、右足裏の謎故障。勝因をまとめると、前半の地図読み(自分が一番短距離ではないか?)、暑さ耐性くらいか。まぁとにかく経験不足。かといってこれから経験を積もうとか、今はそんな気分じゃない。足が治ったところを、このレースのゴールとしたい。

→Facebookアルバム: ウルトラオリエンテーリング・元善光寺-善光寺2021

4/30-5/1 全身渋イェー

Kiri朝6時、松本の自宅から北へ、いつもの善光寺街道ジョギングをスタート。すぐに刈谷原峠の未舗装路に入り、熊鈴を鳴らす。走り始めの脚でも歩きが入るほどキツい坂。ウルトラオリエンテーリング本番ではおよそ120km地点にあたるが、どうなることやら。

次の立峠トレイルはほぼ登山道で、ふくらはぎを殺しに来る。今から強化できるかなあ。下りの石畳も走りづらい。麻績村セブンで昼食をとり、猿ヶ馬場峠へ。天気はまだ良好だが、下りトレイルはぬかるんでいるのが難儀だな。桑原宿まで下り座って靴の汚れを落としていたら、鳥の爆撃を食らう。帽子があああ。

Zenずっと似たような右カーブの道で考えるのを止めるころ、丹波嶋宿へ。犀川を渡って参道を登れば長野善光寺到着、60km余りの道のりだった。最近隣県の善光寺巡りをしていたが、やはりここはデカい。昔の善男善女が感動の涙を流した気持ちがよく分かる。大本願、大勧進、善光寺本堂をお参りし、御守も授かっておく。

今回のジョギングはあとちっとだけ続くんじゃ。東へ村山橋を渡り、須坂駅前へ。以前に群馬県境の毛無峠までジョギングした道と繋げた。ここでいよいよ雨が降りだし、もう電車に乗ってしまおうか五分五分で迷う。雨よけの帽子が使えないのも悩ましいが、やっぱり予定通り走ろうよ。北へ向かい、道の駅小布施へ。走路がジグザグしているのは距離稼ぎもある。

Yuda中野市街へ向かう頃ようやく小康状態になって、大きな虹が現れたのはサプライズ。登山列車の様相となる長野電鉄線と何度も交差しながら、終点の湯田中駅に到着。ローソンで最後の補給をとり、もうひと頑張りで渋温泉。ちょうど100kmで今日のジョギングを終えた。夜8時、チェックインの都合を考えるとこれくらいが精一杯だろう。途中で諦めた別世界線の自分に「ざまーみろ」。

宿は養田屋旅館。内湯は熱くて入れないが、屋上の露天風呂はいい感じ。無粋な電灯を(勝手に)消して空を眺めると、春の星座たちや流れ星。こんな贅沢なかなか無い。だが本来、ゴールデンウィークなら賑わってないといけない。今夜の客は私ともう一組のみ。時節柄とは言えなんてことだ。会食を伴わない一人旅ならがんがんすれば良いのだ。普通はそんなことしないか?

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Shibu朝起きたらマスターキーを持ち、浴衣に下駄で外湯巡り。渋温泉宿泊者の特権である(今は大湯のみ日帰り可能になったらしい)。さすが良い雰囲気の街で、モンスターハンター「ユクモ村」に模したイベントがあったり「千と千尋の神隠し」のモデル館があったりするだけのことはある。とは言えやたら熱い湯が多く、かぶるのがやっとの所も。九ヶ所のうち五ヶ所を巡って宿に戻ると朝食タイム。ボリューム十分、味は満点、山菜も嬉しい。

地獄谷野猿公苑でもまた散歩して湯田中から電車で帰る予定だったが、体調良好で今日も走れそう。渋峠を越えて草津温泉なんて夢だが、昨日の今日では無理ぽ。路面凍結との情報もあるし…。ジョギングで夜間瀬から北へ、無名の峠を越えて須賀川地区へ。さらに下りて木島平村を経由し、飯山市「菜の花公園」に到着。凄い香り。花の名所としても県内有数で、一度は見てみたかったんだ。だが斜面いっぱいではなく段々畑状だったりで、映える写真を撮るには工夫がいる印象。

Nano

千曲川を見おろす景色は絶好で、その河川敷にも広い菜の花畑が見える。あっちも行ってみよう。という訳で「道の駅花の駅千曲川」前へ。すっかり黄色に包まれるし、将来もっと畑を広げそうな気配もある。相当ゆっくりだったけど、飯山駅まで33km走ってトレーニング終了。鈍行で松本に帰る。

相変わらずウルトラオリエン176kmを完走できるイメージは湧かないが、必要な装備や、今からでも強化すべき点など見えてきた。これが最後の長距離練習というのも寂しいが、万全の体調と準備で本番を迎えたい。

4/17-18 DREAM SOLORUNNER

Okosama土曜に普通列車で、やっとかめ…でもなく6日ぶりに名古屋へ。喫茶マウンテンの激甘スパ登頂スタンプカードが満了していたのでそれを使いクリームソーダと、「大人のお子様ランチ」を頂く。予想以上のボリュームでお腹いっぱい。

多度神社や蟹江西に行こうという計画もあったが、土砂降りの雨予報に負けて断念した。代わりに地下鉄西高蔵から東側に歩き、熱田ジャスコの屋外駐車場で開催されているサイクルスポーツデイズというイベントを訪ねる。目玉のロードバイク試乗が中止となっており、今日は物販がメイン…確かにお買い得かもね。乗鞍王者の筧選手・中村選手・森本選手、さやパカさん・MIHOさん・なななさんらによるトークショーを見るが、スピーカーが遠くてあまり聞き取れず。ラッキーバーガー(ピエロではない)のローストビーフバーガーは予想以上のボリュームでお腹いっぱい。

Talk前売1000円の入場料を払った価値があるかは微妙で、雨でも、雨だからこそ楽しめる工夫が欲しかった(東京スカイツリーみたいな)。おかげで空いてるのは良かったし、時間を潰す目的は果たせた。もうズボンの裾はびしょびしょだが、トレッキングシューズを履いて来たので靴の中は乾燥している。さすがスポルティバ。

西高蔵の西側にある名古屋国際会議場センチュリーホールに向かうと、昼の部の参戦者たちがぼちぼち帰り道。いったいどんなだったのか? わくわくしながらやって来ました「響け!ユーフォニアム」定期演奏会、夜の部。アニメ劇中の曲を実際に洗足学園音楽大学が演奏する人気の吹奏楽コンサートだ。去年東京で初参戦するはずだったものの、公演4日前に急遽中止が決定…。ただ座って拍手する程度の集まりでそんなに警戒する必要があったのか、その世情に対し今でも少し根に持っている。今回もまた数字上では疫病の波が来ていて、サイクルスポーツデイズではいくつかのブースが参加を取り止めていたほど。この定演も数日のズレがあれば中止の判断だったかも知れない。

Ticket間引き席で客数が半分になるし、ファンが殺到するような物販もない。そのぶん謎ジオラマが付いたチケット代は12500円と高かった。それだけ払って2時間、何も感じなかったらどうしよう…。一階席のやや後ろで、少し不安になる。緊張するブザー音の後、開演。

スクリーンにアニメ1期1話冒頭のシーンが流れ、「地獄のオルフェ」の演奏から始まる。そう来るか…。今回はこの演出で、時系列に沿って作品を振り返る構成になる。TRUEさんのボーカル曲もすんごい伸びやかで、マイクいらねーだろってほど。ホールの響きも極楽浄土で、聴いてて涙がどんどん溢れそう。ある意味お目当てだった黒沢ともよさん、朝井彩加さん、安済知佳さん、豊田萌絵さんの声優トークコーナーが箸休めになっている。

Century劇中で名古屋国際会議場センチュリーホールは全国大会の舞台となっているが、実際ここでユーフォ定演が開催されるのは初めてとのこと。そう、2期クライマックスの課題曲・自由曲シーンを初めて完璧に再現している! さらに「リズと青い鳥」も圧巻で、スクリーン上の演奏とリアルの演奏が完璧にシンクロしている。実質ラブライブ!?

他にも手拍子楽しい「宝島」や、しっとり聴かせる二重奏、先月リリースされたばかりのドラマCDからの選曲など、感動と驚きは書き切れない。京都アニメーションの件や自身の罹患をも内包したと思われる声優トークに、結局は泣かされるし。こうして2時間とちょっとが、新たなる希望を胸に終わるのだった。これだけ心が動くってことは、俺はまだ生きてるってことだ。

雨はほぼ止んだし、栄まで5km歩こう。失われた水分をファミレスのドリンクバーで補充しつつ、グレイスインホテルにチェックイン。

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Sobue日曜、小倉も乗せられるパンのバイキングをガッツリ頂いてからジョギング旅スタート。名古屋城ビルを堀の向こうにチラ見してから西へ、県道67号を進む。晴れ予報だったが、時折黒い雲が上空を通過し雨を降らせる。清州城ビルは電車から度々見えるけど、こうして間近で見上げるのは初めてだ。

大都会を離れ、田園風景の稲沢市へ。最後はちょっと迷いつつ祖父江の善光寺東海別院に到着。本殿がまさにミニ善光寺の構え。「かいだんめぐり」は途中真っ暗なものの、錠前のある中心部は謎ジオラマが輝く! これはこれで極楽浄土かもね。少し戻る形で森上(もりうえ)駅まで走り25km。トレッキングシューズだとこれくらいが限度だろう。

Inaba名鉄尾西線は素晴らしいローカル旅情。電車を一宮で乗り換え、岐阜まで移動する。手段を徒歩に切り替え、新緑まぶしい金華山へ。麓にある伊奈波善光寺にお参りして、これで飯田元善光寺に縁深い所はだいたいコンプしたんじゃないだろうか(長野・甲斐・関は既訪)。また美濃国三宮にあたる伊奈波神社にもお参り。凄く良い所だが、ここで土砂降りの雨になってしまった。軒下で待てどなかなか止まない。

登山は諦めて、福丸という店の薄皮たい焼きを注文。焼き上がりを待っているうちに、ようやく晴れた。しかし一度折れてしまった心を再び奮い立たせるのは難しい・・・なんて事を言ってたら響けユーフォニアムだって次の曲が始まらない訳で。また泣きたければ、さあ歩け。それにしてもこのたい焼き、今川焼並みの激安にしては旨いな。リピート決定。

Kinka岐阜公園から百曲り登山道をガンガンズンズングイグイ上昇していく。硬い堆積岩が斜めに露出している様は悠久の時を感じる。いずれこの山もプレートテクトニクスに沈むだろう。人間の何と刹那なことか。急坂も標高差300m程度だしあっという間にロープウェー山頂駅に到着。もう少し歩けば展望台がある。この景色が見たかった! 濃尾平野を一望するパノラマが素晴らしい。

岐阜城ビルはスルーして、めい想の小径を下山。他にも登山道はいくつかあるので、また来たい。帰りの時刻が迫り、急ぎ岐阜駅へ向かう。御鮨街道を歩いていると空穂屋(うつぼや)という歴史めいた建物があり、焼きドーナツを売っている。食べ歩きに丁度良く、油で揚げていない優しい味が沁みる。これもリピート決定。

柳ヶ瀬アーケードを通りつつJR岐阜へ。でも乗るのは名鉄の方。ちょっと高いが名古屋の名鉄バスセンターに直結だし。あとは高速バスで松本に帰る。登山に始まり登山に終わる、全部思い返すのも大変な夢の二日間だった。

4/10-11 三河と尾張の間には 今日もさんさんの陽が注ぐ

Miyada本当にやるのか難行苦行、無間地獄、懲役七時間…。中央本線・飯田線544Mは上諏訪から豊橋まで96駅を6時間54分掛けて走破する、現時点で日本最長“時間”の列車である(寝台特急や環状運転を除く)。絶好の天気で伊那谷に入ると車窓西側に中央アルプス、東側には南アルプスが流れる。乗り通すのが目的だから、ランニングの方が早いと云われる伊那上郷→下山村(下山ダッシュ)もじっと我慢の乗車を続ける。数分停車する駅では外に出て伸びとかするけど。車両そのものは313系の転換クロスシートで快適だ。

Tenryu天竜峡を過ぎると魅惑の秘境区間。景色は西側車窓の方が良いが、東側だと「渡らず鉄橋」が見られる。表定速度31km/h、列車はだいたい定刻通り愛知県の豊橋に到着。お疲れ様でした!青春18きっぷ最終日かつ土曜だけあって、同じ区間を乗り通す同業者の多いこと多いこと。

東海道線と愛知環状鉄道を乗り継ぎ新豊田で下車。ここがトヨタの城下町。少し駅前を探索してから3km歩き、ABホテル豊田元町にチェックインする。ちょっとした夕食が付くのが良い。足りない分は向かいのバローで調達。体調に不安があり、大浴場は使わず部屋のシャワーで済ませる。

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Morn地平線から朝日が差す日曜。体調も絶好に戻り、バイキング朝食をガッツリ摂る。少し早くチェックアウトしたのでバスは使わず4km歩いて、みよし市の会場へ向かう。みよし市…? 恥ずかしながら徳島県にあるのかと思ってたくらい知らない土地だが、調べてみたら名古屋と豊田を結ぶ飯田街道沿いにある、フェザーン自治領めいた所だ。ここで行われるのがフィールドディスカバリーゲーム in みよし、FDG愛知ツアーの記念すべき初戦である。主催者さん達もドキドキだろうな。FDGとは何ぞや。まぁほぼロゲイニングなんだが、写真撮影・通過証明(チェックイン)に専用スマホアプリを用いるとか、チームではなくソロ参加でも冷遇されないのが違いか。今後はオリエンテーリング形式とかあるかも知れない。

集まった参加者は約270名とのことで、この中で上位を目指すのは容易でないと気後れする。何かハーフマラソン1:12位で走っちゃうランナーも居るみたいだし(自分はベストでも1:24程度)、男女混合の強豪「Fチーム」さんも気掛かり。何とか対抗すべく、いつものトレランシューズではなくマラソン用の匠練ブースト2を持ってきた。

Sakai長野県内の大会でもよく顔を合わせるYさんIさんと再会しつつ、競技説明を経て緊張の地図オープン。予想通りスタート・フィニッシュ会場はほぼ南端にある。スポット(コントロール)数は制限3時間にしては全44とロゲ規格外の多さがあり、いつもはパーフェクトを目指す強豪でも数多の取捨選択を迫られる楽しさがある。事前の計画では左回りだったが、市中心街と会場東側に散らばる低得点スポットを後回しにするため、西側の外周を突っ走る作戦に変更した。

9時30分スタート、参加者が四方に散らばる。スポットに着いたらスマホ画面上の地図からスポットマークをタップするか、一覧から選ぶかしてカメラモードにし撮影!…までは良いが、そこで謎のフロッピーアイコンが小さく表示されて、これを慎重にタップしないと保存されないというトラップがある。「シャッター音が鳴ったら保存されている」のが普通の感覚だと思うのでそうして欲しいが、セキュリティ上の制約でそうなっているのかも知れない。一昨年の知多半島ロゲイニングin東海市でもアプリを使用したので、チェックインに手間が掛かるのは知っていた。だからこその、数より高得点志向の戦略を取っている。さらに今回は先月の朝日村で惨敗した反省から、以下の点に気をつける。

  • スマホが暴走しない設定にする
  • きちんと歩行者用信号を守る
  • 初めからフルマラソンを意識したハイペース

Kurozasaそれでも思ったより時間は掛かるもので、東郷町に跨る西端を一気に北上するも、愛知池付近で時間半分を過ぎてしまう。ここは木曽谷を水源とする愛知用水の調整池で、知多半島にまで続いているのが感慨深い(灌漑だけに)。ゆっくり探索したいが今は競技中だし、のんきに風景写真を撮る余裕もなくなった。スタートから一番遠い所で折り返すべしという基本戦略からだいぶ遅れたが、最高点の53番スポットにアプローチを図る。北西側が崖なのを見抜き東南から登り、水道施設で行き止まり!?…よく見たらフェンス沿いに踏み跡がありそれを進むも、また道が無くなる。この地図は合っているのか間違っているのか? 少し思案したが、今回は全面的に信用しよう。あるべき方向に藪を漕いでいったら見付けた、黒笹三等三角点。ここをほぼタイムロスなくチェックイン出来たのは大きい(30分彷徨った人もいると聞く)。

Route残り1時間6分、メイタンカフェインを投入して急ぎ南下の旅が始まる。ぼうっとして数回のオーバーランをやらかし、終盤の地図読みに課題を残す。ますますピンチだが、東端の40番を含む高得点三ヶ所を取らないと勝ち負けにならないので無心で回る。その後、三好池に向かいかけるも無理であることに気づき、まっすぐ南下。後悔すべきルートミスを残しつつ、猛スピードでフィニッシュに向かう。確実に遅刻するであろう、ゆっくり走っている大勢の人達をゴボウ抜きしていく様は、パニック映画で自分だけ助かろうとする小者めいている。こうして2時間58分45秒でフィニッシュ。最後の最後でアプリ操作に手間取る可能性を考えれば、ぎりぎり妥当なタイムだろう。

スコア725/1200、スポット数は22/44で半分しか取れなかった。でも入賞してるかもという手応えはある。得点申告後しばらくして呼び出しを食らったので、GPSエラーか何かかと思ったが「あなたが最高得点なので、インタビューに使う大地図にルートをマーキングしておいて下さい」とのこと。・・・もう、膝を何度も叩きたくなるくらい嬉しい。去年無冠に終わったうえ前戦は惨敗で、もう自分が上位戦線に割って入るのは無理なのだと考えていたからだ。愛知式の強豪相手にキンボシ・オオキイ!

Fin東海市以来のポディウム中央に立ち、インタビューを受けるのも嬉しい。小者なので気の利いた事は言えないけれど…。ちなみに総合2位はあのFチーム。スポット数は私よりずっと多く、僅かな遅刻がなければ同点だったはず。やはりこのチームには勝ち切れない。上手くいかない点が多々あったのはお互い様だろう。なお遅刻者続出は主催者が意図していた事らしい。

何人かに「一体何キロ走ったんですか?」という質問を受けたが計測しておらず「だいたい30キロくらい」と答えていた。後にジョギングシュミレーターで測ったら33km、表定速度5'25"/kmでロゲ形式としては自分でもびっくりのハイペース。洪積台地特有のアップダウンはあるけど長野県に比べれば平坦な地形だし、スタミナ重点の練習も奏功した。沢山の副賞を手に会場をリーブ。まだ地図読みは続く…近くのバス停まで。乗り合わせた他の参加者とロゲ談義が出来たのは幸い。

Mountain地下鉄「いりなか」で途中下車し、もう一山登るぞ。負けたら罰ゲームで来るはずだった軽食喫茶マウンテンで、何でまた激甘スパゲッティを注文しているのかね。数日カフェイン絶ちをしていたのでストロングコーヒーも旨い、旨すぎる。登頂スタンプカードが数年がかりで無事満了したので、また名古屋に来なくちゃ。帰りは特急券をポンして長野県松本へ。さあ副賞の一つ、日本大正村の光秀バウムクーヘンを夢のホール食いだ。

→Facebookアルバム: フィールドディスカバリーゲーム in みよし2021(全通過スポットほか)

3/26-27 伊那谷のバラード

Ento金曜の朝、松本から南へジョギングスタート。中央分水嶺である善知鳥峠を越えれば、あとは下り基調だ。シューズはニンジャめいたハンゾーU、ウルトラ向けを謳うクッションモデル。膝の負担を感じるのが早い気がするが、そのうち気にならなくなる。

伊北インター付近から西へ少し登り、いくつかの円筒分水を見る。まだ水を通す時期ではないようで枯れている。走行ルートはジョグで通ったことがないという理由で伊那西部広域農道を選択したが、歩道が少なくてやや心苦しい。

Alps過去に二度ほど飯田を目指してジョギングし、途中の駒ヶ根で力尽きていた。今回はまだまだ行けるぞと、国道153号の旧道にルートチェンジして進む。ハイウェイみたいな造りのバイパス程ではないだろうが、歩道もあって快適かな。田切駅に寄ると「アニメ聖地巡礼発祥の地」碑がある。諸事情で?作品名は書かれてないが、暗号で分かるようになっている。「究極超人あ~る」まだ観てないや。

国道がバイパスと合流して、中川村坂戸峡からはまた歩道が未整備気味となる。単に飯田へ向かう目的なら、天竜川の東に渡った方が良いかも知れない。「これ旧街道かな?」と思って細い道を進んだら妙なところに迷い込むし。少々距離が延びるぶんには問題ない。途中の食事はコンビニ2回、持参のカロメ1回。

Mazda暗くなって元善光寺に到着。もう誰も居ないし、ちゃんとしたお参りはまた明日。もう少し進んで、飯田市街地の満津田食堂で時計を止める。三段目スモトリ「満津田」の写真がドーンと飾られている、地元民で賑わうボリュミーな店だ。時節柄時短営業の折、間に合って良かった。102km走った後だと相当胃が弱っていて、上トンカツ定食を完食できるか焦ったが、美味しいので何とかなった。

走行時間は小休止を入れて12時間34分。終盤にペースを落とさないことが目標だったが、やはり身体じゅうが言う事を聞かなくなって少し緩んでしまう。先月の甲府行き101kmに比べれば、少しだけ余裕あるかな。

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Kabu土曜、ホテルオオハシ飯田で迎えた朝。楽天予約可能かつ長野県民割が効くのがここだった。このクラスのビジホにしてはえらい豪勢なバイキングでびっくり。この私が全種類取り尽くせなかったほど。今日も良い天気で、せっかくだから少しジョギングしていく。まーず心肺にエンジンが掛からないのでゆっくり南へ登る。飯田山本ICから東へ。

この辺鄙な山奥に伊那谷道中というテーマパークがあった。テレビCMが頻繁に放送されていたので、長野県民なら誰でも知っているだろう。ケフィア騒動のあおりで潰れてしまい、その後どうなったのか気になるところ。駐車場入口から立入禁止で、無理せず遠くからゲートを眺めるにとどめる。建物はあらかた残っているようだ。

Mihoこんなダークツーリズムが動機だったが、峠を越えてからの三穂地区は南アルプスをも望む見晴らしが良く、思わぬ旅のハイライトになる。所々に山桜が咲き、まるで桃源郷のよう。実際の生活は大変だろうけど。天竜峡駅までで20kmのジョギングを終了し、吊り橋への遊歩道をぐるっと散策する。次の機会があれば高速道路橋を利用した「そらさんぽ天龍峡」まで足を伸ばしたい。18きっぷで飯田線に乗り帰途につく。

もう脚も心肺も終わっているが、下山村駅で途中下車。飯田線がΩカーブを描く所をランニングでショートカットし、同じ列車に追い付くというエクストリームスポーツ「下山ダッシュ」を敢行する(これも究極超人あ~るを元ネタの一つとする)。キツい登り坂だし信号待ちもあるし、列車は回復運転て急いでいる。伊那上郷駅が見えてきた所で踏切が鳴り出し焦ったが2km走行13分半、ぎりぎり間に合った。

Butai次の元善光寺駅で再度途中下車。元善光寺の戒壇巡り(無料)をやって、寺務所で足腰健康守を授かる。これでウルトラオリエンテーリングは大丈夫だ。隣りの麻績神社にもお参りし、舞台桜と石塚桜を見ていく。趣の異なる二本の巨大なシダレザクラ、見事・凄いという言葉が似合う。昨日ライトアップされているのを遠目にしたけど、これだったんだ。

危うく次の電車に乗り遅れるところだった。辰野からわざわざ小野を経由するなど、昨日のルートを振り返りつつ帰宅。

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日曜、身体に故障がないか確かめる目的で自転車に乗り、御射春宮ルートで美鈴湖ピラータへ。長い登りではないが、つい心肺を追い込むスイッチが入る。今の自分にはこれが必要だったんだ。店で頂いた碧志摩メグおみくじによれば今年は大吉。偶然を大切に。

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